週末のウクライナ情勢次第か
ニューヨークダウは、緊迫化するウクライナ情勢や、さえない企業業績を嫌気して売られ、前日比140.19ドル安の16,361.46ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ウクライナ情勢が緊迫化していることから逃避買い(利回り低下)が出て、暫定値ながら前日比0.015%下げて2.666%で引けました。
原油価格は、週末のポジション調整から売られ、前日比1.34ドル安の100.60ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢が緊迫化していることから、逃避買いの動きが優勢となり、前日比10.20ドル高の1,300.80ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、海外に入り、ウクライナ情勢緊迫化からリスクを回避しようとする円買いが強まり、一時101.96の安値をつけました。
その後は、102.21近辺まで買い戻されました。
EUR/USDは、1.3830-50近辺で小動きでした。
EUR/JPYは、ドル/円に連れて141.03近辺まで下げた後、141.42近辺まで反発しました。
ドル/円は、表向き、確かにリスク回避の円買いもありましたが、それ以上に、ロング筋のポジションを切らせようとする動きが続いたものと思われます。
しかし、102.00が割れても、下げは加速せず、それほどマーケットがロングではなかったものと思われます。
尚、週末、ウクライナ情勢がさらに緊迫化すると、再度下値がテストされるものと思われますので、週末のウクライナ情勢には警戒を要します。