消費者物価指数、マーケットに大きな影響
ニューヨークダウは、医薬品のメルクなど好決算を発表したことから上昇し、前日比86.63ドル高の16,535.37ドルと3週間半ぶりの高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、日本時間5月1日未明のFOMCによる金融政策決定を控え調整ムード強く、暫定値ながら前日比0.005%下げて2.695%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢に加え、リビアの国会議事堂で起きた銃撃事件への警戒感もあり上昇し、前日比0.44ドル高の101.28ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢への懸念はあるものの、市場は冷静さを取り戻し上値は重く、前日比2.70ドル安の1,296.30ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時102.79近辺まで上昇したものの、発表された3月の独消費者物価指数が前月比-0.2%と予想の-0.1%を下回り、EUR/USD、EUR/JPYが急落したことを受けて、102.50近辺まで軟化しましたが、引け際再び
買いが強めとなりました。
EUR/USDは、独消費者物価指数の悪化に伴い急落し、一時1.3805近辺まで急落しました。
EUR/JPYも、141.59近辺まで急落しました。
最近、世界各国の消費者物価指数の発表が、大きな影響をマーケットに与えており、無視できません。
昨日発表された独消費者物価指数の悪化は、EUR/USDの急落を促しました。
尚、ドル/円は、本日は30日で5・10日(ごとうび)にあたり、輸入決済がまずは出てくるものと思われますが、その後は輸出企業の売りも強まるものと思われます。