まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
ドル高が続いています。
次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
9月16日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング79,552枚vsユーロショート216,701枚、ネットユーロショート137,149枚(前回ショート157,505枚)です。
尚、同時点の円は、円ロング37,617枚vs円ショート120,799枚、ネット円ショート83,182枚(前回ショート100,673枚)です。
ユーロも円も、ネットショートが若干減っています。
9月16日に、17日発表のFOMC声明でゼロ金利付近に据え置くとの文言を温存するというウォール・ストリート・ジャーナルのヒルセンラス氏のブログ記事が出たことにより、全体的にドル買いポジションを落とす動きが強まったことから、ユーロと円のネットショートが減ったものと思われます。
さて、今週ですが、「相場が若い」という言葉があります。
この言葉は、トレンド相場の初期段階の動きを表す言葉です。
つまり、トレンド相場の初期段階は、ほぼ一直線に相場は動きます。
今回の場合であれば、ドル/円の上げがまさにそういった動きとなっています。
この「相場が若い」段階では、今回のドル/円の上げを例にとって申し上げますと、この上げに半信半疑のマーケット参加者や、それ以上に多いのは、上げだとわかっていても、上げが速くて乗り切れないでいるというマーケット参加者が大勢を占めているということです。
ですから、上がっているわりには、ロングポジションは積み上がっておらず、むしろ、「高くて買えないので」売り上がっているマーケット参加者も多いため、さらに相場を踏み上げる力となります。
つまり、「これはもう上がるしかない」とマーケットが完全にフィーバーしていないことが、皮肉にも相場をさらに上げるとことになっています。
また、最近のドル/円の値動きは異常です。
押しがほとんどありません。
これは、もちろん、投機筋の押し目買いオーダーもあるとは思いますが、それ以上に実需である輸入企業が買えていないものと思われます。
ですから、「押し目買いに押し目なし」の状況になっています。
やはり、買わなければならない実需が買い、買えていない投機筋、あるいは売り上がってショートになっている別の投機筋が、「これは買うしかない」という決定的な理由が突きつけられない間は、相場は上げ続けるのではないかと思います。
相場は、何者をも熱狂の渦の中に引き込む魔力があります。
しかし、そうした地合いがなければ、相場は一服しないものです。
トレンド相場でのスタンスは「ド天井を自分で買うつもりで、またド底は自分で売るつもりで」いることが大切です。
EUR/USDも下落トレンドの中にいますが、目先のサポートは、2013年4月4日の安値1.2745です。
これを、すんなりと割り込むかが注目です。
EUR/JPYは、やはりEUR/USDが1.2745のサポートをすんなり割るかどうかによって決まってくるように思います。