地図
私の好きなもののひとつです。
地図を見ていると、全く飽きません。
なにが、そんなに好きなのかと言えば、地図を見ることで、実際の風景を思い描き、地図の先がどうなるかワクワクしながら、見ているからだと思います。
そういう意味からは、相場のチャートも、私にとっては、地図の一種のようなものです。
昔、ロンドンに駐在したばかりの時、車を購入しました。
しかし、ロンドンの道は、非常に複雑で、たとえば、南に行くためには、まず北に行かなければならないといった具合に、ぶっつけ本番では迷いに迷ってしまいます。
この時、大変お世話になったのが、「A to Z」というロードマップで、ロンドンのありとあらゆる道が、一方通行かどうかも含めすべて掲載されていました。
ロンドンの道は、いくら狭くても短くても、必ず名前がついていて、それもすべて網羅されていました。
いつも、車で新しいところに出かける時は、事前に地図でコースを確認し出かけました。
そうして、ジグソーパズルのピースがひとつひとつくっついていくごとに、だんだんにロンドンの全容がつかめて行きました。
ある道と、以前に走ったことのある道がつながるとパッと景色が広がったようで実に快感でした。
この感動は、カーナビでは味わえないと思います。
しかし、カーナビに現在助けられていることも事実です。
新しい場所に行くばかりでなく、すでに行ったところに行くにしても、到着時間がだいたいわかるのは、大変便利です。
また、走っている道の沿線に何があるのかもわかり、その点でも役に立つことがあります。
今は、ネットでも、地図が見られ、暇さえあれば眺めています。