Mind the gap.
ロンドンに駐在していた頃、支店のある金融街のシティーまで自宅から、地下鉄で通勤していました。
シティー駅につくと、毎日、何かを注意しているらしい放送が繰り返し流れていましたが、最初に聞いた時には、唸り声にしか聞こえず、なんだろうと思っていました。
それが、だんだんイギリス英語がわかるようになると、その放送が"Mind the gap(マインド ザ ギャップ)"と言っていることがわかるようになりました。
"Mind the gap"を意訳すると、「電車とホームの間が開いていますのでご注意ください」という日本の駅員さんも良く使う言葉でしたが、"Please"をつけるわけでもなく、実にぶっきらぼうな放送でした。
海外に行くと、なんと日本のサービスは細やかなのかと改めて思います。
一度、取引上のことである英系銀行香港のオーストラリア人担当者と喧嘩したことがありましたが、客を客とも思わぬ態度には、本当に腹が立ちました。
あとは、あきらめているのは、ロンドンやニューヨークの中華料理店で、中国人のウェイトレスは愛想笑いもなく全く無表情で、よくそれでやっていけるなと思うほどでした。
ただ、都市部はそんな感じではありますが、田舎に行くと、実に人懐っこく、ホッとすることも事実です。