NYC後、いつになくFOMCへの警戒感が強いマーケット
ニューヨークダウは、FOMCの声明発表を控え、警戒感から反落し、前日比128.34ドル安の17,849.08ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、FOMCを控え様子見気分強い中やや低下し、暫定値ながら前日比0.021%下げ2.051%で引けました。
原油価格は、一時買戻したものの、翌日発表の米週間石油在庫統計を前に、在庫増への警戒感から売りが強まり、前日比0.42ドル安の43.46ドルで引けました。
金価格は、原油価格の下落が続いていることを受け、金価格でもポジション調整の売りが強まり、前日比5.00ドル安の1,148.20ドルで取引を終えました。
為替相場では、FOMCを翌日に控え、ポジション調整的な動きが中心となりましたが、結局は元に戻しました。
ドル/円は、一時121.11近辺まで緩みましたが、そこから121.35-40近辺へ反発しました。
EUR/USDは、一時1.0650近辺まで上げましたが、そこから1.0590-95近辺に緩みました。
EUR/JPYは、一時129.15近辺まで上昇しましたが、その後128.50-55近辺に軟化しました。
いつも以上に、FOMCの金融政策のみならず、ここに来てドル高に対するFOMCの見方に対しても警戒感も出てきているようです。
したがい、FOMCからいかなる見解を示すか、フタを開けてみないことには、どうなることやらわからないように思われます。
ここは、身軽になって、上下どちらへも、動きやすくしておくべきかと思います。
尚、FOMCの結果が出るのが、日本時間翌午前3時、そしてそれからイエレンFRB議長の記者会見となりますので、実質的な動きは、明日のシドニータイム以降となるものと思われます。