レパトリの威力は?
期末が迫り、ドル/円は、期末要因から、重くなっているもようです。
つまり、レパトリ(資金の本国回帰)に伴う円買いが出ているものと思われます。
レパトリについて、もっと詳しく申し上げますと、決算に絡んで、機関投資家が海外で運用していた投資資金を国内に戻すといったことや、 海外拠点での利益を日本の本社に送金するといったことです。
しかし、貿易赤字となった2011年以来、貿易赤字によるドル買いが、一方では出ていることから、レパトリの円買いの威力は、恒常的にドル売りが出ていた貿易黒字だった頃に比べると、かなり減少しているものと見ています。