さらにドル高方向を試すか
ニューヨークダウは、活発な企業の合併・買収(M&A)などが追い風となり反発し、前週末比155.93ドル高の18,288.63ドルと、3営業日ぶりに史上最高値を更新して取引を終えました。
尚、ナスダックは前週末比44.57ポイント高の5008.10と、ITバブル期の2000年3月10日以来、15年ぶりに5000の大台を回復して引けました。
米国債10年物利回りは、利上げへの期待感が根強いことや、ニューヨークダウも堅調だったこともあって上昇し、暫定値ながら前週末比0.093%上げて2.086%で引けました。
原油価格は、一時買いが強まったものの、戻り売りに押され、前週末比0.17ドル安の48.59ドルで引けました。
金価格は、利益確定売りに反落し、前週末比4.90ドル安の1,208.20ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、120円のオプション絡みの防戦売りになかなか120円を上抜けられず、一時119.67近辺まで反落しました。
しかし、ニューヨークダウが取引中の最高値を更新したり、米長期金利が上昇したこともあり、結局120円を突破し、120.19近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、特にロンドン勢によるショートスクイズ(ショートポジションの崩し)が入り、一時1.1240近辺まで買い上げられたものの、ニューヨークダウの上昇や米長期金利の上昇を受けて、売りが強まり、
1.1176近辺まで緩みました。
EUR/JPYは、EUR/USDの上昇に連れ、一時134.59近辺まで上昇後は、134.20-40近辺で横ばいとなりました。
ドル/円もEUR/USDも、目先ドル高方向をさらに試すものと思われます。