期末を控えて、方向感は出ず
ニューヨークダウは、イエレンFRB議長の講演を受け、FRBの将来の利上げペースが緩やかになるとの見方が強まり、上げ幅を拡大し、前日比34.43ドル高の17,712.66ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された米第4四半期GDP・確報値が2.2%と予想の2.4%を下回ったことや、FRBの早期利上げ観測が後退していることから低下し、暫定値ながら前日比0.026%下げて1.963%で引けました。
原油価格は、サウジアラビアによるイエメンへの空爆による供給懸念がやや後退したことや、イラン核問題への進展期待もあって売りが強まり、前日比2.56ドル安の48.87ドルで引けました。
金価格は、サウジアラビアによるイエメンへの空爆による不安がやや後退したことから売られ、前日比5.00ドル安の1,200.70ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、119.00-30近辺を中心に横ばいが続きました。
EUR/UDSは、買戻しから、1.0854近辺から一時1.0948近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れ、129.32近辺から一時130.41近辺まで上げました。
為替は全般に、消化試合のような相場展開でした。
相場が一方向に動き出すタイミングは、期末を過ぎて、やはり金曜の米雇用統計になるのではないかと見ています。