さて、今日は月間最注目の米雇用統計の発表
ニューヨークダウは、欧州株式相場が上げたことを好感して上昇したものの、翌日に米雇用統計の発表を控えているため上値も重く、前日比38.82ドル高の18,135.72ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ドイツ国債の利回り低下を受けて下げる局面もありましたが、米雇用統計の発表を翌日に控えていることからやや反発し、暫定値ながら前日比0.002%下げて2.115%で引けました。
原油価格は、ECB理事会を受けてEUR/USDの売りが優勢となったことや、また、中国で全人代(全国人民代表大会)が始まり、今年の成長見通しを7%前後に引き下げたこともあって売られ、前日比0.77ドル安の50.76ドルで引けました。
金価格は、ECB理事会を受けてEUR/USDの売りが優勢となったことから、利益確定の売りが強まり、前日比4.70ドル安の1,196.20ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ドラギECB総裁の会見を前に思惑的な売りが出て、一時120.40近辺まで上昇しましたが、その後119.96近辺まで反落後、120.10-15近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、一時的に1.1114近辺まで上昇する場面もありましたが、ドラギECB総裁が、ユーロ圏諸国の国債購入などの量的緩和策を9日から実施すると表明したことを受けて、売りが加速し、一時1.0987近辺まで下げましたが、その後は、1.1025-30近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、一時133.59まで急反発をしましたが、そこからは反落し、132.10近辺まで下げた後は、132.45-50近辺で落ち着きました。
結構、荒れた相場でしたが、結局は再びユーロ安方向を目指すものと思われます。
そして、今日は月間最注目の米雇用統計の発表です。
経験的に、ドル/円が一番動く傾向があり、結果にもよりますが、今回の場合は、上値を試すことになるものと見ています。
12月8日の高値121.85にどこまで肉薄できるか、注目されます。