金利安の為替への影響は?
ニューヨークダウは、世界的な低金利政策を意識して上げ、前日比168.62ドル高の18,127.65ドルと、約2週間ぶりの高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、早期の利上げ期待が後退して低下し、暫定値ながら前日比0.042%下げて1.927%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの上昇に連れ上げ、前日比1.76ドル高の45.72ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れ上げ、前日比15.60ドル高の1184.60ドルで取引を終えました。
為替相場では、米金利低下を受けて、全般にドル安となりました。
ドル/円は、いったんロンドンタイムに、121.18近辺まで上昇していましたが、そこから反落し、一時119.89近辺まで反落しました。
EUR/USDは、1.06台から上昇をはじめ、ニューヨークでは、一時1.0880近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、EUR/JPYに連れ、129円近辺から、130.69近辺まで上昇しました。
FOMCの利上げの時期が後ずれするだけでなく、利上げペースも緩やかになる可能性が出てきており、昨年来のドル高基調の相場の根本を見直す必要があるかもしれません。
しかし、ドル/円については、実需のドル買い意欲が依然としてあることも、無視できないものと思われます。