ドル/円、上方にレンジブレイクの可能性高まる?
ニューヨークダウは、前週末、大幅に下げた反動で上昇し、前週末比138.94ドル高の17,995.72ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、前週末の上昇の反動で下げ、暫定値ながら前日比0.053%下げて2.188%で引けました。、
原油価格は、需給緩和の観測がやや弱まって買いが優勢となり、前週末比0.39ドル高の50.00ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDがやや反発したことから買戻しが入り、前週末比2.20ドル高1,166.50ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、依然として、昨年12月8日につけた高値121.85が上をキャップ(フタ)しています。
しかし、BID(買い気)は強く、あまり下がる感じがありません。
2011年に貿易収支が赤字に転落して以降、調整局面は3回あり、各調整期間は6ヶ月前後であったため、昨年8月から12月までの20円ほどの上昇局面の調整もまた6ヶ月前後の期間が掛かるものと、これまで見てきました。
しかし、1月16日以降、上値が切り上がり下値も切り上がってきた上に、先週木曜から上昇角度がさらに上向いて来ています。
121.85の上限をまだブレイクアウトしておらず、時期尚早かもしれませんが、私自身としましては、上昇トレンド再開のタイミングが近づいてきているように見ています。
EUR/USDですが、昨日、ロンドン勢のショートスクイズ(ショートポジションの崩し)に、1.0906近辺まで反発しましたが、そこは、投資家と思われる売りが上値をしっかりと抑え反落となりました。
EUR/USDは、戻り売りの勢力が着実に入ってきているものと思われます。
EUR/JPYは、昨日反発となりましたが、まだこれで二番底が確認したと見るのはまだ早いように思われます。