ユーロフィーバー、一服か
ニューヨークダウは、欧州株高やEUR/USDの買戻し(ドル安)を受けて買い戻す動きが強まり、前週末比228.11ドル高の17,977.42ドルと大幅反発し、1週間ぶりの高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、翌日からのFOMCを控えやや低下し、暫定値ながら前週末比0.019%下げて2.095%で引けました。
原油価格は、世界的な供給過剰や米原油在庫の積み上がりへの懸念から売られ、前週末比0.96ドル安の43.88ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが反発したことを受け買いが優勢となり、前週末比0.80ドル高の1,153.20ドルで取引を終えました。
為替相場では、ニューヨークに入り、EUR/USD、EUR/JPYの買戻しが本格化し、EUR/USDは1.0619近辺、EUR/JPYは128.79近辺まで反発しました。
ドル/円は、いったんEUR/USDの上昇(ドル売り)を受けて121.09近辺まで下げた後、121.46近辺まで反発しました。
基本的には、先週末からこの月曜にかけてできたユーロショートポジションの買戻し相場でした。
ユーロ安トレンドが広くマーケット参加者の間で広がるに連れ、ポジションが一方向に偏りやすくなってきているものと思われ、段々と相場が難しくなってくるものと見ています。
こうしたひとつの相場の成長サイクルは、決して珍しいことではありません。
むしろ、それでも相場がトレンド方向に進む力を持っているかを見極めることが大事です。
ドル/円については、依然として、動き出すタイミングにはきていますが、相場自体に勢いがないと、このまま狭いレンジでの横ばい相場が続く可能性がありますので注意が必要です。