ドル/円の底堅さを再確認
ニューヨークダウは、発表された2月の米小売売上高が-0.6%と予想の0.3%を大きく下回り、最近高まっていた早期利上げ観測が後退したことを受けて大幅反発し、前日比259.83ドル高の17,895.22ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、30年債の入札が不調であったことから上昇し、暫定値ながら前日比0.0037%上げて2.11%で引けました。
原油価格は、原油在庫拡大を警戒して売りが続き、前日比1.12ドル安の47.05ドルで引けました。
金価格は、前日ほぼ3ヶ月りの安値をつけた反動から、小幅ながら反発し、前日比1.30ドル高の1,151.90ドルで取引を終えました。
為替相場では、東京タイムに売り込まれたEUR/USD、EUR/JPYは、ロンドンタイムに入り買い戻されましたが、その後も、ショートが切れていないのか、EUR/USD、EUR/JPYは底堅く推移しました。
ドル/円は、冴えない米小売売上高に押され、一時120.66近辺まで下げましたが、その後は121.42近辺まで反発しました。
最近、下落が続いたユーロが相場の主役となりましたが、昨日は売り過ぎからの買戻しとなりました。
ただし、ユーロ安基調は依然として続いているものと思われます。
ドル/円は、EUR/USD、EUR/JPYに振り回された感はあるものの、特に、121.00より下は、実需のドル買い需要があるようで、基本的には押し目買いで良いように思います。