調整続く為替相場
ニューヨークダウは、材料に乏しい中を小反落し、前週末比11.61ドル安の18,116.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、フィッシャーFRB副議長が年内利上げの可能性は示唆したものの、利上げまでの道筋はなだらかとはならないと述べ、慎重姿勢を堅持したことから低下し、暫定値ながら前週末比0.024%下げて1.906%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの上昇を受け買われ、前週末比0.88ドル高の47.45ドルで引けました。
金価格は、米利上げ期待が後退する中、買い戻され、前週末比3.10ドル高の1,187.70ドルで取引を終えました。
為替相場では、フィッシャー米FRB副議長が利上げに慎重姿勢を示したことから、ドル売りが強まりました。
ドル/円は、一時119.58近辺まで下げ、一方EUR/USDは一時1.0971近辺まで上げ(ドル安)ました。
なお、EUR/USDの上昇に連れ、EUR/JPYも131.35近辺まで上昇しました。
ドル/円については、3月末の期末決算を控え、レパトリ(資金の本国回帰)からの円買いが出ていることも上値を重くさせているものと思われます。