アメリカンドリーム
アメリカが,実力社会だと実感したことがありました。
アンディー(仮称)と知り合ったのは、彼が、米銀東京支店にいた頃でした。
まじめそうでいて、茶目っ気をもあって、ナイスガイでした。
知り合ってから1年ぐらいして、米国に戻るということでしたが、その銀行に戻るというわけではなく、どうも、自宅でトレーディングを始めるようでした。
つまり、専業のトレーダーになるということのようでした。
帰国後、半年ぐらいして、電話がありましたが、いまひとつ元気がなかったようで心配でした。
それからは、こちらからも電話しづらくなり、そのままになっていました。
しかし、ある日、情報が入り、彼は、米銀トップクラスのJPモルガン・チェース銀行における欧州地域のマーケット部門の責任者となってパリに駐在していました。
きっと知己にも恵まれたことでしょうが、個人投資家から、大銀行の責任者に抜擢されるのは、米国らしいものを感じます。
米国では、実力とチャンスがあれば、こうしたアメリカンドリームも、夢ではありません。