肩透かしのFOMC
ニューヨークダウは、FOMCで、利上げペースは緩やかにとどまるとの見通しが示されたことから続伸し、前日比31.26ドル高の17,935.74ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、FOMC前は高く暫定値ながら前日比0.009%上げて2.318%で引けました。しかしイエレンFRB議長は年内利上げの可能性は示唆していたものの、市場が予想する9月利上げは一歩後退したことから低下しました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計を受けて戻り売りが強まったものの。FOMC後、EUR/USDが上げたことから買いが入り、前日比-0.05ドル安の59.92ドルで引けました。
金価格は、通常取引の終了がFOMのC結果発表前で、前日比4.10ドル安の1,176.80ドルと軟調で引けましたが、FOMC後、EUR/USDが上昇したことから上げに転じました。
為替相場では、FOMC声明は予想以上に慎重姿勢が強く、イエレン議長の会見も同様の雰囲気となったため、利上げ期待からドル高になっていた相場は、大幅反落となりました。
そして、今日は、ギリシャの債務不履行ならびにユーロ離脱につながるかもしれないユーロ圏財務相会合があります。
いろいろな意味で山場に差し掛かっています。
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