相場は、今までとは違った景色に
ニューヨークダウは、ギリシャの金融支援問題の進展期待や原油高に加え、ドル安になったことも支援材料となり上昇し、前日比236.36ドル高の18,000.40ドルと5営業日ぶりに反発して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、欧州債の利回り上昇に加えて、ニューヨークダウが大幅高となったこともあり上げ、暫定値ながら前日比0.047%上げて2.486%で引けました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計によれば、在庫が大幅な減少が続いており、過剰供給への懸念が緩んで上昇し、前日比1.29ドル高の61.43ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが強含んだことを受け上昇し、前日比9.00ドル高の1,186.60ドルで取引を終えました。
為替相場では、東京時間の黒田日銀総裁の「ここからさらに円安になると思わない」発言で、大荒れ相場となりました。
海外に入り、一時ドル/円は122.46近辺まで下落、EUR/USDは1.1385近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、ドル/円の下落に連れ、138.43近辺まで下げました。
一晩過ぎても、ドル/円は安値圏を維持しており、様子見気分は強そうです。
しかし、今回の黒田発言の意味は大きかったと考えています。
FRBのドル高懸念にも呼応した発言だったのではないかとも見ています。
尚、目先は、下がれば、輸入企業や投資家筋の買いが出るものと思われますので、すぐに急落を続けるというわけではないと思いますが、過去3年半続いた長期のトレンド相場からレンジ相場への転換の可能性があります。
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