ドル/円、まだ下落途上か
ニューヨークダウは、上海株の下落を嫌気したことや、ニューヨーク証券取引所がシステム障害で約3時間半にわたり取引を停止したことも投資家心理を悪化させ急落し、前日比261.49ドル安の17,515.42ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、上海株の下落に加え、公表されたFOMC議事録で利上げに慎重姿勢が示されたこともあり低下し、暫定値ながら前日比0.062%下げて2.196%で引けました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で在庫が増加したことから売りが優勢になり、前日比0.68ドル安の51.65ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが上げたことを受け、買いが強まり、前日比10.90ドル高の1,163.50ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ドルの買い支えとなっていた貿易赤字が大幅に縮小しているという状況に、上海株の急落というきっかけを得て、急落した格好です。
値頃感からの買いは出るものと思いますが、まだ下落の途上にいると見ています。
引きつけて、戻り売りが良いように思います。
EUR/USDは、確かに上がりましたし、上げ余地はまだありますが、レンジ相場の域は脱し得ないと見ています。
EUR/JPYは、下落過程にありますが、目先、133.43近辺にある90日移動平均線のサポートをしっかり、割り込む必要があります。