ドル買い方向を試すか
ニューヨークダウは、ギリシャ議会が金融支援の条件である財政改革案を可決するか結果待ちであったり、イエレンFRB議長が下院の議会証言で年内の利上げに改めて意欲的であったことなどが重荷となり、前日比3.41ドル安の18,050.17ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、イエレンFRB議長の議会証言は概ね変化は無く、暫定値ながら前日比0.049%下げて2.352%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で原油在庫は大幅減少となっていたものの、過剰供給への懸念は根強く、前日比-1.63ドル安の51.41ドルで引けました。
金価格は、イエレンFRB議長が議会証言で、年内の利上げ開始は可能との認識を改めて示したことから、EUR/USDが売られたのを受け下落し、前日比6.10ドル安の1,147.40ドルで取引を終えました。
為替相場では、イエレンFRB議長が改めて年内利上げ開始に意欲的であったため、ドル/円は123.97近辺まで買われ、EUR/USDは1.0930近辺まで下落しました。
ただし、ドル/円は、その後、123.66近辺まで下げました。
しかし、123.08近辺の25日移動平均線を、123.03まで上げてきている5日移動平均線が、近々上抜くものと思われ、これにより目先のサポートとはなって上値を試す可能性があります。
EUR/USDは、日足を見る限り、改めて、目先下値を試すことになりそうです。
つまり、ドル/円はレンジ上限(125.00)、EUR/USDなレンジ下限(1.0800)を試すものと思われます。
ただし、基本的には、レンジを大きく抜くのは難しいように見ています。
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