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2015/08/31

わからない時は、期間の長いチャートを見る

本日はロンドン休場、そして、今週は、ECB理事会、抗日戦争勝利70周年記念式典、米雇用統計など、いろいろとイベントが控えています。

そうした中で、東京タイムに、ドル/円がジリ安、EUR/USDがジリ高になっていることに、思わず引き込まれてしまう、言い換えれば、思わずポジションを持ってしまうのは、リスクを感じます。

こういうわからない相場の時は、月足のような期間の長いチャートを見ること大切です。

今日は月末であり、新規に相場が動き出すというよりも、新しい月の始まりを待つ時のように思われます。

ビッグウェーブを待つ

今週いろいろなイベントがある以上、今の段階で、一転してドル/円が下落すると見るには早計なように思います。

今週は、方向性を模索する週として、一歩引いて様子を見るべきかと思います。

下期の実質的なスタートが近いと言えば、出来るだけ早くビックウエーブに乗りたいと思いたくなるものです。

しかし、むしろ少しぐらい遅れても正しい方向に乗るということ大事だと思います。

今週は、まだまだ長い

フィッシャーFRB副議長は、29日(土)のジャクソンホールでの講演で、9月の利上げに言質を与えず、中国経済の情勢などを見極める姿勢を示しました。

これにより、今日のシドニータイムでは、ドル/円は下げ、EUR/USDは上げました。

それに加えて、今日のロンドンが休場のこともあって、けだるい相場となっています。

今週は、まだこれから、いろいろありますので、休めるところは休んでおいたほうが良いと思います。

全体的に小緩い状況

ドニーでは、先週金曜のニューヨーククローズに比べて、
ドル/円も、EUR/USDも、EUR/JPYも、どれもやや緩んでいます。

今日は、夏の終わりを告げる、英国のバンクホリデーで、
ロンドンは休場です。

ちょっと、盛り上がらない日になりそうです。

日本時間午前5時09分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 121.61-70(121.73)
EUR/USD 1.1169-77(1.1183)
EUR/JPY 135.87-01(1369.10)

2015/08/30

これからの展開は(2015/08/30)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、月曜に大きく下げた後反発しましたが、結局週足としては、下ヒゲを長く出して陽線引けとなりました。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月25日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング87,807枚vsユーロショート153,885枚、ネットユーロショート66,078枚(前回92,732枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング59,922枚vs円ショート98,981枚、ネット円ショート39,059枚(前回ショート90,130枚)です。

相場が大きくドル安に動いた24日の翌日のこともあって、ユーロロングが増えることによってユーロのネットショートが結構減り、また円ショートがかなり減ることによって円のネットショートもかなり減りました。

さて、今週ですが、先週の月曜、中国の景気減速懸念を受けたパニック的なドル売りに、一時ドル/円は116.15まで急落、EUR/USDは1.1713、までの急騰を見ました。

たまたま、翌日が火曜でシカゴIMMポジションの毎週公表されるポジションの基準日でしたが、それによりわかったことは、EUR/USDでは、新規のロングがかなりできたことによってユーロのネットショートが減ったのに対して、ドル/円ではドル/円のロング(円ショート)の投げが大きく出たことでネットショートポジションが減ったということでした。

つまり、ネットポジションが減ったといっても、EUR/USDは新規のユーロ買いとドル/円はドルロング円ショートの投げという具合に、その内容が違ったわけです。

いすれにしても、欧米勢の実質的な下期のスタートは、9月の第一週月曜のレーバーデー(今年は9月7日)明けとなるのが一般的ですが、最近の傾向として、8月の後半から動き始めており、たとえばドル/円の場合、昨年は8月18日頃ドル買いがスタートし、暮れまでに約20円の上昇を見ました。

そして、今年は、8月19日から下げ始め、第一ラウンドは8月24日で終わり、いったん調整相場に入っているものと見ています。

一方、EUR/USDは、昨年は、既に5月から下落相場に入っていましたが、9月4日に大きく売りが出て、そのまま、今年に3月13日まで下げ続けました。

今年の下期のトライは、8月19日頃から買いで入り始め、先週月曜に1.1713まで急騰しました。

そして、これは、新規のユーロ買いだったわけです。

しかし、これは、ドル/円の急落を見ての、ユーロ買いであり、「大いなる勘違い」だったと思われます。

そのため、翌々日から、あっけなく反落をすることになりました。

さて、ドル/円にしても、EUR/USDについても言えることですが、実質的な下期のスタートを迎えるにあたり、マーケットはテーマをほしがっています。

相場を張っていくためには、「これこれという理由があるから、上げだ下げだ」と言えるわけで、言い換えれば、相場のストーリー(筋書き)を欲しています。

今年これまでの、テーマは「米FOMCの利上げ」、「ギリシャ問題」、「ECBの金融緩和」そして最近では「中国経済の減速」などあります。

テーマとして大事なことは、フレッシュ(新鮮)かどうかということです。

ギリシャは大きく後退しました。

アメリカの利上げは、まだ話題としてよく上がりますが、テーマとなってもう1年以上も経っていることから、結構ステール(陳腐化)していると、個人的には思います。

実際、実施したとしても、素直な反応は長続きしないのではないかと考えています。

やはり、台風の目は中国だと思います。

しかも、今週の3日(木)には、抗日戦争勝利70周年記念式典が開かれますが、一説には、それまでは、中国株は買い支えられるものの、その後はどうなることかわからないとも言われており、十分な警戒が必要です。

また、ここにきて、中国が保有する米国債の売却観測も出ており、確かになにがあってもおかしくはないと思います。

先週後半、いったんは落ち着きを取り戻した各市場ですが、それで一服と見るよりは、リスクはまた発生すると見ておくべきではないかと思います。

そして、リスクが再び発生すれば、リスク回避の円買いになると思います。

しかも、貿易収支は、もはやドルを買い支えるほど赤字ではないということを忘れてはならないと思います。

EUR/USDについては、原油安や中国経済の減速がユーロ圏の物価上昇の重しとなっているもようで、ECBの追加緩和の可能性が強まるものと見ており、ユーロ売りドル買いが強まるものと見ています。

そして、ドル/円もEUR/USDも下げることになれば、EUR/JPYは大きく下げるものと見ています。

2015/08/29

意識は既に来週に

ニューヨークダウは、フィッシャー米FRB副議長が、最近の経済指標は良好とし、米国は利上げ実施に向かいつつあるとの認識を示したことから、市場の一部で早期の利上げが意識されたことが相場の重荷となり、前日比11.76ドル安の16,643.01ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、やや軟化し、暫定値ながら前日比0.0026%下げて2.18%で引けました。

原油価格は、世界景気の先行き不透明感がひとまず後退し、買戻しが強まり、前日比2.66ドル高の45.22ドルで引けました。

金価格は、原油価格の反発を受けて、買戻しが強まり、前日比11.40ドル高の1,134.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、ジャクソンホールで、フィッシャーFRB副議長が、最近の経済指標は良好とし、米国は利上げ実施に向かいつつあるとの認識を示したことから、ドル買いとなり、ドル/円は、引け際には121.71近辺まで上昇しました。

EUR/USDは、フィッシャー発言に加え、原油安や中国経済の減速がユーロ圏の物価上昇の重しとなっているもようで、ECBの追加緩和の可能性を残していることもあって、一時1.1156近辺まで下げました。

今週週初からの混乱が一服すると同時に、FOMCの利上げ、ECBの追加緩和のテーマが新しい相場展開へと導いてくれるものと思われます。

来週は、ECB理事会(9月3日)、米雇用統計(9月4日)と、注目材料が多い上に、中国の抗日戦勝70周年式典(9月3日)が終わると、いったん反発している上海株が再び波乱を呼ぶ可能性がありますので、要警戒です。

国境を越えた戦友

私は、ロンドンでの4年間の駐在を終えて、東京のディーリングルームに着任して最初の仕事は、ロンドン時代と同じスワップディーラーでした。

皆さんも、毎日スワップで何ポイント入るとかご関心のあるあのスワップですが、私は、そのスワップでポジションを張っていました。もちろん、オーバーナイト(O/N)と言われる1日物のスワップではなく、期間はもっと長い6ヶ月物とか1年物で張っていました。

スワップディールは、やり方は、ちょっとややこしいので、ここでは省略しますが、要は2国間の金利差が拡大するか、縮小するかを予測して、ポジションを張るトレーディングです。

スワップは、スポットと言われる、いわゆるFXよりも、値動きが小さい分、張る額が何十倍も大きく、かなり大きなポジションを、スポットよりも長期に張ります。

東京のディーリングルームに戻り、リスク許容度がロンドン支店よりもはるかに大きくなったため、私も相当大きなポジションを張っていました。

そうこうしているうちに、最近、ニューヨークから大玉が出ているという話が耳に入り、たちまち、その相手とマーケットでぶつかり合うことになりました。

たしかに、パワフルで、切れるディールをするやつだと感じました。

そんなある夜、今までキャリーしていたポジションをすべて手仕舞おうとした時、彼とブローカー(仲介業者)を通じてぶつかりました。

こちらも、相当大きなポジションを持っていて、いくらでもやる気でいましたし、対する相手もいくらでも受けるぜという感じがひしひしと伝わり、がぶりよつの状態となりました。

結局、金額の下の下までつけて、全額ポジションを閉め、ディールを終えました。

それから、何日かして、国際電話があり、「オレだよ。今香港にいる。明日東京に行くんだけど、会えないか。」、やつからでした。

そして、翌日、初めて会いました。パワーを感じるイタリア系のアメリカ人でした。彼は、当時、バンカーズ・トラスト(後にドイツ銀行と合併)、ニューヨークにいたジョー・メモーニというディーラーです。

旧知のように話は盛り上がり、その後、ニューヨークでも再会しました。

アメリカ人は残業しないと言いますが、彼の場合、確かに彼も午後4時には帰りますが、朝オフィスに入るのが午前4時というハードワーカーです。家族思いのいいやつです。

2015/08/28

EUR/USD、大いなる勘違い?

EUR/USDは、この月曜に、「大いなる勘違い」をしたと見ています。

つまり、ドル/円が116.15まで急落するのを見て、EUR/USDも上がらなくては(ドル安)ならないと見て、買いまくってしまったものと思われます。

しかし、本来、上がる必要のないEUR/USDが上がってしまったことで、大きくロングにポジションが偏り、水曜以降反落に転じています。

依然として、ロングポジションは解消していないものと思われ、続落する可能性は高いものと見ています。

自分が考えていることは、大概の人も考えている

相場を見ていく上で、大事なことの一つは、「自分が考えていることは、大概の人も同じように考えている」ということです。

つまり、マーケットの大勢意見に自分の見方もはまっていることが多いと言えます。

「そんなことはない、自分自身のオリジナルの考え方で相場を見ている」という場合の方が、実は珍しいと思います。

たとえば、今週水曜以降のドル/円の円安方向への戻しなど良い例です。

マーケットの大勢意見が、またドル/円は下がりそうだ、だから戻りで売りと、売り上がってしまったことから、ジリ高相場が続いているわけです。

ドル/円、やや売り気

ドル/円は、121円台を買い上げるのには、躊躇があるようで、売り気です。

しかし、昨日の上昇がショートカバー(買戻し)であるなら、それほどマーケットはロングになっておらず、下げづらいものと思われます。

ここから売りが先行すると、ショートになって、あとで買いが強まりそうです。

EUR/USDは、全く動いていません。

 

過度の悲観から過度の安心感への転換は危険?

ニューヨークダウは、発表された米第2四半期GDP・改定値が3.7%と予想の3.2%を上回ったことから、米景気の回復基調が改めて意識され買い安心感につながり、前日比369.26ドル高の16,654.77ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米GDP改定値が予想以上の上方修正に利上げ期待が復活し、暫定値ながら前日比0.014%上げて2.189%で引けました。

原油価格は、世界的な株式の上昇を受け、40ドルを超えて買戻しが強まり、前日比3.96ドル高の42.56ドルで引けました。

金価格は、世界的な株式の上昇を受け、資金逃避が後退し、前日比2.00ドル安の1,122.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、株高などを背景にリスク回避姿勢が後退し、ここのところのドル売りの買戻しが強まり、一時、ドル/円は121.40近辺まで上昇、EUR/USDは1.1203近辺まで下落しました。

今週月曜、ドル/円は116.15まで急落、EUR/USDは1.1713まで急騰(ドル安)したことから、マーケットセンチメントは、ドルの戻り売り先行に傾いたことが、今度はマーケットポジションを過度のドルショートに傾けさせることになりました。

特に、ドル/円は、120.10近辺で鋭角的下を向いていた5日移動平均線をも尽き抜けて121円台に上昇しており、いかにマーケットポジションがショートに傾いていたかがわかります。

ただし、株式市場も商品市場も、すべてリスク回避が後退したとして調整色を強めましたが、あくまでも、過度に悲観的になってできたリスク回避ポジションの手仕舞いに入っただけで、それが一転して明るい将来を保証したわけではありません。

今度は、過度の安心感からできるドル買いポジションの反動に警戒を要します。

ドル/円は、まだ122.00~50近辺までの反発はあっても、それ以上の反発を過度に期待するのは、危険なように思います。

EUR/USDは、目先1.1050から1.1100近辺までさらに下落する可能性があります。

EUR/JPYは、134.00近辺まで続落の可能性があります。

2015/08/27

EUR/USD、上げか下げか

EUR/USDの今週の週足がどこで決まるか注目です。

今週一時1.1713まで上昇し、5月16日の週足の実体の戻り高値1.1444より高い水準にいました。

これにより、EUR/USD続伸の可能性が出てきていました。

しかし、昨日のEUR/USDの反落に伴い、上ヒゲが長く出て、むしろ、高値確認の格好になってきています。

5日移動平均線に注意

ドル/円は、8月24日に、安値116.15となる長い下ヒゲを出しました。

下ヒゲが長く出たことにより、ロングの投げが一巡したものと思われます。

翌日の25日、一時120.40までの反発を見ましたが、120円台を維持できず反落し、118.81で引けました。

そして、昨日26日、EUR/USDの下落(ドル高)に連れて上昇し、120.03をつけました。

このように、往ったり来たりをしているわけですが、これは、大きく動いた後によく起きることで、何をやっているかといえば、ある時は短期のレジスタンスであり、またある時は短期のサポートとなる、5日移動平均線が実勢値に近づいてくるのを待っているためです。

値頃感からの売り?

ドル/円、クロス円の上値が重くなっています。

値頃感からの売りのように思われます。

もし、そうだとしたら、後で反発するのではないかと思われます。

EUR/USDは、やや反発はしているものの、重そうです。

ユーロの自浄作用か

ニューヨークダウは、前日までの急落を受けた割安感から買い戻しが入り、7営業日ぶりに急反発し、前日比619.07ドル高の16,285.51ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが大幅反発となったことを受け上昇し、暫定値ながら前日比0.111%上げて2.182%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で、ガソリンの在庫が予想に反して前週から増加したことから、原油も売りが優勢となり、前日比0.71ドル安の38.60ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの反落を受け下げ、前日比13.70ドル安の1,124.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、今週に入ってからのドル/円の急落に連れて、大幅上昇していたEUR/USDがさすがに買いすぎたもようで自立反転的に下げ、またEUR/JPYも急落しました。

一時、EUR/USDは1.1292近辺まで下げ、EUR/JPYは135.45近辺の安値をつけました。

ドル/円は、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁が9月利上げの可能性が低下したと発言したことをきっかけに、一時118.98まで下げましたが、さすがに売りすぎているようで、その後はジリ高となり、引け際120.02近辺まで反発しました。

今週のユーロの急上昇が、ドル/円の急落に連れたものだったことが露呈した形でした。

ユーロは、ユーロとしての独自の相場観で動かないと、結局こうした大幅調整が起きるということを示しているものと思われます。

2015/08/26

水上紀行の為替相場予報のご案内(2015/08/26)

インヴァスト証券TriAutoFX公式サイトにおきまして、毎週、その時々の注目テーマを絞り、「水上紀行の為替相場予報」と題しまして、コメントを掲載しています。

今回のテーマは、「ドル/円:大幅下落は始まったのか」です。

毎週水曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 

http://www.triauto.jp/marketblog/2015/08/m26.html

休むも相場

相場には、売る、買う、そして休むの三つがあり、今日の場合、マーケットは、自発的に休むを選んでいると見ています。

しかし、実際のところ、多くのマーケット参加者は、一昨日のパニック相場で体力を使い果たしてしまったり、相場に乗り遅れた悔しさに悶々としているものと思われます。

自発的にしても、強制的にしても休むということになったのなら、心掛けるべきことは、休む以上は思いっきり休むということだと思います。

私が一番お勧めするのは運動をすることだと思っています。

運動をすることによって、頭の中を空っぽにさせ、体を疲れさせ、深い眠りをとることが、早期の立ち直りにつながるものと思います。

パニックから、今日で3日目

24日(月)のパニックから今日で3日目、マーケットは随分と落ち着いてきました。

ただし、センチメント的には、パニックに大きく影響を受けています。

ドル/円は依然としてベア(弱気)ですし、EUR/USDに対してはブルになっているようです。

しかし、忘れてはならないことは、相場は結果が出てから、下がればベア、上がればブルになっても、既に時遅しであることが一般的には言えます。

次に何が起こるかについて、前もって推理するあるいは読むことが大切です。

不安定な相場続く

ニューヨークダウは、中国人民銀行の追加緩和を好感して大幅高となる場面もありましたが、中国経済の減速懸念が払拭されず、6営業日続落し、前日比205.11ドル安の15,666.24ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、中国人民銀行の突然の利下げ発表に市場も沈静化し、暫定値ながら前日比0.126%上げて2.129%で引けました。

原油価格は、中国人民銀行の突然の利下げ発表に、大幅反発となり、前日比1.07ドル高の39.31ドルで引けました。

金価格は、中国人民銀行の突然の利下げ発表に、逃避買いが後退し、前日比15.30ドル安1,138.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、中国人民銀行の追加緩和を好感し、特にEUR/USDが1.1397近辺まで下落(ドル買い)したものの、ニューヨークの遅い時間になり、それまでプラス圏にあったニューヨークダウがマイナスに転じ、ドル/円は118.60近辺まで下落、一方EUR/USDは1.1537近辺まで反発しました。

今のマーケットは、リスクを最小限に止めようと、長くポジションを持とうとせず、それがまたマーケットを不安定にさせています。

こうしたマーケットでは、一歩下がって、冷静に対応することが必要です。

2015/08/25

ドル/円、マーケットはショートか

ドル/円は、大きく買いが入った後も、高止まりしています。

昨日の、ニューヨークで、120円を割り込み、一時116.15まで急落したことは、誰もが今朝までに知ることになったことと思います。

そして、大方のこのような急落相場で見られるのと同じように、大きく下げたという事実によってマーケットの見方は、ドルベア(ドルに弱気)に大きく傾いたものと思われます。

もっとも、底を叩いて売るという勇気はなかなか起きませんので、戻りを売ることになります。

今のところ、まだ心理的抵抗線の120.00に絡んでいますが、ポジション的には、ショートに偏っているものと思われ、これから参入してくるロンドン勢にマーケットがショートだと見破られれば、買い上げられる可能性があります。

パニックの怖さ

昨日、ドル/円は、120円を割ってパニックとなりました。

116.15近辺まで急落するなど、ロングのストップロスの集中がなせるワザでした。

パニックの相場では、少しでも損失を最小限にして、マーケットから脱出しようとしますから、まさに我先にとなります。

そのため、もうプライスなど二の次で、アゲンスト(不利な)のポジションを投げようとします。

したがって、こうしたマーケットで、買い下がり、売り上がりは、大変危険です。

 

ドル/円、レベル感からの買い?

東京オープン前、ドル/円は、全般に円売りとなりましたが、基本的には、レベル感からの買いだと思います。

つまり、このレベルからは売れないので買ったというものだと思います。

したがい、単にロングポジションが増えたのに過ぎないと思います。

まだ、すぐに反転するほど、マーケットはショートではないと思いますので、下落する可能性は残っていると思います。

これでドル下げも終わったというのは早計か

ニューヨークダウは、中国の景気減速懸念を受けた世界連鎖安の流れに歯止めがかからず急落し、パニック的な売りで前週末比1,000ドル超の下げとなった後も、不安定な値動きが続き、結局、588.47ドル安の15,871.28ドルと、約1年半ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、逃避買いが続き低下し、暫定値ながら前週末比0.026%下げて2.010%で引けました。

原油価格は、中国の景気減速を背景に、原油需給が減るとの見方が強まり、一時37.75ドルまで下げ、2009年2月24日以来6年半ぶりの安値をつけ、前週末比2.21ドル安の38.24ドルで引けました。

金価格は、逃避買いが先行したものの、目先の利益確定売りが強まり、前週末比6.00ドル安の1,153.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン前後に120.00を割り込むと、パニック的な売りが集中し、一時116.15近辺まで急落しました。

しかし、その後は急速に買い戻され、118.50~119.00近辺に戻して揉み合いとなりました。

EUR/USDも、ドル/円でのドル売りに連れ、一時1.1714近辺まで上昇し、結局、1.1600近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、136.02近辺まで急落した後、137円台半ばに落ち着きました。

昨日一日で、エネルギーを出し切った相場だけに、今日のところは、神経質ながらも、目先は横ばい推移となるものと見ています。

しかし、値頃感からドル買いが膨らむようですと、ドルの下落リスクが再燃するものと思われます。

2015/08/24

ドル/円、ロンドンは買ってくるのか?

ドル/円は、8月19日(日本時間20日未明)のFOMC議事録後、124円台から下落を開始し、今日(24日)の東京では、一時120.73近辺の安値をつけています。

つまり、実質的には2日ほどで、3円50銭程度下げてきたことになります。

この間の相場の流れを、1時間足のロウソク足チャートで見てみても、戻りが極めて弱く、今のところ5時間足の移動平均線が直近のレジスタンスとなっています。(午後1時現在121.22近辺)

これから、ロンドンがどれぐらい買い上げるか注目です。

買いが引かないEUR/USD

EUR/USDは、ここ3日ほどで、結構上がりました。

しかし、この上げは、ドル/円の下げに連れた上げであり、特にユーロがどうしたというものではないと思っています。

むしろ、週足で見てみますと、1.0450近辺を下限とし、そして1.1450近辺を上限とするレンジ相場の上値を試そうとする相場のように思えてなりません。

しかし、現状、買い気は買い気ですので、売り急ぐ必要はないように思います。

まだ底は売れないドル/円

ドル/円は、東京オープン前に121.19近辺まで売り込まれました。

たぶん、ロスカット狙いだったのだと思います。

しかし、その後、ほぼ全戻ししています。

下には、買いもいて、そこを売ってしまったためにショートになったのだと思います。

完全に輸入企業や機関投資家筋の買いが引いているわけではないと思います。

 

円高

シドニーでは、ドル/円は、円高になっています。

EUR/USDも、やや重くなっているため、EUR/JPYも
円高になっています。

日本時間午前5時39分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 121.81-87(122.05)
EUR/USD 1.1374-80(1.1389)
EUR/JPY 138.65-67(139.00)

2015/08/23

これからの展開は(2015/08/23)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、さらに下落しています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月18日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング68,473枚vsユーロショート161,205枚、ネットユーロショート92,732枚(前回115,210枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング45,935枚vs円ショート136,065枚、ネット円ショート90,130枚(前回ショート105,226枚)です。

ユーロも、円も、ネットショートが若干減りました。

さて、今週ですが、実質的な海外勢の下期の始まりは、9月の第1週の月曜の米レーバーデー(今年で言えば9月7日)明けからとなるのが一般的ですが、最近の傾向として、8月後半から始まるケースが増えています。

昨年のドル/円は、8月18日から上昇を始め、12月までの間に20円も上昇しました。

そして、今年の場合は8月19日からドル/円は下落を始めています。

最初のきっかけは、FOMC議事録要旨で9月利上げの可能性がやや後退したためでした。

そして、欧米株安でリスク回避姿勢が鮮明になり、さらに8月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)・速報値が予想を下回ったことから、日経平均も下落、そしてリスク回避の円買いが続きました。

日本の貿易赤字は、昨年12兆7千億円ぐらいありましたが、昨年7月以来の大幅な原油安により、今年に入り劇的に赤字は縮小し、現時点での試算では、今年は8400億円ぐらいとなりそうです。

ただし、試算を繰り返していますと、当初、今年の赤字が2兆円ぐらいという見込みでしたが、今回試算してみますと、8400億円まで減ってきており、つまり、貿易赤字が、月を経るごとに減少してきているもようで、今後貿易収支が黒字下する可能性すらあると見ています。

つまり、この3年半の間に45円以上も急上昇した相場は、貿易赤字に伴うドル買いによって起きたわけですが、その上昇の原動力である赤字がなくなるわけですので、ドルの下支えはなくなります。

しかも、ここにきて、中国懸念が急拡大していますので、リスク回避の円買いも加わってきています。

さらに、申し上げますと、今年度から活発化してきた本邦機関投資家や銀行の外国株、外国債券への投資が、今後波乱要因になる可能性があります。

主に機関投資家の為替リスクを取った形での外物運用は、1990年台のバブルの崩壊以来の再開です。

原因は、バブル崩壊後、主な運用対象が、低リスクとされた円債投資となりましたが、あまりに多くのマーケット参加者が円債購入に走ったことから、利回りが出なくなり、外物運用を再開することになりました。

しかし、機関投資家にしても銀行にしても、円安地合いが続くのであれば問題はありませんが、相場が円高に転じると、ある程度以上の円高になれば、リスクヘッジのために円買いをしなくてはならず、今後、円高が進めば進むほど、ドル売り円買いをしなくてはならないという潜在的なリスクがあります。

機関投資家の為替リスクを取っての外物運用は、20年以上もの間、行われていなかっただけに、マーケット参加者の多くが、どんなリスクをはらんでいるかを理解しているとは思えず、実際にリスクヘッジのために結構まとまった額のドル売り円買いが機関投資家から出た時、マーケットがパニックになる可能性がありますので、十分な警戒が必要です。

EUR/USDも上昇(ドル安)になっています。

1.1334にあった200日移動平均線も上抜いて、先週末を終えており、かなり買っているものと思われます。

しかし、どうしてもドル/円でのドル安に追随した上げのように思えてならず、追随買いには躊躇します。

ただ、上げが急ですので、すぐには大きく反落をするとも思えず、様子見で行きたいと思います。

EUR/JPYについても、底堅く推移しそうですから、EUR/USD同様に様子見したいと思います。

2015/08/22

リスク回避中心のマーケット

ニューヨークダウは、中国経済減速をきっかけとした世界同時株安の流れは止まらず急落し、前日比531.14ドル安の16,459.55ドルで取引を終えました。

尚、下げ幅は1997年10月27日以来、過去9番目の大きさとなりました。

米国債10年物利回りは、世界経済への警戒感が強まり、逃避資金が流入し(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.024%下げて2.044%で引けました。

原油価格は、中国の景気先行き不透明感から需要の伸び悩みが意識され、一時39.86ドルと2009年3月3日以来、約6年5ヶ月ぶりの安値をつけ、結局前日比0.87ドル安の40.45ドルで引けました。

金価格は、中国株安を受けた世界的な株式相場の下落基調に歯止めがかからず、逃避資金が流入し、前日比6.40ドル高の1,159.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、リスク回避の円買いは続き、一時ドル/円は121.96近辺の120日移動平均線のサポートを割り込み121.81近辺をつけました。

また、EUR/USDでも、ドル/円の下落につられるようにドル売りが強まり、1.1334近辺の200日移動平均線を上抜き、1.1388近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、ジリ高を続け、一時139.03近辺をつけました。

ドル/円については、貿易赤字がほとんど解消されていてドルの買い支えがないところに、中国発のリスクを回避するための円買いが出ていることから円高になるのは、理にかなっていると思います。

しかし、EUR/USDの上昇は多分にムード買いのように見えてなりません。

ヘレンとナディア

この二人は、私の世界観、人生観に大きな影響を与えた恩人です。ヘレンは、私のロンドンでの英語のプライベートレッスンの先生。ナディアは、ニューヨークの借家の大家さんです。

ヘレンとの出会いは、ロンドンで初めて海外勤務になった直後、たどたどしい英語を使っていたところ、スーパーのレジの女の子に、"I don't understand you."(あんたが、言ってること、わからないわ。)と言われた屈辱感から、一念発起して、英語のプライベートレッスンをうけようと決心して、出会った先生でした。

何度かレッスンを受けるうちに、お互いのバックグラウンドを話すようになってわかったことは、彼女はイギリス人ではないことでした。もちろん、彼女は、普通のイギリス人以上にきれいな英語を話しますが、彼女は、ユダヤ系のオーストラリア人でした。さらに、聞いていくと、彼女のご両親は、あの悪名高きアウシュビッツ強制収容所の生存者で、第2次世界大戦後、オーストラリアに移住して、そこで彼女が生まれたということでした。

ご両親は、ゼロからオーストラリアで事業を始め、一財を成した後、二人ともほとんど間をおかずに亡くなったそうです。彼女は、実にざっくばらんで気丈な人ですが、この話になると、涙が止まりませんでした。

彼女のマザーラングエッジ(もともと、生まれたときの初めての言語)は、イーディッシュという、中部ヨーロッパのユダヤ人が使っている言語で、原始ドイツ語に近い言語だそうです。たまたま私が聴いた限りでは、全くドイツ語にしか聞こえませんでしたが、文字は、右から左に書くヘブライ文字でした。

彼女は、オーストラリアの大学を出たあと、インドでの長期滞在を経て、イギリスに渡り、今の旦那さんである、ウェールズ人の仏教画家と出会ったそうです。彼女は、今、オックスフォード大学で、イーディッシュを教えています。

ナディアは、私がニューヨーク勤務の時に借りたコネチカット州グリニッジの家の大家さんです。

この人がまた、すごい人生で、彼女は、ウクライナ人(彼女に言わせると、隣り合せとはいえ、ロシア人とウクライナ人は、全く違うと、強く主張していました。)で、娘時代のある日、ドイツ兵が現れて、家族一同、収容され、何日も貨車に揺られて、護送されたところが、オーストリアの強制収容所。そこで何年かを過ごしたそうです。

そして、ある日、その収容所のどの監視所にも、ドイツ兵がいなくなっていることに気づき(つまり、戦争の終結)、これ幸いと、皆で山を越え山を越え逃げたそうです。そして、やっと駅を見つけたそうです。しかし、その駅のそばに止まっていた戦車に赤旗が立っていることに気づき、回れ右して、また山を越え山を越え、ようやく米軍のキャンプに収容されました。そして、そこでしばらく休養後、米軍から身の振り方を相談され、家族一同、南米のチリに移住することにしたそうです。

彼女は、チリで大学まで出たあと、ニューヨークに渡り、そこで、ロシア系スウェーデン人の旦那さんと知り合い、スウェーデンの首都、ストックホルムに移住。あの川端康成のノーベル賞受賞を会場でじかに見たことを自慢していました。

この二人の地球レベルの生き方を見ていると、自分の人生なんて、小回りだなあと実に思います。世界中が参加している外国為替のマーケットの世界でも、相手にしているのは、こういった数奇な人生を送っているタフな連中も含まれていると、思っていて間違いはありません。

そうした人々も入り混じって構成されるマーケット心理を読む参考図書には、ジェフリー・アーチャーの小説などを読むほうがいいのかも知れません。

2015/08/21

ドル/円、下落トレンドを形成開始か

日本時間が午前に発表された8月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)・速報値は47.1と予想の48.2を下回ったことから、日経平均も下落、そしてリスク回避の円買いも出て、ドル/円は一時122.81近辺まで下落しました。

国内の株式市場も、為替市場も、中国ネタには過敏に反応するようになっています。

ということで、戻りらしい戻りのないままに、ドル/円は下落しています。

今のところ、122.60近辺に90日移動平均線のサポート、そして121.97近辺に120日移動平均線のサポートがありますので、まだ、すんなりとこれらを下抜いていくとは思いませんが、8月19日以来の下落が、徐々に下落トレンドになってきており、戻り売りの相場だと思います。

丁寧さが必要な相場

ドル/円は、一昨日下落が始まり、昨日はさらに下げています。

基本的には、下落トレンドが始まったものと見ています。

しかし、たぶん昨日と同じように下がると、マーケットはショートになっているかを探るため、特にロンドン勢が、買い上げてくることが想定されます。

今の相場は、一本調子に下落するというよりも、下がっては反発し、ある程度戻すとまた下落を再開するという相場のパターンを繰り返すものと思われますので、丁寧な売り買いが必要だと思います。

ドル/円、東京勢はショート?ロング?

東京は、オープンと同時に、ドル/円の値頃感から買いで入ってきました。

しかし、戻りは弱く、売りに転じています。

ただし、東京午前9時台で売りすぎてしまうと、またマーケットがショートとなり、ロンドンが入ってくるとショートスクイズになるものと思われます。

このあたりの、東京勢のポジションがどちらに偏るかを見極める必要があります。

ドル安相場は本物か?

ニューヨークダウは、アジア、欧州株式相場が軒並み下落し、世界経済減速への警戒感が強まったことから、前日比358.04ドル安の16,990.69ドルと2014年10月29日以来ほぼ10ヶ月ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、9月利上げ観測が後退する中、株安が加速し、逃避買いが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.056%下げて2.070%で引けました。

原油価格は、一時40.20ドル近辺まで下落したものの、心理的な節目である40ドルを目前に買戻しが優勢となり、前日比0.34ドル高の41.14ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウが急落する中、逃避的に買われ、前日比25.30ドル高の1,153.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、欧米株安でリスク回避姿勢が鮮明となる中、ドル安が進みました。

ドル/円は、123.33近辺まで下落、EUR/USDは1.1244近辺まで上昇し(ドル安)、その結果EUR/JPYは138.71近辺まで上昇しました。

ドル/円につきましては、イメージ通りの下落になっていますが、EUR/USDとEUR/JPYの上昇は予想より強いものがあります。

単にドルの全面安で片付けようと思えば、できなくはありませんが、ユーロについては、もうしばらく様子を窺いたいと思います。

2015/08/20

ドル/円、ショートカバー(買戻し)

ドル/円はいったんは下がったものの、下げきれませんでした。

また、ショートが切れていないものと思われます。

124.05禁煙の25時間移動平均線がレジスタンスになっていましたが、上抜けてきています。

結局、日本時間午前9時の東京オープン直後にできたショートは、このロンドンタイムに切らせられることになったものと思われます。

ロンドンの狙い目は?

ドル/円は、昨日のニューヨークタイムに下げ始め、124.16近辺にあった25日移動平均線を下回って、123.68の安値をつけ、123.79近辺でニューヨークを終えています。

今日の東京では、典型的な下げたところに買いが入り、123.90台まで戻しています。

これから、始まるロンドンでも、とりあえず東京が戻りで売っていないかを試す意味からも買い上げてくる可能性があります。

もしも、本格的に買ってくるようであれば、昨日までのサポートであった124.16近辺の25日移動平均線がレジスタンスに変わっていますが、これを試し、さらに124.20近辺の5日移動平均線のレジスタンスも試す可能性があります。

特に、今の段階で、東京が戻りを売っているようであれば、これらのレジスタンスを超えたところのロスカットをロンドン勢は狙ってくるものと見ています。

独自の相場観を持つ

(システム・メンテナンスの関係で、コメントできず失礼致しました)
昨日のFOMC議事録要旨もそうですが、FOMCの利上げ観測は、既に1年以上前から出ていました。

そして、未だに、マーケットでは、盛んに話題にしていますが、もうここまで時間が経ってしまうと、素直な動きをマーケットはしないと見ておいたほうが良いと思います。

それでは、どう動くのかというご自身の独自の相場観を持つことが大事です。

もちろん、最初から完璧なシナリオは作れないと思います。

しかし、いくつもの経験の積み重ねと推理の繰り返しによって、独自の相場観は確立されていくものと思います。

特に、最初のうちは、考えていることを、実際に書いて整理することが、良いトレーニングになると思われます。

FOMC議事録発表には、とりあえずドル売りで反応

ニューヨークダウは、中国の景気先行きに対する懸念から大幅に続落し、前日比162.61ドル安の17,348.73ドルと1月30日以来ほぼ6ヶ月半ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、FOMC議事録を受け9月利上げ期待がやや後退したため低下し、暫定値ながら前日比0.065%下げて2.127%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が予想外の増加になったことから売られ、前日比1.82ドル安の40.80ドルで引けました。

金価格は、原油安、株安を受け逃避買いが強まり、前日比11.00ドル高の1,127.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、FOMC議事録要旨では、9月利上げの確信はつかめず、ドル売りとなり、ドル/円123.69近辺まで下落の一方、EUR/UDSは1.1134近辺まで上昇(ドル安)で反応しました。

とりあえずは、ドル売りの反応となりましたが、ドル/円は素直な反応と見ています。

しかし、EUR/USDの上げについては、相関する原油が続落する中買われており、今後反落する可能性があると見ています。

ドル/円についてさらに付け加えますと、相場が動き出すタイミングを示すボリンジャーバンド5日間(期間:5、偏差:2)が、昨日上下のバンドが収束していたことで動くサインを出していましたが、実際にも動きが出てきています。

2015/08/19

水上紀行の為替相場予報のご案内(2015/08/19)

インヴァスト証券TriAutoFX公式サイトにおきまして、毎週、その時々の注目テーマを絞り、「水上紀行の為替相場予報」と題しまして、コメントを掲載しています。

今回のテーマは、「ユーロ/ドルとドル/円:夏休み明けの方向感は?」です。

毎週水曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 

http://www.triauto.jp/marketblog/2015/08/m19.html

ドル/円、ロンドンの出方は?

ドル/円は、今日のように、東京タイムに下げていれば、東京・アジア勢は売ったものとロンドン勢は見て、まず、東京・アジア勢のショートをスクイズ(崩す)しようとするのではないかと思われます。

それで実際買ってみて、上に抜けていきそうであれば、買い続けるものと思われます。

しかし、もし上値が重ければ、一転して売ってくるものと思われます。

今回の、125円台再テストは、8月5日から12日まで、丸1週間行われましたが、かなり無理矢理押し上げた感は拭えず、5月後半から6月前半にかけてグイッと上げたのが、これまで3年半の上昇パターンの最後になるのではないかと見ています。

利上げはマチュア?

明日未明に公表されるFOMC議事録要旨が、注目されています。

つまり、FOMCの利上げの可能性を占う意味で重要だということですが、私は、どうしても多くのマーケット参加者の間で1年以上も語られ、そして、利上げに対しての備えが出来ているようなテーマに、相場が素直に動くとは、正直思えません。

ひとつのテーマが時間が経つと、「相場がマチュア(mature、熟す)」してしまいます。

言い換えれば、一方向に相場を見るマーケット参加者ばかりになり、ポジションが過度に片方に偏ってしまうと、相場が素直には動かず、むしろ、偏ったポジションの逆に逆に動くようになりがちです。

今日の東京オープンも円売り

どうして、毎日、東京がオープンするとドル/円で買いが入るのか、不思議です。

今日は、それほど、強い買いには見えませんが、それでも買っては来ています。

クロス円も、全般には買い気です。

買いがこれほど強くても、上がりきれないところが、また不思議です。

閑散ながら油断はできないマーケット

ニューヨークダウは、中国株安が投資家心理を冷やしたほか、小売大手ウォルマート・ストアーズの下げも重荷になり、前日比33.84ドル安の17,511.34ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された7月の米住宅着工件数120.6万件と予想の118.0万件を上回ったことや、翌日にFOMC議事録要旨の発表を控え調整色を強め。暫定値ながら前日比0.028%上げて2.196%で引けました。

原油価格は、40ドルの心理的節目を前に買戻しが強まり。前日比0.75ドル高の42.62ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受けて下げ、前日比1.50ドル安の1,116.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、発表された7月の米住宅着工件数が予想を上回ったことからややドル高にはなりましたが、翌日にFOMC議事録要旨や7月の米消費者物価指数を控えて模様眺めとなりました。

今週に入り、実質的な欧米勢の下期の始まりとなる9月初頭を控え、場合によっては、昨年のように8月後半からフライング的に仕掛けてくる可能性もあるのではないかと見ていますが、今のところ、特段の動きはありません。

ただし、FOMC議事録要旨の発表もあり、油断はできません。

2015/08/18

気になる、AUD/USDとNZD/USD

AUD/USDですが、月足で見てみると、下落途上にあり、多分、目先のサポートである0.6000に到達する可能性は高く、さらに0.5000まで下落が延長する可能性もあると見ています。

つまり、2011年7月までの上昇がピークアウトした後の反落だと思われます。

そして、NZD/USDは、AUD/USDと似て、目先0.5000を目指し、場合によっては、0.4000まで下落が延長する可能性があります。

やはり、2011年8月までの上昇がピークアウトした後の反落だと思います。

相場には、フローが大事

相場の仕組みには、いろいろありますが、なぜ一方向に動く相場もあれば、往ったり来たりの相場もあるのかについてお話ししたいと思います。

相場が一方向に向かうのは、実際に一方向に向かうフロー(資金の流れ)があってこそです。

このフローの担い手は、通貨により異なり、ドル/円では実需、EUR/USDでは投資家です。

こうした一方向へのフローが出来た相場をトレンド相場と言い、一方向へ向かうフローがなく往ったり来たりの相場をレンジ相場と言います。

不思議な相場

またしても、ドル/円は買いでスタートです。

買い気が強く、このままドンドン上がりそうに見えます。

しかし、今までのところ、上がると下がるを繰り返しています。

貿易黒字の相場のように思えてなりません。

良いところだけ見たくなったマーケット

ニューヨークダウは、発表された8月のニューヨーク連銀製造業景気指数が-14.92と予想の4.50を大きく下回ったことから急落したものの、8月の米住宅市場指数が予想並みの改善を示したため、ニューヨーク連銀指数から受けた警戒感が和らぎ、買い戻しに前週末比67.78ドル高の17,545.18ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、冴えないニューヨーク連銀製造業景気指数に低下し、暫定値ながら前週末比0.039%下げて2.159%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが軟化したことや、需給が緩んだ状態が長引くとの見方も強まり、前週末比0.63ドル安の47.87ドルで引けました。

金価格は、発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数が予想大きく下回り、米景気減速懸念が強まって、前週末比5.70ドル高の1,118.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、冴えないニューヨーク連銀製造業景気指数にドル/円は124.22近辺まで急落しましたが、その後ジリ高となりました。

EUR/USDも、ニューヨーク連銀製造業景気指数を受けて、1.1125近辺まで上昇(ドル安)しましたが、その後は住宅市場指数を受けて1.1058近辺まで反落しました。

昨年は、夏休み明後マーケットの再開が8月18日(月)頃であったことから、今年も、そろそろ動きが出るのではないかと見ましたが、昨日のところは肩すかしでした。

しかし、ニューヨーク連銀製造業景気指数はかなり悪かったのに結局無視、あまり聞いたこともないような住宅市場指数が予想通りで買いで反応というところに、マーケットの志向が
なにがなんでもドル買いに向いているのを感じました。

2015/08/17

EUR/USD、ロングか?

EUR/USDは、確かに、8月5日頃から、上昇を開始し、3日間の人民元の切り下げがあって、2日目の12日には1.1215の高値をつけました。

しかし、その翌日から徐々に下げてきています。

やはり、人民元切り下げに伴いユーロを買い過ぎてしまったものと思われます。

今日のロンドンで上げられないと、下がるものと思われます。

相場環境に変化?

今日から、8月後半にはいってきました。

昨年は、8月18日(月)から、米系ファンドがドル/円を買い始め、12月初頭までで20円以上の上昇を見ましたが、彼らも、この成功体験は良く覚えているものと思われます。

しかし、昨年の今頃と今回とでは、相場環境は大きく変わっているものと見ています。

その最たるものは、貿易収支で、昨年は、年間で12兆7千億円もの赤字になりましたが、今年は、原油安もあり、今の推定では、8440億円の赤字と15分の1まで減ってきています。

ドル高円安

発表された日本の第2四半期GDP点1次速報値は、年率で-1.6%と予想の-1.8%よりは良かったこともあって、ドル買いが強まっています。

ただし、GDPだけでなく、最近のドル/円の傾向は、東京オープンから買われ、ある程度まで買われた後、海外で反落を繰り返しています。

したがって、今日もそれを踏襲するものと思われます。

一方、EUR/USDは、軟化気味です。

静かなスタート

オセアニアでは、全体的に先週金曜のニューヨーククローズと
あまり変わりません。

静かな、新しい週の始まりです。

日本時間午前5時12分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 124.20-31(124.31)
EUR/USD 1.1112-18(1.1111)
EUR/JPY 138.06-20(138.12)

2015/08/16

【8/18&19】番組出演のご案内

【8/18】(火)日経CNBC

午後5時からの「デリバティブ・マーケット」(再放送午後7時45分~)に出演致します。

題名は、「中国元切り下げに揺れる為替市場」です。お楽しみに

【8/19】(水)ラジオNIKKEI

午後10時30分~11時30分の「北野誠のFXやったるで!」に出演します。どうぞお見逃しなく!

出演する北野氏の番組は、Uストリーム、Podcast や iTunes でも配信されます。
詳しくはラジオNIKKEIのサイトをご覧下さい。

これからの展開は(追加)

本日の見通しで、人民元について触れておりませんでしたので、コメントを追加致します。

いわゆる、ドルや、ユーロや円といった変動相場と違い、中国人民銀行によって、ほぼ管理された通貨ですので、あくまでも人民銀行のご意向次第で、また切り下げが追加されるかどうかが決まってくると思われます。

しかし、株式市場でもそうでしたが、当局がなんらかの決定を下した場合、その後の早期の沈静化に心がけており、今回の人民元の切り下げについても、3日間実施されましたが、その後は沈静化に腐心するものと見ています。

これからの展開は(2015/08/16)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、日足ではやや軟化です。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月11日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング67,373枚vsユーロショート182,583枚、ネットユーロショート115,210枚(前回113,394枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング45,768枚vs円ショート150,994枚、ネット円ショート105,226枚(前回ショート79,716枚)です。

ユーロのネットショートは、ほとんど変わりません。

円トは、ネットショートが増えてきています。

さて、今週ですが、実質的な欧米勢の下期のスタートは、今年で言えば、9月7日(月)の米レーバーデーが明けた翌日からだと、一般的には見ています。

なぜなら、アメリカでは、9月第1週の月曜のレーバーデーが明けると、子供たちが日本の4月の新学期を迎えるのと同じような新学期となり、さあ頑張ろうとなりますが、米系のファンドマネージャーもまた下期のトレーディングを開始する時です。

ところが、昨年のドル/円の場合、8月18日の102円半ば前後から、ドル買い円売りが開始され10月前半にいったん下押しはあったものの、10月末、例の「黒田バズーカ2」があり上昇を再開し、12月8には121.84の高値をつけ、8月後半からで約20円の上昇を見ました。

つまり、今年で言えば、17日から始まる今週に注意しておくべきかと思います。

今週、気になっているのは、ひとつには、シカゴIMMの円ショートが、ユーロがほとんど変わらないのに対して、ネットの8月4日の円ショート79,716枚が、先週8月11日では105,994枚に増えてきていることです。

これは、昨年夏からの上昇相場よもう一度というセンチメントが働いているのだと思われます。

一番の期待の根拠は、相も変わらず、米国の利上げだと思います。

この利上げに対する期待感は、昨年来のことで、個人的には完全にステール(旬を過ぎている)と見ていますが、まだ、9月16日~17日のFOMCに期待しているマーケット参加者は結構いるもようです。

そして、ここにきて、シカゴIMMのネット円ショートが10万枚台に増えているということは、利上げ期待がさらに高まってきているものと思われます

現状のドル/円相場は、上がりはするものの、反落するということを繰り返してはいるものの、下がりきらないことも事実で、この膠着状態から抜け出すためには、上下いずれかに向い、上げであればロング、下げであればショートにポジションが偏り、その反動で、反落あるは反騰することが必要ではないかと思っています。

今の状況ではFOMCの利上げ期待が強いため、これから買いが強まってロングが膨らみ、その結果ドル/円は反落するというストーリーのほうが可能性としては高いと見ています。

特に、これまでの高値である、6月5日の高値125.86が上抜けてくると、買いはかなり強まるものと思われます。

しかし、相場の構造が、これまで3年半にも及んだ貿易赤字下のドル急騰局面は、昨年の7月以降始まった原油価格の下落によって終わろうとしているものと見ています。

むしろ貿易黒字下で起きる、一見買いが強そうに見え、実際にも買い上げるのですが、売りが引かずに反落するという相場になるように見ています。

したがって、8月後半から9月に掛けて、ドル/円は買いが強まる可能性はありますが、その後反落するものと見ています。

EUR/USDは、見方がバラバラですが、個人的には、上がりそうでいて上がらず、むしろ反落する可能性があると考えています。

なぜなら、EUR/USDと相関性が高いとされる原油が、先週6年5ヶ月ぶりの安値をつけただけではなく、同じくEUR/USDと相関性の高いとされる金価格も5年5ヶ月ぶりの安値水準で取引されています。

今のところ、EUR/USDと、原油・金の動きが乖離していますが、今後、EUR/USDが原油や金の水準に追いつこうと下落するものと見ています。

ドル/円もEUR/USDも、結局下がるということは、いずれEUR/JPYが大きく下がるものと思われます。

2015/08/15

ユーロ高修正はあるのか

ニューヨークダウは、人民元切り下げも無かったことから、世界的な株安が一服し、さらにはその後一段高となり、前日比69.15ドル高の17,477.40ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された7月の米生産者物価指数が前月比0.2%(予想0.1%)、そして7月の米鉱工業生産指数が0.6%(予想0.3%)といずれも予想を上回ったことが好感され上昇し、暫定値ながら前日比0.011%上げて2.196%で引けました。

原油価格は、人民元切り下げも無かったことから、下げは一服したものの、供給過剰懸念は根強く上値は重く、前日比0.27ドル高の42.50ドルで引けました。

金価格は、人民元切り下げも無かったことから、落ち着きを取り戻す中、戻り売りが優勢となり、前日比2.90ドル安の1,112.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、人民元の切り下げも一服した上に、夏休みのピークの時期ということもあって、ドル/円の値動きは124円台前半に限られました。

EUR/USDは、1.11台半ばから1.11割れまで、やや軟化気味でした。

ドル/円には確たる方向感は見出せなかったものの、EUR/USDは、前日のニューヨークで、原油が6年5ヶ月ぶりとなる安値41.35ドルをつけ、また金も5年5ヶ月ぶりの安値水準(1112.7近辺)をつけています。

EUR/USDは、本来、原油・金との相関性があるとされていますが、現在のEUR/USDには反映されておらず、どこかで、このひずみが修正されることになるものと見ています。

インスピレーションとイマジネーション

アメリカ人とか、イギリス人とテクニカルなことを話していて、いつも思うことは、チャートのラインひとつをとっても、フリーハンドで引いていて、こんなんでいいのという大雑把さです。

几帳面な日本人だったら、少しのラインのズレにも神経を尖らせているのに、彼らのフニャフニャなラインを見ていると、これじゃあ当たるものも当たらんわと思ってしまいます。

しかし、彼らのすごさを感じるところは、はたと思いつくこと(インスピレーション)と、それを膨らませる(イマジネーション)だと思います。

ですから、彼らはチャートはコンピュータにお任せで、そのチャートから何を思いつき、それがどうなるかというストーリーの膨らませ方には、確かに勉強になるところがあります。

2015/08/14

EUR/USD、バラバラな見方

今、EUR/USDの見方がバラバラに分かれています。

最近の人民元安相場の流れからすると、ユーロ高ですが、1.1500近辺がやっとではないかという意見もあれば、もっと上がるという意見もあります。

そして、どういうことからかわかりませんが、米ゴールドマン・サックスが見通しを新たに発表し、3ケ月で1.02ドル、6ヶ月で1.00ドルと予想しているようです。

いずれにしましても、見方はバラバラですので、もう少し方向性がはっきりしてくるまでは、様子見で良いと思います。

値動き分析的には、ドル/円は下げ?

ドル/円は、やっぱり、ここ3年半の上昇と調整の繰り返しによって45円以上も上げてきた相場とは違ってきていると思わざるをえません。

値動き分析(※)的な感想ですが、今までは、上昇局面になると、何者も止めることができないような、かなり強い上昇圧力を感じたものでした。

※値動き分析:マーケットレートの重い堅いで相場のポジションの偏りや、相場の方向性を見る分析法

しかし、今の相場にそうした圧力は一見ありそうでありながら、どうも本物ではないように思われてなりません。

来週は、動きが出るか?

閑散マーケットも、今日が最後に近くて、来週ぐらいから、動きが出るのではないかと見ています。

従来、9月の第1週の月曜、今年で言えば9月7日(月)に米レーバーデーがあって、これが明けると欧米勢の実質的な下期のスタートになります。

ただ、最近、前倒しで来る場合があり、たとえば、昨年は、ドル/円が8月18日頃から動き出しています。

そのため、今年も来週ぐらいからは、油断できないものと見ています。

上がりきらないドル/円

ニューヨークダウは、中国の人民元切り下げをきっかけにしたアジアや欧州の株式相場の下げが一服し、買いが広がり、前日比5.74ドル高の17,408.25ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、人民元ショックからやや落ち着き、暫定値ながら前日比0.039%上げて2.187%で引けました。

原油価格は、中国経済への不安感が高まっており、供給過剰懸念が強まる中、売り優勢となり、前日比1.07ドル安の42.23ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDでのユーロ買いが一服しており、やや緩み、前日比8.00ドル安の1,115.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、発表された7月の米小売売上高は0.6%と予想の0.6%と同様でしたが、マーケットでは好感され、一時、ドル/円124.63近辺まで上昇、EUR/USDは1.1080近辺まで下落(ドル高)となりました。

その後はややドル安方向に反転となりました。

ドル/円は、相変わらず、下がると買いは出るものの、上げきれずにいます。

マーケットセンチメントは、FOMCの利上げを前提としたドル買いムードは依然強いものの、どうも最近の相場は一時期に比べると上げに勢いがなくなってきている点は、注目すべき点ではないかと思われます。

むしろ、以前ならもっと過剰反応をした人民元の切り下げや切り上げに、今回の人民元ショックでは冷静な対応となっており、この点には注目しておくべきかと思います。

2015/08/13

貿易黒字下の相場を先取りか

今年の貿易赤字の推定は、当初年間で2兆円ぐらいありましたが、先日財務省が発表した2015年上半期(1~6月)の国際収支速報によりますと、年間の推定赤字は8440億円までさらに縮小しています。

つまり、このままで行けば貿易黒字になることも、決して非現実的ではありません。

にもかかわらず、ドル買い出て、しかし、ある程度上がるとストンと落ちるを繰り返しています。

これは、結局のところ、貿易黒字下の相場展開(ジリジリストン)が、先行して実際に起きてきているものと見ています。

高止まりが続くかEUR/USD

EUR/USDは、高止まりしています。

高止まりしているということは、買戻しが進み、ポジション的には、ほぼスクエア(ノーポジ)になっているということです。

つまり、ポジションがロングにもショートにも偏っていないということで、基本的には、売ってもショートになるだけで、上方向に戻ってきてしまいますし、買っても、下方向に戻ってきてしまいます。

結果、横ばい相場が続くことになります。

 

下が止まれば買いが出るドル/円

ドル/円は、相変わらず、下げ止まると買いが湧いてきます。

しかし、それでは、上抜けてどんどん上がるかと言えば、また下がってくるということを繰り返しています。

たぶん、大相場の方向転換には、これぐらいの時間を掛けて、残った上げ方向のエネルギーを放出する必要があるのだと思います。

今日は、ユーロは、静かです。

連日の切り下げに、読めぬパニック終息時期

ニューヨークダウは、世界的な株安の流れを受けて、一時年初来安値(17,164ドル)を下回ったものの、引けにかけて下げ幅縮小し、前日比0.33ドル安の17,402.51ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、横ばい後ニューヨークダウに連れて強まり、暫定値ながら前日比0.005%上げて2.146%で引けました。

原油価格は、国際エネルギー機関(IEA)が月報で今年の世界の需要見通しを上方修正したことが好感され、前日比0.22ドル高の43.30ドルで引けました。

金価格は、中国人民銀行による連日の人民元切り下げを受け、逃避買いが強まって買われ、前日比15.90ドル上げて1,123.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、人民元切り下げにより、米利上げが後ズレするとの思惑が強まり、ドル売りが強まり、一時、ドル/円は123.79近辺まで下落、EUR/USDは1.1214近辺まで上昇しました。

その後は、ドル/円は124.20近辺、EUR/USDは1.1165近辺まで戻して落ち着きました。

通常、パニックの3段階というものがあり、パニック発生当日は逃避行動が集中しますが、2日目になると、まだ神経質な部分は残りますが、平静化してきて、3日目には落ち着きを取り戻してくるのが一般的です。

しかし、今回は、初日、2日目と連日切り下げを実施していることから、いつまで切り下げをやるのか不透明で、したがって、パニックからの回復にまだ時間がかかる可能性がありますので、警戒が必要です。

2015/08/12

水上紀行の為替相場予報のご案内(2015/08/12)

インヴァスト証券TriAutoFX公式サイトにおきまして、毎週、その時々の注目テーマを絞り、「水上紀行の為替相場予報」と題しまして、コメントを掲載しています。

今回のテーマは、「ドル/円:依然、円高の可能性は存在する?」です。

毎週水曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 

http://www.triauto.jp/marketblog/2015/08/m12.html

連日続く人民元切り下げ

中国の人民元切り下げは、昨日に止まらず、今日も実施しているもようです。

インターバンクに確認したところ、特に対ドル対ユーロで人民元安誘導をしているようです。

お盆の時期を狙った元安相場で、いつまで続くのかも様子がわかりません。

何をやるのかわからない中国のことですから、しばらく様子を見るしかないと思います。

ジリ高、止まる気配なし

1時間足で見てみますと、ドル/円も、EUR/USDも、EUR/JPYも右上に向って対角線となっています。

つまり、ジリ高です。

ショートが切れていない状況です。

まだ、上がる可能性が高そうですので、ショートはいったん買い戻した方が良さそうです。

投機の相場か?

今週は、相場が、全般に一方向に進んでいます。

これまで、買い上げてきたのはだれかと言えば、投機筋だと思われます。

投機筋の場合、買えば利食いか損切のために売らなければなりませんし、売れば利食いか損切のために買わなくてはならず、しかも、長くは持ちきれないと思われます。

したがって、投機の相場は、意外にもろいところがありますので、相場の流れへの追随はほどほどが良いと思います。

買い気強いマーケット

ドル/円も、EUR/USDも、EUR/JPYも高値圏です。

一般的に言えば、マーケットがショートになっているため、下げづらいためと思われます。

しかし、そこまで、本当にショートなのかと、どうしても疑問を抱きます。

様子を見たいと思います。

人民元切り下げ、マーケットを席巻

ニューヨークダウは、中国人民元の切り下げを受け、中国経済の減速懸念が高まり大幅反落し、前日比212.33ドル安の17,402.84ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、中国人民元切り下げでリスク回避が強まり、暫定値ながら前日比0.088%下げて2.139%で引けました。

原油価格は、中国の景気減速から需要が伸び悩むとの見方が強まって売りが加速し、前日比1.88ドル安の43.08ドルで引けました。

金価格は、中国人民元切り下げで逃避買いが強まり、前日比3.80ドル高の1,107.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ニューヨークでは、中国の人民元切り下げが日本経済にも影響を与えるとの見方が強まり、円売りが優勢となって、一時125.21近辺まで上昇しました。

EUR/USDは、EUとギリシャが新たな金融支援で合意し、ギリシャのデフォルト(債務不履行)、ユーロ離脱懸念が後退しました。

これを受けてユーロ買いが強まり、一時1.1088近辺まで上昇、EUR/JPYも138.37近辺まで上げました。

中国人民元の切り下げに、昨日は影響を受け、さらに長期的にも輸出の改善が必要ですが、輸出不振という問題は、それ程簡単には収まらないものと思われます。

しかし、最近の中国当局の行動は、株でもそうでしたが、速やかに、表向き一件落着していますので、今回についても、表面上は短期間で落ち着くものと見ています。

2015/08/11

人民元のドル/円への影響は限定的

日本時間午前10時過ぎ、中国人民銀行は人民元の対ドルの中心レートを6.2298元(前日は6.1162)に設定しました。

前日比1.9%の引き下げは、過去最大となりました。

人民元の大幅切り下げの原因は、輸出産業への支援策とみられています。

ドル/円は、一昔前に同じことが起きていたら、1円や2円は飛んでいたものと思われますが、30銭ぐらいのドル高円安で済んでおり、人民元に対するマーケットの感応度が下がっているのと同時にドル/円の上値が重いことを再認識しました。

下期の前哨戦が来週には始まるか?

今週は、本邦もお盆休みに入り、外人勢の夏休みも本格的になっているものと思われます。

欧米勢にとっては、6月末の中間決算が終わると、本来すぐに下期が始まるわけですが、7月、8月は、ホリデーシーズンに入るため、実質的な下期のスタートは、9月第1週の月曜にある米レーバーデー(今年は9月7日)が明けてからとなります。

米レーバーデーは、アメリカの子供たちにとっては、日本の4月の新学期と同じような意味合いがあり、また、ファンドマネージャーとしても、気持ちも新たにする下期のスタートとなります。

ただし、最近、この下期のスタートが、たとえば2014年のドル/円では8月18日(月)から始まるなど8月後半に前倒しされる場合もでてきており、今年で言えば来週の17日の月曜あたりからは、警戒しておくべきではないかと思っています。

買い気で、今日もスタート

今日もまた、ドル/円は買いになっています。

しかし、毎日買ってきていても、それほど上げてはいません。

EUR/USDは、ショートカバー一巡で、高止まりです。

EUR/JPYは、買いが強まっています。

ユーロの買戻しが大きく入る

ニューヨークダウは、連日の下落による割安感から買いが入り8営業日ぶりに上昇し、前週末比241.79ドル高の17,615.17ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、原油が反発したことから上昇し、暫定値ながら前週末比0.066%上げて2.229%で引けました。

原油価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前週末比1.09ドル高の44.96ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前週末比10.00ドル高の1,104.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、ニューヨークに入り、EUR/USDの買いが強まり、1.1000超えのストップロスを巻き込み、さらに1.1041近辺まで上昇しました。

EUR/JPYもこれに連れ、137.41近辺まで上昇しました。

ドル/円は、ロンドンタイムに一時124.78近辺まで上昇しましたが、EUR/USDの上げ(ドル売り)に連れて124.45近辺まで下げた後、124.60近辺に落ち着きました。

ロンドンタイムでは、EUR/JPYのショートカバー(買戻し)が先行しましたが、ニューヨークに入り、今度はEUR/USDが先導する形の上昇となりました。

要は、ユーロの下げを見ていたマーケット参加者の買戻し相場だったということだと思います。

そして、これからの東京では、最近ドル/円がジリ高になる傾向がありますので、上げには警戒です。

2015/08/10

ドル/円、繰り返される「ジリジリストン」

ドル/円は、これだけ買い気ですと、マーケットのポジションはショートと見たくなるのですが、どうも、そう素直には見られません。

なぜなら、先週の金曜にしても、雇用統計後、いったんの上昇を見た後、急反落しており、私が最近、しつこく申し上げています「ジリジリストン(ジリジリ上げてストンと落ちる)」の相場が繰り返されているからです。

つまり、貿易黒字の時代、輸出の売りが輸入の買いより多かったため、恒常的に売りが出ている中、ジリジリと上昇しました。

そのため、徐々にロングになり、ある時ロングの重さに耐えかねて、ストンと落ちることになりました。

最近、この傾向が増えています。

貿易収支の黒字化進行?

今朝方、財務省が2015年上半期(1月~6月)のモノやサービスなど海外との総合的な取引状況を示す経常収支を発表し、8兆1835億円の黒字(前年同期4977億円の赤字)となりました。

経常収支は、貿易収支だけでなく、海外投資から得る利息・配当金を示す所得収支や、サービス収支なども含まれており、即貿易収支が黒字になったとはいえませんが、傾向的には、貿易収支が赤字から黒字に転換しつつあることを示しているものとうかがえます。

さらに、ここにきて注目に値する出来事は、鹿児島県の川内(せんだい)原発の再稼働が秒読み段階に入ってきていることです。

それが、良いことか悪いことかを語るべき紙面ではありませんので、その点にはあえて触れませんが、これをきっかけに国内での原発の本格再稼働となった場合、原油や液化天然ガスが値下がりしているけれども、こうしたエネルギー自体を使わなくなる分、貿易収支の黒字化はさらに進むものと思われ、ドル/円の買い支えは後退するものと思われます。

買い気のドル/円だが

ドル/円は、下がると買いが出てきます。

しかし、6月の貿易収支は、1千26億円の黒字と、先ほど発表されています。

赤字から黒字に転換は3月以来です。

しかし、静かに、需給バランスは、変わってきていることは、見逃せません。

ドル安気味

シドニーでは、ややドル安気味です。

特に、下がると買いが入るドル/円の傾向が変わるか注目です。

日本時間午前5時35分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 124.14-19(124.25近辺)
EUR/USD 1.0969-76(1.0965-70近辺)
EUR/JPY 136.23-29(136.25-35近辺))

2015/08/09

これからの展開は(2015/08/09)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、反落気味です。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月28日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング70,620枚vsユーロショート184,0140枚、ネットユーロショート113,394枚(前回104,008枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング49,906枚vs円ショート129,622808枚、ネット円ショート79,716枚(前回ショート63,538枚)です。

ユーロも円も、ネットショートがジリジリ増えてきています。

さて、今週ですが、先週末の米雇用統計でつくづく相場の基本を知っておくことの重要性を再認識しました。

それは、相場が一方向に動くには、投資家筋や実需筋によって作られる、一方向に向かうフロー(資金の流れ)がなくてはならないということです。

たとえば、9月の利上げの可能性が高まったとして、投機筋がドル買いをしてみたところで、それは短期の投機ポジションが出来たのに過ぎません。

まさに先週金曜の相場がその例で、気合で買っても、フローがついてくるわけではなかったため、買い上げたことで、マーケットは極めて短期間にロングポジションが膨らんでしまいました。

その結果、ポジションの偏りを支えきれなくなった投機筋は、投げに出て、ドル/円急落、EUR/USD急上昇となりました。

ここで、覚えておかなくてはならないのは、この相場に対して、投資家・実需筋はどういった行動に出るのかを推理することです。

その時に、さらに考慮しておかなければならないことは、今はどういう時期なのかということです。

まず、どういう行動に出るかを考えますと、今注目のマーケットテーマである、FOMCの利上げについては、既に1年以上もそれは語られてきていることですので、すでにそれへの対応は、かなりできているものと思われます。

さらに、今がどういう時期かですが、投資家・実需筋が夏休みで動きが鈍くなっているということを、考慮する必要があります。

つまり、新たに動きが出ないとは申しませんが、出にくい時期です。

もちろん、2008年9月にあったリーマンショックのような時は、8月は臨戦態勢でした。

今年の今の時期、そこまで緊急を要するものはないと思われます。

そうなると、投資家も実需筋も休暇に入ってしまい、マーケットに残るのは投機筋だけということになります。

なお、実需筋は、休みには入りますが、輸出企業であれば売りオーダー、輸入企業であれば買いオーダーをしっかりと入れていきます。

ですので、この時期、余程、急変するような何かが起こらない限り、動きは限られ、動きが出るとすると、9月7日(月)米レーバーデー明けからの本格的な下半期のスタートになるものと思われます。

ただし、最近は8月の後半から動きが見られことが多くなっていますので、8月17日以降は警戒を要します。

それでは、注目通貨と方向性ですが、ドル/円については貿易赤字が急減していることから下落、EUR/USDについては相関性が強いとされる原油・金の下落に連れ下落、そしてドル/円もEUR/USDも下落するとなれば、EUR/JPYも下落するものと見ています。

2015/08/08

投機乱舞のマーケット

ニューヨークダウは、発表された7月の米雇用統計で、失業率は5.3%(予想5.3%)、非農業部門雇用者数は21.5万人(予想22.5万人)となったことで労働市場の着実な改善を示され、9月利上げの可能性を意識し売りが優勢となり、前日比46.37ドル安の17,373.38ドルと2月2日以来、約半年ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、早期の米利上げ観測は原油安から軟化し、暫定値ながら前日比0.057%下げて2.164%で引けました。

原油価格は、早期の米利上げ観測や原油需給の将来的な緩みを懸念した売りが強まり、前日比0.79ドル安の43.87ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落につれていったんは下げたものの、その後EUR/USDが反発したことから買い戻しが優勢となり、前日比4.00ドル高の1,094.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、予想の範囲内だった非農業部門雇用者数ではあったものの、ドル/円は125.07近辺まで上昇、ESUR/USD1.0855近辺まで一時下げました。

しかし、ドル買い一巡後は米国の株安や金利低下、原油安などを受けて逆にドル売りの流れが強まり、ドル/円は124.10近辺まで下落、EUR/USD1.0978近辺まで上昇しました。

雇用統計後のドル買いは強引だったと思います。

8月で投資家や実需筋の動きが鈍る中、投機筋だけが、ドルを買ってロングになって、上がりきらないので投げたという相場だと思います。

これで、マーケットが傷んでしまった上に、来週はさらに夏休みでマーケットを離れる人も増えるでしょうから、動きづらくなるように思います。

ただし、ドル/円にもEUR/USDにも言えることですが、ドル/円の上値はかなり重く、EUR/USDの下値はかなり堅そうです。

コップの中の嵐

これはうっかりするとはまりやすいことですので、申し上げておきたいと思います。

東京市場特有の東京市場だけで盛り上がってしまう、「コップの中の嵐」の状態になることが意外とあります。

私が一番印象に残っているのは、ニューヨークにいた頃、ある時のG7です。

通常、G7は年に3回定例的に行われ、金曜、土曜と行われて、開催地の土曜夕方、共同声明を発表して幕を閉じます。

その時のG7では、円高誘導が合意されるという観測から東京勢が、ドル/円の売りで盛り上がりに盛り上がったことがありました。

そして、その東京が大盛り上がりをした翌日曜の朝、私は、ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナル、ワシントンポストといった主だった新聞を、新聞スタンドで買ってきました。

家に帰り、ベランダのテーブルで、1紙づつ、仔細にG7について探しました。しかし、どれにも、G7の記事はありませんでした。

つまりは、米国と日本の関心事が全く違うところにあり、つまり、米国にとっては、G7はノーケア(気にしないもの)であることがはっきりしました。

翌日の月曜の東京では、ドル安を期待した東京勢のロスカット的な買戻しにドルは急騰し、G7相場は終わりました。

このように、東京あるいは日本国内だけで大いに盛り上がってしまうことがありますので、たまにで結構ですので、海外のニュース、新聞などの報道がどういう見方をしているのかを見ることは、大変大事なことです。

2015/08/07

ドル/円、あまりショートではない?

マーケットの大勢の期待は、今日の雇用統計の中でも、非農業部門雇用者数が22.5万人を超え、それによって、9月のFOMCで利上げが決定されることを望んでいるものと思われます。

それが前提にあることから、今日は朝方からジリ高なのではないかと見ています。

もちろん、ジリ高になるケースは、ショートの買い戻しによっても起こります。

しかし、値動き分析的には、買いが引かない感じではない、つまりショートではないように思います。

8月のイベントの特徴

本日の米雇用統計が、もし予想より良いあるいは悪ければ、相場は動きます。

今のマーケットセンチメントからすると、予想通りでもドル買いになるかもしれません。

ただし、売り買いする中心が、8月のため投機筋となります。

そうすると、たとえば、今日の雇用統計が予想外に良くても悪くても、投資家不在であれば、投機筋の力ずくでの売り買いで一時的に動いても来週には、相場は戻してくるものと見ています。

ドル/円、買い気

米雇用統計待ちです。

ドル/円は、またドル買い気味になっています。

米国の利上げが、目にチラつくのだと思います。

しかし、まだまだ雇用統計の発表までは時間がありますので、慎重に見ていくべきかと思います。

投機中心だけに、米雇用統計後の乱高下に警戒

ニューヨークダウは、米雇用統計の発表を翌日に控え警戒感が強まる中、6営業日連続で下落し、前日比120.72ドル安の17,419.75ドルと、約半年ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、原油安が続いており、インフレ期待が後退していることや、翌日の米雇用統計の発表を控えポジション調整が中心となり、暫定値ながら前日比0.043%下げて2.227%で引けました。

原油価格は、供給過剰懸念から売りが断続的に入り、下値模索が続き、前日比0.49ドル安の44.66ドルで引けました。

金価格は、欧米の株式相場が総じて軟調に推移したことから、逃避資金の流入から買われ、前日比4.50ドル高の1,090.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円はロング、EUR/USDはショートと見ていましたが、結構長い時間、抵抗を続けました。

しかし、ニューヨークに入り、調整が入り、ドル/円は124.54近辺まで下落、EUR/USDは1.0935近辺まで反発しました。

8月は、投資家や実需筋の動きが鈍ることから、投機筋がマーケットの主役になります。

しかし、投機筋は、売れば買わなければならない、買えば売らなければならない宿命をもっている以上、相場は、往ったり来たりとなりがちですので、利が乗れば着実に利食うことが大切です。

いずれにしましても、本日の米雇用統計も荒れることが予想されますので、十分な警戒が必要です。

2015/08/06

金曜の米雇用統計に向けて

マーケットが望んでいるのはFOMCでの利上げであり、それによって、少なくともドル/円では、金利差拡大からドル高期待が高まっていると言えます。

そのため、基本的に、ドル買い意欲は強いものと思われます。

しかし、相場とは、マーケットの大多数が望む方向にポジションは偏るため、大多数が望む方向に進むことは限られ、望まない方向に進むことが多いと言えます。

したがって、たとえ、予想通りに米雇用統計が良い結果であっても、ドル買い方向に進むのは限られるものと思います。

利上げ機運高まる

FOMCの9月利上げ説は、段々とコンセンサスを得てきているようです。

そのコンセンサスを、素直に相場に反応させているのが、ドル/円のようです。

ドル/円の当面のレンジを120円から125円と想定してきました。

その上限である125.00近辺はそう簡単には抜けないものと見ています。

しかし、たとえ抜けたとしても、125.50に心理的抵抗線や6月5日につけた高値125.86が、強いレジスタンスになるものと思われます。

高止まりのマーケット

ドル/円は、ニューヨークでショートの買戻しがあったことから、基本的にはポジションはスクエア(ノーポジ)と見ています。

しかし、やや重たいことから、値頃感からの売りが出ているものと思われました。

そして、東京がオープンするとショートカバーが出ているようです。

EUR/USDもショートカバーで、やや戻して高止まりですが、東京オープン後、やや買いが出ていて、ロング気味だと思われます。

指標に振らされたマーケット

ニューヨークダウは、映画・娯楽大手のウォルト・ディズニーの下げがきつく、前日比10.22ドル安の17,540.47ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ISM非製造業指数が強かったことが評価されて上昇し、暫定値ながら前日比0.047%上げて2.268%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で在庫が大幅減となり、いったんは買いが強まったものの、戻り売り押され、前日比0.59ドル安の45.15ドルで引けました。

金価格は、ISM非製造業景況感指数が改善し、FRBが利上げに動きやすくなったとする見方が強まったとして戻り売りが優勢となり、前日比5.10ドル安の1,085.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、発表された7月のADP雇用統計が18.5万人と予想の21.5万人を下回ったため、一時124.02近辺まで急落したものの、その後発表された7月のISM非製造業景気指数が60.3と予想の56.2を大幅に上回ったため、大きく反発し、一時125.01近辺まで上昇し、結局124.85近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、冴えないADP雇用統計で、一時1.0936近辺まで上昇したものの、予想外に良かったISM非製造業景気指数に1.0850近辺に反落しましたが、結局1.0900近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、ドル/円に連れて上昇し、136.20近辺をつけました。

ドル/円は、ADP雇用統計を受けて相当ショートになったものと思われ、ISMの好結果に踏み上げられました。

金曜の雇用統計を前に、かなり神経質になっているもようです。

雇用統計関連のADP雇用統計が優れなかったことで、雇用統計への見方は難しくなったように思われ、雇用統計発表までは、様子見が良いように思われます。

2015/08/05

水上紀行の為替相場予報のご案内(2015/08/05)

インヴァスト証券TriAutoFX公式サイトにおきまして、毎週、その時々の注目テーマを絞り、「水上紀行の為替相場予報」と題しまして、コメントを掲載しています。

今回のテーマは、「ユーロ/ドル:ユーロ下落の新テーマ登場か」です。

毎週水曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 

http://www.triauto.jp/marketblog/2015/08/m5.html

ロンドン勢も素直にドルを買うのか?

ロックハート・アトランタ連銀総裁が、9月の利上げ開始に前向きな認識を示したしたことを受けて、東京でドル/円上昇、EUR/USD下落したことが、どうにも気になります。

東京は、単にロックハート発言を受けてドル高になった前日のニューヨークの延長線上にいるだけで、このまま、ロンドンもそれに素直に乗ってくるとは考えにくいように思えるからです。

なぜなら、ロンドン勢は、東京タイムに買われていたら、それは東京・アジア勢はロングになっていると見て売ってきますし、逆に東京タイムに売られていたら、東京・アジア勢はショートになっていると見て、買ってきます。

なぜなら、彼らは、自分の売り買いが相手の利食いに充てられることを、プロフェッショナルとして極度に嫌うためです。

EUR/USD、ロンドンのショートスクイズに警戒

ロックハート・アトランタ連銀総裁の発言を受け、マーケットは急にEUR/USDでベア(弱気)になっているように思います。

ただし、1.0800も、結構強いサポートだと思われ、このまま、すんなりと1.0800をブレイクできるのか難しいところです。

しかも、東京タイムに、既に下を攻め始めているのが、気掛かりです。

性格の悪いロンドン勢にしてみれば、ショートで膨らんだ東京・アジア勢は、格好のショートスクイズ(ショートポジションの崩し)する相手になるからです。

ロックハート発言の効果は継続か

昨日のロックハート・アトランタ連銀総裁の発言で9月利上げ期待が高まっているようです。

EUR/USDは、下値を試そうとしています。

ドル/円は、上値が重いのか小緩んでいます。

EUR/USDは、1.0800がビッグサポートです。

利上げ機運高まる

ニューヨークダウは、ロックハート・アトランタ連銀総裁が、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、9月の利上げ開始に前向きな認識を示したしたことから売られ、前日比47.51ドル安の17,550.69ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ロックハート・アトランタ連銀総裁の発言で9月利上げ期待が高まり上昇し、暫定値ながら前日比0.075%上げて2.223%で引けました。

原油価格は、中国株が反発したことや、翌日発表の米週間石油在庫統計を控えて買戻しが優勢となり、前日比0.57ドル高の45.74ドルで引けました。

金価格は、序盤は、買戻しが強まりましたが、ロックハート・アトランタ連銀総裁の利上げ発言を受け、EUR/USDが下落(ドル高)となったことを受け下げ、前日比1.30ドル高の1,090.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ロックハート・アトランタ連銀総裁の発言を受け、ドルは全面高となり、ドル/円は124.40近辺まで上昇、EUR/USDは1.0883近辺まで下落しました。

尚、EUR/JPYは、EUR/USDの下げに連れて下落し、135.27近辺まで下げました。

週末の米雇用統計発表に向けて、さらに利上げ期待が高まり、ドル買いが強まる可能性があります。

ただし、あくまでも利上げのムードが高まるものであって、米雇用統計あたりまでのムードに過ぎないものではないかと見ています。

2015/08/04

ドル/円のジリ高と反落

ジリ高は、最近良く見受けられる動き方ですが、ジリジリと上方向に上げていくのが基本形です。

実際、どういった動き方をしているかですが、初期段階ではまずは戻り売りが出るため、ショートになりジリ高になっているようです。

しかし、ある程度ジリ高になると、マーケットポジションがショートになり、買戻しが集中して、一段上げになりますが、ある一定の水準まで上げると、ショートカバーとロングメイクが同時に起こっているもようです。

その結果買戻しの源泉であるショートがなくなると同時に、意欲的なロングメイク(ロングの新規作成)だけが残ることになり、今度は反落になるものと思われます。

ユーロの行方

先週金曜は、1.1100超えまで一時上がりましたが、終わってみれば1.09後半で、むしろ上値の重さを確認した格好です。

目先は、1.0800近辺がサポートとして意識され、イベント的には米雇用統計の発表が注目されています。

現状、非農業部門雇用者数が、25万人を超えたら、9月に利上げが実施されそうだという見方が強いようで、そうなると、引き締めのFRBに対して、緩和のECBで、ドル高ユーロ安が強まるというシナリオが、一般的のようです。

しかし、この米国とユーロ圏の金利差拡大という、既に1年以上もやっているテーマで、マーケットが素直に反応するとは考えにくく、結局は下がるにしても、一時的には材料出尽くし感からの買い戻しもあるのではないかと見ています。

ドル/円、EUR/JPY反落気味

ドル/円は、シドニーで買いが出たものの、上がりきれず、反落気味です。

EUR/USDは、全く動いてません。

したがって、EUR/JPYが下げてきています。

夏枯れ相場です。

ドル/円、上げの勢いを減ずるか、ジリジリストン

ニューヨークダウは、発表された7月のISM製造業景気指数が52.7と予想の53.5を下回ったことを受けて、景気の先行き不安が高まって3営業日連続で下落し、前週末比91.66ドル安の17,598.20ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、原油が急落する中、インフレ懸念が後退し、暫定値ながら前週末比0.034%下げて2.146%で引けました。

原油価格は、イランが制裁解除後すぐに原油輸出を再開するもようで供給過剰懸念が高まり、前週末比1.95ドル安の45.17ドルで引けました。

金価格は、中国の7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が2年ぶりの低水準となったことを受け、金の主要消費国である中国の需要が弱まるとの見方が強まり、前週末比5.70ドル安の1,089.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、ロンドンタイムまでジリ高だったドル/円は、ニューヨークに入り、反転下落し、さらに日本時間午後11時に発表されたISM製造業景気指数が冴えなかったことから、123.85近辺までさらに一段下げました。

EUR/USDは、1.09台後半を中心に横ばいでした。

EUR/JPYは、ドル/円の下げにつれ、一時135.59近辺まで下げました。

ドル/円は、ジリジリ上げて、ストンと落ちる(ジリジリストン)を、また昨日もしており、そして、現在のシドニーでは、また新たにジリ高が始まっているように思われます。

ここ3年半で45円以上ものドル高円安トレンドとなり、原油安で貿易赤字が既に大幅縮小していても、相場の上げの勢いがまだ残っていることがジリ高を生んでいるものと思われます。

しかし、この上げの勢いは、ジリジリストンで吸収されていくものと見ています。

2015/08/03

下がるかEUR/USD

EUR/USDは、やはり上値は重く、そして、どこかのタイミングでは、下落するものと思われます。

EUR/USDは、昨年の5月から下落し、今年の3月13日に1.0463の安値をつけました。

そして、そこから5月15日の高値1.1468まで反発後、横ばいとなりましたが、徐々に、上値が切り下がって、今に至っています。

現在の段階は、まだ、1.0800近辺がサポートになっているようですが、上値の切り下がってきている以上、サポートを1~2ヶ月中にブレイクするように思います。

ドル/円の動きに変化

ドル/円の買いが強く、良く買い筋も見えません。

ただ、なぜかはわからないけれど買いが強いということは、貿易黒字の時代にはよくあったことです。

貿易黒字当時、このジリジリと執拗な買いに、思わず引き寄せられて買ってみたものの、それ程上がらず、そして、突然急落するということはよくありました。

マーケットのポジションが、ショートからロングにどの時点で変わってくるのか、そして、この転換によって、急落のリスクが急速に高まっているということを、値動きから知ることが大事だと思います。

買い気が引かないドル/円

ドル/円が、しぶとく買いになっています。

まだまだ、買い気の強い状況です。

しかし、ドル買い需要が総じて落ちてきているなる、ジリジリとは上げるものの、どこかではストンと落ちるパターンを繰り返すものと思います。

ここは、様子見です。

買い気が引かないドル/円

全体的に買い気

シドニーでは、ドル/円も、EUR/USDも、心持ち買い気です。

そのため、EUR/JPYは、やや上げています。

ただし、全般には、それほどの変化はありません。

日本時間午前5時32分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 123.92-99(123.82)
EUR/USD 1.0978-85(1.0979)
EUR/JPY 136.06-20(136.03)

2015/08/02

これからの展開は(2015/08/02)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、小高くなっています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月28日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング67,842枚vsユーロショート171,850枚、ネットユーロショート104,008枚(前回112,976枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング46,270枚vs円ショート109,808枚、ネット円ショート63,538枚(前回ショート62,314枚)です。

ユーロのネットショートは、やや減っています。

円は、ほとんど変化はありません。

さて、今週ですが、先週金曜の海外を見てみますと、ドル/円も執拗に買いが出て、124.37の高値をつけたものの、ニューヨークに入ると、4~6月期の米雇用コスト指数が弱い内容だったことがきっかけで、急反落し、123.52をつけました。

EUR/JPYも、一時1.1114まで猛烈に買われていたものの、同雇用コスト指数の発表をきっかけに急反落し、一時1.0965近辺まで下げました。

両通貨ペアに言えることは、センチメントはブル(強気)なのに、実態は、上値が重いことでした。

それでも、ドル/円に関しては、たぶんまで、ねっちりとしたタイトレンジをやるのではないかと見ています。

しかし、EUR/USDについては、頭が重く見えてなりません。

なぜなら、ひとつには、ギリシャ問題が峠を越したにも関わらず、本格的な買戻しがなく、むしろ上値が重い印象を、先週以来感じていることが上げられます。

また、EUR/USD自体、昨年5月から今年の3月13日の安値1.0463まで一本調子に下げた後、いったんは緩やかにリバウンドしました。

しかし、戻り高値は5月15日の高値1.1468であり、1.1500までも戻していません。

そして、まだ二番底をはっきりとは試していないということです。

しかも、以前から申し上げておりますように、EUR/USDと相関関係にある金と原油の地合いが、引き続き悪く、このままでは、金と原油の下げに連れて、EUR/USDも下がるのではないかと、見ています。

加えて、FRBからはドル高を望まないとの発言が最近も出ているものの、ECBはだんまりを続けています。

そういったところから、EUR/USDは、1.1500に戻すよりも1.0500を目指す方が、素直ではないかと現在考えています。

尚、ドル/円に関しては、ひとつには、8月15日の米国債の利金(ドル建利息)の受取りに関わる利金の円転(円への交換、ドル売り円買い)が出る一方、今週金曜の米雇用統計に向けては、最近ドルが強まる傾向があり、これらが相殺して、動きづらいのではないかと見ています。

EUR/JPYに関しては、EUR/USDの影響もあり、上値が重くなってきているように思われ、今週は、下がる方向ではないかと思われます。

2015/08/01

【8/1】インヴァスト証券トライオートFXセミナー出演!

一般の方にはリアルセミナーで、口座開設されている方にはWebセミナーで同時開催です。

「値動き分析」について、お話します。

リアルセミナーでは、リアルセミナーならではの交流ができればと思っています。

詳細は、以下をご覧ください。

http://www.invast.jp/seminar/detail/2015/08/0801/

月末の乱高下

ニューヨークダウは、方向感の乏しい中、小幅続落し、前日比55.52ドル安の17,690.46ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、4~6月期の米雇用コスト指数が弱い内容だったことを受け、9月の利上げ期待が後退し、暫定値ながら前日比0.072%下げて2.187%で引けました。

原油価格は、過剰供給懸念が拭えず続落し、前日比1.40ドル安の47.12ドルで引けました。

金価格は、4~6月期の米雇用コスト指数が弱い内容だったことを受け、FRBによる金融引き締めへの警戒感が和いだことから買いが入り、前日比6.40ドル高の1,095.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、4~6月期の米雇用コスト指数が弱い内容だったことをきっかけに、124.37近辺まで強含んでいたドル/円は、123.52近辺まで反落した後、123.90近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、ミューヨークオープン直後から買われ、一時1.1113近辺まで上昇したものの、高値をつけた後反落となり、1.0965近辺まで下げました。

EUR/JPYは、EUR/USDに追随して上下しました。

月末の薄いマーケットでの乱高下でした。

しかし、この激しい売り買いにあまり深い意味はないものと見ています。

「彼の後ろに立つな」  

昔、ドイツのフランクフルトにある銀行のディーリングルームを訪ねたことがあります。

その理由は簡単で、その銀行がマーケットで激しくディーリングをしていることで有名で、どんな人がやっているのか会ってみたかったからです。

そして、そのディーリングルームで、その激しくディーリングをしている張本人に会うことが出来ました。ただし、紹介される前に、彼の部下から、「今から彼を紹介するが、絶対に彼の座っているディーリングデスクの後ろに立たないでくれ。彼は、彼のポジションを他人に見られることに非常に神経質だ。」と説明がありました。

そして、実際に彼に会うことになったわけですが、ギョロ目のおじさんでした。

しかし、いったん相場の話になるとさすがに鋭く、ビシビシと相場はこうだと語ってくれました。

チラッと彼のディーリングデスクをみましたが、ポジションが表示されているらしいPCがあり、正直どんなポジションを持っているのか興味がそそられましたが、彼の部下から厳しく釘をさされていましたので見ませんでした。

ディーラーは、それぞれに癖があります。

私の同僚のディーラーのように、まだブローカー(外為仲介業者)とのやりとりがスピーカーとマイクだった頃、ロックでも聞くようにボリュームを全開にしているのがいると思えば、逆にドイツのデュッセルドルフのディーラーのようにささやきにしか聞こえないほどボリュームを絞っている人もいました。

また、米西海岸のディーラーのように、自宅のベッドの脇にもブローカーからのプライシングが流れるスピーカーを置い寝ているのもいたりして、離婚しはしないかとこちらが心配するほどでした。

こういったエキセントリック(変人的)な連中が、マーケットには五万といますので、いろいろなことが相場で起きて当り前かもしれません。

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