例外的な6月
EUR/USDは、先週金曜に、冴えない米雇用統計の結果を受け、急上昇したものの、その後横ばいが続いています。
週足でいえば、1.1153近辺の25週移動平均線と、1.1331近辺の90週移動平均線とに絡んだレンジ相場だと言えると思います。
特に、今月末は、欧米勢の中間決算であり、例年であれば、今の時期。年初来これまでキャリーしてきた主にEUR/USDのポジションを手仕舞う動きが強まり、相場もそれまでとは逆方向に結構動くのが一般的です。
しかし、今年は、年初来、EUR/USDの取引は低調であり、また多少ジリ高だったからと言って、この時期に来て売りが強まるわけでもなく、方向感がはっきりしないことから、本当に、ポジションの偏りは限られていたものと思われます。