嵐の前
ニューヨークダウは、23日に迫った英国民投票を前に、持ち高調整に終始し、前日比48.90ドル安の17,780.83ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、公表された英調査会社の世論調査では、僅差で離脱がリードしており、市場も次第に警戒感を強め、原油やダウも軟調で小幅に下げ、暫定値ながら前日比0.022%下げて1.684%で引けました。
原油価格は、発表された米エネルギー情報局の原油在庫は大幅減が期待されていたが、91.7万バレル減と小幅な減少に留まったことから売られ、前日比0.72ドル安の49.13ドルで引けました。
金価格は、23日に迫った英国民投票を前に様子見ムードが強まり、前日比2.5ドル安の1,270.0ドルで取引を終えました。
為替相場でも、23日の英国民投票を目前にして、様子見ムードが強まりました。
国民投票前に、あえてポンドの乱高下をチャンスとして見て、ポジションを持つマーケット参加者もいるようですが、やはり直前にポジションを持つことは、思惑通りになれば、一攫千金ですが、外れれば足腰立たないほどのヤラレになる訳です。
ここは儲け損なう恐怖は捨てて、せめて結果が発表されてから勝負に出るぐらいのつもりでいることが大切だと思います。
皆が熱くなっていると思えば、より冷静になることが必要です。