リスクオンの買い戻しか
ニューヨークダウは、英国のEU離脱に伴う市場心理の悪化が一服し、世界的な株高が好感されて上昇し、前日比284.96ドル高の17,694.68ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、英国民投票後の市場の混乱が一服したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.044%上げて1.510%で引けました。
原油価格は、リスク回避が後退し買いが強まり、前日比2.03ドル高の49.88ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDで買いが強まったこと受けて上昇し、前日比9.0ドル高の1,326.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円はリスクが回避されたとして買い戻しが続き、一時102.94近辺をつけました。
EUR/USDも、買い気が強い状況の中、一時1.1130近辺をつけました。
EUR/JPYもまた、ショートカバー(買い戻し)にジリ高が続き、一時114.50近辺をつけました。
英国ショックが一服し、株式や商品も含めマーケットが全体的にリスクが回避されたとする買い戻しが強まりました。
離脱決定時に、パニック的にリスクオフ(ドル買い円買い)をした反動が出ており、目先まだまだアンワインド(ポジションの解消)が続く可能性があります。
値動き分析的に言えば、マーケットがまだショートで、ショートカバーによるジリ高が続いて、まだすぐに反落は期待できないものと思われます。