荒っぽい週末相場
ニューヨークダウは、米下院本会議でオバマケア(医療保険制度改革法)の代替法案の採決が見送られると取引終了前に伝わったこともあって売りが続き、前日比59.86ドル安の20,596.72ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、オバマケアの代替法案の採決の中止が伝わると下げ幅を縮小し、前日比0.007%下げて2.412%で引けました。
原油価格は、ポジション調整の買い戻しが優勢となり、前日比0.27ドル高の47.97ドルで引けました。
金価格は、米議会でオバマケアの代替法案の審議が難航したことからドルの代替先として買われ、前日比1.3ドル高の1,248.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドルの安値を試していたところに、オバマケアの代替法案の採決の中止が伝わって反発となり、ドル/円は110.62近辺の安値から111.35近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、1.0818近辺の高値から1.0789近辺まで、いったん反落しましたが、その後また買い気となりました。
EUR/JPYは、119.64近辺の安値から120.24近辺まで上昇しました。
来週末に、本邦勢は本決算を迎え、また欧米勢も四半期決算となるだけに、マーケットが薄くなっていることもあって、荒っぽい相場になったものと思われます。
この状況は、来週も続くものと思われ、基本的には、様子見で良いように思います。