トランプ・スキャンダルには警戒
ニューヨークダウは、四半期決算を発表した小売りのウォルマート・ストアーズが買われて相場上昇をけん引し、前日比56.09ドル高の20,663.02ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トランプ大統領の一連のロシアスキャンダル関連で市場にはリスク回避の雰囲気が強まっているものの、今日はニューヨークダウや原油やドルが買い戻されたことから利回りも下げ幅を縮小し、前日比0.003%下げて2.228%で引けました。
原油価格は、主要産油国による協調減産の延長決定を期待した買いが優勢となり、前日比0.28ドル高の49.35ドルで引けました。
金価格は、前日に急落したニューヨークダウが持ち直したのを受け、大きく上昇していた金には反動から売られ、前日比5.9ドル安の1,252.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、引き続き売りが先行し、ドル/円は110.24まで下落後、一時111.73近辺まで反発しました。
EUR/USDも、1.1134近辺まで反発しまたが。ニューヨークに入り、一時1.1076近辺まで売られました。、
EUR/JPYは、122.56近辺まで下げた後、123.68近辺まで反発しました。
為替の下げも一服したものの、この落ち着きも、トランプ大統領のロシア・スキャンダルの前では、一過性のものになりかねず、基本的には警戒的であるべきかと思います。