マーケット心理を読むことが大事
ニューヨークダウは、金融・エネルギー株が高かったものの、トランプ米政権初の予算教書の提出には反応薄で、前日比43.08ドル高の20,937.91ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、社債発行が相次いでおり、換金売りで押し上げられ、前日比0.026%上げて2.280%で引けました。
原油価格は、OPECが25日の総会で協調減産の9カ月延長を決めるとの見方から買いが優勢となり、前日比0.34ドル高の51.47ドルで引けました。
金価格は、英国で発生した自爆テロを受け買いが先行したものの、上昇傾向が続いてきたため上げきれず小緩み、前日比5.9ドル安の1,255.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、英マンチェスターで発生したテロを受け、リスク回避の円買いが膨らみましたが、ニューヨークに入り、長期金利の上昇も受けドルの買い戻しが強まり、一時111.86をつけました。
EUR/USDは、米長期金利上昇を受けて売られ、一時1.1175近辺まで下げました。
EUR/JPYは、あまり方向感はありませんでした。
マーケットの思考が、ドル売りに偏った反動が出たもようです。