欧米投資家のドルから主にユーロへの資金移動は続くか?
ニューヨークダウは、原油の上昇を受けシェブロンなど資源関連株への買いが優勢となる一方、農機のディアの上昇や、アップルなどの主力ハイテク株やJPモルガン・チェースなど金融株が買い戻され、前日比141.82ドル高の20,804.84ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、横這いで推移し、前日比0.005%上げて2.235%で引けました。
原油価格は、主要産油国が協調減産を延長し、需給の悪化に歯止めが掛かることを期待した買いが優勢となり、前日比で0.98ドル高の50.33ドル引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受け、前日比0.8ドル高の1,253.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、方向感なく、上下動に終始しました。
EUR/USDも、基本的に堅調地合いが続き、一時、1.1212近辺の高値を付けました。
EUR/JPYは、124円台後半中心に横這いが続きました。
欧米投資家による、ドルから主にユーロへの資金移動が続いています。
お金は臆病ですから、何か危険を察すれば、危険地域からより安全地域へ逃避します。
今回は、トランプ大統領が北朝鮮へ圧力を加える一方、ロシア疑惑もあり、投資家が資金をドルからユーロなどに移すには十分な条件がそろっているものと思われ、この動きは当面継続するものと思われます。