CRH(中国新幹線)旅行記
CRH(中国新幹線)に乗って、早3時間が経ちました。
車窓の景色は、基本的には、ポプラの木々と栽培耕地という平坦地で、確かに300キロちょっとで走っているのですが、スピード感はあまりありません。
つまり、広すぎる大地をまっすぐ走っているためスピード感がないということです。
しかし、実はそれだけではなく、凄いと思うことが目に入りました。
それは、高層マンションが、100棟単位で、そこここにあることです。
やはり、秩序だって整然とあり、色調も自然に和んでいます。
こうして地方に出ても、労働者の住宅確保は、政策上重要なことだということでしょうか。
また話は変わって、今、この中国の延々と続く平野を走ると、中国4千年の群雄が割拠したその地に自分がいるかと思うと実に感慨深いものがあります。
先ほどから、このビジネスクラスのエントランスドアが故障して、部屋の外で対応している女性服務員が、苦労しています。
正直、日本の新幹線では、考えられないことです。
一方、線路両側に、6基の原発があり、そこの真ん中を列車は通過しました。
そうしたこともまた、中国の現実です。
ところが、さらに、新たな発見が、夕闇迫る中、わかってきました。
それは、上海が近づいても、例の高層マンション群が続いていたのですが、日が暮れても、どこも明かりがつかないということです。
もちろん、それはたまには明かりがついているところもありましたが、極々稀です。
この謎は、上海で見出すことができるでしょうか。
明日は上海からお送りします。