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2017/06/30

来来(おいでおいで)、中国

本来、新しい都市にくれば、まずは観光バスに乗って、町のだいたいの全容を掴むものだと思っています。

しかし、今回は、上海最後、つまり中国最後の日に、シティーツアーバスに乗って町をぐるっと回りました。

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これは、北京でも思ったことですが、車の市街を走るスピードは速く、また車間も狭く、その上最近はレンタルサイクルが北京でも上海でも多く、それをもかいくぐって走るドライバーは凄いと思います。

正直、乗っているほうがドキドキするシーンも、何回かありましたが、それが事故につながらずにいるのは、町に阿吽の呼吸があると思います。

言い換えれば、都市にリズムがあると思います。

これは、もちろん、中国だけの話ではなく、日本の都市都市にもあることだと思います。

旅行者は、そのリズムに乗れないために浮いてきて、ああ旅行者だと目立つ存在になるのだと考えています。

旅人に必要なことは、その土地に溶け込むことだと思います。

スマホなどが使えない場合、地図を広げることがあるかもしれませんが、実はこれは危険なことなのです。

見知らぬ街の道端で地図を広げることは、自分のほうから、異邦人であることを周囲に知らせることになるからです。

ただし、今回の、北京から上海に相通じて言えることは、実に安全だったということです。

もちろん、油断をしてはいけませんが、普通に気を使っている分には、中国というイメージとは異なり、とても安全です。つまり、それだけ、国が豊かだということだと思います。

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また、ニューヨークやロンドンの中華街で受ける、究極の愛想のなさを知っている身としては、この両都市の人々のフレンドリーさには、驚くばかりです。

今、日本から中国への渡航者が、諸般の理由から、減っています。
実際、今回の旅で、日本人と出会ったのは、上海の小籠包屋さんぐらいで、あとは皆無でした。

でも、今こそ、是非中国を訪れてみてほしいと思います。

その通貨を扱うなら、その国に行ってみるということは大変大事だと改めて思いました。

ただし、そこは日本ではありません。
想定外のことは起きる可能性はありますので、一定の緊張感を持つことを、十分承知してください。

さて、明日、日本に戻ります。次は、日曜の週間レポートから再開させて頂きます。

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EURUSD、緩む

EURUSDが、上がりきらず、緩んでいます。
ただ、欧州に入れば、また買いがぶり返すものと見ています。
ドル円は、ポジション的には軽くなったものと思われ動きは限られそうです。

2017/06/29

豫園(よえん)

今日は、かなり、まったりとした一日でした。

天気は、今日もどんよりとしていましたが、雨は降りませんでした。

朝食をゆっくりと食べ、そして少し仕事をして、出発しました。

目的地は、すぐ近くの豫園(よえん)という中国国内でもひときわ名園といわれる中国庭園です。

しかし、要は超観光地で、例の甲高い中国語が飛び交っていました。

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〔名園、豫園〕

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〔近接の老城皇廟という道教のお寺〕

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〔巨大小籠包で有名な南翔饅頭店。ストローでスープを飲みます。アチチ!〕

今回、感じたのですが、北京・上海の地元の人は、あんまり甲高い発音をしないで、むしろ押し殺しているぐらい抑えた発音をすることでした。

要は、中国も広くいろいろな発音があるということだと思います。

ところで、今日は、NHKニュースを見ていて、中国の反体制派の誰それがっと言ったとたんに、画面は砂嵐で、その話が終わった頃また、普通の放送に戻りました。

北京では、NHK自体が常に砂嵐でした。英語放送も、結構ブチブチ切れます。 これが、情報の規律を図るということなのでしょう。

もっと、ストレートな書き方もあるのですが、実際PCにもワーニング(警告)が出ますので、これぐらいにさせていただきます。

気が付けば、明後日には、東京です。

4時間のフライトながら、そこには全く異文化があり、決して日本ほどの清潔さはないにしても、逆にある意味大きなエネルギーを得ているように思います。

人口13億人、世界で一番話されている言葉が中国語です。

この隣国とは、うまく付き合っていく必要性を実に感じました。

高止まり

ドル円も、EURUSDも、EURJPYも、高止まりでオーバーナイト(一晩越え)しました。
これからの、東京では、まずはドル円の買いトライで入ってくるのではないかと見ています。

2017/06/28

大人しい上海

今日で、旅は折り返し点を越しました。

上海初日、まず訪ねてみることにしたのは、上海株式取引所です。

超高層ビルに囲まれている浦東新区にありました。

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しかし、たぶんそうだろうとは思っていましたが、電子取引が中心になっているご時世、東京株式取引所もそうですが、上海も実際、場が取引所内で立っているわけではありません。

手持無沙汰にしている受け付けも、特にここで何かやっているわけではないし、もちろん公開もしていませんということで終わりました。

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昨日、上海駅についた時にも思ったのですが、北京に比べると、意外ですが、閑散としています。

駅からの高速道路も心持ち空いていますし、北京のようなエネルギッシュさが感じられません。

同じ中国でも、随分雰囲気が違います。

「上海人は東京人に似ている」という言葉を聞いたことがありますが、こういうことなのでしょうか。

その後、キンキラキンの有名なお寺静安寺、上海一の繁華街南京路、そして、黄浦江沿いに立ち並ぶクラシックなビル群The Bundを、見てホテルに戻りました。

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天気も梅雨っぽく、はっきしない天気でした。

さて、昨日のブログで、高層マンションが、新幹線沿線に延々と続いたと申し上げました。

ここしばらく前に、深刻な景気後退を抑えるための公共投資としての高層マンションの大量建設計画ではなかったかと思っています。

いわば、中国版ニューディール政策だったのではないかと考えます。

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2017/06/27

CRH(中国新幹線)旅行記

CRH(中国新幹線)に乗って、早3時間が経ちました。

車窓の景色は、基本的には、ポプラの木々と栽培耕地という平坦地で、確かに300キロちょっとで走っているのですが、スピード感はあまりありません。

つまり、広すぎる大地をまっすぐ走っているためスピード感がないということです。

しかし、実はそれだけではなく、凄いと思うことが目に入りました。

それは、高層マンションが、100棟単位で、そこここにあることです。

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やはり、秩序だって整然とあり、色調も自然に和んでいます。

こうして地方に出ても、労働者の住宅確保は、政策上重要なことだということでしょうか。

また話は変わって、今、この中国の延々と続く平野を走ると、中国4千年の群雄が割拠したその地に自分がいるかと思うと実に感慨深いものがあります。

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先ほどから、このビジネスクラスのエントランスドアが故障して、部屋の外で対応している女性服務員が、苦労しています。

正直、日本の新幹線では、考えられないことです。

一方、線路両側に、6基の原発があり、そこの真ん中を列車は通過しました。

Gp

そうしたこともまた、中国の現実です。

ところが、さらに、新たな発見が、夕闇迫る中、わかってきました。

それは、上海が近づいても、例の高層マンション群が続いていたのですが、日が暮れても、どこも明かりがつかないということです。

もちろん、それはたまには明かりがついているところもありましたが、極々稀です。

この謎は、上海で見出すことができるでしょうか。

明日は上海からお送りします。

Shinkansen

日本では味わえない民族感

今、中国新幹線に乗るために、北京南駅のビジネスクラスのラウンジにいます。

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〔切符売り場横のビジネス・ラウンジ入口〕

もちろん、漢民族が圧倒的に多そうですが、それ以外に中央アジアから東欧にかけての彫りの深い黒毛の人達も目立ちます。

日本で言えば彼らは外人ですが、中国にいると地続きで昔から交流している人々に過ぎません。

首都であっても、あまり英語が通じないのも、中国はそのもの自体が世界なのだと思います。

駅中央のコンコースも巨大で果てがかすんで見えないほどです。

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ここ北京は、古(いにしえ)から多くの民族がすれ違ってきたところです。

ドル円、買い気引かず

東京が思いのたけを吐き出す、日本時間9時台のこともあって、今日は、ドル円の買い気が強くなっています。
これを、やらないと、気持ちが収まらないものと思います。
下げ渋れば、東京だけでなく、ロンドンも同じような買い攻めの姿勢をとることになるもと、思われます。

2017/06/26

中国人民銀行

今日は、広大な故宮(皇宮、皇帝の居所)に行ってきました。

これが、故宮を臨む丘からの景色です。

Kokyu

しかし、残念ながら、今日は、月曜で、博物館・美術館などは、すべて休館ということで、もう一つぜひ行きたかった中国人民銀行(中央銀行)に行ってきました。

Jinminbank

実際に、行ってみると、前に写真で見たのとは違って、意外と小ぶりなのには、驚きました。

それでも、写真など撮ったら警官がすぐに走りよって注意されると思い、居合わせたお巡りさんに、写真を撮って良いかと、身振り手振りで、聞いてみると、まったくこっちの言っていることが分かってもらえません。

ということは、良いと解釈して、撮ってきました。

炎天下、歩いたので、道すがらのホテルで休憩し、その後、明日乗る中国新幹線のチケットを取りに、北京南駅に行きました。

これまた巨大な駅で、また物凄い人間の数でした。

時間が余ったので来ましたが、これを明日の当日に来て手続きしたら、相当焦っただろうなという混雑ぶりでした。

明日の新幹線で、北京から上海に行きますが、時速300キロで6時間だそうで、東京から博多に行って、さらにもう1時間行く計算になるそうです。

中国の広さを感じます。

静かな週の始まり

おはようございます。
北京は、快晴です。
各レートを見ますと、あまり動意(動こうとする雰囲気)は、なさそうです。
6月の最終週に入り、金曜が欧米の中間決算日であるためだと思われます

2017/06/25

来てびっくり!北京

遅い時間に失礼します。

昨日24日、飛行機が着陸態勢に入り、下界の景色を見渡すと、ビルも工場も森林も整然としていて調和が取れていることに驚きました。

さらに、空港から都心に向かう高速から見えるポプラ並木も、素晴らしい景色です。

そして、広い都心部には、自然と調和した高層ビル群が、林立しています。

つまり、世界第2位のGDPを誇る中国にふさわしい首都北京がそこにありました。

もちろん北京オリンピックで弾みをつけての首都づくりだったでしょうが、それにしても、すごいことをしたものだと思いました。

また、接する地元の人達の感じの良さにも、期待をしていなかっただけに驚きでした。

チェックイン後、とりあえず、天安門広場に行ってきました。

Tenanmon1

なにしろ、巨大で、かつ物凄い人出でした。

今日は、万里の長城に行ってきました。

Chojyo

これまた、巨大な壁が、山の尾根伝いに延々と続き、よく作ったものだと思いました。

あいにく、日曜のツアーだったため、大渋滞となり、遅くなりました。すいません。

いずれにしても、中国の認識が変わる旅になりそうです。

その国の通貨を扱うなら、その国にやっぱり行くことだと実感しています。

今、北京です

インターネットがとりあえず、つながりました。
正式な現地からのコメントは、今夕行います。

2017/06/23

次のコメントは、中国からです

このコメントのあとは、明日以降、基本的に、中国からお伝えします。

ただし、時間的にいつになるかは、現地に行ってみませんと分かりませんので、ご了承ください。

尚、情報に関して厳格なお国柄ですので、中止を余儀なくされる場合もあります。

その場合は、別途、帰国後、旅行記的なものがお伝えできればと思っています。

自然にあがらわない

値動き分析を思いたったきっかけは、自分の理性では、例えば、下がりそうでも、ジリジリと上げてくる相場に対する認識と実際の乖離を、100%マーケットが言う通りと受けとめてみると、非常に相場が理解できることに気づいたからです。

つまり、マーケットが間違っているという捉え方をすると、現実を否定してしまいうまくいきません。

相場とは、自然界の節理のようなものがあり、それにあがらわなければ、儲かるチャンスは多いと言えます。

もうすぐ、7月相場

6月末の中間決算が終わった後、7月の相場について確認しておきます。

7月に入ると、早速、夏のホリデーシーズンの開幕を告げるのが、7月4日のアメリカの独立記念日です。

全米で、花火大会が行われ、夏休み気分が一気に高まります。

しかし、相場の方は、7月はまだ結構動きますので注意が必要です。

活力ないマーケット

マーケットに、活力がありません。

このままということはないと思いますが、ただし、大きくは動かないまま、越週する可能性はあります。

つまり、レンジブレイクはできないままに終わりそうです。

6月30日が欧米勢の中間決算ですから、来週はさらにその傾向が出る可能性があります。

来週は月末であり、欧米勢にとっては中間決算

ニューヨークダウは、共和党によるオバマケア代替法案の提出を受けてヘルスケア株が買われましたが、原油価格に対する警戒感が根強く引けにかけて売りが強まり、前日比12.74ドル安の21,397.29ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、30年物入札好調で低下し、暫定値ながら前日比0.016%下げて、2.148%で引けました。

原油価格は、持ち高調整の買い戻しは出たものの需給軟調の見方は強く上値は重く、前日比0.21ドル高の42.74ドルで引けました。

金価格は、強めに始まったものの、EUR/USDが緩むと上値を抑えられ、前日比3.6ドル高の1,249.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、111円台前半で揉み合いました。

EUR/USDも、1.11代後半から半ばへ向けて、軟調でした。

EUR/JPYは、124円台前半を中心に、方向感はありませんでした。

やはり、来週末に、欧米勢の中間決算を控えているため、積極的な売買は差し控えられ、方向感がはっきりしないとものと思われます。

2017/06/22

その通貨を扱うならその国へ行ってみる

今週末から来週末まで、中国視察旅行に行って参ります。

その間につきましては、中国からコメントさせて頂こうと考えております。

これは、その通貨を扱うならその国に行ってみるという、私のポリシーによるもので、「一帯一路」や、SDRの導入など、大国化を急ぐ中国のスメル(匂い)を嗅いできたいと考えるからです。

ただし、ご存知のように、情報に関して厳しいお国柄だけに、中断せざるを得ない事態もありえますので、その際はご容赦ください。

ドル/円、重い相場

ドル/円は、やっぱり重いという印象です。

今年の4月後半に、109円近辺から114円台まで急騰しました。

しかし、5月半ばに、110円台まで反落、そのあと6月初めに、109円台までさらに下落しました。

そして、6月半ばから111円台後半に反発したものの、また重くなってきています。

つまり、常に持ち上げようとしないと、緩んできてしまう相場だということです。

探り合い

昨日は、EUR/USDのヘッド・アンド・ショルダーの形状に、多くのマーケット参加者が気づき、売りで入ってきているので、売られ過ぎになって反発するとお話ししました。

確かに、昨晩、結構反発しました。

しかし、まだ、話はこれで終わってはいないと思います。

昨日の反発で、なんだ下は、堅いじゃないかと、多くのマーケット参加者が重い、今度は買ってくると、マーケットのポジションは重くなり、サポートを割り込んで下げてくる可能性が高くなります。

ドル/円、下落

ドル/円が、再び重くなっています。

しかし、全体的には、確たる方向性はありません。

来週は、欧米勢の中間決算の週です、

動きづらくなるのではないかと思われます。

ドル/円、下落

一筋縄ではいかないマーケット

ニューヨークダウは、原油安を受けてエクソンモービルなどエネルギー関連銘柄が売られたことで押し下げられ、前日比57.11ドル安の21,410.03ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、高めに始まったものの、その後原油価格が下げに転じたことから序盤の上げを失い、暫定値ながら前日比0.007%上げて2.163%で引けました。

原油価格は、米国で増産傾向が続いていることが嫌気され、一時は42.05ドルと2016年8月11日以来ほぼ10カ月ぶりの安値をつけた上で、前日比0.98ドル安の42.53ドルで引け、ました。

金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、一時1,241.7ドルと5月17日以来ほぼ1カ月ぶりの安値まで下げたため前日比2.3ドル高の1,245.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、安値111.07近辺、高値111.73近辺と荒っぽい動きとなりましたが、今日は、ショート先行で攻めたものの、下げきれず買い戻し、今度は上値を試そうとしましたが、これも失敗となりました。

EUR/USDも、日足の形状がヘッド・アンド・ショルダーとなっていたことに、多くのマーケット参加者も気づき、売り込んだため、ごく短期間にショートになり、海外では一段と買い戻しが強まり、1.1169近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、ドル/円とEUR/USDの上昇の影響を受け、堅調な推移でした。

相場がレンジの中で、どうにかレンジ突破ができないか、あえいでいます。

トレンド相場に転換するには、やはり6月末の欧米の中間決算を終えてからになるのではないかと見ています。

2017/06/21

有名チャートパターンゆえの悩み

EUR/USDは、5月17日頃から現時点までに、ヘッド・アンド・ショルダー(三尊)が形成されてきています。

ヘッド・アンド・ショルダーとは、左右に肩、真ん中に一段高いヘッドが出来る形状であり、ヘッドとショルダーの下部分を結んだものをネックラインと言います。

相場が、ヘッドを形成後、ショルダーのネックラインを下回る、ヘッドとネックラインの高低差分下がるというのが、教科書的解説です。

しかし、個人的には、試されはするものの、そこまでは下がらないのではないかと考えています。

来週末には欧米の中間決算

ドル/円は買うだけ買って、EUR/USDは売るだけ売った感じがします。

それでも、ドル/円で言えば、値ごろ感からの買い、EUR/USDなら、値ごろ感からの売りが出やすいと思います。

ということは、ドル/円なら下げながらロングができ、EUR/USDであれば上げながらショートができていくように思います。

欧米勢の中間決算を、月末に控えて、本当のところは動きづらくなるものと思います。

ポンドの下落目立つ

ニューヨークダウは、原油が約7カ月ぶりの水準まで下落したことや、ダウが連日で過去最高値を更新した後のこともあり利益確定売りも出て、前日比61.85ドル安の21,467.14ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、原油安で低下し、暫定値ながら、前日比0.033%下げて2.155%で引けました。

原油価格は、世界的な需給の緩みが当面続くとの見方から売りが強まり、一時42.75ドルまで下落し、2016年11月14日以来ほぼ7カ月ぶりの安値を付け、前日比0.97ドル安の43.23ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、5月19日以来ほぼ1カ月ぶりの安値1242.4ドルまで下げた後、前日比3.2ドル安の1,243.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、揉み合いながら、やや下押し気味で推移しました。

EUR/USDも、下落傾向で推移しました。

EUR/JPYは、ドル/円、EUR/USD共に、下げ気味だったことから売られ、一時123.92近辺まで下げました。

尚、GBP/USDなどポンド絡みについては、カーニーBOE総裁が「まだ利上げの時期ではない」と発言したことを受けて、急落しました。

2017/06/20

現状は、ポジションの偏りは軽度?

現状のドル/円は、値動き分析を理解する上で、大変役立つと思います。

午前中の段階では、非常に買い気が強く、値頃感から売り上がってショートになっているマーケット参加者と、上にショートのストップロスが見えるのか、ゆっくりと買い上げているロング筋の両方が、マーケットに存在したものと見ました。

しかし、現在は、高値圏で、買い気もなければ、売り気もない、いわゆる高止まりという相場になっています。

つまり、急騰直後の相場と同じで、ショート筋は買戻し、買い筋は利食い、マーケット全体のポジションの偏りはかなり軽くなっているということだと思います。

買い気強いドル/円

1時間足で、ドル/円の上昇角度を見ると、ほぼ左下から右上に対角線を描くような形状で、非常に買いが強いことを示しています。

値動き分析で言うところの、売り上がりと買い上がりの両方が出ているのでないかと思われます。

つまり、値頃感から売り上がってショートになっているマーケット参加者と、上にショートのストップロスが見えるのか、ゆっくりと買い上げているロング筋の両方が、マーケットにいそうです。

ドル買い強し

全面ドル高です。

特にドル/円の買いが強くなっています。

112.00をテストする可能性があります。

週足でも、112.00は、気になるところです。

ダドリー発言を受け、ドル高

ニューヨークダウは、世界的な株高の流れを受けて強まり、前週末比144.71ドル高の21,528.99ドルで取引を終え、連日で過去最高値を更新しました。

米国債10年物利回りは、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁が景気拡大はまだ長く続くと確信していると述べことが好感され、前週末比0.037%上げて2.188%で引けました。

原油価格は、リビアと米国の生産増への警戒感から重くなり、前週末比0.54ドル安の44.20ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受け、前週末比9.8ドル安の1,246.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ニューヨーク連銀のダドリー総裁がFRBの金融政策正常化について「今のところ良好だ」と述べたことから、ドル買いが強まり、ドル/円は、一時111.58近辺まで上昇しました。

一方、EUR/USDは、一方的な下げに、一時1.1143近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、ドル主導のマーケットだったため124円台前半での揉み合いに終始しました。

2017/06/19

マイナビニュースにコラム掲載(2017/06/19)

マイナビニュースで、「円の行方、ドルの行方」と題しまして、コラムを掲載しています。

今回のテーマは、「ブレグジットから1年」です。

基本、毎週月曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 
http://news.mynavi.jp/column/mizukami/092/

どっちつかず

今週23日金曜日を以って、ブレグジットから、丸1年になります。

ブレグジット(英国がEUから脱退する)ことによって、GBP/USDは1.4600付近から、10月には一時1.1905近辺まで約2700ポイント急落しました。

その後も、事あるごとに売られましたが、下がりそうで下がらず、底値圏形成を示すラウンディング・ボトム(鍋底)を形成してきました。

しかし、それでも、マーケットがもう下がらないと心変わりすれば、上がりきることもできず、今のところは、どっちつかずの状態です。

ドル/円、ロング先行?

ドル/円は、先週金曜のニューヨークで、反落しており、いったんロングは、解消しているものと思われます。

それが、今朝、日本の5月の貿易赤字を材料に再び買われているもようですが、これはあくまでも買い上げ(ロングメイク)であって、買戻し(売っていたものを買い戻す)ではないものと思われます。

今の9時台は、東京勢の思いの丈をぶつけてくる時間帯ですが、これでロングが膨らんで上げ切れなくなると、反落の恐れが強まります。

貿易収支赤字

午前8時50分発表の5月の貿易収支は、2034億円のマイナスと予想433億円プラスから大きく下回りました。

これがあってか、ドル/円は買われています。(貿易赤字で、ドル買い)

確かに、単月の赤字としては大きいと思います。

再び、買いトライになりそうです。

EUR/USD、強含み

シドニーでは、EUR/USDが強含んでいます。

ドル/円は、あまり変わらずです。

日本時間午前5時45分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 110.88-94(110.87)
EUR/USD 1.1206-10(1.1195)
EUR/JPY 124.28-33(124.11)

2017/06/18

これからの展開は(2017/06/18)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

横ばいです。

次に、シカゴIMMポジションです。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

6月13日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング164,2279枚vsユーロショート85,174枚、ネットユーロロング79,053枚(前週 ロング74,009枚)です。

また、同時点の円は、円ロング34,160枚vs円ショート84,713枚、ネット円ショート50,553枚(前週 ショート55,027枚)です。

つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング40,552枚vsポンドショート79,993枚、ネットポンドショート39.441枚(前週ショート36,716枚)です。

いずれも、あまり変化はありません。

さて、今週ですが、EUR/USDについては、中間期末が今週金曜になります。

また、日本勢にとっても、月末が同じく今週金曜となる関係で、EUR/USDと共に動きづらくなるものと思われます。

ただし、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見てみますと、ドルは単に下落途中の下げ止まりであって、ここから反発するには、下落するより数倍のエネルギーが必要だと思われます。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

すなわち、ドルは下がりやすい形状になっていると思われます。

ただし、今週は、既に御案内のように期末、月末の週だけに動きづらく、本格的な動き(私はドル安と見ていますが)、来週以降ではないかと見ています。

もちろん、今週中に動き始めても、なんら支障はありませんが、既に申し上げましたように、決算の週である以上は、動きが鈍っても止むを得ないと思います。

今は、来週以降の7月相場がどうなるかを考える時ではないかと思います。

7月4日は、米独立記念日で、サマーホリデーの開幕を告げる日です。

しかし、7月はまだ結構相場は動きます。

本当に皆が夏休みを取るのは、8月、特に上旬です。

一度、ロンドンのディーラーに、いつ一番夏休みをとるのか、聞いたことがありました。

それによりますと、「子供の学校の関係があるから8月が多い」と答えが返ってきたので、洋の東西に関わらず、同じなんだと思ったことがありました。

ただし、8月も20日頃になると、仕掛けが出ることがありますので、注意が必要です。

いずれにしましても、7月はまだ動くと思われ、方向的にはEUR/USDを中心としたドル安相場が再開するものと見ています。

尚、EUR/JPYについては、EUR/USDの上げとドル/円の揉み合いから、目先は上がる可能性があります。

2017/06/17

試されてこそわかるドルの弱さ

ニューヨークダウは、前日に約1カ月ぶりの安値を付けた原油価格が持ち直したのを受け、石油株高が支えとなり、前日比24.38ドル高の21,384.28ドルで取引を終え、史上最高値を更新しました。。

米国債10年物利回りは、発表された5月の米住宅着工件数が109.2万件と予想の121.8万件を下回り、さらにその後発表された6月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が94.5と予想の97.1をまたしても下回った結果低下し、前日比0.012%下げて2.151%で引けました。

原油価格は、買い先行だったものの、次第に伸び悩み、前日比0.28ドル高の44.74ドルで引けました。

金価格は、持ち高調整の買いが優勢となり、前日比1.9ドル高の1,256.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ジリ高で111.42近辺まで上昇したものの、発表された5月の米住宅着工件数が予想を下回り、さらにその後、発表された6月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値がまたしても下回った結果、ドル売りが強まり、一時110.65近辺まで反落しました。

EUR/USDは、ロンドンタイムからユーロ買いが強まり、一時ニューヨークで1.1202近辺まで上昇しました。、

EUR/JPYは、ニューヨークオープン間際、124.46近辺まで上昇したものの、ドル/円の反落を受け123.80近辺まで下落しましたが、その後、124.10-20近辺までじり高となりました。

ドル/円の上値の重さと、EUR/USDの買いの強さを、再認識する格好となりました。

相場との間合い

相場とは、基本的には、適度な間合いを取ることが大事です。

ともすると、間合いが近すぎて、目の前の相場の動きにのめり込んでしまい、気がつけば、プライスの刻々の動きを示すスクリーンにかじりついていて、まったく他のことが見えなくなっていることがあります。

しかし、このスクリーンにかじりついた姿勢は、前しか見ていないわけですから、それ以外の方向に対してはノーガードとなっているわけで、非常に危険です。

それを避けるためには、相場からある程度の距離を持って、他のプロダクツ(投資対象)の動きやニュース・要人発言などにも、目配りできる余裕を持つことが必要です。

それが、相場と間合いを取るということです。

時には、さらに相場と距離をおいて、相場を俯瞰する、具体的に申し上げれば、週足、月足といった長期のチャートを見ることも大事です。

要は、相場の流れがどちらに向いているのか、あるいは停滞しているのかを見極めることが肝心だと思います。

自分自身はデイトレだから、そんなに長期のトレードを考えてはいないから、全体の流れを見なくても良いというものではないと思います。

短期のトレーディングにおいても、たとえば上昇トレンドであれば、買い先行で、下げトレンドなら売り先行で、レンジ相場なら、逆張り的なアプローチが必要で、そのためには、やはり長期の相場の流れがどうなっているから、今の相場がこのようにあるということを見ておくことは、決して無駄なことではありません。

理想的には、適度な間合いを基本として、ある時はより長い視点から俯瞰し、そして、ここ一番では、相手の懐に飛び込むような大胆さが必要だと思います。

この辺の変貌自在さが取れるようになることが、大切だと思います。 

2017/06/16

値動き分析、再考

値動き分析は、6つのパターンからできています。

急騰、急騰後、急落、急落後、ジリ高、ジリ安です。

上げ相場の、急騰、急騰後、ジリ高に絞って、ポジション状況を見てみますと、以下のようになります。

急騰は急激なショートカバー(買戻しの殺到)が起きます。

急騰後は急騰によって大きくショート(売りポジション)が買い戻されて、ポジションスクエア(ポジションなし)となり、そしてジリ高は、急騰局面とは別の場面で、マーケットがショートになっていて、なおかつ売り上がる(ナンピン的に売り上がる)ため、ショートが解消せずジリジリと上昇を続けるというものです。

Well BID

ドル/円は、Well BID(ウェル ビッド、買い気が非常に強い)が続いています。

一方、EUR/USDは、下げ切れずにいますが、戻りも弱い状況です。

それだけ、ドル/円でのドルショート(売り持ち)がまだ解消されていない上に、クロス円の買い気が強くなっているから、下がらないように思われます。

ドル/円は、買い上げている向きもいるようにも思いますが、やはり、ショートで粘っているマーケット参加者は多いように思われます。

新規の買い上げもありか?

再び、ドル/円が強くなっています。

もちろん、ショートの買い戻しもあるのでしょう。

ただ、それだけでなく、買い上げ(新規で買って持ち上げる)も出ているように思います。

少なくとも、ショートスクイズ(ショートポジションのあぶり出し)が出ないと、上げは終わらないと思います。

ドル高地合い

ニューヨークダウは、アップルなど主力のハイテク株への利益確定売りが先行しましたが、その後、航空機のボーイングの上昇が支えとなり下げ幅を縮め、前日比14.66ドルの21,359.90ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、英中銀も投票でタカ派な姿勢が示されことが影響して上げ、暫定的ながら前日比0.036%上げて2.162%で引けました。

原油価格は、需給緩和を懸念した売りが続き、前日比0.27ドル安の44.46ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDに連れて売られ、前日比21.3ドル安の1,254.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ドル高円安が続き、一時110.98近辺まで上昇しました。

EUR/USDも、下落(ドル高)が続き、一時1.1132近辺まで下げました。、

EUR/JPYは、ドル/円の上げに連れて上げ、一時123.72近辺をつけした。

ドル高円安が淡々と進行した感じのマーケットでした。

しかし、EUR/USDについては、ヘッド・アンド・ショルダーができたかどうかは、微妙ではありますが、目先は下げる可能性はあります。

ドル/円は、週足のダウントレンドは、いずれにもまだブレイクしていません。

2017/06/15

ドル/円、ショート?

ドル/円は、やや下値が切り上がってきていますので、ショートになってきている可能性があります。

昨日のあの下げを見て、下げ止まってから、もどりを売り上がり(徐々に高いレベルに戻していくところを売って行く)が出て、ショート気味になっているのかもしれません。

少なくとも、ロンドンのアーリーバード(早起き鳥、早出組のこと)はすぐには売ってこないものと思われます。

逆に買ってくる可能性があります。

ブルが多いか?ドル/円

昨晩の米小売売上高にしても、消費者物価指数にしても、その冴えない結果に対して、一番激しく売りで反応していたのが、ドル/円です。

日足で見ても、4月半ばから5月半ばに掛けて、114円台まで上がったものの、その後の反落ぶりも激しく、現状、下落過程にあると見ています。

思うに、ドル/円はブル派(強気派)が、予想以上に多いように思われます。

したがって、値動き分析的に言えば、「下がったら買い」、つまり買い下がっている人がかなりいるのではないかと思います。

休むも相場

昨日の往って来い相場で、結構犠牲者がでたものと思われます。

なぜなら、マーケットが閑散としているからです。

こういう時は、休んだほうが良いと思います。

しかし、損を取り戻したくて、やっている‬人も多いかもしれません。

ドルは往って来い

ニューヨークダウは、FRBは、FOMCで3カ月ぶりの追加利上げを決めたことから、特に金融株の買い戻しが活発になり、、前日比46.09ドル高の21,374.56ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された5月の米消費者物価指数は、前月比-0.1%と予想の0.0%を下回り、さらに、同月の米小売売上高も前月比-0.3%と予想の0.1%を下回ったことから失望感が広がり、暫定値ながら前日比0.085%下げて2.126%で引けました。

原油価格は、米国の在庫が想定ほど減らなかったことから売りが強まり、前日比1.73ドル安の44.73ドルで引け、節目の45ドルを割りました。

金価格は、EUR/USDの急騰を受け買われ、前日比7.3ドル高の1,275.9ドルで取引を終えました。しかし、時間外取引では、FOMCの追加利上げや 年内にFRBが資産縮小を開始することを決めたため、売られました。

為替相場では、発表された5月の米消費者物価指数と米小売売上高が、共に予を下回ったことからドル全面安となりましたが、その後、FRBがFOMCで追加利上げを決定たことから、ドルは反発しました、

ドル/円では、安値108.81近辺から109.86近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.1296近辺まで上昇後、1.1193近辺まで下げ、ほとんど「往って来い」状態でした。

EUR/JPYは、123.64近辺から122.77近辺まで下げました。

2017/06/14

欧米に明暗

明日午前3時に米FOMCでの金融政策決定と、その後イエレンFRB議長の
記者会見があります。

そういうことで、マーケットは、結果待ちで閑散となっています。

マーケットでは、今回の0.25%の利上げは、ほぼ織り込んでいます。

しかし、先日のドラギECB総裁の「利上げは慎重に」とい発言からも、
まだまだ、ヨーロッパは、痛手から立ち直れていないことがわかります。

中間決算の影響度

ドル/円、EUR/USDがドル安気味にはなっていますが、やる気のないマーケットになりました。

6月末の欧米の中間決算当日までは、この調子かもしれません。

このように、決算絡みで相場が動かなくなったり、方向感がなくなったりすることはあります。

また、逆に、大いに一方向に動くこともあります。

膠着

ドル/円が買い気です。

ただ、全体的には、膠着しています。

欧米の中間決算が絡んでのことだと思います。

様子見です。

為替は限定的な動きに終始

ニューヨークダウは、IT関連株が持ち直し投資家心理が改善したことや、規制緩和への期待から金融株が買われ、前日比92.80ドル高の21,328.47ドルで取引を終え、2営業日ぶりに過去最高値を更新しました。

米国債10年物利回りは、翌日のFOMCの結果発表を控え横這いとなり、前日比0.004%下げて2.211%で引けました。

原油価格は、OPECの月報を受けて売りが先行したものの、需給改善が意識され次第に買いが優勢となり、前日比0.38ドル高の46.46ドルで引けました。

金価格は、FOMCが追加利上げするとの見方は多く、ポジション調整の売りが強まり、前日比0.3ドル安の1,268.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、軟調地合いが続きました。

EUR/USDも、ほぼ横ばいでした。

EUR/JPYは、限られたレンジ内での動きでした。

2017/06/13

重いEUR/USD

EUR/USDの重さが気になっています。

1時間足では、ヘッドアンドショルダーが出来上がってきているように見えます。

ヘッドが1.1225、ネックが1.1195あたりで、すでにネックラインは下回っています。

したがって、ヘッドとネックの差である30pips下がるとして、1.1165近辺がターゲットになりそうです。

ジリ高・ジリ安

値動き分析の「ジリ高」「ジリ安」について、解説します。

ジリ高とは、あるいは、ジリ安とはどういう状況を言うのかについて、お話しします。

ジリ高とは、まさにジリジリと上がる相場で、たとえ、大きく売りが入って、いったん下押しされても、気がつくとまたジリジリと上げている相場です。

ジリ安とは、まさにジリジリと下げている相場で、たとえ。大きく買いが入って、いったん持ち上がっても、気がつくとまたジリジリと下げている相場です。

小動き

オープン前に、緩めだったEUR/USDがやや買い気になっています。

ドル/円は、どうも重く見えます。

ただ、そう言いつつも、閑散なマーケットです。

様子見です。

様子見か

ニューヨークダウは、アップルやマイクロソフトなどハイテク株の下げが続いた一方、イメルトCEOの退任を発表したゼネラル・エレクトリックなどに資金が向かい相場を支え、前週末比36.30ドル安の21,235.67ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、3年債の入札が良かったため利回りは低下しましたが、その後の10年債入札は無難な内容だったことから利回りはプラスに転じ、前週末比0.014%上げて2.215%で引けました。

原油価格は、先行きの需給改善を見越した買いがやや優勢で、前週末比0.25ドル高の46.08ドルで引けました。

金価格は、FOMCを前にポジション調整の売りが続き、前週末比2.5ドル安の1,268.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、上値の重い展開が続きましたが、引けにかけてやや反発しています。

EUR/USDも、1.1232近辺まで上昇したものの、上げきれず反落となりました。、

EUR/JPYは、ドル/円に連れて下げ、引け際、小反発しました。

2017/06/12

マイナビニュースにコラム掲載(2017/06/12)

マイナビニュースで、「円の行方、ドルの行方」と題しまして、コラムを掲載しています。

今回のテーマは、「マーケット情報との付き合い方」です。

基本、毎週月曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 
http://news.mynavi.jp/column/mizukami/091/

急騰・急騰後・急落・急落後

値動き分析には、ジリ高・ジリ安以外に、急騰・急騰後・急落・急落後があります。

相場は、何かが原因となって、急激に上昇する(急騰)と、急激に下落する(急落)の局面があります。

これは、基本的には、マーケットが油断している時に、なんらかの事態が発生し、マーケットがパニックを起こすことによって発生します。

ポジション調整が一巡すると、マーケットのポジションは、ほぼスクエア(ノーポジ)になり、急騰後、急落後となり、どちらの場合も、ほとんど横這いになり、その期間は結構長くなります。

EUR/USDは上がるか?

相場は、それ程反応はしていませんが、マクロン大統領が立ち上げた新しい政党「共和国前進」が、最大で全体の70%を超える430議席を獲得する可能性があると報じられています。

いかに、既存政党に、国民が飽き飽きとしているかが、判るような状況です。

ただし、東京タイムでの反応のため、ヨーロッパタイムに入ってこないと、どんな反応になるのか、正直わかりません。

しかし、先週の木曜から、ジリ安で、ロングも結構投げたものと思われ、個人的には、この「共和国前身」の圧倒的勝利を言い訳に、買ってくる可能性はあると見ています。

小動き

静かです。

あえて言えば、フランスの公共放送は、マクロン大統領の新党が最大で70%を超える議席を獲得する可能性があると報じています。

これを受けて、EUR/USDは、やや買い気のもようです。

ドル/円は、やや重くなっています。

金曜との変化は限定的

シドニーでは、金曜のニューヨーククローズと
比較しても、それほどの変化はありません。、

あえて言えば、ユーロがやや高くなっています。

日本時間午前5時46分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 110.30-33(110.32)
EUR/USD 1.1208-14(1.1196)
EUR/JPY 123.66-72(123.53)

2017/06/11

これからの展開は(2017/06/11)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

やや反発です。

次に、シカゴIMMポジションです。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

6月6日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング164,889枚vsユーロショート90,880枚、ネットユーロロング74,009枚(前週 ロング72,869枚)です。

また、同時点の円は、円ロング39,736枚vs円ショート94,763枚、ネット円ショート55,027枚(前週 ショート52,275枚)です。

つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング40,147枚vsポンドショート76,863枚、ネットポンドショート36,716枚(前週ショート29,651枚)です。

ユーロは、あまり変化はありません。

円も、あまり変化はありません。

ポンドは、心持ちネットショートが増えています。

さて、今週ですが、全体的に、よくわからなくなっていますので、こういう時の合言葉、「よく分からなくなったら長期チャートを見る」といことで、まず、ドル/円の月足を見てみたいと思います。

これは、以前から申し上げていますが、変形ダブルトップの形成過程にあるものと見ています。

つまり、既に2015年前後に左の大きな山は完成し、現在、2016年11月のトランプ氏が米大統領に当選した時に118円台まで反発したものの、その後反落途中にある、言い換えれば、ふたつ目の小さい山を形成するために、変形ダブルトップのネックラインである100.00を目指している最中だと思われます。

右のふたつ目の山を形成するのかどうかは、まだわからないではないかというご指摘も出るとは思われますが、ひとつには、ドル/円では変形ダブルトップを形成する場合が多いこと、もうひとつには、現状の右の山の形成にあたって、いったんは勢いよく118円台まで上昇したものの、その後はだらだらと下げ、上値が重くなってきており、いずれどこかのタイミングで、ズルッと100.00を目指すことと思われます。

ですから、ドル/円については、戻り売りスタンスで、下げのタイミング待ちだと思います。

注意しなくてはならないのは、今月がそうでしたが、安いところを売らないことだと思います。

今月2日、米雇用統計が発表され、予想より悪い結果だったことから、111.50近辺から109.10近辺まで下げました。

しかし、大方のマーケット参加者は、下落過程では売り切れず、そのため、下げて戻し始めた6月7日から、売り上がってしまったため、マーケットがショートになり、下がるどころか9日には、一時110.81まで戻してしまいました。

このことからも、今のところ、まだ低いところは売れないと思います。

つまり、引きつけて売るというスタンスが良いと思います。

一方、EUR/USDですが、4月半ばから上げ始め、4月21日から24日に掛けては、大きな窓が開き、しかも未だに埋まってはいません。

そして、さらに上げ続け、6月2日に1.1285の高値をつけています。

しかし、5月19日以降は、どちらかと言えば、揉み合い状態になっています。

ただし、4月18日からの上昇トレンドは健在であり、たとえば先週の後半のような下押しがあっても、結局まだ上方向へ押し戻す力はあるものと思われます。

したがって、EUR/USDは、まだ押し目買いで良いと思います。

EUR/JPYについては、今がドル中心の相場のため、ドル/円とEUR/USDのコンビネーション次第です。

たとえば、ドル/円の下げが早い一方、EUR/USDが横ばいになれば、EUR/JPY下がるといった具合ですので、様子見で良いのではないかと思います。

2017/06/10

戦い終わって日が暮れて

ニューヨークダウは、コミー前FBI長官の議会証言や英総選挙、ドラギECB総裁発言などの重要イベントを波乱なく終え、買い安心感が広がり、前日比89.44ドル高の21,271.97ドルで取引を終え、過去最高値を更新しました。

米国債10年物利回りは、前日の各種重要イベントを無難に通過したことで、市場には安心感が広がって上昇し、暫定値ながら前日比0.012%上げて2.201%で引けました。

原油価格は、材料難の中、押し目買いが優勢となり、前日比0.19ドル高の45.83ドルで引けました。

金価格は、イベントが集中した前日が過ぎ、金融市場も落ち着いていることから、逃避していた資金が流出し、前日比8.1ドル安の1,271.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、東京タイムから売り上がってショートになっていましたが、その後参入してきたニューヨーク勢によってショートカバー(買い戻し)が誘い出され、損切りに一時110.81近辺まで上昇後、一服感も出て反落し、110.20-30近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、買い下がっては投げ売りが繰り返されて下げましたが、ドル/円の反落を受け、反発(買い戻し)となり、1.1190-00近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、ドル/円に追随した動きでした。

あまり意味のない、ロングとショートのつぶし合いの相場に終始しました。

値動き分析

値動き分析とは、実戦の経験の積み重ねによって、値動きからマーケットの状況を把握する方法です。

科学的ではなく、かなり感覚的に察知するものですが、この値動き分析を身につけると、マーケットポジションだけでなくマーケットが今何を考えているかとか、どうなってほしくて、どうなっては困るということもある程度わかってきます。

私自身、他の銀行の大先輩のディーラーの方のお話からその考え方をそれとなく聞き覚え、つまりは技を盗もうとしましたが、自分のモノにするのにはそれなりに時間が掛かりました。

感覚的にと言ってもどういうことを言っているのかよくおわかり頂けないと思いますので、以下具体例を挙げてお話しましょう。

もっとも目にすることの多いケースとしては、たとえば、113.00に売りがたくさんあると周知のことになっているにもかかわらず、112.95近辺で、私の表現で言えば買い気がピーンと張った(買いが引かない)状態の時は、これはマーケットはショートが戻り売りでパンパンになっていて、もう上に抜けるのは時間の問題になっていることが多いことを示しています。

逆に、一見強そうに見えて散発的に買いが強まるものの、結局買いが入る前の水準に緩んでしまう、私の表現で言えばフニャフニャしている時は、ロングポジションがパンパンに膨らんでいていつ下落に転じてもおかしくない状態にあることが多いと言えます。

また、売り浴びせても売り浴びせても、一時的には緩んでも買いが引かず値を戻し、私の表現で言えば、売り気は強いけれども下がりきれないウジウジしている時は、結局上げに転ずることが多いと言えます。

こういった感覚を身につけるのには、やはり経験の積み重ねが必要になると思います。

トレーニングの仕方としては、常にマーケットが今何を考えているかとか、どうなってほしくて、どうなっては困るかを推理し、実際のマーケットの進行との整合性を繰り返し検証することです。

こう言えば難しそうですが、要はマーケットの値動きから推理する展開と実際とが合っているか合っていないかを繰り返しチェックするということだと思います。

そして、もちろんレートの動きに慣れ親しむことが大切です。

2017/06/09

売られぬポンド

午後1時のNHKニュースによりますと、英総選挙の開票が続いていますが、与党・保守党が第1党の座は守るものの過半数の議席には届かない可能性もあると伝えています。

総選挙の前倒しに踏み切ったメイ首相の責任を問う声が高まることも予想されます。

しかし、GBP/USDは売られません。

すでに、売られるだけ売られているということではないかと思います。

巨大タンカーは、すぐには曲がれない

これは、私の相場転換の基本的な考え方です。

確かに、稀にぽっきりと折れてターンすることもありますが、それは、どちらかと言えば例外的で、一般には、方向転換には時間が掛かると考えます。

そして、方向転換をしている過程で、軌跡のように残るのがチャートパターンで、たとえば、ラウンディング・トップ(丸坊主)、ラウンデイング・ボトム(鍋底)、三山、ダブルトップ、ヘッド・アンド・ショルダー(三尊・さんぞん)などいろいろなパターンがあります。

しかし、総合して申し上げるなら、方向転換する時に、今まで向かっていた方向への強いベクトルを押し戻し、方向を変えさせるわけですので、相当な時間がかかるものです。

意外に堅いか、EUR/USD、GBP/USD

昨日以来、EUR/USDもGBP/USDも調整色を強めています。

それは、ドラギECB総裁が金融緩和策の正常化に慎重な見方を示したことや、イギリスの総選挙の出口調査で保守党の獲得議席が314と過半数割れとなった
過半数割れしたことによります。

しかし、現実的には、EUR/USDのロング、GBP/USDのロングが多かったのが投げているということだと思います。

その、ポジション調整が昨晩以来続いていたとしたら、意外とそこは堅いように思われます。

いろいろ発表で、現状まだ収拾つかず

ニューヨークダウは、コミー前FBI長官の議会証言を波乱なく終え、買い安心感が広がり、前日比8.84ドル高の21,182.53ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、暫定値ながら前日比0.012%上げて2.192%で引けました。

原油価格は、米在庫増を受け、世界的に原油の需給が緩んだ状態が長引くとの警戒から売られ、前日比0.08ドル安の45.64ドルで引けました。

金価格は、インフレ見通しを下方修正したうえ、ドラギECB総裁も金融緩和策の正常化に慎重な見方を示したことからEUR/USDは売られ、前日比13.7ドル安の1,279.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンに入り、強含み一時110.39近辺まで上昇しましたが、その後反落となりました。

EUR/USDは、ドラギ発言を受け、上値の重い展開となりましたが、イギリスの総選挙の投票時間が終わり(日本時間午前6時)、出口調査が公表されると、保守党が獲得議席が314と過半数割れとなり、GBP/USD、GBP/JPYが急落したことから、やや底堅くなりました。

EUR/JPYは、GBP/JPYが急落したのを受け、下げ気味でした。

2017/06/08

手持無沙汰なマーケット

完全に、イベント待ちとなっています。

こういう時は、ディーリングルームのディーラー席にいても手持無沙汰で、席の近いディーラー達と世間話をして時間潰ししたものです。

そんな中でも、思い出深いのは、ニューヨークのディーラー席での、おしゃべりです。

あるディーラーは、なんと、曾お爺さんがペリー提督とともに日本に来航した海軍一族のディーラーだったり、台湾系で日中国交正常化に伴い日本からアメリカに渡った一族の一人だったからです。

儲けやすい相場とは?

重要イベント目白押し当日となった本日のことですので、今さらジタバタしてみても仕方がないと思いmす。

ポジションを持って臨むなら、リスク最小限に抑え、またポジションを持たずに臨むなら、一喜一憂せず静観することです。

私は、思うのですが、儲けようとすると、米雇用統計のようなイベント時に、相場は張るのが正しいと思っている方が多いと思います。

しかし、儲けやすい相場とは、実は、普通の正常なマーケットだと思います。

ドル/円、未だにショートは解消せずか?

ドル/円は、昨日のニューヨークで、戻り売りをし過ぎたようです。

しかし、下がるどころか踏みあげられ、やむなくショートの買い戻しが続いているようです。

ショートが、解消するまでは、下げづらいと思います。

それより、むしろ、一段の上昇を見る可能性が高いと思われます。

いよいよビッグイベント集中

ニューヨークダウは、コミーFBI前長官の議会証言の冒頭発言の草稿が公開され、内容が報道の範囲内だったとの見方から買い安心感が広がったものの、原油価格が下落したうえに、コミ―証言の質疑応答や英国の総選挙などを見極めたいとの雰囲気も残ったため上値も重く、前日比で37.46ドル高の21,173.69ドル取引を終えました。

米国債10年物利回りは、コミーFBI前長官の議会証言の冒頭発言の草稿が公開され、内容的にはあくまで圧力ではなく要望という点が評価されて上昇し、前日比0.028%上げて2.173%で引けました。

原油価格は、発表された週間在庫統計で、前週末の原油在庫が約330万バレル増と、予想は約350万バレルの減少だったことから、想定外の在庫増が嫌気され、売りが急速に膨らみ、前日比2.47ドル安の45.72ドルで引けました。

金価格は、前日までのリスク回避ムードが後退し安全資産とされる金への資金流入が一服し、前日比4.3ドル安の1,293.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンでは、8日の各種イベントに対するリスク回避の円買いが強まり、一時109.12近辺まで下げましたが、その後ECBがインフレ見通しを引き下げるとの一部報道が伝わると、EUR/USDが下落(ドル高)し、これに連れてドル/円も反発、一時109.88近辺をつけました。

EUR/USDは、前述のECBのインフレ見通し引き下げ報道を受け、一時1.1204近辺まで売られましたが、その後買い戻しが強まり、一時1.1282近辺をつけました。

EUR/JPYは、EUR/USDに連れての動きでした。

本日のイベント目白押しに、マーケットはかなりナーバス(神経質)になっているようです。

しかし、あまりにも、ビッグイベントが集中すると、総合してどうかという判断がしかねず、揉み合いになるということもありますので、発表された各イベントの内容チェックだ必要だと思いますが、事前の策として、どのイベントがよりマーケットにインパクトを与えるのかについては、事前に考えておく必要があると思います。

2017/06/07

週足から見たドル/円

ドル/円の週足を見てみますと、昨年の11月の米大統領選でトランプ氏が勝利した時に、118円台まで急上昇しました。

しかし、その後は、下げては反発を繰り返しながら、上値を切り下げ、そして下値を切り下げてきました。

今回は、まだ下値が中途のところにありますので、まだ前回安値よりは下がると見た方が賢明ではないかと思います。

EUR/USD、再上昇の可能性は?

EUR/USDの日足のチャートを見ると、6月1日以来、きれいなジリ高になっています。

欧米の中間決算に絡んで、少額ながらもユーロショートの買い戻しが出ている可能性があります。

中間決算絡みの、買戻しが6月1日頃から出るものと申し上げましたが、本当にポジションも小さくこれぐらいの規模でしか出ていないものとも言えます。

しかし、さらに視野を広げて、4月移行を見ますと、1.0600近辺から上げ始め、今日現在が1.1275近辺ですから、既に675ポイントも上昇し、その上、上昇過程では、さらに上げの勢いの強さを示す窓が4月21日から24日に掛けて出ており、未だ埋める気配すらありません。

マーケットセンチメントが反映された相場

ドル/円は、既に下がっているから売りづらいので、買い先行。

EUR/USDは、既に上がっているから買いづらいので、売り先行。

マーケットのセンチメントがよくわかるような東京オープンです。

でも、こんなことをしても、ドル/円はロングが増え、EUR/USDはショートが増えて、結局順張り方向に動きやすくなるように思います。

ドル/円下落基調続く

ニューヨークダウは、8日に予定されている英総選挙やコミー米FBI前長官の議会証言などを前に、株式から債券など安全資産に資金を移す動きが優勢となり、前日比47.81ドル安の22,236.23ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、中国が米国債を買い増す用意があるとの一部報道から低下し、前日比0.038%下げて2.143%で引けました。

原油価格は、米原油在庫の縮小基調が続くとの観測が広がり、買いが優勢となって、前日比0.79ドル高の48.19ドルで引けました。

金価格は、中東の地政学リスクの高まりに加え、8日に予定されているコミー米FBI前長官の議会証言など複数の重要日程を控え、前日比14.8ドル高の1,297.5ドルで取引を終えましたが、 。一時は1298.8ドルと節目の1300ドルに迫り、中心限月として16年11月9日以来ほぼ7カ月ぶりの高値を付けました。

為替相場では、8日にコミー前米FBI長官の議会証言や英総選挙、ECB理事会などの重要イベントが控えて、様子見気分も強まりましたが、ドル/円は、中国が米国債を買い増すとの一部報道が伝わり、米金利低下の思惑から、一時109.23近辺まで下げました。

EUR/USDも、ジリ高傾向が続きました。、

EUR/JPYは、ドル/円の下落に連れ、一時122.93近辺まで下げました。

中国の米国債購入の観測に円高に振れた面も確かにあるとは思いますが、それよりずっと以前の東京オープン頃、ドル/円下落は110.40近辺から始まっており、ほぼ終日の下落になったことで、値動き分析的には、値頃感からのかなりの買い下がりと、しかし反発できずに段階的に投げが繰り返されたものと見ています。

この異常なドル/円の重さは、そう簡単には終わらないかもしれません。

2017/06/06

ドル/円、一段下げは?

ドル/円が、恐ろしいくらい重くなってきています。

4月21日のニューヨーククローズ109.09と、翌週24日月曜の東京オープンとなった110.02との間に開いた93ポイントの窓の上限近くに、現在います。

ということは、多分、今日にも、109.09をつけて、窓は埋める可能性があると見ています。

そして、この重さの原因は、この前日経平均が2万円に乗せるなどを理由にした、ドルブル(ドルに強気)派の買いが強まったものが、ドル/円は上げきれず、ドルロングだけが残って、重くなった状態だと思います。

重いドル/円

ドル/円の日足ベースでは、変形ダブルトップが完成し、既にネックラインも切れていると見なして良いかと思います。

ただし、5月18日の安値110.24は、まだサポートとしてあります。

これを、日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)で、割り込むと、たぶん、4月21日と24日の間でできた窓を埋めに行くのではないかと思われます。

そして、さらに、変形ダブルトップの左の高い山の頂上とネックラインとの高低差が3円50銭ですので、110.80近辺のネックラインからさらに3円50銭分下げることになると思います。

ドルの上値も重いが下値も堅い

とりあえず、ドル売りでスタートです。

確かに、ドル/円は重いし、EUR/USDも窓埋めに今のところ失敗しています。

特に、EUR/USDは、1時間足で値動き分析のジリ高に、またなってきています。

静かです。

ドル売り基調は続く

ニューヨークダウは、週内に重要イベントが相次ぐほか、国際的な政治情勢が不透明感を増しているのを受けて、利益確定売りが強まり、前週末比22.25ドル安の21,184.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、先週の米雇用統計を受けた下げが一服し、暫定値ながら前週末比0.023%上げて2.182%で引けました。

原油価格は、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの4カ国が、カタールとの国交を断絶すると発表したことから、買いが先行しましたが、原油供給への影響は限られるとの見方が次第に強まり、売りが優勢となり、金価格は、前週末比0.26ドル安の47.40ドルで取引を終えました。

金価格は、中東での地政学リスクの高まりや英国で3日に起きたテロを受け、逃避的に買いが強まり 、前週末比2.5ドル高の1,282.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、110円台後半を中心に、横這い相場が続きました。

EUR/USDは、いったん1.1234近辺まで下げたものの、下がり切らず反発となりました。 

EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れ下げましたが、その後は横這いとなりました。

印象としては、ドル/円は上値が重く、またEUR/USDは一時下げたものの、その後は底堅く、基本的にドル売りが強いことを感じました。

2017/06/05

マイナビニュースにコラム掲載(2017/06/05)

マイナビニュースで、「円の行方、ドルの行方」と題しまして、コラムを掲載しています。

今回のテーマは、「スピード感に温度差」です。

基本、毎週月曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 
http://news.mynavi.jp/column/mizukami/090/

値動き分析の4つのパーツ

ドル/円も、EUR/USDも、やはりほぼ横這いです。

値動き分析は、難しそうでいて、結構こうした、これからの見通しを読む上では役に立ちます。

値動き分析は、4つのパーツからできています。

つまり、ジリ高、ジリ安、急騰、急落です。

値動き分析から見た相場状況

値動き分析の急騰・急落が、先週金曜の米雇用統計で発生し、そして現在の相場に引き継がれていること痛感しています。

つまり、先週の米雇用統計を前に、マーケットの多くの参加者は、ドル上げ期待から、ドル/円でもEUR/USDでも、ドルロングで迎えたようです。

そして、結果は、予想外に冴えないものであったため、ドルロングを投げる動きが集中し、ドル/円は急落、EUR/USDは急騰となりました。

また、EUR/JPYの下落を見ますと、EUR/USDのショートより、ドル/円のロングが多かったもようで、そのため、EUR/JPYが急落したものと思われます。

先週金曜の雇用統計後のマーケット状況は?

もっと、ドル/円は売り、EUR/USDは買いになると思いきや、ほとんど動かずです。

値動き分析的には、ドル/円は安値圏の形成、EUR/USDは高値圏の形成となる可能性もあります。

つまり、先週金曜の雇用統計の後。、ドル/円はロングを投げてスクエア(ポジションなし)、
EUR/USDであれば、ショートを買いもどしてスクエア(ポジションなし)になっているのかも
しれません。

もし、そうであれば、結構長い膠着状態になる可能性があります。

月曜のシドニー

水上紀行のFXマーケットフォーカスト 2017年6月5日

月曜のシドニー | ユーロ安円高ユーロ安円高

シドニーでは、EUR/USD、ドル/円は、共に前週末より緩んでいます。

その結果、EUR/JPYが下げています。

日本時間午前5時46分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 110.35-40(110.46)
EUR/USD 1.1270-77(1.1281)
EUR/JPY 124.43-48(124.60)

ユーロ安円高

シドニーでは、EUR/USD、ドル/円は、共に前週末より緩んでいます。

その結果、EUR/JPYが下げています。

日本時間午前5時46分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 110.35-40(110.46)
EUR/USD 1.1270-77(1.1281)
EUR/JPY 124.43-48(124.60)

ユーロ安円高

2017/06/04

これからの展開は(2017/06/04)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

下落再開です。

次に、シカゴIMMポジションです。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

5月30日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング176,226枚vsユーロショート103,357枚、ネットユーロロング72,869枚(前週 ロング64,845枚)です。

また、同時点の円は、円ロング43,404枚vs円ショート95,679枚、ネット円ショート52,275枚(前週 ショート51,656枚)です。

つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング45,574枚vsポンドショート75,225枚、ネットポンドショート29,651枚(前週ショート28,867枚)です。

ユーロのネットロングは、さらに増加しています。

円は、ほとんど変わりません。

ポンドは、ほとんど変わりません。

さて、今週ですが、先週を終えて、特にドル/円は、方向性がはっきりしない中、売り込んで、先週末のニューヨークを終えているので、今週は、ポジション調整が出る局面もありと当初見ていました。

確かに、そうした調整局面もあるかもしれませんが、それが一巡すると、再び下落に転ずるのではないかと、現在考えています。

ドル/円は、4月25日頃から、日足で変形ダブルトップを形成してきました。

その左の山の頂上が114.30近辺、ネックラインが110.80近辺とするものでしたが、先週金曜のニューヨークローズが110.46となったことで、ネックラインを下にブレイクして引けています。

これにより下方向へのテストの可能性が出てきています。

そのターゲットレベルは、ネックライン110.80-(頂上114.30-ネックライン110.80)=107.30近辺になるものと見ています。

これは、米雇用統計自体はきっかけであって、以下のドルの総合的強弱を示すU.S.Dollar Indexでもわかりますように、トレンド的にドルは既に下を向いています。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

さらに、月足で見てみますと、これは先月末までのデータですが、少なくとも、下値を試さないと反発も限られると思います。

U.S.Dollar Indexの月足
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/M?anticache=1496524388

こうしたしたことは、ドル/円のみならず、EUR/USDに対しても状況は同じです。

もっと言えば、EUR/USDの上昇(ドル安)の方が、この4月からの上昇加減を日足等で見れば、ドル/円でのドル安よりもさらに顕著です。

2014年4月から2015年2月の間に、ECBの追加利下げの示唆をきっかけに、ユーロからドルへ資金が移動しました。

そして、その後2年間、特にドルからユーロに戻すべき状況でもなかったため、資金はドルに滞留し、相場はレンジ相場になりました。

ところが、今年の4月に入り、トランプ米大統領のシリアや特に北朝鮮へのブラフ(威嚇)に対して、沈黙してきた欧米投資家筋に、ドルにお金を置いておくことへの不安を感じさせたものと思います。

そして、投資家筋は、逃避的に直ちにドルからユーロへ資金を移動させたものと思われます。

さらに、この資金移動は、まだまだこれから本格化するものと見ています。

特に、トランプ大統領に対しての否定的なニュースがでれば、ユーロ高は一段と進むものと思います。

その意味では、今週8日(木)にある、コミーFBI長官の上院情報特別委員会での証言が注目されます。

尚、8日は、ドラギECB総裁記者会見、英総選挙などもありますので、ご注意ください。

2017/06/03

次は、利益の収穫期か

ニューヨークダウは、発表された5月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が13.8万人と予想の18.2万人を下回ったものの、失業率は4.3%と約16年ぶりの水準に低下したことが好感され、前日比62.11ドル高の21,206.29ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米雇用統計が予想を下回ったことで、利上げへの見方が後退したことから、暫定値ながら前日比0.054%下げて2.157%で引けました。

原油価格は、米原油生産増が需給悪化につながるとの警戒感が売りにつながり、前日比0.70ドル安の47.66ドルで引けました。

金価格は、米雇用統計の発表後、EUR/USDが急伸したことを受けて上げ、前日比10.1ドル高の1,280.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、冴えない米雇用統計の非農業部門就業者数を受け、発表直後から急落し、一時110.33をつけ、安値圏での引けとなりました。

EUR/USDは、雇用統計発表後急伸し、1.2850近辺の高値を付けほぼ高値引けとなりました。

EUR/JPYは、ドル/円に下落がEUR/USDを上回ったことから下落し、124.43付近の安値をつけ、その後も安値圏を維持しました。

さえない米雇用統計に、ドルを安値引けにしてやろうという投機筋の意地があっての引け方だったと思います。

ただし、それじゃあ、来週もさらにと思うと、それほどドル安は進まず、戻してしまうのがこうした安値引けパターンで良く見受けられることです。

なぜなら、雇用統計でトレードしているのは、長くはポジションを持ちきれない投機筋ですので、来週はすでに利益の収穫期にはいるものと思われるからです。

OHLC  

一般的に、インターバンク市場では、1日の寄り付きは、日本時間午前9時の東京の寄付きを言い、1日の引けは夏時間で日本時間午前6時(冬時間で午前7時)のニューヨーククローズを言います。

そして、この間のOHLC(Open/High/Low/Close)を、一般的には24時間の寄り付き/高値/安値/引け値として見ており、マーケット関係者はかなり神経質にこれらの水準を気にしています。

なぜなら、これらが、レジスタンスになったり、サポートになったり、売りサインになったり、買いサインになったりするからです。

私自身も、基本的には、この考え方にしたがって、チャートを見ていますが、いつまでたっても拭えぬ疑問を持っています。

それは、ニューヨーククローズ(夏時間日本時間午前6時、冬時間で午前7時)から東京オープン午前9時までの2~3時間の空白地帯をどう説明するのかということです。

この2~3時間は、いわゆるオセアニアタイムにあたりますが、意外とこの時間帯に場外乱闘が起こり、オフィシャルな高値を超えたり安値を下回ったりする水準での取引が成立しています。

これを場外として別扱いするのは、為替市場が24時間のノンストップのマーケットであると言う以上、無理があるのではないかと正直なところ思っています。

ですから、実際にチャートを見る上では、個人的には、1日を東京午前9時から翌日東京午前6時(夏時間で午前7時)と見る一般的な見方と、東京午前9時から翌日東京午前9時を1日丸々24時間として見る見方の両方を併用して分析するようにしています。

2017/06/02

相場を読む

相場がこれからどう展開していくか。

これは、いくらでも考える余地があります。

しかし、ピントはずれではない見通しを読むのは難しいものです。

それでは、どうしたら良いかですが、これは、数をこなすということが大事ですし、また、5W1Hではないですが、最低限の条件をそろえることも必要です。

投機筋のお祭り、米雇用統計

基本的に、雇用統計発表時のマーケット参加者は、投機筋ばかりです。

投資家とか実需は、一回の指標から方針を決定することは稀で、基本的には、何回かの、そして各種の注目指標を見て方針を決めています。

そのため、米雇用統計は、投機筋のお祭りと化しており、発表された数字、一喜一憂しています。

もう20年以上、最注目指標になっており、最近は、相場自体に素直さがなくなり、強い結果で買っても、上げ切れず、投げさせられたり、逆に悪い数字だと売っても下げ切れずに踏み上げることもあります。

ドル/円、ジリ高

ドル/円がジリ高です。

左下から右上に対角線状に上げており、値動き分析的に見ると、マーケットはショートになっているもようです。

こういう時は、買いから入り、抜けたらしっかり利食うことです。

利食いを、くれぐれも忘れないようにしてください。

期待高まるか?米雇用統計

ニューヨークダウは、発表された5月のADP雇用統計が25.3万人と予想の18.0万人を大きく上回り買われ、前日比135.53ドル高の過去最高値となる21,144.18ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ADP雇用統計が強い内容でしたが上値は重く、前日比0.009%上げて2.211%で引けました。

原油価格は、発表された週間在庫統計のよれば、在庫減を好感も伸び悩み、前日比0.04ドル高の48.36ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比5.3ドル安の1,270.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、予想を上回るADP雇用統計を受け、一時111.48まで上昇しました。

EUR/USDは、一時1.1202まで下げました。

EUR/JPYは、一時125.09近辺まで上昇する場面もありましたが、結局横這いでした。

ADP雇用統計を受けて、今夜の米雇用統計発表に向けて、かなりドルは強気になる可能性があります。

2017/06/01

EUR/USD、6月到来で警戒

EUR/USDは、高値圏を維持しています。

今日の、ロンドンタイム以降に注意が必要です。

昨日も、申し上げましたように、今日から6月1日になり、月末の30日の欧米の中間決算当日まで、過去、為替は特殊な動き方をしてきました。

基本的には、年初来積み上がったポジションを、反対売買で実際に手仕舞ってしまうことです。

ドル/円は、相当ブル?

ドル/円は、本当にドル買いが出てきます。

9時台に必ずと言っていいほど、ドル/円の買いが出ることから、センチメントがかなりドルブル(ドルに強気)に傾いているものと思われます。

しかし、反面、いくら買っても、ここのところ、下げてしまうことも確かで、そろそろ相場の決着がつくのではないかと思います。

個人的には、下げを見ています。

ドル/円に買い

ドル/円に買いが入っています。

110.00は底と見て、値頃感から買ってきていると思います。

買うだけ買って、上値が重いかどうかを確かめないことには、買いは終わらないと見ています。

この9時台の動きに注目です。

ドル安か?

ニューヨークダウは、原油安を受けエネルギー関連株が売られ、また相場のけん引役だったハイテク株が利益確定売りとなり、前日比20.82ドル安の21,008.65ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、一時低下した後戻し、暫定値ながら前日比0.004%下げて2.205%で引けました。

原油価格は、リビアが増産していると伝わり続落し、前日比1.34ドル安の48.32ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前日比9.7ドル高の1,272.0ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時110.49近辺まで下げましたが、その後110.75近辺に反発しました。

EUR/USDは、一時1.1252近辺まで上げた後は、高止まりとなりました。、

EUR/JPYは、ジリ高を続け、引け際124.54近辺の高値を付けました。

ドル/円は、微妙に変形ダブルトップのネックラインである110.80を下回って、ニューヨークを110.75-78近辺で終えました。

また、EUR/USDも1.1240台の高値引けです。

やはり、ドル安相場ではないかと思います。

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