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2017/09/10

これからの展開は(2017/09/10)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
 
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

改めて下落です。

次に、シカゴIMMポジションです。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

9月5日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング194,9761枚vsユーロショート98,667枚、ネットユーロロング 96,309枚(前週 ロング86,519枚)です。

また、同時点の円は、円47,285枚vs円ショート120,230枚、ネット円ショート72,945枚(前週 ショート68,524枚)です。

つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング54,454枚vsポンドショート107,381枚、ネットポンドショート52.927枚(前週ショート51.550枚)です。

ユーロのネットロングは、やや増加しました。

円のネットポジションは、ほぼ変わらすです。

ポンドのネットショートは、やや増加でした。

さて、今週ですが、先週の週間レポートの見通し欄の最初は以下の通りでした。

「9月4日(月)は、米レーバーデーの祝日(9月の第1週の月曜)で、それが開けた9月5日(火)は、アメリカでは、学校の新学期、そして、欧米のファンドマネージャーにとっては、実質的な下期のスタートとなります」

今年の場合を検証してみますと、ドル/円は、9月5日から下落を始めています。

これだけ、びたりと始まるのも、珍しいものですが、どちらにしても言えることは、レーバーデー開けから下期が偶然に始まるというよりも、事前にどの通貨ペアで下期は行くのかが練られていて、そして下期スタート日である9月5日から、実際トレードが実行されるということだと思います。

ただし、前回も申し上げましたように、マーケットの見方がまとまらなかったり、大きなイベントが控えていると、教科書通りには行きませんが、今年の場合、順当なスタートを見せています。

このように、私は相場の四季と呼んでいますが、年間を通して、いろいろなイベントがあり、それに伴って、どの通貨ペアがどのように動く傾向があるのか、前以て判るだけでも、突然そのイベントが始まることによって背中からバッサリということは、大きく減ります。

つまり、事前に身構えておくことは可能だということです。

さて、ドル/円ですが、4月17日の週の寄り付きである108.31を、先週の引け値である107.83で下回ってきており、続落の可能性が大きいと思います。

個人的には、年内100.00もあり得ると見ています。

また、EUR/USDも上昇を続けるものと思います。

つまり、ドル/円もEUR/USDも。ドル安が続くものと見ています。

しかも、U.S.Dollar Indexの月足で見る限りでは、まだ、ドルの下落はまだ始まったばかりだと思います。

U.S.Dollar Indexの月足(上がドル高、下がドル安)(データは先月まで)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/M?anticache=1504991968

ドル/円につきましては、昨年と打って変わって、政府・日銀から為替介入を匂わす発言が全くありません。

多分、トランプ大統領からの非難を気にして黙っているものと思われます。

しかし、ドル/円の下落局面では、下げを止めようとかなりの額のドル買いが出ており、あくまでも仮説ではありますが、GPIF、ゆうちょ銀行、カンポ生命、そしてKKRなどの共済といった公的な運用機関に、いわば介入を代行してもらっているのではないかと見ています。

しかし、さらにドル/円が下がると、こうした公的機関は 保有外貨建て資産が為替差損に大きくさらされることになり、いつまでも野放図に外貨買いはできなくなると思われます

そして、一番に恐れているのは、止まらぬ円高に公的機関がパニック的な円買いに走ることです。

こうなると、相当な円高を覚悟する必要があります。

尚、EUR/JPYは、今の相場がドル中心のため、目先は、揉み合いではないかと思われます。

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