これからの展開は(2017/10/22)
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
横ばいです。
次に、シカゴIMMポジションです。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
10月17日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング186,751枚vsユーロショート96,299枚、ネットユーロロング 90,452枚(前週 ロング98,079枚)です。
また、同時点の円は、円ロング55,010枚vs円ショート156,296枚、ネット円ショート101,286枚(前週 ショート101,419枚)です。
つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング72,871枚vsポンドショート67,824枚、ネットポンドロング5.047(前週ロング15.508枚)です。
いずれも、あまり変化はありませんが、ポンドは、ほぼスクエア(ポジションなし)となっています。
さて、今週ですが、円安が進行しています。
欧米勢の実質的な下期は、基本的には9月から12月でもちろんその年により長かったり短かったりはするものの、、仕掛けによって、方向性がでる時期です。
その理由は、上半期(1月~6月)と違って、9月~12月という短期間のため、、相場を積極的に仕組んでいくぐらいでないと儲からないからだと思います。
ざっと、2005年から今年(中間報告)までのこの9月~12月の時期のドル/円のトレンドを見ると以下の様になります。
2005年 上昇
2006年 横ばい
2007年 下落
2008年 下落
2009年 横ばい
2010年 横ばい
2011年 横ばい
2012年 上昇
2013年 上昇
2014年 上昇
2015年 横ばい
2016年 上昇
2017年 上昇(中間報告)
上昇が6回、下落が2回、横這いが5回です。
もちろん、大きなトレンドが、上昇トレンドであったり、下落トレンであったりするわけで、それに影響を受けているものと思われます。
そのせいもあってか、アベノミックスが公となった2012年以降、この期間に上昇することが多いと言えます。
したがって、今年もこの期間、上昇する可能性は高いとも言えます。
ですから、目先のドル高の可能性は否定できませんが、個人的に気にかかっているのは、グローバルな景気回復とそれに伴う金融引き締めです。
米国は年内、ECBも近い将来の実施が予想されていますが、日本については、まったく予想されていません。
しかし、人手不足の深刻化、時給の大幅上昇、不動産価格の上昇などインフレの芽が出ていることは確かです。
また、ECBの利上げもささやかれていますが、彼らのベースにしているドイツ国債の利回り(0.45%ぐらい)と日本国債の利回り(0.07%ぐらい)は、ドイツ国債の利回りの方が高いとはいえ、米国債の利回り(2.38%ぐらい)にくらべれば、それほどの差はなく、それでもECBは利上げの観測があって、日本が荒唐無稽と言われる筋合いもないように思われます。
また、そもそも、今回の世界的に低金利状態になった元凶は、リーマンショックであり、確かにヨーロッパはコテンパンにやられました。
しかし、日本は20年ほど前のバブルの崩壊により、リスクに対して相当慎重になったため、それほどリーマンショックではやられてはいませんでした。
なのになぜ、ECBは利上げの観測があって、日本にはないのかその方がおかしいと思います。
今の仕掛けの相場のエクスキューズ(言い訳)は、米国の利上げであり、はっきり言って、これとECBしか見ていなくて、日本については、ノーガードと言ってよく、これでもし日銀が、マイナス金利解除を表明したとしたら、それだけでも、相場は大どんでん返しになるものと思います。
常識的に考えれば、引き続きドル買いトライの相場が、12月初めまで続き、FOMCなりなんなりを手仕舞いのきっかけとして、手持ちのロングを大きく利食って、クリスマス休暇に入るというのが欧米勢の定石を踏んだ流れなのでしょうが、相場はそんなに米系ファンドが画策しているようには、もう簡単には行かないと言いたいものです。
特に、今や、日本勢に力があるだけにそう思います。






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