これからの展開は(2018/03/11)
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
安値圏で横ばいです。
次に、シカゴIMMポジションです。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
3月6日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング227,354枚vsユーロショート94,382枚、ネットユーロロング 132,972枚(前週 ロング137,977枚)です。
また、同時点の円は、円ロング50,057枚vs円ショート136,902枚、ネット円ショート86,845枚(前週 ショート96,651枚)
つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング61,368枚vsポンドショート56,104枚、ネットポンドロング5,264枚(前週ロング 12,687枚)です。
ユーロは、ほとんど変わりません。
円は、ネットショートがやや減りました。
ポンドは、ネットロングが減り、ほぼスクエア(ポジションなし)の状況になっています。
さて、今週ですが、先週末の北朝鮮の金委員長が米大統領が会談を申し入れたことは、リスク回避で溜まった円ロングを投げさせるには、十分な威力がありました。
しかし、だからと言って、円高のトレンドに変化が出るというものでもないと思っています。
もちろん、今週早々は、また円売りのトライはあるかもしれません。
しかし、先週金曜、米雇用統計の非農業部門雇用者数が31.3万人(予想20.5万人)でも、ドル/円の高値が107.05ですから、上げの余力もそれ程はないように思います。
ですから、買うだけ買ったらまた下がると思います。
ただし、相場の動き出すタイミングを示すボリンジャーファイブ(期間:5、偏差:2)の週足で見ますと、ドル/円にしても、EUR/JPYにしても、収束過程にあってまだ、大きくは動けないようです。
つまり、結局は動くと思いますが、今すぐではなく、多少の保ち合い(もちあい、揉み合い)を目先しそうです。
なお、週足のボリjンジャーバンドの切り変わりは、月曜の早朝ですから、その時に改めて見ると、変化があると思いますので、特筆すべき変化があれば、改めてご連絡します。
今の段階で言えば、上にも下にも限りがあると思います。
あと、多くの日本企業・金融機関にとっては、3月末の本決算まで3週間、欧米の企業にとっては、第1四半期決算まであとやはり3週間と迫ってきています。
特に、日本の企業・金融機関は、期末の数字の着地点に神経質(つまり、決算の数値に厳格)で、3月後半は、プラスにもマイナスにも損益を大きくぶらしてもらっては困ると、ディーラーもかなり厳しく経理から言われます。
ということは、動きが鈍くなるということです。
以前は、その間隙を縫って、欧米勢がマーケットを蹂躙し、日本勢がヤキモキしたものですが、最近は、欧米勢もコンプライアンス(法令順守)が厳しくなり、動きは鈍っているようにも思われます。
ということで、動きが鈍くなる中、ただ、日本の企業・金融機関の決算に絡んだレパトリ(資金の本国回帰)の円買い(※)が出やすくなります。
(※)レパトリの円買い:レパトリはレパトリエーションの略です。たとえば日本企業が決算を行う場合、海外資産をいったん国内に戻し、円に交換して決算を行うため、これによって円買いが発生します。
これが、静かなマーケットで出ますので、ジワリ円高になりやすいということです、
たぶん、これが、今週ぐらいから出始めるものと思いますので、動きは鈍いが、円高気味になる可能性はあると思いますので、この点には、注意が必要だと思います。
今週は、たとえて言えば、汽水湖(きすいこ、海水と真水が混ざった湖、宍道湖、浜名湖など)のようなもので、まだ投機的なトレーディングという激しい部分と決算を控えた静けさが混ざったようなマーケットになるように思います。






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