自然体のマーケット
全体的に、反発気味です。
相場が、自然体で動いています。
対円で、ドルやユーロやポンドがいかに売り込まれていたのかが、わかります。
しかし、GBP/JPYの27日15時から20時までの1円70銭に及ぶ連続陰線はすさまじいものがあります。
本サイトはFXストラテジスト水上紀行およびBMFの公式サイトです。
バーニャ マーケット フォーカスト (BMF) では、内外大手銀行で蓄えた豊富な経験と知識を基に、弊社外為ストラテジストが精度の高い外国為替情報の配信に努めています。
このサイトでは、BMF の活動状況などをご紹介していきます。
>> プロフィール >> TOP Page以上をご了承の上、本サイトをご利用下さい。
© Banya Market Forecast,
All rights reserved.
« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »
全体的に、反発気味です。
相場が、自然体で動いています。
対円で、ドルやユーロやポンドがいかに売り込まれていたのかが、わかります。
しかし、GBP/JPYの27日15時から20時までの1円70銭に及ぶ連続陰線はすさまじいものがあります。
皆さんも、そうかもしれませんが、インターバンクディーラーは、基本的に月間目標を中心に動いています。
そして、月間の中でも、早い時期に儲けて、後半は流すというやり方が一般的です。
ですから、月末近くになっても、まだ動いているディーラーがいたら、それは儲かっていないということになります。
それは、かなりのプレッシャーがかかるわけですから、一層儲けるのに苦労することになります。
シドニーは、先週末と、ほぼ変わりません。
日本時間午前6時12分現在(カッコ内は、
前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 109.01-11 (109.08)
EUR/USD 1.2121-27 (1.2130)
EUR/JPY 132.17-29 (132.32)
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
反撥です。
次に、シカゴIMMポジションです。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
4月24日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング216,944枚vsユーロショート86,350枚、ネットユーロロング 130,594枚(前週 ロング151,476枚)です。
また、同時点の円は、円ロング59,253枚vs円ショート58,670枚、ネット円ロング583枚(前週 ロング2,591枚)
つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング90,186枚vsポンドショート52,821枚、ネットポンドロング37,365(前週ロング 49,702枚)です。
ユーロのネットロングは、減少です。
円のネットポジションが、限りなくスクエア(ポジションなし)です。
ポンドのネットロングは、減少気味です。
さて、今週ですが、今週、一番気になっているのが、米長期金利(米国債10年物利回り)の行方です。
そして、その方向性を占う意味からは、今週金曜日に発表される米雇用統計が重要になりそうです。
ここ2年ぐらいの米雇用統計は、投機筋しかやっておらず、本当に方向感がなく、自分の中では、過去の遺物とさえ思っていました。
ところがここにきて、米長期金利が上昇し、一時3%台をつけるに至って、米雇用統計のある指標が、注目されています。
それは、平均時給です。
なぜなら、長期金利上昇の原因となる投資家の期待インフレ率(将来の物価上昇率)を押し上げる大きな要因のひとつが、米雇用統計で発表されるこの平均時給の伸びだからです。
ですので、今週金曜発表の米雇用統計にしても、平均時給が注目です。
つまり、平均時給が強ければ、再び長期金利が上昇し、ドル/円の買いが改めて強まる可能性があります。。
ただし、今、ドル/円では、複数の移動平均線が、日足でも、週足でも、月足でも、収束してきています。
それが意味するところは、当面はレンジ相場が続き、その後方向性がはっきりするということです。
そのレンジからトレンドへの変わり目が、今週末発表の米雇用統計の、特にその中でも平均時給の結果次第による可能性が高いということです。
平均時給が大幅に上昇すれば、ドル買いになるものと思いますが、しかし、上げが長続きするかは疑問です。
なぜなら、それは、投資家次第だからです。
もし、平均時給が強く長期金利が上昇するとすれば、まずは、ドル高で反応するとは思います。
しかし、長期金利の上昇は、価格の下落を意味しており、2014年後半にGPIFを皮切りに、運用利回りが出なくなった円債から米国債10年物への乗り換えが、国内機関投資家や地銀を含む銀行の間で活発化しました。
尚、この時期の米国債10年物利回りは、一時1.35%近辺まで下がるなど、決して持ち値は良くなく、このまま米国債10年物利回りが上昇すれば、既に購入した米国債が多大な評価損を計上する可能性があります。
つまり、多大な評価損を既存の米国債で抱える投資家が、利回りが良くなったからと言って米国債を新規で購入するだけの余力があるのかということです。
しかも、2017年にトランプ大統領が就任すると、財務省・日銀は、同大統領を警戒して、トークアップ発言(口先で介入して円安に誘導しようとすること)を全くしなくなり、代わりにGPIFなど公的運用機関に、米債購入と称してドルの買支えを委託した節があり、その分また公的運用機関の米国債残高が増えた可能性があります。
したがって、2014年以降、日本の機関投資家は、過剰なほどの米国債購入をしており、ここからさらに米国債利回りが上昇(価格下落)が進行すると、多大な評価損が出ることになり、それを穴埋めするために、むしろ米国債を売ってレパトリ(資金の本国回帰)のためのドル売り円買いに走る可能性が高いと考えています。
その辺のところが実際どうなるかは、5月になり、新年度の計画が決まる本邦機関投資家の動静を見る必要があります。
尚、個人的には、結局は下がるのではないかと見ています。
EUR/USDとGBP/USDについては、下押しはされているものの、基本的には、レンジだと見ています。
EURJPYについてもレンジと見ています。
ニューヨークダウは、石油大手エクソンモービルの下落が重荷となり、前日比11.15ドル安の24,311.19ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米国のGDPは予想を上回ったものの、英仏のGDPは鈍化傾向となり先行きに不透明感も残しながら低下し、暫定値ながら前日比0.022%下げて2.959%で引けました。
原油価格は、米国の増産を警戒した売りが優勢となり、前日比0.09ドル安の68.10ドルで引けました。
金価格は、米国債10年物利回りの上昇一服を受けて買いが優勢となり、前日比5.5ドル高の1,323.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された米第1四半期GDPが2.3%と予想2.0%を上回ったことから、一時109.54近辺まで上昇したものの、米国債10年物の利回り低下を受け、一時108.98近辺まで反落しました。
EUR/USDは、前日のドラギECB総裁が景気にやや慎重な見方を示したことを受けて、1.2056近辺まで下落したものの、その後米国債10年物利回りの低下を受けて、1.2125近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、EUR/USDの動きに追随し、131.89近辺まで下落後、132.36近辺まで反発しました。
GBP/USDは、ロンドンの朝方から大口のロスカットが出ていたところに、発表された第1四半期GDPが0.1%と予想の0.3%を下回ったことから売りが加速し、一時1.3755近辺まで下落しました。
対ドルで欧州通貨が乱高下し、ドル/円も連れて動きはしたものの、この日のドル/円はあくまでも脇役に徹しました。
来週月曜は、まだ4月とは言え、5月を前に整理すべきポジションは整理され、もう5月相場に向けて、マーケットは身軽になっているように思われます。
昔、ロンドンにいた頃、今のようなリアルタイムチャートのグラフィックサービスはありませんでした。
罫線の用紙に、前日の日足を手書きすることがもっぱらでした。
そして、前日までの日足で、現在の相場を読むという、現在の1分足や10分足のリアルタイムチャートを見ているトレーダーの方達には信じられないようなことをしていました。
しかし、この手書きチャートというものは、それはそれで役に立ったと思っています。
ひとつには、手でチャートを書くことによって、グラフィックサービスでは得られない、微妙な変化を指先から感じることが出来ました。
また、前日までのチャートを見て、イマジネーション(想像)を働かせ、今日を読むことを繰り返すことで、イメージトレーニングに役立ちました。
現在では、私自身も、グラフィックサービスに頼っていますが、手書きチャートの頃に培ったイマジネーションを働かせるという点は、当時のイメージトレーニングは、今でも大変役立っていると思います。
チャートを見るときには、現在の形状を見るだけでなく、その先の絵をイメージすることが大事だと思います。
そのためには、できるだけいろいろなチャートを見てイマジネーションを働かせるという、イメージトレーニングをすることだと思います。
本邦勢にとっては、30日(月)が祝日ですので、今日が実質的な月末になります。
例年4月は、新年度入りで、「(気持ちも新たに)さあ、やるぞ!」と、相場に飛び込みがちですが、実は、機関投資家とか実需筋は、新年度の計画を立てるため、マーケットを不在にしており、マーケットに残っているのは、投機筋ばかりです。
投機筋は、売れば買わなければなりませんし、買えば売らなければならないため、長くはポジションを持て
ないため、投機筋だけのマーケットは、長続きはせず、苦労の割には、実りは少ないと言えます。
今年の4月も、そんな4月だったように思います。
クロス円が重くなっています。
EUR/USD、GBP/USDが、結局、下げて昨日を終えているためだと思います。
今日は、EUR/USD、GBP/USDは、本格的に下方向を試す可能性があります。
ニューヨークダウは、市場予想を上回る増収増益となったフェイスブックが大幅高となったことや、米長期金利が心理的な節目の3%を3日ぶりに下回ったことが好感され、前日比238.51ドル高の24,322.34ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、再び3%を下回ったことから利益確定の動きが出て、暫定値ながら前日比0.043%下げて2.983%で引けました。
原油価格は、米国は5月12日までにイラン核合意から離脱するかを決める見通しとなり、中東情勢の緊迫化から原油供給減が懸念されて買われ、前日比0.14ドル高の68.19ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて売られ、前日比4.9ドル安の1,317.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.20~40近辺でもみ合いでした。
EUR/USDは、ドラギECB総裁が景気の底堅さに自信を示したことで強含む場面もありましたが、一巡後は調整売りが出た上、米株価上昇などを受けたドル買いにも押されて、一時1.2096近辺まで下げました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落連れて下げ、一時132.27近辺まで下げました。
昨日は、欧州通貨の乱高下に比べて、ドル/円は落ち着いていましたが、今日は日銀の金融政策決定会合、その後の黒田総裁の記者会見に注目です。
世界で金利上昇圧力が高まっています。
それは、2008年のリーマンショックによるダメージからの立ち直りを示すものだと思います。
この間、もっともダメージを受けたのはヨーロッパで、金融危機、財政危機と毎年のようにユーロが売られる局面がありました。
EUR/USDの売りが、このところ目立ちます。
最新の4月17日時点のシカゴIMMのユーロのネットロングは、15万枚にもなっていました。
そこに、米長期金利の上昇により、手仕舞いが増えているのかもしれません。
あるいは、明日のECB理事会とドラギ総裁の記者会見を前に、ロングの多さが懸念されて、ロングの手仕舞い売りが出ている可能性もあります。
ニューヨークダウは、航空機のボーイングが大幅高となり相場を押し上げ、前日比59.70ドル高の24,083.83ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、国債の発行が増加し需給は緩むとの見方から売りが優勢となり、暫定値ながら前日比0.030%上げて3.030%で引けました。
原油価格は、材料乏しく方向感を欠く展開となり、前日比0.35ドル高の68.05ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比10.2ドル安の1,322.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、買いが引かず、ジリ高を続け、一時109.46をつけました。
EUR/USDは、ジリ安を続け、一時1.2160近辺まで下げました。
EUR/JPYは、132.90から133.35近辺で、もみ合いに終始しました。
米国債10年物利回りの堅調推移に、ドル高が継続しました。
あのラジオ日経「北野誠のFXやったるで!」が、「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」として、4月から新装オープンしています。
http://market.radionikkei.jp/kitano_toshi/
今晩の番組の延長線に、電話インタビューで出演予定です。
時間は、23時35分ごろから、15分ぐらいです。
よろしければ、ご視聴ください。
1時間足で、見てみますと、ドル/円は、また買いが強まっています。
値動き分析に言えば、買い上げだと思われます。
買い上げとは、ジリ高と形状が似ていますが、ジリ高は、ショート筋の買戻しによって起きるのに対して、買い上げは、もっと一般的な、新規に買って上げようとするものです。
昨日の米国債10年物の利回りの引けは、2.998%近辺で、ギリギリ節目の3.0%の手前です。
3.0%突破すれば、まずはドル/円には、さらに買いが入るものと思われます。
しかし、それはあくまでも3.0%を超えたから、相関性の強いドル/円が上がるということであって、実際のフロー(資金の流れ)がついているものではないということだと思います。
そうなると、つまり、投機的なドルロングが、これから積み上がるということではないかと思います。
ニューヨークダウは、工業製品のスリーエムと建機のキャタピラーが急落して相場全体を下押し、前日比424.56ドル安の24,024.13ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、一時心理的な節目である3%を付ける場面も見られましたが、その後、達成感から利益確定が出たほか、ニューヨークダウが急落したため上げ幅を縮め、暫定値ながら前日比で0.023%上げて2.998%で引けました。
原油価格は、ニューヨークダウの急落を受け、利益確定売りが優勢となり、前日比0.94ドル安の67.70ドルで引けました。
金価格は、ニューヨークダウの急落を受け、リスク回避的に買われ、前日比9.0ドル高の1,330.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利上昇を受け、一時ロスカットの買いが入り、一時109.20近辺まで上昇したものの、その後ニューヨークダウの大幅安を受けて反落となり、一時108.54近辺まで下落しました。
EUR/USDは、1.2245近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて、133.49近辺まで上げた後、132.87近辺まで反落となりました。
ドル/円、クロス円は、上げ方向にオーバーシュート(行き過ぎ)を経験したものと思われ、当面の高値は見た可能性があると思われます。
タッチ・アンド・ゴーという手法に、最近よくやっています。
要するに、できるだけギリギリまで引きつけて相場にエントリーするということです。
タッチ・アンド・ゴーの名前の由来は、飛行訓練のタッチ(着地)して、すぐエンジン全開で飛び去るということです。
トレーディングに当てはめると、ギリギリまで引きつけてエントリー、そして有利な方向にすぐさま反転するという願いを込めて命名したものです。
昨日は、米10年国債の3.0%接近が話題となり、ドル/円中心にドル高となりました。
しかし、米系ファンドあたりが仕掛けてきたのではないかと思われてなりません。
値動き分析的に言えば、買い上げ(ショート・スクイズ、ショートの炙り出し)だったのではないかと見ています。
ドル/円もまだ上がる可能性はありますが、同時に、EUR/USD、GBP/USDももう一段下落(ドル高)するのではないかと考えています。
ニューヨークダウは、10年債利回りが一時2.99%まで上昇し、4年3カ月ぶりに節目の3%に迫ったことが嫌気されて売られ、前週末比14.25ドル安の24,448.69ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、大きな心理的節目の3%に接近し、暫定値ながら前週末比0.015%上げて2.975%で引けました。
原油価格は、中東産油国を巡る地政学リスク(サウジがイエメン空爆)への警戒感から買いが優勢になり、前週末比0.24ドル高の68.64ドルで引けました。
金価格は、米10年債利回りの上昇を受けて売られ、前週末比14.3ドル安の1,324.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米10年債利回りの上昇と伴にドル買い戻しが強まり、一時108.75近辺まで上げました。
EUR/USDは、一時1.2198近辺まで下げました。
EUR/JPYは、ドル/円の上げに連れ、一時132.79近辺まで上昇しました。
米長期金利上昇が、大きくマーケットに影響を与えました。
個人的には、4月相場の調整と見ています。
今日のロンドンは、たぶん、最終的にはドル/円の買い、EUR/USDの売りで攻めてくると思います。
しかし、現在までの東京を見てみますと、ドル/円は買ってみたものの上げきれず手仕舞い、EUR/USDも買ってみたけれども上げ切れず手仕舞いという流れで、現状それ程ポジションが偏っている感じがしません。
それでも、ロンドンは、まずは、ドル/円は売り、EUR/USDは買いで攻めてくるように見ています。
ドル/円は、値動き分析の観点から見れば、ショートがあまりいない中で、ロングで攻めていたと思われます。
いわゆる、買い上げをやっていたということです。
しつこく買えば、買うほどロングになり、その後の下落が大きくなるものと思われます。
シドニーは、ドル高気味です。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、
前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 107.77-79 (107.64)
EUR/USD 1.2271-75 (1.2290)
EUR/USD 132.25-29 (132.28)
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
横ばいです。
次に、シカゴIMMポジションです。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
4月17日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング238,829枚vsユーロショート87,353枚、ネットユーロロング 151,476枚(前週 ロング147,463枚)です。
また、同時点の円は、円ロング49,433枚vs円ショート46,842枚、ネット円ロング2,591枚(前週 ロング2,761枚)
つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング113,252枚vsポンドショート63,550枚、ネットポンドロング49,702(前週ロング 43,016枚)です。
ユーロのネットロングは、増加傾向です。
円のネットポジションが、ほぼスクエア(ポジションなし)です。
ポンドのネットロングは、やや増加です。
さて、今週ですが、これまで繰り返し申し上げてきたことではありますが、4月は、本邦機関投資家や実需筋にとっては、年度初めであり、また欧米勢にとっては第2四半期の始まりです。
そのため、投資家や実需は、新年度の計画を策定するため動かず、欧米勢も投資家は大きくは動いていない、つまり投機筋だけのマーケットとなっています。
投機筋だけということは、売れば利食いか損切りのために買い戻さなければならないですし、買えば利食いか損切りのために売らなければなりません。
つまり、相場が長続きせず、往って来いになるわけで、そういう意味で最悪の通貨ペアは、ギチギチのレンジ相場になったドル/円でした。
しかし、EUR/USDや、GBP/USDもまた、もっと思惑的に買われたものが、先週足をすくわれ、大幅反落となりました。
いずれも、本当に投機筋しか動いていないことを確認した格好です。
そして、今週はと言えば、実質的には、月末の週であり、また4月に結構やられているマーケット参加者が多いということを考えれば、基本的には、レンジ相場になりそうです。
ただ、そうした中で、まず、シカゴIMMポジションで注目したいのは、ユーロのネットロングが、15万枚とまた増えていることです。
ドル/円のポジションはチャラ、ポンドはロングと言ってもまだ特筆するほどの事もないでしょうし、今週半ばからの急落でかなり、ロングも縮小したものと思われます。
そんな中で、ユーロだけがネットロングが肥大化しているのは、ECBの量的緩和縮小を期待しているためだと思われます。
そして、今週26日(木)のECB政策金利決定とドラギECB総裁記者会見が予定されており、ここでドラギ総裁の出方が注目されます。
まだ、とぼけるというのが、堅いところだと思いますが、ここで、緩和縮小を匂わせたら、EUR/USDは、ロングはロングではあるものの、改めて上値を試すことになるのではないかと見ています。
ですので、やられた月の月末週で、沈滞ムードは漂うものと思いつつも、ECBとドラギ総裁には警戒が必要だと思っています。
尚、黒田日銀総裁の記者会見もありますが、まだ、緩和縮小は望み薄だと見ています。
明日の「これからの展開は」の掲載は、午後となります。
(本日は、関西方面で所用があり、早出いたしますので、早朝レポートは為替のみとさせて頂きます)
ドル/円は、米長期金利上昇を受けて、買いが強まり、一時107.86近辺まで上昇しましたが、左程ロスカットも出ずその後は反落となりました。
EUR/USDは、1.2250近辺まで下落後、小反発しました。
GBP/USDは、1.4007近辺に下落し、その後も安値圏を維持しました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて下げ、一時132.04近辺まで下げました。
全般にドル買いトライとなりました。
ただし、昨日から傷んだマーケットの調整が続いたと取るべきかと思います。
いずれまた、ドル売りトライは再開するものと思われます。
個人投資家と言えども、ひとたび、トレーディングをすることで、外為マーケットに参加した以上は、自分自身の気持ちに関わらず、ファンドやインターバンクや輸出入の実需筋や投資家などと、マーケットにおいては同等の参加者であることを認識する必要があります。
いくら、自分は素人だからと思っていても、マーケットはそれを知る由もなければ、また手加減をすることもなく、れっきとしたマーケットの参加者のひとりとして扱われます。
そうしたマーケットで、もみくちゃになることは、実際にあると思います。
しかし、そのことを、自分自身が素人だからと言い訳にせず、トレーディングの数をこなし熟練度を上げ、また外為知識を得るための勉強は怠らないことが肝心です。
さらに申し上げれば、自分は素人だからを逃げ道にしていると、決して成長はないと思います。
どの世界にも、ビギナーの時期はあります。
ビギナーは、右も左もわからないのがあたり前です。
しかし、ビギナーから中上級者のレベルに、自分自身をグレードアップさせるためには、なによりも喰らいついていくガッツが必要です。
それによって、マーケットで生き残っていけるかどうかが決まってきます。
ドル/円もいつの間にか、随分ショートになっていたようで、107.50超えからストップロスがかなり出たもようです。
そして、買い戻すだけ戻して、現在は横這い気味であることから、ポジションはスクエア(ポジションなし)に近いものと見ています。
こうなると、ポジションが偏っていないため、結構長く横ばいを続ける可能性があります。
機関投資家や実需筋の新年度の計画も、早ければ来週ぐらいには決まってくるところもそろそろ出てきそうです。
そうして、計画に従って、動き出すと思いますが、機関投資家はやはり外債運用のため、円を売ってドルを買うのではないかと思われます。
問題は、それで順調に上がるのかです。
今でも、相当上値は重くなっています。
ニューヨークダウは、アップルや半導体関連株やP&Gが売られて下げ、前日比83.18ドル安の24,664.89ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.039%上げて2.912%で引けました。
原油価格は、需給逼迫観測から上昇したものの、利益確定売りに反落し、前日比0.18ドル安の68.29ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落を受け、前日比で4.7ドル安の1,348.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.25~50近辺での横ばい推移でした。
EUR/USDは、ポジション調整から一時1.2329近辺まで下げました。
GBP/USDは、一時反発したものの、依然ロングだったため、1.4070近辺まで続落しました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて下げました。
いかに、GBP/USDで値ごろ感からの買いが多かったかがわかります。
全体的に、レンジ色が深まってしまった可能性があります。
GBP/USDの1時間足の形状が、酒田五法の「三兵(さんぺい)」になってきている可能性があります。
三兵とは、上伸開始の象徴とされ、ある程度の底もみを経た市況から、意外にも短線ながら陽線三本連続した線型を作るのが一般的です。
これは、日本証券新聞社編著「酒田五法は風林火山」に乗っていますが、この本は、私のお勧め図書です。
日米首脳会談自体の相場への影響は、マーケットはあまり期待してはいなかったと思います。
そのため、日米首脳会談後、ドル/円の買いが強まったと言っても、それ程大きな反発にはなっていません。
それでも、今のところ高値圏でやや膠着しているため、ポジション的には、スクエア(ポジションなし)か、若干ショートではないかと思われます。
ドル/円には、まだレンジブレイクする力はないと思われ、レンジ上限に近いところで、停滞してロングができると、後は、反落する可能性が高まります。
ニューヨークダウは、IBM株の下落が重荷となり下げ、前日比38.56ドル安の24,748.07ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トランプ政権がロシアにこれ以上の追加制裁を計画していないと伝わったことや、好調な企業決算を受けて上げ、暫定値ながら前日比0.042%上げて2.871%で引けました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で在庫減少が確認されて買いが強まり、前日比1.95ドル高の68.47ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買いが強まり、前日比4.0ドル高の1,353.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.10-30近辺で横ばいが続きました。
EUR/USDは、1.2380-90中心に揉み合いました。
GBP/USDは、3月の英消費者物価指数は前年比が+2.5%と事前予想および前回2月の+2.7%から伸び鈍化となったことがきっかけで、一時1.4173近辺まで急落、その後も安値圏を維持しました。
日本時間の18日午前3時~19日早朝に掛けて、日米首脳会談が行われます。
そして、為替相場として、注目されているのは、貿易不均衡の是正をトランプ大統領がどれだけ要求し、そして安倍首相はどこまで譲歩するかというところだと思います。
マーケットのセンチメントとしては、貿易不均衡で日本側が折れて円高になると見て、ドル/円のショートの増えたためなのか、買い気が強くなっています。
つまり、値動きから見ると、結構ショートに短期間のうちになったように思われます。
昨日は、とうとうGBP/USDやEUR/USDの買いにも、マーケットが飛びつくようになり、そのため、短期間にロングにマーケットのポジションが偏り反落となりました。
いずれも、上げで良いとは思いますが、ちょっと人気が先行してきていて、実際の上げのフロー(資金の流れ)が追い付けないスピードで投機の買いが積み上がってきているように思われます。
つまり、まだフローを作るリアルなマネーが本格的に買いで始動していない中での投機筋の勇み足(フライング)だと思われます。
ニューヨークダウは、ハイテク株がけん引して米主要企業の好決算が相次ぎ、前日比213.59ドル高の24,786.63ドルと3月16日以来1カ月ぶりの高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、横ばいとなり、暫定値ながら前日比0.002%上げて2.829%で引けました。
原油価格は、今後は需給が引き締まるとの見方は根強く、前日比0.30ドル高の66.52ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの反落を受けて売られ、前日比1.2ドル安の1,349.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.00を挟み合いでした。
EUR/USDは、一時1.2414近辺まで上昇後反落となり1.2336近辺まで下落し、1.2370近辺で落ち着きました。
EUR/JPYは、EUR/USDの動きに連れて上下しました。
EUR/USDもGBP/USDも、追随買いが増えたことから重くなり反落となりました。
ドル/円の1時間足を見ますと、昨日のシドニータイムから、値動きに変化が出ていることに気づきました。
つまり、3月26日から下値を切り上げ上値を切り上げと、ジリ高を続けてきました(4時間足で見るとさらにクリアです)が、昨日からは、上値を切り下げ下値を切り下げるというジリ安に変わっています。
EUR/USDやGBP/USDでのドル安を受けて、ドル/円も東京オープンと同時に売りが強まりました。
東京時間午前9時台は、東京、アジア勢の思いの丈を明らかにする時ですので、いつもと同じパターンではありますが、またやっているという恰好です。
しかし、まだ、ドル/円相場自体は膠着していますので、ここで売ると、またショートになりジリ高になりそうです。
ニューヨークダウは、シリア情勢の不透明感が薄れ、また発表が本格化している米企業決算への期待も強まり、前日比212.90ドル高の24,573.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、シリア攻撃が短期に終わる見方が強まったものの横ばいとなり、暫定値ながら前日比変わらず2.827%で引けました。
原油価格は、シリア情勢の懸念が薄れて利益確定売りが強まり、前日比1.17ドル安の66.22ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前日比2.8ドル高の1,350.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、クロス円の売りに連れて下げ、一時107.04近辺まで下げました。
EUR/USDは、ニューヨークオープン直後1.2394近辺まで上昇したものの、その後は1.2380近辺で横ばいでした。
EUR/JPYは、EUR/USDに連動した動きでした。
トランプ大統領がロシアや中国の為替政策に言及しており、明日から開催の日米首脳会談で貿易問題も協議される可能性もあり、それもあってドル/円の上値が重たかったもようです。
先週の金曜のニューヨークタイム以来、EUR/USDがジリ高になっています。
つまり、今度は、EUR/USDがショートになっているようです。
この分で行けば、今日は、ロンドンタイムに、EUR/USDでショートスクイズ(ショートの炙り出し)が出る可能性があります。
シリアでも動かず、ドル/円の手詰まり感はさらに深まったものと思われます。
充電期間と割り切っていることが大事だと思います。
しかし、早ければ4月後半、大方は5月に動き出すと思います。
やはり、私は、ドルの下落再開と見ています。
週末のシリア攻撃に対する反応は、あまり見られません。
シドニーは、むしろ円安ユーロ高です。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、
前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 107.49-52 (107.37)
EUR/USD 1.2337-38 (1.2330)
EUR/USD 132.42-46 (132.38)
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
横ばいです。
次に、シカゴIMMポジションです。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
4月10日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング236,344枚vsユーロショート88,881枚、ネットユーロロング 147,463枚(前週 ロング134,381枚)です。
また、同時点の円は、円ロング48,053枚vs円ショート44,481枚、ネット円ロング2,761枚(前週 ロング3,572枚)
つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング95,267枚vsポンドショート52,251枚、ネットポンドロング43,016(前週ロング 40,338枚)です。
ユーロのネットロングは、再び増加傾向です。
円のネットポジションが、ほぼスクエア(ポジションなし)です。
ポンドのネットロングは、ほぼ変わりません。
さて、今週ですが、この週末、米英仏がシリアに攻撃というニュースが飛び込んできました。
マーケットは、まだ未消化ですので、月曜のシドニーはドル売りで始まる可能性は高いと思われます。
しかし、レンジ相場が泥沼化していますので、まだトレンド相場になるのには早いのではないかと見ています。
こうした4月という新年度の始まりは、機関投資家や実需筋が、新年度の計画を立てるために動かず、マーケットにいるのは投機筋だけで、材料はそれなりに出て、マーケットは従順に売りだ買いだとやりますが、結局、ポジションが一方に偏り、後はその復元力から相場は反転し、多くのマーケット参加者が振り落とされるということになります。
この新年度だからと言って「さあ、やるぞ!」と気合を入れるのは、実は自ら墓穴を掘ることになりますので、適当に付き合う付き合い方を覚えることは、不真面目ではなく、自らを守るためには、実に大切なことです。
また、相場が局地戦になっているため、動きが細かくなっています。
たとえば、先週金曜のドル/円相場は、ショートが切れておらず、ショートで一杯一杯になって、ややジリ高となっていました。
そうすると、血の臭いを嗅ぎつけたシャークのように、ショートスクイズ(ショートの炙り出し)を狙う投機筋も現われ、彼らは買い上げといって、買い戻して上がるジリ高には似ていますが、実際は、買い上げて、ショート筋をあぶり出そうとロングメイク(ロングポジション)を作ろうとする動きがでました。
107.80は、節目とも言われ、これが抜ければ、ショートのロスカットもかなり出るものと、買い上げましたが、107.80には大きな売りがあったようで、手前の107.78まで上げるのがやっとで、気がつけば、買いで攻めた方がロングになって、慌てて投げる番となり、107.25まで反落となりました。
つまり、ショート派とロング派の足の引っ張り合いとなっています。
ここに、レンジ相場も極まれりということだと思います。
今週は、まさに4月中旬となりますが、まだ、機関投資家や実需筋が動かないと思います。
いろいろな、この週末のシリア攻撃をはじめニュースも出るでしょうが、そのニュースを真に受けて行動に移す前に、マーケットはどう思っているのかを考えること大事です。
潰し合いのマーケットに、焦って入る必要はまだないと思います。
それよりも、この後、トレンド相場が始まった時、どういうトレンド相場になるのか、それを考えておくことが大事だと思います。
U.S.Dollar Indexの週足でも、揉み合いは、既に12週ですから約3カ月間やっているわけで、もうしばらくでレンジブレイクするものと思われます。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
レンジ相場が、トレンド相場のエネルギーの補給基地だと思います。
パワーチャージの後の、方向性を考えるのが、今の仕事だと思います。
つまり、自分自身も泥仕合で体力を消耗する時ではなく、今は次の方向性を研究する時だと思います。
尚、EUR/USD、GBP/USDは、上昇(ドル売り)の可能性を秘めていると思います。
明日の「これからの展開は」の掲載は、午後となります。
ニューヨークダウは、金融株が総じて下げた上に航空機のボーイングも下げたほか、シリア情勢も重荷となり、前日比122.91ドル安の24,360.14ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは軟化し、暫定値ながら前日比0.001%下げて2.825%で引けました。
原油価格は、需給改善見通しから買いが強まり、前日比0.32ドル高の67.31ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受け、前日比6.0ドル高の1,347.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米国などのシリア攻撃が差し迫ったものではないとの見方が広がり、買戻しが主流となり107.78近辺まで上げましたが、その後、米株価がマイナス圏に落ち込むと反落となり、一時107.26近辺まで下げました。
EUR/USDは、1.2310~1.2345近辺で横ばい推移でした。
EUR/JPYは、ドル/円に連れて、132.90近辺まで上昇後反落となり、一時132.32近辺まで下げました。
ドル/円、クロス円の買戻しも結構でましたが、米株価反落で、再び売り優勢となりました。
ただし、まだレンジ相場は続くものと思われますので、下げの深追いも危険かと思われます。
たとえば、ロングのポジションを作る時(ポジションメイク)は、慎重に買っていくこともありますし、レンジブレイクでロスカット的にエントリーすることもあります。
また、あるレベルを超えてくると、追撃的に買い増していくということもしています。
しかし、ポジションクローズの時は、個人的には、一気に全部手仕舞うことにしています。
これは、私のスタイルですので、強制するものではありません。
たとえば、ポジションがフェーバー(有利)になると、もっとフェーバーになるかもしれないと、段階的に利食っていく方法もありますが、経験的には、このあたりが利食い場と思うと、スパっとすべてやめることが結局は、好結果を生むことが多いと思うからです。
こういったスパっとやめると、非常にすがすがしい気持ちになります。
たとえ、それからさらにフェーバーな方向に向かおうと、もう相場に興味がなくなっており、全然悔しさがありません。
また、ポジションがアゲンスト(不利)の時も、これは自分が見方を誤っていたと判断すれば、スパっとすべてやめることにしています。
そして、やはり、アゲンストのポジションをやめると、すがすがしいものを感じます。
すがすがしいものを感じるには、執着しないということが大事だと思っています。
特に、アゲンストの時は、深手を負うまで執着せず、どんどん止めていくことが良いように思います。
今日のロンドンは、ドル/円の上値リスクに警戒が必要だと見ています。
昨日の日本時間19時台に大陽線が出て、いったんのショートのロスカットが出たもようですが、上げた後も、下値が切り上がっており、107.50を意識した戻り売りが出て、マーケットがショートになっているように見受けれられます。
特に、そう感じるのは、急騰後も下値を切り上げ、上値を切り上げているためで、ポジション自体が依然としてショートであることを示していると思われるからです。
レンジ相場が深まってくると、対ドルでは動きづらくなるため、金利差狙いのクロスに逃げる傾向があります。
そのため、今日の、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPYが、強含みです。
しかし、レンジ相場に戦い疲れて、逃げてきたクロスだけに、皆も同じようなことをしていると考えた方が良いでしょう。
つまり、皆で乗った泥船になる可能性がありますので、利が乗れば、さっさと手仕舞った方が良いと思います。
ニューヨークダウは、シリア情勢への懸念が後退し、米企業決算への期待感から買いが優勢となり、前日比293.60ドル高の24,483.05ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、シリア攻撃なくひとまず安心感から上げ、暫定値ながら前日比0.059%上がって2.840%で引けました。
原油価格は、シリア情勢に不透明感が根強く続伸し、前日比0.25ドル高の67.07ドルで引けました。
金価格は、FRBの段階的な利上げが続くとの見方が改めて強まって売られ、前日比18.1ドル安の1,341.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、シリア情勢への過度な警戒感が一服し買い戻され、一時107.43近辺をつけました。
EUR/USDは、買い過ぎの調整から、一時1.2300近辺まで下げました。
EUR/JPYは、132.00~30近辺での横ばいが続きました。
レンジ相場らしい、売り過ぎれば買戻し、買い過ぎれば売り戻す調整色の強い相場でした。
今、個人的に、注目しているのは、GBP/USDです。
要は、2016年6月のブレグジット(EU離脱の可否を問う英国民投票)で離脱が決定され、GBP/USDは一時1.2000近辺まで、約2500ポイントも急落しました。
しかし、約1年後の2017年3月頃から、1.2200近辺を起点に上昇を開始し、ジリ高傾向を続け、現在1.4200近辺まで反発してきています。
つまり、2000ポイント損失を取りもしてきたことになります。
レンジ相場も、早ければ4月後半、大方は5月に入ると、トレンド性の動きに変わると見ています。
なぜなら、その頃には、トレンド相場を形成する、機関投資家や実需筋が、新年度の計画を決定し、行動に出てくるものと、思われるからです。
相場の関心の的は、やはりトランプ米大統領だと思っています。
そして、基本的にトランプ大統領には不安がつきまとい、在任中はドル安が続くと見ています。
ニューヨークダウは、トランプ米大統領がシリアへの軍事行動を示唆し、地政学リスクへの警戒感が強まって売られ、前日比218.55ドル安の24,189.45ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、シリア情勢が緊迫化する中、逃避買いが強まって低下し、暫定値ながら前日比0.024%下げて2.777%で引けました。
原油価格は、中東を巡る地政学リスクが高まり、原油供給が細るとの警戒感から買いが優勢となり、前日比1.31ドル高の66.82ドルで引けました。
金価格は、中東を巡る地政学リスクへの警戒感から資金逃避の流入が強まり、前日比14.1ドル高の1,360.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、シリア情勢の緊迫化を受けてリスク回避の円買い(ドル売り)を受け、一時106.65近辺まで下げましたが、その後発表されたFOMC議事録要旨で、中期的には追加利上げが適切と言及されたことから、一時107.06近辺まで反発しました。
EUR/USDも買われ、一時1.2396近辺まで上昇(ドル売り)しましたが、その後FOMC議事録要旨を受け1.2347近辺まで一時下げました。
EUR/JPYは、一時132.62近辺上昇しましたが、その後反落しました。
シリア問題が、再びマーケットの中心的な材料となりましたが、各通貨ペアはそれなりには反応していますが、値幅としては限られ、相場がレンジ相場となっていることを、むしろ再確認した格好です。
特に、EUR/USDが、綺麗なウェッジ(楔形)・フォーメーションとなっていて、たぶん今日のロンドンで、さらに上値を試すものと見ています。
エクスキューズ(言い訳)としては、ECBの量的緩和解除あたり、要するに、出口戦略が上げられるものと見ています。
しかし、実際のところは、4月5日まで下げた後の、6日以降の戻り売りで、マーケットがショートになっているためだと思います。
つまり、値動き分析で言うところのジリ高をしているのにすぎません。
相場では、固定観念を持つことは、非常に危険です。
今、気になっているのは、ドル/円の上値が異様に重いと指摘するマーケット参加者の多いことです。
しかし、気づいてみれば、上げては抵抗を受けながらも、また買いが強まっているドル/円です。
この買いの強さがあるのに、上が重いと思っているマーケット参加者が多いとしたら、マーケットがどんどんショートになって行きます。
ニューヨークダウは、中国の習近平国家主席が外資に国内市場を開放する方針を示すなど米中貿易摩擦緩和に期待が膨らみ、前日比428.90ドル高の24,408.00ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中貿易戦争への懸念緩んだことから上昇し、暫定値ながら前日比0.020%上げて2.799%で引けました。
原油価格は、米中貿易摩擦の緩和期待で買われ、前日比2.09ドル高の65.51ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比5.8ドル高の1,345.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米中貿易戦争への懸念が緩んだことで買われ、107.40近辺をつけました。
EUR/USDは、ECB理事会メンバーであるノボトニー・オーストリア中銀総裁が、利上げの時期について語るのは時期尚早ながら、最初の段階で預金金利の
引き上げを行うことは問題ないだろうと述べたことから、ユーロ買いが強まり、一時1.2377近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円、EUR/USDのそれぞれの上昇に連れて上げ、一時132.62近辺をつけました。
リスクがの回避されたとしての円売りと、ECBの出口戦略への期待からのユーロ買いが活発になっています。
習近平中国国家主席が、今日の演説で、輸入を拡大するため、自動車輸入関税の引き下げなどに言及したことが伝わり、円売り一色となりました。
ドル/円、クロス円も、上げて高値圏にいるということは、ショートになっていたものと思われます。
昨晩下げたことで、ショート筋もほっとしていたところに、習国家主席の発言に、パニックとなったものと思われます。
しかし、中国、子供の喧嘩には真正面からはつきあわないといったところが、実に老練です。
値動き分析から見ると、昨日のドル/円の膠着相場の中で、ロングが解消したものと思われます。
ただ、ここから売ると、また目先はショートになりそうです。
一方、、EUR/USDの1時間足の形状は、典型的な急騰とその後の高止まりになっています、
値動き分析では、急騰とは、ショートのロスカット的な買い戻しによっておきます。
ニューヨークダウは、自律反発の買いが先行しましたが、買いの勢いは続かず、取引終盤にかけて急速に伸び悩み、前週末比46.34ドル高の23,97910ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株式をにらみ序盤上昇したものの、終盤伸び悩み、暫定値ながら前週末比0.006%上げて2.779%で引けました。
原油価格は、米中貿易摩擦への懸念が後退した半面、中東の地政学リスクが高まり買われ、前週末比1.36ドル高の63.42ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受け、前週末比4.0ドル高の1,340.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、序盤買い気で107.20近辺まで上昇しましたが、その後反落し、106.62近辺まで緩みました。
EUR/USDは、上昇して高止まり、一時1.2330近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUD/USDの上昇を受け一時131.99まで上昇するも、その後ドル/円の131.40近辺まで反落となりました。
交互にドル安となりました。
マイナビニュースで、「円の行方、ドルの行方」と題しまして、コラムを掲載しています。
今回のテーマは、「ディーラー歴35年で感じるもの 」です。
基本、毎週月曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。
https://news.mynavi.jp/article/mizukami-132/
レンジの相場の中で、午前中、ドル/円、クロス円を売ってしまったようで、マーケットのポジションがショートになっているもようです。
こうなると、ロンドンに向けてジリ高を続け、ロンドンは、マーケットがショートであることを目ざとく見つけ、おなじみのショート・スクイズ(ショートの炙り出し)に出てくる可能性が高くなっていると思われます。
ロンドンに取って見れば、東京・アジア勢は、ありがたいお得意さんとでも、思っているのではないかと思います。
相場では、一度痛い目に遭ったら、学習しなければならないと思います。
EUR/USDの週足のボリンジャーバンド5週間(期間:5、偏差2)を見ますと、すでに収束し、いつ動き出しても良い格好になっています。
問題は、方向です。
一見すると、下にやや振れては来ているものの、もちろん上げの可能性もあります。
ただ、シカゴIMMのネットユーロロングは、未だに約13万枚もあることから、それを考えると下がる可能性の方があるように思われます。
シドニーは、あまり変わってはいません。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、
前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 106.95-99 (106.94)
EUR/USD 1.2281.86 (1.2281)
EUR/USD 131.33-37 (131.35)
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
横ばいです。
次に、シカゴIMMポジションです。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
4月3日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング221,327枚vsユーロショート86,946枚、ネットユーロロング 134,381枚(前週 ロング141,064枚)です。
また、同時点の円は、円ロング48,053枚vs円ショート44,481枚、ネット円ロング3,572枚(前週 ショート3,668枚)
つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング86,643枚vsポンドショート46,305枚、ネットポンドロング40,338(前週ロング 34,176枚)です。
ユーロのネットロングは、若干減っています。
円のネットポジションが、若干ロングに転じています。
ポンドは、ネットロングがさらに増加です。
さて、今週ですが、4月らしくレンジ相場が続いています。
マーケット参加者には、色々な思惑から、上げだ下げだと見ています。
確かに思惑通りの動き方をする瞬間もあるものの、それは長続きせず、そのポジションの反動によるやられの方が大きくなるのがレンジ相場だと思います。
ここは、機関投資家や実需の本年度の方針が決まって、本格的にマーケットに戻ってくる、早くても4月後半までは、レンジ相場は続くと見ておいた方が良いと思います。
もちろん、それまでには、いろいろなニュースも出ることでしょうが、そのニュースのマーケットに与えるインパクトは短期間で、そこでできたポジションの調整の方が圧倒的に時間を要するものと思います。
先週も、トランプ大統領も、対中通商問題で、500億ドル相当の中国製品への追加関税案を発表していたところに、さらに1000億ドル相当の品目について検討するよう米通商代表部(USTR)に指示したと明らかにしました。
これは、かなりセンセーショナルな(衝撃的な)な内容でしたが、ドル売りは一時的で買い戻されています。
これなど、レンジ相場の材料に対する典型的な反応であり、トレンド相場であれば、急落となったものが、信じられないほどの狭い値幅しか下がらず、しかも値をもとのレベルまで戻してしまっています。
また、思わずムラムラとなって、相場に飛び込んでしまって捕まることも、レンジ相場のレンジ相場たるところです。
対処の方法としては、早く入って早く出ることもありますが、一番無難なところは、休むということだと思います。
休んでいるうちに動いてしまったらどうしようと思われうるかもしれませんが、本当にトレンド性のある相場になるならば、多少遅れて入っても遅くはありません。
それより、レンジ相場で、上がるかもしれない、下がるかもしれないと相場に飛び込んで、右往左往することによる体力の消耗(損失)のほうが、どれだけ大きいかわかりません。
休んで、ひととき相場を忘れ、頭をリフレッシュさせることが、どれだけ大事かと思います。
急がば回れといいますが、まさにレンジ相場には必要な言葉だと思います。
当面、EUR/USDもまた、レンジ相場ですので、もちろんEUR/JPYもレンジ相場だと思います。
ニューヨークダウは、トランプ大統領は中国への制裁関税を1000億ドル積み増すことを検討すると発表したことから、米中の貿易を巡る対立が深まるとの懸念がぶり返し、前日比572.46ドル安の23,932.76ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中貿易戦争が再燃する中低下し、暫定値ながら前日比0.060%下げて2.772%で引けました。
原油価格は、米中貿易摩擦への警戒感が再燃して売られ、前日比1.48ドル安の62.06ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて連れ高となり、前日比7.6ドル高の1,336.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された3月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が10.3万人と予想の18.5万人を大きく下回ったため、買いの抵抗を振り切って下げ、一時106.78近辺をつけました。
EUR/USDは、米雇用統計発表後、いったん1.2220近辺まで売られましたが、その後は買い優勢となり、一時1.2291近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、ドル中心の相場だったために、結局方向感定まらず、131.30近辺で引けました。
ドル/円は、発表前から買い気が強く、発表結果いかんにかかわらず、ドルの高値を試そうとするのかと見ましたが、107.50の売りは異様に重く、結局反落して終わりました。
引き続き、レンジ相場が続くことになりそうです。
英語では、「Buy the rumor, Sell the fact.」と言います。
要するに、まだ噂のうちに、ポジションメイク(ポジションの造成)をして、事実が明らかになったら、ポジションクローズ(ポジションの手仕舞い)をするということです。
これは、結構ディーラーの間でよく使われている言葉で、要はリスクを取ることが収益チャンスを生むということです。
噂の段階で、いち早くポジションメイクをして、事実が明らかになって、マーケットの大勢がポジションメイクをしようと殺到したところを、利食いに回るとは、トレーディングとしては、かなりスマートなやり方だと思います。
しかし、早くポジションを持つということがすべて良いわけではありません。
やはり、勝算があってこそできることで、そのためには、その噂の信憑性の高さとその材料が事実として公になった場合のマーケットの反応の大きさを、短時間に判断し予測できなければなりません。
この材料に対しての価値判断とマーケットに与えるインパクトの大きさを反射的に読めるようになるためには、ひとつには、経験を積み重ねることはどうしても必要だと思います。
また、いろいろな材料に対して好奇心を持ち、それらの材料に重要度に応じたプライオリティー(優先順位)をつける習慣を持つことが大事だと思います。
少なくとも、目にし耳にする材料を、それほどのこともないと事も無げに無視することは、厳に慎むべきだと思います。
今日の早朝、ドル/円が急反落したため、上げも一服かと売ってみましたが、依然として買い気は強く、買い戻しました。
改めて、印象を申し上げれば、すぐには下がるような買いではなく、むしろ上がる可能性が強いというものでした。
今のところ、107.50がレジスタンスですが、どうもそれでは止まらないように思います。
トランプ大統領の対中1000億ドルの追加関税検討発言は効きました。
むしろ、まだロングは、我慢しているものと思われます。
しかし、107.40近辺で、7時間ぐらい滞空し、レンジの上限107.50突破を狙っていたものと思われ、ロングポジションが出来ていないという方が、現実的ではないと思います。
ニューヨークダウは、米中が通商問題解決に向けた交渉に意欲を見せ、貿易摩擦が激化するとの警戒感がひとまず後退し、前日比240.92ドル高の24,505.22ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株高に連れて上げ、暫定値ながら前日比0.029%上げて2.832%で引けました。
原油価格は、米中貿易摩擦の警戒感が後退したことから反発し、前日比0.17ドル高の63.54ドルで引けました。
金価格は、米中貿易摩擦への懸念が後退したことから資金が流出し、前日比11.7ドル安の1,328.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米中貿易摩擦に対する市場の警戒感が和らぎ、リスク回避も円買いが後退し、一時107.49近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、リスク回避の後退から売られ、一時1.2218近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、一時131.50近辺まで上昇しました。
米中貿易摩擦回避期待一色とななりました。
今日は、ドル/円の上値抵抗線である107.50近辺、EUR/USDの下値抵抗線である1.2200近辺を、どこかの時点で試すことになりそうでうです。
個人的には、レンジの上限・下限が破られても、結局はレンジ相場内に戻すものと思われます。
結局、ドル/円、EUR/JPY、GBP/JPYが、ジリ高傾向です。
このまま、上値をトライする可能性もあります。
しかし、レンジ相場であることは変わらず、買い上げてロングになれば反落するものと思います。
東京オープンと同時に、クロス円が、買い気でした。
レンジ相場でのクロス円の買いは、確かに生活の知恵だと思います。
ただ、これも、だからと言って皆で飛びついて買えば、重くなります。
ですので、やるなら早くやって、利が乗れば、さっさとやめるのが、得策だと思います。
ニューヨークダウは、中国政府が106品目の米国産品に報復関税をかけると発表したことから、米中貿易摩擦への懸念から売りが先行しましたが、摩擦回避に向けた米中交渉が進むとの思惑から買いが優勢になり、前日比230.94ドル高の24,264.30ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株式の買戻し強まり、それに連れて上昇し、暫定値ながら前日比0.027%上げて2.803%で引けました。
原油価格は、米中貿易摩擦への警戒が強まって売られ、前日比0.14ドル安の63.37ドルドルで引けました。
金価格は、米中貿易摩擦の懸念から逃避資金が流入し、前日比2.9ドル高の1,340.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ショートカバー(買戻し)が続き、一時106.85をつけました。
EUR/USDは、方向感定まらず、しかし、最後は1.2280近辺まで軟化しました。
EUR/JPYは、着実に上昇し、一時131.19近辺をつけました。
引き続き、レンジ相場が続くものと思われます。
ドル/円は、横這いのため、たぶんポジション的には軽いものと思われます。
一方、昨日のニューヨークで急落したEUR/USDは、ジリ高です。
一昨日の米株の急落で下げた後の昨日のドル/円がそうだったように、昨日急落したEUR/USDは、下げてからベア(弱気)になり、戻り売りをしているためのジリ高だと思われます。
ドル/円とEUR/USDの日足を見てみますと、ドル/円は107.00近辺のレンジの上限近くまで上げ、EUR/USDは1.2250近辺のレンジの下限に接近しています。
個人的には、まだドル/円もEUR/USDもレンジを大きくはブレイクできないと思っています。
また、このレンジは、4月上中旬は続くものと見ています。
その間は、無理をしないことです。
ニューヨークダウは、ハイテク株持ち直しが好感され、前日比389.17ドル高の24,033.36ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株式反発を受け上昇し、暫定値ながら前日比で0.049%上げて2.779%で引けました。
原油価格は、株式反発を受け上昇し、前日比0.50ドル高の63.51ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比9.6ドル安の1,337.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ショート筋の買戻しに、一時106.65近辺をつけました。
EUR/USDは、買い下がったロング筋の投げに、一時1.2256近辺まで下げました。
EUR/JPYは、もみ合いの末、ドル/円の一段高に連れ、一時130.88近辺まで上げました。
いずれにしても、4月2日の米株の急落で、ドルを売りすぎてショートになったのが、ポジション調整的に買戻した相場でした。
ただ、まだドルショートはマーケットに残っているように見ています。
ニューヨークダウは、ハイテク株持ち直しが好感され、前日比389.17ドル高の24,033.36ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株式反発を受け上昇し、暫定値ながら前日比で0.049%上げて2.779%で引けました。
原油価格は、株式反発を受け上昇し、前日比0.50ドル高の63.51ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比9.6ドル安の1,337.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ショート筋の買戻しに、一時106.65近辺をつけました。
EUR/USDは、買い下がったロング筋の投げに、一時1.2256近辺まで下げました。
EUR/JPYは、もみ合いの末、ドル/円の一段高に連れ、一時130.88近辺まで上げました。
いずれにしても、4月2日の米株の急落で、ドルを売りすぎてショートになったのが、ポジション調整的に買戻した相場でした。
ただ、まだドルショートはマーケットに残っているように見ています。
昨日のニューヨークダウの急落以降、売り過ぎているように思われます。
ポジションの買戻しがないと下がるものも下がらないように思います。
シドニーは、イースターで休場のため、ほとんど動いていません。。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、
前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 106.24-27 (106.29)
EUR/USD 1.2324-28 (1.2325)
EUR/USD 130.92-96 (131.01)
所用があり、4月2日と3日のコメントは変則的になりますので、何卒ご了解ください。
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
横ばいではありますが、やや反発です。
次に、シカゴIMMポジションです。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
3月27日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング234,656枚vsユーロショート93,592枚、ネットユーロロング 141,064枚(前週 ロング132,739枚)です。
また、同時点の円は、円ロング56,544枚vs円ショート60,212枚、ネット円ショート3,668枚(前週 ショート21,999枚)
つけ加えて、同時点のポンドは、ポンドロング90,239枚vsポンドショート56,063枚、ネットポンドロング34,176枚(前週ロング 8,027枚)です。
ユーロのネットロングは、若干増えています。
円のネットポジションが、ほぼスクエア(ポジションなし)になりました。
ポンドは、ネットロングが増加です。
さて、今週ですが、ドル/円は、日足で見て思うのは、先週初めに、いったんの底を見た可能性があります。
しかも、4月は、本邦勢としては新年度となる、特別な月だと言えます。
つまり、新年度に入っても、機関投資家や実需は、新年度の計画をこれから4月のほぼ1カ月を掛けて策定するわけで、それまで市場に残るのは、投機筋ばかりとなります。
投機筋だけのマーケットがどうなるかと言えば、売ったら買い戻さなければならない、あるいは買ったら売り戻さなければならない相場となるため、方向感が定まらず、ある一定レンジの中で上下動する、いわゆるレンジ相場になる可能性がかなり高いと思います。
その傾向は、特に上中旬が高い一方、新年度の方針が決まり始める下旬は、方向性が出てくる可能性は残されているものと思われます。
いずれにしても、上中旬は、投機筋の足の引っ張り合いになる可能性が高く、油断ならない難しい相場になる可能性が高いと思います。
しかも、新年度の方針を決める機関投資家や実需などの中で、新たな方針で取引する額が大きいのは、機関投資家筋だと思われ、彼らの方針で考えられるのは、新たな外債投資と思われます。
つまり、方針が決まると、ドル買いが強まる可能性はあるのではないかと思われます。
また、その上値を試す動きを経ない限りは、下がるにも下がらないのではないかと考えています。
要するに、2018年に入り、これまで、下落を続けてきた相場ですが、それが本物なのかは、上値の重さを確認しないことには、始まらないものと見ています。
そして、つい最近、にわかに円高志向が高まって、円買い先行となったマーケットが、やはり下げはここまでと思うことで、下げるために必要な円売りポジションが再び積み上がる必要があります。
それは、シカゴIMMポジションにも顕著に出ていて、最新の3月27日の円のネットショートポジションは、たったの3668枚、つまりほぼスクエア(ポジションなし)近くまで減っており、これでは円高になものも円高になれないものと思われます。
やはり、いったん円ショートが増えるような局面が必要ではないかと考えています。
それでは、いったんどころではなく、トレンド転換の可能性はないのかというお訊ねもあるかと思いますが、月足で着実に変形ダブルトップ(※)が形成してきている以上は、トレンド転換の可能性は、現段階では低いと思います。
(※)変形ダブルトップ:ドル/円に良く出る形状です。通常のダブルトップが同じぐらいの大きさの山からできているのに対して、変形ダブルトップは、左山が大きく、右山が低いという変形で、現在完成するには、麓(ネックライン)の100円までの下落が必要です。
完成後、もし月足の実体(寄り付きと引け値の間の太い部分)で、100円を割り込むと、左山の125円とネックラインの100円の差の分を、さらに下げる可能性が出てきます。
ですので、個人的なイメージは、目先、方向感のないレンジ相場、その後まず円売り優勢になってポジションもセンチメントも円安に偏った後、本格的な下げが再来するのではないかと見ています。
EUR/USDについては、引き続きレンジ相場が続くものと見ています。
EUR/JPYについては、レンジ相場の後、いったん買いが強まる可能性があるものと思いますが、その後はまた下落に転じるものと見ています。
[BMF 活動最新情報]
[9/29][日経CNBC]FX経済研究所出演【詳細】
ご紹介Twitter@mizukamistaff【詳細】
FX常勝の公式20
出版社:スタンダーズ
発売日:2017/1/18
ガッツリ稼いで図太く生き残る! FX
出版社:すばる舎
発売日:2016/1/21
知識ゼロでも1時間で稼げるようになるFX入門 2018
出版社:standards
発売日:2018/6/22
超入門24時間まかせて稼ぐFX戦略投資
出版社:扶桑社
発売日:2017/3/8
FX戦略投資 実践編
出版社:扶桑社
発売日:2017/7/1
知識ゼロでも1時間で稼げるようになるFX入門
出版社:standards
発売日:2017/6/26