あらゆる可能性を受け入れる
実は、昨晩、たまに相場の意見交換している友人と久しぶりに話したところ、1.1301まで下がったEUR/USDが、1.17台まで戻ってくるのは、これは本当のユーロの下げ相場ではないんじゃないかと問題提起されました。
確かに、昨年秋にもヘッド・アンド・ショルダー崩れに合った時は、ショルダー付近でいったんは止まったものの、結局さらに上がってしまったことがあり、その可能性は無視できないと思います。
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実は、昨晩、たまに相場の意見交換している友人と久しぶりに話したところ、1.1301まで下がったEUR/USDが、1.17台まで戻ってくるのは、これは本当のユーロの下げ相場ではないんじゃないかと問題提起されました。
確かに、昨年秋にもヘッド・アンド・ショルダー崩れに合った時は、ショルダー付近でいったんは止まったものの、結局さらに上がってしまったことがあり、その可能性は無視できないと思います。
9月に入って、第1週の月曜日が米レイバーデーの祝日で、それが終わると、欧米勢の実質的な下期が始まると、繰り返し言っておりますが、ご注意頂きたいことがあります。
それは、だからと言って、「下期のスタートだ!(気持ちも新たに)さあやるぞ!」とばかりに、下期スタート直後に、相場に飛び込むことをお勧めしているわけではないということです。
なぜなら、まだ、次のメインテーマがなにかについて、マーケットのコンセンサス(合意)が取れていないということです。
ニューヨークダウは、トランプ米大統領が早ければ来週にも2000億ドル相当の中国製品に対する追加関税を発動する考えを示したことから売られ 、前日比137.65ドル安の25,986.92ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、新興国通貨急落や貿易問題再燃を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.029%下げて2.855%で引けました。
原油価格は、世界的に供給が細るとの見方から買いが強まり、前日比0.74ドル高の70.25ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面では売られ、前日比6.5ドル安の1,205.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ドルコ・リラやアルゼンチン・ペソの大幅安や米中貿易摩擦の再燃を受けて円買いが強まり、一時110.96近辺をつけました。
EUR/USDは、リスク回避のドル買いから下落し一時1.1642近辺をつけた後、反発気味となりました。
EUR/JPYは、リスク回避の円買いから下落し、一時129.42近辺をつけました。
とはいうものの、いづれも前日連続陽線を大きく出してできた広義の窓を埋めた(リターンエース)のに過ぎないと見ています。
しかも、月末間近で、マーケットが薄かったことから、オーバーシュート(行き過ぎ)となったものと思われます。
しかし、9月相場が意識されている点も否めないものとも見ています。
人それぞれに、自分の得意通貨ペアがあるものです。
言ってみれば、ホームグラウンドのようなもので、一番関心を持ち、それだけに一番持ち合わせている知識や情報の量も多く、特性も熟知していると言えます。
このホームグラウンドで儲けが出ると、往々にしてやってみたくなるのは、他の通貨ペアでも、相場を張ってみようかという衝動です。
これは、企業の多角経営に似ていて、企業も本業で儲けが出ると、多角経営に乗り出すところが結構あります。
しかし、多角経営で儲けるところは稀で、逆に新規事業に足を引っ張られ、本業が危うくなるケースすらあります。
その原因は、新規事業は本業と違い蓄積された知識やノーハウが劣っていることが上げられます。
また、その新規事業が儲かるという世間の評判があって参入している場合が多く、既にその時点で出遅れています。
それでも、新規事業をやるならば、相当の覚悟が必要だと思います。
相場で、自分がホームと見ている通貨ペア以外でポジションを張るということは、この企業の多角経営と同じことが言えます。
やはり多角化しようとする以上は、新規通貨ペアに関する知識や情報や特性をホームの通貨ペア並に持つ覚悟がなくてはならないと思います。
また、やはり儲かるという評判が立ってから参入することが多く、既に出遅れていると認識しておく必要があります。
生半可に手を出してやけどするぐらいであればご愛嬌で済みますが、ホームの通貨ペア(本業)での儲けを吹っ飛ばしては元も子もありません。
もし、相場で多角化するにしても、あまり手を広げず、目が行き届く多くても3通貨ペアぐらいに絞り、主力通貨ペアと同等の関心を持って臨むことが大切だと思います。
完全に月末モードに入り、動きを止めています。
いろいろあった8月ですが、戦い終って日が暮れてという感じです。
8月を、前半から後半に向けて見て行くと、前半は前向きで、後半は後向きだったことがわかります。
つまり、ディーラーの稼ぎ方は、前半に儲けて、後半は勝ち逃げるというのが、ひとつのパターンだからです。
マーケットは閑散です。
8月相場から学んだことは、今回で言えば、トルコ・ショックや、米中の貿易摩擦といった、もっともらしい理由があったとしても、夏休みで投資家が不在で、投機筋だけが動いていても、結局は、往って来いの相場になるだけだということです。
ニューヨークダウは、メキシコに続きカナダとも交渉順調と貿易摩擦の後退で投資家心理が好転し 、前日比60.55ドル高の26,124.57ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、7年債入札が好調だったことから上げ、暫定値ながら前日比0.004%上げて2.884%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で、予想以上の在庫減を受けて需給が逼迫し、前日比0.98ドル高の69.51ドルで引けました。
金価格は、利益確定売りが先行し、前日比2.9ドル安の1,211.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された米第2四半期GDP・改定値が4.2%と予想の4.0%を上回ったことからドル買いが強まり、一時111.83近辺をつけました。
EUR/USDは、EUのバルニエ首席交渉官が「英国に対して前例のない関係を提案する用意がある」と発言したことで、英EU離脱交渉の進展期待からGBP/USDと共に買いが強まり、一時1.1710近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDとドル/円が共に上昇したことから相乗効果で上げ、一時130.85近辺をつけました。
8月相場で未だに残っていたショートポジションが、月末を前に一掃された感があります。
オーバーナイト(over-night、O/N)は、ポジションを翌日にキャリー(持ち越す)することです。
オーバーウィークエンド(over-weekend)は、ポジションを週越えでキャリーすることです。
ロングウィークエンド(long weekend)は、少し意味合いが違い、翌週月曜が祝日で三連休となることを言います。
オーバーナイトで、ポジションをキャリーすることは結構あると思います。
オーバーナイトとオーバーウィークエンドの決定的な違いは、オーバーナイトは日本時間の深夜でも他のマーケットが存在していてトレードが可能なのに対して、オーバーウィークエンドでは、土日を挟むため、マーケットが存在しない空白の時間帯が存在することです。
したがい、オーバーウィークエンドは、週末の空白の時間帯で何かが起きると、翌週初は前週末の引け値と全く異なった水準から始まる(窓)可能性があり、かなりリスクが高いと言えます。
ロングウィークエンドでも、特にニューヨークが三連休となると、前週木・金曜にポジション調整が起きやすく、翌週月曜は、他の東京、ロンドンといったマーケットが静かになることが多くなります。
しかし、東京がロングウィークエンドとなると、東京の不在を良いことに、特にドル/円が狙われることが多く、油断できません。
その意味では、東京は、甘く見られているようで、悔しいものを感じます。
オーバーナイト、オーバーウィークエンド、ロングウィークエンド
開店休業状態です。
散発的に動きがありますが、長続きせず、かなりマーケットは薄そうです。
相場には、勝負する時と、流す時とがありますが、今は、流す時だと思います。
それよりも、来週から始まる、欧米勢の実質的な下期で、なにがメインテーマになるのかを考える時です。
アベグジット(abe・exitの略)という言葉があります。
つまりは、安倍首相の退陣を意味します。
もちろん、現在、安倍首相の3選が確実視されている時に、あり得ないという見方が大勢だと思います。
しかし、3選後に、リスクとして、無視できない面もあるという見方があります。
ニューヨークダウは、米国とメキシコが前日にNAFTAの再交渉で大筋合意したことから買いが続き 、前日比14.38ドル高の26,064.02ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米国とメキシコが合意したことで懸念が一服したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.035%上げて2.880%で引けました。
原油価格は、翌日発表される米在庫統計を見極めようとポジション調整が先行して売られ、前日比0.34ドル安の68.53ドルで引けました。
金価格は、米株式相場の上昇が続きリスク回避先とする金から資金が流出し、前日比1.6ドル安の1,214.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時111.00近辺の安値をつけた後は、小反発しました。
EUR/USDは、一時1.1734近辺の高値をつけて、往って来い(いってこい)でした。
EUR/JPYは、一時130.28近辺の高値をつけて、往って来いでした。
方向感の定まらない相場展開でした。
まず、認識しておかなければならないことは、投機のポジションとは、売ったら利食いか損切りで買い戻さなければならない一方、買ったら利食いか損切りで売らなければならないという宿命があることです。
つまり、実需のような売り放し、買い放しはできません。
新規に投機的に買ったり、売ったりすると、多少は上げたり下げたりはします。
また、利食いの時は、丁寧に手仕舞いをするため、余程大口でなければ相場にはあまり影響を与えません。
なんと言っても、相場が急激に上げたり、下げたりするのは、損切りの買戻しなり、投げ売りが出た時です。
なぜなら、損切りの時は、少しでも損失を抑えようと手仕舞いを急ぎますので、売りなり買いなりが集中するため、一方向へ急激に相場が動きます。
こうして、損切りにより急激に相場が動くと、いったんポジションがスクエア(ポジションなし)になりますので、上げたら高止まり、下げたら底値圏に張り付いてしまいます。
たとえば、高止まりしている時、再び売りが強まると、マーケットのポジションはショートになるため、下げきれず一段上げになります。
一方、スクエアから買いが強まると、マーケットのポジションがロングになるため、下がります。
このように、マーケットのポジションがショートに偏っているか、ロングに偏っているかを知ることで、その後の相場展開が概ね見えてきますので、この力学を良く理解することが必要です。
そして、これが値動き分析の根本です。
調整としてのドル安円安も、とりあえずは、一巡してきているようです。
今週は、29日(水)に、米第2四半期GDP・改定値の発表が、目立つぐらいで、あまり指標もなく、閑散な相場になるような気がしています。
相場というものは、同じものが出たとしても、反応はバラバラになることが多く、要は、その時々の相場環境やマーケットセンチメントに左右されます。
ですので、今のマーケットの関心事や、なにが起こることを恐れ、なにが起きてくれることを期待しているかについては、アンテナを張っておく必要があります。
9月からの欧米勢の実質的下期における、相場のメインテーマがなにになるかは、9月初旬から12月半ばまでと限られた下期だけに、早期に絞られないと、どんどん時間が足りなくなってしまいます。
すんなりとこのテーマでということもありますが、結構意見が分かれて、小競り合いの末にテーマが決まることも多いと言えます。
それだけに、候補となるものを、自分なりにも、事前に絞っておくことが大事だと思います。
ニューヨークダウは、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で、米とメキシコが2国間で大筋合意したことで上昇し 、前週末比259.29ドル高の26,049.64ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米国とメキシコがNAFTA再交渉合意を受け上昇し、暫定値ながら前週末比0.036%上げて2.846%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前週末比0.15ドル高の68.87ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前週末比2.7ドル高の1,216.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、小動きに終始しました。
EUR/USDは、一段の上昇となり、一時1.1694近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの上昇に連れて上げ、一時129.83をつけました。
EUR/USD、先週金曜のパウエルFRB議長の講演が期待ほどタカ派(強気)ではなかったことや、連休明けのトルコで、いったん売られたリラで買戻しが見られたことなどを受けて、上昇しました。
相場は、勝つ時もあれば、負ける時もあります。
特に、英米勢の負けっぷりには、学ぶ点が多いと思っています。
彼らが、自分の見方が間違っていると認識した時は、躊躇なく一気にロスカットして、すべてのポジションを解消します。
この自分の非を認め、行動に移すことは、マーケットで生き残るためには、必要不可欠なことです。
ポジションが大きければ、マーケットに厚みのある東京、ロンドン、ニューヨークの各センターのオープニング直後を、ロスカットのタイミングにすることが多いと言えます。
彼らのロスカットによって、相場が大きく動くこともありますが、彼らにしてみれば、負けたとわかれば、一刻も早く、マーケットから脱出することしか頭にありません。
そして、ひとたび、ポジションがスクェア(ポジションなし)になれば、傷を癒す、つまり休むことに徹します。
このように、やめること、休むこと、それぞれにメリハリがあるため、ロスカットからの立ち直りも早く、翌々営業日ぐらいからは、また普通にマーケットに戻ってきます。
負けっぷりが良ければ、自ずと勝ちっぷりも良くなるものと、個人的には思っています。
予想以上に大きな、ドル/円、クロス円の調整売りとなりました。
確かに、EUR/JPYで言えば、節目の129.50つけたことで、秘かにロングをキープしてきたマーケット参加者が大きく利食ってきた可能性はあります。
ただし、EUR/JPYは、8月18日2時頃から、ジリ高を続けて来ており、こうした売り上がっては買戻しを続けてきた相場は、なかなか簡単には反転しないものと思われます。
EUR/JPYは、東京オープン前から、129.50台に乗ってきました。
まだまだ、BID(買い気)です。
つまり、まだショート・ポジションが解消されていないと見ています。
シドニーは、前週末比ややドル高です。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 111.32-35 (111.27)
EUR/USD 1.1614-16 (1.1622)
EUR/JPY 129.31-36 (129.31)
確信犯とは、一般的に「道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪」のことを言います。
相場の世界での確信犯とは、「自らの相場観という信念に基いて、持っているポジションは間違っていないと確信する(人)」ことを言います。
特に、大相場になればなるほど、確信犯は増えます。
1985年のプラザ合意による円高誘導により、ドル/円は、2年余りの間に240円から120円まで急落しました。
この急落により、ドル/円は下落するもの、ドル/円は売らなければならないものという確信を多くのディーラーが抱きました。
「上がれば絶好の売り場」、「下がれば売れるチャンスは今しかない」と、思考は売ることしか考えられなくなっていました。
しかし、そうした確信犯的ショートが増えれば、当然ショートがパンパンになり、しかも下げに確信しているため、反発しても買戻しが出遅れることになりました。
そのため、その後の2年間で160円あたりまでの反騰により、多くの確信犯がマーケットから退場を余儀なくされました。
相場観に確信を持つことは、決して悪いことばかりではないと思います。
ただし、相場は変化するものである以上、柔軟性を持つこともまた必要で、状況に応じて自らを躊躇なく変貌させるようにすることが大切です。
ニューヨークダウは、パウエルFRB議長がジャクソンホール会議で講演し、米経済が力強く成長するなかでも利上げは緩やかなペースにとどめる姿勢を示したことを好感して上昇し 、前日比133.37ドル高の25,790.35ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、パウエルFRB議長の講演を受け低下し、暫定値ながら前日比0.013%下げて2.813%で引けました。
原油価格は、イランの供給減の観測から需給逼迫懸念が強まって買われ、前日比0.89ドル高の68.72ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、前日比19.3ドル高の1,213.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、パウエルFRB議長の発言がややハト派的な(穏健な)内容と受け止められ、ドル売り優勢となりました。
ドル/円は、一時111.11近辺まで下げました。
EUR/USDは、一時1.1640近辺まで上げました。
EUR/JPYは、買いトライとなり、一時129.42近辺をつけました。
EUR/JPYは、129.50のレジスタンスをタッチすることはできませんでしたが、値動き分析のジリ高傾向は依然として続いており、来週また改めて上値を試す可能性があります。
大口の売買で相場を振り回す仕手筋を、ビッグプレーヤーと呼んでいます。
ショージ・ソロスはじめ、米バンカーズ・トラストにいたアンディー・クリーガーなどが世界的にも有名ですが、日本にも、バブル期には結構いました。
時代とともに、ある時は某鉄鋼商社だったり、ある時は某総合商社・某大手証券会社、またある時は某電器メーカー・某衣料品メーカーであったりしたこともありました。
特に、某鉄鋼商社の手口は派手で、邦銀のみが与信枠(クレジットライン)を設定していたことから、邦銀のみに大口のプライスを求めてきました。
プライスを出した邦銀の多くが、そうした大口取引に不慣れだったことから、たとえば、同時に買われて何行もいっぺんにショートになると、自分で自分の首を絞めるかのように、ブローカー(仲介業者)に闇雲に買値を並べて買おうとするため、返ってだれも売り値を見せなくなり、毎度パニックに陥っていました。
しかし、こうしたビッグプレーヤーは、恐竜のように動きが派手なため、結局、マーケットからマークされて、長生きはできませんでした。
そして、バブルが崩壊し、皆リスクを嫌い、本業に専念するようになると、東京マーケットは長くて閑散な氷河期を迎えることとなりました。
この氷河期は20年程続き、その中で今や積極的にリスクをとろうとしているのは、個人投資家層のみになっていると言っても過言ではありません。
これからの個人投資家層の成長如何で、今後の東京マーケットの盛衰が決まってくるものと思われます。
過去のビッグプレーヤーという恐竜たちを真似る必要はなく、独自の手法を編み出すことが大切ではないかと、個人的には思っています。
ドル/円もジリ高ながら、EUR/JPYもジリ高です。
そして、1時間足で見ますと、ウェッジ(楔形)・フォーメーションを形成し、そして上放れています。
原因は、主にドル/円にあり、ドル/円の買いが引かない限り、EUR/JPYは緩みそうにありません。
米中貿易摩擦の激化・長期化懸念をドル/円の上昇のエクスキューズ(言い訳)にしているようですが、本来であれば、リスク回避(リスクオフ)の円買いとなるべきところです。
ところが、実際には円安になっています。
個人的には、8月月初からの円買い需要が今週初めに終わった反動だと見ています。
ニューヨークダウは、米中貿易交渉やトランプ米政権のロシア疑惑など、先行き不透明感が強く売られ 、前日比76.62ドル安の25,656.98ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.005%上げて2.824%で引けました。
原油価格は、米中貿易摩擦の激化・長期化で需要が弱まるとの見方から売られ、前日末比0.03ドル安の67.83ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが売られたのを受けて下げ、前日末比9.3ドル安の1,194.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、米中貿易摩擦の拡大をきっかけにドルが買われたとされていますが、あくまでも調整相場の一貫だと思われます。
ドル/円は、ドル安調整から、一時111.31近辺まで買われました。
EUR/USDは、5連騰後の調整から、一時1.1530近辺まで売られました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れ、一時128.77近辺まで買われました。
結構、ニューヨークやロンドンのディーラーが使う言葉です。
要は、相場が良くわからない時は、サイドウェイ(わき道)にいて様子見するということです。
相場がおもしろくなった頃は、四六時中、相場にエントリーしていないと気が済まなくなるものです。
これはこれで、いろいろ経験してみるという意味では、そういう時があって良いと思います。
しかし、中上級者ともなれば、勝つトレーディングに徹することが必要になります。
相場には、自分が得意とする局面、不得意とする局面、わからない局面があります。
勝率を上げるには、もちろん自分が得意とする局面でトレードし、不得意とする局面、わからない局面では、トレードを差し控えることが大切です。
特に、わからない局面において、わからないのにも関わらず、上がるかもしれない下がるかもしれないと、相場に乗り遅れることに焦りを感じ、やみくもに相場にエントリーすることは、不確実性が高く危険です。
こうした不確実性の高い相場では、自制しサイドウェイにいる(様子見する)ことが、トレーダーとしての成長につながると思います。
相場は、これ一回限りではありません。
より確実性の高い相場が来るのを待つのも、トレーディングです。
EUR/USDとGBP/USDが重くなり、EUR/JPY、GBP/JPYも下押し気味になっています。
上昇したドル/円も頭を抑えられています。
EUR/USD、GBP/USDについては、反発局面は終えたものと見ています。
EUR/USDとGBP/USDの1時間足を見ますと、まだ、上がりたがってはいますが、もう上げの力が尽きてきている印象を受けます。
そんな中、EUR/JPY、GBP/JPYが、まだジリ高ということは、ひとえにドル/円のジリ高に頼っているものと思われます。
したがって、ドル/円が上がらなくなったら、EUR/JPYもGBP/JPYも緩むものと見ています。
ニューヨークダウは、トランプ米政権のロシア疑惑を巡る不透明感が強まり 、前日比88.69ドル安の25,733.60ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トランプ大統領の元弁護士のコーエン氏が有罪答弁を行ったことで、政権への不透明感が強まったものの、株式市場が意外と落ち着いていたため下げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.011%下げて2.819%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で在庫が予想以上に減り、これが好感され、前日末比2.02ドル高の67.86ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日末比3.3ドル高の1,203.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、FOMC議事録に対する反応は限定的でした。
ドル/円は、ジリ高となり、一時110.62近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1600近辺を挟んだ揉み合いでした。
EUR/JPYは、ドル/円に連れてジリ高に推移し、一時128.28近辺をつけました。
ドル/円も、EUR/JPYも、GBP/JPYもジリ高推移(円安地合継続)のため、マーケットは依然としてショートのもようです。(値動き分析)
値動きから、今マーケットの大勢のポジションがショートかロングかがわかります。 (値動き分析)
基本的には、マーケットポジションがショートに偏っていれば下がらず、ロングに偏っていれば上がらないものです。
一番簡単な例は、ある大台の丁度に大きな売りオーダーがあると言われながらも、プライスは大台手前で下げきれず、丁度手前に張り付いている状況です。
この場合は、丁度の売りをアテにして、手前で売っているため、マーケットのポジションがショートになっていて、少しでも下がると、利食いの買戻しが出るため、下げきれずまた丁度手前に戻ってしまいます。
こうした値動きは、マーケットがショートになっている典型的なパターンです。
そして、ショートがさらに膨らみ、さらに下がりづらくなって我慢できなくなると、丁度を買って、ショートポジションを解消しようとしますが、丁度を買い始めると、他のショート筋も、これは危ないと買い戻しが集中することになり、買いが買いを呼んで、さらに上昇することになります。
また、下落過程で、一時的に買いが入って上げても、またジリジリと下げてきている状況は、マーケットのポジションがロングになっていることを示しており、マーケットが気にしているあるサポートレベルを下に割り込むと、ロングの投げが集中します。
こうした値動きからマーケットのポジションを知ることによって、リスクを結構回避することができます。
くれぐれも未練や執着のために、手仕舞いの踏ん切りがつかず、損失を膨らませることは避けるべきかと思います。
ドル/円の反撥には、著しいものがあります。
そして、それに連れ、EUR/JPYやGBP/JPYも再び強くなっています。
それは、8月初頭からの、季節的なある円買い需要が終わりとなり、上値を抑えるものがなくなったせいだと見ています。
昨日の、駆け上がるような、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPYの上昇は、明らかに、先週までの下値テストでできたショートの買戻しだったと思います。
ショートカバー(菓子戻し)がショートカバーを呼び、玉突き的に上昇にしたものと思います。
要は、それぐらいにマーケットが下げを確信したものと思われます。
相場において、大勢が上がるあるいは下がるの確信を持った時は要注意です。
ニューヨークダウは、決算が好感された消費関連株や石油関連株が買われて上昇し 、前日比63.60ドル高の25,822.29ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、リスク選好の雰囲気が強まり上昇し、暫定値ながら前日比0.023%上げて2.842%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの反発を受けて上昇し、前日末比0.92ドル高の67.35ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの反発を受けて上昇し、前日末比5.4ドル高の1,200.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時110.55近辺まで反発しましたが、引け際110.16近辺まで軟化しました。
EUR/USDは、一時1.1601近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、一時128.05近辺まで反発しましたが、引け際127.49近辺まで反落しました。
ひとまず、全般にリスクが回避された(リスクオン)としたドル安円安相場となりました。
尚、GBP/JPYは、1日で一時約2円もの上昇となりました。
相場には、時間調整がつきものです。
特に、大きく一方向に動いた後は、もろもろのポジションがマーケットに残っていて、そうしたポジションが解消するための時間が必要です。
たとえば、急落相場であれば、大方のロングは下落の過程で、ロスカットによって解消されますが、依然として持ち値がかなり悪くなりながらも、ロングで頑張っているトレーダーもいます。
一方、下落を見て、後から、つまりかなり下げてからショートで入ったトレーダーもいます。
こうした持ち値の良くないロングとショートが混在しているマーケットでは、ある程度ポジションが整理されないと新しい展開には入れません。
こうしたポジションが整理されるために必要なのが時間調整です。
トレンドがはっきりした相場では、時間調整が済めば、トレンド方向への動きが再開されることが多いですが、レンジ相場では、方向感がはっきりしませんので、グズグズとした相場が長引く可能性が高くなります。
時間調整に入ったかどうかを知るには、日足などで長いヒゲがいろいろな通貨ペアで同時に出現した場合が、確率的に高いと言えます。
ひとたび、時間調整に入ったら、時間調整のわりと荒っぽい揉み合いで体力を消耗しないように、相場から少し距離を保つことが必要だと思います。
EUR/USDの反発のテンポが、当初考えていたのより早いように、思っています。
当初は、下げる時にひかかった1.15台前半が、今度はレジスタンスになると見ていました。
確かに、まだレジスタンスではありますが、依然として買い気は引かず、さらに上げ余地がありそうに感じます。
ドル/円は、東京オープン前、値頃感から買いで入って、マーケットはロングになったもようです。
そして、東京オープン後、ニューヨークで下げて帰ってきたことが再び注目され、売りが優勢になっています。
オープン前に買ってしまったことで、ロングになり、下値が脆くなった可能性があり、下方向のリスクには警戒を要します。
ニューヨークダウは、米中貿易摩擦緩和期待が引き続き相場を支え 、リスク回避姿勢が和らぎ、前週末比89.37ドル高の25,758.69ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トランプ大統領が利上げに不満を示したことから低下し、暫定値ながら前週末比0.043%下げて2.817%で引けました。
原油価格は、米中協議進展期待から買われ、前週末比0.52ドル高の66.43ドルで引けました。
金価格は、新興国経済への懸念後退で銅など工業用金属が買われたのに連れ、前週末比10.4ドル高の1,194.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、トランプ大統領がパウエルFRB議長の利上げ姿勢に不満をもらしていると伝わり、ドル売りが強まりました。
ドル/円は、一時110.02近辺まで下落しました。
EUR/USDは、一時1.1491近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、横ばいからやや強まりました。
またしても、トランプ発言で相場が動いています。
ついている時、ついていない時は、誰しもあります。
ひとつのトレーディングのコツとしては、ついていると思う時は積極的に相場に参戦し、ついていないと思う時は相場に参戦しないという方法があります。
運気がある時、ない時、誰にもあることですので、運気がない時には、無理に相場に入ることはないと思います。
また、仲間がいると、その中で、つきにつきまくっている仲間がいるものです。
そうしたついている仲間に、ついていくというのもトレーディングの方法としてはありです。
実際、ディーラー仲間でも、ついているディーラーに乗ることは、よくあります。
このように、仲間がいると、収益チャンスが増えるという利点があります。
ただし、いつもいつもついている仲間についていくと、自分で考えるということがおろそかになる欠点があります。
そうなると、トレーダーとしての成長が止まってしまいますので、ついている仲間につくのも、トレーディング手法のひとつとわきまえ、意識して、自分自身の考えを持つように心掛けることが必要です。
何事も過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し(※)ということなりますので、ほどほどが良いと思います。
※何事でもやりすぎることはやり足りないことと同じように良くない
東京は、いつもと変わらず、東京9時から、今日で言えば、円買いドル買いをぶつけてきて、なんとか10時台まで攻めましたが力尽き、その後は円売りドル売りになってきています。
この円売りドル売り、つまりEUR/JPY、GBP/JPY、EUR/USD、GBP/USDの買いは、今日のロンドンで本格化するものと見ています。
ドル/円の上値が重くなっています。
先週金曜の海外でも、重くなり、ズルッと下がり、ヒヤッとしました。
どうも、まだ、ブル派(ドル/円に強気)が多いようで、買い下がっている帰来があります。
ただし、110.00接近は、買いが出そうです。
シドニーは、前週末比あまり変わりません。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 110.59-63 (110.53)
EUR/USD 1.1435-39 (1.1442)
EUR/JPY 126.49-52 (126.46)
「朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと」という意味で、どちらかと言えば、ネガティブ(否定的)な印象が残る言葉です。
しかし、トレーディングにおいては、「朝礼暮改」はありだと思います。
もっと、極論すれば、1分前に決めたことでも、それが間違っていたと気づいたら、どんどん方針転換して良いと思います。
つまり、刻々と変化する相場に対しては、固執するということが、いかに危険かということです。
したがって、トレーディングの世界では、「朝令暮改」が必要だと思っています。
ただし、場当たり的に方針をコロコロと変えるということをお勧めしているわけではありません。
事前に自分なりの相場のストーリーを考えていて、そのストーリーと実際の相場展開を照らし合わせ誤差が広がっていき、自分の見方に誤りがあると認めざるを得ない時には、後は速やかに撤退をすることが大事です。
相場は、勝負する時と、あえて勝負すべきではない時があります。
勝負をする時に備え、勝負すべきではない時には、ポジションがあれば未練を残さずいったん止めることで、勝負時に備える体力を温存することが大切です。
8/17日(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートのテーマは「相場の時間割」です。出演した番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ニューヨークダウは、 米中が貿易摩擦解消への協議を進めるとの期待が相場を支え、前日比110.59ド高の25,669.32ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中関係改善期待から下げ、暫定値ながら前日比0.004%下げて2.862%で引けました。
原油価格は、米中次官級協議を22日にも再開する見通しとなり、貿易摩擦の緩和で世界経済の落ち込みが回避できれば、原油需要を増やすとの見方が広がり、前日末比0.45ドル高の65.91ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが調整的に買われたことを受けて上げ、前日末比0.2ドル高の1,184.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロングの投げに一時110.32近辺まで急落しましたが、EUR/JPYの上昇を受け反発しました。
EUR/USDは、米中貿易問題進展期待から買い戻され、一時1.1445近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの買戻しに連れて急騰し、一時126.61近辺をつけました。
結局、テクニカルに予想されたユーロの調整相場が示現しました。
尚、米中次官級協議は11月の米中首脳会談が狙いと米紙は伝えています。
500本(5億ドル)、私が出した、ワンショット(一回きり)の最大金額です。
東京で出しました。
相手はある大手証券でしたが、あまり素行のよくないことで、マーケットでは知られていました。
そして、ある日、カスタマーディーラーは受話器を握りしめて言いました。
「○○証券、500本プライス!!」
とうとう来たかと思いました。
相場が上げている時だったので、迷わず右目に出しました。
そうしたら、逆、つまり売ってきました。
持ち値の悪いロングが500本できました。
ずらし間違えた自分が悪いと、10ポイント下のプライスをブローカー経由で叩きました。
そうしたところ、これだけ売っているのに落ちないではありませんか、後でよくよく聞けば、その証券会社が、10ポイント下で、他の銀行でBID(買い)していたそうでした。
5千万円が、ものの10分ぐらいで消えました。
いつも、太っ腹のボスからもたしなめられたのが懐かしい思い出です。
今日は、相場の動くタイミングを示す日足のボリンジャーファイブ(期間:5、偏差:2)によりますと、EUR/JPY、NZD/JPY、NZD/USDに動くサインが出ています。
ただし、ボリンジャーファイブには、方向がわからないという致命的な欠点があります。
この方向を当てるボリンジャーファイブと相性の良い分析ツールは、私はまだ見つけておらず、自分の相場観と併用しています。
トルコ・リラは、トルコ中銀のスワップ市場での介入にが奏功して、20%ぐらい回復してきています。
米中の貿易交渉も再開の運びとなり、目先のリスクは、とりあえずは、後退してきています。
その意味では、リスク回避による、ユーロ安円買いは、調整される可能性はあると見ています。
なんか、本当にディープな夏休み時期にはまってしまったような気がします。
今年は、ロンドンでも35℃まで気温が上昇したと聞きました。
向こうは、エアコンが乗り物などに普及していないので、大変です。
しかし、私がいた頃は、8月後半になるとセーターが必要でしたが、今はどうでしょうか。
ニューヨークダウは、米中が交渉を再開することへの期待から反発し 、リスク回避姿勢が和らぎ、前日比396.32ドル高の25,558.73ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中交渉再開からやや上昇し、暫定値ながら前日比0.006%上げて2.868%で引けました。
原油価格は、値頃感からの買いが優勢となり、前日末比0.45ドル高の65.46ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが揉み合いとなったため方向感なく、前日末比1.0ドル安の1,184.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時111.12近辺の高値をつけたものの、基本的には110円台後半での揉み合いでした。
EUR/USDは、1.13台後半の揉み合い相場でした。
EUR/JPYは、126.00を挟んだ揉み合い相場でした。
EUR/USDはじめ全体的に、反発しきるわけでもなく、かといって、反落するわけでもなく、トレンドレス(方向感のない)なマーケットでした。
出合い値、あるいは略して出合いとも言いますが、要は、売りと買いが出合った値のことを言います。
昔のボイスブローカー(人間のブローカー)が主流だった時代から、現在の電子ブローキング主流の時代に至るまで、インターバンクではこの出合い値を重要視しています。
現在では時系列的に出合い値がコンピュータに記憶されていて、簡単に何時何分何秒にいくらで出合ったということがわかりますが、昔は録音したものをひっくり返して探す必要がありました。
しかし、昔のディーラーの中には、東京オープンからクローズまでの出合い値をすべて時系列的に記憶しているディーラーもいて、その値動きから相場を読んでいました。
まるで人気ラーメン店で注文をどんどん受けていく職人同様の職人芸だと言えます。
このことから言えることは、昔はなにもかもが未整備だったため、自ら儲かる工夫をしていかざるを得ませんでした。
しかし、その不便さがディーラーの技量を上げていったところがあります。
なんでもそろう今の時代でも、自分なりの創意工夫が、実は儲かるチャンスを作ってくれるのではないかと思います。
つまり、人と同じことをやっていても、飛び抜けた成績を上げることは出来ないと思います。
知恵と工夫は、いつの時代も、必要だと思います。
今日のロンドンは、EUR/USD中心に、徹底したショート・スクイズ(ショートの炙り出し、買い上げ)に出る可能性がありますので、十分な警戒が必要です。
ただし、ドル/円は、蚊帳の外だと見ています。
EUR/USD、GBP/USD、EUR/JPY、GBP/JPYは、まだ買いが引かないところを見ると、ショートが切れていないようです。
小手先の調整ではなく、本格調整の可能性もあるように思われます。
ドル/円もクロス円に押されて、やや買い気ではありますが、それほどは上がらず、むしろ下がるのではないかと見ています。
昨晩のEUR/USDの1.1300割れ失敗は、結構重く感じています。
戻ってから、高値圏を維持していることから、まだショートは解消していないと思います。
確かに、1.1450以上に売りが下りて来ている気配も感じますが、1.1450以下のショートも結構できているように思います。
ニューヨークダウは、トルコ情勢や中国景気の減速などへの懸念が強り 、石油株や素材株が下落し、リスク回避姿勢が和らぎ、前日比137.51ドル安の25,162.41ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トルコや中国経済への懸念が根強い中、リスク回避の雰囲気が強まり低下し、暫定値ながら前日比0.036%下げて2.862%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で予想外に米在庫が増え、前日末比2.03ドル安の65.01ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面で下げ、前日末比15.7ドル安の1,185.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110.43近辺まで反落しました。
EUR/USDは、売りで攻めたものの、1.1300近辺にあったオプション絡みの買いに下げを阻まれ、買戻しに一時1.1355まで反発しました。
EUR/JPYは、124.90近辺まで下落後、一時125.72近辺まで反発しました。
EUR/USDは、依然マーケット・ポジションはショートと見ており、さらなる買戻しの可能性はあると見ています。
相場の世界だけではなく、世の中のことで、おかしいと思うことは、いろいろあると思います。
そうしたおかしいことは、結局破たんするものだと考えています。
しかし、現実に破たんするまでには、自分で考えている以上に時間がかかるのが普通です。
たとえば、過去に、プロの為替ディーラーが、新聞沙汰になるような大きな損失を出した事件が何度かありました。
そのディーラーは、今の相場水準は状況から考えておかしいと気づき、大きくポジションを張りました。
しかし、おかしいことが破たんするまでに、想像以上に時間がかかったために耐えきれず、結局大きな損失の発生を公表せざるを得ない状況に追い込まれた例は少なくありません。
現在も国の経済政策や社会制度などに、おかしいと思うことは、結構あります。
しかし、それが実際におかしい状況になるには、時間がかかると、わきまえておくことが大事です。
そのかわり、おかしいと感じたら、その問題の推移をしつこく追っていくことが大切です。
そして、ひとたび、おかしいことが破たんし始めたら、その時が、ポジションを張る時だと思います。
なんで、こんなにドル/円の買いが強いのか、1時間足チャートを見て、納得しました。
今週月曜寄り付き後、急落したことによって、下げを確信したマーケット参加者の戻り売りが続き、ずーっとショートが増えこそすれ減っていなかった、いわゆる値動き分析のジリ高が続いたためのようです。
しかも、大きく買い戻された後は緩むため、いったん買い戻しても、悔し紛れにまた売り直すということも繰り返されたものと予想され、ジリ高状態が続いたものと思われまれます。
東京がオープンしましたが、ドル/円が買いのせいか、EUR/USDの下げは、実に緩慢なものです。
しかし、1.1357近辺の200週移動平均線を下回ってきている意味は大きいと思います。
もちろん、金曜のニューヨーククローズで、引け値が1.1357を下回る必要性はありますので、今抜けたと言っても、それはあくまで暫定的なものではあります。
しかし、昨日から今日の動きを見て、やはり売れ遅れているマーケット参加者の売りが出てきているように思えます。
ニューヨークダウは、トルコリラの下げが一服し 、リスク回避姿勢が和らぎ、前日比112.22ドル高の25,299.92ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トルコ危機一服で上昇し、暫定値ながら前日比0.018%上げて2.897%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日末比0.16ドル安の67.04ドルで引けました。
金価格は、リスク回避目的の買いが入り、前日末比1.8ドル高の1,200.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110.75近辺まで下押ししましたが、そこから踏み上げ111.32近辺をつけました。
EUR/USDは、ニューヨークオープンから下げ続け、一時1.1331をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて下げ、一時125.81近辺つけたものの、その後小反発しました。
EUR/USDは、1.1357近辺の200週移動平均線を下に割り込んできており、更なる下落の可能性が出てきています。
相場は、生き物だと思っています。
そのため、ある時点で相場を見通しても、その後、新しいファクターが加わったり、今までの相場を構成していたファクターが欠落したりすることにより、相場は変化していくものです。
したがって、相場の見通しはこれだと決め打ちはできず、変化があれば調整をする必要性は常にあります。
調整をせずに当初の見方に固執することで、実際の相場と見方が乖離していくことの方が、むしろ危険だと思われ、見通しに調整はつきものだと考えています。
このことは、システムトレードでも言えると、システムトレードをしている知人も言っていまして、ある一定期間が過ぎるとやはり、調整をしなくてはシステムと言えども、うまくワークしないということでした。
また、私が知る有名ディーラーの方などは、「これは上げだ」と宣言しても、口の根が乾かぬうちに、売りに転換したりすることは日常茶飯事で、おちおち最初の宣言を真に受けていると取り残されてしまうほどでした。
トレーダーとして必要なことは、今目の前で起きていることを、もともとの自分の考えにこだわらず、素直に見れることだと思います。
つまり、執着せず、常にその時点における相場のありのままを受け入れられるということが大切だと思います。
ドル/円も、EUR/USDも、GBP/USDも、EUR/JPYも、GBP/JPYも、基本的に、値動き分析のジリ高になっています。
値動き分析のジリ高とは、マーケットが下がると確信して、ポジションを段階的にショートにするために、むしろ売り過ぎとなってジリジリと上がるというものです。
形状的には、右肩上がりの傾斜です。
最終的には、どこかで、ショートの買い戻しが集中することになります。
EUR/USDは、今のところ、1.1357近辺にある200週移動平均線にサポートされている感じです。
つまり、下がり切れないので、反発したものと思われますが、これはあくまで、時間的な調整でしかなく、どこかのタイミングでは、200週移動平均線をテストする時がやってくるものと思われます。
ニューヨークダウは、引き続きトルコ情勢を警戒して下げ 、前週末比125.44ドル安の25,187.70ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トルコの米経済への影響は限定的との見方もあり横ばいで推移し、暫定値ながら前週末比0.002%上げて2.875%で引けました。
原油価格は、トルコ情勢が新興国経済に波及し需要が伸び悩むとの見方から下げ、前週末比0.43ドル安の67.20ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面ではそれに連れて下げ、前週末比20.1ドル安の1,198.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン前後に、米国人牧師が近く釈放されるとの噂が出回ったことから買い戻され、一時110.94近辺をつけた後、反落しました。
EUR/USDは、1.1433近辺まで反発後、反落しました。
EUR/JPYは、126.78近辺まで反発後、反落しました。
トルコ情勢には、まだまだ振り回されそうです。
トルコ情勢に右往左往
誰しも、自分は馬鹿を見たくないと思うものです。
あの勇猛果敢なロンドン勢にも、そうした習性があります。
具体的に申し上げますと、東京で下げてロンドンに相場が戻ってくると、東京・アジア勢が売り込んだから下がっているのであって、ここでそれに乗って売ると東京・アジア勢のショートの利食いに充てられることになるという見方をよくします。
その結果、何をするかというと、逆に、東京・アジア勢のショートポジションをスクイズ(崩す)することで儲けようとしてきます。
彼らの目論見が当たれば、とことんまで買い上げて、ショーtを切らせようとします。
ところが、東京で下がっていたのが、買い下がってロングになっていたためだとすると、買い上げても上がりきらないので、まずい、マーケットはロングだと、速やかに切り替えし、売ってくることになります。
このように、まずは、ロンドンのオープン時点で、下がっていればマーケットはショート、上がっていればマーケットはロングという見方から始めて、マーケットがショートなら買ってみて、マーケットがロングなら売ってみて、マーケットの感触をうかがい、結論として、重ければ売り、堅ければ買うということになります。
そして、いったん方向づけされると、延々と執拗に攻めるのがロンドン流です。
8/10日(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートのテーマは「『有名チャートパターンの罠』再び?」です。出演した番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
正直なところ、今日、これだけドル/円で円買いが出るとは思いませんでした。
イメージとしていは、ここまでドル買いが進んでいる中、ドル/円だけドル安円高になっており、ドル/円の上値が重いとは思いつつも、さすがにドル/円の下げも一服するのではないかと見ていました。
それが、今日のシドニーで円買いがさらに進んでおり、実は驚いています。
ドル高円安の見方は、私は止めることにします。
先週金曜のニューヨークは、公式的には、1.1408でニューヨークはクローズしましたが、これは決して自然にできた終値だとは考えていません。
ニューヨーク勢が、月曜のシドニーで売らせようとするために、低めに相場を誘導して終わらせたのが、この水準です。
こうしたことは、ほぼ毎週金曜のニューヨークでは行われ、今日のシドニーで下がって始まったところを利食っているわけです。
つまり、相場で儲けるためには、知恵を使わなくてはならないということです。
シドニーは、前週末比ドル高円高です。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 110.46-47 (110.89)
EUR/USD 1.1377-79 (1.1408)
EUR/JPY 125.67-70 (126.50)
私は、中学・高校の頃、クラブに入っても長続きせず、我ながら根気が続かない人間だと思っていました。
この継続できなかったことが、できるだけ継続したいという強い思いになっていきました。
しかし、就職後16年して、それまで勤めていた銀行を辞め、外資系銀行の外国為替部長に転職しました。
そして2年後他のより大きい外資系銀行に、やはり外国為替部長として再転職しました。
ポスト的には、上がっていってはいるものの、継続するということが出来ていないことに、外資系である以上仕方がないとは思いつつも、忸怩たるものがありました。
そして、11年前に独立。
今は、自分が好きなようにマネージメントできるようになりました。
そして、我が社の方針として、継続することにこだわることを第一に上げ、日々仕事の上では、各種コメント・コラムを書き続けています。
また、健康のために、毎日のウォーキングは、余程のことがない限り、一年を通して欠かせません。
いつまで、読者の方にご満足いただけるものを書き続けられるか、それが私の勝負だと思っています。
その意味からも、新しいものを取り入れていく柔軟さは持ち続けていたいと思っています。
ニューヨークダウは、米国との関係悪化でトルコ・リラが急落し、地政学リスクの高まりが売りを強め 、前日比196.09ドル安の25,313.14ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、トルコ・リラ急落でリスク回避の買いが強まり利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.056%下げて2.870%で引けました。
原油価格は、国際エネルギー機関(IEA)が発表した月報で、2019年の原油需要見通しを引き上げたことから買いが強まり、前日比0.82ドル高の67.63ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下落したものの、トルコ・リラの急落からのリスク回避の買いも入り下値は堅く、前日比0.9ドル安の1,219.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨーク時間に入りトランプ米大統領により対トルコの鉄鋼・アルミニウムの追加関税引き上げを発表するとトルコ・リラは下げ足を加速させ、安全通貨の円が一時110.52近辺まで買われました。ただし、総じては、ドル/円の方向感ははっきりとはしませんでした。
EUR/USDは、ECBががトルコ向け貸し出しの多い欧州銀行への懸念強めているとの英紙フィナンシャル・タイムズの報道を受け、ロンドンタイムから売られ、ニューヨークでは一時1.1388近辺をつけました。
EUR/JPYは、トルコ・リラ関連のリスク回避の円買いから、一時126.01近辺まで下げました。
ただし、EUR/USDの急落などは、週足のEUR/USDのヘッド・アンド・ショルダーが下げるのが時間の問題だったことから、トルコ・リラの急落はあくまでもきっかけだったと見ています。
通常バーレーン(Baḥrayn)と呼んでいますが、バハレーンの方が正しい発音だと聞いたことがあります。
ペルシャ湾にある金融センターです。
今は、中東の金融センターとしては、ドバイがのしていますが、昔は、バハレーンが有名で、米銀や邦銀なども支店を出していました。
当時の、バハレーンの売りは、土曜でも為替のトレーディングができるということでした。
ある邦銀などは、腕利きの営業担当者を現地に送り込んでいて、実に懇切丁寧な相場状況を、国際電話で教えてくれました。
ある時、週末にニュースが入り、どうしても、ドル/円を売りたくなって、その銀行に連絡し、2千万ドルのプライスを求めたことがありました。
出たプライスのスプレッドは、確か50銭ぐらいだったと思います。
銀行5行ぐらいの間で玉が回るだけの話ですので、当然リスク料を織り込んでということだと思います。
しかし、それでも売りました。
週末が明けて、結果はちゃらでしたが、悶々として週末を過ごすよりは良かったと思います。
でも、こんな週末にトレードをするなど、今の銀行では、コンプライアンス(法令順守)が厳しくてできません。
懐かしい思い出として、取っておきたいと思います。
マーケットは、炎天下、夏枯れとなっています。
ただし、東京タイムだからこその、静けさのように思えてなりません。
ロンドンや、あるいはニューヨークでは、閑散と言っても、まだ仕掛けが入るものです。
しかし、東京は、夏枯れ相場とか、年末相場とかになると、それをエクスキューズ(言い訳)にして、やらなくなってしまうことが、顕著です。
EUR/USDの日足によれば、昨日の引けが1.1527近辺となったことから、5月末以来の実体の安値である5月30日の寄り付き1.1539近辺を下回っており、新たに売りサインが出ています。
確かに、たとえば7日、8日とショートカバー(買戻し)は出ていますが、それよりも、下押しがきつく、そのために大きな反発がないものと思われます。
大きな下落のタイミングは、近づいてきていると思われます。
ニューヨークダウは、石油や金融が安かったことから下げ 、前日比74.52ドル安の25,509.23ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米制裁でロシアやトルコなど新興国通貨が急落しリスク回避の雰囲気が強まり、暫定値ながら前日比0.032%下げて2.928%で引けました。
原油価格は、米中の貿易摩擦を警戒した売りがやや優勢となり、前日比0.13ドル安の66.81ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比1.1ドル安の1,219.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、111.00を挟んだ揉み合いでした。
EUR/USDは、ロングのストップロスを巻き込んで下げ、一時1.1526近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて提げ、一時128.03をつけました。
日米貿易協議を控えている上に、ロシアやトルコなど新興国通貨が急落したことから、リスク回避のドル高円高となりました。
ディーラーの間で、東京タイムのドル/円の動きを表現する時に良く使う言葉です。
その意味は、なんらかのきっかけによって、上に並ぶ輸出企業など実需の売りオーダーを買い上げることを、「上の売りを飲む」と言います。
買いには、新規のロングメイク(ロングポジションを作る)場合もありますし、ショート筋の買戻しの場合もあります。
ロングメイクの場合は、「上の売り、なにするものぞ」とばかり、積極的に買っていく時に使います。
しかし、結果としては、うまく上に抜けていく場合よりも、売りオーダーを飲み込んで急速にロングポジションが膨らむ結果、自分の重みに耐えかねて反落してしまうことの方が多く、実需の売りオーダーの怖さを思い知ることになります。
そのため、実需の売りオーダーには東京勢は従順になりがちで、売りオーダーの手前で、ショートから入るマーケット参加者が増える傾向にあります。
しかし、今度は、売りオーダーを頼みに、その手前で売ることによって、ショートのポジションが膨らみやすくなり、下がらなくなると、実需の売りオーダーを買って、ショートポジションを買い戻そうとしますので、この場合は、上げやすくなるという皮肉な結果となります。
また、海外時間でも、ドル/円で積極的に上値を買って、「上の売りを飲む」ことも結構ありますが、結果的に上がる時もありますが、その前に、振り落としに遭うことも多く、いかに「売り切り」の本邦の実需筋の売りオーダーが、マーケットに影響を及ぼしているかがわかります。
円買いテストは、今日はうまくゆかず、静かなマーケットになっています。
やはり、明日の日米貿易協議が、一段落しないと、落ち着いて攻めるものも攻められないというところだと思います。
そういう意味で、明日が注目されます。
東京は、円買い気味で始まっています。
日米貿易協議を控えて、円買いしかチョイスはないのかもしれません。
特に、ドル/円、EUR/JPY、GBP/JPYが下げています。
しかし、日米貿易協議の相場へのインパクト(衝撃)がどれぐらいあるのか、もちろん、交渉結果にもよりますが、そのスケールの大きさがよくわかりません。
ニューヨークダウは、 米中貿易摩擦への警戒や原油安から売られたものの、堅調な企業業績や米景気に着目した買いが入り下げも限られ、前日比45.16ドル安の25,583.75ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、行われた入札で応札倍率が平均より低かったことから低下し、暫定値ながら前日比0.011%下げて2.962%で引けました。
原油価格は、発表された米在庫統計では、在庫が予想ほどには減らなかったことから売られ、前日比2.23ドル安の66.94ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比2.7ドル高の1,221.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110.90近辺の安値圏を維持しました。
EUR/USDは、1.1573の安値をつけたもののその後1.1620近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、安値圏を維持したものの、引け際、128.95近辺まで小反発しました。
ドル/円は、本日の日米貿易協議に警戒し、円高気味でいる可能性があります。
相場にコテンパンにやられることはあります。
そういった時に、「忘れまい、この負け」と心の中で繰り返したものです。
一番悔しい負け方は、過去と同じパターンで負けた時で、自分の学習能力のなさに、腹が立つものです。
相場には、負ける局面があって当たり前ですが、同じ間違いを繰り返すことは、成長がなく、もっとも、「忘れまいとする負け」方だと言えます。
いろいろな負ける局面があり、それを単に記憶しておくのには、限界があります。
ノートに記録するなりして、読み返してみることが大事です。
そうすると、儲け損なう気持ちが高まって、前後の見境なく相場に飛び込んだり、負けとわかりつつも、固執してしまい、傷口を広げていたり、色々な負け方をしていることがわかります。
そうしたことの繰り返しを、ノートは教えてくれます。
そして、読み返してみることで、「忘れまい、この負け方」を、自分の身に刷り込んでいくことが大事だと思います。
負ける大体が、抗しがたい欲望と、悔しさからの未練や固執が原因になることが多いと思われます。
ユーロは、対ドル対円でショートだったようで、ショート・スクイズ(ショートの炙り出し)に遭って、上げています。
まだ、ショートだったかという思いです。
EUR/USDの週足は、あまりにも有名なチャートパターンである、ヘッド・アンド・ショルダーになっているのは確かです。
こうした有名であるがために、皆が注目し、ショートポジションが積み上がり、そのため逆に反転するということが良くあり、今回も、その点について気をつけておく必要があります。
ニューヨークダウは、好業績が着目されて上げ 、前日比126.73ドル高の25,628.91ドルと2月下旬以来、約5カ月半ぶりの高値で終えました。
米国債10年物利回りは、大量入札控え上昇し、暫定値ながら前日比0.037%上げて2.977%で引けました。
原油価格は、米国がイランへの制裁を再開し、イラン産原油の供給が減るとの観測が買いを誘い、前日比0.16ドル高の69.17ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比0.6ドル高の1,218.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、EUR/USDの上昇(ドル売り)に連れて、一時110.99近辺まで下げましたが、その後、米長期金利の上昇をきっかけに反発し、一時111.48近辺をつけました。
EUR/USDは、強めに推移し、一時1.1608近辺をつけました。
EUR/JPYは、着実に上昇し、一時129.26近辺をつけました。
夏休み時期ながら、結構乱高下の相場となっています。
相場でやられると、「やられた!」とか、「死んだ、死んだ」とか、口に出ますが、本当の死とは違い、何度でも死んでは生き返ることができるのが、相場の面白いところです。
為替トレーダーの「死んだ、死んだ」という言葉には、むしろ明るさすら感じます。
それは、やられたつらさを、「死んだ、死んだ」と人に吐露することで、自分の気持ちをリセットさせているからではないかと思います。
「死んだ、死んだ」は、為替トレーダーが気分を一新するための言葉で、金利トレーダーからはあまり聞こえてきません。
それは、為替の世界が、いかに理詰めだけでは勝てない、マーケットのセンチメントの読み合いの世界だからです。
刻々と変化するマーケットのセンチメントが読めなかったからと言って、一々クヨクヨしても仕方がなく、やられたことは忘れて、次のことを考えていく、こだわりのなさが必要です。
一方、金利の世界は理詰めの世界ですので、色々な要人発言や経済指標の発表結果を分析し、おもむろに一手を打つという感じです。
そのため、読みがあたれば、誰もが儲かるという面もありますが、積み上げてきた論理が否定されると、立ち直るのに相当な時間が掛かります。
私も、一時期、金利の世界にいたことがありますが、金利サイドから見ると、為替トレーダーは、よく言えばネアカ、悪く言えば節操がない人たちに見えましたが、為替担当に移ってから、みんなと一緒に「死んだ、死んだ」を連発していました。
今年の夏相場は、始まったばかりではありますが、典型的な夏枯れ相場の側面と、夏の荒れ相場の相場の側面が混在しているように思います。
つまり、まったく動かない夏枯れ相場かと思っていると、一方では、たとえば、EUR/USD、GBP/JPY、NZD/JPYなど動き出そうとしているものも、いっぱいあります。
たぶん、夏枯れ相場が仮の姿で、夏荒れ相場が本当の姿なのだと思います。
ニューヨークダウは、好業績が支えとなったものの、米中貿易摩擦は重荷となり上値は重く 、前週末比39.60ドル高の25,502.18ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、低下し、暫定値ながら前週末比0.32%下げて2.9395%で引けました。
原油価格は、サウジアラビアの増産懸念が後退し買われ、前週末比0.52ドル高の69.01ドルで引けました。
金価格は、ユーロ安に連動して下げてオープンしたものの、ユーロ安一服から買われ、、前週末比5.5ドル安の1,217.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、下げ渋り、一時111.53まで反発しました。
EUR/USDは、イタリアのEU懐疑派政権がばらまき予算をまとめて同国財政を悪化させるとともに、財政規律に厳格なEUと衝突するのではないかという懸念が広がり、一時1.1530近辺まで売られたものの、その後は買戻しとなりました。
EUR/JPYは、下げ渋り、一時128.88近辺まで反発しました。
トレンド方向へ進もうという気が逸っている感じです。
英系銀行にいた頃、為替部門のグローバルなミーティングがあり、アメリカのサンフランシスコに出張したことがありました。
実際の会議は、サンフランシスコから車で1~2時間ほど行ったワインの産地で有名なナパバレーで行われました。
ゴルフ場に点在するコテージをすべて借り切って、参加者の宿泊施設に充てられました。
ミーティングの内容は、全く覚えていませんが、ロンドン本店なのに、地球の裏とも言えるナパバレーで、ミーティングを行うのですから、当時はまだ、リーマンショック前で派手なこともできたものだと思います。
それが、リーマンショック後、英国で銀行の儲け過ぎ批判が高まり、一時、英系の銀行はどこも、行員のボーナスまで国会の議案として採決されたそうです。
確か、3泊4日ぐらいのミーティングでしたが、最後の夕食は、豪華なディナーとなりました。
地元ワインがふるまわれ、美味しい料理が続き、そして、メインディッシュが運ばれてきました。
美味しそうに焼かれた筒状のお肉で、早速頂きました。
ところが、一口頬張った途端に、たまらない動物臭が口いっぱいに広がり、嘔吐感を覚えました。
しかし、吐き出すわけにもいかず、目を白黒させながら、どうにか飲み込んでしまいました。
その肉は、羊のマトンでした。
えらい目に遭いました。
しかし、周りを見回すと、みんなおいしそうに食べています。
それだけ、日本人は、臭いに敏感だということだと思います。
私以外にも、知り合いで、ニュージーランドで同じような目に遭った人がいて、その人はその後マトンどころかラムでさえ食べられなくなったそうです。
東京9時台に、EUR/JPY、GBP/JPYを攻めましたが、攻めきれず、反発となっています。
しかし、むしろ東京時間に下がらず、ショートポジションもある程度消化されていた方が良いと思います。
そうでないと、またロンドンのショートスクイズ(ショートの炙り出し)に遭うことになります。
GBP/JPYは、日足で見ると、三番底を試そうとしています。
EUR/JPYは、実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の安値と安値を結んだ右肩上がりのサポートを、先週金曜に下に割り込んで引け、売りサインがでています。
両者ともに、下がる可能性が高いと見ています。
GBP/USD、GBP/JPYは、小反発です。
ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYは 重い状況です。
しかし、方向的には、いずれも下げだと思います。
シドニーは、前週末比あまり変わりません。。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 111.22-24 (111.28)
EUR/USD 1.1568-72 (1.1567)
EUR/JPY 128.67-70 (128.71)
相場のテーマは、変わっていくものです。
そして、それにしたがって相場展開も変わります。
しかし、テーマの切り替わりによる相場展開の変化は、決してある時点からガラっと変わるものではなく、新旧のテーマが混在する時期を経て変わっていくものです。
それは、個々のマーケット参加者によって、変化が生じているかどうかの事実認識に違いがあり、まだ新しいテーマへのマーケットのコンセンサスが取れていないために起きます。
この新旧のテーマが混在する時期の相場は、旧テーマと新テーマとの綱引きになりますので、相場の上げ下げが荒っぽくなり、場合によっては、相場が脈絡のない動き方をしますので、一歩引いてマーケットを見るという冷静さが必要になります。
また、テーマに変化が出ているかどうかの判断は。、従来のテーマで有効だった、たとえば、ドル高円高あるいはドル安円安という相場の流れに基いたポジションを持っても、連続してうまく行かなくなった時が変化の兆しだと見て良いと思います。
連続してうまく行かないのは、ご自分の実力によるためと思わず、テーマが変わり相場の展開が変わってきたのではないかと捉え、今までのテーマが依然有効なのか、新しいテーマに移行してきているのではないかをチェックすることが大切です。
ニューヨークダウは、IBMや消費関連銘柄が上昇したことで反発し 、前日比136.15ドル高の25,462.31ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された米雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が予想を下回ったことや、米中貿易問題のエスカレートを嫌気して上昇し、暫定値ながら前日比0.037%下げて2.949%で引けました。
原油価格は、世界的な供給の増加や米中の貿易摩擦の激化を背景に、需給が緩むとの見方から売りが優勢となり、前日比0.47ドル安の68.49ドルで引けました。
金価格は、3営業日ぶりに小反発し、前日比3.1ドル高の1,223.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、米雇用統計の結果は非農業部門雇用者数は悪かったものの、前回結果は上方修正するなど、どっちつかずの結果となりました。
ドル/円は、EUR/JPY、GBP/JPYの売り仕掛けに押され、一時111.10近辺をつけました。
EUR/USDは、安値圏で揉み合いとなりました。
EUR/JPYは、大きく下げ、一時128.64近辺をつけました。
米雇用統計の結果では相場は動かず、目線をEUR/JPY、GBP/JPYに変えての売りトライでした。
相場が一方向に動くトレンド相場になるかどうかを見極めるには、実際に一方向に流れるフローがあるかどうかがポイントです。
往々にして、実際に一方向に流れるフローがなくて、気合倒れの場合が良くあります。
たとえば、月間で最注目の米雇用統計ですが、予想より良かった場合、瞬間的に、ドル/円ではドル買いになります。
しかし、今回の雇用統計は良かったことで、海外投資家が資本を米国に振り向けるなど、実際のフローがついてこないと、一方向の資金の移動はなく、単に投機筋が買っただけのことであれば、投機筋は、利食いか損切のために必ず売らなくてはなりませんから、しばらくすると手仕舞いの売りが出ることになります。
つまり、指標の良い悪いだけでは、一方向の相場は生まれません。
経済指標あるいはイベント・事件によって、資金を大々的に他に移そうという決定を投資家なりがしなければ、トレンド相場は生まれないということです。
また、投資家等が資金を移そうと決める大きな原因には二種類あり、ひとつは前向きな投資として資金を移動させます。
そして、もうひとつは、現在資金を置いている国・地域がまずいことになった場合、後ろ向きな逃避的資金移動をさせます。
どちらが、相場に影響があるかと言えば、一目散に逃避しようとする後ろ向きな資金移動です。
したがって、今の相場が、単なる気合で動いているかどうかを類推すれば、相場の行方はおのずとわかってきます。
ドル/円も上がる時は、スルッと上がりますが、いったん上げ止まると、重くなって、上には戻りづらくなります。
今回の場合、7月9日18時に110.50近辺から上昇し、7月19日の14時には高値113.18をつけたものの、そこから111.00割れまで反落し、その後は111.00を挟んで横這いとなりました。
そして、7月31日の13時頃から、111.00を上抜いて再び上げ始め、8月1日16時には112.15の高値をつけました。
ここが、ドル/円に良くある、最初の高値よりも、ふたつ目が低いというパターンです。
今日は、米雇用統計がありますが、最近、完全雇用にあることもあって、マーケットに参加するのは、投機筋ばかりで、結局、往って来いを繰り返すばかりです。
それでも、まだ、月間最注目の指標となっているのに矛盾を感じます。
それよりも、トランプ政権の通商問題が過激さを増している時だけに、なぜ米貿易収支に目が向かないのか、不思議でなりません。
ニューヨークダウは、米中摩擦懸念で大幅安になったものの、その後アップル株が時価総額で初の1兆ドルを超えたことから買いが優勢となり、前日比7.66ドルセント安の25,326.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中貿易摩擦が再びエスカレートしており、リスク回避から買いが入って利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.022%下げて2.984%で引けました。
原油価格は、前日発表された週間在庫統計で在庫が予想外に増えたことが材料視されて売られたものの、その後値頃感からの買いが優勢となり、前日比1.30ドル高の68.96ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比7.5ドル安の1,220.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時111.32近辺まで下落したものの、その後株の上昇を受け111.72近辺まで反発しました。
EUR/USDは、下落を続け、一時1.1582近辺をつけました。
EUR/JPYは、安値圏で揉み合い後下落基調となりました。
GBP/USDは、0.25%の利上げを全会一致で決定したため、いったん反発したもののカーニーBOE総裁が、「緩やかな金融政策が必要」と発言したことをきっかけに、売りが優勢となり、一時1.3011をつけました。
EUR/USD、GBP/USD、EUR/JPY、GBP/JPYの下落が目立つ一日でした。
相場に調整局面はつきものです。
売り過ぎれば買戻しの調整が入りますし、買い過ぎれば反落して調整します。
これは、トレンド方向の動きが進むことで、そのトレンドを形成してきたエネルギーを使い果たしてしまい、エネルギーの補給のために調整が必要になるためだと見ています。
調整の仕方にはふたつあり、ひとつは時間による調整、もうひとつは価格による調整です。
時間による調整とは、それまでのトレンド相場からレンジ相場に移行し、レンジ相場の中でエネルギーを補給します。
これは、痛みはそれ程ではありませんが、場合によっては、半年とかといったかなりの時間がかかります。
時間を掛けて、それまでに出来ていた諸々のポジションがこなれるのを待ちます。
一方、価格による調整とは、急騰、急落といった短時間に大きく価格変動することにより、ロスカットが一気に出て、マーケットに残っていたポジションを一掃されます。
そのため、痛みは伴ないますが、短期間で調整が済み、またトレンド相場に戻りやすいと言えます。
時間による調整は、ドル/円で多く、価格による調整は、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルやクロス円で多いと言えます。
個人的には、価格による調整の方が、痛みは伴なっても、調整期間が短くて済み、好みです。
本日、GBP/USDのボリンジャーファイブ(期間:5、偏差:2)が、収束しています。
上下の収束したバンドの位置は、上は1.3139、下は1.3105です。
しかし、ボリンジャーファイブだけでは、相場が動くタイミング判っても、方向はわかりません。
この欠点を、補えないか、今回は次の様なことをしてみました。
まさに、夏枯れ相場です。
この時期、仕方がないとも言えます。
昔、ロンドンのディーラーに、皆、なぜ8月に夏休みをとるのかと聞いたことがありました。
その答えが、子供が夏休みだからと、至極当たり前の答えが返ってきて、ほほえましく感じたことがありました。
ニューヨークダウは、米中の貿易摩擦への懸念が再燃し 、中国関連銘柄を中心に売りが出て、前日比81.37ドル安の25,333.82ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、新たに2カ月物の財務省短期証券(TB)を発行すると発表し、発行増から需給緩和への懸念で利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.041%上げて3.001%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計のよれば、米在庫が予想外に増加したため売られ、前日比1.10ドル安の67.66ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比6.0ドル安の1,227.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、米FRBは、金利据え置いたものの、9月の次回会合での利上げを示唆しました。
ドル/円は、FOMC発表後下落し、一時111.39近辺をつけましたが、その後は小戻ししました。。
EUR/USDは、下落し、一時1.1657近辺をつけた後、安値圏を維持しました。
EUR/JPYは、下落し、一時130.03近辺をつけた後は、小反発となりました。
収益管理の参考になればと思い、お話します。
インターバンクディーラーは、月末が近づくと、自己ポジションは取りたがりません。
それは、月間の収益目標があり、それを既に月中で達成していれば、月の残りはそれを極力減らさないように心掛けるためです。
従って、月末近くに顧客や他の銀行からプライスを求められ、取引が成立しポジションを持ったとしても、即マーケットでカバーしてしまいます。
逆に、月末になっても、トレーディングを続けているディーラーは、月間の収益目標を達成していないと見なされます。
これは、なにも銀行ディーラーのように月という括りでなくても、トレーダーそれぞれに、ある期間を一区切りとしてトレーディングをしているのではないかと思います。
要は、その期間の中での儲け方として、インターバンクディーラーにしても、英米勢にしても、言えることは、期間の前半でできるだけ稼ぎ、期間の後半は流すということが、収益獲得のプレッシャーに自分自身を追い込むことを避ける術だと思います。
そうやって考えますと、収益管理も、小学生の夏休みの宿題と同じようなことが言え、8月31日に溜まった宿題を慌ててこなすよりは、早め早めにこなしていくことが、結局自分自身のためになるということだと思います。
ドル/円は、値動き分析で言うところの、急騰後の高止まり状態になっています。
高止まりの時間は長く、今回の場合でも、既に15時間を要しています。
そして、高止まりにありがちなのは、高いので、さらには買えず、値頃感から売ってしまいやすいということです。
これによって、さらに上がるのに必要な買戻しのエネルギーを得たと言えます。
ボリンジャーファイブ(期間:5、偏差:2)とは、相場の動き出すタイミングを示すもので、結構な確率で当たります。
すでに動き出すと予想されていたボリンジャーファイブのドル/円の日足が、昨日、収束を終えて、上昇方向に大きく破裂しました。
これにより、ボリンジャーファイブの精度の高さを、改めて確認した格好です。
ニューヨークダウは、 米中が貿易交渉の再開を検討しているとの報道を受け、中国売上比率の高いスリーエム、ユナイテッド・テクノロジーズ、キャタピラー、ボーイングなどが買われ、前日比108.36ドル高の25,415.19ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、日銀の緩和姿勢強調で低下するも、米中協議再開への期待感が高まり下げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.013%下げて2.960%で引けました。
原油価格は、OPECの産油量が今年最高水準となったと伝わり、需給が緩むとの見方が広がり、前日比1.37ドル安の68.76ドルで引けました。
金価格は、翌日にFOMCを控えて様子見気分強く、前日比2.1ドル高の1,233.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、日銀の金融政策決定会合の結果を受けて上昇、さらに米中が貿易交渉の再開を検討するとの報道が伝わり、一時111.96近辺の高値をつけました。
EUR/USDは、1.1746まで上昇後、下げに転じ、一時1.1689近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、一時131.15近辺をつけました。
ドル/円は、引き続き上昇する可能性が高いものと見ています。
よく値頃感(ねごろかん)からの買いとか、値頃感からの売りという言葉が、マーケット解説などを読むと目にされると思います。
値頃感とは、主観的なものであって、絶対的なものではなく、マーケット解説の上では、常套句として使われているのに過ぎないことが多いと、個人的には思っています。
しかし、トレーディングの中でも、実際に値頃感からの取引はあります。
それは、押し目買いであり、戻り売りです。
いいところまで下げたなと思って買ったり、いいところまで上げたなと思って売ったりをすることが、実際にもあると思います。
確かに、押し目買い、戻り売りは、レンジ相場で有効な時もありますし、トレンド相場においても一時的なアヤ戻しの地合いで押し目買いをしたり、戻り売りをするのも有効ではあります。
ただし、気をつけなければならないことは、押し目買いにしても戻り売りにしても、いいところまで来たというのは、あくまでも自分自身の主観によって思っているだけのことが多いということです。
いいところまで来たということを、より客観的に判断するには、少なくとも移動平均線やロウソク足などをチャートで見て、レジスタンス・サポートを確認した上で、ご自分の判断に合理性があると思われた時に限り、実行されることが賢明だと思います。
それを怠ると、押し目買いのレベルよりさらに大きく下げてしまったり、戻り売りのレベルよりさらに大きく上げてしまったりという、ディーラーの間でよく語られる「串刺しの刑」に処せられることになります。
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