忘れまい、この負け
相場にコテンパンにやられることはあります。
そういった時に、「忘れまい、この負け」と心の中で繰り返したものです。
一番悔しい負け方は、過去と同じパターンで負けた時で、自分の学習能力のなさに、腹が立つものです。
相場には、負ける局面があって当たり前ですが、同じ間違いを繰り返すことは、成長がなく、もっとも、「忘れまいとする負け」方だと言えます。
いろいろな負ける局面があり、それを単に記憶しておくのには、限界があります。
ノートに記録するなりして、読み返してみることが大事です。
そうすると、儲け損なう気持ちが高まって、前後の見境なく相場に飛び込んだり、負けとわかりつつも、固執してしまい、傷口を広げていたり、色々な負け方をしていることがわかります。
そうしたことの繰り返しを、ノートは教えてくれます。
そして、読み返してみることで、「忘れまい、この負け方」を、自分の身に刷り込んでいくことが大事だと思います。
負ける大体が、抗しがたい欲望と、悔しさからの未練や固執が原因になることが多いと思われます。