ドル/円、下落続く
ドル/円が、続落です。
戻りが、極めて限られています。
EUR/USDは、落ち着きのない動きです。
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ドル/円が、続落です。
戻りが、極めて限られています。
EUR/USDは、落ち着きのない動きです。
FRBの利上げ慎重姿勢が改めて確認されたことで、ドル安が進行しています。
調整狙いの得意なロンドンも、今のところ素直にドル売りです。
月末、二番底形成スタートのタイミングに入りました。
さらに2月末、3月末は本邦勢の決算であり、それに伴い、例年ドル/円が下がりやすい時期に入ります。
トレンド的にも下げと見ており、ドル/円は今後大きく下がるものと見ています。
東京オープンの午前9時になると、毎度の東京・アジア勢が思いの丈をドル売りでぶつけてきました。
しかし、ヘタにこの時間帯に売ってしまうと、ドルショートが溜まりますので、売りもほどほどの方が良いと思っています。
ただし、今日は、結構、東京タイムの割には、ドル/円の売りなど腰が入っていると思いました。
そこまで売るなら、本格的に相場を崩すぐらいに売った方が良いと思います。
ドル/円は、ドル安で良いと見ています。
しかし、急にベア(ドルに弱気)になると、ショートが溜まりやすくなり、下げ渋るのではないかと見ています。
売るにして、よく引きいつけることが、大事だと思われます。
ニューヨークダウは、FRBがFOMCで利上げに様子見姿勢を示し、保有資産の圧縮も修正する用意があると明記したことから買われ 、前日比434.90ドル高の25,014.86ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、FOMC声明を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.029%下げて2.681%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で米原油在庫が市場予想ほど増えなかったことから買われ、前日比0.92ドル高の54.23ドルで引けました。
金価格は、FRBによる金融政策の正常化ペースが鈍化し資金流入が見込まれ、前日比0.3ドル高の1,315.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、FOMC声明文が公表され、FRBの利上げ慎重姿勢が改めて確認されたことを受け、ドルは全面安となりました。
ドル/円は、声明公表前、一時109.74近辺まで上昇していましたが、公表後一転して下落し、一時108.81近辺をつけました。
EUR/USDは、声明公表後、一時1.1502近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、声明公表後、一時的に125.46近辺まで上昇しましたが、すぐに125.10台に戻しました。
ドル/円は、二番底を見に行く過程に入ったものと見ています。
相場に対して、これから上がるか下がるか、ある程度のイメージが湧いてくる時があります。
この先が読めるということは、意外とだれでも持ち合わせているものです。
ですから、先が読めたからと言って、自分は天才だというわけではありませんが、逆に、先が読めても、自分を謙遜して、「いやいや、そんなわけはない」と自らを否定してしまうのではなく、先が読めることはあるものだと、肯定的に捉えるべきかと思います。
ただ、この先が読めることの一番のネックは、先が読めたと思った時と、それが実際になるまでの間には、思った以上の時間がかかるものだということです。
多くの場合、先が読めたと思うと、どうしてもそのチャンスをものにしたいと焦って、相場に早く入ってしまいがちです。
実際に相場に入るべきタイミングより早く相場に入ると、実際に思惑通りの相場になる前のアヤでポジションを切らされることが多く、切らされた後、相場が思った方向に進み、悔しい思いをすることになります。
したがい、相場はこうなると先が読めても、実際になるには思った以上に時間が掛かるものだとわきまえておくべきかと思います。
先が読めたことによって、実際となるタイミングを逃さなければ、これが本当の天才だと言えます。
天才になるためには、まずは焦らず、じっくりタイミングを待てるようになることが大切です。
EUR/USD、EUR/JPYが、反発です。
売り過ぎたのかもしれません。
特に、EUR/USDは、もともと売り上がって、ショートだと思われます。
EUR/USDが売り込まれました。
今のところ、復元力はあまりありません。
EUR/JPYの売りも出ているもようです。
5・10日(ゴトウビ)の仲値への期待感が高すぎたようです。
ドル/円は、仲値の10時頃を過ぎたら、急落でした。
ロンドン勢も、ドル/円を何度も買い上げてくるが、それ程マーケットはショートとは思えません。
もう、明日は月末で、金曜から2月相場になります。
特に2月後半、投資信託(投信)の決算で、これに伴って、海外で運用している資金を戻す(レパトリ)の動きが、投信から出ます。
つまり、ドル売り円買いの動きが強まります。
今日は、30日で5・10日(ゴトウビ)になります。
したがい、午前10時頃の仲値決めに向けて、輸入決済絡みのドル買い円売りが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、スリーエムやファイザーの業績が予想を上回ったことから上昇し 、前日比51.74ドル高の24,579.96ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、低下し、暫定値ながら前日比0.040%下げて2.704%で引けました。
原油価格は、ベネズエラ石油会社に米財務省が経済制裁を科すと発表したことから供給が減ると受け止められて買いが強まり、前日比1.32ドル高の53.31ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの堅調地合いで買われ、前日比5.8ドル高の1,308.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時109.54近辺まで買われたものの、その後109.27近辺まで反落しました。
EUR/USDは、1.1411~1.1440近辺で揉み合いでした。
EUR/JPYは、125.24近辺から124.75近辺まで下落後、124.90-00付近に落ち着きました。
方向感の定まらない相場でした。
尚、GDP/USDは、英議会がEU離脱方針を採決したことを受け、1.3056近辺まで売られました。
不測の事態が発生し、相場がパニックを起こしても、発生から3日間ほどでいったんの収束を迎えるのが一般的だと見ています。
その収束の過程についてお話しましょう。
まず、事態発生当日ですが、これは、大方のマーケット参加者にとっては、その不測の事態の発生あるいは発生する時期は寝耳に水のため、特に発生内容が自分にとってアゲンスト(不利)になる場合、少しでも損失を最小限に留めようとポジションクローズ(手仕舞い)に走ります。
どんな水準でも良いから、とりあえずポジションをクローズして損失を確定しようとするマーケット参加者の売りあるいは買いが集中するため、相場は一方向に大きく動きます。
特に、プログラム売買によるロスカットが出動すると、一方向への動きがさらに加速する傾向にあります。
事態発生2日目となると、発生当日よりは、マーケットは落ち着いてはきますが、それでもまだ、マーケットの動きはかなり神経質で、唐突な動きには過敏に反応しますので、まだ油断はできません。
しかし、3日目になると、かなりマーケットも落ち着きを取り戻してきます。
マーケットは、発生した事態を客観的に振り返って見ることが出来るようになります。
発生した事態の大きさに違いはありますが、意外と発生からいったんの収束まで3日ほど掛かるのが一般的な目安だと見て良いように思います。
EUR/USD買い(ドル売り)、ドル/円売りになっています。
EUR/JPYはやや買い気ですが、125円台は相当重いと思います。
尚、今日は、英議会で離脱合意の代替案や「合意なき離脱」回避を目指す修正案を審議しますので、ポンドはリスキーです。
くれぐれも、ポンドには関わらないほうが良いと思います。
ドル/円を日足で見ますと、非常に支えの弱いパターンになっていると見ています。
下げ出すと、結構走るのではないかと、見ています。
問題は、どのタイミングで、それが来るかだと思います。
ドル/円が、段階的に下げ、クロス円も概ね追随しています。
9時台の引け値が、109.15近辺となり、実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)で109.20を下回ってきていますので、新たに売りが示唆されています。
しかし、下げ止まると買いが入ってきますが、基本的には、買い下がっているものと思われます。
売りで攻めている可能性はどうかといえば、値動きを見る限りでは、ショートになっているような感じは受けません。
ドル/円の日足を見ますと、1月3日以降15日まで安値圏(一番底)を形成し、16日から水準を上に移動させ、21日から現在まで高値圏を形成し、特に25日から緩やかに下げてきています。
つまり、今から二番底を試すため、下値を試すという流れではないかと見ていますが、結構下がろうとするとしっかりと下からの抵抗が出てきます。
この買いは、値ごろ感からのロングメイク(ロングポジションを作る)ではないかと見ています。
ドル/円は、依然として、109.15近辺が重要サポートです。
しかし、1時間足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)で109.20を割り込んで来れば、それだけでも、強く売りが示唆されます。
ニューヨークダウは、主要企業の決算や業績修正をきっかけに中国景気の減速懸念が強まって売られ、前週末比208.98ドル安の24,528.22ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安、原油安を受けて低下し、暫定値ながら前週末比0.016%下げて2.742%で引けました。
原油価格は、中国景気の減速懸念が強まって売られ、前週末比1.70ドル安の51.99ドルで引けました。
金価格は、世界的な株安を受けて逃避的に買われ、前週末比5.0ドル高の1,303.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米株安、米長期金利低下を受け、一時109.16近辺まで下げましたが、その後109.40近辺まで反発しました。
EUR/USDは、一時1.1444近辺まで上昇した後、1.1426近辺まで小緩みました。
EUR/JPYは、124.90-00近辺で横這いでした。
ドル安が試されたものの、重要ポイントを抜くまでには至りませんでした。
尚、EUR/JPYが膠着しているのが印象的でした。
細かく丹念に利益を積み上げながらの9勝の儲けを、1敗の負けで吹き飛ばしてしまうことがあります。
いつもなら、さらりと利益確定できたことが、1つのトレードに固執したことが命取りとなるということです。
固執してしまった原因は、結構たわいもないことが多く、たとえば、今の儲けが49万円で、あと1万円で、きりのいい50万円の儲けになるという状況だとします。
そうすると、あと1万円で50万円じゃないかと、相場を軽く考えてしまいます。
しかも、すでに49万円を儲けているので気も大きくなっています。
こうした心理状態で、あと1万円の儲けを狙うことは非常に危険で、気がつくと、49万円あった儲けは、いつの間にか半分になっていたり、さらに悪くすると、すべて飛ばしてしまうことすらあります。
相場をなめてかかってはいけません。
あと1万円でも、49万円を稼ぐのと同じ気力が必要です。
それは、ゴルフでいう、ドライバーで長打を打つのも、パターでホールに沈めるのも、一打は一打ということと同じことだと思います。
決して、思い通りの結果はそう簡単には舞い込んではきません。
ロンドンは、ドル/円を買いで試しましたが、上値も重いです。
EUR/USDは、やや重くなっています。
ロンドンは、月末が近いせいか、静かです。
でも、ただでは終わらないのが、海外ですから、油断は禁物です。
ドル/円は、ロングの投げも出た代わりに、短期間でショートメイク(ショートポジションを作る)で売られたことから、少し足踏み状態になっています。
ただし、下げの形状としては、それほど悪くはないと思います。
尚、ロンドンのショートスクイズ(ショートポジションを切らせるための買い上げ)はあるかもしれません。
ドル/円は、短期的には、109.38近辺がサポートです。
これを、1時間足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)でしっかり下回ってくると、下げやすくなると見ています。
今の時間、5時間移動平均線は109.48近辺まで下げて来ており、その他の10、25、90時間といった移動平均線のレジスタンスもかぶさってきています。
ドル/円は、109円台の高値圏での横ばいが7営業日目となっています。
1時間足を見ますと、今の時間、5時間移動平均線が109.55近辺、10時間移動平均線が109.61近辺まで下りて来ているほか、90時間移動平均線が109.60近辺、25時間移動平均線が109.72近辺で横ばいと、上には抵抗線が結構並んでいます。
つまり、上げには抵抗がかなりあると見ています。
相場を張っていて、3回連続して負けた時は、自分がヘタだと思う前に、相場自体がそれまでとは違ってきていると考えるべきだと思っています。
確かに、初級者の場合は、経験不足から、今までと同じ間違い繰り返していて、負けていることがあります。
これは、同じ間違いを繰り返さないと肝に銘ずることが大切です。
しかし、中・上級者ともなれば、経験も十分に積み、知識も豊富だと思いますので、それほど、相場観に大きなはずれはないと思います。
それにも関わらず、今までの相場観でトレードしても、3回連続して負けるということは、相場自体が変わってきていることを示し、新たな相場のテーマが何であるかを調べる必要があります。
よくあるケースとしては、それまでのテーマによって一方向に動いていたトレンド相場が終わりに近づき、荒っぽい上下動となるレンジ相場の入り口にきている時です。
この場合は、折角、トレンド相場で儲けた利益を、一気に吹き飛ばすことは、実にたやすいことですので、ポジションは早急に手仕舞い、様子を見ることが大切です。
このように、マーケットの変化を知る術はありますので、もっと儲けたいと思う気持ちは断ち切って、変化を示すサインには素直に従うことが賢明だと思います。
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•質問回答
1/25(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「安易な値ごろ感は危険」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
相場観の組み立てる上で、私はこんなことしています。
まず、チャートを暇さえあれば見ています。
チャートと言っても、手の混んだものではなく、ロウソク足と、5、10、25、90、120、200の単純移動平均線を見ています。
もう、35年もチャートを見ていますと、今目にしているチャートの先がどうなるか、ある程度想像がつきます。
たとえば、これは、ダブルトップかトリプルトップを作りにきているなとか、トレンド相場からレンジ相場への転換点に来ているなとか、見えてきます。
つまり、出来るだけ多くのチャートパターンを見ることによって、パターンを頭に刷り込むということが大事だと思います。
あと、四六時中、今の相場のテーマはなにか、次の相場のテーマはなにかを、考えています。
これは、日頃の新聞やネットの記事で、特に繰り返し話題になっているものを追いかけるようにしています。
中でも、気に留めるのは、その話題が、資金の逃避を呼ぶものかどうかということです。
資金の逃避とは、いわゆるロスカットのようなものですから、短期間に大量の資金が一方向に動きますので、大相場になります。
たとえば、リーマンショック後の、ドル/円、クロス円の暴落がこれにあたります。
そして、気をつけているのは、英米勢の会計年度のスケジュールです。
大きくは、年度始めの年末年始、6月末の中間決算、9月の下期スタート、12月の本決算です。
この年間スケジュールに基づいて、新規ポジションが出来たり、手仕舞ったりしていますので、今が年間のどの時点にいるかということを、考えています。
そして、最後に、常に今のマーケットのポジションがロングかショートかを考えています。
結局は、マーケットポジションの偏りの逆にしか、相場は大きくは動きませんので、今のポジションがどうなっているかを探っています。
ポジションを知るために、トレーディング・システムのディスプレーに表示される値動きに注意をしています。
私の場合、1時間足の各通貨ペアのチャートで、値動きを見ています。
シカゴIMMのポジションは参考にはなりますが、決してマーケット全体のポジションではありませんので、熟練度はいりますが、値動き分析が良いと考えています。
ニューヨークダウは、FRBが金融政策の正常化のペースを緩めるとの見方が強まって買われ 、前日比183.96ドル高の24,737.20ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.034%上げて2.750%で引けました。
原油価格は、ベネズエラの情勢緊迫化から買われ、前日比0.56ドル高の53.69ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比18.3ドル高の1,298.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン直後、一時109.95の高値をつけたものの、EUR/USDの上昇(ドル売り)が強まったことから反落となり、一時109.46近辺をつけました。
EUR/USDは、東京タイムから反発は始まり、ニューヨークタイムに入ると、ショート筋のロスカットも巻き込んで上げ足を速め、一時1.1418近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、東京タイムから、一貫して上昇を続け、ニューヨークタイムでは、一時125.32の高値をつけました。
ドル/円以外のクロス円や、EUR/USD、GBP/USDいずれも一本調子の上昇となりました。
前日、ドラギECB総裁が指摘したユーロ圏の下方リスクによるユーロの下落は、またしてもユーロ安を防戦する勢力によって押し戻されたという感は拭えません。
相場に対するマーケットの反応は、最初は疑い深く、だんだんに信じ込み、そして大きな期待へと膨らんでいきます。
しかし、その後、同じ方向に期待するマーケット参加者が増え過ぎて、買い過ぎ売り過ぎの状態になると、その相場にとっていくらフェーバーな(有利な)経済指標や要人発言が出ても、素直に反応しなくなり、むしろ反転してしまうようになります。
これが、一般的な相場のサイクルです。
日頃から注意しておくべきことは、今の相場は、相場のサイクルのどの段階にいるかを確認することです。
たとえば、今の相場の段階が、だんだんにマーケットが信じ込んきているぐらいでは、その相場にアゲンストな(不利な)経済指標や要人発言が出て反転しても、それは一時的で、またもとのトレンドに戻るのが一般的です。
こうした復元力のある相場を、「相場が若い」と呼んでいます。
一方、多くのマーケット参加者が信じて疑わなくなり、ポジション的にもロングかショートに大きく偏ると、相場は素直には動かなくなります。
これは、ひと相場の終わりが近づいている証(あかし)です。
このように、今の相場がサイクルのどの段階にいるかによって、ポジションの取り方も踏ん張るべき時か、さっさと手仕舞うべき時かが、異なってくるわけです。
今がどの段階にあるかは、相場のテーマのスケールや、マーケットのセンチメント、その相場が始まってからの期間、年間のどの時期か、シカゴIMMなどのポジション状況、経済指標や要人発言に対する感応度、テクニカル、値動きなど総合的に見て判断する必要があります。
それが、「相場は相場に聞いてみる」ということだと思います。
ドル/円の買いが強まっています。
110.00テストの可能性あり。
ドル/円、EUR/JPY、GBP/JPYは、ほぼ一本調子の上昇です。
結構、ショート(円ロング)になっているのではないかと思われます。
EUR/USDは、戻り売りをしているため、ショートになり、ジリ高になっているようです。
1.1350前後まで戻す可能性は十分にあると思われ、引きつけるにしても、ジックリと引きつける必要があると思います。
昨日のユーロの下落は、マーケットの関心を、ドル/円から、EUR/USDやEUR/JPYにシフトさせた可能性があります。
昨日、既に、ドル/円はレンジ相場的な動きになっていましたし、それ以前に、最近のドル/円相場自体のテーマが霞んできていました。
そこに、ドラギECB総裁からユーロ圏の下方リスクが指摘されれば、素直にマーケットの関心は、ドル/円からEUR/USDなりEUR/JPYなりに移ってもおかしくはないと思います。
昨日のドラギECB総裁がユーロ圏経済の下方リスクを言及したことの意味は、EUR/USDの行く末に対して大きいと思います。
しかし、引き続き買いの抵抗は出るものと思われ、引きつけて売りに徹するべきかと思います。
ニューヨークダウは、ロス米商務長官が米中の貿易摩擦をめぐって解決は程遠いと述べたことから売られ 、前日比22.38ドル安の24,553.24ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中合意の期待が後退したことから低下し、暫定値ながら前日比0.029%下げて2.712%で引けました。
原油価格は、米政府がベネズエラへの追加制裁として原油輸入の制限を検討との報道を受け売られ、前日比0.51ドル高の53.13ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比4.2ドル安の1,279.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、高値109.80近辺、安値109.42近辺の間で揉み合いました。
EUR/USDは、強い買いの抵抗を受けながらも、ドラギECB総裁がユーロ圏の下方リスクを指摘したこともあって、一時1.1290近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、EUR/USDと同様に、強い買いの抵抗を受けながらも、一時123.79近辺まで下落しました。
ユーロは、昨年8月から、下がればかなり強い人為的な買い抵抗を受けてきましたが、昨日は同様の買い抵抗を受けながらも下げて終えた記念すべき日だと言えます。
ステール(Stale)とは、新鮮ではないとか、旬でないといった意味です。
相場の世界では、相場のテーマが新しみがなくなると、「このテーマはステールになった」と言います。
こうなると、今までいくら注目されたテーマでも、マーケットは関心を示さなくり、相場への影響はほとんどなくなります。
相場のテーマは、栄枯盛衰が常であり、要は旬のテーマを早く見つけ、そのテーマに則した通貨ペアでポジションを持ち、そしてステールになってきたと思えば、未練なく手仕舞うことが、効率的なトレーデイングだと言えます。
テーマがステールになったかどうかは、そのテーマを誰もが口にし、またシカゴIMMポジションなどでも、ポジションが大きくロングかショートに偏るようになってきた時です。
こういう時に、一足早く、ポジションを手仕舞って涼しい顔をしているのが、トレーダーとしては望ましい姿だと言えます。
そのためにも、旬であるテーマとステールになってきているテーマを、判別がつけられるようになることが大切です。
判別をつけられようになるためには、日ごろから今のテーマはなにか、今までのテーマはまだステールになっていないかを、自分自身に問いかけてみることだと思います。
上値を攻めていたEUR/USDが反落です。
1月24日の零時台の1.1363近辺を起点とする大陽線を埋める可能性があります。(リターンエース)
本日は、ECB理事会がありますが、大方の予想通り政策金利は据置きだと思いますが、ドラギ総裁の発言から、膠着するEUR/USD相場の脱却の糸口が見えてくればと思います。
現在、月足で見ても、中途のところで、上げも下げもできなくなっています。
現象面から見ると、非常に人為的に買い支えられているものを感じます。
1月も、あと1週間となりました。
振り返ってみれば、1月3日に急落して以降は、調整に次ぐ調整の相場でした。
要は、ショート志向から脱皮しないと、いつになっても、売ってはやられるという悪循環になっています。
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ポジションが一方に偏ると、その逆にしか行かない、方向感のない相場展開が続きそうです。
損失を出しやすいマーケットですので、様子見することが最善だと思います。
ニューヨークダウは、IBMやP&Gなど好調な四半期決算を発表した銘柄が買われ 、前日比171.14ドル高の24,575.62ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、横這いで、暫定値ながら前日比変わらず2.739%で引けました。
原油価格は、EUがイラン産原油を輸入を計画しているとの報道を受けて下げ、前日比0.39ドル安の52.62ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前日比0.6ドル高の1,284.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米中貿易協議が3月1日の期限までに合意に達するとの見通しを米政府高官が示したと伝わり、一時110.00近辺をつけましたが、その後、米株が下げ、米長期金利も急低下したことから、109.39近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1394近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、124.94近辺まで上昇しました。
ドル/円は、値ごろ感からできたショートが米中貿易協議合意観測をきっかけに切らされた相場でした。
チャートを見ていると、この形状は、あの時の形状に似ているので、同じような動きになるのではないかと考えることは、結構あると思います。
しかし、酒田五法でも、「相場の型、人の顔同じものなし」と戒めています。
つまり、チャートの形状は、似てはいても、同じものではないということです。
それよりも、気をつけなくてはならないことは、多くのマーケット参加者が、同じように「この形状は、あの時と似ている」と思い、知らぬ間にポジションが同方向に積み上がっていることは、往々にしてあります。
その結果、ポジションが大きく偏り調整が入りやすくなりますので、これに巻き込まれないようにしなくてはなりません。
酒田五法は、さらに「型にとらわれず、ただ勢力だけを判断する」と説いています。
つまりは、過去の形状との相似にとらわれず、目の前にある相場自体の勢いが、買いが強いのか、売りが強いのかを、素直に見ることが大切だということです。
したがい、勢いのあるなしや買いか売りのどちらの勢力が強いのかなど、いろいろな場面を経験することによって、値動きから読みとれるようになることが必要です。
ロンドン勢は、オープン前に打診的に、ドル/円、クロス円、EUR/USD、GBP/USDなどを買ってきています。
彼らは、東京タイムで何が起きたかは仔細に調べ、すでにできているポジションを読んでいることは、間違いのないことです。
日本時間午後4時、彼らは、いつものようにガツンと入ってくると思います。
ドル/円、クロス円は、大きく買い戻され、高値圏にいます。
こうなると、新たに戻り売りが出やすくなりますが、それでまた新たにショートが出来、上がるきっかけを作ることになります。
レベル感からの売りには注意が必要です。
マーケット参加者の多くが、根がベア(弱気)のため、少しでも相場が下がると、ショートが溜まりやすいようで、今日は、日経平均、ダウ先物の買戻しで、ショートが炙り出されているもようです。
やはり、月後半という時期が悪そうです。
つまり、職業ディーラーは、一般的に、月前半は、積極的に攻めますが、月後半は、儲けを漏らさないように守りに入りますから、どうしても消極的になります。
リスク回避が、再びマーケットのテーマになってきているようです。
ただ、まだ、かなり慎重のようで、今のところ、リスク回避のドル買い円買いは、押し戻されています。
やはり、1月の残りは、あまりポジションを長く持たず、短期勝負で行くのが良いように思います。
ニューヨークダウは、IMFが2019年の世界経済の成長率見通しを下方修正したことや、発表された中国の2018年の実質経済成長率が28年ぶりの低さだったことから売られ、前週末比301.87ドル安の24,404.48ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株安、原油安を受けて低下し、暫定値ながら前週末比0.045%下げて2.739%で引けました。
原油価格は、IMFの世界経済の成長見通し下方修正を受け売られ、前週末比1.23ドル安の52.57ドルで引けました。
金価格は、米株安を受けてリスク回避買いが入ったものの、世界景気の減速懸念から銅など工業金属が下げたことが波及し、前週末比0.8ドル高の1,283.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、IMFの世界経済の成長見通し下方修正が株安、長期金利低下を呼び、これを受けて一時109.15近辺まで売られましたが、その後、109.44近辺まで反発しました。
EUR/USDは、一時1.1336近辺まで売られた後、1.1374近辺まで一時反発しました。
EUR/JPYは、リスク回避からユーロ売り円買いから、一時124.04近辺まで売られましたが、その後一時124.33近辺まで反発しました。
半月以上の調整相場の末に、リスク回避のドル買い円買い相場が一時再来しました。
相場は、人を虜(とりこ)にします。
相場が面白くてたまらなくなると、寝る間も惜しんでトレーディングしたり、逆に相場がアゲンスト(不利)になると、気になっておちおち寝ていられなくなって、睡眠不足に陥ることになります。
為替相場は、月曜日早朝から土曜日早朝まで、ノンストップで、動いています。
したがい、相場とのつき合い方を間違えると、面白くても、苦しくても、体力を相当消耗することになります。
しかし、それでは、相場との長いつきあいはできません。
長く相場とつき合いたいとお思いであれば、それに応じたつき合い方をすることが必要です。
長くつき合うためには、なによりも、寝る時間を確保することが大切です。
そのためには、寝る時はポジションスクエア(ポジションなし)が本当は良いのですが、トレーディングをしている以上は、そうとばかりも言ってられませんので、ポジションをキャリーするにしても、少なくともロスカットを入れて、割り切って寝る習慣をつけることです。
ポジションを持ったことによって湧き上がる、欲望、恐怖、悔しさ、焦り、固執といった感情を、割り切れるようにすることです。
寝る時間の長さは、個人差があると思いますが、少なくとも、ご自分が寝不足にならないだけの睡眠時間をとることです。
また、相場とうまくつき合うためには、ご自分が得意とする時間帯あるいはマーケットを見つけて、効率の良いトレーディングが出来るようにすることも、睡眠時間確保のためには必要です。
ロンドンは、結構執拗に、ドル/円、クロス円、EUR/USD、GBP/USDなどを売りましたが、下げ切れず、調整となっています。
ロンドンは、まぐろのように動いていないと生きていけませんので、下がダメなら、上を試し動き続けていなければなりません。
株安からリスク回避の円買いが強まりました。
これまで、1月3日の急落以降の調整局面が続いてきましたが、もう一度円の高値を確かめる局面に入った可能性があります。
ドル/円は、また売ってきたことで、さらにショートになるのだと思います。
スクラップ アンド ビルトという言葉があります。
意訳すれば、「既存の体制(ドル安志向)をぶっ壊して作り直す」ということで、今のドル/円には必要なことではないかと思います。
東京タイムは、めずらしく、ドル/円の買いで入ってきました。
しかし、すぐあきらめたようです。
この前の日曜の週間見通しでも、「(ドル/円は、)1月後半は高値圏形成に費やされるものと見ています」としましたが、そんな感じです。
ドル/円を、1時間足で見ますと、横ばいになっています。
しかし、だからと言って、ポジションがショートからスクエア(ポジションなし)になったとは思いません。
キング牧師生誕記念日の祝日で、ニューヨーク市場は休場でした。
為替相場では、ドル/円は、109.60-70近辺で横這い推移でした。
EUR/USDは、1.1360-70近辺を中心とした横這い推移でした。
EUR/JPYは、124.60から124.70に向けてジリ高でした。
祝日で動意薄のマーケットでした。
特に、為替相場はそうですが、マーケットの大勢が、今、どうなってほしいのか、あるいは、どうなってほしくないのかというマーケット心理を読むことは、大変重要です。
相場というものは、大勢の見方の逆に行くことが多く、それだけに、その時の大勢の見方を知ることが大切です。
なぜ、大勢の見方の逆に相場が進みがちかと言えば、たとえば、大勢の見方がドルブル(ドルに強気)になれば、マーケットのポジションもドルロングに偏ります。
そして、ロングのポジションが膨らめば膨らむほど、相場は復元力が強まり、そのためショート方向に動きやすくなります。
ということは、大勢の見方の逆にポジションを張ることが、収益チャンスにつながるということになります。
つまりは、大勢の思惑がはずれて、ストップロスが集中する時が、もっとも相場がパワフルに一方向に行く時であり、そこを悠然と利食うことが、トレーディングの真骨頂だと言えます。
逆に言えば、マーケットの大勢の見方を正確に把握していないと、思わぬ損失を被ることになりますので、大勢の見方を読むのは、真剣勝負だと言えます。
それでは、大勢の見方を読む方法ですが、新聞やネットを通じて、今どんな見方に偏っているかを知ることです。
ただし、大勢の見方は、時々刻々変化しますので、その変化を捉えることが重要になり、それは、やはり経験の蓄積が必要になるものと思われます。
結局、ドル/円は下げ切れず、ジリ高気味になりました。
まだまだ、ショートは切れていないということです。
むしろ、1月3日の急落を思い出し、さらに売り上がっている可能性すらあると思います。
ロンドンに入って、ユーロは、基本的に買い気です。
ただ、それほど伸びはありません。
ドル/円は、戻りが弱い状況です。
EUR/JPYの上値が重いです。
EUR/JPYは、日足で見ると、大きな意味で二番底の形成に失敗して、続落の可能性があります。
東京・アジア勢が思いの丈をぶつけてくる9時台になりました。
ドル/円で売り、EUR/USDで買い、つまりドル売りになっています。
先週末、一番印象に残ったのは、EUR/USDの下落でした。
それまで、執拗に買いが出ていたのが、嘘のように一気に下げました。
昔、先輩ディーラーから、相場で本当に儲けるのは、大金持ちかハングリーな貧乏人のどちらかだという話を聞いたことがあります。
その理由は、まず、ハングリーな貧乏人の場合、失うものがないため、捨て身で貪欲に相場を追うことができるからだということでした。
尚、あくまでも、ハングリー精神を持っていなければなりません。
それに対して、大金持ちは、リスクに対する許容度が大きく、多少のアゲンスト(不利)にも鷹揚に構えていられるからだということでした。
どちらも、なるほどと思いますが、私自身は、お金持ちではありませんが、お金持ちスタイルが好きです。
やはり、相場と長く付き合うためには、あまり自分自身にプレッシャーを与え過ぎないことが良いように思うからです。
ただし、ここ一番では、貪欲に相場を追うというハングリーな貧乏人スタイルのマインドも持ち合わせておくべきだと思います。
基本的には、大金持ちスタイルを選ぶのも、ハングリーな貧乏人スタイルを選ぶのも、人それぞれのお好み次第ですが、どちらを選ぶにしても、自分にはどちらがよりフィットするかを、よく検討することが必要です。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.目先の展開は?
2.2月以降を見据えて
3.GBP/USDについて
【1.目先の展開は?】から一部
「ドル/円は、今月後半は高値圏形成か?
EUR/USDは、今月後半は、まだ強い2つの移動平均線に挟まれて動きづらいか?」
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1/18(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「相場の分かれ目 二番底」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
5日移動平均線は、短期的な強いサポートになったり、強いレジスタンスになったり、あるいは相場の転換を示唆したりして、結構重宝なものです。
たとえば、短期のサポートでは、実勢値が上がれば上がるほど、5日移動平均線は鋭角的に上昇してきますので、一時的な押しがあっても、5日移動平均線の水準で跳ね返します。
短期のレジスタンスでは、実勢値が下がれば下がるほど、5日移動平均線が鋭角的に下がってきますので、一時的な反発があっても、5日移動平均線の水準で下に押し返します。
場合によっては、5日移動平均線を、一時的に通り過ぎてしまうこともありますが、この平均線が依然鋭角的であれば、元に戻ってくることが多く見られます。
要は、サポートにしてもレジスタンスにしても、5日移動平均線が鋭角的に推移している間は、短期トレンドをしっかりと守ってくれる場合が多いと言えます。
しかし、5日移動平均線が実勢値に接近してきて、しかも実勢値がトレンド方向に進みにくくなって停滞すると、短期トレンドを守り切れなくなります。
特に、5日移動平均線が水平になると、今までのトレンドが終わり、相場が転換する可能性が高まります。
ニューヨーククローズあるいは東京オープンの水準が、それまで上昇トレンドできたのなら5日移動平均線を下回るか、それまで下降トレンドできたのなら5日移動平均線を上回るかで、相場転換の可能性が確認されます。
この状況になると、今まであれほど堅かった下値を、また今まであれほど重たかった上値を、スーッと抜けていきますので、十分警戒しておくことが必要です。
ニューヨークダウは、中国政府が米国からの輸入を大幅に増やして、2024年までに対米貿易黒字をゼロにする提案をしていたと報じられた事を受けて買われ 、前日比336.25ドル高の24,706.35ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.036%上げて2.786%で引けました。
原油価格は、米中摩擦の緩和期待から買われ、前日比1.73ドル高の53.80ドルで引けました。
金価格は、米中摩擦の緩和期待から売られ、前日比9.7ドル安の1,282.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、中国が対米貿易黒字解消に向けて行程表を提示したと報じられ、一段高となり、一時109.89近辺をつけました。
EUR/USDは、ニューヨークに入ってから売られ、一時1.1353近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、一時124.97近辺をつけ、その後は、小緩んで124.70近辺で落ち着きました。
ドル高基調での越週となりました。
相場がどうなるかと、意識的にいろいろと考えようとしも、なかなかまとまった考えが浮かんでこないものです。
しかし、おぼろげではありますが、たとえば、ジグソーパズルのピースのように、いろいろな材料がまとまりなく頭の中に浮かぶことがあります。
そしてあるきっかけで、ピースが全部納まるべきところにいっぺんに納まると、全体像がぱーっと開けて見えることがあります。
こうして全体像が見えた瞬間は、「なんだ、そうだったのか」と本当に感動するものです。
この感動は、一度ならずも、何度でも味わうことが出来ます。
要は、色々な材料を否定せずに、手駒として持っておくことです。
もっと、具体的には、頭に浮かんだ材料を、忘れないようにノートに記録しておき、ひまがある時に、読み返してみることも大事だと思います。
また、心のどこかに引っかかるような材料というものがあります。
これは、決して、気のせいと片づけてしまわずに、やはり記録するなりして、記憶に残すことが大切です。
なぜなら、心に引っかかるということは、何がしかのサインを送ってきているものであり、それをないがしろにはしないことです。
このように非科学的とも思えることも、儲けるために使えるのならなんでも使ってしまおうという柔軟な姿勢が肝心だと思います。
ロンドンも、ドル/円、EUR/JPY、そしてEUR/USDの上をしつこく攻めています。
余程大きなショートのストップロスでも、上に見えるのかもしれません。
強引さを感じます、
本日は、スタッフ多忙につき、ツイッターのインタビューは、こちらからお送りします。
1月3日に、ドル/円、クロス円が急落してから半月経った。
話題も尽き、調整になっても仕方がないと思う反面、今のドル/円、EUR/JPYは、むしろ買いで攻めているようにも思う。
もうあまりのめり込むほど若い相場ではないと思う。
目先は、米国が対中貿易関税引き下げを検討との一部報道やEU離脱を巡る2回目の英国民投票が実施されるのではないかという期待から、リスクが回避された(リスクオン)としてのドル売り円売りとなり、EUR/USDもGBP/USDもドル/円もクロス円も買い気です。
要は、ショートカバー(買戻し)が起きているということです。
言い換えれば、それだけ1月3日のドル/円、クロス円の急落は、意識に残る鮮烈なものだったのです。
EUR/USDは、買いの抵抗もきついですが、上値もかなり重くなっています。
問題は、投資家動向です。
特に、EUR/USDは、投資家の資金移動によって起きるフロー(資金の流れ)によってトレンドが作られます。
ドル/円のジリ高は、まだ終着点が見えません。
やはり、大規模な買戻しが必要な気がします。
ニューヨークダウは、米国が対中関税の引き下げを議論しているようだとする一部報道を受け、米中貿易摩擦が和らぐとの期待から買われ 、前日比162.94ドル高の24,370.10ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米国が対中貿易関税引き下げを検討との一部報道を受けて上げ、暫定値ながら前日比0.023%上げて2.745%で引けました。
原油価格は、株安局面で売られ、前日比0.24ドル安の52.07ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面では売られ、前日比1.5ドル安の1,292.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米国が対中貿易関税引き下げを検討との一部報道を受け買戻しが集中的に出て、一時109.40近辺まで上昇しました。、
EUR/USDは、一時1.1370近辺まで下げましたが、大方1.1380-90近辺での推移でした。
EUR/JPYは、米国の対中貿易関税引き下げ報道を受けたドル/円の上昇に連れて、一時124.68近辺をつけました。
ドル/円は、上げても上げても戻り売りが出るため、ドルショートが切れず、ジリ高が続き、結局ショートがあぶり出される結果となっているものと思われます。
一気に急騰してショートが解消しないと、このジリ高スパイラル(連鎖)は終わらないと思います。
リアルタイムチャート(以下チャート)を見慣れてくると、買いが強そうだとか、売りが強そうだとか、ニュートラル(中立)な状態だとか、体感的にわかってくるものです。
体感的にわかるようになるためには、チャートを素直に見ることが大切ですが、この「素直に見る」ということが、結構難しいものです。
というのも、特にポジションを持っていると、どうしても自分のポジションに都合が良いように、知らず知らずにチャートを見ようとしがちです。
それは、たとえば、体感的には買い気が強いと感じながらも、あえて自分が理性と思っている考えで、その感覚を否定しようとすることもあると思います。
しかし、チャートを素直に見られるようになるためには、自分が理性と考えているものに捕らわれず、自然体で重いか堅いかどちらでもないかを感じるように心掛けることが必要です。
そして、チャートを素直に見られるようになると、たとえば、私の場合、買いが強いと首筋から頭の側面に掛けて圧迫を感じたり、売りが強いと前頭部が上から押されるように感じたり、ニュートラルであればどこにも圧迫を感じないといった具体的な感覚を持つようになります。
どういうふうに感じるかは、人それぞれだと思いますが、この感覚を見につけると、相場を見る上で、大変重宝します。
ドル/円、クロス円が、引き続き下げています。
戻りが限られ、上値の重さがわかります。
ドル/円、クロス円が、重くなっています。
下値リスクに警戒が必要です。
ドル/円で、かなりの売りが出たもようです。
しかし、基本的には値ごろ感からの売りですから、いったんショートカバー(買戻し)で減ったショートポジションが、また増えているだけだと思います。
ただし、現状水準の揉み合いは、まだしばらく続くのではないかと見ています。
東京オープン後、ドル/円、クロス円で売りが出ているが、下がりづらいのではないかと見ています。
むしろ、さらにショートになって上がる可能性も十分あります。
ドル/円は、相変わらず高値圏が続いており、依然として、マーケットにショートが残っている可能性が高そうです。
今となれば、109円台は、相場の中でも高い水準で、戻り売りはできても、買える水準ではないという印象をマーケットは抱いていると思います。
だからこそ、ショートが切れず、相場は下がらず、むしろ更なる上昇の可能性があります。
ニューヨークダウは、米金融大手のゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカが発表した四半期決算を好感した買いが強まり 、前日比141.57ドル高の24,207.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.012%上げて2.724%で引けました。
原油価格は、発表された週間在庫統計で米国のガソリン在庫が増加したことから売られたものの、米株高を受けて上昇に転じ、前日比0.20ドル高の52.31ドルで引けました。
金価格は、英議会が内閣不信任案を否決しましたが、EU離脱交渉への不透明感は続くという見方から買われ、前日比5.4ドル高の1,293.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、マーケットがショートでジリ高が続きましたが、109.00突破でロスカットが集中し、一時109.20近辺まで急騰しました。
EUR/USDは、ニューヨークに入り、1.1400-10近辺での揉み合いが続きましたが、ドル/円の急騰を受けて、1.1390-95近辺に軟化しました。
EUR/JPYは、ドル/円に連れてジリ高となり、その後ドル/円が急騰したことから、一時124.42近辺まで上昇しました。
ドル/円の根強い先安感から、戻り売りによるショートが増えこそすれ減らず、そして我慢ができなくなってロスカット集中という典型的なジリ高後の急騰となりました。
これで、ポジションはスクエア(ポジションなし)に近くなるため、高止まりとなるものと見ていますが、値ごろ感からまた売ると、もう一段の上昇もあり得ると思います。
相場の分析には、テクニカルもあればファンダメンタルズもあります。
私は、もともとテクニカル派で、今もチャート分析をしています。
しかし、テクニカル分析だけで相場のすべてを見通すことは出来ないと思っています。
むしろ、大相場になると、テクニカル分析が役に立たなくなることもあります。
たとえば、急落相場になると、オシレーター系のストキャスティクスなどは売り過ぎのサインを出し、やや値を戻すと買いサインが出します。
しかし、アゲンスト(不利な)のポジションを早く投げてマーケットから脱出したいと思っているマーケット参加者は大相場では多く、そんな買いサインにはお構いなしで売ってきますので、さらに下落してしまい、テクニカルサインがワークしません。
一方、私は、ファンダメンタルズ分析も重要だと思っていますが、それだけでは相場のすべてを見ることはできません。
つまり、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、さらにマーケットセンチメント(市場心理)を読んだり、マーケットポジションを推理したり、値動き分析をするなど、つまりいろいろな分析法を駆使して相場を見ること大事だと思っています。
そして、いろいろなアプローチをした上で、相場のストーリー(筋書き)をイメージすることが大切です。
決して完璧を求めず、いろいろな分析から受ける素直な印象によるラフなストーリーで良いと思いますし、相場の材料はどんどん変化していきますので、固執しないことです。
したがい、ストーリーの調整は、常に必要です。
しかし、ストーリーを考えることは、知的ゲームのようであり、結構面白いものだと思っています。
EUR/USDの買いの抵抗も、結構きついです。
ドル/円は、反落気味です。
しかし、基本的には、ショートだと思います。
ロンドンに入り、ドル/円が反転上昇気配となっています。
EUR/JPYの下げを誘導するようにドル/円は売られていましたので、結構ショートになっていると思われます。
EUR/JPYの買戻しに押され、EUR/USDもやや買いになっています。
東京午前は、ドル/円を売って、EUR/JPYを落そうとしました。
注目したいのは、ロンドンタイムです。
ロンドンで、ユーロ安が本格化するならば、ここのところの円主導の相場からユーロ主導に転換する可能性があります。
昨日発表された2018年の独GDP成長率は、1.5%と5年ぶりの低水準にとどまりました。
一方、やはり昨日、ドラギECB総裁は、ユーロ圏経済は景気後退に向かっていないとしつつも、減速期が予想よりも長引く可能性があるため、ECBによる支援が引き続き必要との見解を示しました。
このふたつのことから、少なくともEU経済は、注意しなくてはならない状況にあることがわかります。
1時間足で見ますと、ドル/円は、下値が切り上がり、売り上がってショートになっている値動きをしています。
一方は、EUR/USDは、上値が切り下がり、買い下がってロング(ドルショート)になっている感じです。
ニューヨークダウは、予想を上回る四半期決算を発表した医療保険のユナイテッドヘルス・グループが買われたことで押し上げられ 、前日比155.75ドル高の24,065.59ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株高を受けて上げ、暫定値ながら前日比0.007%上げて2.709%で引けました。
原油価格は、中国政府が景気下支えに動くとの見方が強まり、前日比1.60ドル高の52.11ドルで引けました。
金価格は、米株上昇を受けて売られ、前日比2.9ドル安の1,288.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、英議会下院は、EUと合意したEU離脱案を採決し、反対多数で否決しました。
GBP/USDは、投票結果を待つ間は、1.2900近辺から1.2700近辺まで大きく売られ、発表直後さらに1.2669近辺まで売られましたが、「噂で売って、事実で買う」を地で行く買戻しが大きく入り、1.2889近辺まで一転して反発しました。
ドル/円は、ニューヨークタイム、買いが強まり一時108.77近辺まで上昇したもの、英議会がEU離脱案を否決しGBP/USDが急騰すると、一時108.37近辺まで下落した後、106.73近辺まで反発しました。
EUR/USDは、2018年の独GDP成長率が1.5%と5年ぶりの低水準にとどまったことから急落となり、さらにGBP/USDの下落に連れてさらに下げ、一時1.1382近辺をつけた後、英EU離脱案否決後のGBP/USDの反発を受け、1.1418近辺まで連れ高となりました。
EUR/JPYは、予想外に弱かった独GDPを受け、急反落となり、その後も一時的な反発はあったものの、結局123.40近辺まで下落した後、英EU離脱案否決後のGBP/USDの反発を受け、124.06近辺まで連れ高となりました。
実にへそ曲がりなGBP/USDらしい相場展開に、他の通貨ペアが振り回された格好です。
俯瞰(ふかん)とは、高い所から見下ろして眺めることを意味していますが、相場も俯瞰してみることが大切です。
ご存知のように、具体的な相場における俯瞰の対象は、チャートです。
皆さんご自身の相性にあった時間足で、このチャートをご覧になっていることと思います。
それが、1分足であっても、5分足であっても、1時間足であっても、ご自分にフィットするのであれば、どれでも構いません。
ただ、いつも見ているチャートで、イメージが湧かなくなった時は、迷わず長いチャートをご覧になってみることをお勧めします。
1分足や5分足をご覧になっている方が1時間足を、1時間足をご覧になっている方が8時間足とか日足をご覧になってみると、相場をいつもより広い範囲で眺めることが出来、今自分がどこにいるのか、またこれからどっちに相場は向かおうとしているのかを把握するのに、大変役に立ちます。
それが、相場を俯瞰するということです。
私自身が俯瞰する上で重宝している期間は、8時間足、日足、週足、月足です。
中でも、全体像をより把握するという意味では、週足、月足が、重要だと思っています。
今日は、英議会のEU離脱案採決がありますので、十分警戒して下さい。
なにしろ、ポンドは全くどんな結果に対してどんな反応をするかなど、予見ができません。
どんなことが起きるのか、高見の見物をするのが一番だと思います。
ドル/円、クロス円の1時間足を見ますと、まだ高値圏に張りついており、ショートであることがわかります。
これから、東京・アジアのポジションを嗅ぎ分け、スクイズ(ポジションを切らせる)することを得意とするロンドン勢が参戦してきますので、十分な警戒が必要です。
本日午前8時台からのEUR/JPYの上昇は、確かに、今日が5・10日(ゴトウビ)で輸入決済のドル買い円売りが多かったこともあります、
しかし、仲値が決まる午前10時頃を過ぎても下がらず、むしろ上がってしまったことで、マーケットが思いのほかショートであったことがわかりました。
現状は、124.61近辺の高値をつけた後、一服していますが、1月11日22時からの連続陰線の中に入ってきているため、この連続陰線という窓を埋めに行く(リターンエース)の可能性があります。
EUR/JPYで買いが結構出ています。
しかし、日足のチャートを見る限り、いったん一番底から反発した高値から鋭角的に下げてきています。
この鋭角的な下げに抵抗して買い上げるには、相当なエネルギーが要るものと思います。
今日は、ご存知のように、英議会でEU離脱案の採決があります。
ポンド自体、どういう結果にどう反応するかは、予測がつかず、非常にリスクが高いものと思われます。
ポンドには触らないことが賢明だと思います。
ニューヨークダウは、中国景気の減速懸念で売られ 、前週末比86.11ドル安の23,909.84ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、横這いとなり、暫定値ながら前週末比変わらずの2.700%で引けました。
原油価格は、中国景気の減速による需要減懸念から売られ、前週末比1.08ドル安の50.51ドルで引けました。
金価格は、中国景気への警戒感から逃避的な買いが入り、前週末比1.8ドル高の1,291.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、中国の貿易統計が弱かったことから、一時107.99近辺まで下落後、108.36近辺まで反発し、108.20近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.1460~1.1480近辺で横這い推移でした。
EUR/JPYは、ドル/円に連れ、一時123.77近辺まで下落後、124.34近辺まで反発し、124.05近辺に落ち着きました。
GBP/USDは、EUからの離脱合意案の議会採決を15日に控え、離脱延期・中止をめぐる思惑的な買いが入り、一時1.2930近辺まで上昇しましたが、その後軟化しました。
15日の英議会でのEU離脱案採決というリスクにマーケットは全体的に警戒的になっているものと思われます。
オーバーシュート(overshoot)は、行き過ぎを意味しています。
市場参加者の多くが、相場の上げや下げは、このあたりまでと予想している水準を突き抜けて、さらに相場が進むことを言います。
オーバーシュートの典型的な例としては、よく金曜のニューヨークの流れを汲んで、月曜のオセアニアでさらに相場が延伸することが上げられます。
しかし、ニューヨークの延長線で、オセアニアで行くだけ行ってしまうと、短期間にポジションが大きくショートなりロングなりに偏り、その後相場が反転することが、傾向的に多いと言えます。
したがい、月曜の早朝の逆張りはうまく行く場合があると言えます。
また、発表された重要経済指標が、マーケット参加者の想定したものと大きく異なる場合は、ロスカットが集中することになります。
ロスカットは、期待を裏切られたマーケット参加者が、プライス度外視で、出切るだけ早くポジションを投げて損失を確定し、マーケットから脱出しようとしますから、パニック的な売り買いにオーバーシュートすることがよくあります。
この場合は、パニックで上げか下げかに猛烈な勢いで動いている相場ですので、逆張りは、大変危険です。
このように、オーバーシュートにも、それぞれの状況がありますので、逆張りで行って良い時、悪い時を見分けられるよう経験を積むことが必要です。
ドル/円、クロス円で、買いが強まっています。
ショートスクイズだと思います。
ショートスクイズ:ショートポジションを買い戻させようとする動き
さすがに、明日に英議会のEU離脱案採決を控えたGBP/JPYは、上がりません。
本日は、スタッフがお休みですので、ツィッターのインタビューは、こちらからお送りします。
特に、EUR/JPY、CAD/JPYの4時間足できれいに出ているが、クロス円で二番底を形成しようとしているものと見ている。
今日は、EUR/USDとCAD/JPYで相場が動くサインが出ていたが、まさにこの二番底テストを示唆しているものと思う。
一番底が、たとえば、EUR/JPYで、121.50近辺だから、まだ現状水準から結構あり、試しがいはあると見る。
ロンドンは、アジア勢が、ドル/円、EUR/JPY、GBP/JPYがショートと見て、買いで入ってきています。
ある意味、定石を踏んだ動きです。
ダウや日経平均の先物安を受けての、円買いのようです。
要は、円高志向が、依然として強いことがわかります。
ただ、ここで、気をつけておかなければならないのは、相場が一方向に動くには、一方向へのフロー(資金の流れ)が必要であり、実際、今、そういうフローがあるのかということです。
円買いも一服です。
東京不在で動きづらそうです。
ただし、日足のボリンジャーファイブ(期間:5、偏差:2)によりますと、今日は、EUR/JPYとCAD/JPYに、相場が動くサインが出ています。
閑散です。
静かに円買いが進んでいます。
円の先高感が強いものと思われます。
相場が既に動き出した後に、それを追うように動き出した方向をフォローするニュースや経済指標発表が舞い込んでくることがよくあります。
このことを、ディーラーの間では、「相場が先にあって、理由が後からついてくる」と言います。
このような状況は、私自身も何度も経験をしていますが、不思議なものです。
特に、インターバンクで一番バリバリやっていた頃は、自分にとって何かリスクが迫っていると感じた時は、背中がゾクゾクし、総毛立ったものでした。
なぜだろうと、考えてみましたが、あえて言えば、多くの人が、チャートなどから同じような方向感を持つことになり、実際に多くの人がその方向感に従って、ポジションを張るあるいはアゲンスト(不利)になる可能性のあるポジションを手仕舞おうとするため、相場が早めに動くのではないかと思っています。
こうしたポジション移動が生じることで、相場が理由より先行して動いてしまい、それを追認する形で理由が後からついてくるのではないかと見ています。
特にアゲンストになる可能性があると感じた時は、沈没する船から前もってねずみが群れを成して逃げ出すような本能的な危機意識ということも絡んでいるのかもしれません。
「相場が先にあって、理由が後からついてくる」を経験すると、自分だけに先を読む能力があるのではないかと思いたくなるものですが、大方の人にこの予知能力があるものと見ています。
ただし、その予知能力を、「気のせい」として、自ら否定してしまっていることも多いように思いますが、やはり、自らの予知の能力を信じることも必要だと思います。
1/11(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「値動き分析から見る新年相場」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円の年初来の相場展開の意味は?
2.ドル/円の今週の相場展開は?
3.EUR/USDについて
4.GBP/USDについて
5.EUR/JPYについて
【2.ドル/円の今週の相場展開は?】から一部
「反発の可能性が高いが、新しいレンジ水準の模索と捉えるべきか。
1月後半は、次のトレンド前の調整期間と位置づけ、軽いタッチでのトレードが賢明か?」
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複数人のマーケット関係者に対して今後の為替見通しについてインタビューした記事が、たとえば日曜の朝刊に出たりしますが、これを見るのを楽しみにしています。
なぜかと申しますと、複数のマーケット関係者の見方が上げか下げかに偏ることが、すなわち、マーケット参加者の大勢意見でもあることが多いと見ているからです。
大勢意見に従い、実際にマーケットのポジションも一方向に偏り、その結果相場は逆方向に向かいやすくなります。
したがって、そうした記事の見方としては、マーケット関係者の見方を鵜呑みするのではなく、ブル(強気)の見方が多いのか、ベア(弱気)の見方が多いのかを、客観的に見比べてみることが大切です。
また、相場観がほぼ間違いなく実際の相場の裏目に出る人のことを、逆指標あるいはネガティブ・インディケーターと呼んでいます。
当たったり当たらなかったりでは困りますが、ほぼ一定して見方が誤っているネガティブ・インディケーターだと周囲が気づくと、結構大事にしてもらえます。
特に、逆指標の人がこれはという時に使う言い回しというものがあります。
たとえば、その言葉が、「まさに」とか、「かなりの確率で」と言った確信を得たものであったら、その言い回しを使って熱く語る相場は、逆方向に向かうという点で狙い目になる可能性が高いと思います。
ニューヨークダウは、利益確定売りから6営業日ぶりに反落し 、前日比5.97ドル安の23,995.95ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.045%下げて2.697%で引けました。
原油価格は、9営業日続伸とあって利益確定売りが優勢となり、前日比1.00ドル安の51.59ドルで引けました。
金価格は、米株が6営業日ぶりに反落したため買われ、前日比2.1ドル高の1,289.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、108.15~108.60近辺で上下し、最終的に強含みとなりました。
EUR/USDは、大口のロスカットの売りが出たといううわさもありましたが、定かではない中急落し、一時1.1458近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて下げ、一時124.23近辺をつけました。
総じて、市場に残るポジションが整理された日だったと言える1日でした。
新年相場が、とりあえず一服したものと見ています。
順調に相場に乗ってトレード出来ていたと思っていたら、急にトレードがうまくいかなくなることがあります。
それを、自分のトレードがうまくなくなったと捉えるかもしれません。
しかし、多くの場合、相場自体が変わってきているサインだと考えています。
そして、相場が本当に変化しているかの目安として、私の場合、連続して3回負けたら、相場が変わったと見ています。
つまり、相場が変わってしまうと、今までのトレードの仕方では儲からなくなります。
よくあるケースのひとつとしては、トレンド相場からレンジ相場に変わってきた局面で、たとえば上昇トレンドなら、今まで買って持ち続ければ儲かったものが、レンジ相場になり、特にレンジ相場の入り口では、非常に荒っぽいアップダウンになり、この時点で、ポジションを持っていると、もみくちゃになります。
また、レンジ相場からトレンド相場に変わる局面では、それまでのレンジ相場で、逆張りが結構うまくいっていたものが、トレンド相場になって、逆張りしたら、そのまま相場は突き抜けて、さらにどんどんアゲンスト(不利な)方向に進み、どうにもこうにも首が回らなくなってしまうことがあります。
こうした相場の変化が明らかになる前に、今までのトレード方法では儲からなくなったり、あるいは儲かってもそれまで程儲からなくなるという前兆が結構ありますので、その点には気をつけて見ておく必要があります。
今日のFX経済研究所(日経CNBC)で、ちょっと舌足らずでしたので、補足しておきます。
1月3日のドル/円の大急落で、実はひと相場終わってしまって、あとは残務処理の相場になり、目先値幅は限られるだろうと申し上げました。
それは、確かに目先は、そうだと思っていますが、今年年間という意味では、大相場の年だと依然として思っています。
方向は円高、100円テストもあり、それ以上の円高もありうると思っています。
ただ、新年相場という意味では、とりあえずはひと段落ではないかと考えています。
GBP/USD、GBP/JPYが、下落です。
突発的に動きますので、とても手が出せない通貨です。
ドル/円も押され気味です。
EUR/USDが買い気、ドル/円が買い気で、EUR/JPYが買いになっています。
4時間足で見ますと、EUR/JPYは、まだ12月31日の19時頃からの125.97近辺を起点とする連続陰線が埋まっていないようです。
まだ、リターンエース(広義の窓埋め)はありそうです。
ドル/円はやや重くなり、EUR/USDは底堅くなっています。
つまり、ドル安気味となっています。
しかし、ドル/円で言えば、1月9日の22時からの108.88近辺を起点とする連続陰線が出現している一方、EUR/USDでも、9日22時からの1.4505近辺を起点とする連続陽線が出現しており、依然としてリタ―ンエース(広義の窓埋め)の可能性があります。
既に、新年相場の終わりが近いかもしれないとお話しました。
そう思う、一番大きな理由は、今回のドル安円高相場のもととなったのは、米株、米国債10年物利回りの急落でした。
しかし、既に、米株も米国債10年物利回りも、回復してきているのに、為替だけは、まだドルの先安観は強いように思われるからです。
例年、新年相場は、1月15日頃で一段落つくことが多いです。
今日は、11日で、この週末は三連休、そしてその翌日が15日です。
いったんひと相場が終わるかもしれません。
ニューヨークダウは、米中貿易交渉の進展を好感した買いが続き 、前日比122.80ドル高の24,001.92ドルと2018年12月14日以来ほぼ1カ月ぶりで24,000ドル台を回復して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株堅調を受け上昇し、暫定値ながら前日比0.030%上げて2.740%で引けました。
原油価格は、米中貿易交渉の進展や主要産油国の協調減産期待から買い気となり、前日比0.23ドル高の52.59ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが軟化したことから売られ、前日比4.6ドル安の1,287.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、東京タイムに一時107.77近辺まで下げましたが、その後戻り売りが続きショートが切れず、ニューヨークタイムには、「バランスシートを正常に戻したい」とのパウエルFRB議長の発言も伝わり、一時108.51近辺まで反発しました。
EUR/USDは、前日の急騰で、マーケットがロングとなっていたため、ジリ安となり、一時1.1485近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、ドル中心の相場だったことから、124円台での揉み合い相場となりました。
ドル/円は、二番底も見て、1月3日以降の一連の新年相場も一服した可能性があります。
セリング・クライマックス(Selling Climax)は、下落相場の最終局面で、マーケット参加者がどこまで下がるかわからないという恐怖から、ロングの投げが殺到する局面です。
したがって、ダラダラと下落する局面ではなく、暴落に近いような下げ方をします。
しかし、経験則的には、底が見えなくなった時が底になる場合が多く、暴落で、マーケットが投げるべきロングを投げて、ポジションがショートに転じると、自立反転的に相場は戻すものです。
ただし、相場の神様も厳しく、底が見えなくなったから、これで返ってロングポジションを持っていて良いだろうと思うことは許さず、ことごとくマーケットに存在するすべてのロングポジションを解消するまで下げ続けると見ておくべきかと思います。
尚、今がセリング・クライマックスかどうかの見分け方は、戻りなくダラダラと下げてきた相場が、何かをきっかけにして、戻りがないままに下げの速度を早め、さらに損切りと思われる売りで下落が加速し、一種のパニック状態に陥っている時です。
感覚的に申し上げれば、下げがギュンと進んだ時が、セリング・クライマックスだと見ています。
セリング・クライマックスがあるからこそ、相場が正常化するとも言え、特に押し目買いを繰り返す相場には、必要な過程だと言えます。
ロンドンは、方向感なくレンジ内の取引に終始しています。
ジョバー(スキャルパーのこと)の腕の見せ所です。
マーケットのポジションや心理を、良く把握しています。
彼らは、マーケットに流動性を与えてくれます。
しかし、相場が荒れると、一切出てきません。
ジョバーの独壇場
ロンドンは、オープン前、ドル/円、クロス円で、打診売りをしてきたものの、今のところ堅く、オープン後、いったん買い戻しています。
堅ければ、買うというのが彼らの論理ですから、今度は買ってくるかもしれません。
ただ、トレンドは下だと思います。
ドル/円は、二番底を試そうとしているもようです。
一番底からの戻りの最終局面に入ってきており、これで107.67近辺を下にしっかりと割り込めば下落トレンドが再開だと思います。
ドル/円は、東京9時、今日は昨晩からの流れを汲んで、東京・アジア勢は売りから入ってきました。
しかし、ドル/円では、値頃感からの買いも入っているもようです。
また、買い遅れた一部実需筋が、下がったので買っているようにも思われます。
ドル/円も、再び強めになっていますが、クロス円も全般に強めです。
クロス円が強いのは、ドルが全体的に弱いためだと思われます。
ニューヨークダウは、米中貿易協議の進展と利上げ観測後退を受けて 、前日比91.67ドル高の23,879.12ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、利上げ観測後退を受けて下げ、暫定値ながら前日比0.014%下げて2.714%で引けました。
原油価格は、米中貿易協議の進展を受け、1カ月ぶりに50ドル台を回復し、前日比2.58ドル高の52.36ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前日比6.1ドル高の1,292.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、アトランタ連銀のボスティック総裁がFRBによる年内の利上げは1回にとどまるとの見方を示したことや、公表されたFOMC議事要旨で追加利上げに対して当局者が声明に記されたよりも慎重な姿勢を示ていたことから、ドル売りが強まりました。
ドル/円は、一時107.97近辺まで下落しました。
EUR/USDは、一時1.1558近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて上げ、一時125.09近辺をつけましたが、その後124.73近辺に軟化しました。。
ドル/円は、結局、ロングになっていたことが、下落を助長したものと思われます。
通常、為替のマーケットは、日本時間で月曜の早朝から土曜の早朝までノンストップです。
しかし、土曜の早朝から翌月曜の早朝までの間、マーケットが存在しないことは、よくご存知のことと思います。
このマーケットが存在しない期間、つまり週末に、イベントや紛争などが発生すると、そのことに対するマーケットの反応は月曜の早朝まで待たねばなりません。
そして、月曜のシドニーのオープニングレベルは、前週金曜のニューヨーククローズレベルから、大きくかけ離れたレベルになることがあります。
この週末を挟んだレベルが、自分にとって、アゲンスト(不利な)方向にかけ離れたために発生するリスクを週末リスクと言います。
問題となるのは、週末は毎週来ますので、週越えのポジションを持つことに、ある意味、多くのトレーダーは慣れっこになっていることです。
しかし、どの週末にも週末リスクは平等に存在していますので、リスクを回避するには、週越えのポジションを持たないか、あるいは少なくとも自分の体力の十分範囲内に収めることです。
もちろん、週末を挟んで、レート水準がかけ離れたことで、思わぬ利益が出ることもあると思います。
しかし、それはあくまでも、ラッキーだと思っておくことが大切です。
ドル/円の日足で見ると、極小のロウソク足が今日で3日目です。
そろそろ、上か下に放れるのかもしれません。
このズルズル下がってくるドル/円を見ていると、下げが妥当かと思えて来ます。
結局、ドル/円は、高止まりはできず、放っておくとズルズルと下がります。
腰が弱いというべきでしょう。
たぶん、人為的に支えられた相場なのだと思います。
米中次官級協議への期待から、日本株を含めアジア株が上昇し、リスクが回避されたとして(リスクオン)からドル/円にも買いが入っているもようです。
しかし、ショートの買戻しではなく、新規に買っているため、依然として買っていなければ下がってしまう相場だとは思いますが、異常に買いが強いため、いったん撤退し様子を見ることにしました。
ドル/円は、1月3日の急落後ジリ高が続けてきましたが、その原因は、急落を見て下げを確信したマーケットの大勢が、戻り売りを代わる代わるやったため、マーケットが恒常的にショートになってしまい、下がるどころかジリジリと上げてきていたためでした。
こうしたジリ高は、先安観が強いと結構長く続きます。
しかし、ジリ高も、結局どこかでは、終わりがやってきます。
ドル/円に、買いが断続的に入ってきています。
しかし、これは買戻しの買いではなく、新規のロングメイク(ロングポジションの造成)ではないかと見ています。
これまでの先安観からの戻り売りの繰り返しから、ロング志向にセンチメントが変わってきているように思います。
ニューヨークダウは、米中貿易協議の進展期待で買われ 、前日比256.10ドル高の23,787.45ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上げ、暫定値ながら前日比0.034%上げて2.730%で引けました。
原油価格は、主要産油国の減産で需給改善が期待されて買いが入り 、前日比1.26ドル高の49.78ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて売られ、前日比4.0ドル安の1,285.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムにショートカバー(買戻し)に一時109.09近辺をつけましたが、徐々に値を下げ一時108.44近辺をつけました。その後、米株反発やトランプ大統領から対中交渉順調との発言もあり、小反発しました。
EUR/USDは、ロンドンタイムに一時1.1469近辺まで反発したものの、その後1.1423近辺まで反落、そしてまた小反発するも上げきれず緩みました。
EUR/JPYは、124円台後半から前半に軟化しました。
1月3日のドル/円急落後の買戻しもほぼ一巡したものと見ています。
マーケットで生きていくための、生活の知恵のようなものです。
マーケットには、ビッグプレーヤーと呼ばれる、超大口のポジションを持っている人たちがいます。
しかし、彼らとて人の子、相場観が外れることも、当然あります。
そうした時、自分が間違っていると悟れば、さっさと手仕舞おうとします。
しかし、ここで問題は、ポジションが大き過ぎるため、十分な流動性(交換のしやすさ)がある時間帯に、いっきにポジションを手仕舞う必要があります。
その十分な流動性がある時間帯とは、三大マーケットと呼ばれる東京、ロンドン、ニューヨークのオープン直後です。
この時間帯は、マーケットがオープンしたばかりですので、相場自体に厚みがあり、また元気があります。
そこを狙って、怒涛の売りなり買いなりをしてきますので、いくらマーケットが厚い時間帯と言っても、急落あるいは急騰をします。
したがい、三大マーケットの寄り付き直後に、このような急激な動きをするようでしたら、ああ、ビッグプレーヤーの損切りが出ているなと見て、まず間違いはありません。
こうした超大口のロスカットをしている最中は、どこまで上がるか、あるいはどこまで下がるかはわかりませんので、押し目買い、戻り売りは危険です。
また、超大口のロスカットが出そうな時は、マーケットが急に静かになったりするなど予兆がありますので、なにかおかしいと感じたら、様子を見るほうがよろしいかと思います。
強含んだクロス円が軟化しています。
このため、ドル/円も軟化気味です。
ドル/円は、109円台に乗せてきました。
跳ねる感じはありませんが、買いもしっかりしています。
ドル/円の反落は、ひとつには、EUR/JPYで大きく売りが出たためだと思います。
そして、ドル/円自体としても、戻り売り志向が強く、108.70台では大きく売りが出て、にわかにできたロング筋が投げさせられたものと思われます。
こうなると、やっぱりドル/円は、売りということになり、戻り売りが改めて出やすくなり、ショートは切れないという状況がさらに続くものと思われます。
ドル/円は、基本的に、依然大勢は下げを見ているようです。
したがって、上がれば値頃感から売ってきているもようです。
こうなると、結局水準が上がっても、常にショートは減らず、したがって、結局は、ジリ高を続けるものと思います。
昨日のニューヨークでは、EUR/USDがリードする形で、ドル/円、EUR/JPYもジリ高となりました。
ただし、EUR/USDは、そろそろピークが近づいているようで、これ以上過度の期待は持たない方が良いように思います。
一方、EUR/JPYは、まだ上げ余地があります。
それを考えると、ドル/円の上昇でEUR/JPYは上がるのではないかと見ています。
ニューヨークダウは、米中貿易協議の進展を期待して買われ 、前週末比98.19ドル高の23,531.35ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上げ、暫定値ながら前週末比0.023%上げて2.691%で引けました。
原油価格は、サウジアラビアが原油の輸出量を削減するとの報道から買われ、前週末比0.56ドル高の48.52ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前週末比4.1ドル高の1,289.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、前週末のパウエルFRB議長の発言を受けて、米利上げが打ち止めになるとの見方から、リスクが回避された(リスクオフ)としてドル売り円売りとなりました。
ドル/円は、一時108.75近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、一時1.1483近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、一時124.79近辺まで上昇しました。
率直なところ、年初の急落を見てできたショートが、期待に反して相場が下がらず、買戻しが全体的に起きたということだと思います。
ロウソク足の実体とは、ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分です。
一般的には、上ヒゲの先端の高値、下ヒゲの先端の安値が注目されているのではないかと思います。
確かに、高値安値に注目する必要のある局面もあります。
しかし、私は、基本的には、実体部分が、過去の実体安値を下回ったり、あるいは過去の実体高値を上回ったりすることを重視しています。
それというのも、高値安値は、瞬間的につけたものなのに対して、実体は、その期間の取引の中心となった価格帯を示しており、その価格帯によって実体のそれまでの高値安値を抜けることで、相場の方向性をより可能性高く示すものだと考えているからです。
ただし、実体で相場を見ると、たとえば日足であれば、その日の引けでポイントを上に抜けるか、下に抜けるかを確認するためには、ニューヨーククローズを待つ必要があります。
また、翌日の東京オープンがどこで寄り付くかを確認することも必要だったりするなど、日足の実体から売り買いの示唆を得るには、時間がかかります。
これは、さらに短い期間でも、あるいはより長い期間でも状況は同じで、選択した期間が終わってみないと、売りなり買いなりの示唆は確認できません。
しかしそれを、選んだ期間中にあえて見切って売り買いすることこそが、リスクを取るということになります。
ロンドンは、膠着です。
EUR/USDは、ジリ高ではありますが、上も上で、限りはあると思います。
ドル/円も、決してしっかりロングが出来ているわけではないと思います。
ロンドンは、売りから入ってきていますが、意外に底堅い印象です。
EUR/USDが、高値圏から緩んできていることも、気になります。
ドル/円は、下げ止まりません。
買い下がっている可能性があります。
マーケットは、ここ2時間ほど、ドル/円を売り続けています。
やはり、ベア(ドルに弱気)センチメントが強いということだと思います。
しかし、日経平均が反発している中、なにを根拠に売っているのか、はっきりしません。
たぶん、そういう理屈ではなく、ドル/円を下げたいために売っているのだと思います。
先週3日の急落で、マーケットのセンチメントは大きくショートに偏ったものと思われます。
急落後は、下げを確信した戻り売りが続いた結果ショートになり、しかし下がらないため買戻しが続きジリ高になっています。
ただし、今のベア(弱気)センチメントは、確信しているだけに、簡単には払しょくされず、買戻しも出るけれど、上がれば、新たに値ごろ感から売りが出るため、いつになってもショートは切れません。
マーケットのセンチメントは、依然円高志向と思われます。
しかし、ドル/円、クロス円ともに、下げ渋っています。
シドニーでは、円安気味となっています。
ドル/円も、EUR/JPYも、ショート気味なのだと思います。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 108.63-65 (108.52)
EUR/USD 1.1400-01 (1.1396)
EUR/JPY 123.83-86 (123.67)
自分で、自分が持っているポジションが、間違っていると気づくのは、自分のポジションがアゲンスト(不利)の時に、以下のような感情が湧く時ではないかと思います。
1)どうして、マーケットはわかってくれないのか。
2)この相場は間違っている。
3)(アゲンストの期間が長くなっているのに)アゲンストは一時的で、またフェーバー(有利)に戻すに決まっている。
などなど、要は、自分を肯定し、相場を否定しようとしている時です。
つまり、素直に相場が見られなくなり、自分に都合が良いようにしか考えられなくなっています。
素直に相場が見えなくなっている時、神頼みになっていたり、なにか一気に形勢逆転となるニュースや経済指標の発表があることを期待したり、言い訳がましくなっていたりしますので、気分的には自分が嫌になってきます。
そして、自分に嫌になっている時は、あえて躊躇せずに、ポジションを閉じることです。
固執、執着、言い訳、独りよがりといったものは、トレーディングにはいらないものです。
こうした嫌な気分を、あえて自分から潰すには、確かに痛みも伴いますが、それが、結局のところ、良い結果を生むことになると思っています。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.始まったドル/円の新年相場の現状
2.ドル/円の長期の見通しに変化はあるか?
3.EUR/USDについて
4.GBPUSDについて
5.EUR/JPYについて
【1.始まったドル/円の新年相場の現状】から一部
「予想通り、大晦日から新年に掛けて仕掛けてきた。
しかし、もう決着がついているのでは?
調整の可能性が高い」
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•質問回答
相場は、勝ち逃げに越したことはないと思っています。
たとえば、インターバンクトレーダーの場合、1ヶ月をひとつの区切りとして目標を立て、トレーディングを行ないます。
そして、月の前半で稼いで、後半は流すというのが一般的です。
これを、勝ち逃げと考えています。
これは、目標達成という精神的なプレッシャーを軽減するためにも良策だと思います。
もしも、月末近くなっても、まだトレーディングを続けているとしたら、それは、その月に儲からずに目標が達成されていないと考えられます。
この場合、精神的なプレッシャーもきつくなり、儲かるものも儲からなくなるものです。
インターバンクディーラーと異なり、個人の投資家層にとっては、こうした1ヶ月区切りといった縛りを設ける必要性はないと思います。
しかし、1年という区切りであっても良いと思いますが、トレーディングの期間に区切りをつけ、期間前半で勝ち逃げするつもりでトレードすることが、トレーディングにメリハリをつける上でお役に立つと見ています。
ニューヨークダウは、米雇用統計の良い結果に加え 、「必要とあれば大幅に変更することをためらわない」とのパウエルFRB議長の発言を受けて上昇し、前日比746.94ドル高の23,433.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.110%上げて2.664%で引けました。
原油価格は、米景気懸念の後退で買いが優勢となり、前日比0.87ドル高の47.96ドルで引けました。
金価格は、米株高を受けて売られ、前日比9.0ドル安の1,285.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された米雇用統計の内容が予想より良かったことから、108.59近辺まで上昇した一方、パウエルFRB議長の市場の動きにも配慮する姿勢を示しましたが、パウエル氏の発言内容により一時108.07近辺まで下押しされる場面もありましたが、結局再びジリ高となりました。
EUR/USDは、米雇用統計の結果を受け、一時1.1346近辺まで下げましたが、パウエルFRB議長発言に反発し、一時1.1418近辺をつけました。
EUR/JPYは、122.85近辺まで下押しする局面もありましたが、その後は123.86近辺に強含みました。
ドル/円、EUR/JPYは、淡々とジリ高、つまりマーケットがショートになっているもようです。
EUR/USDは、方向感がないところを無理やり売ったため、その後往って来いとなりました。
大リーグのイチロー選手が、試合にあたって、「相手がいやだと思うことをする」と語っています。
マーケットでも、「相手がいやだと思うことをする」ことで、収益チャンスを狙っているマーケット参加者はたくさんいます。
たとえば、スプーフィング(spoofing)というトレーディングスタイルもそのひとつだと言えます。
(※)スプーフィング:通貨当局などに成りすまして相場を振らせるようなオペレーション(操作)のことを言います。
ドル/円が下値を試そうと売り始めてショートになったところを、カウンターパンチのようにガバッと買い上げ、あたかも買い介入が入ったのではないかとショート筋に恐怖心を抱かせて、ロスカット的に買い戻してくるところを売り抜いて稼ごうとする、まさに「相手がいやだと思うことを」してきます。
マーケットは、誰も特別扱いはしてくれませんし、誰に対してもオープンです。
ひとたび、マーケットに参加すれば、個人投資家も、機関投資家も、米系ファンドも、輸出入企業も、中東、ロシア、中国などの政府系も、同じ相場という土俵で戦っています。
つまり、マーケットを通じて世界と戦うわけですから、「相手がいやだと思うことを」しようとするマーケット参加者がいるのもあたり前と心得ておく必要があると思います。
そして、そうした妨害をすり抜けていくたくましさを持つことが大切だと思います。
1/4(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「相場に目を慣らす」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ロンドンが、これだけしつこくドル/円を売ってくるということは、下にストップロスが見えているのかもしれません。
いずれにしても、大局的な理由ではなく、目先の理由だと思われます。
本日は、スタッフがお休みのため、ツィッターのインタビューは、こちらからお送りします。
ドル/円は、大きな下げを見ているだけに、戻りを売ろうとするためショートになりがちで、買戻しが出やすい。
ただ、ここ2~3時間は売りが優勢。
しかし、マーケットの大勢が下を向いてしまった現在、本格的な下げはそれほど簡単には来ないものと見ている。
ドル/円については、よくあることではありますが、マーケットの大勢が下がってから、下落を確信して売っているように思われます。
まだ、ジリ高になるほどはショートは溜まっていないようですが、これが、ジリ高を開始したら、マーケットが戻り売りをして、ショートが溜まってきている証拠です。
つまり、下げ止まってから、マーケットはショートになりやすく、そして下がらないと買い戻すのですが、その買い戻すレベルで、新たに売るマーケット参加者もいるわけで、これが代わる代わる起きることによって、水準を上げながら、ショートが積み上がりやすいということです。
3が日が終わり、本邦勢も戻ってきています。
そして、今日は、米雇用統計の発表です。
特に、本邦勢が気をつけなくてはならないのは、今日から新年のトレードを開始するマーケット参加者で、すでに3が日の間に、強烈な円買いを見ているため、気持ちも逸って、「さあ、やるぞ!」とばかりに、マーケットに飛び込みたくなることです。
しかし、これは危険です。
昨日のニューヨークの動きが、限定的なものになったのは、その前日2日のニューヨーククローズ後のドル/円の急落で、ニューヨーク勢は大きくやられてしまったためだと思われます。
傷が癒えるには、まだしばらくかかるかもしれません。
ニューヨークダウは、アップルが2018年第4四半期の売上高を下方修正したことを受けて下げ 、前日比660.02ドル安の22,686.22ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.072%下げて2.548%で引けました。
原油価格は、中東や米国の生産伸び悩み観測で上昇し、前日比0.55ドル高の47.09ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前日比10.7ドル高の1,294.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.10近辺まで売られた後、108.30近辺まで上昇しましたが、再び107.39近辺まで反落しました。
EUR/USDは、1.1338近辺まで下押しされましたが、そこから踏み上げられ、1.1411の高値をつけました。
EUR/JPYは、ジリ高を続け、一時123.41の高値をつけました。
アジアの朝方の動きがあまりにも大幅な円高だっただけに、その後の動きは、動いたと言えども限定的でした。
相場の構造とは、現状で言えば、リスクが発生すると、それを回避するために相場はドル高円高となり、リスクが回避されたとされれば、逆にドル安円安になります。
しかし、こうした相場の反応のパターンは、未来永劫続くものではなく、変化していくものです。
また、トレンド相場からレンジ相場、レンジ相場からトレンド相場への転換もまた相場の構造変化と言えます。
相場の構造の変化を気づくのに、私が簡単でしかも有効だと思っている方法があります。
それは、3回連続して負けたら、相場の構造が変化している可能性が高いと認識することです。
3回連続して負けるのは、ご自身の技量が伴ってないためだと思われがちです。
しかし、今までと同じように相場にエントリーしながら、3回も連続して負けるということは、相場自体の構造が変化していて、今までと同じやり方では儲からなくなっていることを、示している重要な情報だと見ています。
尚、私の場合は、3回連続して負けたらとしていますが、負けが連続する回数には個人差があると思われます。
けれども、たぶんそれほど回数の違いはないと見ています。
大切なことは、回数以上に、変化を気のせいで済ませず、変化を変化として素直に受け止めることだと思います。
本日は、スタッフがお休みのため、ツイッターのインタビューはこちらからお送りします。
ロンドンは、マーケットはショートと見てか、ドル/円は買いから。
ドル/円は、早朝にパニックを経験しているため、ある意味身構えているところはあると思う。
ただし、米株、米国債10年物利回りが、軟調となっているため、基本的には重いと思われる。
ある意味、今日の急落で、トレンドは示されたのではないかと見ている。
EUR/USDは、方向感が全くない。
時間外の米株、米国債利回りも軟調で、ドル/円の下は脆そうです。
仕掛けには、手仕舞いはあるとは申し上げましたが、その前にしっかり引きつけてから、利食うのが仕手筋ですので、あまり、早目の調整を期待するのは禁物です。
何者かによって企てられた相場とは思うものの、まんまと年末年始の薄いマーケットで大相場となっています。
ただし、企てられた相場であれば、当然、どこかでは利食ってくるわけで、やはり、明日の米雇用統計といったイベントが利食いのエクスキューズ(言い訳)に使われる可能性があります。
短期の投機筋が、獲物を仕留める時の動きを見てみましょう。
ここでは、相場の下落過程で、投機筋が、どのようにマーケットのポジションを読み、どういった行動に出るかを解説します。
ジリ安が続き、下げ止まらない相場から、投機筋は、マーケットがロングになっていると察知します。
そして、ジリ安の相場のため、マーケット参加者の多くがなかなかロングを投げる踏ん切りがつかないところに加えて、下げてくる過程で、別のマーケット参加者が値頃感から、さらに押し目買いをしていることも、値動きから認識します。
こうなると当然、全体的にも、ロングがどんどんたまっていくことになり、そのためさらに上がりづらくなることを投機筋は知っています。
そうしたマーケットがロングで頑張っていることから、投機筋は「(ロングで)苦しそうだから、楽にしてやろう」という発想になり、ロングのロスカットを狙って、思いっきり下値を叩いてきます。
この仕掛けによって急落する過程で、どこまで下げるかマーケットの多くの参加者が不安になり、ロング筋が投げてポジションが軽くなるのと同時に、売り仕掛けした投機筋がマーケットの投売りを拾って利食いの買い戻しをします。
これで、初めて反発力が出てきます。
つまり、ジリジリと下げている時は、いくら期待しても反発することは稀で、投機筋の仕掛けにロングを投げさせられて急落してこそ反発力が出てくるものです。
したがい、ジリ安の地合で相場が毛ほども戻らないようであれば、ロングはさっさと手仕舞うことが、賢明だと思います。
ドル/円は、今朝の急落後、大きく巻戻しが起きました。
久々の円高水準で、買い需要が出ていることもあるでしょうし、戻りを売ったのに、下がらず買戻しも出ているものと思われます。
しかし、まだまだ下げの大相場はこれからだと見ており、焦ることはないと思います。
アップルの売り上げ見通しが下方修正され、ダウ先物が急落し、大幅円高となりました。
ニューヨークダウは、米中交渉進展への期待の一方で、中国の景気懸念が重荷となり 、前営業日比18.78ドル高の23,346.24ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、引き続き低下し、暫定値ながら前営業日比0.055%下げて2.629%で引けました。
原油価格は、サウジアラビアの12月の原油輸出が大幅に減ったと伝わり、減産期待から上げ、前営業日比1.13ドル高の46.54ドルで引けました。
金価格は、世界景気の減速懸念が強まってリスク回避的に買われ、前営業日比で取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、世界経済への懸念が強まり、一時108.70近辺まで急落後、米株の買戻しを受けて109.46近辺まで反発したものの、再び小緩みました。
EUR/USDは、いったん1.1497近辺まで上昇後、一転して急落し、一時1.1325近辺をつけました。
EUR/JPYは、下落を続け、一時123.71近辺をつけました。
結局はリスク回避のドル買い円買い相場でした。
ドル/円は下げ切れず、EUR/USDは上げ切れずです。
年初の薄いマーケットだけに、調整にも注意が必要。
本日は、スタッフがお休みですので、こちらから、ツイッターのインタビューをお送り致します。
ユーロ/ドルの買い気は、単なる買戻しだと見ている。
一方、ドル/円は重い。
年初マーケットは、薄いだけに意図的に動かそうとするので、警戒が必要。
現在のドル/円相場は、もともと12月17日から始まった円高相場で、12月26日にいったん買い戻された後、12月28日から反落を再開し、第二段階の年末年始の円高相場となっています。
そして、年末年始相場の意味合いは、あくまでも欧米勢の新年度スタート直後に毎年行われる投機相場だということです。
ですので、トレンドとして、今回で言えば、ドル安円高ではありますが、それはあくまでも、年初に誇張して現われるものですから、ある程度行けば、いったんは大きな利食い場がやってくるということです。
東京・アジア勢に良くあるのは、下げてニューヨークから戻れば買い、上げてニューヨークから戻れば売りという防戦的に入りがちです。
しかし、たとえば、下げて戻れば、さらに安値を広げるような攻撃的な姿勢がほしいものです。
マーケットは、全般にやや買い気になっています。
ショート筋の買い戻しを誘おうとしているようです。
オーバーシュート(overshoot)とは、行き過ぎといった意味です。
「相場の天底は、人智では推し量れぬもの」という言葉がありますように、つまり、相場の高値はどのあたりで、安値はどのあたりだと予想してみても、本当のところはわかりません。
相場では、オーバーシュートがつきものですから、全く想像だにしなかった水準まで、駆け上ったり、急落することは、ある意味では、当たり前です。
よくある願望は、相場のできるだけ上値で売って、下値で買いたいとということです。
それは、確かにわからないではないことです。
これを言い換えれば、自分が上限と思うところで売って、自分が下限だと思っているところで買う、つまり逆張りをするということです。
これは、レンジ相場であれば、成功することは結構あります、
しかし、トレンド相場で、同じ事をすると、大変なことになります。
たとえば、上昇トレンドとすると、このあたりが上限ではないかと見て、戻り売りをすると、そのまま突き抜けていき、オーバーシュートします。
レンジ相場でのオーバーシュートは、我慢していれば、戻ってくることもありますが、トレンド相場になると、我慢しきれない水準まで上げ放しとなり、大きな損失につながることも決して珍しいことではありません。
よくあるケースは、レンジ相場での逆張りでコツコツと貯めた利益を、トレンド相場のたった1回の逆張りトレードで飛ばしてしまう場合です。
つまり、その時点でのオーバーシュートが、レンジ相場でのオーバーシュートなので戻ってくるものなのか、あるいはトレンド相場でのオーバーシュートで片道切符でどんどんトレンド方向に行ってしまうものなのかを、見極める必要があるわけです。
こうした見極めをするためには、日頃から、今の相場が、レンジ相場かトレンド相場かを分析し判断する習慣をつけることが大切です。
空は、たとえば、日足で一般的に言えば、前日のニューヨーククローズと翌日のの東京オープンとの間で出来たギャップ(隔たり)あるいは窓のことを言います。
しかし、為替市場は、月曜の早朝から土曜の早朝までノンストップで相場が動いているため、その間に空は出来にくいものです。
しかし、前週末のニューヨーククローズと翌週初月曜の東京オープンとの間は、土日の休みが入るため、空が出来やすくなります。
そして、普通であれば、この空は、その週のうちには、ギャップ埋めと言って、空を埋める動きが出ます。
しかし、時には、ギャップ埋めがなされない、あるいは、埋まるにしても相当の時間の経過が必要になることがあります。
それは、相場自体が大相場だということを示していますので、十分な注意が必要です。
また、非常に稀ですが、空が三つ連続する「三空」となることがあります。
相場の伸力が強い、一方、二つ目の空が開いたころからは、フェーバー(有利)なポジションをお持ちであれば、そろそろ、利食いのタイミングに入ってきたと見るべきかと思います。
このように、空が出きてすぐ埋まるか、あるいは埋めるのに時間が掛かるかは相場自体の勢いで変わりますので、相場の勢いを見定める目を持つことが必要になります。
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