重いユーロの上値
EUR/USDは、上値をトライしましたが、押し戻されています。
ドル/円は、依然として、膠着です。
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EUR/USDは、上値をトライしましたが、押し戻されています。
ドル/円は、依然として、膠着です。
ユーロは、買い気ではありますが、伸びません。
ドル/円は、停滞です。
ドル/円も、EUR/USDも、EUR/JPYも、逡巡しています。
明確な方向感はなさそうです。
2月の投資信託のレパトリは、出ていたものと思われますが、目立ちませんでした。
しかし、3月は大方の企業や機関投資家の本決算であり、レパトリはあるものと思われ、レパトリによるドル売り円買いを無視はしないこと肝要だと思います。
ドル/円は、ブル(強気)とベア(弱気)のせめぎ合いとなっています。
実需的には、月末日ですので、輸出(ドル売り円買い)が多いものと思われます。
今日の午前10時頃の仲値決めが注目されるところです。
ドル/円は、EUR/USDが反発(ドル売り)していることもあって、戻りも限られています。
まずは、下値を確かめることが、優先されそうです。
ニューヨークダウは、米中交渉の楽観論がやや後退して下げ 、前日比72.62ドル安の25,985.36ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、社債発行増もあって上昇し、暫定値ながら前日比0.049%上げて2.684%で引けました。
原油価格は、発表された週間在庫統計で米在庫が予想外の減少となったことから買われ、前日比1.44ドル高の56.94ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比7.3ドル安の1,321.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムにインド・パキスタン情勢緊張からリスク回避の円買いが出て110.36近辺まで下げたものの、ニューヨークに入り、米長期金利上昇を受け反転上昇となり、一時111.07近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1404近辺まで買い上げられたものの、高値圏を維持できず反落となり、一時1.1362近辺をつけました。
EUR/JPYは、一時125.54近辺まで売られたものの、ドル/円の反発に連れて上昇し、一時126.35近辺をつけました。
GBP/USDは、メイ首相がEUからの離脱延期を示唆したことから買われ、一時1.3305近辺をつけました。
円安が進行しました。
相場には調整局面がつきものです。
調整局面によって、しこったポジションがほぐしたり、次の相場のためのエネルギーの充電が行なわれます。
そうした調整の仕方には、ふたつあります。
ひとつは、時間を掛けて調整する方法、またもうひとつには、短期間に値幅で調整する方法です。
まず、時間で調整する方法は、しこったポジションを解消するために、時間を掛けるもので、時間が掛かる分、調整による痛みは軽減します。
しかし、時間を掛けることで反発力は弱く、次の相場のためのエネルギーの充電が不十分です。
値幅で調整する方法は、急落・急騰という短期間の大幅な値動きにより、有無を言わさず、ロスカットが出て、極短期間に、調整が済みますが、痛みが伴います。
値幅調整により、反発力が強く、次の相場のためのエネルギーの充電が十分にできます。
どちらが良いかはあくまでも、その人次第ですが、私自身は値幅の調整の方が好みです。
その時の相場に対して、自分の考え方が違うと悟れば、そこで我慢しても、時間の無駄だと思います。
そこは、スパッとやめて、次のチャンスを待つことが大事で、しこってしまっているポジションに未練を感じながら抱え続けても仕方がないものと思われます。
トレーディングは、気分転換することが大切ですので、ストレスはできるだけ感じないようにすることだと思います。
EUR/USDの反発(ドル安)により、EUR/JPYが反転しています。
EUR/JPYはさすがに、ショートになっていたようです。
ドル安のため、ドル/円の戻りは限られています。
ドル/円とEUR/JPYの下げ方を見ていますと、ロングの投げのように思われます。
なぜなら、戻りがほとんどありません。
ドル/円は、1月3日の急落以降のジリ高も、2月に入ってからの2度の大きな噴き上げによって、ショートのポジション調整は一巡したものと見ています。
下落の可能性が出てきているように思います。
反発したEUR/USDが、軟化気味です。
これは、EUR/JPYが重いためだと思われます。
欧州でリスクが高まれば、リスク回避のユーロ売り円買いが強まるものと見ています。
EUR/USDは、投資家のユーロ売りも出たものの、オプションの防戦買いを突破することは出来ず、月末を控えて、投機筋の買い戻しが入り、上に押し戻されました。
ただし、欧州にリスクがある以上、3月には、下方向を再トライかと見ています。
昨日は、EUR/USDの買戻しが続きました。(ドル安)
しかし、まだショートだと思われ、さらなる買戻しが出るものと見ています。
ニューヨークダウは、ホーム・デポやキャタピラーの下落を受けて下げ 、前日比33.97ドル安の26,057.98ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、パウエルFRB議長の議会証言を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.025%下げて2.638%で引けました。
原油価格は、サウジアラビアなど主要産油国が協調減産を続けることが意識され、前日比0.02ドル高の55.50ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面では売られ、前日比1.0ドル安の1,328.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、パウエルFRB議会証言で引き続き様子見姿勢が示されたことを受けて売られ、一時110.42をつけました。
EUR/USDは、ショートポジションの買戻しが強まり、一時1.1403をつけました。
EUR/JPYは、ドル安相場のため、横ばいとなりました。
パウエルFRB議長の議会証言では、FRBは引き続き「忍耐強く」利上げに対応していくと再表明しました。
マーケットの大勢の思惑が大きく外れた時、ロスカットが集中します。
これにより、マーケットのポジションは、ほぼスクエア(ポジションなし)になり、静寂が訪れます。
つまり、多くのマーケット参加者が損失を出してしまったことによる静寂です。
これを、マーケットが傷んだと言います。
特に、英米のトレーダーは、大きく損失を出した時は、すぐに取り戻そうとはせず、むしろ気分を一新させるため休息を取ろうとします。
それによって、負けのサイクルを断って、勝ちのサイクルに身を置きなおそうとするわけで、大いに学ぶべき点があると思っています。
大きな損失を出した焦りから、すぐに一気に取り替えそうと新たにポジションを持とうとすることは、多くの場合、あまり良い結果を生みません。
それよりも、悔しさや焦りを忘れることが大事で、そのためには、いったんマーケットから離れてみることが良いと思います。
さらには、なにかスポーツをするなりして、頭の中を空っぽにすることでリフレッシュし、新たにポジションを持とうとする活力源になると考えています。
相場と戦うには、頭をリセットできるかが、大変重要だと言えます。
EUR/USDは、堅そうです。
ドル/円は、低位で横ばいを続けています。
ロンドンは、ユーロ売りに興味を示しているようです。
ドル/円は、やや買い気です。
ドル/円、EUR/JPYは、予想したよりもずっと早く、マーケットセンチメントがベア(弱気)からブル(強気)に転じたもようです。
そのため、極短期間にドル/円、EUR/JPYのロングが積み上がり、その結果反落となりました。
ドル/円の日足を見ますと、結局、1月3日の急落以降、ジリ高が続いています。
どこかでは、下げに転じるという思いが、ショートの買戻しを鈍らせてきたことで、ジリ高が続いてきているものと思われます。
ドル/円、EUR/JPYは、上げてから、値ごろ感からの売りが出た形跡があります。
そのため再びショートになり、一段上げとなる可能性がありますので、注意が必要です。
ニューヨークダウは、トランプ米大統領が24日に中国製品への関税引き上げの延期を表明し、米中の貿易協議が進展するとの期待から買われ 、前週末比60.14ドル高の26,091.95ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中貿易協議進展期待から上昇し、暫定値ながら前週末比0014%上げて2.666%で引けました。
原油価格は、トランプ大統領が価格上昇をけん制したため反落し、前週末比1.78ドル安の55.48ドルで引けました。
金価格は、世界の主要な株価指数が上昇したため売られ、前週末比3.3ドル安の1,329.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、トランプ大統領が、米中貿易協議でかなりの前進があったとし、関税引き上げを延期すると述べたことが好感され、111.23近辺まで上昇後、111.02近辺まで反落しました。
EUR/USDは、格付け会社フィッチ・レーティングスがイタリア国債の格付けを据え置いたことで、1.1368近辺まで上昇後、いったん1.1337近辺まで反落しましたが、再び1.1367近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて、126.30近辺まで上昇しました。
米中協議進展期待がドル買いを誘った形でした。
これは、相場の川柳ですが、急落(あるいは急騰)相場の原因がなんであるかを的確に示していると思っています。
つまり、急落・急騰の原動力は、ロスカットだということです。
一見、新規にポジションを作るために、売り込んだり、買い上げたりすることで、急落・急騰が起きているように思われるかもしれません。
しかし、基本的に、新規のポジションを作る時は、より良いコスト(持ち値)で持ちたいと思うものであり、相場を崩さず静かに売り買いされます。
しかし、ロスカットともなると、早くマーケットから脱出して、損失を確定したいと思う気持ちが強く働くため、レートなどお構い無しでプライスを叩いてきます。
そして、その結果、急落・急騰のマーケットとなるわけです。
ロスカットのマーケットは、一目散に逃げているマーケットですので、その過程で、買い下がりや売り上がりといった相場に逆行しようとすることは、大変危険です。
ロスカットが一巡すると、ポジションがほぼスクエア(ポジションなし)になり動かなくなるのが普通ですので、それからじっくり、次の方向性を見極めても全く遅くはありません。
つまり、焦らないことが大切です。
EUR/USD、EUR/JPYが、上げきれなくなり、緩んでいます。
やはり、上には、売りの勢力がいるのだと思います。
上げにつき合わされたドル/円も反落です。
EUR/USD、EUR/JPYが、買われています。
あえて言えば、下がらないからということだと思いますが、それはポジションがロングに偏るだけだと思います。
ドル/円も、クロス円も、上に往って来いになりました。
最近、上がったら、強いままという状況が多かっただけに、変化が出てきている可能性があります。
ドル/円、クロス円が強含みです。
特にクロス円については、週間見通しでも、「目先、上値を試す」としていましたので、ある意味予想通りです。
問題は、「その後反落する」という見通しが実際になるかです。
今日は、25日で5・10日(ゴトウビ)です。
そのため、仲値決めに向けて輸入決済のドル買い円売りが強まる可能性があります。
シドニーでは、EUR/USD、EUR/JPYが強めです。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 110.67-69 (110.67)
EUR/USD 1.1345-47 (1.1332)
EUR/JPY 125.56-59 (125.41)
たとえば、ショートポジションを持っていて、思惑が外れて相場が上昇し、大アゲンスト(不利)になってしまい、あまりにも損失が大きくて切るに切れず、布団をかぶってやり過ごすといったことがあったとします。
その後、幸いにも、相場が反転して下落してきた時に、よく起きることですが、持ち値付近まで相場が戻すと、ホッとして買い戻す、つまり「ホッとの買い」となって、ポジションを手仕舞うということです。
この「ホッとの買い」は、大アゲンストを経験して、精神的にも相当のプレッシャーと疲労感を味わった上で、たまたま幸運にも相場が戻し味わうホッとですから、肩の荷も下りようというものです。
しかし、この一連のトレーディングからは、アゲンストを耐えているだけで、利益を生み出すという生産性がないだけでなく、もっと有効に利用できるはずの時間を浪費しています。
「うまくいったポジションは、それほどアゲンストにはならない」という考え方からすると、思惑が外れたら、いったん撤収する勇気を持つことが必要だと思います。
予防医療でも、「早期発見、早期治療」が重要なように、トレーディングでも、思惑が外れたら、早く踏ん切りをつけて、早く手仕舞い、次のチャンスのために体力を温存することが、なによりも大切だと思われます。
トレーディングは、限られた有効なチャンスに、いかに正しい方向に乗れるかが大事であって、耐えることが優先されるものではないと思います。
尚、もちろん、「ホッとの売り」もあります。
2/22(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「ユーロ/円に迫るリスク」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.今週は、盛りだくさん
2.ドル/円のジリ高は続くのか?
3.EUR/USDの下落のチャンスはまだあるのか。
4.EUR/JPYの動き出す可能性は?
5.GBP/USD、なぜ弱くないのか?
【2.ドル/円のジリ高は続くのか?】から一部
「伸力が乏しくはなっている。
また、水曜の英議会のEU離脱方針を巡って採決の予定、場合によっては、大量のリスク回避の円買い発生も?
ただし、111.00が強いレジスタンスではあるが、上抜けると、ショートのロスカットが集中か?」
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相場の方向性を見失ったら、期間の長い、たとえば、週足と月足を見てみることをお勧めします。
期間の長いチャートを見るメリットは、1時間足とか日足といった期間のより短いチャートを見ても、相場の全容がつかめない時に、週足や月足といった長期チャートを見ることで相場を俯瞰することができ、これからの相場の方向性が見えてきます。
ですので、私は、長期チャートを見ることを、「困った時の長期チャート」と呼んでいます。
また、頭の中に、いろいろなアイデアがあるけれどバラバラでひとつにまとまっていない時に、長期チャートを見ることでインスピレーション(ひらめき)が湧き、パズルのピースがバタバタとはまっていくような時があります。
そして、いろいろなアイデアがひとつにまとまっていき、「なんだ、そうだったのか」と合点がいく瞬間があり、霧がいっぺんに晴れたような感動を覚えることがあります。
自分は、超短期トレードなので関係ないと、思われる方もいらっしゃることと思います。
しかし、相場の長期のトレンドがどっちを向いているのか、あるいは長期にはレンジなのかを知ることは、たとえ超短期トレードであっても、相場へのエントリーや手仕舞いのヒントにはなると考えています。
相場観を持つということは、どれだけイマジネーション(想像力)を豊かにすることが出来るかが重要ですので、そのためにも長期チャートは多いに役立つものと思われます。
ニューヨークダウは、米中貿易交渉進展が好感されて買われ 、前日比181.18ドル高の26,031.81ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.041%下げて2.650%で引けました。
原油価格は、米中貿易交渉の進展を期待して買われ、前日比0.30ドル高の1バレル57.26ドルで引けました。
金価格は、米中貿易交渉進展期待から銅など非鉄金属が上昇したのに連れて上げ、前日比5.0ドル高の1,332.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、買戻しから一時110.91まで上昇しましたが、その後EUR/JPYの下落に押されて、一時110.56近辺まで反落しました。
EUR/USDは、一時1.1317近辺まで売り込まれましたが、下の抵抗もきつく、1.1356近辺まで反発後、1.1330-35近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、125.77近辺から125.38近辺まで下げました。
動いたようでいて、結局は、最近のレンジ内の動きに終始しました。
相場がうまく行くと、どれぐらいの利益になっているか、計算したくなるものです。
しかし、それは避けたほうが良いように思います。
なぜなら、利益を計算してしまうと、守りに入ってしまいがちだからです。
積極的に攻める姿勢があってこそ儲かるものも儲かると思いますが、守りに入ってしまうと、利益の目減りを恐れて消極的になることで、返って利益を減らす原因になったりします。
また、たとえば、利益が95,000円になったので、キリの良い100,000円にしようと、5,000円の利益を狙ったために、95,000円の利益を減らしたり、あるいは吹っ飛ばしてしまうということもありえます。
つまり、儲けを残すためには、邪念を捨て無欲であることが大切なのではないかと思います。
手仕舞ってみて、はじめてこれだけ儲かったかと知ることが、良いように思います。
もしも、大きく損失を出してしまったら、いっぺんに損を取り替えそうとは考えず、まずは頭を十分冷やし、それからじっくり利益を積み上げる姿勢が大切です。
ただし、それ以前に、これはダメだと思ったら、早めに損切りをすることが、結局、傷は浅くて済み、自分の身を守ることになることを忘れてはなりません。
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EUR/USD、EUR/JPYの買いが再び強まっています。
いったん緩んだドル/円も、EUR/JPYに連れて戻しています。
しかし、全体的には、かなり動きづらそうな展開です。
ロンドンは、EUR/USDの上値を試そうとしています。
EUR/JPYは、連れ高です。
ドル/円は、いったんは緩んだものの、依然として買い気です。
ドル/円は、東京オープン後、買い気になっています。
しかし、売り上がって買戻しが出ているという値動きではなく、新規に買い上げている値動きのように思われます。
いずれにしても、上げ下げの攻防の時だと思います。
ドル/円を、日足で見ますと、1月3日に急落して以降、ジリ高を続けてきました。
ジリ高の終わり方には、急騰と急反落の二つがあります。
今回は、急反落ではないかと見ています。
小動きながら、ドル/円も、EUR/USDも、EUR/JPYも上値が重くなっています。
過度の期待はできませんが、これだけ膠着すると、むしろ動くタイミングが近づいているように思っています。
ニューヨークダウは、2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が-4.1と予想の14.0を大きく下回ったほか 、ユーロ圏製造業PMI(購買担当者景気指数)が49.2と好不況の境目の50を下回ったことなどから売られ、前日比103.81ドル安の25,850.63ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.043%上げて2.688%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で在庫が増えたことや2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が弱かったことから売りが強まり、前日比0.20ドル安の56.96ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面では下げ、前日比20.1ドル安の1,327.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110円台後半で、揉み合いでした。
EUR/USDは、1.1320~1.1370近辺で往ったり来たりでした。
EUR/JPYは、125.30~90近辺で揉み合いでした。
限られた範囲での値動きに終始しました。
相場は、材料自体の重要度によって、反応が違うことは言うに及ばず、同じ材料でも、その時々で反応が違うことは、たぶん経験されていることと思います。
同じ材料でも、反応が違ってくるのは、マーケットのセンチメントやマーケットのポジションによります。
たとえば、マーケットのセンチメントが上昇を期待している時に、実際に上げるのを後押しするような材料が出れば、素直に上昇します。
しかし、上昇に期待している相場で、上げにはネガティブな材料が出たとしても、下げ渋りますが、大きくは下落しません。
さらに、ネガティブな材料を無視して、上がろうとすることもあります。
ただし、マーケットのポジション状況によって、反応が違ってきます。
マーケットのポジションがショートになっている時に、買いの材料が出れば、ショートカバーを巻き込むため、上げやすくなります。
しかし、マーケットのポジションがロングになっていると、それをフォローするような買いの材料が出ても上げきれなくなります。
特に、マーケットセンチメントがブル(強気)で、マーケットポジションが既にロングになっている場合は、買い材料が出ても上げきれず反落する可能性が高くなることには、注意が必要です。
今回は、上げ方向を例にとってお話しましたが、下げ方向の場合も、上げ方向の裏返しで同じことが起こるとお考えください。
EUR/USD、EUR/JPYは、ショートになって反発しました。
しかし、売りの勢力もいるようです。
EUR/USD、EUR/JPYの上値が重くなっています。
徐々に下げるのではないかと見ています。
EUR/JPYの年足を見てわかったことは、2012年からの実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の三角保ち合い(もちあい)を、今年の寄り付き段階で下に抜けていることです。
これが、意味することは、今年は、EUR/JPYがどこかで崩れる可能性が高いということです。
今年は、リスクの多い年だと見ています。
その為替での反応は、これまで通り、リスク回避のドル買い円買いとなるものと考えています。
それは、つまり、EUR/USDの売り(ドル買い)、ドル/円の売り(円買い)であり、それらが同時に起きると、ドルの売りと買いが相殺され、EUR/JPYの売り(円買い)に集約されるものと見ています。
ドル/円は、昨日、111円台に乗せられなかったことは、それなりに意識しておくべきかと見ています。
つまり、111円台に売り興味があるものと思われます。
ニューヨークダウは、公表されたFOMC議事録からFRBの保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測が強まったほか 、米中貿易交渉の進展期待から買いが強まり、前日比64.41ドル高の25,955.73ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.009%上げて2.643%で引けました。
原油価格は、米中貿易協議の進展が期待されて買われ、前日比0.83ドル高の56.92ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日比3.1ドル高の1,347.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、発表されたFOMC議事録では、利上げについては選択肢を残す発言もありましたが、市場がかなりハト派的な内容を期待していたため、ドル買いで反応しました。
ドル/円は、110.62近辺まで下げていたのが、議事録発表後110.88近辺まで反発しました。
EUR/USDは、1.1371近辺まで上げていたのが、議事録発表後1.1335近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、ドル中心の相場だったため、125.50~90近辺で横ばい推移でした。
方向感がはっきりしない相場でした。
尚、GBP/USDについては、スペインのボレル外相が、EU離脱案の見直し協議は決着すると発言したことから一時1.3109近辺まで急騰しました。
損失確定を、ストップロスとも、ロスカットとも、損切りとも言いますが、ここでは、ストップロスという言葉でお話を進めさせて頂きます。
ストップロスは、自分を守るためにあります。
まだ、ディーリングルームで、ストップロスルールが決まっていなかった頃、ストップロスは入れず、自分でこれは観念したという時に、自らの手でポジションを閉じていました。
自分に納得ずくでやっていましたので、それはそれで良かったと思っていますが、相場には不測(予測できない)の事態が、常に存在しています。
その不測の事態に対して、私のストップロスを入れないやり方は無力で、大きな損失を被るリスクがありました。
ストップロスを入れることになった時、相場の流れがストップロスによって中断されるような抵抗感が、確かにありました。
しかし、その後、いろいろな大事件を経験しながらも、市場から退場することなく、これまで生き延びてこれたのも、ストップロスがあったからこそだと思っています。
そして、現在では、「うまくいったポジションは、それほどアゲンストにはならない」という考えから、ストップロスは45ポイントをメドにしています。
ストップロスがつく時にはふたつあり、ひとつは「根本的に相場の見方が謝っている時」、そしてもうひとつには「相場に入るタイミングが早過ぎた時」があります。
ストップロスがつく場合は、相場観が間違っているということは稀で、多くの場合は後者の「相場に入るタイミングが早過ぎた時」であることを、経験から学びました。
したがい、相場に入るタイミングを間違えなれば、それほどストップロスがつくことはなく、またタイトめのストップロスで十分だと考えるようになりました。
ドル/円は、いったん下押しされています。
しかし、下値は堅いものと見ています。
ロンドンは、ドル/円の買いでスタートです。
先週木曜につけた111.13が、とりあえずのターゲットかと思われます。
ドル/円は、強烈な買いでした。
仲値決めでは終わらず、さらに1時間買いが続いたことから、結構な買いが出たものと思われます。
4時間足で、2月14日19時から111.00を起点とした連続陰線が出来ていましたが、この窓を埋めに行く可能性があります。(リターンエース)
本日は、20日で5・10日(ゴトウビ)となり、午前10時頃に決まる仲値に向けて輸入決済(ドル買い円売り)が、一般的に増える日です。
したがって、午前10時頃に向けて、ドル高円安になりやすい傾向にあるはずです。
ところが、前回の5・10日に当たった15日の9時台は、下げて終わっており、輸入決済のドル買いに対して、レパトリ(資金の本国回帰)と思われるドル売りも出ていることがわかります。
ドル/円は、昨日の黒田日銀総裁の追加緩和発言で買われたものの、反落しており、上値が重かった印象が残りました。
EUR/USDは、1.1200突破を目指して売り過ぎた反動としての反発だと思われます。
ニューヨークダウは、 米中交渉を巡って様子見ムード強く、前週末比8.07ドル高の25,891.32ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株小動きを受け横ばいとなり、暫定値ながら前週末比0.025%下げて2.638%で引けました。
原油価格は、米中貿易交渉への期待に支えられ、前週末比0.50ドル高の56.09ドルで引けました。
金価格は、GBP/USDなどの上昇に連れて上げ、前週末比22.7ドル高の1,344.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、黒田日銀総裁の「為替で経済・物価に影響が出て目標達成に必要となれば追加緩和を検討する」との発言を受け、一時110.82まで上昇しましたが、ニューヨークでは一時110.49近辺まで反落しました。
EUR/USDは、一時1.1276近辺まで反落しましたが、その後買いが強まり、一時1.1358近辺をつけました。
EUR/JPYは、一時124.88近辺まで下げた後反発し、一時125.54近辺をつけました。
かなり荒っぽい展開となりましたが、全体的には、ドル安気味となりました。
下落相場で、下落が止まらないか、下落から反発に転ずるかを見分けることが、大切です。
見分けるためには、下落が何故起きているのかを、見極めることが必要です。
下落が止まらない場合は、ひとつには、たとえば、期待された経済指標が予想より悪かったとか、期待はずれあるいは予想外の要人発言が出たとか、要は既に持っているロングのポジションをこのまま抱えていると、損失が止まらなくなるということで、ロスカットに出てくる時です。
いったん、ロスカットすると決めると、プライスよりも早くマーケットから脱出することが優先されますので、ある意味どんなプライスでも叩いてきます。
したがい、下落が加速し、こうして下げ止まらない相場になります。
この場合、勢いのある下げになりますが、ゆっくりだけれども、下げ止まらない相場もあります。
それは、買い下がっている相場で、下げているのに、ロングポジションが解消されず、そのため、反発力が出てこない相場です。
これは、ドル/円でよく目にする相場ですが、ロングが解消されえない限り、反発は困難です。
一方、下落から反発する場合は、悪材料を理由に、積極的に売りで攻めてきた時に起きます。
中でも、売りの主役が投機筋になると、売れば売るほど、マーケットのポジションはショートになり、そして投機筋である以上、宿命として、売ったら、損益を確定するために買い戻さなくてはなりませんので、下げ止まると買い戻しが集中し、値を戻すことになります。
このように、いろいろな場合がありますが、要は、今のマーケットのポジションはどうなっているかを読むことで、現在の相場がどれに当てはまるかを、見極められるようになることが大切です。
ドル/円、EUR/JPY、GBP/JPYが上昇です。
黒田発言を理由にした、極めて素直で投機的な動きだと思います。
黒田日銀総裁発言を受けて、ロンドンも円売りとなっています。
ただし、今のところ、ドル/円も、EUR/JPYも、大きくは上げていません。
EUR/USDが、煽りを食って買いになっています。
特に、「為替で経済・物価に影響が出て目標達成に必要となれば追加緩和を検討する」というのは、逆に、為替をかなり意識しての発言だったと思います。
トランプ大統領の手前、介入は出来ないので、追加緩和を検討しているということなのでしょうか。
ロンドンの反応を見たいところです。
ドル/円は、ジリ高を続けているうちに、マーケットのポジションがロングになってしまったようで、反落となっています。
本来、ジリ高は、売り上がってショートになり、最後下げきれないと観念して、買戻しが集中するために急騰するものです。
しかし、場合によっては、下がりづらいことから、マーケットがさらに上昇すると見て、ロングに転じ、しかし上がらず、今回のように反落することもあります。
昨日は、ご存知のようにニューヨーク休場でした。
そのため、ニューヨークオープン後のいつもならはっきり見えないロンドンの動きも目にすることができました。
ロンドンオープン後、EUR/USD、EUR/JPYで上昇相場が演出され、そして、クローズが近づくと手仕舞うという、いわゆるデイトレをやっているのに過ぎないということがわかります。
つまり、ロンドンは、基本的にデイトレだとわかってしまえば、延々と一方向を攻めては来ますが、過度に恐れることはないと思います。
1時間足を見る限り、ドル/円は極めてゆっくりとしたジリ高状態が、続いています。
EUR/USDは、ヘッド・アンド・ショルダーを形成しており、1.1305近辺をしっかり割り込むと反落する可能性があります。
プレジデントデーで、ニューヨーク市場は休場でした。
為替相場では、ドル/円は、ジリ高を続け、高値110.61近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1334近辺まで上昇したものの、その後反落し往って来いとなりましたが、その後小反発しました。
EUR/JPYは、一時125.27近辺まで上昇したものの、その後反落し往って来いとなりましたが、その後ジリ高となりました。
EUR/USD、EUR/JPYについては、単なる買い仕掛けとその手仕舞いでしたが、ドル/円は、ショートになっておりジリ高になりました。
相場が当たらなくなる時があります。
それは、自分がヘタだからと思うことは簡単なことですが、あえてそう思うことはやめることが大切です。
なぜなら、相場は生き物ですから、どんどん変化しています。
したがい、自分が考えていた相場観と現在の相場が食い違ってくることは、あって当たり前のことです。
問題は、相場が変わってきたことを、いかに早く気づくかということです。
私自身は、相場が当たらなくなること自体が、相場が変化していることを示していると見ており、当たらなくなったら、何が今までとは違ってきているのかを考えることにしています。
良くあるケースは、マーケットのテーマが変わり、それに伴って、マーケットの主役が、投機筋か投資家筋かのどちらかに移った時で、投機筋に替わった時はレンジ相場に、投資家筋に替わった時はトレンド相場に移行することが一般的です。
したがい、レンジ相場に対応したトレーディング、トレンド相場に対応したトレーディングに、素直にトレーディングのスタイルを切り替えていくことが大切です。
尚、マーケットのテーマが変わっていないかは、マーケットレポートなりでまめにチェックしていくことが必要です。
EUR/USDが、重くなってきています。
やはり、売りが結構あるのではないかと見ています。
一方、ドル/円が買いになっています。
ショートになっているもようです。
ドル/円が、ジリ高気味になっています。
マーケットのポジションがショートの可能性があります。
EUR/USDの東京オープン前後からの上昇は、先週末の下値トライ失敗のショートカバー(買戻し、ドル売り))だと思われます。
全体的にも、リスクが回避された(リスクオン)のドル売り円売りになっています。
まだ、このドル売り円売り圧力は強そうです。
東京オープンと同時に円買い強まりました。
時期的には、レパトリの円買いが出ても、全くおかしくない時期に来ています。
実需ですので、仲値決めで円買いが強まるようであれば、そうした円買いが出ていることが示唆されます。
EUR/USDは、先週末、1.1234まで売られた後、1.1293で引けました。
その流れからすると、もう一段買い上げられそうですが、横ばいです。
一方、ドル/円は、上値を試しまたが、上値も重そうです。
シドニーでは、若干ドル安気味ながら、前週末とほぼ変わりません。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 110.43-44 (110.46)
EUR/USD 1.1297-98 (1.1293)
EUR/JPY 124.75-81 (124.73)
たとえば、経済指標であったり、要人発言であったり、あるいはテクニカル分析であったり、いろいろな相場の材料があります。
材料は、それぞれに大事ですが、一番マーケット参加者が気にしている材料がどれかを、見極めることが大事です。
そして、その材料が、ポジティブ(前向き)にマーケットに働いた時は、どういう結果になるのか、あるいはネガティブ(後向き)にマーケットに影響した場合は、どういうことになるのか、前もって想定しておくことが大切です。
特に、ネガティブにマーケットに影響した場合、多くのロスカットが出動し、相場は一方向に大いに動きますので、警戒を要します。
ひとつひとつの材料を見ていく上で、気をつけなければならないことは、常識にとらわれないことです。
それよりも、「なにかおかしい」とか、「どうも自分が考えていたことは違っていたのでは」といった、自分が感じた印象を尊重して、すみやかにリスク回避の行動に出ることが大切です。
いったんポジションを持ってしまうと、自分のポジションに固執しがちですから、意識して自分の五感を尊重し、行動に移すことが、自分の身を守る上では、大変重要になります。
2/15(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「ユーロ/ドルにレンジブレイクの可能性」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円は、いったいいつになったら下がるのか?
2.EUR/USDの攻防戦の行方は?
3.GBP/USDは、ブレグジットで、本当に下がるのか?
4、EUR/JPYは、下がるのか?
【1.ドル/円は、いったいいつになったら下がるのか?】から一部
「2月末、3月末に向けてのレパトリのドル売り円買いは、依然としてあると見ている。
今年の場合、1月3日の急落で、マーケットがショートになり、その買戻しが断続的に続いている。
ただし、テクニカル的には、現段階で、天井確認が示唆されているので、引きつけて戻り売りか」
⇒メルマガに続く
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•質問回答
相場が、高値圏を維持するとか、安値圏を維持するといった地合は、マーケットのポジション状況を把握する上で大変重要です。
まず、高値圏を維持するとは、高止まりをするとも言います。
この状況は、決してマーケットが買い上げて、高値を維持しているわけではありません。
もし、買い上げることで高値圏を形成しようとしても、買い上げによってマーケットはロングになることから、高値圏を維持できず緩んできてしまいます。
高値圏を維持するのは、ショートポジションの買戻しによって相場が上昇し、ショートポジションが解消されることによって、マーケットのポジションがほぼスクエア(ポジションなし)になった時です。
一方、安値圏を維持するのは、ロングポジションを売り戻すことによって相場が下落し、ロングポジションが解消されることによって、マーケットのポジションがほぼスクエア(ポジションなし)になった時です。
つまり、マーケットのポジションが偏っていない時に、高値圏を形成したり、安値圏を形成したりします。
そして、高値圏なり、安値圏なりが継続していく中で、新たな相場観によるポジションの造成がなされます。
相場を決定付けるような材料が出てこない場合は、新たに出来たポジションの逆方向に相場は動きやすくなるのが一般的です。
ニューヨークダウは、米中関係改善期待から買われ 、前日比443.86ドル高の25,883.25ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中貿易協議への期待感が高まり、米株が大幅高となる中、利回りも上昇し、暫定値ながら前日比0.009%上げて2.663%で引けました。
原油価格は、米中貿易協議の進展期待や主要産油国の供給懸念から買われ、前日比1.18ドル高の55.59ドルで引けました。
金価格は、発表された1月の米輸入物価指数が低下したことから、緩和的な金融政策が当面続くと見込まれて買われ、前日比8.2ドル高の1,322.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン前に110.65近辺まで買い戻されましたが、その後は揉み合いながらも110.40-45近辺に緩みました。
EUR/USDは、ニューヨークオープン直後、下を試し、一時1.1234近辺をつけましたが、結局攻めきれず反発し、一時1.1306近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて下げ、一時124.23近辺をつけましたが、その後反転し、一時124.85近辺をつけました。
EUR/USDは、果敢に下を攻めましたが、防戦買いも引かず、結局押し戻されました。
必死の攻防戦は、来週も続きそうです。
大きな相場であればあるほど、最初に相場を決定づけるようなきっかけとなる、要人発言、経済指標の発表、事件などがあると、相場は一方向に猛烈な勢いで動きます。
実は、この時が、一番儲けやすいところです。
なぜなら、思惑がはずれた多くのマーケット参加者の投げが集中し、一方向に相場がどんどん進むためです。
ただし、この時点で儲けるためには、思い切りの良さが必要です。
ある意味、これは上がるしかない、あるいは下がるしかないと決意し、即売るなり買うなり、行動に移さなければなりません。
この時、もうこんなに下がってとか、もうこんなに上がってといった躊躇は禁物です。
こういう時の相場は、相場に飛び込んでこそ、活路が開けると言えます。
しかし、時間が経過していくにしたがい、マーケットの多くの参加者が、同じトレンド方向にポジションを持つようになると、相場は簡単ではなくなります。
そうなると、もう上がるしかない、あるいは下がるしかないと、気合で相場に飛び込むことは、危険になってきます。
今度は、冷静な目で、マーケットのポジションを読むことが必要になります。
そこで、大事なのは、自分自身の心理状態です。
この相場水準なら買いたいとか売りたいと自分が思うことは、マーケットの大勢も同じように考えていると思うべきだと考えています。
ですので、こうした局面では、売り急いだり、買い急ぐことはないと思います。
じっくりと、売り場、買い場を物色する鷹揚さが必要です。
このように相場のエントリーにも、メリハリがあるとお考えください。
EUR/USD中心に、EUR/JPYもドル/円も下げてきています。
EUR/USDが、マーケットをリードしています。
ロンドンは、ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYを買いで入ってきています。
ショートをスクイズ(買い上げて崩す)しようということだと思います。
ドル買い円買いのリスク回避のフォーメーションになっています。
ドル/円、EUR/JPYの下落が先行していますが、EUR/USDも、再び1.1200を目指すものと見ています。
ドル/円は、高値を確認した形状が出ています。
今日は、5・10日(ゴトウビ)ですが、これで上げ切れなければ、下がるのではないかと見ています。
ドル/円は、110.35-40を割り込めるかどうかが、ポイントです。
これが、割れてくると、109.80を目指すものと思われます。
ニューヨークダウは、1月の米小売売上高は-1.2%と予想の0.1%を大幅に下回ったことから売られ 、前日比104.69ドル安の25,438.58ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、弱い米小売売上高を受け低下し、暫定値ながら前日比0.050%下げて2.652%で引けました。
原油価格は、協調減産で需給が引き締まるとの観測から買いが強まり、前日比0.51ドル高の54.41ドルで引けました。
金価格は、下げで始まったものの冴えない米小売売上高を受けて米利上げ休止観測が強まると下げ幅を縮め、前日比1.2ドル安の1,313.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、発表された1月の米小売売上高が予想を下回ったことからドル売りが強まりました。、
ドル/円は、110.46近辺まで下落しました。
EUR/USDは、1.1310近辺まで急騰後、一時1.1265近辺まで反落しましたが、再び1.1300近辺に戻しました。
EUR/JPYは、一時124.75近辺まで下落しました。
ドル/円の上げが、一服しました。
尚、トランプ大統領は、予算案に署名し、その上で非常事態宣言を行うとしたほか、米中協議では、関税引き上げ期限の60日間延長を検討しているとの報道がありました。
剣道大会の優勝者へのインタビューで、優勝者は「一試合、一試合、目の前の敵のことだけを考えていました」と話していました。
これと同様のことは、お相撲さんが勝利者インタビューで、「一日一日の一番のことだけを考えるだけです」と答え、また女子プロゴルファーは、「目の前にある一球に集中することに心掛けました」と語っています。
このように、勝負に携わる人たちが異口同音に語っていることは、目先の勝負をないがしろにせず、むしろ、一勝一勝の積み重ねがなければ、優勝はありえないと言うことだと思います。
特に、トレーディングの世界で大事なことは、相場観がはずれ、損失を出してしまった時です。
こうした状況になると、早く損失を取り戻したいという気持ちから、トレーディング自体が雑になり、下手をすると損失の上塗りをしてしまうものです。
しかし、損失を出してしまったからこそ、一気に損失を取り戻そうとせず、ていねいにトレーディングをして、着実に損失を取り戻す根気の良さが必要です。
さらに、申し上げれば、なぜそんなに大きく損失を出すまで放置してしまったかということです。
損失を大きく出す前に、どうも自分の考えていることと、実際の相場が違っているということは、気がつくものだと思います。
気づいたら、相場に執着せず、いったんポジションを手仕舞い、様子を見ることです。
焦らず、じっくりと次のチャンスを待つことが肝心です。
結局、EUR/USD、EUR/JPYは、反落です。
ここ数日の、ユーロの売りは、ちょっと普通ではない感じです。
下方向には、警戒です。
EUR/JPYの買いが大きく入って、一時EUR/USDが上がり、またドル/円も買いになっています。
ロンドンは、ドル/円には、かなり強気なようです。
EUR/USDは、早朝、一時1.1250近辺まで下げ、1.1200~1.1600のレンジの下限1.1200まで、あと50ポイントのところまで迫っています。
今回、この1.1200の下限をブレイクするかが注目されますが、上限1.1600、下限1.1200のダブル・ノータッチ・オプションがまだ存在しているものと思われ、これをブレイクするのは、なかなか一筋縄ではいかないと思います。
しかし、それでも1.1200をブレイクしたら、急落の可能性があります。
ここまでは、米中貿易交渉の進展期待や米政府機関の再閉鎖が回避されるとの観測などにより、ドル買いが強まったファンダメンタルズ相場だと思います。
しかし、2月は28日間で、今日14日から月後半に入り、そろそろ2月末の投資信託の決算に絡んだレパトリの円買いが出始めるのではないかと見ています。
EUR/JPYが、125.00を下回っており、重くなっています。
ひとつには、ドル/円がひさびさに、111円台に一時乗せてきているため、国内の輸出企業からドル/円の売りが出ているためだと思われます。
ニューヨークダウは、米中貿易交渉の進展と米政府機関の再閉鎖回避への期待が続き買われ 、前日比117.51ドル高の25,543.27ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、消費者物価指数のコア指数が安定していることが評価されて上昇し、暫定値ながら前日比0.020%上げて2.708%で引けました。
原油価格は、サウジアラビアなどOPEC加盟国の協調減産による需給改善が見込まれて買われ、前日比0.80ドル高の53.90ドルで引けました。
金価格は、FRBが当面利上げを見送るという見方が強まり買われ、前日比1.1ドル高の1,315.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、EUR/USDの下落(ドル買い)に連れて上げ、一時111.06近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1200~1.1600近辺のレンジの下限1.1200のブレイクを狙って売られ、一時1.1264近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて反落し、一時125.00近辺をつけました。
堅固にサポートされているEUR/USDの1.12台の突破を狙って、かなり執拗な売りが出ています。
突破できるかどうかは、時間との戦いではないかと見ています。
ドル/円の上昇はかなり鋭角的で、ショート筋の買戻しが断続的に出ているもようです。
相場に限らず、何かを信ずるということは、そう簡単なことではありません。
特に、相場の場合、信じるかどうかが、損益に直結するだけに、おいそれとは信じないものです。
それが、何かを信じるようになるためには、お墨付きが必要です。
つまり、要人の重要な発言であったり、有無を言わさぬ経済指標の結果であったり、または決定的な事件であったり、つまり信ずるに足る説得力のあるものを実感しなければ信じないものです。
そして、いったん信じてしまうと、今度は簡単には信じたことを否定しなくなるのが一般的です。
しかし、何事も絶対はありませんし、また時の経過とともに、信じるに足ると思っていたこと自体が変化することもあります。
信じていたものに裏切られる場合は、やっと信ずるものができたという安堵感から油断してしまったことによることが多いと思います。
したがい、盲目的に信じるのではなく、常にまだ変わらず信じて良いものか、そして変化があるとすれば、その変化は自分にとって良いことなのかあるいは悪いことなのかをチェックすることが必要です。
ロンドン勢は、東京タイム上げてきたEUR/USDを売ってきています。
東京タイムに、EUR/USDのロングが出来たと見ているのではないかと思われます。
ロンドン勢は、打診的(試し)にEUR/USDを売ってきています。
まだ上げ余力があるのか、あるいは、マーケットのポジションがロングに偏っていないかを、このロンドンオープンの前に確認しています。
米中貿易交渉の進展期待や米政府機関の再閉鎖が回避されるとの観測から、リスクが回避された(リスクオン)として、ドル売り円売りが進行しています。
つまり、ドル/円の買い(円安)、EUR/USDの買い(ドル安)、EUR/JPYの買い(円安)が同時に起きています。
しかし、要は、ドル/円が動きづらくなった一方、EUR/USDは売りトライに失敗し、クロス円の買いに走ったというのが実態のように思います。
EUR/USDは、やはり1.12台では、防戦買いが出ていて、それに向って売ってしまったため、ショートになり買戻しとなったようです。
やはり、1.1200~1.1600レンジをブレイクするのは、一筋縄では行きません。
こうして、1.12台から押し戻されると、マーケットのやる気が、どんどん削がれていくように思います。
ドル/円は、引き続き、110.40~110.55近辺での横ばいではないかと見ています。
EUR/USD、EUR/JPYは、まだショートが切れていないようで、買い気になっています。
ニューヨークダウは、米中貿易交渉の進展期待や米政府機関の再閉鎖が回避されるとの観測から買われ 、前日比372.65ドル高の25,425.76ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、民主・共和両党が新予算案で基本合意したことを受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.025%上げて2.679%で引けました。
原油価格は、OPEC減産で需給改善の期待から買われ、前日比0.69ドル高の53.10ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比2.1ドル高の1,314.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時110.34近辺まで下げた後、110.50を挟んで横ばいが続きました。
EUR/USDは、米中貿易交渉の進展期待や米政府機関の再閉鎖が回避されるとの観測からリスクが回避されたとして買戻され(ドル売り)、一時1.1340近辺をつけました。
EUR/JPYも、リスクが回避されたとして上げ(円売り)、一時125.27近辺をつけました。
ドル/円は、短期のレンジ相場入りしたものと見ています。
EUR/USDは、1.1200~1.1600レンジの下限1.12台の売りトライは、またしても防戦された格好です。
張ったポジションが、うまくトレンド相場に乗り、評価益がドンドン増えたとします。
こうしたフェーバー(有利)なポジションをキープしていると、「もう当分、今の相場が続くのではないか」といった気持ちが高まります。
しかし、相場が未来永劫、フェーバーな方向が続くことはありません。
いずれは反転局面を迎え、ヘタをすると、折角のかわいいポジションがアゲンスト(不利)になることすらあります。
したがい、どこかでは、必ず利益を確定しなければなりません。
利益を確定するということは、実は大変難しいものです。
なぜなら、ここで利食ったら、さらに相場がフェーバーな方向に行ってしまうのではないかという、儲け損なう恐怖があるからです。
この思いは、利食った後でもあり、あそこで利食わなかれば、さらに儲かったのに、自分ばかりが馬鹿を見ているのではないかという思いが募って、再度相場にエントリーしてしまい、折角の当初の利益を減らしたり、場合によっては、儲けた利益をすべて飛ばしてしまうことさえあります。
ですので、利食ったら、気持ちが落ち着くまでは、相場は見ないことで気持ちを落ち着けることが必要です。
また、気持ちの割り切りができることが、大切です。
EUR/USDが、1.1200方向を目指しています。
抵抗も、結構ありそうですが、売りも引かなくなっています。
1.1200~1.1600のレンジをブレイクするかの、重要な局面です。
ドル/円は、1時間足の短期の移動平均線が、まだ鋭角的に上向いているため、急反落は難しそうです。
とりあえず、上げ下げはあるとは思うものの横ばいか?
1月3日に急落したのを見てから、マーケットの大勢は下がると確信をもって売り上がったように、今度は、昨日の急騰を見てから、マーケットの大勢は上げを確信して買ってきている可能性があると思っています。
しかも、昨日は東京休場の中、いつも以上に海外主導のショートのロスカット狙いの相場だった上に、今朝は、5・10日(ゴトウビ)の代替日で仲値決めでの輸入決済のドル買いも多かったことから、さらに買われて上げへの確信は一層強まったのではないかと見ています。
ただ、大勢が確信を持った時には、すでにその相場の大所は終わっているように思います。
ドル/円の1時間足を見ますと、午前零時以降に小さなヘッド・アンド・ショルダーが出来ていることを視認できます。
これは、新規に買い先行で上を試して、ポジションがロングになっていることを示唆している可能性があります。
午前10時に向けて仲値決済のドル買いが再び強まる可能性はありますが、あまりここからブルになるのは危険なように見ています。
5・10日(ゴトウビ)にあたる10日は日曜日でしたので、今日がその代替日となるものと見ています。
仲値で輸入決済(ドル買い円売り)が、午前10時頃に向けて集中する可能性があります。
ニューヨークダウは、米中次官級協議の進展期待から高く始まりましたが、次第に買い手控えムードが広がり 、前週末比53.29ドル安の25,053.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中次官級協議をにらんで反発し、暫定値ながら前週末比0.018%上げて2.652%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの下落を受け下押しされたものの、主要国の協調減産を受けて下げ渋り、前週末比0.31ドル安の52.41ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落を受けて下げ、前週末比6.6ドル安の1,311.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイム、110.10超えのストップロスがついて上昇後、いったん値ごろ感から売られたものの、再びマーケットはショートになり、ニューヨークに入り踏み上げられて、一時110.47近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1300近辺がサポートされていましたが、ニューヨークに入りドル/円の再上昇に連れて、一段下げとなり、一時1.1267近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて、124.88近辺まで上げましたが、ニューヨークに入って、今度はEUR/USDの下落に、一転して下げ、一時124.41近辺をつけました。
東京不在のマーケットで、基本的にポジション調整が進みました。
1.1300を大きく割ったEUR/USDに驚くとともに、EUR/JPYの反転下落が珍しく、EUR/JPYの125.00近辺の重さを再確認した格好です。
今、思い出しても背筋が凍るトレーディングがありました。
それは、ニューヨーク時代のある日、ドル/円のロングポジションを結構持っていた時でした。
しかし、上値が重く、少し上げても高値に止まれず、またズルズル下がってしまい、これはどうも上がりそうにないと判断し、ロングのポジションを落として、ポジションスクエア(ノーポジ)にしました。
本来であれば、そのまま様子見になるところですが、依然として上値が重いことが気に掛かり、それならば売ってみるかと、今度は買っていたのと同額分を売りました。
しかし、売ったからと言って、すぐ落ちる気配もないままに時間が立ちました。
ところが、突然、ロイターのヘッドラインのアラームが鳴ったので、なんだろうと見たところが、「ニューヨーク連銀(中銀)、ドル/円で売り介入」とニュースが報じられ、目を疑いました。
驚いたのは、私だけでなく、マーケット全体も同様で、次のマーケットである東京でも、さらに急落し、介入の第一報から5円の急落となりました。
この時、やはりたっぷりショートポジションを持っていた上司から、「こんなラッキーなことはないから、ショートポジションをすべて利食おう」と言われ、何の未練もなく、すべて手仕舞いました。
本当に、ラッキーだったと思います。
なぜなら、もともとポジションをロングにしていたのですから、ロングに固執しているところに介入がもっと早く出ていたら、急落の中、ロングポジションをどこで損切れたかもわからないような即死状態に陥るところでした。
それを考えるだけでも、鳥肌が立ちました。
この時、実感したことは、漫然とボジションを持たないこと、そして自分の五感を信じることでした。
相場の世界は、一寸先は闇です。
それだけに、ポジションを持っている限りは、常に緊張感を持つことが大切だということです。
ドル/円は、110.10超えにショートのストップロスがあったもようです。
それを狙って買っていたようです。
本日は、スタッフがお休みのため、ツィッターの電話インタビューはこちらからお送りします。
マーケットの本音は、EUR/USDの下を試したいのだと思っている。
ただし、1.1300以下は、これまでも何度も跳ね返されており、かなり慎重になっている。
ドル/円も連れ高にはなっているが、110円台はかなり重いだろう。
ロンドンは、かなり攻め悩んでいるようでした。
しかし、本音ベースでは、EUR/USDを売りたがっているように思われます。
ドル/円、クロス円が買われていました。
しかし、何をもって円売りなのか、定かではありません。
多分にムード先行による円売りの可能性が高いものと見ています。
EUR/USDが、シドニーで1.1315近辺まで下げた(ドル買い)ため、ドル/円が109.80-85近辺に強含みました。
しかし、EUR/USDの下の抵抗も強い上に、ドル/円の上げは、単なるつきあいに過ぎないと見ています。
「自分が正しくて、相場が間違っている」と思うことはありませんか。
大方、ポジションがアゲンスト(不利)になって、相場に攻め立てられている時の心境です。
この心境の怖いところは、「自分が正しい」と思っていることです。
相場に対しては、本来謙虚であるべきところですが、「自分が正しい」と思っていることから、他の考え方を受け入れられなくなっている可能性があります。
また、「相場が間違っている」ということから、切り口を変えて相場を見ることも出来なくなっていると思われます。
相場に必要なことは、「謙虚さと柔軟性」だと思います。
当初、考えた相場観が間違えていても、なんら問題はありません。
今の、相場環境に合わせた相場観に軌道修正をすれば、良いだけです。
たとえそれが、黒が白に、つまり逆になっても構わないと思います。
むしろ、黒を白に見方を柔軟に変えられることが大切だと思います。
また、執着心や、固執とは、決別することが大事です。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円の2月のレパトリはまだか?
2.EUR/USDはさらに上がるのか?
3.GBP/USDの行方は?
4.EUR/JPYの反落は続くのか?
【1.ドル/円の2月のレパトリはまだか?】から一部
「2月末の投資信託の決算に伴うレパトリは、そろそろ出るのでは?
一方、それによるドル安を押さえようとする動きが公的運用機関から出る可能性がある。
値動きから、両者の動きを探り、報告して行きたい」
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•質問回答
相場では、タイミングが大変重要です。
相場がこれからどのようになるかという、つまり相場観は、結構当たっている方が多いと言えます。
この点については、皆さん自信を持って良いと思います。
しかし、問題は、相場へのエントリーのタイミングが合っていないために、しなくても良い苦労をする方が多いと言うことです。
なぜなら、先見的に相場が見えても、その先見的に見えた相場が実際の相場になるには、かなりの時間が掛かるのが一般的だからです。
ですので、相場が見えているだけに、じれてしまい、正しいエントリーのタイミングより、はるかに早く相場にエントリーしてしまって、揉みくちゃになったり、最悪のケース、ロスカットがついてしまって、損失を出すこともありえます。
そして、ロスカットした後、皮肉にも、元々思っていた方向に相場が動き出すことが、良くあることです。
したがって、相場のエントリーのタイミングを掴むためには、じっくりと相場を引きつけられるようになることが大切です。
これは、言うは易く行なうは難しではあります。
しかし、エントリーのタイミングが合っていないと思われている方は、まずは、意識的に、相場のエントリーを今までよりも遅らせてみてはいかがでしょうか。
2/8(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「リスク回避で円買いの理由」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ニューヨークダウは、米中の貿易協議を巡る不透明感や世界経済の減速懸念から売られ 、前日比63.27ドル安の25,106.26ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.025%下げて2.632%で引けました。
原油価格は、OPECの減産が相場を支え、前日比0.08ドル高の52.72ドルで引けました。
金価格は、世界の主な株価指数が下落したため、逃避的に買われ、前日比4.3ドル高の1,318.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.65~90近辺で方向感なく推移しました。
EUR/USDは、1.1323近辺まで下押しした後、いったん1.1351近辺まで反発したものの、再び1.1321近辺まで軟化しました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて、いったん124.70近辺まで反発した後、一時124.17近辺まで下げました。
EUR/USDは、買いが強かったものの、ゆっくりと値を下げました。
パワープレーとは、力で相場を動かすトレーディングです。
私が知る限りで、最も凄かったのは、米バンカーズトラスト銀行ニューヨーク本店のトレーダーだったアンディー・クリーガーのトレーディングでした。
彼は、通貨オプションのトレーダーでしたが、オプション取引に伴ってスポット取引、いわゆるFX取引にも参入してきました。
ある時、突然、ニューヨーク市場が大荒れとなり、瞬く間に、世界中に彼の名前が広まりました。
彼の取引手法を、後日聞いてみたところ、たとえば、EUR/USDのマーケットが70-75とすると、突然30のオファー(売り)をブローカー経由でマーケットに出します。
当然、75で買うよりも、はるかに安いレートで買えますので、買いが群がってきて、10億ユーロ(1000本)ぐらいの取引が成立します。
そうすると、彼は、さらに低い00のオファーを、マーケットに出します。
これにも買いが殺到し、さらに10億ユーロ(1000本)ぐらいの取引になります。
そうやって、マーケットはパンパンにロングにさせておいて、今度は、彼は、銀行を何行も直接呼んでプライスを求め(ダイレクト ディール)、相手銀行が出すプライスをことごとく叩き売りますから、たまりません。
ただでさえ腹一杯にロングになっているところに、さらにダイレクトディールで叩かれてロングになっていますから、マーケットは総投げ状態となり、何百ポイントも急落していく中、アンディーは低めのビッド(買い値)をブローカーに出し、静かに利食ったということでした。
凄いパワーディールでしたが、これだけ派手に立ち回ると、あっという間に手口はマーケットに読まれ、結局長生きはできませんでした。
ただ、一世を風靡したという意味では、彼の右に出るものはなかなかいないと思います。
思いつきの買いだったようです。
むしろ、最近、何度も試したものの重い110円台の方が、気になります。
ロンドンは、ドル/円、クロス円を買いで、入ってきました。
真意は、定かではありません。
EUR/USDは、テクニカル的には、1.1300近辺まで行けると見ています。
しかし。EUR/USDが、下げ渋ってきているのが、気になります。
昨日は、1.1325近辺まで下げられたのが、今日は1.1335すらつかなくなっているところに人為的なものを感じます。
昨日の海外では、欧州委員会がユーロ圏経済見通しの下方修正を発表したことから、リスク回避の円買いとなりました。
これから言えることは、日本発の問題に限らず、海外で発生した問題にも、素直に円買いされることが普通になっているということです。
そして、思うのは、発生する事件には、リーマンショックとか、スイスショックとかいろいろありますが、言えることは、過去に発生した大事件を上回る大事件が起きていることです。
欧州経済は、本当に弱そうです。
やはり、EUR/USDは、現在の1.1200~1.1600レンジから、長期的には下にブレイクするものと思われます。
後は、タイミングの問題だと思います。
ニューヨークダウは、米中交渉の難航が嫌気されたほか 、欧州を中心に世界景気の減速懸念が再燃したこともあり売られ、前日比220.77ドル安の25,169.53ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ドイツ国債利回りの低下を受けて下げ、暫定値ながら前日比0.039%下げて2.655%で引けました。
原油価格は、内戦による政情不安で稼働停止中のリビアの油田が生産を再開するとの観測から売られ、前日比1.37ドル安の52.64ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの軟調を受けて売られ、前日比0.2ドル安の1,314.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時110.09まで上昇したものの、欧州委員会がユーロ圏経済見通しの下方修正を発表するとリスク回避の円買いに反落し、一時109.61まで下落し、その後109.80-85近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、ドイツの鉱工業生産指数が4カ月連続で前月比マイナスとなり売られ、一時1.1325近辺まで下落し、いったん1.1360近辺に戻しましたが、その後二番底をうかがう展開となりました。
EUR/JPYは、ドル/円、EUR/USDの下落に連れて一時124.35近辺まで急落し、いったん124.74近辺まで戻しましたが、その後二番底をうかがう展開となりました。
リスク回避のドル/円の売り(円買い)、EUR/USDの売り(ドル買い)、EUR/JPYの売り(円買い)、つまりドル高円高傾向となりました。
インターバンクディーラーの間で、良く使われる言葉です。
ポジションの持ち値が悪いという意味です。
コストが悪いのは、たとえば、下げ相場で、下落に加速がつき、思わず儲け損なう恐怖から、安値を叩いたところが相場はそこを安値として反発し、気がつけば、コストの悪い売りポジションを持ってしまった場合です。
また、上げ相場で言えば、高値掴みをして、コストの悪いロングを持ってしまった場合です。
売りにせよ買いにせよ、コストの悪いポジションを持ってしまうと、それはそれなりに、可愛いポジションに思うものですが、そうしてそのポジションに執着することは危険です。
特に、そのポジションを持った後に、フェーバー(有利)でいる時間よりアゲンスト(不利)でいる時間が圧倒的に長い場合は、さらにアゲンストになる可能性が高く、こうした状況では、勇気を持っていったんポジションを手仕舞うことが、賢明かと思われます。
持ったポジションがうまく行かないのには、二つの理由があると想います。
ひとつは、根本的に相場観が間違っているということ、そしてもうひとつにはタイミングが早いことが上げられます。
実は、根本的に相場観が間違っている場合は少なく、多くの場合は、ポジションを持つタイミングが早いことで、うまく行かないと言えます。
したがい、安値を叩いてしまった、高値掴みをしてしまったけれど、フェーバーにならないようであれば、ポジションに固執せず、次のチャンスのために、今持っているポジションは手仕舞うことが大切です。
全体的にたくられて(突っ込んで戻す)いますが、基本的には、まだ突っ込んだ方向を試すと思います。
特に、EUR/USDは、まだ下がると見ています。
ドル/円は、まだショートではないかと見ています。
ロンドンは、オープンと同時に、ドル/円、クロス円、EUR/USD、GBP/USDなどで、ガツンと売り込んできましたが、今はたくり上げられています。
なかなか、難しい相場だと思います。
EUR/USDが、4時間足で1月25日11時からの連続陽線を埋めに行く過程にあるため、非常に重く、そのため、EUR/JPYが押され、ドル/円も重くなりました。
しかし、ドル/円自体としては、値ごろ感で売っただけに過ぎず、マーケットはショートになって反発気味になっています。
ドル/円は、オープン後、改めて売ってきてショートになろうとしていますので、後で反発するものと見ています。
このように、1時間足で、視認できるほどに売っているということは、結構売っていることを意味していると思われます。
ドル/円を1時間足で見ますと、反発して、再び高止まりとなっています。
こういう時に、値ごろ感から売ると一段上げになりやすいので、注意が必要です。
ニューヨークダウは、利益確定売りが優勢でしたが下値も堅く 、前日比21.22ドル安の25,390.30ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいとなり、暫定値ながら前日比と変わらず2.698%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で米在庫の増加が予想を下回り買われ、前日比0.35ドル高の54.01ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比4.8ドル安の1,314.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利上昇を受けて反発し、一時110.00近辺をつけました。
EUR/USDは、米長期金利上昇を受けて下落し、一時1.1362近辺をつけました。
EUR/JPYは、124.80~125.10近辺の安値圏で横這いでした。
トランプ米大統領の一般教書演説は新しみはなく、ドル/円は一時失望売りが出ましたが、売り一巡後反発となりした。
トレンドがはっきりしている相場、たとえば、下げトレンドの相場でも、一本調子で相場が下がる期間は短く、大きな戻しという調整局面があってこそ、再び下げられるものだと思います。
下げて、戻して、また下げるということの繰り返しが、下げのトレンド相場のサイクルと呼ばれるものです。
このトレンド相場のサイクルにうまく乗れると、非常に効率よく利益を出すことが可能となります。
ただし、下げ相場がはっきりしているため、同じように下げで狙っているマーケット参加者も多く、彼らの心理状況も読み取りながらトレードする必要があります。
下げ相場が始まったばかりの時は、一番相場が素直に下落するところです。
なぜなら、思惑がはずれたロング筋の大量のロスカットが出る上に、ショート筋も急な下げに乗り遅れてしまうため、ショートが出来にくいためです。
そして、ストップロスがほぼ出尽くして下げ止まったところから、売り遅れたマーケット参加者は、売り込んでくる場合もありますが、大抵は戻り売りを始めます、
こうして売ることでマーケットはショートになり、下がりにくくなって、買戻しが強まって一段上昇し、ショートのストップロスが出て、ショートポジションは買い戻されます。
この後、マーケットセンチメントがブル(強気)になって、高値圏で買ったり、買い下がったりすると、今度はロングになって下げやすくなります。
こうした下げトレンドの相場のサイクルを見てみますと、相場へのエントリーは、下げ始めたばかりの時は、安値圏で売っていくことが大切です。
しかし、それ以降は、マーケットのセンチメントがベア(弱気)になるため、エントリーのタイミングは、マーケットが買い戻して反発し、さらにロングになるのを待ってからか、あるいは反発から反落に転じた時に追撃的に売るということが、良いように思います。
ドル/円は、110円台を、2月4日の22時から攻め始め、6日の11時に諦めました。
上値トライとは、これぐらいしつこいものだと、覚えておくことが大事だと思います。
ドル/円下げ、EUR/USD下げ、EUR/JPY下げです。
つまり、リスク回避のドル高円高になっています。
トランプ大統領の一般教書演説は終了しました。
正直なところ、やや円高にはなったものの、特に、強いフィーリングは湧きません。
トランプ大統領の一般教書演説を控えて、様子見気分が強く動いていません。
一般教書演説により政治的不透明感が払拭されるという期待感もあるようです。
それもあって、昨日、EUR/USDが下落(ドル高)となったという解説もあります。
日本時間午前中、トランプ大統領の一般教書演説が予定されています。
しかし、演説内容は多岐にわたり、相場への影響を絞り込むのは簡単ではないのではないかと見ています。
ニューヨークダウは、アップルやマイクロソフトなどハイテク株やボーイングが買われ 、前日比172.15ドル高の25,411.52ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ISM非製造業景気指数が弱い内容だったことに押され低下し、暫定値ながら前日比0.023%下げて2.700%で引けました。
原油価格は、利益確定売りが出て下げ、前日比0.90ドル安の53.66ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比0.1ドル安の1,319.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.80~110.00近辺での狭いレンジでの横這い推移が続きました。
EUR/USDは、いったん1.1434近辺まで反発後、1.1401近辺まで反落しました。
EUR/JPYは、125.65近辺から、一時125.28近辺まで下落しました。
日本時間6日午前にトランプ米大統領による一般教書演説を控え、様子見ムードが広がりました。
相場には、「思い切り」と「割り切り」が必要だと思います。
まず、思い切りは、ポジションメーク(ポジションを張る)をする時に、必要です。
チャートを見返して確認し、マーケットのセンチメントも把握し、そしてインスピレーションも沸いていて、後はもう、実際にポジションメークするばかりという段階で、相場に飛び込む思い切りが必要です。
私は、ポジションメークは指値ではなく、プライスを叩くことを心掛けています。
これは、自分から能動的に相場にエントリーすることで、相場に前向きでいられると思っているからです。
また、ポジションを手仕舞う時、それが利食いであろうと損切りであろうと、損益を確定する時は、割り切りが必要だと思います。
そして、オーダーに出来るだけ頼らずに、出来るだけ自らプライスを叩くことにしています。
ただし、不測の事態に備えて、常にストップロスは入れています。
ここで手仕舞うと、期待すべき利益が得られないかもしれないとか、ここで損切ったら自分だけバカを見るかもしれないといった、ある種の恐怖感から、ポジションを手仕舞うことができないでいることがあるかと思います。
しかし、収益極大損失限定は、実は割り切りによって実現できるもので、執着心では実現できません。
尚、利食いの三分割という考え方もありますが、ここで利食うと決めたら、一気に利食うことが、結果的には良いように思います。
東京・アジア勢が、ドル/円、EUR/JPYなどを売ってきています。
しかし、人一倍、他人の利食いに使われたくないロンドン勢が、その下げの流れに素直に乗るでしょうか。
ただし、この下げがロングの投げであれば、売り込んでくるとは思います。
ドル/円もEUR/JPYも反落です。
AUD/JPYだけが、RBA(豪中銀)声明を受けて、急騰しています。
ただ、ドル/円にしても、EUR/JPYにしても、まだ本格的なショートの調整は済んでいないように思います。
ドル/円もクロス円も、買いが引きません。
新規のロングメイク(ロングポジションを作る)というよりも、ショートっぽく見えます。
昨日のニューヨークで高値をつけて反落した後、改めて売り上がっているのかもしれません。
ドル/円は、110.00接近の水準で、新規ではなかなか買わないだろうと見ましたが、マーケットは買い気になってきているようです。
クロス円でも、買いが強まっています。
これで、新規でロングが積み上がってくると、下げやすくなるものと思われます。
昨日のニューヨークで、ドル/円は、ショートのロスカットが出て、ショートポジションは減ったものと思われます。
しかし、だからと言って、また売れば、再びショートになり下がるものも下がらなくなるものと見ています。
その上、現水準で、ロングポジションが増えるとも思えず、要は、動きが取れなくなる可能性があります。
ニューヨークダウは、アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力のハイテク株が上げ 、前週末比175.48ドル高の25,239.37ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受け上昇し、暫定値ながら前週末比0.043%高の2.727%で引けました。
原油価格は、EUR/USDが下落したことを受けて下げ、前週末比0.70ドル安の54.56ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前週末比2.8ドル安の1,319.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利の上昇もあり、買戻しに110.16近辺まで上げましたが、発表された米製造業新規受注が-0.6%と予想の0.3%を下回ったことから109.83近辺まで反落となりました。
EUR/USDは、1.1425近辺まで下落後は、1.1430台で横這いとなりました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れ125.95近辺まで上げた後、125.56近辺まで反落しました。
ドル/円は、売り上がってショートになり下げ渋っていましたが、110.00を超えてロスカットが集中すると、ポジションも軽くなり反落となりました。
110.00は超えましたが、むしろ110円台の重さを確認した相場でした。
ネガティブ・インディケーター(逆指標)という言葉をよくトレーダーの間で使います。
たとえば、あるトレーダーがあるポジションをとったり、相場はこうなると公言すると、実際の相場は、必ずと言っていいほど真反対に行ってしまうことから、ちょっと皮肉なことですが、ネガティブ・インディケーター(逆指標)として、周囲からは一目置かれる存在となります。
また、トレーディング部門に常駐するマーケットエコノミストがネガティブインディケーターになることもよくあります。
それは、エコノミストとは、発表された経済指標などを分析することによって予測をする、言い換えれば、結果が出てから予測します。
そのため、ある程度の確証を持ったらリスク覚悟でポジションを持つトレーダーと比べると、予測するタイミングが、どうしても遅れるからだと思われます。
つまり、ネガティブインディーケーターとなるのは、材料による相場の方向性がかなり確実視されるようになったところでリスクを取るなり予測するなりするためだと思います。
私自身も、ネガティブインディケーターにならぬよう、ある程度の確証を持ったらリスク覚悟で、マーケットにエントリーするなり、コメントするよう心掛けていきたいと思います。
2/1(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「2月から4月の相場傾向」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ドル/円は、着実に上げてきています。
押しがないことから、ショートになっているものと見ています。
結局、ドル/円はショートになったようです。
ロンドンが、買い上げてくるか、気になるところです。
2月9日(土)のサンワード貿易主催セミナーに是非ご参加ください。
詳細及びお申し込みについては、こちらから。
ドル/円の値動きが、底堅くなってきています。
ショートに偏ってきている可能性があります。
ドル/円も、クロス円も高値圏を維持しています。
ただし、ショートが溜まって、買いが強まるようなグイグイと押し上げてくるようなパワーは、感じられません。
東京オープンと同時に、マーケットは、ドル/円、クロス円を買ってきていますが、ショートカバーというよりも、ロングメイク(新規にロングを作る動きのように見えます。
ドル/円は、12月31日4時に大陰線という広義の窓が出現し、2月1日22時から連続陽線を出してこの窓を埋めました。(リターンエース)
しかし、今度は、2月1日22時から連続陽線という広義の窓が開いており、これをまたリターンエースするかが、注目されます。
昨日、節分を終え、今日は立春です。
相場の転換点になるか、興味があるところです。
とりあえず、ドル/円、クロス円は、いったん頭を打った格好です。
シドニーでは、ややユーロ安ながら、前週末とほぼ変わりません。
ドル/円は、上昇が延長するのではないかと予想していましたが、既に買戻しは結構終えている可能性があります。
日本時間午前5時45分現在(カッコ内は、前週金曜のニューヨークローズ)
ドル/円 109.51-53 (109.51)
EUR/USD 1.1448-49 (1.1454)
EUR/JPY 125.36-39 (125.43)
私が、ニューヨークに駐在していた頃、トレーディングでいろいろな経験をしました。その中でも、忘れられないエピソードを今回お話ししてみたいと思います。
ある時、大台は忘れましたが、たとえば、ドル/円の110.00以上には、日本の輸出企業からの売りオーダーが死ぬほどあって上は鉄壁だと、マーケットでは言われていました。
しかし、なぜかプライスは、徐々に、その110.00に吸い寄せられ、109.90-00近辺で保ち合い(もちあい)状態になって、どう見ても買い気が強い状態になっていました。
そこへ、日本のお客さんから、私の直通番号に電話があり、挨拶もそこそこに、「お騒がせしますが、ドル/円で200本プライス(2億ドルのツーウェイプライス)をお願いします。」とのことでした。
200本(2億ドル)と言えば、1銭アゲンスト(不利)で2百万円、10銭アゲンストで2千万円のロスがでるサイズです。
瞬間的に、自分が感じる買い気の強さとマーケットで言われている110.00以上の死ぬほどあるという売りオーダーを比べてみて、ここで売ってこられても逃げられるが、買ってこられたら逃げられないと自分が値動きから感じる強さを信じ、マーケットが109.90-95のところで、109.95-00でプライスを提示しました。
そうしましたところ、そのお客さんは、「マイン(Mine、買った)」とおっしゃって取引は成立。私は、110.00で200本のショートを持ったわけです。
お礼を申し上げて電話を切るなり、私のアシスタントのアイルランド系アメリカ人のデニースに、「I need 200!(200本買わなくちゃならない!)」と言うと、今まで私が日本語でボソボソ電話していたので、そんなことになっているとは知らなかった彼女は、「Oh,boy!(えー!)」と叫びつつ、「Hey, guys(みんな、聞いて!)」 とチームの連中に大声で指示し、他の銀行をディーリングマシンや電話で呼びまくりました。
そして、チームのみんなが伝えてくる他の銀行の出してくるプライスを、私は買い捲りました。
積極的にリスクをとることで有名な銀行、バンカーズトラストなどは、呼び返してきて、「What's your price?(おまえのプライスを出してみろ)」と、挑みかかってくる有様で、なにしろ大騒ぎのうちに、200本を無事買い終わりました。
その間、プライスは、109.90-00の間で動いていませんでしたが、買い終わってしばらくして、大型ロケットが発射したような、ズズズーッという感じで110.00を上に抜け出し、それからは速かった。ものの30分掛かるか掛からないかのうちに、2円ブチ上がったのでした。
このエピソードから申し上げたかったことは、噂や世間の見方に頼り過ぎないで、自分がマーケットの値動きから感ずることを信じることが大事だということです。
そして、自分を信じるためには、痛い目に遭ってでも、いろいろ経験を積むということが大事だと思います。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円の下げは終わったのか?
2.EUR/USDってなんで下がらないの?
3.GBP/USDも、ブレグジットがあるはずなのにどうして強いの?
4.EUR/JPYも、しぶとい。
【1.ドル/円の下げは終わったのか?】から一部
「目先は、反発の勢いから110.00接近の可能性?
ただし、2月・3月はレパトリからのドル売りがあるので、結局下げるのでは?
気になるのは、公的運用機関の動き?」
⇒メルマガに続く
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•質問回答
前週末のニューヨーククローズと、今週初のシドニータイムとの間で、ギャップ(窓)が発生することがあります。
そして、月曜早々にギャップが埋まることは、良くあることです。
しかし、ギャップがすぐに埋まることが必ずではないことも、理解しておくことが必要です。
つまり、場合によっては、ギャップが埋まるのに、半年とか1年を要する場合もあります。
ギャップ埋めに時間が掛かる場合とは、相場が強いトレンド相場で、言い換えれば、一方向へ相場が進む勢いが強い時です。
このような場合、たとえギャップを埋めようとしても、埋めきれずにトレンド方向へ再び進み始めることが多いと言えます。
そして、ギャップ埋めを狙ったポジションが、ギャップを埋められずにと手仕舞いとなることが、トレンド再開の原動力となります。
このように、マーケットにトレンド方向へ勢いがある時には、ギャップはすぐには埋まらないことがありますので、今の相場、トレンド相場かレンジ相場かを見極めることが必要です。
ニューヨークダウは、1月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回って増えたことから買われ 、前日比64.22ドル高の25,063.89ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された好調な米経済指標を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.055%上げて2.684%で引けました。
原油価格は、発表された好調な米経済指標を受けて買われ、前日比1.47ドル高の55.26ドルで引けました。
金価格は、良い米雇用統計の結果を受けて売られ、前日比3.1ドル安の1,322.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、発表された1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比30万4000人増え予想の16万5000人を大幅に上回ったほか、その後発表された1月のISM製造業景況感指数も56.6と予想の54.0を上回りました。
ドル/円は、これを受け、109.58近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、安値1.1448近辺、高値1.1488近辺の間で揉み合いとなりました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、125.73近辺の高値をつけました。
ドル/円は、1月31日午前4時に出現した大陰線の広義の窓を完全に埋めました。(リターンエース)
大相場で儲けた後に良くあることですが、大儲けし利益確定をしたものの、欲も出てさらに儲けようと、ポジションを張り直し、その新規のポジションがうまく行かず、折角の儲けを減らすことがあります。
また、最悪のケースは、折角の儲けをふっ飛ばすだけに止まらず、損失となることもあります。
つまり、トレーディングで大事なことは、折角の儲けを、砂のように指の間から漏らさないことです。
そのために大事なことは、大儲けしたら、休むことです。
大儲けした直後は、気が大きくなり欲のかたまりになっていますので、この燃えたぎっている気持ちを、まず、ほぐすことが大切です。
気持ちをほぐすには、何よりも、相場から一定の距離を持つことです。
こうして、気持ちをほぐしてから、気分も新たに、ポジションを再び張ることが重要です。
また、逆に儲け損なった時は、焦りが出るものですが、やはり儲けたいと思う気持ちで一杯だと思いますが、そういう時にこそ、気持ちを静める上で、休むということが大事です。
休んでいたら、相場のチャンスを逃してしまうと思われると思いますが、そういう気持ちを抱いている間は、休んでいた方が良いと思われます。
ドル/円が買い上げられています。
あまりショートだとはお思いませんが、ショートスクイズ(ショートポジションを買い上げて切らせる)を狙っているような動きです。
方向感は、はっきりしません。
ただ、米雇用統計のある日でも、ロンドンは、休まずトレードを続けます。
こういう時、EUR/GBPという仕手通貨で、動きがよく出ます。
EUR/USDは、昨日4時に出来た大陽線が、あと20ポイントぐらいで埋まるまで反落しています。
つまり、パウエルFRB議長の利上げ停止発言に、EUR/USDがもっとも投機的に買われたことがわかります。
投機のために、ただただ買い上げたことによって、マーケットポジションがロングになり、耐えられなくなって、一日ももたずに下げてきたわけです。
2月3日の日曜は、節分です。
季節の変わり目、空気の入替る時とされています。
験担ぎではありますが、気に留めています。
今日は、米雇用統計の発表があります。
しかし、昨日早朝にパウエルFRB議長が利上げ停止を打ち出したことで、当面の米国の金融政策は決定しておりますので、本日の指標結果に対しては、限定的な反応に収まるものと見ています。
ということで、月初早々から、ポジション調整が先行するのではないかと見ています。
ニューヨークダウは、 前日の反動で利益確定売りが優勢となり、前日比15.19ドル安の24,999.67ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、前日FRBが打ち出した利上げ停止を受け大幅低下し、暫定値ながら前日比0.043%下げて2.635%で引けました。
原油価格は、一時2カ月ぶり高値をつけたものの利益確定売りに押され、前日比0.44ドル安の53.79ドルで引けました。
金価格は、前日、FRBが米利上げと資産縮小を慎重に進める姿勢を示したことから買いが強まり、前日比9.7ドル高の1,325.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、いったん108.50近辺まで下押しした後、108.94近辺まで反発しました。
EUR/USDは、ユーロ圏の昨年第4四半期GDPで、イタリアがマイナス成長となったことから、いったん1.1472近辺まで下押しした後、一時1.1496近辺まで強まったものの、下落は再開し、一時1.1436近辺をつけました。
EUR/JPYは、いったん124.95近辺まで反発後、124.49近辺まで下落しました。
特に、EUR/USDが、昨日午前4時に出現した大陽線を埋める動き(リターンエース)が強まりました。
まだ、完全には広義の窓が埋まっていないので、まだ大陽線の起点の1.1420近辺まで下がる可能性はあります。
トレンド相場というものは、最初は思いきりがあれば簡単で、徐々に難しくなるものです。
それは、最初は、不確実な要素が多く、相場にエントリーして良いものか迷うところですが、そこを順張りで思い切り良く飛び込むと、意外に波に乗れるものです。
それは、その時点ではまだ相場の趨勢に逆行するポジションがマーケットに多く存在し、時間の経過と共に、思惑と実際が異なっていることにひとりまたひとりと気づいてくると、損失を確定しようとする動きが加速するからです。
この相場の初期の段階では、思惑がはずれて、プライスはなんでも良いから、早くマーケットから出たい一心で、ストップロスが集中する時だけに、値動きは、力強く一方向に動きますので、順張りで入っていれば、短期間で、大きな利益を得ることが出来ます。
しかし、このトレンド相場が続くと、多くのマーケット参加者も、その時点でのトレンドがわかってくるため、同方向のポジションに偏りやすくなり、そのため、相場が素直に動かなくなります。
こうして、相場は、徐々に難しくなり、儲けにくくなります、
これは、相場に限らず、なんにでも言えることですが、先行者は利益を得やすく、後発組はなかなか儲からないというものです。
したがい、相場は先手必勝が、重要です。
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