[4/26]FX経済研究所出演
4/26(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「ユーロ/ドルの下落が本格化?」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
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4/26(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「ユーロ/ドルの下落が本格化?」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ドル/円、クロス円が下げています。
EUR/USDも、やや押され気味です。
本日は、10連休のため、スタッフお休みのため、こちらからお送りします。
円買いが強烈に入っている。
EUR/USDの上げに連れて、ドル/円、クロス円を買い過ぎたものと思われる。
ドル/円は、ある程度ショートが溜まると、大き目の買戻しが入るけれど、それに乗じてロングもできるため、上げが一巡してショートが解消すると、マーケットはロングだけになるため、高値圏を維持できず、反落するということだと思われます。
まだ、ドル/円は、この急騰反落のパターンが続くのかもしれません。
EUR/USDは、先週末の米GDPで売り過ぎたための買戻しだったものと思われますが、もっと長い目では、ダウントレンド内には、依然としているものと見ています。
ドル/円は、EUR/USDの上昇を受け反落しましたが、高値を買ってしまったための反落だとも言えます。
ニューヨークダウは、主要企業の決算発表やFOMCなど重要イベントを週内に控えて様子見ムード強く 、前日比11.06ドル高の26,554.39ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、3月の米個人消費支出(PCE)が前月比0.9%と予想の0.7%を上回る伸びとなり、これを受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.027%上げて2.525%で引けました。
原油価格は、中東の増産観測がやや後退し買いが強まり、前日比0.20ドル高の63.50ドルで引けました。
金価格は、米株式市場での投資家心理に改善が見られたことから売られ、前日比7.3ドル安の1,281.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、111.90近辺まで上昇後、111.65近辺まで反落する往って来い相場となりました。
EUR/USDは、買戻しが続き、一時1.1187をつけました。
EUR/JPYは、一時125.10近辺まで上昇後124.95近辺に落ち着きました。
ドル/円の上値の重さが印象に残りました。
ロングメイクは、ロングポジションを持つことであり、ショートメイクはショートポジションを持つことです。
そして、ロングポジション、あるいはショートポジションを手仕舞って、何も持っていないことをスクエアということもご存じのことと思います。
これらは、相場用語としては、基本中の基本です。
相場での行為は、ロングメイクするか、ショートメイクするか、あるいはスクエアにするかのどれかになります。
ロングメイクあるいはショートメイクにすることは、ポジションを持ってこそ収益機会が出てきますので、だれもがよく理解されていることと思います。
しかし、スクエアの状態については、単にポジションを持っていないというご理解で終わっているかもしれませんが、実は、大変重要なことです。
ロングメイクあるいはショートメイクをして儲かったら、その利益確定を行う必要があり、その結果スクエアになります。
ロングメイクあるいはショートメイクをして損失が出たら、損失の拡大を抑えるため損切を行う必要があり、その結果スクエアになります。
スクエアからロングかショートになり、再びスクエアに戻るというのが、トレーディングの流れです。
つまり、スクエアという静がないと、ポジションメイクとポジションクローズという動はないわけで、逆に言えば、スクエアの状態をうまく取り扱わないと、ポジションメイクもうまくいかず、その結果、損切りという形でのポジションクローズになってしまいます。
従い、スクエアという期間は大事にしなければならないわけです。
具体的には、スクエアからポジションメイクを急がないことや、スクエアで休めるあるいは待てる勇気を持つことです。
EUR/JPY、GBP/USDが上昇です。
なにしろ、欧米勢は、これらクロス円を買うのが好きです。
買わせるのにまかせるしかありません。
10連休でスタッフがお休みですので、こちらからお送りします。
先週金曜の予想を上回る米GDPの発表にも関わらず、EUR/USD、EUR/JPYは下げきれず、特にEUR/JPYのショートの買戻しが優先しています。
ただし、決して、悪い指標ではなかっただけに、ユーロの買い戻しが一巡すれば、また売りが強まるものと見ています。
ドル/円は、上値が重い状態です。
多少の動きではありますが、EUR/JPYの買いになっています。
買戻しだと思われます。
全くひっ迫感を感じないマーケットです。
それだけ、アジアマーケットでの日本勢の影響が大きいということでしょう。
そして、その日本勢とは、決してインターバンクではなく、個人投資家によってほぼ構成されています。
オーダーの水準訂正がされた時に使う言葉です。
つまり、「売りが下りる」とは、売りオーダーの指値が下がることを言います。
上から、売りが覆いかぶさってくるようなニュアンスがあります。
英語では、「Offer down」と言います。
一方、「買いが上がる」とは、買いオーダーの指値が上がることを言います。
下から、買いが押し上げてくるようなニュアンスがあります。
英語では、「Bid up」と言います。
よくあるのは、輸出企業が、マーケットの買い気が強いため、いったん売りを引いていたのが、買い上げてこなくなると、売りオーダーを下げてくるというケースです。
上がれば売りを引いて、上がらなくなると売りを下げるのですから、イタチごっこのようになることもよくあります。
また、意図的に、「Offer down」して相場を下げようとしたり、「Bid up」することで相場を上げようとする時もあります。
あるいは、高いところで売りたいので、わざと「Bid up」しておいて、買いが上がってきたところを、売るということもあります。
このようにいろいろなテクニックを使いながら、少しでも利益を出そうとしているのが、インターバンクディーラーです。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.10連休中のドル/円
2.EUR/USDは、さらに下がるか?
3.EUR/JPY、下落の可能性
4.GBP/USDは、サポートされるか?
【1.10連休中のドル/円】から一部
マーケットが身構えている以上、それほどの大変動はないのでは?
ただし、マーケットがロング気味なので、下げる可能性があり。
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ハートアタック(Heart Attack)とは、心臓発作のことですが、トレーダーの間でもよく使われる言葉です。
たとえば、予想を大きく上回る経済指標の結果が発表され、ショートポジションが一気にしかも大きくアゲンスト(不利)になった時、ハートアタックに遭ったという言い方をします。
トレーディングにおいては、できる限りハートアタックに遭遇しないことが、利益を残すためには必要なことです。
つまり、いくら儲けていても、たった1回のハートアタックによって、利益を飛ばしてしまうことは十分にあり得るということです。
したがい、フィフティ・フィフティの確率の賭けには、手を出さないことが肝心です。
しかし、それでも、突然、地震や、戦争・テロ攻撃の勃発など不測の事態に陥ることは、避けようがなく、まさにハートアタックとなります。
こうした不測の事態にあっては、兎も角も、ポジションがアゲンストであれば、どんなに評価上の損失が出ていても、躊躇なく早急にポジションを手仕舞うことが、自らを守る上で大変重要なことです。
ニューヨークダウは、発表された米第1四半期実質GDP・速報値は3.2%と予想の2.3%を大きく上回ったことを受けて買われたものの、インテルやエクソンモービルの業績が悪く上値は抑えられ、前日比81.25ドル高の26,542.33ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.034%下げて2.498%で引けました。
原油価格は、トランプ米大統領がOPECに対して、原油価格を抑制するように再び圧力をかけていると報じられたことから大きく売られ、前日比1.91ドル安の63.30ドルで引けました。
金価格は、インテルの株安を受けて堅調となり、前日比9.10ドル高の1,288.80ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された米GDPが予想外に良かったため、いったん112.02近辺まで上昇後、一転して売りが強まり、一時111.43近辺まで反落後、111.60-65近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、GDP発表直後、一時1.1111近辺まで売られたものの、買いの抵抗をきつく、一転して1.1174近辺まで反発、その後1.1145-50近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、EUR/USDの反発を受け、一時124.72近辺まで上昇しましたが、その後124.55-60近辺に落ち着きました。
米GDPは、予想より上回る良い結果だったものの、EUR/USDの下値の抵抗は尋常ではなく、結局狭いレンジに押し込められました。
直訳的ですが、買い興味、売り興味ということです。
日本の輸出入企業の場合、事前に買いオーダーなり、売りオーダーなりを入れてきますので、オーダーのあるレベルが、つまりは買い興味あるいは売り興味のあるレベルだと一目瞭然でわかります。
しかし、海外の顧客は、オーダーという形で自分の意図をマーケットに見せることを嫌います。
したがって、このレベルならBuying interestがある、あるいあのレベルならSelling interestがあるので、その水準になったら教えてくれというCall order(コール オーダー)を銀行に出すことが、特に大口のオーダーでは多いと言えます。
そして、Call orderのレベルになると、銀行から顧客に連絡が行き、たとえばSelling interestを持った顧客であれば、マーケットの厚みを銀行に聞いて、それじゃあ、このレベルまでで、何本静かに売ってくれと指示し、銀行が指示された額を売り、売り終わると顧客に連絡します。 (1本=1百万通貨単位)
そして、顧客に引き続きSelling Interestがあれば、追加で何本を前のレベルと同じあたりで静かに売ってくれと、銀行に指示します。
こうして、銀行は顧客の大口の売り注文をさらに静かに売り切ります。
しかし、当然この売りを買ってロングになっているマーケット参加者が多いため、しばらく経っても上がらないとなると、急反落することがよくあります。
このように、海外勢の買い興味、売り興味は、威力がありますので、あるレベルで売り買い交錯して上下している時には、実はこのようなことがマーケットで起きていることが多く、十分注意しておくことが大切です。
全体的に買われたものの、上げもほどほどで、保ち合い(もちあい)状態です。
保ち合い状態:方向感なく横ばい状態
ロンドン勢は、マーケットがショートになっていると読んで、ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYもで、買い上げて、ショートを切らせようとしています。(ショートスクイズ)
米GDP発表前の、ショート筋の炙り出しです。
本日の東京オープンでは、ドル/円は、下げを確信した売りが出たものの下げきれず、反発しています。
それでも、戻りでは売りも出て、反発も中途半端です。
しかし、下げて初めて下げを確信し、底を売るのは怖いので戻りを売る、この積み重ねが、ショートを膨らませ、下がらないどころか延々と続くジリ高相場の始まりとなることが多いです。
10連休中も、通常通りコメント致しますので、よろしくお願いします。
今日は、日本時間21時30分発表予定の米第1四半期実質GDP・速報値(予想2.2%)を控えて、様子見気分の強いマーケットになるのではないかと見ています。
ただし、10連休前の最終営業日ということで、リスクヘッジのドル/円の売りが強まる可能性はあります。
ニューヨークダウは、1~3月期決算で売上高が予想を大きく下回り、2019年通期の見通しを下方修正したスリーエムが急落し売られ 、前日比134.90ドル安の26,462.15ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはやや反発し、暫定値ながら前日比0.018%上げて2.536%で引けました。
原油価格は、需給緩和観測が重荷となり売られ、前日比0.68ドル安の65.21ドルで引けました。
金価格は、ここのところの下落に値ごろ感からの買いが出て、前日比0.3ドル高の1,279.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、10連休を目前にして、リスクヘッジの売りが断続的に出たところに加え、EUR/JPYの売りにも押され、一時111.38近辺をつけ、111.65近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、売りが断続的に続き、一時1.1118近辺をつけ、いったん1.1155近辺に戻したうえで、1.1130-35近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、下落を続け、一時124.21近辺をつけ、124.35-40近辺に落ち着きました。
相場全体が、EUR/JPYの売りに押されたところがありました。
たとえば、今のFX会社のドル/円のスプレッドは、0.3ポイントあるいはそれ未満というところもあり、かなりナロー(狭い)になっていて驚きます。
確かに、これだけナロースプレッドだと、ユーザーの立場からすると大変魅力的ではありますが、FX会社は、ナロースプレッドを出し続けられるだけの体力があるのか、人ごとながら心配になることがあります。
しかし、大事なことは、相場が荒れている時も、同様のプライスクオート(レート提示)ができるかどうかということだと思います。
平時にあってレートが普通に出るのは、ある意味当たり前ですが、有事の際にいつもと変わらず、あるいは多少スプレッドが広がっていてもクイックにプライスがクオートされることは、実は大変重要なことです。
これができるかできないかで、FX会社の実力が決まってくると思います。
たとえば、リーマンショックのようなパニック状態の時に、マーケットにリクイディティー(流動性)を供給し続けられるだけの体力と体制が整っているところが、やはり良いFX会社だと思います。
ドル/円は、下げ渋ってくると、今度はEUR/USDが重くなっています。
結局、EUR/JPYは、重いままです。
ドル/円は、かなり重たい状況です。
昨晩の112.40までの上昇時に、かなり買いを飲んでロングになっているものと思われることと、クロス円が売りになっていることからだと思われます。
ユーロ圏の経済指標は、出るもの出るもの悪く、昨日も発表された4月の独IFO業況指数は99.2と、前月改定値の99.7から低下しました。
一方、ドルは、このところの好調な経済指標が追い風となっています。
この欧米のファンダメンタルズ格差が、素直に相場に反映されて、ユーロ安円高が進むのかが、ここからの大命題だと思います。
今日は、25日で5・10日(ゴウトウビ)で、輸入決済のドル買いが出る可能性が高いです。
しかし、一方では、10連休を2日後に控え、輸出企業のドル売りが出る可能性もあり、午前10時前の仲値決めまでの需給関係が読みづらいところがありますので、ご注意ください。
ステール(Stale)とは、新鮮ではないとか、旬でないといった意味です。
相場の世界では、相場のテーマが新しみがなくなると、「このテーマはステールになった」と言います。
こうなると、今までいくら注目されたテーマでも、マーケットは関心を示さなくり、相場への影響はほとんどなくなります。
相場のテーマは、栄枯盛衰が常であり、要は旬のテーマを早く見つけ、そのテーマに則した通貨ペアでポジションを持ち、そしてステールになってきたと思えば、未練なく手仕舞うことが、効率的なトレーデイングだと言えます。
テーマがステールになったかどうかは、そのテーマを誰もが口にし、またシカゴIMMポジションなどでも、ポジションが大きくロングかショートに偏るようになってきた時です。
こういう時に、一足早く、ポジションを手仕舞って涼しい顔をしているのが、トレーダーとしては望ましい姿だと言えます。
そのためにも、旬であるテーマとステールになってきているテーマを、判別がつけられるようになることが大切です。
判別をつけられようになるためには、日ごろから今のテーマはなにか、今までのテーマはまだステールになっていないかを、自分自身に問いかけてみることだと思います。
ニューヨークダウは、発表された4月の独IFO景況感指数が予想を下回り、世界景気懸念から売られ、前日比58.32ドル安の26,598.07ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、世界景気懸念から低下し、暫定値ながら前日比0.045%下げて2.520%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で、米原油在庫が増加し、需給悪化懸念から売られ、前日比0.41ドル安の65.89ドルで引けました。
金価格は、世界景気懸念から反発し、前日比6.2ドル高の1,279.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、EUR/USDの続落を受けて、ショート筋の買戻しを巻き込んで上昇し、一時112.40近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、買いの抵抗も強かったものの、1.1180近辺からロング筋のロスカットが集中し、一時1.1141近辺まで急落しました。
EUR/JPYは、EUR/USDの急落時、一時124.81近辺まで下げましたが、その後ドル/円も上昇に連れ、一時125.26近辺まで反発しました。
EUR/USDの買い支えを破っての急落が、ドルの全面高を創出しました。
EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPY、そしてドル/円の下値を攻めていますが、下押しても戻って来ています。
売り先行のためと思われます。
ロンドンは、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPYで売ってきています。
それに押されて、ドル/円も下げ気味です。
ここ毎日の日課のようなマーケットです。
この10連休で、多くのマーケット参加者は、1月3日の急落が記憶に新しい分、連休前に対円でドル売りヘッジを掛けてくるとしたら、意外にドル/円の上値は脆いかもしれません。
マーケットのセンチメントは、ユーロに対してベア(弱気)になっていますので、今日の東京でも、EUR/USD、EUR/JPYを売って来るものと見ています。
しかし、まだ買いもしっかりしていますので、思うようには下がらないと思われます。
短期的な相場の転換を確認する上で、5日移動平均線が有効です。
たとえば、相場が上昇を続けている時、この短期の移動平均線は鋭角的に上を向いており、下押しがあっても跳ね返す強いサポートとなっています。
しかし、相場の上げが緩やかになってくると、5日移動平均線の上昇角度も緩くなります。
それでも、5日移動平均線がまだ上を向いているうちは、相場も高値圏を形成するに止まっていますが、5日移動平均線が水平ないし下を向いてくると、相場の転換、この場合で言えば、上昇から下落への転換となる可能性が高まります。
具体的に、相場転換のタイミングを確認するには、上昇から下落への転換であれば、5日移動平均線が水平ないし下向きになっているということを前提に、日足の東京寄り付きあるいはニューヨーククローズが、5日移動平均線を下回った時です。
こうなると、今まで下げづらかったところを、スーッと下げることがあり、要注意です。
今回は、上昇から下落への転換を知る上での5日移動平均線の有効性についてお話しましたが、下落から上昇への転換を知る上でも、5日移動平均線は有効です。
下落から上昇への転換は、ご説明しました上昇から下落への転換への過程とは逆で、5日移動平均線が水平ないし上向きになっているということを前提に、日足の東京寄り付きあるいはニューヨーククローズが、5日移動平均線を上回った時です。
ニューヨークダウは、発表された1~3月期決算で予想より増収増益となった企業中心に買われ 、前日比145.21ドル高の26,656.26ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.024%下げて2.565%で引けました。
原油価格は、イラン産禁輸や中東懸念から買われ、前日比0.75ドル高の66.30ドルで引けました。
金価格は、米株高を受けて売られ、前日比4.4ドル安の1,273.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、EUR/USDでのドル買いに連れて、一時112.03近辺まで上昇したものの、その後111.76近辺まで反落後、111.85-90近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、4月のユーロ圏消費者信頼感指数が予想を下回る一方、3月の米新築住宅販売件数は予想を上回ったことから、ユーロ売りドル買いが強まり一時1.1192近辺まで下落しましたが、その後1.1220-25近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて下げ、一時125.28近辺をつけましたが、その後125.55-60近辺に落ち着きました。
EUR/USD、EUR/JPYは、ユーロ売りの理由となる指標発表も続き売られましたが、下も岩盤のような堅さで、結局下がるにしても、まだ一筋縄ではいかないものと思われます。
EUR/USDは、シカゴIMMのネットショートが増えている上に、先週の木曜以来、売り続けていますので、相当ショートだと思います。
ロンドンでも、ドル/円は、下がったことで下げを確信して、戻り売りしているようです。
EUR/USDもEUR/JPYも、売り先行です。
結局、ドル/円も、EUR/USDも、EUR/JPYも、下落しています。
これだけ、一気に下げてしまうと、安値圏を形成しなければ、反発しきれないと思います。
EUR/USDとEUR/JPYは、先週木曜の独仏ユーロ圏、それぞれのPMIが悪かったため、売り過ぎてしまっているようです・
そして。それ以前に、4月16日時点のシカゴIMMのユーロポジションが12.8万枚のネットショートになっていただけに、ショートにさらにショートを上塗りしているような状況です。
したがって、ショートカバー(買戻し)が入りやすい環境にあると思います。
ニューヨークダウは、23日以降に決算発表ラッシュ控えて様子見となり 、前週末比47.78ドル安の26,511.76ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.024%上げて2.583%で引けました。
原油価格は、米政権がイラン産原油を全面禁輸する方針を示し、需給ひっ迫観測が強まり、前週末比1.70ドル高の65.70ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが上昇したことから上がり、前週末比1.6ドル高の1,277.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、111.90-95近辺で横這いが続きました。
EUR/USDは、買戻しが続き、一時1.1226近辺の高値をつけました。
EUR/JPYは、買戻しに一時126.07近辺の高値をつけました。
先週木曜に。独仏ユーロ圏の冴えないPMIにEUR/USD、EUR/JPYは急落しましたが、結局売りのフォローなく、買戻しが優勢となりました。
ドル/円は、膠着を続けています。
私が好きな相場の川柳です。
猛烈な買い、あるいは売りが出たと驚いていると、実はそれはロスカットだったということで、これはよくあることです。
実際、投げると決めたら、できるだけ早くマーケットからゲットアウト(脱出)しようと、レートなどお構いなしで、売ったり買ったりしますので、かなり強烈な動きになります。
大口のロスカットは、特に、三大マーケットである東京、ロンドン、ニューヨークのいずれかのマーケットのオープン直後に入る傾向があります。
なぜなら、それは、三大マーケットのオープン直後が一番流動性があり、大口の玉を処理しやすいからです。
よくあるケースは、大きく動いた翌日、あるいは週末を越えた月曜に、なんの前触れもなく突然大口の売りあるいは買いが入ります。
これは、想定とは違った方向ヘ大きく動いたことにより、相場観が否定され、一晩あるいは週末、考えた末にロスカットを決意し、三大マーケットのいずれかのオープン直後に、ビッグプレーヤーが大きく売り買いをしたということです。
ですので、もしオープン直後に、なんの前触れもなく唐突に大きく売りあるいは買いが入ったら、それはビッグプレーヤーの投げだと見て良いと思います。
ドル/円がレンジとは言え、重めです。
EUR/USDは、買い気です。
いずれにしても、ロンドンはじめヨーロッパ大陸は休場です。
ドル/円は、午前10時数分前の仲値決め付近で、いったんの高値をつけた後反落しましたが、下げきることもできません。
構図は、相も変わらず、上の売りを意識して、ショートにするため、高値圏に張り付いているのだと思います。
このキャップ(フタ)をされた状態でその手前でショートにしている限り、膠着状態は続くものと思われます。
今日も、イースター休暇で、ロンドン及びヨーロッパ大陸の各マーケット、そして、シドニー、香港も休場です。
流動性低下には、引き続きご注意ください。
尚、20日が土曜日であったため、5・10日(ゴトウビ)が、今日に一部順延になっている可能性がありますので、午前10時頃の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買いが強まることも考えられますので、ご注意ください。
4月27日~5月6日の10連休中も、ブログ配信は通常通りです。
どうぞ、ご利用ください。
「Buy on dips」は、押してきたところを買う、つまり押し目買いです。
「Sell on rallies」は、買い上げられている時に戻りを売る、つまり吹き値売りです。
いずれも、待ちの体勢です。
これらに対して、「高値を自分でつけるつもりで積極的に買っていく」とか、「安値を自分でつけるつもりで積極的に売っていく」という方法もあります。
このどちらが良いとか悪いとかいう問題ではありません。
「Buy on dips, Sell on rallies.」は、基本的には、レンジ相場や、場合によってはトレンド相場に向いています。
それに対して、ド天井を買ったり、ド底を売るのは、勢いよく上げか下げかに相場が進行しているトレンド相場の時で積極的にトレンド方向を攻めるスタイルです。
たとえば、上げのトレンド相場としますと、チャートポイントが抜けてきたら高値で買い、次のチャートポイントが抜けてきたらさらに高値を買うというものです。
この方法は、トレンドがしっかりしていると、結構儲かりますが、あまり勢いのないトレンド相場ではリスキーですので、避けた方が良いと思います。
いずれにしましても、「Buy on dips, Sell on rallies」にしても、「高値で買う」あるいは「安値を売る」といったトレディングスタイルは、相場によってケースバイケースですので、今の相場はどのスタイルが向いているのかを、よく判断し実行することが大切です。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.なんでこんなに動かないのか?ドル/円
2.EUR/USDのシカゴIMMポジションが、12.8万枚もネットショートだが?
3.レンジのEUR/JPYに変化は?
4.シカゴIMMポジションがほぼスクエア(ポジションなし)のGBP/USD
【1.なんでこんなに動かないのか?ドル/円 】
112円前後の引かぬ売りを壁にして、ショートになっているものと思われる。
このままでは、高止まり横ばい状態が続く可能性がある。
但し、10連休では、状況によっては大きく動く可能性はある。
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•質問回答
2019/4/20発売の「FX攻略.com 6月号」に「私が大切にしている言葉」が掲載されます。
今月号の特集は「イチバン大事な基礎から始めよっ」。Q&A形式でFXの基本とMT4の使い方が丁寧に解説されています。
月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。
4/19(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
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HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
中華人民共和国の市場経済化に着手した当時の実質的な最高指導者であった故鄧小平氏の有名な言葉です。
ネズミを捕るならネコの毛の色は白でも黒でも良い、つまり結果が出るなら、(非合法は別にして)どんなやり方でも良いということです。
それは、まさしくトレーディングの世界にも言えて、テクニカルであれ、システムであれ、ファンダメンタルズであれ、要は結果が出るなら、どれを選んでも良いし、もちろん併用することもなんら問題はないということです。
よくテクニカル派とか、ファンダメンタルズ派という言い方をしますが、そんなこだわりは必要ないと思っています。
トレーダーである以上、儲けにつながるなら、相場に対していろいろなアプローチがあって構わないと考えます。
逆に、それぐらいなんでも受け入れられる姿勢でいないと、行き詰まってしまうと思います。
何事も、最初はおっかなびっくりですが、実際に経験することが何よりの習得術だと思います。
ニューヨークダウ、米国債、原油、金は、イースターのグッドフライデー(聖金曜日)のため休場でした。
為替相場では、ドル/円は、111.90-95近辺の狭いレンジ内の取引に終始しました。
EUR/USDは、1.1242-47近辺の狭いレンジ内の取引が続きました。
EUR/JPYは、125.82-88近辺の狭いレンジ内の取引に終始しました。
いずれも、上りはしないものの下がりもせず、基本的に上には売りがあって止められてはいるものの、マーケットのポジションはショートになっており、下げ渋ったものと見ています。
「噂で買って、事実で売れ」という有名な相場の格言です。
噂であっても信憑性が高いと思えばその噂に乗って買い、その噂が事実と確認された時点では、さっさと利食ってしまうということです。
よくあるケースは、いろいろ確認してすべて確認が取れてから相場にエントリーするということです。
しかし、すべてがわかってから相場に入るのではすでに遅く、他のマーケット参加者の利食いに使われるのがオチです。
大きく儲けようとするなら、やはりリスクを負うことが必要です。
しかし、噂の信憑性が半々という状況では、それは賭けです。
少なくとも6割方、できれば7割方の信憑性がなくてはならないと思います。
そのためには、ある程度、噂の裏を取ることも必要です。
そして、後は、自分を信じて、相場に飛び込むことだと思います。
相場には、繊細さと大胆さの両方が必要だと思われます。
ロンドン及びヨーロッパ大陸は、イースターで休場です。
東京市場も、午後3時30分とか午後5時で、バラバラとクローズしていきます。
つまり、着実に、これからマーケットは薄くなって行きます。
ドル/円の112.00乗せは、やはりなにかいたようです。
昨日の21時のニューヨークオープン後、今日の1時台の薄くなった時、9時の東京オープン後、どれも、仕掛けられやすい時間帯でありながら、上げを止められています。
余程の売りだと思います。
今日は、イースターのグッドフライデーで、大方が休みで、やっているのは、東京とニューヨークだけです。
マーケットの流動性が低下しますので、注意が必要です。
ニューヨークダウは、発表された3月の米小売売上高が1.6%と予想の1.0%を上回り、景気後退懸念が後退し買われ、前日比110.00ドル高の26,559.54ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.034%下げて2.560%で引けました。
原油価格は、ガソリン消費増観測から買われ、前日比0.24ドル高の64.00ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比0.8ドル安の1,276.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、111.85近辺から112.03近辺の限られた値幅内の動きに終始しました。
EUR/USDは、独仏ユーロ圏、それぞれのPMIが予想を下回ったことから大きく売られ、一時1.1226近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて大きく下落し、一時125.65近辺をつけました。
冴えない欧州関連のPMIに、ユーロが急落でした。
高値掴みとは、相場の高値で買ってロングになることを言いますが、高値で買ってしまって、その後、相場は下がってしまうという芳しくないニュアンスがあります。
特に、ドル/円のようなボラティリティー(予想変動率)の低い通貨ペアで、高値掴みをすると、かなりしんどい思いをします。
したがって、ドル/円を買うなら、押し目買いのほうが良いと思います。
一方、EUR/USDやクロス円のようなボラティリティーが高い通貨ペアでは、高値掴みになるリスクはあるけれど、積極的に買っていくことが、収益チャンスにつながること多いと言えます。
こうしたボラティリティーの高い通貨ペアの高値を買っていくことを、「自ら高値をつけるつもりで買う」という積極的なニュアンスで言うことがよくあります。
このように、押し目買いが良いとか、高値を積極的に買っていくのが良いというのは、マーケットセンターにも言えることで、東京センターは、押し目買いが向いているマーケットに対して、ロンドンセンター、そして特にニューヨークセンターは、積極的に高値を買っていくのが向いている市場です。
昔、ニューヨークセンターで育った同僚のトレーダーが、東京に異動になって、初めて東京でトレーディングした時、他行に呼ばれて、相場が上げ基調だったので、高めにプライスを出したところ、その銀行が売ってきたのに驚いていました。
なぜなら、ニューヨークだったら、高めにプライスを出せば必ず買ってきたと言っていました。
それぐらい、マーケットによって性格は違います。
独仏ユーロ圏それぞれのPMIが、予想を下回りました。
リスク回避の円買いが出ているもようです。(リスクオフ)
明日から一部月曜まで、ヨーロッパ、香港、シンガポール、シドニーは、イースター休暇です。
そういう意味では、今日ポジション調整が入りやすいはずですが、目だって入らないとしたら、ドル/円で言えば、既にロングは解消されているのか、あるいはまだ頑張っているかのどちらかです。
尚、ニューヨーク外為市場は通常通りです。
ドル/円は、小動きながら、戻りが限られています。
EUR/USDは、買いでスタートした割に伸びがありません。
ドル/円、EUR/JPYは、予想以上に重いです。
戻り切れないと、大きく下げる可能性があります。
ドル/円が、高止まりしています。
下がるにしても、相当買ってロングにならなければ、下がりづらそうです。
値ごろ感から売っても、下がらないと思われます。
ニューヨークダウは、IBMやヘルスケア株の下落が重荷となり売られ 、前日比3.06ドル安の26,449.60ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、横ばいとなり、暫定値ながら前日比0.002%上げて2.592%で引けました。
原油価格は、利益確定売りが優勢となりましたが、米在庫減が下支えとなり、前日比0.29ドル安の63.76ドルで引けました。
金価格は、中国景気の底入れ期待が広がり売られ、前日比0.4ドル安の1,276.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、再び買いが強まり、一時112.12近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1324近辺まで上昇したものの、その後1.1300近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、一時126.81近辺まで上昇したものの、その後いったん緩んで126.50近辺に落ち着きました。
ドル/円の買いは、再び強まっており、さらに上昇する可能性があります。
紅蓮(ぐれん)の炎とは、燃え盛る炎のことです。
トレードをしていると、心中はまさに紅蓮の炎のように燃え盛ることがあるのではないかと思います。
この炎の勢いは、感情の高ぶりであり、儲け損なう恐怖から後先考えずに相場に飛び込んでしまったり、いったんロスカットがついたのにもかかわらず、くやしさのあまりすぐにエントリーしなおしたりと、冷静さを失った行動に出やすいものです。
しかし、この感情の高ぶりを、どう自分でコントロールできるかによって、トレードの成績に大きく影響しますので、大変重要であることは、今さら申し上げるまでもないことだと思います。
まず、感情をコントロールするために大事なことは、相場にのめりこみ過ぎないことが大事だと思います。
そのためには、マーケットとはある程度距離を持つことが大事だと思います。
時には、トレードを休むことも、煮詰まってしまった気持ちをほぐし、気分を一新させるためには必要なことです。
また、考え方として、「相場は、これ一回限りではない」と割り切ることも大切だと思います。
つまり、相場に固執せず、さらっとやることです。
自分に合った相場は必ずやってきます。
それまで、無駄に体力を消耗せずに、待てるようになることがトレードの結果に表れるものと考えています。
結局、EUR/USDもEUR/JPYも、反落です。
結構、東京タイムにドル/円を買って、やられたのかもしれません。
ドル/円が思うように上げられなかったため、矛先がクロス円の買いに移っています。
あくまでも、強引です。
本来、こういう急上昇の相場であれば、ショートが買戻しとロングの利食いによってポジションがスクエア(ポジションなし)になって高止まり(高値圏で横ばい)するところです。
しかし、返って、ショートのロスカットをつけようと、大きな売りを飲んで買った方が買い過ぎてしまい、逆に重くなったようです。
ドル/円は、先週金曜から、高値圏に張り付き、幾度となく買いトライしていますが、112.10は、今のところタッチされていません。
買いも尋常ではない額が出ていると思いますが、売りが引く気配もありません。
そして、ここにきて、買いが、今までとは違い腰が弱くなっているのを感じ、下落の可能性が高まっているように見ています。
ニューヨークダウは、発表された医薬品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンや資産運用のブラックロックの1~3月期決算が予想を上回り買われ 、前日比67.82ドル高の26,452.59ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を好感して上昇し、暫定値ながら前日比0.034%上げて2.589%で引けました。
原油価格は、米国のガソリン在庫に減少が見られたとの観測から買われ、前日比0.65ドル高の64.05ドルで引けました。
金価格は、米株高から売られ、前日比14.1ドル安の1,277.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、112.00をはさんで、ジリ高が続きました。
EUR/USDは、ユーロ圏の景気が今年下期に回復するという見通しに対して、複数のECB関係者が疑問視しているとの報道を受け下落し、一時1.1280近辺まで下げました。
EUR/JPYは、一時126.20近辺まで下落後も、上値の重い展開が続きました。
ドル高基調ではありましたが、小動きに終始しました。
トレーディングをしていると、勘違いや誤解によって、意図しないポジションを持ってしまうことがあります。
これを、トレーダーの間では、事故と呼んでいます。
事故による意図しないポジションの発生によって、損益がフェーバー(有利)になっている場合もないことはないですが、それはごく稀で、大抵はアゲンスト(不利)となりがちです。
インターバンクの場合、事故が発生したことが発覚すると、ともかくポジションを閉じることを鉄則にしています。
決して、評価上損失が出ていているから、損失が減るあるいは利益に転ずるまで待つということはしません。
ポジションを閉じた後、なにが原因だったかを徹底的に調べ、再発を防止するためにはどうすれば良いか対策を検討します。
このように事故発生は、不本意な損失を出す結果にはなることが多いと言えます。
しかし、速やかにポジションを閉じるという対応を取ることで、結局は自分を守ることになると思われますので、リスク管理の一貫として参考にして頂ければと思います。
ドル/円が、111.90を割り込んできました。
まだまだ、抵抗もきついですが、結構、上を買っていると思います。
ドル/円が、重めです。
しかし、全般的に、動きは鈍いです。
EUR/JPYが、リタ―ンエース(広義の窓埋め)を始めています。
4月12日の17時台の大陽線を埋めに掛かっています。
昨日、今日と、日米貿易協議がワシントンで開かれています。
米国側からは、日本が円安ドル高を誘導して輸出を増やさないための「為替条項」導入を議論すると要求されています。
個人的には、こうした不自然なことをすると、必ずどこかに矛盾をきたし、大きな相場変動の原因になる思っています。
ニューヨークダウは、1~3月期決算で純営業収益が予想を下回ったゴールドマン・サックスが売られたのが重荷になり 、前週末比27.53ドル安の26,384.77ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株価軟調を受けて低下し、暫定値ながら前週末比0.013%下げて2.553%で引けました。
原油価格は、ロシアの増産観測が重荷となり売られ、前週末比0.49ドル安の63.40ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが軟調となったことを受けて下げ、前週末比3.9ドル安の1,291.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、112.00をはさんだ揉み合いが続きました。
EUR/USDは、軟調気味で、徐々に1.1300-05近辺に収束しました。
EUR/JPYは、126.60-65近辺で横ばい推移でした。
いずれも、値動きが限られました。
出たばかりの噂には、世間はビビッド(生き生きと)に反応しますが、時が経つに連れ、反応は鈍くなり、そして忘れ去られていきます。
相場の世界でも、同じようなことが言えて、ひとつのテーマで相場が動いても、半年前後が良いところではないかと思われます。
それは、はじめこそ新テーマに対する新鮮度は高く飛びついてくるプレーヤ―も多く、またそれまでの旧テーマに基いてできてしまった今やアゲンストの(不利な)ポジションの整理などにより、相場は大きく動きます。
しかし、時が立つのに連れ、新しいテーマに対する見方が同質化していくと、そのテーマに関する新たな材料が出ても、今までどおりの反応は一時的になり、ポジション自体も短期的に同方向に積み上がりやすくなって、往々にして逆に相場が動くようになります。
このような、テーマに則した材料が出ても、逆に相場が動くようになったら、今までのテーマがもう十分に周知のこととなり、鮮度が落ちてきているサインだと認識する必要があります。
このテーマの見方の変更を、頑なに拒みたくなる気持ちもあります。
しかし、相場は、時々刻々と変化していくものですから、柔軟に対応することが、相場を生き抜くためには、必要なことだと思っています。
それよりも、何が次の新たなテーマになるのかを、いち早く探りあてること大切です。
ドル/円は、投機筋の照準からははずれたのか、非常に平穏な状況です。
今、狙われているのは、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPYです。
ロンドン勢は、もっとドル/円、EUR/JPYを買い上げて来るかと思いきや、意外と売り先行で入ってきています。
先週金曜に、かなり買って、上値の重さを実感しているのかもしれません。
ドル/円は、112.10には、大きな売りがあったようで、寸止めで折り返しました。
たぶん、今の状況では、112.10を抜けられたとしても、さらに、たとえば112.20に売りが待っているという状況だと思われます。
こうなると、欧米勢が好きなEUR/JPYに切り換えて、買いで仕掛けてくる可能性もあると考えています。
本日は、15日で5・10日(ゴトウビ)にあたり、輸入決済のドル買いが、午前10時頃の仲値決めに向けて強まる可能性が高いものと思われます。
この時、どれぐらいまで、ドル/円が買い上げられるかが注目です。
相場の格言です。
「もうはまだ」は、たとえば、上げ相場で、この上げももうそろそろ終わりかと思った時は、上げはまだ続くものという意味です。
一方、「まだはもう」は、この上げはまだ続くと思った時は、上げもそろそろ終わりに近いという意味です。
マーケット参加者の心理状態をよく表した格言だと思います。
実地でも、今の相場状況が「もうはまだ」なのか、「まだはもう」なのか、自分自身に問いかけることがよくあります。
つまり、マーケットのセンチメントが、相場に慎重になっていて、上げももうそろそろと手仕舞を先行させようとしているのか、あるいは相場に強気になっていて、まだまだ上げは続くと、ロングポジションをキープしているのか、どちらになっているかによって、相場の展開は変わってきます。
相場が高止まりしていて、下がる気配がないようであれば、それほどマーケットはロングになっていない可能性が高く、まだ相場は上がると見ておいた方が良いと思います。
しかし、上げが伸びず、上値が重くなっているようであれば、マーケットがロングになっている可能性が高く、早々にロングポジションを手仕舞うことが賢明だと思います。
このように、マーケットのセンチメントを端的に表現した先人の教えとして、大変参考になると思われますので、ご存じでなければ、覚えておかれることをお勧めします。
尚、上げばかりでなく、下げでも同様のことが言えます。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.上げ続けるのか?ドル/円
2.レンジが続くか?EUR/USD
3.続騰か?EUR/JPY
4.下落の可能性は?GBP/USD
【1.上げ続けるのか?ドル/円】から一部
「公的運用機関が、ドル/円の上下を押さえている可能性。
財務省・日銀は、動かないドル/円相場を狙っている?」
⇒メルマガに続く
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本邦輸出企業がドル売りオーダーを入れるレベルには、ある法則性があります。
それは、売りオーダーを入れる水準が、各大台の00、20、40、50、60、80、00となる場合が多く、中でも、00と50にはオーダーが集中しますので、00と50はレジスタンスになる場合が多いと言えます。
したがって、具体的にどこにオーダーがあるか調べるまでもなく、売りオーダーの大体のオーダー状況はわかります。
一方、輸入企業のドル買いオーダーにも、輸出企業のドル売りオーダーほどはっきりとはしていないにしても、傾向的には00と50に買いオーダーが並びやすいと言えますので、これもまた、買いオーダーの状況を知る上では、参考になります。
尚、海外勢がこのような指値でオーダーを出すのは、大口であればあるほど珍しく、一般的にコールオーダー(Call Order)の形をとることが多いと言えます。
コールオーダーとは、あるレベルに相場が達したらコールオーダーを出した銀行に呼んで(Call)もらうというもので、たとえば00を超えてきたと連絡を受けたとすると、それでは、00以上で1億ドル静かに売ってくれといった具合に売りの指図を出すというものです。
こうなると、マーケットの買いが上がってくると、静かに売ってきますので、上がったと思ったら緩むということを繰り返すことになり、ああコールオーダー絡みの売りが出ているなとわかります。
このように、いろいろな形のオーダーがあり、それぞれに特性がありますので、知っておいて損はないと思います。
4/12(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「異例の10連休を控えて」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ニューヨークダウは、 発表された1~3月期決算で、大手米銀のJPモルガン・チェースやウォルト・ディズニーが急伸したことから買われ、前日比269.25ドル高の26,412.30ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株価上昇を好感して上げ、暫定値ながら前日比0.065%上げて2.562%で引けました。
原油価格は、中国や欧州の良好な経済指標を受け、需要懸念が後退し、前日比0.31ドル高の63.89ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日比1.9ドル高の1295.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドン、ニューヨークを通じて、112.00突破が試みられ、とうとうニューヨークで、112.00が突破し、112.09近辺まで上昇しましたが、その後小緩みました。、
EUR/USDは、EUR/JPYの買いに連れて、一時1.1324近辺ま上昇、その後1.1295近辺に軟化しました。
EUR/JPYは、三菱UFJフィナンシャル・グループによるドイツ大手銀行DZバンクの航空機ファイナンス事業買収に伴う買いがでたという話もあり上伸し、一時126.77近辺をつけ、その後126.50-55近辺に落ち着きました、
ドル/円は、確かに企業買収のEUR/JPYの買いの影響を受けたかもしれませんが、単独でも積極的な買いトライが見られました。
しかし、112.00を抜けたとは言え、値が飛ぶわけでもなく、依然上値が重い状況が続いています。
トレーディングには、不安がつきものです。
損してしまうかもしれない不安、うまく利食えないかもしれない不安、良いタイミン グで相場に入れないかもしれない不安、今儲かっていてもいつ損に転じるかもしれない不安などなど、上げればキリがありません。
そうした不安は、自分だけでなく皆が持っています。
それにも拘わらず、人により結果となる損益は違います。
その原因は、もちろんトレーディングのテクニックの巧拙もあるかもしれませんが、それ以上に、ポジションを持った時の腹の据わり方に違いがあるのではないかと思われます。
要は、いったんポジションをとると、ストップロスを入れ、多少のことでは動じないと腹を据えてかかることが、良い結果を生むように思われます。
短期のトレーディングにおいても、方針に従って売買することが大切だと思います。
相場の上げ下げに翻弄されて、ストップロスの水準を変えてみたり、不安になってポジションを閉じてしまったりでは、うまくいくものもいかないと思います。
つまり、相場と対峙する時は、胆力(ものに動じない気力)が必要だと思います。
ロンドンは、ドル/円、そしてEUR/JPYを買い続けています。
こうしたゆっくりとした上げの方が、不気味です。
ロンドンは、ドル/円を買い仕掛けてきました。
しかし、今のところ、かなり重い感じです。
ただし、買いも簡単には引かないと思われます。
EUR/USDが上がり(ドル売り)、ドル/円が上がり(円売り)、つまりリスクが回避されたとするドル安円安(リスクオン)となりました。
まさに、ブレグジットの再延期の決定が相場に反映されたものと思われます。
ですので、新規に相場が始まったのではなく、ひと相場終わったことを意味しているものと見ています。
ドル/円の1時間足を見ますと、ここ5時間くらい、高値からジリ安になっています。
これは、やはり、値ごろ感(このあたりなら売ってもいいかな)からの売りが出ているためだと思われます。
つまり、また高値圏で、ポジションがショートになってきているものと思われますので、踏み上げる可能性があります。
ニューヨークダウは、翌日以降本格化する米主要企業の1~3月期決算発表を前に買い控えから下げ 、前日比14.04ドル安の26,143.12ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、前日の大幅低下の反動から上げ、暫定値ながら前日比0.032%上げて2.497%で引けました。
原油価格は、世界景気減速や原油供給増の懸念から売られ、前日比1.03ドル安の63.58ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に押されて下げ、前日比20.6ドル安の1,293.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、3月の米生産者物価指数が年率2.2%と予想の1.9%を上回ったことや、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が景気に対して強気な発言をしたことから買われ、一時111.70近辺をつけました。
EUR/USDは、軟調に推移し、一時1.1250近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、一時125.72をつけました。
イギリスのEU離脱が10月末まで再延期となったことで、リスク回避の円買いの巻き戻しが強まりました。
トレーディングを行う上で、ある意味鈍感さも必要だと思います。
目先の上げ下げに一喜一憂し過ぎることで右往左往していては、相場の流れを見失ってしまいます。
それは、トレーディングを極短期でやるにしても、長めにポジションを持つにしても言えることだと思っています。
つまり、自分なりのトレーディングの方針という軸足がふらつかせないということが大事だということです。
自分は、これからの相場展開をどう考え、それに基づいてどうトレードするのか、この方針が固まっていれば、相場の雑音に翻弄されずに、トレーディングにまい進できると思います。
そのためには、相場にのめりこみ過ぎず、多少のことには鈍感であることが大事ではないかと思います。
ただし、注意しておかなければならないことは、相場が急変した時には、なにが原因なのかについては、必ず確認することです。
場合によっては、鈍感ではいられないような事態によって、相場が大きく動いていることもあります。
不測の事態が発生している場合は、鈍感モードから緊急対応に速やかに意識を切り替えることが必要です。
ドル/円、EUR/JPYが、堅調です。
リスク回避の円買いの巻戻しの可能性があります。
ドル/円、EUR/JPYが、底堅い動きです。
反面、ブレグジット延期にも関わらず、ポンドは売られ気味です。
GBP/USDが、ジワリと強めです。
ブレグジットは延期になったものの、アジアタイムのため、派手な動きにはなっていません。
しかし、ロンドンに入ると、GBP/USDは、大きく動く可能性があります。
EU首脳は、ブレグジットの期限を、10月31日に延期で合意しました。
その後、若干ポンド高にはなりましたが、相場全体は、様子見気分の強い状況です。
ニューヨークダウは、今週始まる主要企業の決算発表への期待から強含み 、前日比6.58ドル高の26,157.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、独国債利回り低下を受け、暫定値ながら前日比0.036%下げて2.465%で引けました。
原油価格は、OPECが発表した月報で3月の生産量が前月から減少したことから買いが優勢となり、前日比0.63ドル高の64.61ドルで引けました。
金価格は、世界景気の減速懸念を受けて買いが強まり、前日比5.6ドル高の1,313.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドラギECB総裁が景気の下振れリスクに対して懸念を示したことから、ユーロ安円高となりましたが、午前3時に発表されたFOMC議事録要旨では、市場が期待していた利下げのヒントまでは出なかったことから、ドル/円は反発となりました。
ドル/円は、110.84近辺まで下げた後、111.00近辺に反発しました。
EUR/USDは、1.1230近辺まで下落後、1.1275近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、124.80近辺まで下落後、125.13近辺まで反発しました。
ニューヨーククローズ時点では、まだ臨時EU首脳会議の結論は出ていない状況です。
複数の移動平均線の収束について触れておきたいと思います。
私の場合、日足では5日移動平均線、10日移動平均線、25日移動平均線、90日移動平均線、120日移動平均線、200日移動平均線を見ています。
この全部あるいは五つぐらいが日足を包むようにして収束してくると、最初は日足の値幅が極端に狭まっていきます。
しかし、その後、移動平均線が収束しきると上か下かどちらかに相場が一方向に動き出す習性があります。
特に、寄り付きと引け値が近くて、上下にヒゲが出る、いわゆる寄せ線(よせせん)が出た翌日動き出すことが多く、複数の移動平均線が収束してきたら、この点を見逃さないようにすることが大切です。
また、別に注意しておきたいことは、収束に要する期間は思いのほか長いのが一般的ですので、次のトレンドを逃すまいとあせらないことです。
いったん上げか下げかにブレイクしてからでも、相場へのエントリーは遅くはないと思っています。
EUR/USDの買いが強まっています。
テクニカルな理由だと思われます。
ロンドンは、全般的に買ってきたものの、今のところ、伸びはありません。
様子見です。
EUR/USDが重くなっています。
それに連れて、EUR/JPYも重くなっています。
ここのところ、買いを先行させていたため、ロングになっているものと思われます。
昨日の米国債10年物利回りは、米欧貿易摩擦激化でリスク回避から低下したと申し上げましたが、それ以外にも、IMFが世界経済見通しで今年の成長率予測を下方修正したことも影響していたもようです。
このことから、米株価も、少なからず押し下げたようです。
ただし、為替への影響は、限定的でした。
ニューヨークダウは、米政権がEUからの輸入品に対して報復関税を課す方針を発表し、貿易摩擦が激化するとの警戒感が広がって売られ 、前日比190.44ドル安の26,150.58ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米欧貿易摩擦激化でリスク回避から低下し、暫定値ながら前日比0.022%下げて2.501%で引けました。
原油価格は、ほぼ5カ月ぶりの高値圏にあることから利益確定売りが優勢となり、前日比0.42ドル安の63.98ドルで引けました。
金価格は、米株式が下落したことからリスク回避から買われ、前日比6.4ドル高の1,308.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米国とEUが、航空機大手の欧エアバスと米ボーイングへのそれぞれの不当な補助金に対する報復関税を表明したことから、リスク回避の円買いとなり、一時110.98をつけました。
EUR/USDは、一時高値1.1284近辺をつけましたが、その後反落し、一時1.1262をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円、そしてEUR/USDの下落に連れて下げ、一時125.14近辺をつけました。
米中貿易摩擦に続き、米欧貿易摩擦が激化し、リスク回避のドル高円高となりました。
いつかチャンスはくるだろうと思いつつ、目先のチャンスを逃していませんか。
突然、目の前にチャンスが現れると、心の準備ができていなくてといった言い訳をしてチャンスに乗っていないことがありませんか。
つまり、チャンスというのは、万全の受け入れ態勢が整ったところに出現するということは、まずありません。
チャンスは、急に現れたり、条件がそろっていないままに現れるものだと、考えておいたほうが良いように思います。
また、一見チャンスに見えるものの、実は偽物であることもありますので、チャンスを見分ける心眼を持たなくてはなりません。
本当のチャンスを掴むのは、これだけ難しいものですから、チャンスのすべてを掴もうとせず、自分自身にフィットするチャンスだけを、自分のものにすることを心がけるべきかと考えます。
因みに、私の場合は、月にフィットするチャンスは2度くると思っています。
人により、その人とフィットするチャンスが月に何回くるかは、それぞれだと思います。
記憶ベースで良いですから、月に何回あるか数えてみることが良いよう思われます。
ドル/円は、とりあえず、111.00近辺まで下がる可能性があります。
ロンドンオープン後、ロンドン勢は、EUR/USD、EUR/JPYを売ったようですが、それによって、マーケットポジションはショートになったようです。
買戻しが入ってきています。
様子見気分、強いマーケットです。
もちろん、場合によってではありますが、金曜にもイギリスは合意なき離脱になる可能性があります。
それを、前に、マーケットは身動きが取れなくなっているようです。
ドル/円が、重くなっています。
4時間足で見ますと、111.30近辺を、実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)で割り込んで来ると、4月1日の22時台の110.94近辺を起点とする大陽線の広義の窓を埋めに行く可能性が高まります。(リターンエース)
EUR/GBPは、1月11日以来、大幅に下落し、ブレグジットに揺れるポンドよりも、ユーロがさらに弱いことから、欧州大陸の景気状況がかなり深刻なものになっていることを示しているものと思われます。
昨日のロンドンタイムからニューヨークタイムに掛けて、EUR/GBPが急上昇しましたが、それでもまだ、足元のレンジである0.8470~0.8700近辺からははずれたわけではありません。
ということは、昨日のEUR/GBP、EUR/USDの上昇は、単なるロスカット狙いの、極めて投機的なものであった可能性が高いと言えます。
ニューヨークダウは、ボーイング株が大幅に下げたことから売られ 、前週末比83.97ドル安の26,341.02ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、上昇を続け、暫定値ながら前週末比0.025%上げて2.520%で引けました。
原油価格は、リビアの内戦で原油供給が細る恐れがあって買われ、前週末比1.32ドル高の64.40ドルで引けました。
金価格は、今年は中央銀行による金の購入が続くとの見方が強まって買われ、前週末比6.3ドル高の1,301.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、リスク回避の円買いから111.29近辺まで売られたのち、111.54近辺まで反発しました。
EUR/USDは、EUR/GBPの買いに連れて買われ、一時1.1275近辺まで上昇後、1.1260-70近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、EUR/USDの上げとドル/円の反発に連れてジリ高を続け、一時125.62近辺をつけました。
ブレグジットのリスク回避の円買い、EUR/GBPの買いが一時強まりました。
通貨ペアによって、その時々の相場の難易度に違いがあります。
たとえば、ある時は、ドル/円が簡単で、EUR/USDが難しいということもありますし、またその逆の場合もあります。
難易度の違いは、その時点でその通貨ペアがトレンド相場かレンジ相場かによって決まってくるのが一般的です。
トレンド相場は、一方向へ相場が進みますので、買うなり売るなりして持ったポジションをキープしていれば、利益につながることが多く、その点で簡単だと言えます。
ただし、あくまでもエントリーする水準によってうまく回るかどうかは決まってきますので、エントリーのタイミングには神経を使う必要があります。
一方、レンジ相場の場合ですが、レンジ相場を大別すると、第1段階のトレンド相場からレンジ相場への変わり目、第2段階の安定期、第3段階のレンジ相場からトレンド相場への変わり目の三つに分かれます。
レンジ相場の中でも、最も難易度の高いのは、第1段階のトレンド相場からレンジ相場への変わり目で、非常に荒っぽい上下動をするため、折角それまでのトレンド相場で儲けた利益を大きくへこませたり、飛ばしたりすることも、決して珍しいことではありません。
したがって、レンジ相場の第1段階に入ったと気づいたら、兎に角利益を確定し、相場から一歩引いて様子を見ることが大切です。
第2段階の安定期は、ある一定のレンジ内で、落ち着いて上下しますので、逆張り的にトレードすることで、利益を積み上げることも可能です。
第3段階のレンジ相場からトレンド相場への変わり目は、値幅が極端に狭まるため、トレードはしづらくなります。
ただし、次のトレンド相場への入り口手前ですから、トレンドが走り出したらそれに飛び乗れるように身軽である必要があります。
ただし、レンジ相場の三段階はあくまでも傾向ですので、必ずしもこの三段階を踏むというわけではありません。
その点につきましては、ご了解くださいますようお願い致します。
4/5(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「自分の身は自分で守るしかない」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
EUR/USDは買い戻され、今度は、EUR/JPYの買いトライになっています。
EUR/USDは、何度か反発を試みましたが、反発はできず、売りに転じてきました。
ロンドンに入って、ドル/円はやや反発、EUR/USDはやや反落です。
但し、静かなマーケットです。
ドル/円の4時間足を見ますと、3月25日10時台からのジリ高状態は、未だに否定されておらず、下値を切り上げてきています。
ただし、111.80近辺が重いことも確かで、これで上げ切れずに時間が経過してくると、下がる可能性が出てきます。
2月7日に、安倍首相はリーマンショック級の出来事がない限り、消費税は引き上げると従来の見解を繰り返しましたが、その言葉が、耳に残っていて、逆にリーマンショック級の出来事が起きるのではないかと、個人的には危ぶんでいます。
もちろん、そのリーマンショック級の出来事として、現在直面している問題は、イギリスの合意なきEU離脱の可能性です。
しかし、日々の為替レートの動きを見てみますと、そうした緊張感は、今のところ相場からは感じられず、それが油断からなのか、あるいは、私が、心配し過ぎているためなのか、判断しかねるほどです。
たとえば、円高が進行すると、政府もメディアも、その元凶は投機筋にあると指摘します。
確かに、ドル安円高方向にロング筋のストップロスがあった時など、投機筋がそのストップロスを狙って売り込み、相場が動くことはあります。
それは、柔道のようなもので、相手の力を利用して、相場を動かすもので、相手の力となるストップロスがなければ、動いたと言っても値幅も限られますし、また一時的で長続きはしません。
むしろ、投機筋が熱くなって売り込んだり買い上げたりすると、ポジションが一方向に偏るため、反動の方が大きくなります。
つまり、投機筋というものは、一見凄腕のように見えて、実は投資家筋などの一方向の資金フローがなくては、大きくは儲けることができないものです。
言い換えれば、投機筋はトレンドが続かない限り、同方向のポジションを長くは持ち切ることはできず、必ず利食いあるいは損切りの逆取引をする宿命があります。
ですので、今のマーケットが、投機筋だけのマーケットなのかどうかを把握することが大切になります。
投資家筋が動いていれば、相場は一方向に動く可能性が高く、投機筋だけが動いている相場は往って来いになりやすいと言えます。
また、投機筋が、実需筋に立ち向かうと、時間の経過とともに相場が反転しやすくなる傾向もあります。
【今週の注目点】
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ジリ高を続けるのか?ドル/円
2.反落の可能性?EUR/USD
3.緊張感高まるGBP/USD
4.ジリ高か?反落か?EUR/JPY
【1.ジリ高を続けるのか?ドル/円】から一部
先週金曜の米雇用統計発表後の膠着しきったドル/円を目の当たりにしますと、余程のことがない限り、大きくは動けないものと思われます。
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•質問回答
私は、移動平均線、特に単純移動平均線をよく見ています。
なぜなら、移動平均線がレジスタンスやサポートになることが多いからです。
そして、単純移動平均線を好んで見ているのは、シンプルなものが良いという単純な理由からです。
1時間足などを見ていると、不思議なぐらい移動平均線の水準で、上げ止まったり、下げ止まったします。
また、実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)でこのレジスタンスやサポートを抜けると、買いが示唆されたり、売りが示唆されたりして、実際、その示唆の通りになることが多いことも、よく見ている理由です。
他のチャートにも同様のことが言えますが、単純にある日数なり時間数なりの引け値の平均をつなげた線がなぜこうして相場を止めたり、実体で抜けて買いなり売りなりの示唆を与えるのかについては、正直なところ不思議でなりません。
確かに移動平均線は、ポピュラーなツールですので、移動平均線を見ているマーケット参加者は多いことは考えられます。
しかも、移動平均線前後に実際にオーダーを入れるマーケット参加者も少なくないためかもしれませんが、本当のところはわかりません。
しかし、トレーダーとしては、移動平均線が有用な理由を究明するよりも、役に立つツールと思えば、できるだけ儲けるなり損失を最小限にするために活用すればそれで良いように思います。
ニューヨークダウは、発表された米雇用統計で非農業部門雇用者数は19.6万人と予想の17.7万人を上回ったことが好感されて買われ 、前日比40.49ドル高の26,425.12ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された米雇用統計のうち、平均時給(年率)が3.2%と予想の3.4%より悪かったことから低下し、暫定値ながら前日比0.018%下げて2.497%で引けました。
原油価格は、米雇用情勢の回復を受けて買われ、前日比0.98ドル高の63.08ドルで引けました。
金価格は、発表された米雇用統計のうち、平均時給がと予想より悪かったことから買われ、前日比1.3ドル高の1,295.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された米雇用統計では方向感定まらず、111.65~75近辺を中心とした横ばい相場が続きました。
EUR/USDは、米雇用統計発表後、いったん1.1245近辺まで上昇後、一時1.1210近辺まで反落しました。
EUR/JPYは、米雇用統計発表後、125.49近辺を高値に下落し、一時125.24近辺の安値をつけました。
GBP/JPYは、メイ英首相が12日に迫ったEU離脱を6月30日に再延期をEUに正式要請しましたが、フランスやオランダなどEU各国の反応が否定的で売られ、146.55近辺を高値に一時145.11近辺まで下げました。
米雇用統計に対する反応は限定的で、代わってブレグジット中心の相場展開でした。
1週間の相場の流れには、ある一定のパターンがあります。
あくまでもおおよそですが、週の前半である月・火・水は調整局面になりやすく、また週の後半である木・金は、翌週をにらんだ方向づけをする、いわば前向きな局面になりやすいと言えます。
週前半では、特に月曜は、前週末からの流れを汲んで、いったんオーバーシュート(行き過ぎ)をしがちで、それにより、ごく短期間にポジションが一方向に偏ることになり、その後の火曜、水曜は、偏ってしまったポジションをほぐす、つまり調整に終始する傾向があります。
週後半になると、本来のテーマが再び注目されたり、新しいテーマが脚光を浴びたりすることなどにより、前向きなポジションメイク(ポジションの造成)と、週前半にできたポジションのうち、アゲンスト(不利)になったポジションの解消、つまりロスカットがなされ、ワンウェイ(一方向)の相場となりやすい傾向があります。
したがい、マーケットにエントリーするにしても、エントリーすべき時とエントリーすべきでない時があり、理想的には、週後半にポジションメイクし、翌週月曜のオーバーシュートの時に利食うというのが良いと言えます。
ただし、マーケットのない週末を越えますので、週末に事件、イベント、要人発言などによって、前週金曜ニューヨーククローズと月曜オセアニアとの間でギャップ(隔たり)ができるリスク、つまり週末リスクがあることは、十分覚悟しておく必要があります。
こうした1週間の相場パターンを知っておけば、今が1週間のうちのどの局面にいるかが大体察しがつき、少なくともしなくてもよいことをしないで済ませることはできると考えています。
ドル円も、EUR/USDも、EUR/JPYも、下げています。
米雇用統計発表を控えて、場当たり的な感じです。
EUR/USD、EUR/JPYの買いが強まっています。
しかし、かなりテクニカルだと思います。
ドル/円の上げは、仲値決め後、いったん一服はしているものの、ジリ高トレンドが崩れたわけでもありません。
一方、EUR/USDも、昨日の23時頃からジリ高です。
その結果、EUR/JPYも、ジリ高です。
ドル/円の4時間足を見ますと、3月25日10時頃から、下値を切り上げ、ジリ高が続いています。
ジリ高であるということは、依然としてマーケットはショートで、引き続き上昇する可能性が高そうです。
その意味からも、今日が5・10日(ゴトウビ)で、仲値に向けて輸入決済のドル買いが出ることで、相場が押し上げられる可能性はあります。
ニューヨークダウは、米中貿易協議が最終合意に近いとの期待から買われ 、前日比166.50ドル高の26,384.63ドルと2018年10月9日以来ほぼ半年ぶりの高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、若干軟化し、暫定値ながら前日比0.016%下げて2.508%で引けました。
原油価格は、利益確定売りやシェール企業増産の思惑から軟化し、前日比0.36ドル安の62.10ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面では売られ、前日比1.0ドル安の1,294.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ジリ高を続け、一時111.63近辺の高値をつけました。
EUR/USDは、一時1.1206近辺まで売られましたが、その後1.1225近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、一時124.97近辺まで売られましたが、その後125.29近辺まで反発しました。
米中貿易協議をめぐって楽観的な見通しが広がり、ドル/円、EUR/JPYは、ジリ高傾向が続きました。
後に日銀総裁に就任された速水優(はやみまさる)氏が著した「海図なき航海―変動相場制10年」という為替の世界では有名な本があります。
今回は、この題名である「海図なき航海」をお借りして、チャートについてお話ししたいと思います。
チャートは、過去については表してはくれますが、将来については予測するしかありません。
したがって、トレーディングとは、まさに海図なしに航海しているようなものです。
そうすると、過去のチャートの形状から、将来を予測しようとします。
よくあるのは、現在のチャートパターンが過去のあるチャートの部分と似ていると、今回もまた同じようなパターンになるのではと期待が膨らんでしまうことです。
しかし、過去のチャートパターンに気づき、今回も同じようなパターンを踏むのではないかと考えるのは、決して自分ひとりだけではないと考えておくべきだと思います。
多数のマーケット参加者が気づき、同じようなポジションを持つことになり、そのため、ポジションが一方向に偏ってしまって、その結果、過去のパターン通りにはいかずに、偏ったポジションの逆方向に相場が損切り的な手仕舞によって動いてしまうことはよくあります。
酒田五法に「相場に同じ顔なし」という言葉があります。
つまりは、同じように見えるチャートパターンでも、決して同じではないということを、日頃から肝に銘じておくことが大切だと思います。
全体的に、重くはなっていますが、あまりモメンタム(勢い)は、感じられません。
少なくとも言えることは、上は重いということです。
ロンドンは、全般的に買いでスタートしたものの、それに対する反発も強い状況です。
ドル/円、EUR/JPYは、基本的に高止まりです。
つまり、売りオーダーもあるようですが、マーケットのポジションがショートに偏っていて下げきらないためだと思われます。
時には、「(理屈で言えば)こうあるべき」とべき論を振りかざしても、相場が素直に反応しないどころか逆に動く時があります。
その理由は、ポジションの一方向への偏りが解消されていないためです。
ニューヨークダウは、米中貿易交渉の合意期待から買われましたが 、買い一巡後は伸び悩み、前日比38.63ドル高の26,217.76ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、リスクが回避されたとして価格が下がり(利回りは上昇)、暫定値ながら前日比0.048%上げて2.522%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で米国の在庫が増加し、それが嫌気されて売られ、前日比0.12ドル安の62.46ドルで引けました。
金価格は、米中貿易交渉の合意が近いとの報道や、イギリスのEU離脱の不透明感が和らいだことから売られ、前日比0.1ドル安の1,295.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ジリ高傾向が続き、一時ロンドンタイムに111.58近辺の高値をつけました。
EUR/USDは、発表された3月のユーロ圏サービス業PMI・確定値が53.3と事前予想の52.7を上回ったことなどが好感され、ロンドンタイムに一時1.1255近辺の高値をつけた後、高値圏での揉み合いとなりました。
EUR/JPYは、一時ロンドンタイムに125.45近辺をつけ、ジリ高傾向が続きました。
ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYとも下値を切り上げるジリ高傾向から、ここのところリスク回避でいずれも売られ過ぎてショートになっていたのが買い戻されたことがわかります。
相場を見ていて、良い(いい)レートだと感じることがよくあります。
それを素直に叩くと、結構な確率でフェーバー(有利)になったり、良い利食い場になったりします。
逆に、良いレートだと思いながらも、「もう少ししたら、席を外さなければならない」と言った言い訳をして、プライスを叩かないでいると、後で大きく後悔することになることが結構あります。
良いレートと感じるからプライスを叩くなど、あまりにも非科学的でつきあいきれないと思う方も多いかと思います。
しかし、経験の積み重ねによって、相場のリズムのようなものが身につき、実際に良いレートと感じるようなものだと思っています。
相場では、こうした言ってみれば動物的な勘というものが大事です。
良い場合より、むしろ悪い状況に直面するかもしれない時に、事前にリスクを感じるようになることが大切です。
私の場合、特にインターバンクのトレーダーをやっていた時に、その勘が磨かれました。
人により、どういう風に感じるかは違うと思いますが、私は背筋に悪寒が走ったり、頭の片面が突っ張ったような感じがしたりします。
こうした感覚は、決して無視しないことだと思います。
3/29(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「ユーロ/ドル さらなる下落の可能性」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
スペインのPMIが予想より良く、それをきっかけに、ユーロ買い、ポンド買いになっているもようです。
ドル/円買い、EUR/USD売りになっています。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて、やや下落気味です。
ロンドンは、東京タイムの流れを汲んで、ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYを買ってきています。
いつも、東京・アジア勢の裏をかくロンドン勢としては、珍しい動きです。
「米中貿易合意に向けた問題の大半を解消した」と、英フィナンシャルタイムズ紙が報じたことから、リスクが回避されたとして、ドル売り円売り、つまり、ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYが急上昇しました。
ただ、今の世界のリスクは米中問題だけではありませんが、過度に反応するということは、あくまでの、ポジションがリスク回避のドル買い円買いに偏っていたということだと思います。
ポジション調整が一巡するまでは、様子見です。
膠着した相場を、フリーズ(Freeze、凍る)したマーケットと言いますが、まさにそんな感じです。
特に、ドル/円の膠着感が強くなっています。
ただし、相場が膠着すればするほど、その後の相場はドラスティック(すさまじい)になることが多く、だからこそ油断は許されません。
ニューヨークダウは、前日、約半年ぶりの高値を付けたことから利益確定売りが優先し 、前日比78.95ドル安の26,179.47ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、揉み合いが続き、暫定値ながら前日比0.032%下げて2.469%で引けました。
原油価格は、イランとベネズエラの原油供給が一段と減るとの見方が強まって買われ、前日比0.99ドル高の62.58ドルで引けました。
金価格は、イギリスのEU離脱を巡る不透明感が強まり、リスク回避から買われ、前日比1.2ドル高の1,295.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、111.30~40近辺を中心とする揉み合いが続きました。
EUR/USDは、一時1.1184近辺まで下げた後、1.1216近辺まで反発する場面もありましたが、結局1.1200-05近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、一時124.48近辺に下落後、124.86近辺まで反発しましたが、結局124.75近辺に落ち着きました。
全般に膠着した展開が続きました。
尚、メイ英首相は、EUにさらなる離脱延期を申し入れたもようです。
天災と人災があります。
天災は、自然災害のような不可抗力によってもたらされる災害です。
それに対して、人災は、人為的な原因に基づいて発生した災害です。
トレーディングにおける損失の発生にも、たとえて言えば、天災と人災があると思っています。
つまり、たとえば、事件や事故が突発的に発生し、相場が大きく動いたことによってもたらされる損失は、天災のようなものだと思っています。
それに対して、自分の判断ミスや経済指標の発表の失念、要人発言や事件発生の未把握などによる損失は、自分自身が引き起こした人災だと考えています。
それでは、トレーディングにおける損失発生は、天災と人災のどちらに起因することが多いかと言えば、圧倒的に人災である場合が多いと見ています。
しかも、まず天災が発生した場合でも、それに対する自らの対応が適切でなかった(人災)ことにより被害を拡大させてしまうことも、決して少なくないことだと思います。
つまり、損失の発生・拡大には、天災を理由にしたくはなりますが、結局のところは自分自身が大きく絡んでいることが多いと言えるのではないかと考えます。
したがって、当たり前のことではありますが、非常時においていかに対応するかによって、損失を膨らますことも減らすこともできるということです。
損失を減らすためには、月並みではありますが、冷静な対応が必要とされます。
EUR/USD、GBP/USDの売りが、強まっています。
水面下では、激しく攻防しているもようです。
ロンドンは、ドル/円、EUR/USD、GBP/USD、クロス円、いずれも売りです。
ナイアガラ(全部下げ)のようです。
とうとう、買っても難しいことが、判ってきたようです。
EUR/USDは、毎日のように、ロンドンなどで買われますが、気がつけば、昨日までで、5営業日連続で、前日よりもニューヨークの引け値が下がっています。
なぜなら、大量の買いが下に見えている分、どうしても買い先行で入って、マーケットポジションがロングになるためだと見ています。
そのため、返って、ジリ安が続いているのだと思います。
ドル/円が買い気が強い状況になっています。
ただし、日足では、3月20日の大陰線の起点あたりまで戻していますので、広義の窓は埋めたとも言えます。
また、イギリスが4月12日に合意なき離脱に追い込まれ、リスク回避の円買いが今後強まる可能性はありますので、ここは様子を見たいところです。
英下院で離脱案の代案がすべて否決されたとの報を受け、ポンドが急落、ユーロも連れ安です。
ニューヨークダウは、中国の政府と民間の3月のPMI(購買担当者景気指数)がそれぞれ好不況の分かれ目となる50を上回った上に、3月のISM製造業景況感指数が55.3と予想の54.5を上回ったことから買いが優勢となり、前週末比329.74ドル高の26,258.42ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、予想より強いISM製造業景況感指数に上昇し、暫定値ながら前週末比0.101%上げて2.506%で引けました。
原油価格は、米中の景気指標が改善したことから、前週末比1.45ドル高の61.59ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前週末比4.3ドル安の1,294.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110.81まで下押し後、予想を上回るISM製造業景況感指数に111.44近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、予想より強いISM製造業景況感指数に、1.1204近辺まで急落しました。
EUR/JPYは、ロンドンタイムに一時124.95近辺まで上昇後、いったん124.56近辺まで下げ、そして再び124.85近辺に上昇しました。
一時ドル売りが優勢になるも、結局ドル高となりました。
この言葉は、昔トレーダーの先輩から教わりました。
たとえば、相場上昇行きという路線バスがあるとします。
このバスに、路線途中の各バス停で、上げを期待したマーケット参加者を乗せて(ロングポジションを持つ)いきます。
もちろん始発から乗ったマーケット参加者は、一番儲かるチャンスがあります。
乗るバス停が終点に近づくにしたがい、利幅は狭くなり、また、車内ではロングポジションが積み上がっていきます。
そして、終点手前のバス停で、これはもう買いと確信した最後のマーケット参加者を乗せます。
しかし、すぐに終点に到着して、終点手前のバス停で乗ったマーケット参加者は、多少でも利食えれば良い方で、ロングポジション満杯による自律的な反落に巻き込まれる可能性の方が高いと言えます。
つまり、マーケット全体がもうこれは上がるしかないと確信を持った時は、もう終点手前まで来ていることが多いということです。
やはり、バスに乗る(ポジションを持つ)には、ある程度のリスクを覚悟の上でなければ、儲かるチャンスもないと言えます。
ただ早く持てばいいというわけでもありませんが、リスクを抑え過ぎることも禁物で、この辺のさじ加減が難しいところです。
EUR/USD、EUR/JPYの買いとなっています。
なんとしても、上げたいようですが、あくまでも、投機的だと思います。
ドル/円、クロス円は、円高に反転してきています。
やはり、円売りは、かなり投機的なのだと思われます。
ロンドンは、ドル/円、クロス円を買ってきています。
東京の流れを汲んでいるのは、珍しいことです。
今日の東京は、新年度、新学期の月、新元号の発表とあって、東京オープンから、「さあやるぞ!」と気合が入って、飛ばしています。
しかし、トレーディングの世界で、「(気持ちも新たに)さあやるぞ!」は、危険をはらんでいます。
なぜなら、極短期間にポジションが、一方に偏り、その後大きく復元力(戻し)が働くことが多いからです。
今日は、EUR/JPYの日足のボリンジャファイブ(ボリンジャーバンドの期間:5、偏差2)で、相場が動き出すサインが出ています。
シドニーで先週末のニューヨーククローズとの間で窓が開き、高寄りしましたが、相場が大きく動き出すなら、下方向ではないかと見ています。
ボリンジャーファイブ:相場の動き出すタイミングを知らせるもの。ただし、動き出すタイミングはわかっても、方向が基本的には判らない。相場観や他の分析ツールとの併用が必要。
トレーディングをやるのに、視野を広げることは大切です。
つまり、あまり近視眼的になると、多少の値動きでも結構動いたと感じてしまいがちです。
しかし、それをチャートで見ると、動いたと言ってもこんなものだったのかと我に返るものです。
視野を広げておいた方が、良い例は、いくつもあります。
たとえば、自転車に初めて乗る時とかスキーを初めてやる時などがそれです。
初心者は、どうしても目先にとらわれて、遠くを見ることがおろそかになります。
そのため、目先のデコボコに神経過敏になってしまいます。
しかし、自転車に乗り慣れている人やスキーで滑り慣れている人は、もっと遠くに目をやってこれからの道のりをどうこなしていこうかと考えています。
そのため、目先のデコボコは、それほど大きな問題ではなく、難なくこなしてしまいます。
トレーディングも、まさに同じことが言えて、長めのチャートや、同じ足のチャートでもより長い期間を見ることによって相場を遠望してみると、その時点での相場全体の流れが、上げなのか、下げなのか、横ばいなのかがわかってきます。
それによって、目先の多少のフレに振り回されることが、かなり減ります。
このように、視野を広げるということは、トレーディングを行う上で大変大事なことですので、是非実践されることをお勧めします。
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