円に照準?
ドル/円、クロス円で円買いです。
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ドル/円、クロス円で円買いです。
ドル/円は、108.45-50近辺を下回ると、一段下げの可能性が出て来ます。
ドル/円の戻りが弱いです。
ドル/円は、未だ下落の余地はあるものの、下では買いも待っていそうです。
ニューヨークダウは、期末を控えた売りが優勢となり 、前週末比183.12ドル安の28,462.14ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは往って来いとなり、暫定値ながら前週末比0.009%上げて1.884%で引けました。
原油価格は、年末の利益確定売りや株安で売られ、前週末比0.04ドル安の61.68ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが買われた場面で上げ、前週末比0.5ドル高の1,518.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時108.77近辺まで調整的に売られました。
EUR/USDは、一時1.1221近辺まで買われた後、反落しました。
EUR/JPYは、一時121.87近辺まで下げました。
mature(マチュア)は本来的には、(生物が)生育しきったとか、(果物が)熟したといった意味ですが、マーケットでも、「この相場は、マチュアしている。」といった使い方をします。
その意味は、「相場が若い」(始まったばかりの相場)とは対極で、一相場の終わりが近いあるいは終わっているという時に使われます。
つまり、一相場をやるだけやってしまったという状態で、いくら今までのトレンドをフォローするような材料が出ても、反応が鈍かったり、場合によっては、逆に反応してしまうことすらあります。
ポジション的に言えば、今までのトレンドに乗ってできたポジションがもう一杯一杯になっていて、それ以上に新規のポジションを受け入れる余地がなくなっている、いわゆるパンパンの状態で、こうなると残された道は、ポジションが減らす方向しかありません。
ポジションの減らす方向にも、短期間に爆発的にポジションが減少するロスカットの集中の場合と、長い時間を掛けて揉み合いながら解消していくレンジ相場とに分かれます。
ロスカット集中型は、短期的な痛みが伴うものの、早期に新しいトレンドに入る回復力が相場自体にありますが、長い時間を掛けてレンジを形成しながら揉み合う場合、短期的な痛みは伴わない反面、長いレンジ期間を要することになります。
私は、個人的には、痛みを伴ってでも、早く回復するほうが好きです。
ちょっと例が相場から外れますが、私がニューヨークにいた1990年代前半、世界最高クラスの銀行である、ニューヨークに本店をおくシティバンクが、経営難に陥り株価は暴落、いつ倒産するかという噂が飛び交うまでになりました。
そのときシティが取った手は、売れるものなら、本店ビルからなにから売りまくり、倒産が噂された翌年には、黒字転換するまでに、まさにVの字カーブの回復を達成しました。
これは、トレーディングでも同じだと思います。自分のポジションは可愛いからと苦しみながらも、相場の回復を待つよりも、ロスカットによって一時的な痛みを伴うけれども、次のことが出来るチャンスを持つほうが選択肢が広がると思います。
相場は、これ一回限りではありませんので、ひとつのことに固執することはないと、個人的には思います。
静かながら、ドル売り気配は引きません。
全般にドル売り圧力が強くなっています。
EUR/USDのジリ高が再開するのではないかと見ています。
今日は、5・10日(ゴトウビ)ですが、既に仕事納めしている企業も多く、仲値決めの需給関係が読み切れません。
相場の下では、男性であろうと女性であろうと、年配者であろうと若手であろうと、またどこの国籍の人間であろうと、どの民族であろうと、誰にもが勝者になるチャンスがあります。私は、その点が好きです。
勝者になるために必要だと私なりに思うことは、冷静であること、柔軟であること、思い切りがいいこと、割り切りがいいこと、そして、ほどほどを知ることだと思っています。
ひとたび勝っても、それが継続できるかどうかは、欲張らないこと、つまりはほどほどを知るということだと思っています。
勝って気が大きくなって、さらに儲けようとする気持ちは良くわかります。しかし、そこは、勝って兜の緒を締めよで、逆に謙虚になるべき時だと思います。
負けた時、悔しい気持ちも、早く取り返したいと思う気持ちも、相場に乗り遅れたくないと思う気持ちも良くわかります。しかし、そこは、頭を冷やし、煩悩を捨て去るために休むことが肝心です。
相場は、精神修養の場であり、自分自身の欲望との闘いの場だと言えます。
平常心こそが、相場に勝つための極意なのではないかと、個人的には考えています。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.投機の年末年始相場始動か
2.狙われる通貨ペアは?
3.年末年始相場の注意点
【3.年末年始相場の注意点 】から一部
マーケットをその気にさせておいて、利食ってくることが多い。
年末年始の今週中に往って来いになる可能性も十分ある
あるいは、日本勢不在の正月三が日に方向づけて、翌週日本勢が乗ってきたら利食うか?
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数年前他界した父から生前聞いた言葉を思い出すことがあります。
過去、父に言われた言葉の中で、一番「なるほど」と思った言葉は、トレーディングにも役立つと思いましたので、ご披露したいと思います。
私が学生時代、夏休みに帰省して、免許証を取得しようと、毎日自動車学校に通いました。
そして、めでたく仮免が取れ、父に助手席に乗ってもらい、一般道で練習しました。
ある道幅の狭い道路で、対向車とすれ違うことになった時、父が言いました。
「すれ違うことができるかどうかよくわからなければ、自分から車をいったん止めて、相手の車に道を譲るのが一番だ」
確かに、その通りでした。
そして、トレーディングでも、「良く相場がわからなければ、無理に相場に入らず、待つことが大事」だと思います。
この待つということが、実は、なかなかできないことです。
ここで入らないと、儲け損なうという恐怖から、無理して相場に入って、痛い目に遭うことは、良くあることです。
立ち止まって待つことは、余分な損失を出さずに済むだけではなく、相場を冷静に見る時間ができ、収益チャンスにつながるものと思います。
12/26(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回は年末スペシャル!今年の振り返りと2020年の為替展望を話します。「FX経済研究所 研究員大集合スペシャル」。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演。次回出演は2020年1月10日です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
12/25(水)のラジオNIKKEI「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」に出演しました。
番組はYouTubeで配信されています。視聴するには以下↓のリンクをクリックしてください。
ニューヨークダウは、米中貿易協議進展観測や米年末商戦好調を受けて買われましたが、引け際利益確定売りが出て伸び悩み、前日比23.87ドル高の28,645.26ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.021%下げて1.874%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で原油在庫が予想より減少していたため買われ、、前日比0.04ドル高の61.72ドルで引けました。
金価格は、世界的な低金利状態が続くと見込まれることから買われ、前日比3.7ドル高の1,518.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドン・フィキシング時に109.59近辺まで買われた後、109.39近辺まで反落しました。
EUR/USDは、1.1188近辺まで一本調子に買われた後、小反落しました。
EUR/JPYは、122.50近辺まで一本調子で買われた後、小反落しました。
新しい中央銀行総裁や財務相などが決まると、市場がお手並み拝見とばかりに、挑んでくることがあります。
あのマエストロと呼ばれ、後年市場関係者の尊敬を集めたグリーンスパン(当時)FRB議長ですら、着任2ヶ月目にして、ブラックマンデーと呼ばれる株の大暴落という市場の洗礼を受けました。
大暴落のきっかけは、ドイツのブンデスバンク(中銀)がインフレ懸念から利上げをしようとしたのに対して、米国側が、ドイツに利上げ撤回を求めたことから、市場は米独の不協和音に不安を持ち暴走したためでした。
しかし、グリーンスパン議長は、間髪入れずに、市場に大量の流動性を供給したことから、被害を最小限にとどめ、そして、市場から羨望のまなざしを一手に受けることになりました。
その後、グリーンスパン議長は、前もって、市場にこれからやろうとしていることについて説明して、市場の理解を求めることに腐心しました。
このため、市場の暴走は、グリースパン議長任期中は影を潜めていました。
しかし、リーマンショックに至るころ米財務長官だったポールソン氏は、市場への根回しもないままに、突然場当たり的な政策を何度も発表したことから、マーケットは驚きそして怯え、暴走することになりました。
このように、通貨当局の対応ひとつで、市場は従順にもなれば、凶暴にもなりますので、まずは当局が市場に語りかける姿勢が必要だと思います。
やや、ドル/円は、買い気になっています。
ドル/円は、やや反発しているものの、戻りは弱く、まだロングが残っているものと見ます。
新年度の方向性については、焦らずに観察することが大事です。
今日は、欧米勢の新年度のスタート日になります。
ニューヨークダウは、中国外務省の報道官が25日、「米中の第1段階合意の調印やその後の事務手続きについて米国と密接に連絡を取っている」と述べ協議が着実に進展しているという見方から買われ 、前営業日比105.94ドル高の28,621.39ドルで取引を終えて、過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前営業日比0.007%下げて1.893%で引けました。
原油価格は、米中貿易交渉の進展期待や米国の在庫減の見方から買われ、前営業日比0.57ドル高の61.68ドルで引けました。
金価格は、米国で低金利政策が来年も続くとの見方から買われ、前営業日比9.6ドル高の1,514.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米中貿易摩擦緩和への期待から強含み、一時109.68近辺をつけました。
EUR/USDは、ジリ高が続き、一時1.1109近辺をつけました。
EUR/JPYは、上昇を続け、一時121.78近辺をつけました。
FX取引では、敗者と勝者の割合は、全体の90%が敗者なのに対して、一握りの10%が勝者だという構図かと、ずーっと思っていました。
ところが、実際は、どうも違っているようです。
米FRBの調査によりますと、45対55、つまり45%が敗者に対して55%が勝者という構図が実際のようです。
今まで、一握りのトレーダーしかマーケットに残れず、多くのトレーダーはマーケットから退場しなければならないものとばかり思っていましたが、そうした固定概念を持つことの危険さを改めて認識しました。
ただ、勝者の儲けよりも、敗者の損失の方が大きいという事実は、忘れてはならないと思います。
やはり、大きくやられれば退場せざるを得ないということです。
負けるにしても、軽傷で済む負け方を覚え、深手は負わないようにする、つまり、相場に固執しないということが大事ではないかと思います。
45対55だと、勝者の55に入るハードルはそれほど高くはないと思います。
相場について良く学び、淡々と相場に取り組んで行けば、良いのではないかと思います。
FX会社によっては、東京クローズ後も休まず、営業するところも結構あるようです。
ドル/円は、買い気が強くなっています。
今日は、午後3時頃でいったん東京は終了し、午後10時以降、ニューヨークがオープンする見込みです。
昨晩、ドル/円がインターバンクで、一時109.75-80近辺に上昇していたかと思えば、午前4時42分頃には下げて106.47をつけたという報道もありましたが、午前7時には、昨日の東京クローズの引けと変わらず、何が起きたのか、キツネにつままれたようです。
クリスマスで、ニューヨークは休場でした。
はっきりとした相場観があるわけでもないのに、ポジションを持っていないと落ち着かなくて、思わず気合で、相場に入ってしまうことはありませんか。
あるいは、ここは引きつけてと思いつつも、しびれを切らせて相場に入ってしまうことはありませんか。
そして、相場に入って見て、相場の中の様子が見えてきて、これは早まったと思うことはありませんか。
どれも、私が実際に経験したことです。
そして、つくづく思うことは、なぜ待てなかったのかということです。
たぶん、逸る気持ちを抑えられなかったということだと思います。
しかし、そのために、余分な苦しさを味わうことになります。
よく分からない時は、何しろ動かないことです。
酒田五法の本田宗久翁も次のように語っています。
「機の熟するまで待つに仁(忍耐の心)こそ肝要」
クリスマス当日らしい終わり方です。
散発的に実需の売り買いが出ているだけのマーケットだと見ています。
FX会社は15時以降営業を終了するところが多いので、ポジション管理には注意して下さい。
本日は、東京のみのオープンとなるため、潜在的には通常以上のリスクがあることにご注意ください。
ニューヨークは、クリスマスイブで、概ね短縮取引でした。
ニューヨークダウは、連日の過去最高値更新が続いたため利益確定売りが優勢となり 、前日比36.08ドル安の28,515.45ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは反落し、暫定値ながら前日比0.030%下げて1.900%で引けました。
原油価格は、米中協議への期待から買われ、前日比0.59ドル高の61.11ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、前日比16.1ドル高の1,504.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.35~40近辺で横這いでした。
EUR/USDは、1.1069近辺から1.1093近辺まで上げました。
EUR/JPYは、121.10~30近辺で揉み合いでした。
私は、寒がりなので、寒い時、昔の人はどうして暖を取っていたのだろうと思います。
まだ、日本の関東近辺の寒さなどは、実はたいしたことはなくて、米国北部や、ロシアや中国など、それこそ零下30℃とかそれ以上になるところがあります。
それぐらいの温度になると、毛皮の帽子をかぶっていないと頭の中が凍って倒れると聞いたことがあります。
たとえば、アメリカのシカゴといった大都市でも、そのような気温になることがあるそうです。
方や、中東の砂漠では、60℃もの暑さにもなるところがあるそうで、そう考えると人間も、随分耐久力があるものだと思います。
しかし、過酷な環境の中でも生きているということは、過酷な環境とうまくつきあっていく術を持っているからだと思います。
相場の世界も過酷な時は過酷です。
いや、過酷な時の方が多いといった方が現実的かもしれません。
その過酷な世界を生きていくのには、相場に挑むというよりも、相場と共に歩むような姿勢が必要ではないかと思います。
ほとんど動いていません。
クリスマスイブで、閑散な相場になるものと見ています。
ポンドの下落基調が続いています。
ニューヨークダウは、中国による輸入関税引き下げが好感されたほか、ボーイングなど個別銘柄に買いが入り、前週末比96.44ドル高の28,551.53ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.014%上げて1.931%で引けました。
原油価格は、米中貿易摩擦が和らぎ世界景気改善が見込まれて買われ、前週末比0.08ドル高の60.52ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前週末比7.8ドル高の1,488.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.35~45近辺で、横ばい推移でした。
EUR/USDは、いったん1.1070近辺まで下押し後、一時1.1096近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、一時121.08近辺まで売り込まれましたが、下げきれず、121.35近辺まで反発しました。
エコノミストは、純粋に経済指標の強い弱いで景気が良いか悪いかを判断するものだと理解しています。
トレーダーも指標内容にエコノミストのような詳しさはないにしても、同じ指標を見て売るか買うかを判断しています。
しかし、エコノミストとトレーダーとでは、決定的な違いあります。
それは、トレーダーは、その指標発表で儲けなくてはなりません。
トレーダーは、指標発表前に、マーケットの大勢が、その指標に対してどういう結果を期待しているのか、そしてその期待に基づいて実際にポジションができているかを推理する必要があります。
そして、指標発表となり、相場が一番動くのは、大勢の期待が裏切られた時です。
この場合は、ロスカットが集中し、一方向に相場がどんどん進みますので、結果が出てから追撃しても、遅くはありません。
また、予想通りの結果だったとしても、素直に相場が動くようであれば、順張り方向への追撃は可能です。
しかし、予想通りでも、思惑通りに相場が動かなかった場合は手仕舞いが集中し、予想が外れた時のロスカットと同じ状況になることがあります。
要するに、儲けやすい相場とは、マーケットの大勢が期待を裏切られるような結果が出る、つまりロスカット相場だと言えます。
ロンドンは、ドル安気味です。
凍った(フリーズ)ようなマーケットです。
ドル/円の横ばい相場も7日目となり、テクニカル的には動く可能性はあります。
東京、ロンドン、ニューヨークの各センターのオープニング直後は小競り合いが予想されますが、結局は閑散な相場になるものと見ています。
山で道に迷った時、高いところへ登れと言います。
相場も、同じように迷ったら、週足や月足といった長期のチャートを見ることだと思います。
長期のチャートは、相場のトレンドを教えてくれます。
そして、今の相場の方向性が単なるアヤ戻しなのか、あるいは相場がトレンド方向に向かっているかを指し示しているのかを教えてくれます。
私は、地図を見るのが好きで、見始めると夢中になって見ています。
長期のチャートを見る時も同じで、飽きずに見ています。
地図を見るのは、あくまでも、私の好みの問題ですから、皆さんに強要するつもりはありません。
しかし、長期のチャートを見ることは、相場を予測するために決して無駄にはなりません。
大事なことは、長期のチャートだけにダイナミックな動きをしていますので、そこから今後を予測するにあたっても、ダイナミックにイメージすることです。
そして、トレンドをざっくりと大掴みでイメージし、これからどう展開していく可能性が高いかを読むことです。
長期のチャートを見てみると短期のチャートでは気付かなかったことを、結構発見することになると思います。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1. クリスマスの週の心得
2. 下がるか?EUR/USD
3. EUR/JPY、反落の可能性?
4. 重たいGBP/USD
【1. クリスマスの週の心得】
クリスマス当日のFX会社の営業時間は休業も含めてバラバラで注意!
27日が欧米勢の新年度のスタート日で、警戒
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•質問回答
12/20(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「この年末年始に狙われそうな通貨は?」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
いろいろ理由をつけて、自分の相場観を肯定しようとしても、感覚的にこれはマズイと思うことはあると思います。
そのマズイと思うことを、否定してはならないと思います。
トレーディングを重ねていく中で培われた感覚は、徐々に自分の中に刷り込まれていき、ある種の本能的な危機意識になっていることは多いと言えます。
また、車を運転している時にもあることですが、バックミラーにチラッと動くものを感じた時は、決して気のせいにしてはいけないように、相場の世界でも、気になったことは、決して気のせいにしてはいけません。
大きなパニックが起きる前には、その前兆となることが起きることが多く、それを気に留めるか無死するかによって、その後の命運は別れると言って過言ではありません。
ご自分の五感を信じることが大事です。
なにかおかしいと思うことは、否定しないことです。
日本は安全な国ですから、ある程度緊張を緩めても、実害はまずありません。
しかし、海外を相手にする相場の世界では、五感を駆使して、全方位にアンテナを張っていないとなにが起きるかわかりません。
ニューヨークダウは、米中の貿易協議の第1段階の合意を受けて相場の先高観が広がり買われ、前日比78.13ドル高の28,455.09ドルで取引を終え、連日で過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、軟調に推移し、暫定値ながら前日比0.005%下げて1.915%で引けました。
原油価格は、週末やクリスマス休暇控えて利益確定売りが先行し、前日比0.74ドル安の60.44ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比3.5ドル安の1,480.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米株の史上最高値更新に連れて上げ、一時109.53近辺をつけました。
EUR/USDは、マーケットでECBが追加緩和に向かうとの見方が急浮上したため下落し、一時1.1066近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて下げ、一時121.19近辺をつけました。
起承転結(きしょうてんけつ)とは、文書の書き起こしで読者を話に引き込み(起)、主題を展開し(承)、視点を変えて興味を引き(転)、全体をまとめる(結)ということです。
この言葉のように、相場の世界でも、特にトレンド相場の展開では、同じようなことが短期間に起き、そして繰り返されていると見ています。
上昇トレンド相場の場合、あたかも一方向にどんどん上がっていくように見えますが、1日あるい2~3日の中で、たとえば、上げ相場であれば、新値を更新する上昇があり、その後買い過ぎからの調整的な下げがあり、今度は上を見たとばかりにショートが出来、そして、踏み上げて新たな高値を更新するということが繰り返されることが結構見受けられます。
こうした、一連の相場展開を、個人的には、相場の起承転結と呼んでいますが、トレンドが強ければ強いほど、この起承転結がはっきりと出ます。
つまり、しっかりと売り込んでマーケットポジションがショートにならなければ、上げ続ける原動力は生まれないと言えます。
そういうわけで、一本調子の上げ相場でありながら、高値を買うだけではなく、押し目を買ってエントリーするチャンスもあるわけです。
ポンドが、対ドルでも対円でも、しぶとい動きです。
ドル/円は、109円台後半を買いで試し過ぎて、重くなっているように思います。
ドル/円は、上げ切れずに109円台の滞空時間が長くなってきているように見ています。
本日は20日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、10時頃の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、企業業績への楽観的な見方が広がり買いが優勢となり、前日比137.68ドル高の28,376.96ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.007%下げて1.910%で引けました。
原油価格は、世界経済の減速への懸念後退を受け買いがやや優勢となり、前日比0.29ドル高の61.22ドルで引けました。
金価格は、トランプ大統領の弾劾訴追を巡る不透明感から買われ、前日比5.7ドル高の1,484.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された12月のフィラデルフィア連銀景況指数た0.3と予想の8.0を大きく下回ったことから売られ、一時109.18近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1110~1.1145近辺で揉み合いでした。
EUR/JPYは、122.05近辺まで上げた後、121.53近辺まで反落となりました。
これは、以前観たイチローのドキュメンタリーでの、彼の発言です。
野球と同様に勝負の世界で生きる者として、忘れてはならない言葉だと思います。
私もディーラーのはしくれとして、いろいろな経験をしましたが、一番自分のためになったのは、痛い目に遭うことだったと思います。
ある時、本当にコテンパンにやられたことがあり、あの時は、この悔しさを決して忘れてなるものかと、ディーリングデスクで低く唸りながら思ったことがありました。
イチローが口にした、「失敗と屈辱を体に刻む」とは、そういうことだと思いました。
失敗は、多くのことを教えてくれます。
ただ、二度と同じことをするまいと心に誓うことが大切です。
二度以上繰り返し同じ失敗をするのは、かなり重症だと思いますので、なおさらのこと矯正する必要があります。
そして、この矯正は、誰もしてはくれません。
自分で治すしかないことを、十分承知する必要があります。
短期的な投機売買と思われます。
米議会下院では、トランプ大統領の弾劾決議案につき、「権力乱用」「議会妨害」の2条項は可決されました。
たぶん、今日の日本時間午前中に、トランプ米大統領に対する弾劾訴追案の採決が米下院で行われます。
クリスマスムードが高まり、方向感がなくなっています。
ニューヨークダウは、連日高値更新しているだけあって、過熱感を警戒した売りが出て、前日比27.88ドル安の28,239.28ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.040%上げて1.920%で引けました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が減り買われたものの、その後利益確定売りが強まり、結局、前日比0.01ドル安の60.93ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比1.9ドル安の1,478.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.55-60近辺を中心に揉み合いとなりました。
EUR/USDは、1.1110~30近辺で揉み合いでした。
EUR/JPYは、121.75~95近辺で横這い推移でした。
相場は、相場に没入しているうちは、うまく行くことが多いですが、いったんどれどれどれぐらい儲かったかなと計算し始めるなら、その時点でトレードは終えた方が、良い結果になりがちです。
私なりになぜかを考えてみますと、利益を実感すると、相場に対する姿勢が守りに入ってしまうためではないかと思います。
ですので、いったん利益を計算したくなったら、個人的にはポジションの閉じ時だと思っています。
また、こんなこともあります。
利益を計算したら、たとえば、98,500円だったとします。
つまり、100,000円に1,500円満たないことがわかると、残りのあと1,500円が儲けたくなるものです。
しかし、これにも落とし穴があって、あとたった1,500円じゃないかとイージーに考えたことが裏目に出て、とんでもない損失につながるケースを、私は何度も見ています。
つまり、利益が98,500円と中途半端に見えますが、手仕舞おうと決めた以上は、その手仕舞いの額を尊重することが大事だと思います。
利益を出すことは大変難しいことです。
儲けた額の切りが良くなくても、それを甘受することが大切です。
クリスマスが近づいていることを、実感します。
EUR/JPYは、121.80近辺のサポートを割ると、下げ足を速める可能性があります。
昨日の上値トライの不完全燃焼から、ドル/円の上値は、予想以上に重いようです。
短期売買中心のため、利食い千人力です。
ニューヨークダウは、米中合意受けた買いが続き、前日比31.27ドル高の28,267.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは強含み、暫定値ながら前日比0.009%上げて1.880%で引けました。
原油価格は、需要増の思惑から買われ、前日比0.73ドル高の60.94ドルで引けました。
金価格は、英国のEU離脱を巡る懸念から買われ、前日比0.1ドル高の1,480.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.50~60近辺を中心としたもみ合いでした。
EUR/USDは、一時1.1175近辺まで上昇したものの、その後1.1145近辺まで緩みました。
EUR/JPYは、一時122.46近辺まで上昇したものの、その後122.04近辺まで緩みました。
GBP/USDは、英国のEU離脱後に設ける移行期間について、ジョンソン首相が2020年末で終了させると法律に明記する方針を決定したため、2020年末の「合意なき離脱」リスク再燃により、1.3300近辺から1.3100近辺まで急落しました。
たとえば、米雇用統計が発表されると、結果が予想に対して良かったか悪かったかによって、相場は上げたり下げたりします。
しかし、それが、主に投機筋の売り買いによるものであれば、翌週のどこかのタイミングで、手仕舞いのための反対取引が行われ、上がっていれば下がるし、下がっていれば上がります。
つまり、単に、経済指標の結果に対して、必ず利食うなり損切るために反対取引をしなくてはならない投機筋がポジションを持っていたのに過ぎず、トレンドは形成されません。
相場がある程度長い期間、一方向に動く、いわゆるトレンドになるためには、フロー(資金の流れ)がなくてはなりません。
ここでいうフローとは、たとえば、いったん買ったら、そう簡単に売りに回らないような資金の流れが必要です。
その流れは、一般的には、中央銀行とか、政府系ファンドとか、ペンションファンド(年金の運用機関)といった機関から出る資金によって作られます。
こうした機関は、そう簡単には、資金を動かすかどうかの結論は出しませんが、ひとたび動かすと決まれば、怒涛のごとく動かしますので、ものすごい流れになる時があります。
それでは、こうした機関が、どういう理由をもって、資金を動かすことを決断するかと申しますと、ひとつには、高利回りの運用という前向きな理由からです。
しかし、多くの場合は、資金を置いている国・地域でリスクが発生した場合、つまり後ろ向きな理由からです。
どちらが、より影響が出るかと言えば、やはり早くリスクから逃避したいということから、後ろ向きな理由からのフローが、よりマーケットに影響を及ぼします。
GBP/USD、GBP/JPYは、リタ―ンエース(広義の窓埋め)か?
ドル/円は、上の売りオーダーを気にして、売り過ぎた可能性があります。
ドル/円は、上を試したがっているようですが、依然として、109.70近辺には売りがあると思われます。
リスクオン(リスク後退)が、素直に相場に反映する可能性があります。
ニューヨークダウは、米中合意でマーケット心理が改善し 、前日比100.51ドル高の28,235.89ドルで取引を終え、11月下旬以来となる過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.058%上げて1.880%で引けました。
原油価格は、米中合意を好感して買われ、前日比0.14ドル高の60.21ドルで引けました。
金価格は、リスクが回避されたとして売られ、前日比0.7ドル安の1,480.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米株上昇に連れて買われ、一時109.68近辺をつけました。
EUR/USDは、ジリ高で、一時1.1158近辺をつけました。
EUR/JPYは、ジリ高が続き、一時122.23近辺をつけました。
一般的に、内外問わず多くのトレーダーは、逆張り(流れに逆らったポジションの張り方)で相場にエントリーすることが多いと言われます。
逆張りで、相場にエントリーすることが、一概に悪いとは、もちろん言えません。
相場が、レンジ相場であれば、戻り売り、押し目買いが、有効です。
しかし、トレンド相場となると、戻り売り、押し目買いをすると、突き抜けてしまい、手痛い損失を被ることになります。
トレンド相場では、順張り(流れに沿ったポジションの張り方)が有効です。
このように、ケースバイケースで、ポジションの張り方を切り替える必要があります。
それでは、なぜ逆張り志向が強いのかですが、私なりに思うのは、「過去来た道は分かっても、これから進む道は分からないから」ではないかと思っています。
過去の相場の経緯は、チャートを見ればわかります。
しかし、これからの相場がどう展開するかは、誰にもわかりません。
そうすると、たとえば、ここまでこう来たのだから、そろそろ戻ると見るのは見やすいことではないかと思います。
ただ、あえて申し上げるなら、相場は、これから行く道を推理することが大切だと思います。
過去に学び、将来を占うことが大事です。
ドル/円は、なにか売りがあるかのように、頭打ちになっています。
GBP/USD、GBP/JPYが、底堅い動きになっています。
ドル/円は、先週金曜も止められた109.70近辺には、機関投資家の売りが引き続きあるものと思われます。
昨日15日が日曜であったため、本日が振替日となって、10時頃の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ハリウッド映画の中でも名作とされる「風と共に去りぬ」で、ヒロインのスカレット・オハラが、すべてを失った時に、この言葉を口にして、自分を奮い立たせました。
Tomorrow is another day.
つまり、「明日は、(最悪の)今日とは別の日だ」ということです。
これは、米国人らしい、楽天的な言葉とも言えますが、トレーディングには、この言葉が必要です。
相場に負け、被った損失の大きさに打ちのめされるかもしれません。
しかし、どこかでは、自分の気持ちを切り替えなければなりません。
そうでないと、いつまでも、負けを引きずってしまいます。
そのワリキリをする上で、この言葉は貴重です。
私も、同じような言葉を、自分に言い聞かせています。
相場は、これ一回限りではないと。
自分の気持ちを、いかに平常心に持って行くかが、大事です。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1. ドル/円は、結局はレンジか?
2. EUR/USD は、レンジか?
3. EUR/JPY も、レンジか?
4. GBP/USD は、いったんの買戻しは終わったか?
【1. ドル/円は、結局はレンジか? 】
欧米勢はクリスマス休暇、マーケットには日本勢のみ
108.50~109.70 近辺のレンジは続く?
マーケットは、ロング気味?
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•質問回答
Correction(コレクション)というのは、調整の意味です。
つまり、相場が上昇を続けると、さすがにエネルギーを使い果たして、反落することがあります。
これを、Correction(調整)と呼び、この調整を狙ってトレーディングすることをCorrection狙いと言います。
結構、プロが陥りやすいことですが、たとえば、相場が上げ続けると、どこかでCorrectionがあるに違いないと見ます。
そして、Correctionを狙って戻り売りをして、ロング筋が投げたところで利食おうとします。
確かに、普通の相場であれば、これは有効なトレーディング手法ですが、投資家筋が資金を大挙して移動させている時は、通常のようなCorrectionはなしに相場は、一方向にどんどん進んでしまうことがあります。
こうなると、Correction狙いは締め上げられ、手痛い損失を被ることになります。
こうした目に遭わないために大事なことは、今の相場がレンジ相場かトレンド相場かを判断し、さらにトレンド相場である場合、今の相場が大相場になるかどうかを、見極めることが必要です。
大相場になるかを見極めるコツとしては、ひとつには、投資家にとって極めて魅力的な投資先があることですが、これは稀な例で、もっと現実的には、今資金を置いている国・地域で、たとえば、欧州危機のような極めてリスクの高い問題が発生していないかということです。
「お金は臆病」ですから、危ないとなれば、一斉に手を引きますので、その時の資金移動は、すさまじくかつ簡単には止まりません。
12/13(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「相場を俯瞰する」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ニューヨークダウは、米中が貿易交渉で「第1段階」が合意に達し好感されたものの、利益確定売りで上値は重く、前日比3.33ドル高の28,135.38ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.075%下げて1.817%で引けました。
原油価格は、米中の貿易合意により中国による米国産原油の需要増が見込まれて買われ、0.89ドル高の60.07ドル、前日比で引けました。
金価格は、米中の合意発表にかかわらず、具体的な進展に乏しいとの見方が広がって買われ、前日比8.9ドル高の1,481.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時109.71近辺まで上昇したものの、反落となり一時109.21近辺まで下げました。
EUR/USDは、1.1186近辺から1.1112近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、122.65近辺から121.46近辺まで下落しました。
当たり前のことではありますが、為替の伴った資金移動は、為替相場のトレンドを作ります。
たとえば、日本の企業が米国の企業を買収すると、買収代金を米国側にドルで支払うために、日本の企業は円を売りドルを買います。
この買収に伴って発生したドル買い円売りは、企業活動を行うためにその企業を買収したため、そう簡単には逆の為替取引は起きません。
つまり、ほぼ買い放しの状態になります。
これは、投機筋のように、ドルを買っても、長くても1月もすれば売りに回る、いわゆる往って来いの相場とは違います。
そして、もっと、大きな資金移動がマーケットで頻繁に起きています。
典型的なのは、ユーロとドルの間で起きており、欧州危機のように、ユーロが危ないとなればドルへ資金は、逃避的に動きます。
これは、すさまじい一方向への動きとなり、ユーロは大きく下落し、ドルは大きく上昇する、ユーロから見れば大下落トレンド相場となります。
こうした資金移動は、いろいろなところで起きており、トレンドに乗ることができると、大きく儲けるチャンスを掴むことになります。
やたらと、ロンドンはドル/円を持ち上げようとしていますが、売りもあると思います。
クリスマス休暇が来週から本格化するときに、このまま一本調子に相場が動くものか、大変疑問です。
事前にも最もボラティリティー(価格変動率)の高かった、GBP/USD、GBP/JPYの急騰が目立ちます。
今日の東京タイムに、英総選挙結果、米中協議に関するトランプ大統領の署名が行われる可能性が高く,警戒が必要です。
ニューヨークダウは、米中の貿易協議が進展し、「第1段階」で原則合意するとの見方が強まり、前日比220.75ドル高の28,132.05ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中合意近いとの観測に上昇し、暫定値ながら前日比0.108%上げて1.899%で引けました。
原油価格は、トランプ大統領の「中国との大きな合意が近い」と述べたことから上昇し、前日比0.42ドル高の59.18ドルで引けました。
金価格は、リスクが回避されたとして売られ、前日比2.7ドル安の1,472.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、トランプ大統領が「中国との大きな取引に非常に近づいている。彼らはそれを望んでおり、私たちもそうだ」と述べたことで買いが強まり、一時109.45近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1154近辺まで上昇したものの、その後反落となり、1.1103近辺をつけ、、そして1.1135近辺に反発しました。
EUR/JPYは、上昇を続け、一時121.73近辺をつけました。
ディーリングを長年やってきますと、本当に、「ディーリングは、心技体」(「心」=精神力、「技」=技術、「体」=体力の三位一体)だなと思います。
大相場師、故是川銀蔵翁の「相場の心得その一、よく寝ること」。この言葉を、私は、座右の銘にしています。
私は、朝が早いこともあって、夜遅くまでマーケットを追うのではなく、ストップロスを入れて、11時過ぎには寝てしまうことにしています。
ディーリングには、健康であることが、何よりも大切です。
体を壊したり、なにか精神的に疲れていると、思考能力が低下しますし、集中力や粘りに欠けてしまいます。
30代の前半に、耐久レースのような36時間ノンストップディーリングなどという、若さに任せた過激なことをしましたが、結局は、思考能力は鈍るし、集中力はなくなるわで、あまりいい結果にはなりませんでした。
そもそも、儲かっていれば、そんな長い時間、ディーリングをする必要はないわけですから、損していれば、とっとと止めて、違うことをして気分転換をしたほうが、どれだけ、損失は少なくてすみ、体力も温存できるかわかりません。
ディーリングにおける技は、いろいろやってみて、経験を積むことが大事だと思います。
面白い話を聞きました。
航空会社のパイロットは、一見、国内線より国際線のほうが、腕がいいように思いますが、実は、離発着の多い国内線のパイロットのほうが、腕が上だそうです。繰り返しの経験の積み重ねが、五感を磨いていくと思います。
また、痛い目に合うことも必要だと思います。
痛い経験というものは、痛かっただけに、よく記憶に残るものです。
ただし、一度失敗したら、何が原因であったか、徹底的に突き詰めて、決して忘れないこと、二度と同じ轍は踏まないぞと思うことが大事だと思います。
自分の欲望と恐怖との戦いは、尽きることがありません。
結局、ディーリングとは、それを、どう自分で制御するかというメンタルな部分に、究極的には行き着くと思います。
EUR/USDが、高止まりしているのが、気になります。
ドル/円のように、上も下も機関投資家に押さえつけられると、ファンダメンタルズもなにもあったものではありません。
ドル/円は、やはり、108.50以下には、なにかいそうです。
FRBの政策金利据え置き決定に対して、為替はドル安で反応しています。
ニューヨークダウは、FRBが政策金利を据え置いたものの、低金利政策は今後も長期に続くとの見方が強まり買いが優勢となり 、前日比29.58ドル高の27,911.30ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは軟化し、暫定値ながら前日比0.050%下げて1.791%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で米原油在庫が増加したことから売られ、前日比0.48ドル安の58.76ドルで引けました。
金価格は、EUR/USD上昇に連れて上げ、前日比6.9ドル高の1,475.0ドルで取引を終えましたが、時間外取引でFRBが政策金利を据え置き、来年も据え置く予想示されてさらに買いが強まりました。
為替相場では、ドル/円は、FRBの据え置き決定を受けて売られ、一時108.47近辺をつけました。
EUR/USDは、上昇し、一時1.1145近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの上昇につれて上げ、一時120.93近辺をつけました。
自分だけが、今のチャートパターンはあの時のチャートパターンと似ているとか、このチャートのパターンは教科書に出ているパターンと同じだと気づていると思っていたら大間違いで、多くのマーケット参加者が同じように気づいているものです。
しかも、気づいた人の多くは、これを知っているのは自分だけだと思っていることが多いと言えます。
そして、チャートの形状が完成した後の相場展開も、多くの人が同じように考えていると見てもあまりはずれてはいないと思います。
たとえば、教科書的なヘッドアンドショルダーの右肩を相場が形成しているときなどは、本当に多くのマーケット参加者がそのことに気づいていて、同じように右肩が完成すれば下落すると期待してショートメイクするため、極めて短期間で売り過ぎになります。
そのため、教科書には載っていない動き、つまり下がり切らないために、いったん買戻しが集中してポジションが軽くなったところではじめて、本格的な下落となることが多いと言えます。
このように、実際の相場がまずあって、教科書は実際の相場のパターンを紹介しているに過ぎず、実戦では教科書を参考にしながらも、臨機応変な対応が必要になります。
ドル/円は、ロングで我慢しているように見えます。
今週後半のFOMC、ECB、英総選挙、米対中制裁関税期限などのイベントの中で、ポンドが一番動くのではないかと見ています。
上にも売りが近くにある可能性がありますので、警戒です。
ニューヨークダウは、 「米中の交渉担当者は対中制裁関税の第4弾の発動見送りを根回ししている」と報じられたものの、その後クドローNEC委員長が発動の可能性を示唆したと伝わり錯綜し、前日比27.88ドル安の27,881.72ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、上昇後高止まりし、暫定値ながら前日比0.019%上げて1.838%で引けました。
原油価格は、対中制裁関税の発動見送り期待で買われ、前日比0.22ドル高の59.24ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れ買われ、前日比3.2ドル高の1,468.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、15日に予定されている米国の対中関税発動について米中が延期を計画していると報じられ、一時106.77まで上昇しました。
EUR/USDは、リスクオンから、買戻しが続き、一時1.1094近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円、EUR/USDともに状したことから、上げ足を速め、一時120.65近辺をつけました。
もちろん、「マーケットは、上がりたがっていない」という場合もあります。
今回は、「マーケットは、下がりたがっていない」ということで、お話しを進めたいと思います。
「下がりたがっていない」とはどいうことかと申しますと、売られても仕方がないような、経済指標の発表やイベントがあって、確かに直後には売られるものの、下げは長続きせず、時間が経つのとともに反発してしまう相場です。
なぜ、そのようなことになるかと申しますと、一言で言ってしまえば、「相場がステール(stale、新鮮でない)」になっているためです。
つまり、一相場の初期段階は、相場は材料に敏感に反応し、素直な動きをします。
それが、時間が経過するとともに、多くのマーケット参加者の相場感が一方に向き、マーケットのポジション自体も一方向に偏ってしまい、もう思うようには相場は動かなくなってしまいます。
そうなると、たとえば、予想より大幅に悪い経済指標が発表されても、下がるのは一時的で、結局反発してしまいます。
それを、「マーケットは、下がりたがっていない」というわけです。
ですので、今の相場が相場のサイクルの中で、どういう過程にいるかを見極めることは、大変重要です。
尚、米著名投資家のジョン・テンプルトン氏が、強気相場のサイクルについて残した有名な言葉がありますので、ご紹介します。
「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく」
「マーケットは、下がりたがっていない」は、「悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち」のあたりではないでしょうか。
ドル/円が売られ、EUR/USDが買われています。
ドル/円、クロス円、EUR/USD、GBP/USDなどでショートになっているようで、ゆっくりと買戻しが出ているようです。
ドル/円は、ロンドン勢、さらにニューヨーク勢がどうにかして、相場を下抜けさせようとしていますが、本邦機関投資家の買いが引かず、下がらないもようです。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)で、10時前の仲値決めで、輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、対中制裁関税の発動期限がえ15日に迫り買い控えムードが強まり、前週末比105.46ドル安の27,909.60ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、小動きに終始し、暫定値ながら前週末比0.009%下げて1.828%で引けました。
原油価格は、中国の弱い貿易統計受け世界景気が懸念されたものの、主要産油国の協調減産が原油価格を支えるとの見方は根強く、前週末比0.18ドル安の59.02ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落を受けてやや売られ、前週末比0.2ドル安の1,464.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時108.43近辺まで売られたものの、その後反発し、108.68近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1078近辺まで上昇しましたが、その後、1.1055近辺まで反落しました。
EUR/JPYは、120.00~30近辺で揉み合いでした。
ディーラー間の会話でよく出てくる言葉です。
直訳しますと、Weak Longは弱いロング筋、Weak shortは弱いショート筋です。
ここで使われるWeak(弱い)は、ポジションがあまり大きなアゲンスト(評価損)になるまでは持てないという意味です。
言い換えれば、人一倍早く、ロスカットせざるを得ないということです。
それは、ジュニア(新米)ディーラーのように、まだ儲けた実績があまりないためにストップロスリミット(許容損失額)が小さかったり、銀行自体があまりリスクをディーラーに許容していないために、誰よりも早く投げざるをえないということになります。
この呪縛を解くには、強くなるか、もっと懐の深い銀行に移るしかありません。
ただし、このWeak Long/shortは、個人投資家の皆さんにも言えることです。
まだ、経験が浅かったり、手持ちの資金が十分でなければ、 Weak Long/shortになってしまいます。
それから脱却する近道は、やはり強くなることだと思います。
そのためにも、よく勉強することが大事です。
ドル/円が反落ですが、ここから買いも結構あると思います。
ドル/円は、ショート気味になっているようです。
ドル/円は、予想通り重くなっていますが、下の買いも引かないでしょうから、多分、108.50台で停滞するものと見ています。
ドル/円は、上値が重くなる可能性があります。
ドル/円は、引き続き、機関投資家の買いが下で待っているものと見ています。
守秘義務とは、顧客情報や内部情報を口外しないということです。
しかし、正直に申し上げて、過去、東京外国為替市場では、その辺が緩いところがありました。
もう、むかしむかしの話ですが、私がドル/円のディーラーだった時、売りの指値をブローカー(仲介業者)に入れていたところ、セールス(外為の営業)の人間が寄ってきて、「お客の○○会社さんから、なぜオファー(売り)を入れているのかと聞いてきています」と言ってきました。
そんなこと、あるはずがない話ですが、たぶんブローカーが他の銀行に注文内容を伝え、それをその銀行がその顧客に伝えたものと思います。
その一件には、相当に頭にきましたが、そんなことがまかり通っていた時代がありました。
その後、外資系銀行にいた時、ある中央銀行の取引が、他の海外支店で外部に漏れたことがありました。
その時は、漏らした人間は、その場で首になり、さすが、外資はやることが速いと思いました。
さて、最近の話ですが、守秘義務にルーズだったはずの東京も、コンプライアンス(法令順守)の時代となり、かなり厳しくなりました。
どんな業種が売買したかということすら、わからなくなっています。
ただ、オーダーが見えると良さそうですが、結構、自分の相場感を狂わせてしまうことも多く、知らないほうが素直にトレードできて良いように私は思います。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1. ビッグイベント盛りだくさんな週
2. 欧米勢の期末の注意点
【1. ビッグイベント盛りだくさんな週 】
・ 特に週後半は盛りだくさん
英総選挙が一番影響あるか?
対中制裁関税合意期限のドル/円相場への影響は、本邦機関投資家によって抑えられる
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•質問回答
ドル余剰は、ドルが余っているということで、余ったドルを売るということです。
つまり、輸出企業が、輸出代金として海外からドルで受取る額が大きく円に交換するためのドル売り円買いが多いことを意味しています。
一方、ドル不足は、ドルが足りないことを言い、不足しているドルを買うということです。
つまり、輸入企業が、海外から輸入した物品に対する代金をドルで海外に支払う額が大きく、円からドルに交換するためのドル買い円売りが多いことを意味します。
これら、ドル余剰、ドル不足という言葉は、午前9時50分から10時の間に決まる、仲値決めの時に良く使われます。
つまり、仲値前に実需と呼ばれる輸出入企業のドルの需給関係による値動きによって、売りが強ければドルが余剰となっており、また買いが強ければドルが不足しているということを示す用語です。
そして、最近では、取引の公正さを高めるために、仲値決めで値決めする企業が以前に比べて増えています。
また、今までなら、大体の企業のドルの需給状況は、インターバンクが把握することはそれほど難しいことではありませんでしたが、最近は、銀行の守秘義務が厳しくなっており、需給の把握は、かなり難しくなっています。
12/6(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「ドル/円 12月から1月の傾向と対策」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ニューヨークダウは、発表された11月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が26.6万人と予想の18万人を上回り、失業率も3.5%と予想の3.6%より堅調であったことに加えて、米中の貿易協議の進展期待も相場を押し上げ、前日比337.27ドル高の28,015.06ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、良好な米雇用統計を受け上昇し、暫定値ながら前日比0.030%上げて1.840%で引けました。
原油価格は、OPECの減産強化を受けて買われ、前日比0.77ドル高の59.20ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比18.0ドル安の1,465.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、予想を上回る米雇用統計に、一時108.92近辺まだ上昇したものの、その後反落し、108.53近辺まで下げました。
EUR/USDは、下落を続け、一時1.1040をつけました。
EUR/JPYは、下落し、一時120.00近辺をつけました。
相場の方向性を当てることは、もちろん重要です。
しかし、相場の動きだすタイミングを知ることも大切です。
往々にして言えることは、ほとんどの人は、相場の方向性については、当たっていることが多いと言えます。
しかし、実際に相場の動きだすタイミングより、早目に相場に入ってしまうため、つらい思いをすることがよくあります。
つまり、相場感でこの相場動くと思った時から、実際に相場が動くまでには、予想以上に時間がかかるものです。
したがって、相場がタイトな揉み合い相場から上下いずれかにブレイクしてから、追随的に相場に乗っても決して遅くはありません。
また、レンジブレイクをしても、その先に上なら売りオーダー、下なら買いオーダーがあるということもよく噂されます。
しかし、そのことは、結構マーケット全体のコンセンサスになっていることが多く、実際にはそのオーダーを当てにして、逆張り的にエントリーするマーケット参加者が多い傾向にあります。
そのため、実際にレンジブレイクすると、逆張り解消のために、上昇あるいは下落が加速することがよくあります。
オーダーを意識せず、自らの相場感を信じることが大切です。
今のところ、確たる方向感を、ロンドンも持っていないもようです。
EUR/USDは、これだけジリ高が続くということは、かなりマーケットはショートと見ています。
EUR/USD、さらにGBP/USDのジリ高傾向(ドル安)が鮮明になっています。
EUR/USDのジリ高が目立ちます。
ニューヨークダウは、米中協議の不透明感で様子見となり、前日比28.01ドル高の27,677.79ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、横ばいとなり、暫定値ながら前日比0.023%上げて1.797%で引けました。
原油価格は、減産期待で買いが先行しましたが、その後伸び悩み、前日と同じ58.43ドルで引けました。
金価格は、米中の貿易協議の根強い不透明感を背景にやや優勢となり、前日比2.9ドル高の1,483.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時108.65近辺まで売られた後、108.75近辺に反発しました。
EUR/USDは、一時1.1108近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、120.60~80近辺で揉み合いでした。
相場は、生ものだと思います。
生ものである以上は、食べるタイミングが良ければ美味しく頂けます。
しかし、鮮度はどんどん落ちていきますので、食べ時を逸すれば、食中毒を起こす(損切り)危険があります。
つまり、相場を構成するいろいろなファクターは、新しく加わってくるものもあれば、去っていくものもあり、一見同じに見える相場でも、時間の経過とともに、実際には今までとは別物になっていることは、よくあることです。
そのことを、もっと具体的に申し上げれば、まだ相場が新鮮な時は、素直な反応を示しますが、鮮度が落ちると素直な反応にはならず、むしろ想定された動きとは逆の反応を示すこともあります。
そうした、常に常ならぬ相場を生き抜いていくためには、必要とあれば、自分自身を相場に合わせて行くという行動を取ることが大切です。
「君子豹変す」という言葉があります。
良い意味と悪い意味がありますが、ここでは良い意味で、「君子は過ちに気づくとすぐに改め、自らを向上させる」という理解で良いと思います。
トレーダーには、その姿勢が大事だと思います。
ドル/円は、いったん売られたものの、むしろ買い気が強い感じです。
ドル/円は、ほぼ横ばいのため、ポジション的には、スクエア(ポジションなし)に近いのかもしれません。
結局、リスクオフの円買いは、機関投資家の押し目買い(円売り)にはかなわないのでは?
本日は。5日で5・10日(ゴトウビ)で、輸入決済のドル買いが、10時の仲値決めに向けて強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、米中貿易協議をめぐり、「(第1段階の)合意が近付きつつある」と報道されて買われ 、前日比146.97ドル高の27,649.78ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米中部分合意は近いとして上昇し、暫定値ながら前日比0.057%上げて1.772%で引けました。
原油価格は、OPEC総会を控えて減産強化の期待広がり買われ、前日比2.33ドル高の58.43ドルで引けました。
金価格は、米中協議のリスクが回避されたとして売られ、前日比4.2ドル安の1,480.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米中貿易協議をめぐり、リスクが回避されたとして円売りが強まり、一時108.96近辺まで反発しました。
EUR/USDは、一時1.1116まで上げましたが、その後反落し、結局往って来いdでした。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、一時120.81近辺とつけました。
ストップロスは、損失を限定するために、頻繁に使われていますが、ミニマム・プロフィットテークも大切です。
ミニマム・プロフィットテークは、ストップロスに似ていて、ロングであれば、ある水準を下回るとポジションを切り、またショートであればある水準を上回るとポジションを切るものです。
しかし、ロスカットでは損失を確定するのに対して、ミニマム・プロフィットテークは残しておきたい最低限の利益を確定することです。
したがって、基本的には、ポジションがかなりフェーバー(有利)になっていて、さらに利益拡大を追求したい時にセットしておくと、役に立ちます。
つまり、さらなる利益拡大を狙ったものの、相場が反転してしまった時、せめて最小限の利益だけは残しておきたいと思う時に使います。
相場が反転して、ミニマム・プロフィットテークがついてしまった後、また相場がもともとのフェーバーな方向に戻ってしまい、悔しい思いをすることもありますので、毎度毎度このオーダーを入れる必要はありません。
しかし、ここまで頑張った以上は、最低限の利益は確保したいと思われるのであれば、非常に有用ですので、試してみてはいかがでしょうか。
ロンドンは、円買いで真っ向から入ってきています。
ドル/円は安値圏で停滞ですが、ここから円高にしようとするには、クロス円で攻めるしかないと見ています。
ドル/円は、下に機関投資家がいる分、マーケットが買いから入ろうとするとロングになり、安値圏横ばいの可能性があります。
ニューヨークダウは、米中合意の先送り懸念から売られ、前日比280.23ドル安の27,502.81ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、リスク回避から買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.107%下げて1.712%で引けました。
原油価格は、OPEC減産観測が支えとなり買われ、前日比0.14ドル高の56.10ドルで引けました。
金価格は、米中貿易協議の合意が先送りされる可能性が意識されリスク回避から買われ、前日比15.2ドル高の1,484.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、トランプ米大統領が「中国との貿易合意は2020年の大統領選の後の方が良いかもしれない」と発言したことからリスク回避の円買いとなり、一時108.48近辺まで売られました。
EUR/USDは、一時1.1094近辺まで買われたものの、その後小緩みました。
EUR/JPYは、ドル/円に連れて売られ、一時120.25近辺をつけました。
ドル/円は、昨晩の安値が108.48近辺で、108.50近辺には機関投資家がいたもようです。
レジスタンスは、上値抵抗線。サポートは、下値抵抗線を意味する、良く使われるマーケット用語です。
抵抗線は、一般的には、チャート上の、たとえば、移動平均線や、一目均衡表の雲の上限、下限、あるいは、過去の高値圏、安値圏、揉み合いが長かった価格帯、あるいは大台替えの水準などが、レジスタンスになったり、サポートになっています。
それでは、どうして、それが抵抗線になっているのかですが、普通に考えれば、市場参加者の多くが、そのレジスタンスなり、サポートなりを意識して、レジスタンス・レベルであれば売りオーダーを、サポート・レベルであれば買いオーダーを集中しておいてくるために抵抗線としてなっていると考えられます。
しかし、たとえば、それほど、注目されていないであろう長期の移動平均線と値動きを見ていますと、移動平均線のレジスタンスや、サポートで、しっかりと値動きが上げも下げも止められていることを、目の当たりにすると、正直申し上げて、人智では推し量れない神の手のようなものを感じずにはいられません。
あと、最近の相場では、オプション取引から派生すオプション・トリガーも、レジスタンス、サポートとして無視できません。
上のオプション・トリガーであれば、トリガーポイントの手前で防戦的に売って、抜けるとショートのストップロスが出ますし、下のオプション・トリガーであれば、トリガーポイントの手前で防戦的に買って、割れるとロングのストップロスが出ることになります。
このオプション・トリガーですが、相場の値動きをギクシャクさせるので、個人的には、あまり好きではありませんが、オプション・トリガーが無視できないほどの存在に、マーケットの中でなっていることも事実ですので、注目せざるを得ないと思います。
全般にドル売り基調です、
しかし、かなり時間が掛かる上に、本格上昇の前に再度下げる可能性もあるので、焦らず待つことが必要です。
急落、急騰後の反転には時間がかかりますので、焦らないことです。
昨晩の急反落は、あくまでもポジション調整と思われますが、まだ傷も癒えていないと思われ、目先は様子見で良いように思います。
ニューヨークダウは、米ISM製造業景況指数が悪化したことや、トランプ大統領が一部の南米産鉄鋼などへの追加関税の発動を示唆したことから売られ、前週末比268.37ドル安の27,783.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、強含みで、暫定値ながら前週末比0.045%上げて1.821%で引けました。
原油価格は、OPEC減産延長観測から買いが強まり、前週末比0.79ドル高の55.96ドルで引けました。
金価格は、中国のPMI改善を受けて売られ、前週末比3.5ドル安の1,469.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された11月の米ISM製造業景況指数は48.1と予想を下回った上に、トランプ大統領がFRBに対して利下げ要求したほか、ブラジル・アルゼンチンに対する制裁関税を表明し、リスク回避の円買いが強まり、一時108.92をつけました。
EUR/USDは、急上昇し、1.1089近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル相場だったため、120.60~124.00近辺で揉み合いました。
相場の方向性を見る時、大口の資金を動かすプレーヤー達が、なにを考えているかを推理することは大事です。
ここでいう大口の資金を動かすプレーヤーとは、たとえば、外貨準備を動かす中央銀行や、年金基金を運用するペンションファンドなどのことをいいます。
彼らは、ファンド筋のように、短期の売買はせず、長期で資金を運用します。
しかし、たとえば、より有利に運用ができる国・地域があるとか、逆に今、資金を預けている国・地域が危険と判断すれば、資金を大挙して移動させます。
特に、危険と判断された場合、逃避的に資金を短期間に移すため、相場は急謄・急落することになります。
こうした大口プレーヤーの動きを把握するためのポイントは、今、マーケットのテーマは何か、そして、それは今後、大きく相場を変動させるものなのかについて考えてみることです。
特に重要なヒントは、「お金とは臆病なものだ」というフィルターです。
その時々のマーケットのテーマをこのフィルターを通して見てみると、どこからどこへ、資金は流れようとしているかが、わかってくると思います。
アジアが円売りで試したため、アジアは円ショートと見て、ロンドンは円買いをしてきているもよう。
円売りのテンポが速いので、逆にロンドンが売ってくる可能性があり警戒が必要です。
相場の動き出すタイミングを示すボリンジャーファイブの応用編によれば、円安になる可能性があります。
ドル/円は、先週末、いったん下げましたが、また強含んできています。
相場を見ていると、「(相場は)上がるかもしれない」、「いや、下がるかもしれない」とコロコロと見方が変わることがあります。
その迷いを、強引に振り切って、上げか下げか、方向を決めてしまうこともあるのではないかと思われます。
しかし、これでは、ロシアン・ルーレットをやっているのと変わりません。
つまり、とても危険な賭けを勘だけでやっているのに過ぎません。
単なるフィーリングだけで、売ったり買ったりすることは、出来るだけ避けるべきかと思います。
ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析、値動き分析のいずれか、あるいは併用によって、今後の相場見通しの根拠を考えることが大切です。
そうしてできた根拠に基づいて、ポジションを張ってみると、根拠をよく考えて決めたことだけに、そんなに相場に翻弄されることはないと思います。
また、ご自身の相場の見方を、文字にして見ることも大事です。
それによって、頭の中が整理されます。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.年末の特殊相場
2.その他特記すべき点
【1.年末の特殊相場】から一部
12月は、前半は、米系企業の海外現地法人からの利益送金のドル買いか?
15日前後から26日はクリスマス休暇の時期で動きが鈍い?
27日から新年度の投機相場で、正月気分になる円が狙われやすい?
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•質問回答
金融当局者は、自分の口から発せられた言葉に対して、マーケットが過剰反応することを、とても嫌います。
それでも、反応が一過性であればまだ良いのですが、問題が長期化すると、単なる一過性の反応には収まらなくなることがあります。
マーケットが一番恐れることは、問題が当局によりコントロールできなくなった時です。
こうなると、マーケットは、今問題になって国・地域から、資金を引き揚げて、逃避しようと考えます。
そう思っているマーケット参加者が少ないうちならまだ良いですが、良くない話というものは、アッと言うまに広がるものです。
そして、預けていた資金を回収しようとする動きが殺到すると、それはあたかも、牛の暴走のような、誰も止められなくなります。
こうして、マーケットの反乱が起こり、逃避行動が終わるまで続くものです。
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