資金移動はトレンドを作る
当たり前のことではありますが、為替の伴った資金移動は、為替相場のトレンドを作ります。
たとえば、日本の企業が米国の企業を買収すると、買収代金を米国側にドルで支払うために、日本の企業は円を売りドルを買います。
この買収に伴って発生したドル買い円売りは、企業活動を行うためにその企業を買収したため、そう簡単には逆の為替取引は起きません。
つまり、ほぼ買い放しの状態になります。
これは、投機筋のように、ドルを買っても、長くても1月もすれば売りに回る、いわゆる往って来いの相場とは違います。
そして、もっと、大きな資金移動がマーケットで頻繁に起きています。
典型的なのは、ユーロとドルの間で起きており、欧州危機のように、ユーロが危ないとなればドルへ資金は、逃避的に動きます。
これは、すさまじい一方向への動きとなり、ユーロは大きく下落し、ドルは大きく上昇する、ユーロから見れば大下落トレンド相場となります。
こうした資金移動は、いろいろなところで起きており、トレンドに乗ることができると、大きく儲けるチャンスを掴むことになります。