ポンド一段高
GBP/USD、GBP/JPYは、高止まりしていて下がらないため、改めて買いトライのもようです。
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GBP/USD、GBP/JPYは、高止まりしていて下がらないため、改めて買いトライのもようです。
109.00を超えてショートの買い戻しがでていますが、まだショートが残っているように見ています。
ドル/円は、売りが先行しているので、まだ下がりづらそうです。
WHOの緊急事態宣言で買いが強まるほど、ショートになっていたもようです。
ニューヨークダウは、新型肺炎拡大で売りが先行しましたが、WHOが緊急事態宣言を宣言したことをきっかけに反発し、前日比124.99ドル高の28,859.44ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、低下していましたが、WHOが緊急事態宣言を宣言したことをきっかけに反発し、暫定値ながら前日比0.002%上げて1.586%で引けました。
原油価格は、引き続く新型肺炎の感染拡大を受けて売られ、前日比1.19ドル安の52.14ドルで引けました。
金価格は、新型肺炎の感染拡大からのリスク回避で買われ、前日比13.2ドル高の1,589.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米国で初めて人から人への新型肺炎の感染が確認され、リスク回避の円買いから一時108.58近辺まで急落しましたが、その後WHOが緊急事態宣言を宣言したことをきっかけに買戻され、一時108.99近辺まで反発しました。
EUR/USDは、堅調に推移し、一時1.1039近辺をつけました。
EUR/JPYは、119.80~120.10近辺で横ばい推移が続きましたが、ドル/円の反発を受け上にブレイクし一時120.23近辺まで上昇しました。
「イッツ ノット マイ マーケット」(直訳:これは、自分の相場ではない)、ちょっと、格好のいいような、逃げ腰なような言葉ですが、本人は、真剣です。
人間、得手不得手があります。相場でも、同じです。上げに強い人。下げに強い人。レンジに強い人。トレンドに強い人。この通貨は得意で、これは駄目、等々。それは、それは、千差万別です。
結局、自分の得意な相場で、できるだけ儲けて、不得意な相場では、身を縮めて、嵐の過ぎるのを待つ、これが利益を残すコツではないかと思います。
「It's not my market.」は、決して安易な言い訳と取ってしまっては、その本質的な意味を取り違えてしまいます。この言葉は、自分の不得意とする相場の期間をいかにしのぎ、溜まったエネルギーを、自分の得意な相場で、いかにフルに使うかということだと、私は、理解しています。
ドル/円、クロス円の売りが強まっています。
ドル/円は、買い下がっている動きです。
今日は30日で5・10日(ゴトウビ)ですが、月末のため、輸入決済のドル買いとともに輸出企業からのドル売りも入る可能性もあり、読みにくいところです。
ニューヨークダウは、米企業業績の改善期待が支えとなりましたが引けにかけて伸び悩み、前日比11.60ドル高の28,734.45ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは続落し、暫定値ながら前日比0.071%下げて1.586%で引けました。
原油価格は、新型肺炎拡大で需要減が懸念されて売られ、前日比0.15ドル安の53.33ドルで引けました。
金価格は、新型肺炎の感染拡大を受けて強含み、前日比0.6ドル高の1,570.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、パウエルFRB議長が会見で「ウィルスは深刻な問題で。中国や世界で経済活動の阻害要因になる」と述べ、戻り売りが出て、一時109.26近辺まで上げていたのが、一時109.00近辺まで下落しました。
EUR/USDは、一時1.1020近辺まで上げましたが、再び1.1004近辺まで下げました。
EUR/JPYは、一時120.24近辺まで上げましたが、再び119.98近辺まで下げました。
相場は、あえて私が言うまでもないことかもしれませんが、サイクル(循環)によって出来上がっています。
相場の地合によって、同じ材料でも、反応が違います。相場が上げのトレンドに入っていると、どんなに悪い材料が出ても、下げは一時的で、もともとの上げのトレンドに戻しますし、逆に、下げのトレンドに入っていれば、同じような悪い材料でも、下げの勢いはすさまじいものがあります。
そう考えますと、日々、伝えられる情報は、それはそれで重要ではあるけれど、そうした理由は、あくまでもきっかけでしかなく、本質的には、理由が後からついてくる。言い換えれば、理由があって、相場があるのではなく、相場があって、理由があるというところが本質ではないかと思っています。
今の相場の地合は、上げのトレンドにいるのか、下げのトレンドにいるのか、あるいは、次の、上から下、あるいは、下から上への転換点を待つ凪の相場、つまり、レンジの相場にいるかということを、正しく認識することが大事なことだと思います。
相場は、未来永劫、上げ続けることも、下げ続けることも、また、レンジ相場を続けることもありません。相場は、そうした直線的なものではなく、サイクルであり、上げと下げの循環を繰り返しながら、さらにより長いスパンのサイクルを形成していると思います。
では、そのサイクルはだれがつかさどっているのか。私は、縁起は担ぐほうではあるけれど、特に信心深いわけではないことを、前もって申し上げておきますが、そういう私でも、相場の世界に、長く身を置いて感じるのは、人知では及ばない「神」の存在を、正直なところどうしても認めざるを得ません。相場をやっていると、宇宙の片鱗を、垣間見ることができるように思います。
ドル/円は、結局、上値も重く、反落です。
ドル/円は、買い気が引きません。
ドル/円のショートの買い戻しも一巡したと見ています。
時期的に月末なので、手仕舞いが優先したということだと思います。
ニューヨークダウは、新型肺炎の景気への影響を警戒する売りはひとまず弱まり反発となり 、前日比187.05ドル高の28,722.85ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米欧株価の反発受けて上げ、暫定値ながら前日比0.040%上げて1.648%で引けました。
原油価格は、米欧株価の反発を受けて上げ、前日比0.34ドル高の53.48ドルで引けました。
金価格は、株などのリスク資産の反発を受けて売られ、前日比7.6ドル安の1,569.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時108.76近辺まで売り込まれたものの、その後発表された1月の米消費者信頼感指数が131.6と予想128.0を上回ったことから買いが強まり、一時109.20近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.0998近辺まで売られましたが、そこから1.1019近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、一時119.81近辺まで下げたものの、その後ドル/円、EUR/USD共に反発したことから、120.28近辺まで上昇しました。
多くのスポーツや交渉ごとなどでも言えることですが、相手の出方を知るということが、トレーディングでも大事です。
トレーディングの場合、相手とは、ひとりとかひとつの団体ではなく、マーケットが相手だと思って頂けれはわかりやすいと思います。
相手の出方とは、マーケットがある行動に出ることで、行動に出るにはそれなりの事情があってのことですので、その事情を知ることです。
たとえば、突然、高値を買い上げてくる時などは、ある程度のサイズのショートのストップロスがついたかつけにいくことによるのが一般的です。
この執行されそうなストップロスがあるかどうかは、意外とわかりやすく、ショートのストップロスがある場合は、買いが引かなくなります。
一方、ロングのストップロスがある場合は、売りが引かなくなります。
見方によっては、新規に買っているから買いが強いとか、新規に売っているから売りが引かないという見方をされるかもしれません。
しかし、新規の売買は、できるだけ良い約定レートを求めて、静かに丁寧に行われるため、それほどマーケットに影響力はありません。
いずれにしましても、何かマーケットで動きが出るということは、それなりの理由があってのことです。
特に、いったんワッと動いて静かになるという場合もあり、まず打診的に売買して、それから本格的な売買になることが、意外とありますので、この予兆を気のせいにしないことが重要です。
全般に、ドル買いになっています。
全般的に、動かなくなっています。
ドル/円の買い気に不自然なものを感じます。
ニューヨークダウが400ドル超の下落、日経平均大幅安、円高という連鎖になるかが注目です。
ニューヨークダウは、中国の新型肺炎の感染拡大が嫌気されて売られ、前週末比453.93ドル安の28,535.80ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、新型肺炎の感染拡大を受けて低下し、暫定値ながら前週末比0.083%下げて1.601%で引けました。
原油価格は、新型肺炎の感染拡大を受けて売られ、前週末比1.05ドル安の53.14ドルで引けました。
金価格は、新型肺炎の感染拡大により逃避資金が流入し、前週末比5.5ドル高の1,577.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、108.85~109.10近辺でのもみ合いでした。
EUR/USDは、緩やかに下落を続け、一時1.1010近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて下げ、一時119.91近辺をつけました。
相場が一方向に動くトレンド相場になるかどうかを見極めるには、実際に一方向に流れるフローがあるかどうかがポイントです。
往々にして、実際に一方向に流れるフローがなくて、気合倒れの場合が良くあります。
たとえば、月間で最注目の米雇用統計ですが、予想より良かった場合、瞬間的に、ドル/円ではドル買いになります。
しかし、雇用統計は良かったことで、海外投資家が資本を米国に振り向けるなど、実際のフローがついてこないと、一方向の資金の移動はなく、単に投機筋が買っただけのことであれば、投機筋は、利食いか損切のために必ず売らなくてはなりませんから、しばらくすると手仕舞いの売りが出ることになります。
つまり、指標の良い悪いだけでは、一方向の相場は生まれません。
経済指標あるいはイベント・事件によって、資金を大々的に他に移そうという決定を投資家なりがしなければ、トレンド相場は生まれないということです。
また、投資家等が資金を移そうと決める大きな原因には二種類あり、ひとつは前向きな投資として資金を移動させます。
そして、もうひとつは、現在資金を置いている国・地域がまずいことになった場合、後ろ向きな逃避的資金移動をさせます。
どちらが、相場に影響があるかと言えば、一目散に逃避しようとする後ろ向きな資金移動です。
したがって、今の相場が、単なる気合で動いているかどうかを類推すれば、相場の行方はおのずとわかってきます。
あえて言えば、EUR/USDが買い気になっています。
ドル/円は、強気弱気が入り混じっているようです。
新型肺炎のみならず、在イラク米大使館へのロケット弾攻撃、香港で新型肺炎に絡んで暴徒化など、リスクが同時多発しているもようです。
ドル/円は、シドニーで109.00を割り込んでおり、先週末のニューヨークの引け値109.29との間で窓が開きました。
たとえば、相場にやられ、反省ノートに書き込むと、なにか反省したような気になります。
しかし、書き込んでいながらも、同じ失敗を繰り返してしまうと、単に記録を取っていたのに過ぎなかったことに気づきます。
負けた悔しさは、記録ではなく記憶しなければ意味がありません。
やはり、やられたら、「この悔しさ、」と、体に刷り込むようにして記憶することが大切だと思います。
現在、チャートとかすべてプリントスクリーンすれば、どこにでも簡単に貼れます。
しかし、そのチャートの何をプリントしたかったかを忘れてしまうことが多いのではないでしょうか。
記録して安心してしまって、記憶していない。
そうしたことが増えているように思います。
もっと、なにをそのチャートで記憶しておきたいのかということに重きを置くことが大切だと思います。
1/24(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「ジリ安相場のメカニズム」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1. ドル/円、油断が相場を動かす
2. EUR/USD、忍び寄るリスク
3. GBP/USD、当面は横ばいか
4. クロス円、リスク回避の円買いか
【1. ドル/円、油断が相場を動かす】から一部
・新型肺炎感染拡大という事態への油断が相場を動かしている
・テールリスク(不測の事態というリスク)には、円買いでの対応が必要
・本邦機関投資家の逆張り方針には惑わされない
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•質問回答
たとえば、月間のビッグイベントである米雇用統計が発表され、かなりはっきりとした方向性が出て、今後ドル/円は上がるといった見方をしたとします。
そして、これに基づいて、どこで買ってどこで利食い、またどこまで下がったら買いなおすといった方針が立てられると思います。
しかし、この瞬間の相場の新鮮さは、口の乾かぬ間に朽ちていきます。
多くのマーケット参加者が、あなたと同じあるいは似通った方針を決め、実際にポジションを持ち始めると、それだけでマーケットのポジションの偏りは変わっていきます。
また、相場は、米雇用統計の発表だけでできているわけではなく、他の指標、他のイベント、他のニュース、しかもそれぞれがバラバラに出てきます。
したがって、ある瞬間、方針を決めていた環境は、どんどん変化していますので、それに合わせて相場観も調整していくことが必要です。
相場を見ていくということは、気象観測に相通じます。
今の気象観測は、スーパーコンピューターを使って、限りなくリアルタイムの状況から気象を予測していて、以前に比べれば、飛躍的に予報が当たるようになりました。
しかし、それでも、外れるときには外れます。
気象予報はそれほどまでに難しく、そして相場予測もまた難しいと言えます。
相場予測で少しでも精度を高めようとするならば、日頃から調整を怠たらないことだと思います。
ニューヨークダウは、米国内の新型肺炎拡大を警戒して売られ 、前日比170.36ドル安の28,989.73ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、新型肺炎感染拡大を受けリスク回避で買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.045%下げて1.687%で引けました。
原油価格は、新型肺炎まん延で中国の需要が懸念されて売られ、前日比1.40ドル安の54.19ドルで引けました。
金価格は、新型肺炎感染拡大からリスク回避の買いが強まり、前日比6.5ドル高の1,571.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークに入り、新型肺炎拡大を警戒したリスク回避の円買いから、二番底を試す動きとなり、一時109.17近辺まで下げました。
EUR/USDは、ドイツ・EUのPMIは予想より良かったものの下げは続き、一時1.1020近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円、EUR/USDが共に下落したことから、大きく下げ、一時120.42近辺をつけました。
相場がどうなるか、いろいろと思いを巡らすことと思います。
私の場合、一番考えるのは、今マーケットの大勢は相場がどうなってほしいと考え、その結果、マーケットのポジションはどうなっているかということです。
相場がどうなってほしいとは、その時々の材料によって、相場が上がってほしいと思う時もあれば、下がってほしいと考える時もあると思います。
その相場に対する願望が、マーケットの大勢としてはどちらに偏っているか、マーケットのポジションの偏りとして知ることが大切です。
そして、一番大事なことは、マーケットの大勢は、相場がどうなってしまうと一番困るかを知ることです。
相場の世界で困るとは、相場から逃げることであり、つまりはロスカットです。
相場の世界で、最もパワフルなものは、ロスカットです。
なりふり構わず相場から脱出しようとしますから、プライスなど二の次で、ポジションをぶん投げてきますので、相場が大いに動きます。
この時が一番の儲け時であり、その好機を逃さないような態勢でいることが大切です。
GBP/USDが、1時間足でジリ高基調となっています。
ドル/円は、やはり値ごろ感で買ってしまいロングになって重くなっているもようです。
ドル/円が、反発するにはショートが必要だと思いますが、むしろ値ごろ感からロングができそうな気がします。
ドル/円は、買い下がっていたロングは、とりあえず解消したもようですが、まだ反発は時期尚早か?
ニューヨークダウは、新型肺炎感染拡大を受けて大幅安となりましたが、世界保健機関(WHO)が新型肺炎について、緊急事態宣言を見送ると急速に下げ渋り、前日比26.18ドル安の29,160.09ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、新型肺炎感染拡大を受けリスク回避から価格は上昇(利回りは低下)し、暫定値ながら前日比0.035%下げて1.734%で引けました。
原油価格は、新型肺炎の感染拡大を受けて売られ、前日比1.15ドル安の55.59ドルで引けました。
金価格は、中国の新型肺炎への懸念や世界的な株安を受け、リスク回避から買われ、前日比8.7ドル高の1,565.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、買い下がったためジリ安となりましたが、109.50近辺に機関投資家の買いがあったもようで、いったん下げ止まったものの、米株価が下落してニューヨークが始まると売りが一段と強まり、一時109.27近辺まで下落しましたが、下にはまた機関投資家の買いがあったもようで、売り過ぎてしまい、一時109.54近辺まで反発しました。
EUR/USDは、ラガルドECB総裁の記者会見がハト派的と受け止められて下落し、一時1.1036近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円、EUR/USDが共に下落したため大きく下げ、一時120.63近辺をつけました。
チャートを見ていて、目ざとく発見したことを、これは自分だけが見つけた秘密だと思いたいものです。
しかし、実際は、多くのマーケット参加者が同じことに気づき、そして同じようなポジションを持つことになることが多いと言えます。
特に、相場が膠着すると、どうにかして儲けなくてはと、いろいろな材料やチャートを物色することになります。
しかし、逆に申し上げれば、材料不足だからこそ、相場が膠着しているわけで、数少ない材料に、皆が群がることになるわけです。
したがって、相場が膠着化すればすれほど、皆が同じ目線で同じ材料を見ていると、承知しておく必要があります。
つまり、皆の目線をわかりつつも、自分は違う相場へのアプローチをすることが大事です。
具体的に申し上げれば、ある材料に対して、大勢の見方が売りであれば、あえて買いで立ち向かうということも必要です。
私の好きな言葉に、「人の行く裏に道あり花の山」というのがあります。
利益を得るためには、他のマーケット参加者と逆の行動をとったり、注目を集めていないことに注目したりするということが大事だということです。
これは、実際には勇気のいることもありますが、相場を生き抜いていく上では、とても大切なことだと思います。
ロンドンは、今日は、全般に買いからか?
豪雇用統計が良い結果で反発したAUD/JPY以外、ドル/円や他のクロス円は、引き続き軟調地合いです。
まずは、下攻めから、東京タイムはスタートか?
全般にドル売り優勢です。
ニューヨークダウは、ボーイングが重荷となり、前日比9.77ドル安の29,186.27ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、中国の新型肺炎の感染拡大を受けて買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.009%下げて1.766%で引けました。
原油価格は、新型肺炎の感染拡大を受けて売られ、前日比1.64ドル安の56.74ドルで引けました。
金価格は、新型肺炎の感染拡大の影響で中国人による金買い需要が減るとの思惑から売られ気味で、前日比1.2ドル安の1,556.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、全体的なドル安に連れて下げ、一時109.83近辺をつけました。
EUR/USDは、高値1.1099近辺から安値1.1070近辺へ下落後、1.1093近辺に反発しました。
EUR/JPYは、高値122.02近辺から安値121.62近辺へ下落後、121.89近辺に反発しました。
GBP/USDは、発表された英CBI製造業受注指数が-22と予想-25より堅調だったことから、BOE(英中銀)が月末に利下げに踏み切るとの観測が一段と後退し、一時1.3153近辺まで上昇しました。
値頃感(ねごろかん)からの買いとか、値頃感からの売りといった言葉を聞いたことがおありだと思います。
その意味は、「ちょうど頃合の値段」ということですが、あくまでも、主観的な言葉です。
利食いにこの値頃感という感覚を使うことは、問題ないと思っています。
しかし、新規にポジションを作る時に、「値頃感」で作ることには、抵抗があります。
相場へのエントリーというものは難しく、特にエントリーするタイミングが早めになって苦しい思いをすることが多いように思っています。
したがい、値頃感というレベルでエントリーするのではなく、良く引きつけたタイミングで相場に入ることが重要だと思います。
正しく相場に入るには、正しい方向にエントリーするのが重要なのと同時に、正しいタイミングで入ることが必要です。
タイミングは、実は方向よりも難しいと思います。
GBP/USD上昇で、GBP/JPYも連れ高になっています。
ドル/円は、リスク回避のドル売り円買いが強まりやすい状況にも関わらず、予想外にドル買いが強いことが気になります。
ドル/円は、直近、110.00絡みにいた時間が長くなり、いったんの調整の可能性があると考えています。
新型肺炎感染拡大懸念からのリスク回避の円買い圧力が、今日の東京タイムに強まる可能性が強いと見ています。
ニューヨークダウは、中国発の新型肺炎の感染拡大懸念や、ボーイングが大幅安になったことから売られ 、前週末比152.06ドル安の29,196.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、新型肺炎拡大でリスク回避の買いが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前週末比0.054%下げて1.767%で引けました。
原油価格は、新型肺炎拡大で市場心理が悪化して重くなり、前週末比0.20ドル安の58.34ドルで引けました。
金価格は、新型肺炎の感染拡大の影響で、春節中の中国人による金買い需要が鈍るとの見方から売りが強まり、前週末比2.4ドル安の1,557.90ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時110.12近辺まで上昇したものの、中国発の新型肺炎の感染拡大というリスクを回避しようとする円買いの動きが強まり反落し、一時109.76近辺をつけました。
EUR/USDは、発表された独ZEW景気期待指数が4年6カ月ぶりの高水準に上昇したことで、一時1.1118近辺まで上昇したものの、新型肺炎のリスク回避のドル買いから反落し、1.1089近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの上昇に連れ、一時122.37近辺の高値をつけましたが、ドル/円の下落を受け、121.76近辺まで反落しました。
GBP/USDは、発表された英雇用統計が堅調だったことから、BOE(英中銀)がEU離脱直前に利下げに踏み切るとの観測がやや後退し、一時1.3083近辺まで上昇しましたが、その後1.3039近辺まで軟化しました。
相場だけでなく、一般生活の中にも、「嫌な感じ」を感じる時があると思います。
その「嫌な感じ」を、否定せずに是非尊重してみてください。
私が、一番インターバンクディーラーとして、バリバリやっていた頃、本当に五感が鋭くなっていて、たとえば、他の銀行から大口の取引がくるというのも、実際に電話がくる前から、背中に悪寒が走って何かくると身構えたものでした。
決して、取引することが「嫌なこと」ではありませんが、自分自身になにか脅威が迫っていることに対しては、強い防衛本能を感じました。
最近の日々のトレーディングで申し上げますと、たとえば、買いたいと思って買った時、安く買えると「嫌な感じ」がします。
また、売りたいと思って高く売れると「嫌な感じ」がします。
つまり、相場が強いなら、安くは買えず高くしか買えないはずなのに、安く買えたということは、相場の方向が合っていないのではないかと思います。
また、相場が弱ければ、高くは売れず安くしか売れないはずなのに、高く売れるということは、やはり相場の方向が合っていないのではないかと考えます。
このような、何気ない「あれ?」っと思うことを大事にしています。
ロンドンオープン直前、ドル/円は109.90割れとなりましたが、その後買いが盛り返しています。
ドル/円は、海外投機筋に売り込まれたもようですが、反発できるかが注目です。
ドル/円は、1時間足で、下値が切り上がっていることから、ショートと見ています。
ドル/円は、横ばい相場ながらも、底堅かったのは評価すべきと考えます。
ニューヨークダウ、米国債10年物利回り、原油、金は、キング牧師生誕記念日でニューヨークは休場でした。
為替相場は、ドル/円では、110.14~19近辺で横ばいでした。
EUR/USDは、一時1.1077近辺まで下落後、1.1098近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、一時122.04近辺まで下落後、122.26近辺まで反発しました。
レンジ相場では、もちろん、高いところを買ってはいけないですし、安いところを売ってもいけません。
あくまでも、上がったら売り、下がったら買いで、丁寧な取引が必要です。
しかし、これが、習慣となってきた頃が、ちょうど相場の変わり目、つまり、トレンド相場への移行時期になりがちです。
相場がレンジからトレンドに転換したと気づかず、習慣となった戻り売り、押し目買いを続けていると、思わぬ損失を被ることになります。
つまり、戻りで売ったら、そのまま突き抜けて上昇してしまって戻ってこないとか、押し目で買ったら、そのまま急落して戻ってこないことにより、埋めようのない損失を抱えることになります。
そのために注意しておかなくてはならないのは、レンジ相場がかなり収束してきていないかを、チェックすることです。
このチェックの上で、簡単な方法は、たとえば、5、10、25、90、200といった複数の移動平均線の内、3~4本がキチキチに収束してきているかをチェックすることです。
キチキチに収束している場合は、戻り売り、押し目買いはやめ、逆にレンジがブレイクした時に、ブレイクした方向に追随することで、トレンド相場に乗ることが可能です。
何事も、油断をしないことが大事です。
円買いでは入ってきているものの、今のところ小動きです。
ドル/円は、小緩んだものの下げきりません。
ドル/円は、上げが限界的になっており、もしさらなる上昇が継続できないと、反落の可能性が高まりますので、要注意です。
本日は20日で5・10日(ゴトウビ)にあたり、10時頃の仲値決めに向けて、輸入決算のドル買いが強まる可能性があります。
今後、相場がどうなっていくのか、つまり相場のストーリーを考える上では、なんのつながりもなさそうな材料でも、ためらわずに頭に入れておくことが大事だと思っています。
そしてある日突然、ひょんなきっかけから、バラバラの材料がガチャンガチャンとくっついて、霧が晴れていくように全容が見えてくるものです。
その時はじめて、ああそういうことだったのかと、納得が行きます。
こうしたことは、そんなに頻繁に起きるものではなく、私の場合、年に2~3回というところです。
しかし、相場観の軸の部分が見えてきますので、1回でも少なくとも2~3ヶ月はその考え方が通用すると言っても過言ではありません。
何しろ、今まで、いろいろな材料に囲まれて、悶々としていたのが、いちどきに見えてきますので、本当にスッキリします。
このスッキリ感を味わうためには、いろいろな材料に対して関心を持つことが大事だと思います。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1. まだ、上がるか、ドル/円?
2. 下がるか、EURUSD?
3. 下がるか、GBP/USD?
4. クロス円全般
【まだ、上がるか、ドル/円?】
・上昇に対する勢いが継続するかが鍵
・トレンド相場が始まるタイミングは近づいている?
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•質問回答
お客さんから預かる、売りあるいは買いオーダーには、不思議なことがあります。
たとえば、109.50の買いオーダーが1億ドルあるとします。
この1億ドルの買いオーダーが1社からの買いオーダーの時と細かくいろいろなお客さんから預かって合計1億ドルの買いオーダーとなった時があります。
果たして、どちらの買いオーダーの方が、下に抜けにくいかと言いますと、答えは複数のお客さんから預かった何件もの109.50のオーダーの方です。
たぶん、1社が出してくるワンショット1億ドルの一枚岩よりも、複数社が出してきた細かいオーダーの集合体の方が、オーダー自体が売り圧力を受け止めるネットの役目を果たすのではないかと思います。
なにか、毛利元就公の「三本の矢」みたいな話ではありますが、結構ディーラー仲間の間では、コンセンサスを得ています。
一番オーダーが入りやすい、00とか50といった水準は、まさにこうした複数社からのオーダーが集まりやすく、抜けづらくなるものと思われます。
1/17(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「もしも上昇トレンドになったら」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ニューヨークダウは、米中の景気改善期待から買われ 、前日比50.46ドル高の29,348.10ドルと3日連続で過去最高値を更新し取引を終えました。
米国債10年物利回りは、上下動の末、暫定値ながら前日比0.021%上げて1.829%で引けました。
原油価格は、中国の需要増を期待じて買われ、前日比0.02ドル高の58.54ドルで引けました。
金価格は、週末で持ち高調整の買いが優勢となり、前日比9.8ドル高の1,560.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110.05~25近辺で揉み合いでした。
EUR/USDは、下落を続け、一時1.1086近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて下げ、一時122.13近辺をつけました。
チャートを作るにあたっての注意点を、昔同じ銀行のチャーティストから聞いたことがありました。
普通、チャートにラインを引くとき、例えば、高値と高値、言い換えれば、上ヒゲのトップと、もうひとつの上ヒゲのトップを結ぶのではないかと思います。
しかし、そのチャーティストによりますと、上ヒゲのトップともうひとつの上ヒゲのトップを引くのは、決して正しくはないそうです。
正しくは、ロウソク足の実体部分(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の高いところと高いところを結んだのが正解だそうです。
そうしないと、ヒゲの部分で上抜いたように見えても、実体部分で抜けないことには、本当に上抜いたとはみなされないそうです。
以来、私自身は、上ヒゲと上ヒゲを結んだラインを実体部分が抜けているか、さらに実体部分の高値と高値を結んだ部分が上抜けているか、両方を見て、レンジブレイクしているかを確認するようになりました。
確かに、相場にはフェイク(ダマシ)が多く、ある程度念を押すことが必要だと思います。
ドル/円、クロス円の買い、そしてそれに伴って、EUR/USD、GBP/USDも買われています。
懲りずに、ドル/円の上値をトライしていくところに、上に突破しようとする意欲を感じます。
ドル/円の上値は依然として重いですが、一方では、買いも引かなくなってきています。
ドル/円の上値は依然として重いですが、一方では、買いも引かなくなってきています。
ニューヨークダウは、米経済の底堅さが意識されて買われ 、前日比267.42ドル高の29,297.64ドルで取引を終え、連日で過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、強い経済指標に上昇し、暫定値ながら前日比0.021%上げて1.804%で引けました。
原油価格は、世界景気懸念の後退から買われ、前日比0.71ドル高の58.52ドルで引けました。
金価格は、米株価堅調を受けて売られ、前日比3.5ドル安の1,550.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、1月のフィラデルフィア連銀景況指数は17.0と予想を大きく上回ったことや、週次の新規失業保険申請件数も予想よりも堅調な内容だったことから買われ、一時110.18近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1173近辺の高値をつけましたが、そこから反落となり、1.1128近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル相場であったことから、112.60~90近辺を中心として横ばい推移となりました。
アナウンスメント効果という言葉があります。
政府や中央銀行の要人が発言することによって、それまでのマーケットの見方や心理状態を一変させるもので、うまく行くと、大きな効果が出ます。
そうした中で、私が一番印象に残っているのは、ユーロ危機の最中の2012年7月26日の当時のドラギECB総裁の発言です。
「ECBは、ユーロ存続のためいかなる措置も辞さない」
この一言をきっかけに、売られ続けていたユーロは上昇に転じ、この7月26日からユーロのトレンドが下落から上昇に転じていることは、肉眼でも確認ができます。
もちろん、発言のタイミングも良かったと思いますが、ドラギ総裁のユーロ防衛のためには一歩も譲らない気迫がマーケットに伝わったものだと思います。
結局は、決意を伝えようとする姿勢が、マーケットを突き動かすのだと思います。
イタリア人総裁だとか、一時スーパーマリオとか言われていましたが、やるときゃやるという点で、私は彼を尊敬していました。
ドル/円は、ジワリと買いが強まっています。
1月も後半に入り、年初の投機相場は一服なのかもしれません。
レンジ相場に慣れてしまって、トレンドに対する対応ができていないのでは?
ドル/円は、あまりポジションの偏りはなさそうです。
ニューヨークダウは、米中の貿易協議の第1段階の合意署名を受けて買われ、前日比90.55ドル高の29,030.22ドルで取引を終え、終値で初めて29,000ドル台に乗せました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.031%下げて1.780%で引けました。
原油価格は、発表された週間在庫統計でガソリンなどの在庫が増加したことから売られ、前日比0.42ドル安の57.81ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比9.4ドル高の1,554.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時110.00近辺まで上昇したものの続かず、109.90近辺に緩んだところで、米中の第1段階の合意への署名が行われましたが、目新しい内容もなく反応は限定的でした。
EUR/USDは、一時1.1164近辺まで上昇後は揉み合いとなりました。
EUR/JPYは、一時122.72近辺まで上昇後、一時122.48近辺まで緩みました。
私もそうでしたが、テクニカル分析は、ファンダメンタルズ分析よりとっつきが良くまたわかりやすいことから、一般に普及していますが、相場を総合的に分析する上では、やはりファンダメンタルズ分析からのアプローチも大変重要です。
為替における一般的なファンダメンタルズ分析とは、発表される対象国の経済指標から、その国の景気動向や雇用情勢、物価の状況、あるいはもっと広義では金融政策や政治状況を分析することで、対象国通貨が今後どのように推移するかを予測することです。
こう聞けば確かに、ファンダメンタルズ分析に面倒で難解な印象受けることと思います。
しかし、上記のファンダメンタルズ分析のアプローチの仕方は、エコノミストとしての分析法であって、トレーディングによって利益を追求するトレーダーにとしての分析法とは違います。
トレーダーにとってのファンダメンタルズ分析は、各種経済指標や金融政策の発表などに向けて、事前にマーケットがどのような結果を求めていて、そのためにその時点でどのようなポジションをマーケットの大勢が持っているかということを推測することに力点が置かれます。
発表された経済指標や金融政策の内容を深く分析することよりも、たとえば、米雇用統計の非農業部門就業者数の予想値と実際値の違いはどれぐらいあって、それはマーケットの大勢の期待に応えるものだったのかあるいはマーケットを失望させるものだったのかを判断し、売るか買うか様子見するかを決定します。
また、その国の中央銀行の金融政策決定会合において、金融政策を変更したか据置いたかという決定を確認することで、マーケットがどのような反応をするかを予測し、売るか買うか様子見するかを決定します。
つまり、経済指標等の発表によって、マーケットの大勢が、どのような行動に出るかを事前に予測し利益につなげることが、トレーダーにとってのファンダメンタルズ分析です。
知的推理ゲームと思えば、なかなかおもしろいものですし、またテクニカル分析によって予測される相場見通しをファンダメンタルズ分析によって補強することが可能です。
ファンダメンタルズ分析への取っ掛かりは、まずは、新聞やネットで、今、なにがマーケットで話題になっているのかを知ることから始めることをお勧めします。
そして、次の段階で、経済指標の予想に対して結果がどうで、それに対して、マーケットがどのように反応したかをチェックする習慣をつけ、さらに自分なりにマーケットの反応を推理し、実際にトレーディングしてみることです。
ドル/円は、ロンドンが調整狙いで売ってくれば、ショートになって踏み上げるものと見ています。
ドル/円は、反発後しつこく買いが出ましたが重く、緩んできています。
ドル/円は、まだロングが残っている動きです。
ドル/円は、高値圏の揉み合いを続けると、反落リスクが高まる可能性があります。
ニューヨークダウは、米銀大手の好決算を受け買い優勢となり、前日比32.62ドル高の28,939.67ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは下落し、暫定値ながら前日比0.032%下げて1.814%で引けました。
原油価格は、中国が米石油製品の購入を増やすとの観測が出て買われ、前日比0.15ドル高の58.23ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下げ局面では売られ、前日比6.0ドル安の1,544.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110.00を挟んで揉み合いでした。
EUR/USDは、一時1.1105近辺まで下落後、1.1135近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、一時122.19近辺まで下落後、122.58近辺まで反発し、122.40近辺に落ち着きました。
「あのトレーダー、センスが良い」という言葉を、よくトレーダーの間で使います。
この場合のセンスとは、もちろんトレーディングのセンスのことです。
トレーディング・センスが良いというのは、着目するテーマやそのテーマに絡んだ通貨ペアが的を射ていて、相場へのエントリーがうまく、そして利食いあるいは損切りのタイミングも良いということです。
このセンスを、生まれつき持っている人もいますが、経験を積むことでセンスを身につけ、さらに磨きをかけることもできます。
経験を積んでセンスを高めるには、まずは場数を踏むことが大事だと思います。
また、場数を踏みながら、いろいろなことに関心を持ち、そして鵜呑みにはせず、疑問を持つことです。
そうしたメンタル・トレーニングを繰り返すことで、マーケットの実勢と自分のイメージとの間のギャップ(隔たり)があれば、「うん?」と自然に感じるようになって、センスは磨かれていきます。
繰り返してすることが、集中力を高め、無意識で覚えることほど強いものです。
要は、いろいろなことが頭に刷り込まれ、無意識に反応するようになれば、トレーディング・センスを身につけたと考えて良いように思います。
ドル/円、GBP/JPY以外のクロス円は、円売り気味で入ってきましたが、やや頭打ちです。
ドル/円は、110.00を上にブレイクした後、また値ごろ感からの売りが出てショートがたまると、一段と上昇する可能性があります。
ドル/円は、110.00を手前にして、今のところ下がる気配はなく、むしろ上に突破する可能性が高まっているように見ています。
日本勢は、連休明けで、かなり水準を変えたドル/円を見ることになりますが、特に輸出企業は、朝一番からドサッと売ってくる可能性があります。
ニューヨークダウは、米中関係改善や企業決算への期待から買われ、前週末比82.13ドル高の28,905.90ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米国が中国に対する「為替操作国」認定解除観測から上昇し、暫定値ながら前週末比0.018%上げて1.837%で引けました。
原油価格は、中東リスク後退で売られ、一時は57.94ドルと約1カ月ぶりの安値をつけ、前週末比0.96ドル安の58.08ドルで引けました。
金価格は、中東の地政学リスクの後退に加え、15日に米中が貿易協議の第1段階の合意の署名式を控えて売られ、前週末比9.5ドル安の1,550.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、中東と米中のリスクが回避されてきたことに加え、米国が昨年実施した中国に対する「為替操作国」認定の解除を検討していると伝わったことから買われ、一時109.95近辺をつけました。
EUR/USDは上昇し、一時1.1147近辺をつけました。
EUR/JPYは、ジリ高を続け、一時122.49近辺をつけました。
方向性のはっきりしているトレンド相場であっても、相場が調整する局面があり、そのために、トレンド方向とは逆方向に相場が動くことがあります。
そして、トレンド方向にマーケットのポジションが積み上がっていればいるほど、調整としての反対方向への動きは大きくなります。
こうなると、今の動きがトレンドの調整なのか、あるいは相場自体が反転してしまったのか、疑心暗鬼に陥ることになります。
こうした頭が混乱する状況になった時には、ご自身が通常ご覧になっている期間のチャートよりも、長いチャートを見てみることをお勧めします。
相場全体を遠望してみると、相場のあるべき方向が見え、そして現在の展開がどういう位置づけになるのか見えてきます。
こうして、相場の向かっている方向が見えてくれば、今どういうスタンスでいることが最善かがわかります。
週足、月足といった長いチャートもいつもとは申しませんが、方向性がより明確になりますので、ご覧になることをお勧めします。
ドル/円は、下がる気配もなく、高止まりです。
アジアの投機筋が、積極的にドル/円の109.65-75近辺を攻めようとしています。
結構、米国とイランとの対立による乱高下で、マーケットが傷んでしまった可能性があります。
それほど、ショートとも思えないのに下げ渋っています。
高値圏で相場が維持されていることを、滞空時間とマーケット関係者の間で言うことがあります。
「滞空時間時間が長い」と言えば、高値圏にいる期間が長くなってきており、これで上がり切らないと、反落の恐れが高まるということです。
これを、テクニカルから見る上では、5日移動平均線が短期のインディケーターとなり、良い例だと思います。
上昇相場に入ったばかりの時は、ロウソク足は急角度で上昇し、5日移動平均線もそれに追随して鋭角的に上昇していきます。
しかし、上昇が鈍ってくると、5日移動平均線の上昇角度も緩くなり、そのうちに水平になってきます。
飛行機の場合、離陸後急上昇し、ある一定の高度になると水平飛行に移ります。
ただし、飛行機は、水平飛行を維持するだけの推力を保ちます。
それに対して、相場は、新たな買いが出てくれない限りは、水平飛行を維持することはできません。
そうなると、水平飛行から下降に移り、相場は反落の可能性が高まります。
特にロウソク足の実体(寄り付きと引け値の間の太い部分)部分が、5日移動平均線を下回ると、急落となる可能性が高まりますので、要注意です。
尚、例として日足を使いましたが、1時間足の5時間移動平均線でも、週足の5週間移動平均線でも、同様のことが起きますので、ご覧になってみることをお勧めします。
今週の注目点
1. ドル/円の目先とその後
2. EUR/USD と GBP/USD はいずこへ?
3. EUR/JPY と GBP/JPY はいかに?
【1. ドル/円の目先とその後 】から一部
・当面は、引き続き 107~110 円レンジは続くのでは?
・ただし、2 月か 3 月に、2015 年以来の三角保ち合い(もちあい)をブレイク?
・個人的には、下にブレイクと見る
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•質問回答
マーケットの大多数が狙った方向から相場が反転して、多くのマーケット参加者が損失を被った状況を、「マーケットが傷む(いたむ)」と言います。
マーケットが傷むと、相場は凪(なぎ)のようになり、動かなくなってしまいます。
その静けさによって、マーケットがどれだけダメージを受けたのかがわかります。
こうなってしまったマーケットでは、無理に動かそうとしても、相場は動きませんので、静かにしていることです。
むしろ、その時、自らは損失を被っていないとしたら、それはラッキーだったと思うべきでしょう。
しかし、こうして休むことで、傷を癒やすと、徐々にマーケットに活力が戻ってきます。
こうした、やられたら静かになり、傷が癒えるとまた元気になるというのは、特に欧米勢に見受けられます。
そのあたりが、狩猟民族の傷の癒し方なのかもしれません。
少なくとも、彼らには、「(悪いポジションを抱えて)ふとんをかぶって、嵐の通り過ぎるのを待つ」とか、「(悪いポジションは)冷蔵庫に入れておく」という考え方はないようです。
1/10(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「1月相場の注意点」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ニューヨークダウは、発表された12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比14.5万人増と予想16.0万人ほど増えず、平均時給は前年同月比2.9%と伸び率が前月から縮小したことから利益確定売りが強まり、前日比133.13ドル安の28,823.77ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、予想より弱い米雇用統計を受け低下し、暫定値ながら前日比0.035%下げて1.820%で引けました。
原油価格は、IEA(国際エネルギー機関)の事務局長が今年の原油需要に弱気の発言をしたことから、前日比0.52ドル安の59.04ドルで引けました。
金価格は、予想外に弱かった米雇用統計の発表を受けて買われ、前日比5.8ドル高の1,560.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時109.69近辺まで買い上げられたものの、予想よりは冴えなかった米雇用統計を受けて反落し、一時109.44近辺まで下げた後、再び109.56近辺まで小反発しました。
EUR/USDは、一時1.1085近辺まで下げた後、1.1129近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、一時121.54近辺まで下押しされましたが、その後121.84近辺まで反発しました。
相場は、基本的に、一方向に進むトレンド相場と、ある一定の値幅の中で上下するレンジ相場からなります。
相場のあり様が全く変わる、トレンド相場からレンジ相場、あるいはレンジ相場からトレンド相場への変わり目を知るためにどう対処すれば良いか、お話しましょう。
まず、トレンド相場からレンジ相場に変わる時は、激しい上下動を繰り返します。
それまでの一方向に順調に進んで、ほっておけば儲かるトレンド相場とは異なり、結構この荒っぽい上下動が伴う変わり目では損失を出しやすく、もし、3回続けて負けるようであれば、相場がトレンドからレンジに変わったと認識することです。
そして、速やかにトレンド相場から持ち続けた利が乗ったポジションは早速手仕舞うことが大切です。
逆に、レンジ相場からトレンド相場への変わり目では、変わる直前に、相場が重度のこう着状態になることが多く、このこう着状態に陥ったら、それまでのレンジ相場でワークした、戻り売り押し目買いは避けることが大事です。
たとえば、戻り売りをしている時に、上昇トレンドが始まったら、急激な勢いで相場が上昇し、ショートポジションは大幅なアゲンスト(評価損)になります。
しかし、こうした場合、損失を確定したくないという気持ちになるかもしれませんが、ここはふんぎって損切りするか、あるいは倍返しをすることで死地に活路を見出すことです。
相場の変わり目での速やかな対応は、身を救うことになりますので、心しておいてください。
ドル/円、クロス円は、上昇傾向です。
ドル/円は、依然として、ショートが解消されていないもようです。
投機筋はドル/円の上値突破を狙っていますが、機関投資家の売りも引かないと思われます。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、10時頃の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、中東懸念の後退と米中貿易協議進展への期待から買われ、前日比211.81ドル高の28,956.90ドルで取引を終え、2日以来となる過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは下落し、暫定値ながら前日比0.023%下げて1.851%で引けました。
原油価格は、中東懸念の後退を受けた売り続き、前日比0.05ドル安の59.56ドルで引けました。
金価格は、中東懸念の後退を受けて利食い売りが出て、前日比5.9ドル安の1,554.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、中東懸念後退を受け、今度は上値トライとなり、一時109.58近辺をつけました。
EUR/USDは、下値が試され、一時1.1093近辺をつけました。
EUR/JPYは、ジリ高が続き、一時121.69近辺をつけました。
トレーディングをしていて、買い気が引かないマーケットの時、思わず「マーケットはBID(ビッド、買い)だ」と口にします。
BIDという言葉は、それほど、慣れ親しんでいる言葉です。
それでは、売り気が強い時には、なんと言うかですが、「Offer(オファー、売り)が強い」と言います。
Offerのことを、アメリカではAskとも言いますが、個人的には、Offerが好きです。
BidとOfferをトレーダー同士でよく口にすることからもおわかり頂けると思いますが、マーケットのポジションの偏りを、トレーダーは常に気にしています。
ニュースや、要人発言、指標発表など、イベントのマーケットに与えるインパクトも、たとえば、意外とBIDが弱いとか、Offerが強いとかといった感触で、相場の方向性を探ります。
また、イベントだけでなく、通常のマーケットでも、このBid、Offerの強い弱いを常に感じ取ろうとしています。
このBid、Offerのことを、日本語では値動きと言うのだと、私は理解しています。
値動きから、いろいろなリアルタイムの情報が得られます。
ドル/円は、依然として、ショートのようで高止まりしています。
ドル/円は、109.25の大口の売りの手前で売ってショートになっているように思われます。
ドル/円は、タイトなレンジ相場に戻るのではないかと見ています。
1月の相場は、投機の相場のため、マーケットのポジションがショートに偏れば、なにかをきっかけに、簡単に買い戻されてしまうという典型例を、昨日のマーケットは示現しています。
ニューヨークダウは、トランプ米大統領のイランに対する武力行使を否定する演説を受けて買いが強まり、前日比161.41ドル高の28,745.09ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、中東リスクが回避されたとして上昇し、暫定値ながら前日比0.054%上げて1.872%で引けました。
原油価格は、米国とイランの武力衝突の可能性が低下したことから売られ、前日比3.09ドル安の59.61ドルで引けました。
金価格は、米国とイランの武力衝突の可能性が後退したことから売られ、前日比14.1ドル安の1,560.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米国とイランの武力衝突の可能性が後退したことから、リスクが回避された(リスクオン)として買われ、一時109.24近辺まで上昇しました。
EUR/USDは下落し、一時1.1111近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円に連れて上昇し、一時121.38近辺をつけました。
複数の移動平均線が収束することは、上下いずれかに相場が動きだすサインとなる確率が高いと言えます。
なぜかとお尋ね頂いても、その理由は、申し訳ありませんがわかりません。
ただ、このことは、忘れてはいけない大変重要なことであることは確かです。
尚、複数の移動平均線が収束していく過程では、相場がこう着化することが多く、多くのマーケット参加者が辟易としてしまいます。
そして、マーケット参加者の関心が薄れたところを見計らったようにして、一方向に動き出し、多くのトレーダーが相場に乗り遅れたり、悪くすると逆張りで持って行かれたりすることになります。
ですので、つまらない相場だと言って無視したりせず、横目でもいいですから、チラチラと相場を見ておくことが大切です。
また、レンジ相場からトレンド相場への転換時は、一気に相場が進行しますので、収束したら、逆張りは避けることが、自分の身を守ります。
ロンドンは、ドル/円、クロス円の買いからです。
機関投資家の買いが引かないため、売った投機筋が断続的に買い戻しているもようです。
米軍が駐留するイラクのアルアサド空軍基地にミサイルが発射されたもようです。
しかし、あくまでも、上下は機関投資家の売り買いのオーダーで抑えられているものと見ています。
ドル/円は、108.63まで買い上げたことでロングになり、それ以上に上がらなかったことから投げが出ている可能性があります。
ニューヨークダウは、中東リスクの高まりで売られ、前日比119.70ドル安の28,583.68ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.016%上げて1.825%で引けました。
原油価格は、イランの報復を見極めたいとするムードから利益確定売りが強まり、前日比0.57ドル安の62.70ドルで引けました。
金価格は、引き続き中東の地政学的リスクから買われ、前日比5.5ドル高の1,574.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された12月のISM非製造業景気指数が55.0と予想の54.5を上回り買いが強まって、一時108.63をつけました。
EUR/USDは下落し、一時1.1134近辺をつけました。
EUR/JPYは軟化し、一時120.78近辺をつけました。
昨日お話ししたチャートカブレにならないということにも相通じますが、つまり、いろいろな分析法を使って、総力で相場に立ち向かうことが大切です。
私は、もともとテクニカル分析見て、その後ファンダメンタルズ分析も見るようになり、自分の分析法をテクノファンダメンタルズだと呼んでいました。
しかし、その後、値動き分析も大変重要であることがわかりました。
値動き分析は、それまで感覚的なものでしかなかったものが、実は経験を積み重ねることによって、単なる感覚にとどまらず分析法としてなりえることを実感しました。
そして、マーケットのセンチメントを読むことも、大変重要です。
こうして、いろいろな角度からバランス良くアプローチしてこそ、やっと相場は見えてくるのではないかと考えています。
言い方を換えれば、ある面からだけ相場を見てもわからないものが、総合的に見ると見えてくるものです。
つまり、相場は総力戦で戦うものだと思います。
ロンドンのアーリーバード(早出組)が、全体的に売った(ドル買い円買い)後は、様子見です。
ドル/円、クロス円は、ジリ高になっています。
ドル/円、クロス円の高止まり状態は、結構長く続く可能性があります。
週越えの欧米勢のリスク回避の円買いトライは失敗に終わり、買い戻し集中となり、ポジション的には軽いものと見ています。
ニューヨークダウは、中東情勢の緊迫化から売りが先行しましたが、主力ハイテク株を中心とした買いで上昇に転じ、前週末比68.67ドル高の28,703.55ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株反発を受けて上昇し、暫定値ながら前週末比0.016%上げて1.804%で引けました。
原油価格は、中東情勢の緊迫化を受けて続伸し、前週末比0.22ドル高の63.27ドルで引けました。
金価格は、中東の地政学リスクの高まりを受けて買われ、前週末比16.4ドル高の1,568.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、買戻しが主流となり、一時108.51近辺をつけました。
EUR/USDは、EUR/JPYの買戻しに押されて上昇し、一時1.1206近辺をつけました。
EUR/JPYは、買戻しが主流となり、一時121.40近辺をつけました。
酒田五法の本間宗久翁の言に、「ケイ線(チャート)カブレ、堅く戒む」とあります。
また、「相場の型、人の顔同じものなし」とも述べています。
つまり、チャートは、決して万能というわけではなく、また、過去に同じような格好があったから、今回も同じようにということも、必ずしも言えません。
そこが、難しいところであり、また、惹かれるところでもあると思います。
ところで、テクニカル分析のひとつに、オシレーター系のストキャスティクスがあります。
このストキャスティクスで、陥りやすいことがあります。
それは、たとえば、相場が下げ過ぎると、ストキャスティクスは売られ過ぎを示し、時には買いサインを出すことがあります。
しかし、リーマンショック後の大暴落相場の場合では、大急落後一時的に下げ止まると、ストキャスティクスは売られ過ぎを示し買いサインを出しましたが、実際の相場は、下落を再開し、思わぬ損失を被ることになりました。
このように、特に大相場では、チャートカブレになることは、非常に危険です。
その時々の相場状況を体感し、臨機応変に対応することが大切です。
ロンドンのアーリーバード(早起き鳥=早出組)が、リスク回避の円買いドル買いで入ってきたもののダメで、引いています。
依然として中東懸念は拭えず、ドル/円、クロス円のショートは、なかなか切れないものと思われます。
アジア勢は円買いで確信しているもようですが、それはつまりドル/円、クロス念がショートになりやすいということです。
日本勢は中東懸念からリスク回避の円買いで飛び込んできそうですが、長続きするかは疑問です。
チャートにも、いろいろありますが、たとえば、移動平均線とか、ロウソク足のようなごくシンプルなものの方が当たる確率が高いと個人的には考えています。
複雑な分析手法も、確かに当たる時期もありますが、シンプルな分析手法のような普遍性がないように思います。
普遍性という点において、酒田五法の右に出るものはないと思っています。
私が、酒田五法が好きな一番の理由は、まさにシンプルだからです。
そして、酒田五法が編み出されてから250年以上にもなります。
この長い時の流れに押し流されることなく、現在の相場にも、十分に通用していることは驚嘆に値します。
250年と言えば、大変な歳月です。
その間には、色々なことが起きたことでしょう。
それでも陳腐化せず、普遍的であり続けていたのは、間断なく余分なものを削ぎ落とし、無駄のない分析法であり続けたためだと思います。
その結果、酒田五法を本物にさせているのだと考えています。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
今年のトレード戦略
[今年のトレード戦略]から一部
主要通貨は引き続き膠着するか
ボラティリティー重視にシフト
ただし、あまり流動性のないものは避ける
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どのターム(期間)のチャートを、普通、ご覧になっているかは、人それぞれです。
どのタームを見るのが良くて、どのタームを見るのは悪いといったものではなく、その人その人のお好み次第です。
しかし、ご自分が普通見ておられるタームのチャートでは、良くわからない時、あるいはしっくりこない時は、いつものタームより長いタームをご覧になることを、是非お勧めします。
私の場合で申し上げますと、普通、1時間足を見ています。
それでは、良くわからない時には、日足を見、週足を見、月足も見ることがあります。
こうして、より高いところから相場を俯瞰してみると、相場がどちらに向いているのかが見えてきます。
たとえば、1分足を、普通、ご覧になっているとしたら、30分足、1時間足もご覧になり、さらに、日足も見てみると良いと思います。
そして、たまにで結構ですので、週足、月足も、ご覧になってください。
生きていく上でも、広い視野で見ることが大切なように、相場に取り組む上でも遠望することは、きっとお役に立つものと思います。
ニューヨークダウは、米軍がイラクの首都バグダッドでイラン革命防衛隊の精鋭組織の司令官を殺害したことから中東情勢悪化が警戒され 、前日比233.92ドル安の28,634.88ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.091%下げて1.786%で引けました。
原油価格は、米軍によるイランの軍事組織高官の殺害で中東情勢が悪化するとの警戒感が広がって買われ、前日比1.87ドル高の63.05ドルで引けました。
金価格は、中東の地政学リスクが高まり、加えて米株式相場が下落したことから買われ、前日比24.3ドル高の1,552.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、リスク回避の円買いが強まり、一時107.84近辺まで下げた後、108.10近辺に戻しました。
EUR/USDは、リスク回避のドル買いから、一時1.1125近辺まで売られたものの、その後一時1.1180近辺まで戻しました。
EUR/JPYは、リスク回避の円買いから、一時120.17近辺まで売られた後、一時120.75近辺まで反発しました。
相場の方向性を探ることは、もちろん大事ですが、ではいつ動くのかを探すのも、大変大事です。
方向は合っていても、タイミングが合わず、損切らされた後、狙っていた方向に行くというのはありがちなことです。
それでは、どうやってタイミングを探すかですが、ひとつには、移動平均線から見る方法です。
複数の移動平均線が収束してきた時に動くタイミングがやってきます。
具体的に、私が見ているもので申し上げますと、5、10、25、90、120、200の移動平均線を通常見ています。
このうちの、少なくとも3~4本がかなり収束してくると、動きやすくなってきます。
別の方法としては、ボリンジャーバンドの5(期間:5、偏差:2)です。
通常、ボリンジャーバンドは、期間を20とか21にしますが、これを5にします。
そして、上下のバンドが収束した後、水平になると動くタイミングが近づいていることを示します。
ただし、移動平均線でも、ボリンジャーバンドでも、タイミングはわかっても方向はわかりませんので、ご自身の相場観か、別の分析ツールの併用が必要になります。
また、マーケットの大勢の見方の裏目に相場は動くものですから、マーケットの大勢の見方を推理することが大切です。
ドル買い円買いになっています。
バグダッド空港でのロケット弾攻撃でイランのソレイマニ司令官と人民動員隊のムハンディス副司令官が殺害されたとの報告を受け、時間外の原油価格は2%近く急上昇、米国株式先物は下落しています。
リスク回避の円買いにもなっています。
ドル/円は、上も上げきれなかったため、再度下を試しています。
ドル/円、クロス円は、値ごろ感から戻り売りをしたためか、ショートになり買い戻し圧力がでているように思われます。
昨年の1月3日午前7時半頃、突如ドル/円は、108円台から104円台に急落しましたが、今年はマーケットが身構えているようです。
ニューヨークダウは、中国の金融緩和の発表を受け世界景気回復期待から買われ 、前営業日比330.36ドル高の28,868.80ドルで取引を終え、過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前営業日比0.040%下げて1.877%で引けました。
原油価格は、中国の金融緩和や欧州景気の改善観測を受けて買われ、前営業日比0.12ドル高の61.18ドルで引けました。
金価格は、中国の金融緩和を受けて買われ、前営業日比5.0ドル高の1,528.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、いったん108.87近辺まで買われた後、一転して売られ、一時108.21近辺まで売られ、そして108.50近辺に反発しました。
EUR/USDは、軟調地合いが続き、一時1.1164近辺をつけ、安値圏を維持しました。
EUR/JPYは、一本調子に下げ、一時120.99近辺をつけた後、121.25近辺に落ち着きました。
通常、窓というのは、金曜のニューヨーククローズと月曜のシドニーの間で開くギャップのことを言います。
一般に、窓は埋まる傾向にあります。
しかし、それだけではなく、もうひとつの窓(広い意味での窓)があります。
この窓というのは、大陽線や連続陽線あるいは大陰線や連続陰線が出たところを言い、特に1時間足で出現した場合に、その効果が良く出ます。
その効果とは、たとえば、大陽線が1時間足で発生し、その後高値圏を形成しながらも、上がり切れないとき、この大陽線という窓に相場が引き寄せられる傾向があります。
大陰線で申し上げますと、大陰線が1時間足で発生し、その後安値圏を形成しながらも、下がり切れないとき、大陰線という窓を埋めようと上昇することが良く見受けられます。
これらは、あくまでも現象であって、なぜかとお尋ねいただいても、お答えはできません。
ただし、結構な確率で、この窓埋めが起きますので、特に1時間足で大陽線や連続陽線あるいは大陰線や連続陰線が出現したら、意識しておかれることをお勧めします。
尚、この広い意味での窓埋めを、リターンエースと呼んでいます。
ドル/円、クロス円で、円売り気味です。
GBP/USD、GBP/JPYは共に高止まりで、下げる気配ありません。
日足で見ても、買いがしっかりしています。
ドル/円は、やや円安気味になっていますが、静かです。
これから、数回に分けて、私のチャートの見方について触れていきたいと思います。
今回は、その導入部として、私にとってのチャートとは、何かについてお話ししたいと思います。
私は、もともとテクニカルから相場を見るようになりました。
見ていけば、見ていくほどに、チャートに魅了されました。
例えば、実際に何かが起こる前に、チャートが何かが起こるとサインを送ってくることがあり、神の手を感じることがありました。
確かに、そうした神秘的なチャートの一面を、今も否定するつもりはありません。
ただ、チャートは、それだけではないことも、わかってきました。
もっと、人間臭い一面がチャートに映し出されることがあります。
たとえば、ヘッドアンドショルダーやダブルトップなど、非常にポピュラーなチャートのパターンができてくると、多くのマーケット参加者がそのことに気づき、そうしたチャートパターンが完成した後、一般的に言われている方向に向かってポジションを前もって持とうとします。
その結果、ポジションが一方に大きく偏り、相場は反転し、ロスカットがついてから、行くべき方向に相場が動くということはよくあります。
したがって、チャートを見るには、マーケット心理を読まなくてはならないことがよくあります。
これから、数回に分けて、こんな感じでお話しできればと思っています。
ニューヨークダウは、前日比マイナスの時間が長く続きましたが、引け間際期末に伴う機関投資家の「お化粧買い」が入りプラスに転じ、前日比76.30ドル高の28,538.44ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.039%上げて1.918%で引けました。
原油価格は、期末を控えたポジション調整の売りが優勢となり、前日比0.62ドル安の61.06ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日比4.5ドル高の1,523.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時108.47近辺まで売られたものの、その後トランプ大統領が「1月15日に米中貿易協議の第1段階の合意に署名。その後に第2段階の協議で北京に行く」と述べたことから、一時108.76近辺まで反発しました。
EUR/USDは、一時1.1239近辺まで上昇しましたが、その後一時1.1216近辺まで軟化しました。
EUR/JPYは、一時122.10近辺まで上昇した後、小緩みました。
これは、私の大好きな為替の川柳です。
相場がなぜ急騰急落するのかを、この言葉が教えてくれたと言って過言ではありません。
新規にポジションを持つ時、利食う時、それは静かに行われます。
しかし、損切る時は、何はともあれ早くマーケットから脱出したいと、手仕舞いを急ぎます。
しかも、損失をできるだけ最小限に抑えたいというのが、一人ではなく多数ともなれば、我先にと猛烈なダッシュをかけることになります。
こうして、急謄・急落が起きるわけです。
逆に言えば、マーケットがパニックに陥っている時に、涼しい顔をして利食えたなら、それは実にスマート(カッコいい)なことです。
こうして、相場が損切りによって急速に動くのかがわかってくると、もっと静かな動きの時でも、ポジションの偏りによって動いていることがわかってきます。
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
バーニャマーケットフォーカスト
代表 水上 紀行
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