ドル/円緩む
ドル/円が、重くなっています。
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ドル/円が、重くなっています。
ドル高になっています。
ドル/円、クロス円は、昨日までとは打って変わって買い気です。
月末で、攻めるよりも守る時かと思われます。
ドル/円は上昇したものの、まだ青天井というわけではありません。
ニューヨークダウは、主力小型機の運航再開の見込みからボーイングが大幅高となり株全体を押し上げ、前週末比579.50ドル高の25,595.05ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.003%下げて0.635%で引けました。
原油価格は、米中の経済指標の改善を受けて買われ、前週末比1.21ドル高の39.70ドルで引けました。
金価格は、安全資産として買われ、前週末比0.9ドル高の1,781.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.50超えからショートのストップロスが集中し、107.88近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、1.1288近辺まで買い上げられ、高値圏を形成したものの、その後1.1220近辺まで反落しました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて買われ、一時121.36近辺をつけ、その後120.90近辺まで反落しました。
あるテーマで、ひとつの相場がある期間続くと、マーケットがそのテーマに飽きてくることがあります。
それは、そのテーマから得られる利益が逓減することから起きるのだと思います。
つまり、その相場がまだ若い時は、同じ流れに乗るマーケット参加者も少なく、利益率は大きく儲かりますが、その相場に気づいて流れに乗ろうとするるマーケット参加者が増えるにしたがって、利益率は下がって行きます。
そうなると、相場が思うように動かなくなり、テーマに沿ったニュースや経済指標の結果が出ても、反応が鈍くなります。
そして、時には、既に積み上がったポジションが自律的に反転してしまうことすら起きるようになります。
こうした状況になると、目ざといディーラー(スマートディーラーと呼びます)は、それまでのテーマにマーケットが飽きてきていることに察知し、テーマに沿ったニュースや経済指標の結果にも、逆張り的に攻め始めます。
なぜなら、それまでのテーマに対して順張り的なマーケットポジションがほぼ飽和状態になっているため、この偏ったマーケットポジションをスクイズ(崩す)する方が、儲けのチャンスがあると判断しているからです。
相場が反転すると、後付け的な解説はもっともらしくつくものですが、それはこのポジションが満杯になっていて、自立的に反発するとか、スクイズされているいった実際に起きていることを語っていることはあまりありません。
したがって、マーケットがそのテーマに飽きているかどうかを知ることは、大変重要です。
このことは、ニュースや経済指標の結果に対するマーケットの反応ぶりで、ある程度推し量れるものですから、日頃からマーケットポジションがどうなっているかを推理するクセをつけることが大事なことになります。
ドル/円が、反発気味です。
ユーロが買われています。
ドル/円は、上げてから、値ごろ感からの売りが出ているもようです。
ドル/円は、下値が固まると、上げに転じるものと見ています。
ドル/円は、動く気配はありますが、方向感がはっきりしません。
トリッキー(tricky)は、罠やひっかけがあって油断ならないという意味ですが、よく相場の状況を表現する時に使われます。
上がると思えば唐突に下がる、下がると思えば唐突に上がるといった相場に翻弄させられていることを示します。
つまりは、投機筋中心のレンジ相場の時に、良く使う用語だと言えます。
トリッキーな相場では、マーケットは目先の材料に飛びつきますが、売ったら買わなければならない、あるいは買ったら売らなければならないという宿命を負った投機筋がが中心ですので、一方向への動きは、長続きしません。
そのため、売っても下がらない、買っても上がらないとなると、全く唐突に投機筋は売りと見せかけて買い戻したり、買いと見せかけて売りに転じたりしますので、まさに油断の出来ない相場になるわけです。
チョッピー(choppy)という用語もあります。
これは、変動の激しいこと意味します。
トリッキーとチョッピーは、似たような意味合いですが、トリッキーは意図的に仕組まれているようなニュアンスである一方、チョッピーは誰にもマーケットをコントロールできない中で、相場が勝手に上げ下げを繰り返すといったニュアンスです。
いずれも、勝つか負けるは紙一重の地合いですので、静観するか、たとえポジションを持ったとしても、利が乗れば、着実に利食うことが大切です。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル円、急上昇に向けてじり高か?
2.EUR/USD,6 月末を過ぎると下がるか?
3.GBP/USD、下を試すか?
4.ドル/円次第のクロス円
【1.ドル円、急上昇に向けてじり高か?】
・目先ジリ高
・月初めの急上昇は、来週の 6 日か?
・終われば反落、ジリ安か?
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•質問回答
飛行機の操縦で、一番難しいのが、テイクオフ(Take-off、離陸)だと聞きました。
燃料満タン、推力全開で、長い滑走路をひた走り、テイクオフ。
そして管制塔から指示された高度まで一気に上昇して、やっと水平飛行となります。
飛行機は、滑走することで、あの巨体を浮き上がらせるだけの十分な揚力を得て始めて、テイクオフが可能となります。
十分な揚力を得ないままにテイクオフをすれば、失速し燃料満タンであることもあって、大惨事になりかねません。
これは、相場のエントリーの難しさに相通ずるものがあると、私は常々思っています。
相場のエントリーは、早過ぎてもダメですし、かと言って、慎重になって遅すぎてもダメです。
早すぎる場合は、不確実な要素が確実な要素を大きく上回っている時で、全く見方が誤っている時もありますが、それ以上に読んだ方向が合っているのに、エントリーが早すぎて、相場のアヤに振らされて投げさせられてから思惑の方向に相場が動くことがよくあり、「ああ、やっぱり合っていたのに」とホゾを噛むことになります。
遅すぎる場合は、確実性をあまりに求めるがために、誰の目にも確実な要素が揃いすぎている時で、実際に相場に入る時には、相場は既に動き出していて、ヘタをすると利食い場にさせられることになります。
個人的に思うのは、確実な要素と不確実な要素が、おおむね7:3ぐらいの配合の時が、エントリーのタイミングではないかと考えいます。
ただし、7:3の割合はあくまでも、感覚的なものですから、実際にリスクテイク(リスクを取る)をする場合、どうしても「エイヤ!」という思い切りが必要とされます。
その「エイヤ!」のタイミングの精度を上げるためには、出来るだけ多くの経験を積むこと、そして知識を本当に自分自身のものにしていることが必要だと思います。
また、テイクオフに失敗した時、大惨事になるか、全員無事で済ませられるかは、機長のとっさの判断により明暗を分けますので、これもトレーディングに相通ずると思います。
ニューヨークダウは、米国で新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多となるなか、テキサス州などが感染拡大の防止を目的に経済活動の規制を再び強化したことから売られ、、前日比730.12ドル安の25,015.48ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.033%下げて0.641で引けました。
原油価格は、米感染再拡大で需給悪化が懸念されて売られ、前日比0.23ドル安の38.49ドルで引けました。
金価格は、米感染再拡大でリスク回避の買いが入り、前日比9.7ドル高の1,780.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時106.80近辺まで下げた後反発し、一時107.36近辺まで上昇し107.18近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、一時1.1195近辺まで下落後反発し、一時1.1238近辺をつけ、1.1224近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、一時119.81近辺まで下落後反発し、一時120.38近辺をつけました。
どちらも、フラッグ(旗)の形状から、その後の方向が示唆されます。
まず、ブルフラッグですが、ブルつまり強気相場の時に、出現する形状です。
具体的な形状は、一気に上昇してきた後、レンジ相場の一種である右肩下がりのフラッグとなる場合です。
一見、右肩下がりのため、その後下がるかに見えますが、一定期間の揉み合いを終えた後、踏み上げて上昇することが多く、当初の上昇でつけた高値水準を上抜くと、ブルフラッグであることが再確認されます。
一般に、当初の高値とブルフラグの上限を上抜いた水準の差分、当初高値よりさらに上昇するとされます。
ベアフラッグは、ベアつまり弱気相場の時に現れるもので、ブルフラッグをひっくり返した形状です。
具体的には、一気に下落してきた後、レンジ相場の一種である右肩上がりのフラッグとなる場合です。
一見すると、右肩上がりのため、その後上がるように見えますが、一定期間の揉み合いの後、下落を再開することが多く、当初の安値水準を下に割れると、ベアフラッグであることが再確認されます。
一般に、当初の安値とベアフラッグの下限を下に割った水準の差分、当初安値よりさらに下落するとされています。
もちろん、真横に流れるフラッグもあります。
ただ、これはあくまでもレンジ相場ですので、ある程度の期間の揉み合いを経て、上か下に離れますが、ブルフラッグやベアフラッグのような、いずれかの方向へ行く可能性が高いといった示唆は特になく、その時々の状況によります。
ポンドが、対ドル対円対ユーロで下落です。
ドル/円、クロス円が、重くなっています。
欧米勢の中間決算が、来週火曜に迫っているためかもしれません。
EUR/USDは、1.1210近辺に25日移動平均線のサポートがあります。
ドル/円は、107.02近辺の10日移動平均線でサポートされています。
ニューヨークダウは、米金融当局が2008年の金融危機後に導入した金融規制の一部緩和を発表したことが好感されて買われ、前日比299.66ドル高の25,745.60ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで推移し、暫定値ながら前日比0.002%下げて0.682%で引けました。
原油価格は、米株高に連れて買われ、前日比0.71ドル高の38.72ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比4.5ドル安の1,770.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時107.45近辺まで上昇しましたが、その後は107.20近辺で横這いでした。
EUR/USDは、下落が続き、一時1.1190近辺まで下げましたが、その後は1.1215近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、軟調地合いが続き、一時12.14近辺をつけました。
儲けることも大変ですが、その儲けを残すことは、もっと大変です。
儲けたことに気を良くして、さらに儲けようと、休む間もなく次のトレーディングを始め、気がつくともともとの利益まで飛ばしてしまういうこともあります。
折角の儲けを、指の間から、サラサラとこぼしてしまっては、何もなりません。
大儲けとやられを繰り返す損益のブレの激しいトレーディングスタイルは、決してプロの世界では評価されません。
プロの世界では、月々の儲けはそこそこでも、その儲けが毎月コンスタント(一定)に出ること、つまり収益を積み上げていけることが、一番評価されます。
なぜなら、そのトレーダーから上がる収益は月々どれぐらいだという数字が読め、収益管理をするマネージメント(管理者)とっては、安心してそのトレーダーにトレーディングを任せられるからです。
一方、個人投資家の立場であっても、同じことだと思います。
投機であっても投資としてトレーディングをするのであれば、プロと同じようなコンスタントに利益を出し積み上げることが、やはり儲けを残すためには大事なことだと思います。
つまり、前月の利益は過去の利益として別に考え、今月はまたスタートはゼロとしてトレーディングを始めるということです。
よくあるのは、大儲けした時の思い出が鮮烈に記憶に残り、その「過去の栄光」によって大儲けしたという思いに浸っていることです。
しかし、その「過去の栄光」は、「過去の栄光」として割り切り、気持ちを切り替えて、ゼロから新たに利益を追求できるかが、儲けを残すためには必要なことだと思います。
そのためには、一回儲けたら、すぐ次のトレーディングには入らず、間をおいて、煮えたぎる欲望を冷ますということも、また必要だと思います。
ユーロが、対ドル対円対ポンドで売られています。
ドル/円、クロス円は、ジリ高です。
ドル/円は、仲値決めの買いで上がっている可能性がありますので、仲値決め後に注意が必要です。
ドル/円は、下押しされるかもしれませんが、その後反発する可能性はあると思います。
本日は25日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、10時前の仲値決めに向けて輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、世界の新型コロナウイルス感染拡大が懸念されて売られ、前日比710.16ドル安の25,445.94ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.030%下げて0.679%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で原油在庫の増加が嫌気されて売られ、前日比2.36ドル安の38.01ドルで引けました。
金価格は、9年ぶりの高値をつけたものの、利益確定の売りに押され、前日比6.9ドル安の1,775.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一本調子で上げ、一時107.07近辺の高値をつけました。
EUR/USDは、下落を続け、一時1.1250近辺をつけました、
EUR/JPYは、ドル主導の相場で、120.20~60近辺で横ばいが続きました。
ディーリングに長く携わっていると、いろいろとものの考え方も変わってきます。
若くて、威勢のいいころは、成行でプライスを叩いて入らないと、自分の心意気が相場に伝わらないなどと言って粋がっていましたが、いろいろと経験していくと、そんなに粋がっても仕方がなく、ただ、猟師のように仕留めるタイミングを掴むために、「待つ」ということが如何に重要かがわかりました。
ある番組で、知床の猟師のドキュメンタリーをやっていて、感心したことがありました。
猟はまさに真剣勝負、息を殺し、臭いを消し、相手と同じように呼吸する、そこでやっと、撃ち方に入り、そしてまた待つ、そして、その一発で仕留める。
トレーダーが、相場にエントリーするのも、それぐらい慎重であって良いと思います。
なぜなら、ヘタに入ると、本当に自分が苦しむからです。
相場のエントリーには、成行でなければ、指値があり、逆指値があります。
特に、難しいのは、指値だと思っています。
指値で入るということは、押し目買いか戻り売りで、どちらも逆張りです。
逆張りの怖いところは、どこまで戻るかわからないことです。
値頃感という言葉あります。
下げもこれくらいか、上げもこれくらいかと、まさにフィーリングで決めたものを、値頃感と言いますが、相場の天底などだれにもわかりません。
指値とは、それに近いことをやっているわけですから、慎重の上にも慎重にならなければなりません。
ですから、天底は読めないにしても、それでも、より客観的にやるために、私は、以下の様な方法を取っています。
まず、主に移動平均線から、ちょっと現状水準から離れたレジスタンス(上値抵抗線)、サポート(下値抵抗線)を探します。
ここで言う、レジスタンス、サポートとは、レジスタンスなら下向きの移動平均線、サポートなら上向きの移動平均線で、5、25、90、200ぐらいの期間が適当だと思います。
これらの移動平均線を上抜けるか、下抜けるかするとロスカットが出ますので、オーダーは売りであれば移動平均線より上、買いであれば移動平均線の下にし、ロスカットで相場が小爆発するところで相場にエントリーします。
オーダーを入れる時の合言葉は、「(オーダーが)つくかつかないかのギリギリに指値する」ということです。
ですから、オーダーがつかない時もありますが、それで、悔しがらない。
相場は、これ一回限りではないのです。
猟師のようになって、次のチャンスをじっと待つことが大事です。
逆指値にも触れておきましょう。
ここで、お話しするのは、正確には、逆指値ではなく、成行の一種ですが、使い方によっては、大変効果的です。
これは、ストップエントリーと言って、一般的に、倍返し(ドテン)のことを言うことが多いです。
倍返しは、攻撃的でなければなりません。
いわば、敵前線を正面突破するようなものですから、最初から、覚悟を決めてかからないと、成功しません。
私が、経験した中で、記憶に鮮明に残っているのは、ニューヨークにいた時のある日、出した1億ドルのプライスを、オーストリーの銀行に買われた瞬間、その銀行が他の銀行でも同時に買ったようで、瞬間にして100ポイント飛んでしまい、これはもう、倍返しをするしかないと、瞬時に2億ドル買って逃げました。
それが功を奏して、そこから200ポイント飛んで、儲けに変わったということがありました。
このことを思い出すたびに、酒田五法の「振りかざす刃の下ぞ地獄、飛び込んでみよ。極楽もあり」という言葉が頭に浮かびます。
倍返しの注意点は、勝つ保証はまったくありません。しかし、上記のように極楽があるかもしれません。
やるかやらないかの決断は、早くすることです。
決断できなければ、辞めましょう。
ユーロとポンドが、対ドル対円で売りになっています。
ドル/円は、下をしっかり試さないため、反発力も弱そうです。
EUR/USDは、さらに上を試す可能性はあると見ています。
ドル/円は、二番底を試さないと、下げは終わらないと見ています。
ニューヨークダウは、米中関係への懸念が後退した上、アップルが連日で上場来高値を更新するなどハイテク株中心に買いが優勢で、前日比130.93ドル高の26,155.89ドルで取引を終えました。尚、ナスダックは、74.89ポイント高の10,131.37で終え、前日に続いて過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、米株高に上昇し、暫定値ながら前日比0.010%上げて0.714%で引けました。
原油価格は、一時3カ月半ぶりの高値となりましたが利益確定売りに押され、前日比で0.36ドル安の40.37ドル引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比15.6ドル高の1,782.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ニューヨークオープン直後から売りが強まり、一本調子に106.07近辺まで下げました。その後106.52近辺まで反発しました。売り筋については、ソフトバンクとの憶測もありましが、不明でした。
EUR/USDは、一時1.1349近辺まで上昇後、1.1305近辺に軟化しました。
EUR/JPYは、一時121.10近辺まで上昇後、120.45近辺に軟化しました。
ウェッジ・フォーメーションは、三角保ち合いの一種です。
一般的な、三角保ち合いは、ペナント・フォーメーションとも言い、細長い三角形の小旗型の形状のことです。
時間の経過とともに値動きが収斂し、そしてどちらかに抜けるというものです。
その一種のウェッジ・フォーメーションは、楔(くさび)型をした三角形の小旗の格好をしています。
旗の上の部分、あるいは、旗の下の部分のどちらかがフラット(平ら)で、上の部分がフラットな場合、収斂後、上に抜ける可能性が高く、下の部分がフラットな場合、収斂後下に抜ける可能性が高いと言えます。
上のフラットなウェッジ・フォーメーションの場合、収斂して上抜けた場合、この形状になり始めた時点での下から上のフラット部分までの高さ分だけ上がるとされています。
下のフラットなウェッジ・フォーメーションの場合、収斂して下に抜けた場合、この形状になり始めた時点での上から下のフラット部分までの高さ分だけ下がるとされています。
ただし、上のフラットなウェッジ・フォーメーションは形成過程で、ダブルトップや三山の形成過程と判断がつきにくいことがありますので、ある程度完成近くなるまでは、あまりどれと固執しないで見ることが大切です。
同様に、下のフラットなウェッジ・フォーメーションも形成過程で、ダブルボトムや三兵や三川の形成過程と判断がつきにくいことがありますので、ある程度完成近くなるまでは、あまりどれと固執しないで見ること大切です。
上昇に力があります。
ドル/円が、買い気です。
ナバロ米大統領補佐官(通商担当)が、中国との通商交渉について「OVER」(終わった)と発言したためのようです。
全体的に、投機的に買い過ぎた感があります。
EUR/USDだけでなく、EUR/JPY、GBP/USD、GBP/JPYも上伸です。
EUR/USDは、さらに上値を試すものと見ています。
ニューヨークダウは、売りが先行しましたが、アップルなどハイテク株が成長期待の買いに反発し、前週末比153.50ドル高の26,024.96ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、若干上昇し、暫定値ながら前週末比0.006%上げて0.705%で引けました。
原油価格は、経済回復や主要国の減産により需給改善が見込まれ、前週末比0.71ドル高の40.46ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが上昇したことに連れて上げ、前週末比13.4ドル高の1,766.4で取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、106.80~00近辺で揉み合いでした。
EUR/USDは、反発し、一時1.1270近辺をつけました。
EUR/JPYは、反発し、一時120.44近辺をつけました。
トレンド相場やレンジ相場など相場つきにもいろいろあり、もちろん場面場面で攻め方は違ってきます。
野球に例えれば、トレンド相場は打撃戦で、トレンドがどちらに相場が向いているかを的確に把握できれば、長打も狙うことも出来、うまくすれば、大量得点(大儲け)で勝利することも可能です。
しかし、レンジ相場は投手戦のようなもので、1点差で勝敗が決まるような勝敗の分かれ目が僅差であると言えます。
したがって、レンジ相場では、長打は狙わず、バントでも、フォアボールでも、振り逃げでも、あるいはデッドボールでもいいですから、じっくり球種を選んで、なにしろ塁に出ることが先決です。
そして、ひとたび塁に出れば、攻撃側の隙を粘り強く待つことで、数少ないチャンスを生かすことが大事なわけです。
間違っても、ダブルプレーによって、つまり相場の反転に気づくのが遅れて、一気にチャンスをなくさないようにしなければなりません。
そういう意味では、派手な打撃戦のトレンド相場に比べて、一見地味に見える投手戦であるレンジ相場は、トレンド相場よりはるかに神経を使いますし、攻守の腕が問われる地合いだと言えます。
レンジ相場で勝つためには、バントでもフォアボールでもいいからなんとしても塁に出るという執念と、そしてひとたび塁に出れば、深追いせずに腹八分で利益を確定するという着実さが求められます。
ドル/円、クロス円が、買い気です。
全体的に、方向感がありません。
ドル/円、クロス円が、買いに転じています。
ドル/円の5日移動平均線が下げてきているのが、気にかかります。
ドル/円は、上値が重くなっています。
たとえば、毎日の日足の連続によって、トップ(頭)が丸くなったり、ボトム(底)が丸くなったりするのを、ラウンディング・フォーメーションと言います。
トップでのランディング・フォーメーションは、ラウンディング・トップ、ボトムに出れば、ラウンディング・ボトムと言いますが、酒田五法で言うところのトップで出現すれば団子天井、ボトムで出現すれば鍋底にあたります。
ラウンディング・トップは、天井圏形成を意味し、下に放れると、天井確認となります。
一方、ラウンディング・ボトムは、底値圏形成を意味し、上に放れると、底値確認となります。
「下に放れる」あるいは「上に放れる」とは、天井圏あるい底値圏で形成しているレンジ幅から下に抜けるとか、上に抜けるといったことを言います。
天井圏で下に抜ければ下落開始、底値圏で上に抜ければ上昇開始の可能性が高まります。
ただ、これはあくまでも、一般的に確率の高いとされるパターンではありますが、決して絶対ではありません。
場合によっては、ラウンディング・トップからさらに踏み上げる場合もありますし、ラウンディング・ボトムからさらに下落する場合もあり、つまりラウンディング・フォーメーション崩しも起こりえます。
崩しに遭う場合は、一般的に、市場が全体的に、このフォーメーションを意識し、実際にそれに応じたポジションを持ってしまった時に起きますので、やはり、マーケットポジションがどのようになっているかを読むことが大切になるわけです。
ラウンディング・トップの場合であれば、下に放れようとしていても、下げきれない時は、既にマーケットは下に放れることを期待してショートになっていることを示します。
ラウンディング・ボトムの場合は、上に抜けようとしていても、上げきれない時は、既ににマーケットが上に放れることを期待してロングになっていることを示しています。
したがい、このフォーメーションに限らず、どんなチャートパターンにも言えることですが、常にその時点のマーケットのポジションを読むことが重要になるわけです。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円は、やや値を下げるか?
2.EUR/USD、反発の可能性
3.GBP/USD,下を試すか?
4.クロス円は、揉み合いか?
【1.ドル/円は、やや値を下げるか?】から一部
・値幅は狭いがやや重い展開か
・5日移動平均線が下向きになっているのが気がかり
・目先にサポートは、106.50近辺
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•質問回答
先日、マッサージを受けました。
マッサージが終わって、マッサージの先生と雑談をしていましたが、その雑談の中で、前のお客さんと次のお客さんとの間で、時間的にある程度間隔をおくのかという話になりました。
マッサージの先生曰く、「30分ぐらい間隔を置かないと、前のお客さんの気配が残って、次のお客さんが落ち着かれないんですよ。」ということでした。
この話を聞いて、相場の世界でも、五感を働かせることが重要だということを、以前にもお話していますが、相場に携わらなくても、このように一般生活において、誰しも気配を自然とうかがっているもので、相場だからといって特別扱いするものではないということです。
相場の世界で、問題になるのは、たとえば、「自分は素人だから」、「気のせい」といったことを理由に、わざわざ自分の五感で感じるものを否定してしまうところがあることです。
しかし、あえて申し上げておきたいことは、「なんか違う」とか、「いやな感じがする」とか、「ヤバイ」といった自分の五感が知らせてくるサインには、素直になることが大事だと、私は思っています。
そうして五感に鋭くになっていくと、こんな風になります。
自分自身を例に上げて恐縮ですが、私が一番インターバンクディーラーとして、他の銀行と激しく打ち合っていた頃は、なにか自分にとってマズイことが起きそうだという時には背中に悪寒が走るとか、顧客から大口のプライスを求められる時は、顧客が電話で呼んでくる前に気配で「来る」と感じるほど、気配に相当敏感になっていました。
リスクと常に背中合わせの世界ですから、五感に感じるものは決して無視できないと思っています。
ニューヨークダウは、新型コロナウイルスの感染第2波を警戒して売られ、前日比207.54ドル安の25,872.56ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは横ばいで、暫定値ながら前日比と変わらず0.694%で引けました。
原油価格は、有力産油国による協調減産が順守されていることが前日明らかになり、それが好感されて買われ、前日比0.91ドル高の39.75ドルで引けました。
金価格は、新型コロナウィルスの感染拡大への警戒感から買われ、前日比21.9ドル高の1,753.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、106.80~107.00近辺のタイトレンジに終始しました。
EUR/USDは、一時1.1254近辺まで上昇後反落し、一時1.1168近辺をつけました。
EUR/JPYは、一時120.21近辺まで上昇後反落し、一時119.44近辺をつけました。
メインにしている通貨ペアではなく、それ以外で興味を持つ通貨ペアが、どなたにもあると思います。
こうした興味を持つ通貨ペアとの付き合い方は、「趣味の園芸」だと個人的には思っています。
趣味の園芸:NHKの植物の育て方を紹介する番組、転じて、あくまでも趣味の領域だというたとえ
興味のある通貨ペアは、メインの通貨ペアほどには、常時見ているわけでもなければ、情報量もメインの通貨ペアほどにはなく、なにか動きが出るとやって見るかという話になるもので、本当にうまく行けば儲けものだと思います。
つまり、なにか動きが出てから、トレードを始めることになるということは、どうしても出遅れ的に相場に入っているわけで、うまくいかないことのほうが多いと、個人的には思います。
たとえば、企業が業績を悪化させる大きな理由に、本業で利益が出ているため、多角化と称して他の業種に手を染め、その多角化がうまく行かなくなって、本業の業績の足を引っ張るということは、よくあることです。
トレーディングについても同じことが言え、他の興味を持っている通貨ペアにのめりこんでしまうと、メインの通貨ペアでのトレーディングが手薄になり、往々にして、全体の利益を減らすことになりかねません。
そこで、興味を持つ通貨ペアはあくまでも「趣味の園芸」と見て、過度にウエイトをおかないように心掛けることが肝心だと思います。
もちろん、興味を持つ通貨ペアを、メインの通貨ペアに追加で組み入れることを否定するものではありません。
その代わり、ひとたびメインの通貨ペアに組み入れたなら、既存の他のメインの通貨ペアと同等の関心と分析をする必要があります。
したがい、どのメイン通貨ペアも同等の関心と分析をするということであれば、それに忙殺される時間と労力も大きくなりますので、メインの通貨ペアの数は自ずと限られてくることになると思います。
いったん止んだかに見えた、円売りはまたぶり返しています。
ロンドン勢は、アジア勢がショートと見て、買いから入ってきました。
ドル/円は、断続的に売りも出ているようですが、下も堅い状況です。
ドル/円、クロス円は、目先強そうですが、どうも下落リスクがあるように思えてなりません。
ドル/円は、二番底が固まるかが課題です。
ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が150.8万件と予想の129.0万件を上回ったことから景気回復に対する慎重論が広がり、前日比39.51ドル安の26,080.10ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株軟調を受け、暫定値ながら前日比0.031%下げて0.702%で引けました。
原油価格は、OPECが主導する協調減産が今後も順守されるとの観測が強まり買われ、前日比0.88ドル高の38.84ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比4.5ドル安の1,731.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、クロス円での売りを受け、一時106.67近辺まで売られる場面もありましたが、その後一時107.10近辺まで反発するなど荒っぽい展開でした。
EUR/USDは、19日のEU首脳会議を控え思惑的に売られ、一時1.1186近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの売りに連れて下げ、一時119.59近辺をつけました。
GBP/USDは、BOE(英中銀)の追加金融緩和を受けて売られ、一時1.2403近辺をつけました。
私は、通常1時間足のチャートを見ていますが、時間帯が変わる55分過ぎ頃から00分に掛けて、意図的にチャートを作ろうとする動きを良く目にします。
意図的にチャートを作るというのは、上げであれば、あるポイントよりその時間帯が上で終わるか、次の時間帯が上で寄り付くと、買いサインが出るという場面で、意図的に水準をチャートポイントより上に持っていこうとする動きが出ることです。
どの国の誰がそれをしているのかはわかりませんが、明らかに、チャートを作ろうとする意志を感じます。
もちろん、この上げようとする動きに反発する勢力もいて、時間帯の替わる頃は、上げたい向きと上げさせまいとする向きとの攻防戦が繰り広げられます。
実際にこの意図的な売り買いを直接見たのは、ニューヨークにいた頃で、金曜日のニューヨークローズを作ろうとするお客さんがいました。
金曜日のニューヨークローズは、1週間の大引けとなるため、世界中の多くのトレーダーが注目しています。
毎週金曜の現地時間午後4時30分過ぎに電話をしてきて、大口の玉を打ち込んできました。
もちろん、これにより、週末に大口のポジションを持つことで、大きな週末リスクがあることは、お客さんも覚悟の上です。
その玉を受けたトレーダーは、週末越えでポジションをキャリー(保持)したくはありません。
そのため、クローズ間際のマーケットでポジションカバーに走りますので、そのトレーダーにとっては、いい迷惑でしたが、そこはプロらしく、愚痴も言わずにカバーしていました。
そして、ニューヨーククローズとなりますが、お客さんが意図したとおりになったかと言えばそうばかりでもありませんでした。
と言うのも、私自身も経験しましたが、金曜のニューヨークは特に薄いとされていますが、売買してみると、買いが湧いてきたり、売りが出てきたりして、意外や意外、厚いのが実情だったからです。
ポンドを、対ドル対円対ユーロで売っています。
ロンドンも、慎重にドル高円高方向で入ってきています。
ドル/円、クロス円は、まだ底打ち感がありません。
クロス円は、まだ下落途上だと見ています。
下値を試す可能性があります。
ニューヨークダウは、新型コロナウイルスの感染が米国の一部地域などで拡大したことを受けて売られ、前日比170.78ドル安の26,119.61ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安から低下し、暫定値ながら前日比0.029%下げて0.725%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計が予想外に原油在庫が増えて売られ、前日比0.42ドル安の37.96ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが売られたことに連れて下げ、前日比0.9ドル安の1,735.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.44近辺を高値に下落し、一時106.95近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1294近辺を高値に下落し、一時1.1208近辺をつけました。
EUR/JPYは、121.23近辺を高値に下落し、一時120.16近辺をつけました。
私は、マージャンはやりませんが、「強い人は、良い手が回ってこない時の場の流し方がうまい」とマージャン好きの人は言います。
これは、相場にも言えることで、よくわからない相場や自分が得意とする相場ではない時に、あえて勝負に出ないことが、体力を消耗させず、いずれやってくる自分が得意とする相場に向けて体力を温存することができます。
つまりは、凌ぎ方の巧拙によって、結果としての収益に差が出るということです。
知り合いのディーラーで、自他ともに認めるドル安円高派の人がいました。
その人の思考は、一貫してドル売り円買いでしたが、普通にその通りに、ドル売り円買いばかりしていたら、やられしまいます。
しかし、その人は、決して大きな損失を出しませんでした。
なぜなら、これは、自分が得意とするドル安円高の地合いではないと判断した時、決して無理はせず、実質的にディールはストップし、静観の構えを取っていました。
得意な相場か得意ではない相場かによって、その人のスタンスの切り替えは見事なもので、本当に感心したものでした。
また、よくあるケースでは、よくわからない地合いにも関わらす、やみくもに相場に飛び込んでしまうことです。
これは、はっきり言って、無謀です。
自分が得意とする地合いまで、待てるようになることが肝心です。
ロンドン勢は、EUR/USDの買い上げに失敗し、ロングを投げました。
EUR/USDの買いが、しつこく出ています。
EUR/GBPが、売りに転じています。
ドル/円、クロス円は、全般的に重い展開です。
ドル/円は、引き続きレンジと見るのが、一般でしょう。
EUR/USDは、下落の可能性があります。
ニューヨークダウは、発表された5月の米小売売上高が17.7%と過去最大の伸びとなったことを受けて買われ、前日比526.82ドル安の26,289.98ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.047%上げて0.750%で引けました。
原油価格は、国際エネルギー機関(IEA)の需要回復予想が好感されて買われ、前日比1.26ドル高の38.38ドルで引けました。
金価格は、パウエルFRB議長の米議会証言を受け、緩和的な金融政策の継続が改めて意識されて買われ、前日比9.3ドル高の1,736.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時107.62近辺まで上昇しましたが、その後107.21近辺まで下げ、107.33近辺に落ち着きました。
EUR/USDは下落し、一時1.1228近辺をつけた後、1.1262近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは下落し、一時120.47近辺をつけた後、120.88近辺に落ち着きました。
こんなに長い間、相場と付き合っていても、相場が見えなくなることがあります。
大抵の場合、自分が今までの相場のストーリーに固執していて、あえて新たな相場の可能性を考えていないことから起こるものです。
そういう思考の硬直に気づけば、あえて今までの思考への執着を振り切って、新しい相場の可能性を考えることにしています。
確かに、見方によっては、考えがコロコロ変わるというご指摘を受けるかもしれません。
しかし、もしさらに実際の相場が今までの見方とは異なった動きとなって、実際と見方のズレが大きくなったら、それはすなわち損失を膨らませることを意味しています。
また、見方の修正を怠ることで、収益の機会をも失いかねません。
以前から申し上げておりますが、相場を形成する要素がどんどん変わっていく中で、相場の見方を決め打ちしても仕方がありません。
柔軟に相場の見方を修正することが、相場を生き抜くコツだと思います。
有名ディーラーと呼ばれる人たちを、何人も知っています。
彼らのすごいところは、自分の言ったことにこだわらず、マーケットの流れに対して極めて素直だということです。
自分の見方と実際のマーケットとの間のズレも、最初はほんのわずかなズレに過ぎません。
それを、大きなズレにしてしまうか、わずかなズレで済ませて新しい流れに乗れるかは、それまでの自らの見方に固執するか、あるいは吹っ切って新しい見方を受け入れられるかという、自分自身の柔軟性次第であることを、十分心しておくことが大切です。
ドル/円、クロス円が、下げています。
やや円安です。
ドル/円の107.50には、かなり大きな売りがあるもようです。
ドル/円、クロス円は、ジリ高です。
ドル/円は、107円台が居心地が良さそうです。
ニューヨークダウは、FRBが個別企業の社債の購入を開始すると発表したことが好感されて買われ、前週末比157.62ドル高の25,763.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前週末比0.016%上げて0.715%で引けました。
原油価格は、FRBの社債購入で買いが優勢となり、前週末比0.86ドル安の37.12ドルで引けました。
金価格は、新型コロナの感染の第2波で中国などの実需が減るとの警戒感から売られ、前週末比10.1ドル安の1,727.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.20~50近辺での横ばい推移となりました。
EUR/USDは、英EU首脳会談で、英EU離脱後の移行期間が年末で終了することを確認したことが好感され、一時1.1333近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて、一時121.64近辺まで上昇しました。
レンジ相場になる原因は、投資家の動きが細っていて、一方向の資金の移動がない、つまりトレンドがないために起こります。
投資家が動かないということは、マーケットの主役は投機筋になります。
しかし、投機筋は、売れば買い戻しますし、買えば売り返すという、あくまでも短期の売買が中心です。
レンジ相場においてもそれなりの材料が出れば、短期的にはトレンド性の相場つきにはなりますが、その期間は短く、その後投機筋の手仕舞いによって反発することになります。
したがって、トレンド性の相場がしばらく続いても、いつ何時反転するかもしれませんので、フェーバー(有利)だからと言って決して安心しきってポジションをキャリーする(ポジションを持ち続ける)のは禁物です。
利益が出れば、着実に利食うこと、また、利食いが早まったと悔しがることはやめることです。
なぜなら、いつ相場が急変するかわからないのがレンジ相場だからです。
それでは、想定レンジを決め逆張りでというのも、レンジ相場で賢明な策だと思います。
逆張りを効果的にするには、売りからも買いからも両方とってやれというのではなく、買いからなら常に買いからエントリーし着実に利食うということを繰り返すのが良いように思います。
ただし、レンジ相場の中でも、既に申し上げましたようにトレンド性の相場が発生する時がありますので、想定レンジをはずれてアゲンスト(不利)のポジションを持っているようなら、躊躇せずに損切ることが重要です。
そこで意地を張ってしまい、それまで折角コツコツ貯めた利益を吹き飛ばしてしまうことは、実に簡単なことです。
レンジ相場では、全部とってやれというのには、上げ下げが激しく、一歩間違えれば、損失につながりやすいので、くれぐれも腹八分を良しとすることが大事だと思います。
ドル/円が上げています。
ドル高円高になっています。
ドル/円は、5・10日(ゴトウビ)にも関わら下げたのは、輸入で一番大きな割合を占める原油が下落したためだと思われます。
ドル/円は、上を抑えていた5日移動平均線を抜いてきています。
本日は15日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、10時前の仲値決めに向けて輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ファッションは、ファッションショーのあのファッションで、流行やはやりという意味ですが、相場では「今は、円売りがファッション」といった使い方をします。
ある意味、「マーケットのテーマ」という言葉に近いとも言えますが、テーマという言葉の場合、もっとファンダメンタルズに基づくような大局的なニュアンスがあります。
それに対して、ファッションは、円安の流れとか、今どの通貨ペアにマーケットが関心を示しているかといった実際にマーケットのムードを表現する時に使います。
今、なにがファッションかを把握することは、効率よくポジションメイク(ポジションを作る)したり、リスクを回避するためには非常に大切です。
相場のファッションも、はやりすたれがあり、時間の経過とともにオールドファッション(流行遅れ)になっていきますので、常にマーケットが何をファッションとしているかを知る必要があります。
ファッションは、なぜかという理由を追求することよりも、もっと何がはやっているかを直感的に見極めることが大切です。
今のファッションがなにかを掴んでから、逆に理由を後付けしてもなんら問題はありません。
要は、マーケットのムードをいち早く掴むために、直観力を働かせることが大切だと言えます。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.依然油断できないドル/円
2.いったん下がるか?EUR/USD
3.下を試すか?GBP/USD
4.下押しかレンジの相場か?クロス円
【1.依然油断できないドル/円 】から一部
・目先は再びレンジ相場か
・しかし、突然の上が下げがその後の大相場の前兆になったことがあるので油断はできない
・月足の複数の移動平均線も収束してきている
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その時点のマーケットのセンチメント(市場心理)が相場の上げを期待しているのか、あるいは下げを期待しているのかによって、同じ材料でも、反応は全く異なります。
言い換えれば、マーケットは相場がどうなることを望んでいて、どうなることを望んでいないかというその時点でのマーケットセンチメントによって、相場の展開は変わってきます。
まずは、マーケットがその時なにに最も関心を寄せているかを知ることが肝心です。
これは、ある程度、相場の概況を伝える日々のネットなどのマーケットレポートを継続して読んでいると、わかることです。
というのは、いろいろな材料の中でもその時点の相場展開の理由として一番頻度が高く記事に掲載される材料がやはりマーケットの一番の関心事であるからです。
日頃からのトレーニングとしては、相場概況を継続的に読むことに加え、さらに踏み込んで、一番頻度の高い記事からマーケットの大勢が今どう相場を考えているのかを推理するクセをつけることだと思います。
また、注意しなければならないことは、ひとつの材料をテーマにしてある程度の期間相場が進行すると、そのテーマにマーケットは飽きてしまうところがあります。
これを相場的に言えば、最初こそ、そのテーマに対する相場のリアクションが大きかったのが、段々とリアクションが限られてくる、つまりは、その方向へのポジションが積み上がってしまうことを示しています。
そうすると、「その件は織り込み済み」などとして反応が鈍くなり、変わって目新しい違う材料に飛びつき、まだ今までの材料に固執している出遅れ組のロスカットも巻き込んで、相場は反転することになります。
このように、マーケットが飛びつく出物を物色し、早く相場に入り、旬が過ぎたと思えば、早く今までの材料に沿って持っていたポジションを閉じ、できれば次の出物に乗り換えるということが必要になります。
そのためには、マーケットとっての一番の関心事とそれがまだ新鮮かどうかの鮮度を見極めることが、マーケットセンチメントを読む上で大事になります。
まだ、材料が新鮮なうちは、相場はマーケットがどうなることを望んでいるかという前向きな方向に反応しやすく、一方材料が旬を過ぎて鮮度が落ちると、相場はマーケットがどうなってもらうのは困るという方向に動きやすくなります。
世界中の市場参加者の心理によって構成されるマーケットセンチメントによって相場は動いているところは大きく、それを読むことは相場の今後の行方を占う上で、大変重要だと思われます。
ニューヨークダウは、前日の急落の反動もあって反発したものの上値も重く、前日比477.37ドル高の25,605.54ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株価反発を受け上昇し、暫定値ながら前日比0.054%上げて0.707%で引けました。
原油価格は、米経済再開の停滞懸念で売られ、前日比0.08ドル安の36.26ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比2.5ドル安の1,737.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.20~55近辺でのもみ合いに終始しました。
EUR/USDは、一時1.1340近辺の高値をつけましたが、その後反落し、一時1.1213近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて、一時121.82近辺をつけましたが、その後反落し、一時120.52近辺をつけました。
コメントでも、このあたりにロスカットがありそうだといったお話をすることがありますが、なぜ私がそう考えるかの種明かしをしたいと思います。
ドル/円の買いのロスカットが一番わかりやすいのですが、通常、ドル/円の場合、節目の00とか50に加えて、偶数のレベル、すなわち、20、40、60、80のそれぞれの超えたところにロスカットオーダーが入る傾向があります。
これはなぜかと言いますと、本邦輸出企業や機関投資家が売りオーダーを好んで入れてくるのが、これらのレベルであるためで、ディーラーはそのオーダーレベルを超えたらロスカットしようと考えているからです。
特に、ロンドンで見受けられますが、ロンドンに入り、下げづらくなったところに強引な買いが入ってきたときは、ロンドンが東京はショートになっていると判断して、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)によってロスカットをつけようと買い上げてきていることを示しています。
これは既にに申し上げたようなレベルの中で、少なくともその時の一番近いレベルにロスカットがあると判断できます。
売りのロスカットは、買いほどはっきりしていませんが、少なくとも00割れや50割れという節目に入りやすいと言えます。
これについても、本邦輸入企業や機関投資家が、好んで買いオーダーを入れてくるレベルであり、それが割れたらやめようとディーラーが考えているためです。
クロス円についても、件数的には、ドル/円には遠く及びませんが、本邦輸出・輸入企業や機関投資家が、ドル/円と同じようなレベルにオーダーを入れてきますので、そのレベルが超えるなり割れるなりすると、ロスカットが出やすいと見ておくべきでしょう。
また、上でも下でも、あるレベルの手前で、上であれば執拗な売り、下であれば執拗な買いが出るときは、その上または下にオプション絡みのロスカットがあると見て良いと思います。
ドル/円、クロス円は、横ばいです。
ロンドンは、ドル/円、クロス円を、売ってきています。
ドル/円、クロス円は、売り上がってしまったところに、株の反発で、買い戻しになっています。
朝9時台にやるだけやって、一服です。
ドル/円は、下げが先行した分、下げ渋るのではないかと見ています。
リスク回避からの円買いで、特にクロス円が下がるのではないかと見ています。
ニューヨークダウは、米国の新型コロナウイルスの感染「第2波」が米景気の正常化を遅らせるとして売られ、前日比1,861.82ドル安の25,128.17ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、リスク回避から買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.082%下げて0.667%で引けました。
原油価格は、新型コロナウイルスの感染「第2波」が警戒されて売られ、前日比3.26ドル安の36.34ドルで引けました。
金価格は、リスク回避から買われ、前日比19.1ドル高の1,739.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、新型コロナウイルスの世界的流行で落ち込んだ景気の回復に時間がかかるという見方が広がり、リスク回避の円買いに、一時106.58近辺まで売られましたが、その後106.90近辺に反発しました。
EUR/USDは、一時1.1404近辺まで上昇しましたが、その後反落し、一時1.1289近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、リスク回避の円買いから下落し、一時120.66近辺をつけました。
ここで勝負に出なくては、もう儲けるチャンスはないと、どうにもこうにも逸る気持ちが抑えきれず、マーケットに飛び込んでしまったことはありませんか。
私は、それを、「儲け損なう恐怖」と呼んでいます。
「損する恐怖」よりも、この「儲け損なう恐怖」のほうが、実はタチが悪く損をするきっかけとなることが多いと言えます。
これは、決して、ごく一部の人だけの感情ではなく、マーケットの多くの参加者が同じように抱いている感情です。
たとえば、何かをきっかけとして、皆がこれは買うしかないと買おうとすれば、確かに皆が買っていますので多少は上がりますが、マーケットは、極めて短期間にロング(買い持ち)に偏り、そのため、逆方向に行きやすくなってしまうのは極あたり前のことです。
そして、いったん持ってしまったポジションを、「可愛いポジション」と思うがあまりに、簡単に損切れず、どうにもこうにもならないところまで追い込まれて投げて、大きな損失となってしまうこともあります。
確かに、何かをきっかけとして急騰することももちろんありますが、しかしその急騰のエネルギーは、ショート(売り持ち)の損切りです。
つまり、損切りは、すさまじいパワーを持っているということです。
「儲け損なう恐怖」を抱くよりも、マーケット全体のポジションの偏りを読むことと、マーケットがどうなることを望み、どうなることを望んでいないかというマーケットの心理を読むことが、マーケットにエントリーする上で大切なことだと思います。
ドル/円は、売り買い拮抗です。
ドル/円は、下げを確信してショートになった可能性があります。
ドル/円の戻りは限られています。
ドル/円の下げが、クロス円に波及しています。
ドル/円は、むしろしっかり下を試さないと下げは終わらないと見ています。
ニューヨークダウは、FRBがFOMCでゼロ金利政策を2022年末まで続ける方針を示したことから、長期金利が低下して銀行株が大幅安となり、前日比282.31ドル安の26,989.99ドルで取引を終えました。
尚、ナスダックは、10,020.35と終値で初めて1万台で終えました。
米国債10年物利回りは、ゼロ金利長期化を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.091%下げて0.738%で引けました。
原油価格は、暫定値ながら前日比0.15ドル高に39.09ドルでの引けました。
金価格は、暫定値ながら前日比25.65ドル高の1,747.55ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、FOMC後、ゼロ金利長期化を受けて下げ、一時106.99近辺をつけました。
EUR/USDは、FOMC後、一時高値1.1423近辺、安値1.1321近辺と乱高下しました。
EUR/JPYは、FOMC後、一時122.29近辺をつけました。
こういう相場局面では買いたくない売りたくないという気持ちが働く場面は、結構あるものです。
具体的に申し上げますと、相場が上げてしまい、高すぎてこんなところでは買えないとか、相場が下げ過ぎていて、こんなところで売りたくないという気持ちが働く時です。
上げ相場を例にして、お話したいと思います。
相場が上げてしまって、こんなところ買えないという感情が働くことを高所恐怖症と、個人的には呼んでいます。
こうした場面では、逆張りで売って良い時なのか、あえて高いところを買っていくのが良い時なのかは、あくまでも相場の地合いによります。
つまり、レンジ相場であれば、逆張りでも良いと思いますが、トレンド相場であれば、高値をあえて買っていかなければなりません。
したがって、今の相場局面がレンジ相場かトレンド相場かを見極められないと、高値を買ったら反落したり、逆張りしたら突き抜けて上げてしまったりというチグハグなことが起きてしまいます。
また、レンジ相場であったとしても、レンジの幅が広ければ、その中でトレンド性のある局面もありますので、その地合いでは、トレンド相場的に高いところを買っていく必要があります。
しかし、所詮レンジ相場ですので、どこかで折り返して下げてきますので、着実に利食うことが必要になります。
また、レンジ相場での逆張りですが、レンジ相場とはいえオーバーシュート(行き過ぎ)をする場面もありますので、個人的には、上げきって下げ始めたら追撃的に売るか、あえて逆張りの指値をするにしても、想定される高値圏のギリギリ高い水準まで引きつけて売るようにオーダーするのが、堅いと思っています。
尚、下げ相場は、今回お話した上げ相場の裏返しですので、上げ相場と方向は違っても同様の注意が必要になるわけです。
全体的にドル安です。
ドル/円は、下がり切らないので、やや買い気になっていますが、ロングになるのではないかと見ています。
ドル/円は、108.00以下で売るマーケット参加者が少なく、逆に買いから入るマーケット参加者が多いため、上げづらいものと見ています。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、10時前の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、FOMCの結果発表を翌日に控え、ポジション調整から売られ、前日比300.14ドル安の27,272.30ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株安を受けて下げ、暫定値ながら前日比0.062%下げて0.822%で引けました。
原油価格は、供給減の観測強まって売られ、前日比0.75ドル高の38.94ドルで引けました。
金価格は、FOMCが緩和的な金融政策を続ける見通しから買われ、前日比16.8ドル高の1,721.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は続落し、一時107.62近辺をつけました。
EUR/USDは反発し、一時1.1364近辺をつけました。
EUR/JPYは、一時121.34近辺から反発し、一時122.51近辺をつけました。
通貨ペアによって、動きのリズムも様々で、個々人によって相性は違います。
自分自身にとって相性の良い通貨ペアを持つことは大変大事なことで、トレーディングの中心はその相性の良い通貨ペアで行うことが良いと思います。
しかし、だからと言って、他の通貨ペアは見なくて良いかと言えば、やはりそうではなく、他の通貨ペアもよく見ておく必要があります。
なぜなら、相性の良い通貨ペアは、それだけで独立してマーケットに存在しているわけではなく、他の通貨ペアと影響しあって動いているからです。
たとえば、GBP/JPYが相性の良い通貨ペアだとしたら、少なくとも、ドル/円、GBP/USD、EUR/USD、EUR/GBPなどを見ておかなければなりません。
これら連関している他の通貨ペアが動いたことによって、GBP/JPYに動きが出ていることに気づかず、相場のエントリーに出遅れたり、悪くすると、連関する他の通貨ペアに動きが出たことによって、GBP/JPYのポジションがアゲンスト(不利)になる、つまりは逃げ遅れることにもなりかねません。
したがい、相性の良い通貨ペアを持つということは、さらに言えば、いろいろな通貨ペアの動きも興味を持って見ておく必要があるということです。
そうした中から、また相性の良い、言い換えれば、得意とする通貨ペアが増えていくものと思われます。
ただし、得意通貨ペアをあまり増やすことは、すべてを見きれなくなりますので、2~3の通貨ペアぐらいに絞ることが適当ではないかと思います。
GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPYの下落が目立ちます。
全般に円買いです。
ドル/円、クロス円は、まだまだ底が固まっていません。
ドル/円の底固めには、時間が掛かると見ています。
ドル/円の昨日の大量売りは、6月2日の大量買いと相似性はあるか?
ニューヨークダウは、米経済活動が早期に正常化期待から買われ、前週末比461.46ドル高の27,572.44ドルと2月24日以来の高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.033%下げて0.872%で引けました。
原油価格は、減産延長決定で利益確定売りが出て下げ、前週末比1.36ドル安の38.19ドルで引けました。
金価格は、9〜10日開催のFOMCで金融緩和継続見通しから買われ、前週末比2.1ドル高の1,705.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、売り手不明の強烈な売りに、ロングのロスカットを巻き込み、108.23近辺まで急落しました、
EUR/USDは、一時1.1268近辺まで下げましたが、その後1.1319近辺まで戻し、1.1295近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、ドル/円の下落に連れて急落し、一時122.22近辺をつけました。
相場の局面局面で、リーディング・カレンシー(相場をリードする通貨)が存在します。
今どの通貨、あるいは通貨ペアがリーディング・カレンシーなのかをできるだけ早く察知することで、一方向に一番大きく動く通貨ペアでの効率的なポジションメイク(ポジションを作る)や、迅速なリスク回避が可能になります。
リーディング・カレンシーを見極めるためには、現在の相場のテーマに関連する通貨を探すというファンダメンタルズ的な手法もありますが、より実戦的には、いろいろな通貨ペアの動きを同時に見比べてるというクセをつけることが大事だと個人的には思っています。
それぞれの通貨ペアの動きを比較して見ることで、他の通貨ペアに先んじて動いている通貨ペアを見つけます。
いろいろな通貨ペアの動きを比較した結果、リーディング・カレンシーが円絡みであった場合、ドル/円が中心か、クロス円が中心かを、見極める必要があります。
クロス円と同じ方向にドル/円が動いていれば、その場合はクロス円がリーディング・カレンシーの場合が多く、逆に、たとえばドル/円が下げていてクロス円が上げているなど、それぞれが逆行する動きをする時は、ドル主導の相場展開であることが一般的です。
クロス円主導の場合は、いろいろなクロス円の動きを比較すると、リーディング・カレンシーとなっているクロス円がはっきりします。
また、ドル主導の場合は、ドル絡みの通貨ペアの動きを見比べれば、どの通貨ペアがリーディング・カレンシーかがはっきりします。
さらに、いろいろな通貨ペアの動きを比較した結果、たとえば、リーディング・カレンシーがポンドであった場合、次にポンドのいろいろな通貨ペア、つまり、GBP/USD、GBP/JPY、EUR/GBP、GPB/CHF(ポンド/スイスフラン)などの動きを比較してみます。
一番動いていそうなのが、たとえば、GBP/USDかEUR/GBPかはっきりしない場合もあります。
その場合は、1時間足で、GBP/USDとEUR/USDの動きを比較して見るとはっきりします。
もし、GBP/USDが下落していて、同時にEUR/USDが上昇しているような、いわゆる股裂き状態であれば、それはEUR/GBPで大きな動きが出ていることがわかり、その時点のリーディング・カレンシーがEUR/GBPであることがわかるわけです。
逆に、GBP/USDもEUR/USDも同じ方向に動いていて、GBP/USDの方がEUR/USDよりも先んじて動いているようであれば、GBP/USDがリーディング・カレンシーである場合が多いと言えます。
尚、リーディング・カレンシーになりえる通貨は、一般的には、メジャー通貨(主要通貨)であり、動きが速いと言ってもマイナー通貨の場合はリーディング・カレンシーになることは余程のことがない限りありません。
EUR/JPY上昇に、ドル/円もやや連れ高です。
ロンドンは、ドル買いでスタートです。
ドル/円が重くなっています。
東京がロングになれば、ロンドンはそれを崩しにかかるのは、いつもと変わらないと思います。
ドル/円は、109.89、110.00とレジスタンスが続きます。
トレードスクリーンを見て、「ああ、いいレート」だと思いながらも、素直に利食わず、やり過ごしてしまうことはありませんか。
やり過ごして見て、「やっぱりいいレートだった。今度そのレベルが来たら、利食おう」と考えていると、相場は、そう思っていることを見透かしたかのように、「いいレート」だと思ったレベルには行かなくなり、逆に動いてしまうことが結構あります。
また時には、もう一度思ったレベルまで行っても、欲が出てしまい、今度こそもっと行くだろうとまたやり過ごしてしまって、結局は逆に動いてしまうこともあります。
そうすると、損したような気持ちが強くなって、自分のポジションに執着してしまい、思わぬ深みに嵌まってしまうことがあります。
最初に見た時点で感じた「ああ、いいレートだ」と思う自分自身の五感を、もっと信じることが大事です。
また、相場の雰囲気から、自分にとって嫌な感じがする時も、それを信じることが大切です。
「いいレート」をやり過ごすのも、「嫌な感じ」を無視することも、そんなの合理的ではないと思えばそのとおりなのですが、結構、自分の五感が教えてくれることは多く、私自身も過去に何度もそうしたことを経験し、難を逃れたことがありました。
経験度が長ければ、リスクに対する感覚が研ぎ澄まされてくることは確かです。
しかし、経験度が浅くても、持って生まれた五感が、リスクを教えてくれると、個人的には考えています。
大事なことは、そうした五感のサインを、無視したり、あえて否定しないことだと思います。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、上げはこれから?
2.当面上値を試すか?EUR/USD
3.どこまで買い進められるか?GBP/USD
4.抵抗はあるが上を試すか?クロス円
【1.ドル/円、上げはこれから?】 から一部
・マーケットはまだまだ上げに乗り切れていないのでは?
・だからこそ上がるのでは?
・ロンドンのロングいじめには警戒
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ここでいう精神論の相場とは、たとえば、発表された経済指標が悪かったり、要人発言から、これは売るしかないとか、これは買うしかないといった思い込み先行の相場のことです。
もちろん、最初は、投機筋の売りや買いが殺到するため、相場はそれなりには一方向には動きます。
しかし、投機だけでは、単にポジションがロングかショートに偏るだけのことですから、時間が経過すれば、結局は手仕舞いの動きとなり、相場は反転してしまいます。
相場の流れが一方向のトレンドとなるには、一方向の資金の流れが伴わなければなりません。
これは、実際の資金移動が伴った相場であり、トレンド相場が出来る原因です。
つまり、投資家がA国よりB国で資金を運用した方がより多くの運用益が上げられるとか、C国に資金をおいておくよりもD国に資金をおいていた方が安全だといった判断により、A国からB国へ、あるいはC国からD国へ、投資家が資金を一方向に長い期間をかけて移動させることによっておきます。
具体的には、A国からB国のケースでは、2000年から2007年までの日本からオーストラリアへの高い運用益を狙った資金移動であり、C国からD国のケースでは、2002年から2008年の米国からユーロ圏への逃避的な資金移動が好例です。
もちろん、大きく一方向に資金移動を始めるにあたっても、その決断がなされるには、それはもちろん理由がありますが、精神論の相場との決定的な違いは、精神論の相場では、一方向に資金を動かす投資家が不在であるのに対して、一方向の資金の移動が起きる相場では、実際に資金を移動させる投資家が存在していることです。
したがって、相場を見ていく上では、この投資家の資金を他に移そうとする投資行動を決定づけるような原因となる材料や、実際の投資家の投資行動自体を探ることが、大変重要になるわけです。
ニューヨークダウは、発表された5月の米雇用統計では、失業率は13.3%(予想19.0%)、非農業部門雇用者数は+250.9万人(予想-750.0万人)と予想外の改善を見せたことから急伸し、前日比829.16ドル高の27,110.98ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株の大幅高を受け、暫定値ながら前日比0.058%上げて0.878%で引けました。
原油価格は、減産観測と米雇用統計の大幅改善を受けて買われ、前日比2.14ドル高の39.55ドルで引けました。
金価格は、米株の大幅高を受けて売られ、前日比44.4ドル安の1,683.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米雇用統計の予想外の改善を受けて、一時109.85近辺まで上昇したものの、上値も重く、109.60近辺に軟化しました。
EUR/USDは、前日大幅高となった反動で重くなり、1.1344近辺から1.1278近辺に軟化しました。
EUR/JPYは、一時124.26近辺まで上昇後、123.62近辺まで軟化しました。
トレーディングで、相場に追い込まれたとき、たとえば、自分にとってフェーバー(有利)なニュースや経済指標が出て、相場の形勢が一変し、損失が一転して利益となって大逆転してほしいと願うことはあっても、それが現実になることは極めて稀だと言えます。
問題は、形勢の大逆転を祈らなければならないほどまでに、どうして窮地に自分自身を追い込んでしまったのかということです。
多くの場合、実際のマーケットが自分が想定していたのとは違った動きをしているのにも関わらず、自分自身の考えに執着してしまい、やめるタイミングを逸してしまっているということが言えます。
そして、ある程度損失が大きくなってしまうと動きが取れなくなってしまい、ひたすらこの窮地が通り過ぎるのを待とうとしたり、起死回生の他力本願に望みを託すようになってしまいます。
話を事の発端に戻せば、自分自身が想定したストーリーと現実の間のほんの小さなズレから、問題が始っています。
想定と現実の間のズレがちょっと気になるほどに広がったときに、どうも自分の考え方が違う、あるいはどうも自分のエントリーしたタイミングが違っているようだ。
ここは一回撤退して、次のチャンスを待とうと気軽にやめていれば、多少の損失は出ても、致命傷にはなりません。
しかし、この多少の損失を惜しんだことが、致命傷になるまでポジションを引きずってしまう原因になっていることが多いと言えます。
気軽にやめるか、執着してしまうかは紙一重です。
人間、100%相場を当てることは、まずありえません。
トレーディングで利益を残していくためには、損失をいかに小さくし、そしてここ一番ではしっかり儲けられるかに尽きます。
そのためには、自分自身の考えに執着せず、「相場はこれ一回限りではない」と自らの考え方を軽やかに切り替えられることが必要だと、私は思います。
ポンドが、対ドル対円対ユーロで上昇です。
ロンドンは、ドル売り円売りで入ってきています。
米雇用統計前にロンドン勢が暗躍することが多く警戒が必要です。
ドル/円は、4月6日の高値109.38が意識されます。
本日は、5日で5・10日(ゴトウビ)に当たり、10時前の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買い強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、週次の米新規失業保険申請件数が予想を上回ったことから売りが先行しましたが、米経済活動の再開の広がりを好感した買いが相場を支え、前日比11.93ドル高の26,281.82ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.056%上げて0.817%で引けました。
原油価格は、米経済再開の動きが広がって買われ、前日比0.12ドル高の37.41ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比22.6ドル高の1,727.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時108.61まで下落した後、109.20近辺まで反発しました。
EUR/USDは、ECB理事会が資産購入計画(PEPP)の規模を6000億ユーロ増額し、1兆3500億ユーロに拡充する追加緩和策を決定したことが好感されて買われ、一時1.1362近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて上昇し、一時123.97近辺をつけました。
相場において、「待つ」ということは、大変重要です。
よくあるケースは、強いフィーリングが湧いた時に、思わず相場に飛び込んでしまいがちだということです。
その結果、アヤ戻しに巻き込まれて損切りとなったあげく、元々考えていた方向に相場が動き出すことは、決して珍しいことではありません。
結構、多くの場合、フィーリング自体は当たっていることが多く、そのこと自体は自信を持っていいのですが、マーケットの多くの参加者がまた同じようなフィーリングを持つことが多く、そのため、同方向のポジションが短期間に積み上がりやすいため、こうしたアヤ戻しが起きやすいと言えます。
この大勢の見方がアヤ戻しによって蹴散らされ、ポジションの偏りが適量になって初めて、考えた方向に行くと考えた方が良いと思います。
また、このフィーリングが湧いてから、アヤ戻しがあって、そして思惑通りの相場の流れとなるのには、想像するよりも長い時間が掛かると理解しておくことが大事です。
したがい、フィーリングが湧いても、焦れる気持ちを抑えて、本当のエントリーのタイミングを待てるかどうかで、勝敗が決まってきます。
本当のエントリーのタイミングとは、それではいつかということですが、ひとつの判断としては、動く直前の値動きが極端に狭まった後となっり、寄線(よせせん:寄り付きと引け値が同じとなり十字となる線)なった後の場合が多いと言えます。
また、アヤ戻しでポジションが適量になった後、相場が動き出してから、追撃的にエントリーすることは、確実性を高めるものと考えています。
上げきれず、緩んでいます。
ドル/円が買い気です。
全般に重い印象です。
ドル/円は、109.00手前で足踏みです。
上昇トレンドでは、トレンド方向への進行と調整が、一日の中で繰り返されますので、ポジション管理には注意が必要です。
ニューヨークダウは、発表された5月のADP雇用者数は276万人減と予想875万人減を大きく下回ったことなど予想を上回る米経済指標の発表が相次いで買われ、前日比527.24ドル高の26,269.89ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.072%上げて0.752%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で原油在庫が予想に反して減少したことから買われ、前日比0.48ドル高の37.29ドルで引けました。
金価格は、米株の大幅高を受けて売られ、前日比29.2ドル安の1,704.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時108.48近辺まで下げたものの、再び買いが強まり、一時108.98近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1184近辺まで売られたものの、その後上昇を再開し、一時1.1258近辺をつけました。
EUR/JPYは、一時121.37近辺まで売られたものの、その後上昇を再開し、一時122.63近辺をつけました。
相場がどっちに向かっているのかを見失ったら、長いチャートを見てみるのが一番だと思います。
短期のチャートで一喜一憂していると、相場がどっちに向かおうとしているかわからなくなることがあります。
そういう時には、とりあえず、日足、さらに週足のチャートを見て、相場の流れや形状がどうなっているのかを眺め、たとえば「相場は上げに向かっている」、「下げに向かっている」、あるいは「今はレンジ相場だ」ということが見えてきます。
それは、高台に登って、下界の景色を俯瞰して、全体的な位置関係を確認するのに似て、全体の流れを掴むのに大変役に立ちます。
たとえば、目先の相場はいったん上がろうとしている時に、週足で見ると、なんだ単にレンジの上限を試そうとしているだけか、しかも上限より手前にレジスタンスもあって、これでは上げもそこそこで終わってしまう可能性が高そうだといった具合に、全体的な状況が見えてきます。
また、長いチャートを見ることによって、短期では見えなかったレジスタンス、サポートが見えてくることもあり、なぜそこで止まったのかがわかることも、良くあります。
個人的には、ロウソク足チャートに、5、10、25、90、120、200の移動平均線を描いて見ていますが、1時間足はもとより、日足、週足、そして月足ですら、これら移動平均線は、レジスタンス、サポートとしてワーク(機能)しており、大変重宝しています。
相場がわからなくなったら、長いチャートを見るということを習慣づけることは、皆様のトレーディングにきっとお役に立つものと思っています。
ドル/円、クロス円で、しつこく買いが出ています。
今晩、ラジオ日経の「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」にリモート出演します。
詳しくは、以下をご覧ください。
http://www.radionikkei.jp/kitano_toshi/
お楽しみに!
ドル/円は、売りの勢力もかなり腰が入っているようです。
値ごろ感からの売りは、ショートになるだけだと見ています。
ドル/円の上昇は、本日も続くものと見ています。
ニューヨークダウは、景気回復期待から買い優勢となり、前日比267.63ドル高の25,742.65ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.020%上げて0.682%で引けました。
原油価格は、協調減産の延長観測から買われ、前日比1.37ドル高の36.81ドルで引けました。
金価格は、米株高から売られ、前日比16.3ドル安の1,734.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークに入り突然大量買いが入り、108.77近辺まで上昇しました。買い手も見えない尋常ではない買いでした。
EUR/USDは、ECBが4日の理事会で追加の景気対策に踏み切るとの見方で買われ、一時1.1196近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、一時121.63をつけました。
相場で、多くのトレーダーが、今の相場のターゲットレベルはここだと決めても、実際の相場は、そのレベルにピンポイントで止まることはほとんどなく、オーバーシュート(行き過ぎ)するか、手前で終わってしまうかのどちかになることが多いと言えます。
つまりは、「相場の天底は、人智では推し量れぬもの」という相場の格言どおりだと思います。
したがい、ターゲットレベルはこのあたりと目安として決めることは、いっこうに構いませんが、もっと利益の積み上げをするという観点から言えば、利食いの段階であまりターゲットレベルに固執しない方が良いように思います。
オーバーシュートした時は、ターゲットレベルで利食いを入れて実際利食えても、相場がさらに進んでしまうと、悔しさが込み上げてくるものです。
しかし、それはまだ良い方で、ターゲットレベルまで相場が行き着かなくて折り返してしまい、ターゲットレベルに固執するがあまりに利食い損ねた悔しさに比べれば、実際に利益を手中に収めたという点で、はるかに実りのある結果を生んでいると思います。
個人的には、ターゲットレベルは確認はしますが、それにはこだわらないで、相場が良いレベルにきたと直感したら、どんどん利食うことにしています。
利益を出すということと、損失を出すということの意味合いはまったく違います。
利益は、次の収益拡大へのステップになりますが、損失は、まずは損失をゼロに戻すための追加の労力が必要になります。
もちろん、損失を出さないということは、ありえません。
損失は、出してあたり前ですが、ただゼロに戻すための負担を出来るだけ軽くするために、ほどほどで撤退する勇気を持つことが大事だと思います。
執着や悔しさ、そして淡い期待は、相場には禁物です。
ポンドが、全般に強含みです。
静かながら、全体的にややドル高です。
1時間足で見ると、ドル/円は三角保ち合い(もちあい)になっています。
クロス円は、引き続き買いと見ています。
ニューヨークダウは、米経済活動の正常化への期待から買われ、前週末比91.91ドル高の25,475.02ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前週末比0.018%上げて0.662%で引けました。
原油価格は、米中関係の悪化を警戒して売られ、前週末比0.05ドル安の35.44ドルで引けました。
金価格は、白人警官の暴行による黒人死亡事件への抗議デモや米中対立の懸念からリスク回避の買いが強まり、前週末比1.4ドル安の1,750.30ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、107.40~75近辺でのもみ合いでした。
EUR/USDは、1.1100~50近辺でのもみ合いでした。
EUR/JPYは、119.40~95近辺でのもみ合いでした。
ディーラー間で、よく使う言葉です。
よくある状況は、売りで攻めたけれども、下げきれず大きく踏み上げられて、ロスカットしたとします。
損失を被ったディーラーは早く取り返したいと心中は穏やかではなく、相場も高止まりしているので、買いで取り返してやれとばかりに、にわかに(突然に)ロングで入りなおそうとします。
しかし、高止まりしている理由は、マーケットの大勢もまた同じようにショートで攻めてダメで、買い戻したことによって相場は上がったのに過ぎず、マーケットのポジションはショートは切れたものの、ロングになってはいないため、高止まりしているのに過ぎません。
そういう状況で、にわかロングが増えるということは、つまり高値圏でコスト(持ち値)の悪いロングが短時間に急速に増えること意味しており、今度は下落リスクが生じ、場合によっては往復ビンタとなる可能性が高まります。
特に、こうした傾向は、レンジ相場の地合いでよく見受けられます。
当初の売りをやめて、買いで入りなおすかどうかの判断は、今がトレンド相場なのかレンジ相場なのかで違ってきます。
トレンド相場であれば、勢いを持ってトレンド方向に進んでいるのであれば、買いで入りなおすのも有効です。
しかし、ある一定の値幅の中での上下動を繰り返すレンジ相場の場合には、いったん様子を見ることが大切です。
レンジ相場では、「売りがダメなら、買いで行け」というのは、傷口を広げるばかりになりますので、特に注意する必要があります。
東京午後緩んでいたクロス円に再び買いが入っています。
ドル安円安のフロー(資金の流れ)ができています。
ドル/円は、107.90台が重いため、売りから入ってきているようです。
EUR/JPYは、先週末上抜いた119.26近辺にある200日移動平均線が、今度は強いサポートになるものと見ています。
日頃から、個人のトレーダーの皆さんは、本当によく勉強されていると、感心しています。
ご自身の大切な資金を運用する以上、それはあたり前のことなのかもしれません。
しかし、勉強すること自体、大変大事なことです。
私自身も、勉強しないことには明日はないと思っています。
それを強く再認識したのは、10数年前、機会あって、個人のお金ににまつわる問題について総合的にアドバイスするファイナンシャル・プランナー(FP)の資格をとることになり、何十年かぶりに真剣に勉強した時があったからです。
時間が割ける、通勤時間、昼休み、帰宅後、本当によく勉強しました。
勉強すればするほど、何もわかっていなかった自分に気づくのと同時に、知らなかったことを知ることが出来たことに大変な充足感を得ることができ、試験のためというよりも自分自身のために意義の深い勉強でした。
試験にはどうにか受かりましたが、2年毎の資格の更新があり、そのために勉強をこれからも絶やすことは出来ません。
「人生は、勉強の連続」であり、「死ぬ時は前のめりに死にたい」というのが、私の人生観です。
もちろん、息抜きの時間も持ちますが、それは、次への学習のために必要な充電期間だと思っています。
FXマーケットは、本当に奥が深く、まだまだ学ばなければならないことばかりです。
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