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2020/10/31

ドル高

ニューヨークダウは、米国の新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が過去最多を更新したことから売られ、前日比157.45ドル安の26,501.66ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.039%上げて0.875%で引けました。

原油価格は、欧米で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから売られ、前日比0.38ドル安の35.79ドルで引けました。

金価格は、世界景気や米大統領選を巡る不透明感を警戒して買われ、前日比11.9ドル高の1,879.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は上昇し、一時104.74近辺をつけました。

EUR/USDは下落を続け、一時1.1640近辺をつけました。

EUR/JPYは、一時122.46近辺をつけたものの、その後反落し、一時121.69近辺をつけました。

投機ポジションの力学

まず、認識しておかなければならないことは、投機のポジションとは、売ったら利食いか損切りで買い戻さなければならない一方、買ったら利食いか損切りで売らなければならないという宿命があることです。

つまり、実需のような売り放し、買い放しはできません。

新規に投機的に買ったり、売ったりすると、多少は上げたり下げたりはします。

また、利食いの時は、丁寧に手仕舞いをするため、余程大口でなければ相場にはあまり影響を与えません。

なんと言っても、相場が急激に上げたり、下げたりするのは、損切りの買戻しなり、投げ売りが出た時です。

なぜなら、損切りの時は、少しでも損失を抑えようと手仕舞いを急ぎますので、売りなり買いなりが集中するため、一方向へ急激に相場が動きます。

こうして、損切りにより急激に相場が動くと、いったんポジションがスクエア(ポジションなし)になりますので、上げたら高止まり、下げたら底値圏に張り付いてしまいます。

たとえば、高止まりしている時、再び売りが強まると、マーケットのポジションはショートになるため、下げきれず一段上げになります。

一方、スクエアから買いが強まると、マーケットのポジションがロングになるため、下がります。

このように、マーケットのポジションがショートに偏っているか、ロングに偏っているかを知ることで、その後の相場展開が概ね見えてきますので、この力学を良く理解することが必要です。

2020/10/30

[10/30]FX経済研究所出演

10/30(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「基本に忠実にYouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

ドル/円横ばい

方向感がなくなっています。

EUR/USD売り

反発から反落です。

下がるか、ドル/円

かなりの売りが出ているもようです。

しつこい売り

ドル/円は、値ごろ感からの売りか、輸出の売りか?

本日は30日

本日は30日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

ドル高

ニューヨークダウは、主力ハイテク株が業績期待で上昇し相場をけん引し、前日比139.49ドル高の26,659.44ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、予想より良かった米GDPを受け上昇し、暫定値ながら前日比0.047%上げて0.828%で引けました。

原油価格は、欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大を受け続落し、前日比1.22ドル安の36.17ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比11.2ドル安の1,868.0ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時104.03近辺まで下落しましたが、その後発表された米第3四半期GDPが33.1%増と予想を上回ったことから買われ、一時104.73近辺をつけました。

EUR/USDは、ロンドンタイムから下落していた上に、ラガルドECB総裁が12月に債券買い取り策を拡大させる可能性を示唆したことから続落し、一時1.1650近辺をつけました。

EUR/JPYは下落し、一時121.90近辺をつけた後は安値圏で横這いでした。

エスピオナージ

あくまでもゲーム感覚としてですが、自分がエスピオナージ(スパイ)になったつもりで、相場を読むと結構面白さが増します。

密かに諜報活動をすると思って情報を収集すると、思わず「ミッション・インポッシブル」のテーマ曲が頭の中を巡ります。

昔聞いたことなので今はもっとハイテクだろうと思いますが、内閣調査室では、一般の新聞や通信社からのニュースを、丹念に収集していると聞いたことがあります。

記事の切り抜きを、つなぎ合わせていくという地道な情報収集の積み重ねから、懸案事項の全容が見えてくるということです。

相場の世界でも、要人発言、経済指標、ニューヨークダウなど他のプロダクツ(投資対象)の動向など、一見バラバラに見えるものをつなぎ合わせていくと、相場が読めると思いいます。

こう言うと、それはファンダメンタルズ分析だと思われがちですが、それだけではなくテクニカル分析でも同じことが言え、通貨ペア別、期間別にチャートを見ていくと、チャートの動きからも情報収集が可能です。

それに、マーケットのセンチメントがだからどうなっていて、そのためマーケットのポジションがどう偏っているかを推理し、総合的に相場を見ていくことで、はじめて相場の方向性が見えてくるものだと思います。

イマジネーションを膨らませるためには、ゲーム感覚という遊びの要素を加えることも大切なことだと思います。

2020/10/29

ユーロ軟調

ユーロが、やや重くなっています。

中立

ドル/円は、上げて下げて中立です。

円安気味

ドル/円、クロス円で、買い戻しの動きがあります。

小動き

様子見のマーケットです。

下値再トライか

総じて、再度下値を試すのではないかと見ています。

下落後反発

ニューヨークダウは、欧米で新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて売られ、前日比942.22ドル安の26,520.97ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.007%下げて0.771%で引けました。

原油価格は、欧米で新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて売られ、前日比2.18ドル安の37.39ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比32.7ドル安の1,879.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、104.11近辺まで下落後、104.45近辺まで反発し、104.35近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、一時1.1718近辺まで下落後、1.1760近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、一時122.19近辺まで下落後、122.70近辺まで反発しました。

1週間の相場パターン 

1週間の相場の流れには、ある一定のパターンがあります。

あくまでもおおよそですが、週の前半である月・火・水は調整局面になりやすく、また週の後半である木・金は、翌週をにらんだ方向づけをする、いわば前向きな局面になりやすいと言えます。

週前半では、特に月曜は、前週末からの流れを汲んで、いったんオーバーシュート(行き過ぎ)をしがちで、それにより、ごく短期間にポジションが一方向に偏ることになり、その後の火曜、水曜は、偏ってしまったポジションをほぐす、つまり調整に終始する傾向があります。

週後半になると、本来のテーマが再び注目されたり、新しいテーマが脚光を浴びたりすることなどにより、前向きなポジションメイク(ポジションの造成)と、週前半にできたポジションのうち、アゲンスト(不利)になったポジションの解消、つまりロスカットがなされ、ワンウェイ(一方向)の相場となりやすい傾向があります。

したがい、マーケットにエントリーするにしても、エントリーすべき時とエントリーすべきでない時があり、理想的には、週後半にポジションメイクし、翌週月曜のオーバーシュートの時に利食うというのが良いと言えます。

ただし、マーケットのない週末を越えますので、週末に事件、イベント、要人発言などによって、前週金曜ニューヨーククローズと月曜オセアニアとの間でギャップ(隔たり、窓)ができるリスク、つまり週末リスクがあることは、十分覚悟しておく必要があります。

こうした1週間の相場パターンを知っておけば、今が1週間のうちのどの局面にいるかが大体察しがつき、少なくともしなくてもよいことをしないで済ませることはできると考えています。

2020/10/28

円高進行

特にクロス円で、円高です。

ユーロ安

特にEUR/GBPが、売られています。

閑散

薄いマーケットの中、往ったり来たりです。

東京オープンに注目

アジア勢は、ドル/円、EUR/USDを売りトライするかです。

さらなる下落リスクは?

ドル/円が、安値圏にいます。

円高

ニューヨークダウは、欧米で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受けて売られ、前日比222.19ドル安の27,463.19ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.029%下げて0.774%で引けました。

原油価格は、石油施設が集中するメキシコ湾岸にハリケーン「ゼータ」が接近しているため供給減観測から買われ、前日比1.01ドル高の39.57ドルで引けました。

金価格は、米長期金利が低下したことを受けて買われ、前日比6.2ドル高の1,911.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、米長期金利低下を受けて下げ、一時104.39近辺をつけました。

EUR/USDは、一時1.1796近辺の安値、一時1.1839近辺の高値をつけ、上下動となりました。

EUR/JPYは、下落し、一時123.37近辺をつけました。

人的財産

昔、東京でドル/円のチーフディーラーだった頃、フランスのある大手銀行のディーラーが訪問してきたことがありました。

面会時間になり、3人のフランス人が現れ、そのうちふたりがパリ本店から、ひとりは為替部長、もう一人はチーフディーラーでした。

そしてもうひとりは、ニューヨーク支店のチーフディーラーでした。

結構、お偉方が来たなと思いましたが、彼らの関心事は、今後のドル/円相場の見通しでした。

私は、マーケットの大方の見方とは異なる、自分なりの見通しを話しました。

三人の訪問者は、質問を交えながら、実に真剣に聞いて帰っていきました。

それから半年ぐらい経って、前回の訪問者のひとりだった、パリ本店のチーフディーラーが再び尋ねてきて、お前の見方に乗って、ドル/円のポジションを持って、結構な儲けが出たと喜んでくれました。

それを聞いて、こちらもうれしくて、彼を私が仲良くしている東京市場の他のディーラー達にも紹介しました。

そのフランス人も、東京で知り合いがいっぺんに増えたことに大いに喜び、その後情報交換を通じて交流が深まり、私も彼らのパリのディーリングルームを尋ねたり、また東京の仲間の中には、パリの彼のマンションに泊めてもらう者まで現れました。

お互いに補完しあって情報交換をすることで、内外問わず、仲間が増えることは、人的財産を増やすことになると個人的には思っています。

こうした人的財産を持つことが、巡り巡って、自分自身のためにもつながるものと考えています。

2020/10/27

ユーロ売りポンド売り

EUR/USD、GBP/USDが売られています。

確たる方向感なし

単に勢いで売ったり買ったりしているようです。

全般にドル安傾向

とは言っても、かなり静かなマーケットです。

ショートか

ドル/円は、値ごろ感から売っていないか?

方向感定まらず

静観です。

ドル/円反落

ニューヨークダウは、米国の新型コロナ感染者数が過去最多更新を受けて売られ、前週末比649.53ドル安の27,686.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、株安を受けて売られ、暫定値ながら前週末比0.037%下げて0.804%で引けました。

原油価格は、コロナ感染拡大や米株安を受けて売られ、前週末比1.29ドル安の38.56ドルで引けました。

金価格は、株安を受けて買われた一方、EUR/USDの下落に上げは抑えられ、前週末比0.5ドル高の1,905.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時105.05近辺まで上昇したものの、104.83近辺に反落しました。

EUR/USDは、一時1.1848近辺まで反発したものの、その後、一時1.1819近辺まで反落しました。

EUR/JPYは、124.16近辺を高値に、123.79近辺まで下落しました。

確信犯

確信犯とは、一般的に「道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪」のことを言います。

相場の世界での確信犯とは、「自らの相場観という信念に基いて、持っているポジションは間違っていないと確信する(人)」ことを言います。

特に、大相場になればなるほど、確信犯は増えます。

1985年のプラザ合意による円高誘導により、ドル/円は、2年余りの間に240円から120円まで急落しました。

この急落により、ドル/円は下落するもの、ドル/円は売らなければならないものという確信を多くのディーラーが抱きました。

「上がれば絶好の売り場」、「下がれば売れるチャンスは今しかない」と、思考は売ることしか考えられなくなっていました。

しかし、そうした確信犯的ショートが増えれば、当然ショートがパンパンになり、しかも下げに確信しているため、反発しても買戻しが出遅れることになりました。

そのため、その後の2年間で160円あたりまでの反騰により、多くの確信犯がマーケットから退場を余儀なくされました。

相場観に確信を持つことは、決して悪いことではないと思います。

ただし、相場は変化するものである以上、柔軟性を持つこともまた必要で、状況に応じて自らを躊躇なく変貌させるようにすることが大切です。

2020/10/26

引き続きポンド安

ポンドは、依然として軟調です。

ポンド安

ポンドが、対ドル対円対ユーロで下落です。

今日から冬時間

ロンドンは、今日から冬時間です。

従って、オープンは16時となります。

仲値、低く決まる

月末週の5・10日の振替日で、輸出の売りが強く、仲値は低く決まりました。

ドル/円、一進一退

輸入企業の買いに対して、売ってくるところもあって一進一退です。

今日は26日

昨日日曜が25日でしたので、今日は5・10日(ゴトウビ)の振替日となり、10時前の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

相場の急騰・急落

相場の急騰・急落は、実はロスカットによる買いの集中、もしくは売りの集中によって起きるのがほとんどだと言えます。

ロスカットが集中するということは、裏返してみれば、上げかあるいは下げか、どちかにマーケットの見方が大きく偏り、それに伴なってマーケットのポジションがどちらかに傾いていることを示しています。

そして、大勢の見方に反した経済指標の発表結果が出たり、予期されていなかった出来事が生じることによって、マーケットの大勢のポジションが大きくアゲンスト(不利)になると、ロスカットが集中することになり、相場の急騰・急落となります。

もし、こうした急騰・急落時に自分自身もアゲンストのポジションを持っていたとしたら、即刻、ポジションを切って、マーケットから脱出することが大切です。

また、牛の群れの暴走のようなものですから、逆張りで入ることは、非常に危険です。

そして、マーケットがアゲンストのポジションを切り終わったとしても、単にポジションがスクェア(ポジションなし)の状態になるだけですので、相場は高値圏、または安値圏で停滞することが一般的です。

ですので、損切りをさせられた悔しさが残るでしょうが、急いで入り直すことはなく、じっくりと次の相場展開を考える時間はありますので、焦ることはないと思われます。

確かに、たまに、たとえば上げたと思ったら、急反落することもありますが、これは上がる過程で、ショートのロスカットを炙り出そうとして、買い上げる向きが多くて、マーケットが短期間にロングになるために起きます。

このあたりは、マーケットのポジション次第ですので、値動きで推し量る必要があります。

2020/10/25

Weekly Report(2020/10/25)

今週の注目点

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、静観の構えか
2.EUR/USD、自然体でいること
3.GBP/USD,勝負する時ではない
4.クロス円、レンジか

【1.ドル/円、静観の構えか】から一部

・米大統領選挙はやってみなければわからない
・選挙目前であり、ポジションを一方に傾ける時ではない
・様子見

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ポジションの発生

為替取引とは、同額の売りと買いがあって、初めて成立します。

それだけを見ると、同額の売り買いですから、ポジションは発生しないことになります。

しかし、この売り買いの背景を見てみますと、やはりポジションは発生しています。

たとえば、あるドル/円の取引で、ドル売りが輸出企業で、ドル買いが投機筋だとします。

輸出企業は、海外から輸出代金をドルで受取り円に換えようとします。

円に換えるまでは、輸出企業はドル建の代金を受け取ってから、いわばドルのロングのポジションを持っていたことになりますが、この為替取引でドルを売って、スクェア(ポジションなし)になります。

一方、ドルを買った投機筋は、この取引でドルを買ったことによって、ドルロングとなります。

したがって、この一取引でも、ドルロングが発生していることになります。

もちろん、偶然にしても、輸出企業と輸入企業との間での直接的な為替取引きもありえます。

この場合は、海外からドルを受取って、いわばドルロングとなっている輸出企業と、海外にドル建てで仕入れ代金を支払う必要性があって、いわばドルショートとなっている輸入企業との取引ですので、これら輸出入企業の間で直接取引が成立すると、その時点でポジションスクェアとなる場合もあります。

また、投機筋同士の売買もあり、取引成立により、片方の投機筋はロング、もう片方の投機筋はショートになりますが、ふたつ合わせれば、確かにスクェアなります。

しかし、もしロングの投機筋がすぐにポジションを閉じれば、ショートの投機筋だけが残り、ポジション的にはショートが残るということになります。

このように、マーケットでは無数の取引がなされ、それぞれの決済するまでの時間の長さによって、ある時点で残ったポジションがロングかショートに偏り、マーケットのポジションが出来上がっていくわけです。

2020/10/24

ドル/円横ばい

ニューヨークダウは、米追加経済対策の与野党協議を巡る不透明感から重く、前日比27.04ドル安の28,336.62ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.008%下げて0.840%で引けました。

原油価格は、欧米で新型コロナウイルス感染再拡大から売られ、前日比0.79ドル安の39.85ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比0.6ドル高の1,905.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、104.55~88近辺での横ばいでした。

EUR/USDは上昇し、一時1.1865近辺をつけました。

EUR/JPYは上昇し、一時124.23近辺をつけました。

オーバーナイト、オーバーウィークエンド、ロングウィークエンド

オーバーナイト(over-night、O/N)は、ポジションを翌日にキャリー(持ち越す)することです。

オーバーウィークエンド(over-weekend)は、ポジションを週越えでキャリーすることです。

ロングウィークエンド(long weekend)は、少し意味合いが違い、翌週月曜が祝日で三連休となることを言います。

オーバーナイトで、ポジションをキャリーすることは結構あると思います。

オーバーナイトとオーバーウィークエンドの決定的な違いは、オーバーナイトは日本時間の深夜でも他のマーケットが存在していてトレードが可能なのに対して、オーバーウィークエンドでは、土日を挟むため、マーケットが存在しない空白の時間帯が存在することです。

したがい、オーバーウィークエンドは、週末の空白の時間帯で何かが起きると、翌週初は前週末の引け値と全く異なった水準から始まる可能性があり、かなりリスクが高いと言えます。

ロングウィークエンドでも、特にニューヨークが三連休となると、前週木・金曜にポジション調整が起きやすく、翌週月曜は、他の東京、ロンドンといったマーケットが静かになることが多くなります。

しかし、東京がロングウィークエンドとなると、東京の不在を良いことに、特にドル/円が狙われることが多く、油断できません。

その意味では、東京は、甘く見られているようで、悔しいものを感じます。

2020/10/23

[10/23]FX経済研究所出演

10/23(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「倍返しのコツYouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

円安

全般に円売りです。

ユーロ安

ユーロが、対ドル対円対ポンドで軟調です。

マーケット注視

米大統領候補テレビ討論会が続いています、

AUD/JPY上昇

AUD/JPYが急上昇しています。

ショートか

ドル/円は、ジリ高を続けています。

ドル高

ニューヨークダウは、米国の追加経済対策への合意期待が再び高まって買われ、前日比154.36ドル高の28,365.18ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.050%上げて0.866%で引けました。

原油価格は、週次の米新規失業保険申請件数が予想を上回って減少したことを受けて買われ、前日比0.61ドル高の40.64ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDを下落を受けて下げ、前日比24.9ドル安の1,904.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ジリ高となり、一時104.90近辺をつけました。

EUR/USDは、ジリ安となり、一時1.1812近辺をつけました。

EUR/JPYは、一時123.65近辺まで下落後、一時124.08まで反発しました。

時間調整

相場には、時間調整がつきものです。

特に、大きく一方向に動いた後は、もろもろのポジションがマーケットに残っていて、そうしたポジションが解消するための時間が必要です。

たとえば、急落相場であれば、大方のロングは下落の過程で、ロスカットによって解消されますが、依然として持ち値がかなり悪くなりながらも、ロングで頑張っているトレーダーもいます。

一方、下落を見て、後から、つまりかなり下げてからショートで入ったトレーダーもいます。

こうした持ち値の良くないロングとショートが混在しているマーケットでは、ある程度ポジションが整理されないと新しい展開には入れません。

こうしたポジションが整理されるために必要なのが時間調整です。

トレンドがはっきりした相場では、時間調整が済めば、トレンド方向への動きが再開されることが多いですが、レンジ相場では、方向感がはっきりしませんので、グズグズとした相場が長引く可能性が高くなります。

時間調整に入ったかどうかを知るには、日足などで長いヒゲがいろいろな通貨ペアで同時に出現した場合が、確率的に高いと言えます。

ひとたび、時間調整に入ったら、時間調整のわりと荒っぽい揉み合いで体力を消耗しないように、相場から少し距離を保つことが必要だと思います。

2020/10/22

ポンド安

ポンドが、対ドル対円対ユーロで売られています。

ドル安気味

静かにドル安です。

動く気配なし

全体的に閑散です。

ドル/円膠着

ドル/円は、なかなか売りづらいレベルではあります。

ドル/円はショートか

ドル/円が、さらに続落するかどうかの境目です。

円高傾向

ニューヨークダウは、新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る不透明感から売られ、前日比97.97ドル安の28,210.82ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、大統領選後をにらんで上昇し、暫定値ながら前日比0.019%上げて0.816%で引けました。

原油価格は、発表された週間在庫統計によればガソリン需要減が確認されて売られ、前日比1.67ドル安の40.03ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇傾向を受けて買われ、前日比14.1ドル高の1,929.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、下落を続け、一時104.34近辺をつけました。

EUR/USDは、上昇を続け、一時1.1881近辺をつけ、1.1856近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、下落を続け、一時123.92近辺をつけました。

死んだ、死んだ

相場でやられると、「やられた!」とか、「死んだ、死んだ」とか、口に出ますが、本当の死とは違い、何度でも死んでは生き返ることができるのが、相場の面白いところです。

為替トレーダーの「死んだ、死んだ」という言葉には、むしろ明るさすら感じます。

それは、やられたつらさを、「死んだ、死んだ」と人に吐露することで、自分の気持ちをリセットさせているからではないかと思います。

「死んだ、死んだ」は、為替トレーダーが気分を一新するための言葉で、金利トレーダーからはあまり聞きません。

それは、為替の世界が、いかに理詰めだけでは勝てない、マーケットのセンチメントの読み合いの世界だからです。

刻々と変化するマーケットのセンチメントが読めなかったからと言って、一々クヨクヨしても仕方がなく、やられたことは忘れて、次のことを考えていく、こだわりのなさが必要です。

一方、金利の世界は理詰めの世界ですので、色々な要人発言や経済指標の発表結果を分析し、おもむろに一手を打つという感じです。

そのため、読みがあたれば、誰もが儲かるという面もありますが、積み上げてきた論理が否定されると、立ち直るのに相当な時間が掛かります。

私も、一時期、金利の世界にいたことがありますが、金利サイドから見ると、為替トレーダーは、よく言えばネアカ、悪く言えば節操がない人たちに見えましたが、為替担当に移ってから、みんなと一緒に「死んだ、死んだ」を連発していました。

2020/10/21

ドル/円下落早まる

ドル/円の下げが、ストップロスがあったのか早まりました。

ドル安傾向

ドルが、全般に売られています。

円安気味

ドル/円、クロス円全般に、買い戻し傾向です。

EUR/USD上昇

EUR/USDの上昇が本格化しています。

ドル安

ニューヨークダウは、追加経済対策の成立期待から買われ、前日比113.07ドル高の28,308.49ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.030%上げて0.792%で引けました。

原油価格は、追加経済対策の成立期待から買われ、前日比0.63ドル高の41.46ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比3.7ドル高の1,915.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時105.75近辺まで上昇したものの、その後反落し105.42近辺をつけました。

EUR/USDは、ジリ高を続け、一時1.1841近辺をつけました。

EUR/JPYは、ジリ高を続け、一時125.00近辺をつけました。

朝令暮改

「朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと」という意味で、どちらかと言えば、ネガティブな(後向きな)印象が残る言葉です。

しかし、トレーディングにおいては、「朝礼暮改」はありだと思います。

もっと、極論すれば、1分前に決めたことでも、それが間違っていたと気づいたら、どんどん方針転換して良いと思います。

つまり、刻々と変化する相場に対しては、固執するということが、いかに危険かということです。

したがって、トレーディングの世界では、「朝令暮改」が必要だと思っています。

ただし、場当たり的に方針をコロコロと変えるということをお勧めしているわけではありません。

事前に自分なりの相場のストーリーを考えていて、そのストーリーと実際の相場展開を照らし合わせ誤差が広がっていき、自分の見方に誤りがあると認めざるを得ない時には、後は速やかに撤退をすることが大事です。

相場は、勝負する時と、あえて勝負すべきではない時があります。

勝負をする時に備え、勝負すべきではない時には、ポジションがあれば未練を残さずいったん止めることで、勝負時に備える体力を温存することが大切です。

2020/10/20

ポンド売り

ポンドが、全般に売られています。

概ね横ばい

下落したAUD以外は、閑散です。

ドル/円に注意

レンジで動く素振りを見せていない時に動くことがあり、油断は禁物です。

AUD/JPY、AUD/USD、反落

買い気から一転反落となりました。

ドル/円膠着

ニューヨークダウは、米追加経済対策への期待が後退して売られ、前週末比410.89ドル安の28,195.42ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.018%上げて0.762%で引けました。

原油価格は、欧州景気懸念や米株安から売られ、前週末比0.05ドル安の40.83ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前週末比5.3ドル高の1,911.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、105.30~50近辺で推移しました。

EUR/USDは、ラガルドECB総裁が講演で「緩和的な金融政策を継続する決意だ」と表明したことから買われ、一時1.1793近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、EUR/USDの上昇に連れて上げ、一時124.34近辺まで上昇しました。

センスが良い

「あのトレーダー、センスが良い」という言葉を、よくトレーダーの間で使います。

この場合のセンスとは、もちろんトレーディングのセンスのことです。

トレーディング・センスが良いというのは、着目するテーマやそのテーマに絡んだ通貨ペアが的を得ていて、相場へのエントリーがうまく、そして利食いあるいは損切りのタイミングも良いということです。

このセンスを、生まれつき持っている人もいますが、経験を積むことでセンスを身につけ、さらに磨きをかけることもできます。

経験を積んでセンスを高めるには、まずは場数を踏むことが大事だと思います。

また、場数を踏みながら、いろいろななことに関心を持ち、そして鵜呑みにはせず、疑問を持つことです。

そうしたメンタル・トレーニングを繰り返すことで、マーケットの実勢と自分のイメージとの間のギャップ(隔たり)があれば、「うん?」と自然に感じるようになって、センスは磨かれていきます。

要は、いろいろなことが頭に刷り込まれ、無意識に反応するようになれば、トレーディング・センスを身につけたと考えて良いように思います。

繰り返してすることが、集中力を高め、無意識で覚えることほど強いものです。

2020/10/19

円安

ドル/円、クロス円を買い気です。

横ばい

方向感がありません。

ジリ高続く

GBP/JPY、AUD/JPYは、ジリ高が続いています。

AUD/JPY反発

防戦買いの可能性があります。

頭が重い

AUD/JPYが重くなっています。

重い堅いは、自分の感覚を信じる

重要なサポートやレジスタンスを前にすると、サポートであれば手前で買い、レジスタンスであれば手前で売りがたまりやすいと言えます。

しかも、サポートなりレジスタンスが強いとマーケットで意識されればされるほど、なおさらその傾向は強まります。

裏返せば、それは、サポート手前でロングが増えて下落リスクが高まる、レジスタンスの手前でショートが増えて上昇リスクが高まることを意味しています。

私の実体験で鮮烈に覚えているのは、ドル/円のある大台の丁度(00)以上に、売りオーダーが死ぬほどあって、絶対抜けないとマーケットで言われていた時のことでした。

しかし、相場のほうは、その丁度の手前の90-00近辺で、買い気が強い状態が続き、どう見てもすぐに落ちるようには見えませんでした。

そこに、お客さんから2億ドルのプライスがほしいとの電話を受けました。

マーケットプライスは、90-95でしたが、丁度以上のオーダーの多さはもちろん知っていましたが、値動きを素直に見ると、売られても玉をこなすのは大丈夫そうですが、買われたら逃げられないと直感し、95-00でプライスを提示しました。

それに対して、お客さんは、「マイン!(買った!)」と言ってきました。

それから、インターバンクでこの取引のカバーのために必死で買いまくりました。

買い終わってもしばらくは、相場は動きませんでしたが、しかし、丁度が抜けた途端に暴発し、2円以上の急騰となりました。

このように、マーケットの噂よりも、自分の目で感覚で、重い堅いを判断することが、いかに重要かをお分かり頂ければと思います。

2020/10/18

Weekly Report(2020/10/18)

今週の注目点

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、英気を養う時
2.EUR/USD,様子見か
3.GBP/USD,ブレグジット交渉次第
4.クロス円、まちまちな動き

【1.ドル/円、英気を養う時】から一部

・米大統領選までは、レンジ相場が続くと見る
・レンジ相場で、体力を消耗しないようにする
・本番は、大統領選から

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離すまい、この儲け

相場の前では、皆平等です。

初心者であっても、経験者よりも儲けるチャンスがあります。

また、年齢、性別、国籍を問わず、儲けるチャンスは誰にでもあるフェアな世界だとも言えます。

ただし、一番難しいのは、儲けをキープすることです。

儲かった儲かったと喜ぶのは良いとしても、さらに儲けたいという欲望が抑えきれず、利益を確定できないままに、さらに相場にのめりこみ、それまでの儲けを木っ端微塵にふっ飛ばすことは、簡単なことです。

折角儲けたのですから、その利益を指の間からサラサラと洩らさないようにすることが出来るかどうかで、トレーダーとしての熟練度が違ってきます。

もっと儲けたいという欲望を抑えて利益を確定し、休むことが第一だと、個人的には思っています。

休んでいる間に、煮えたぎっていた儲けたいという欲望が冷まされ、また、利益も温存されています。

相場の端から端まで全部取ってやろうという気持ちが高まることがある思います。

初心者であれば、いろいろ経験する上で、そんな時があっても良いと思います。

しかし、熟練するほどに、自分が得意とする局面も分ってくるはずですので、相場を張るべき時、休む時のメリハリをつけていくべきかと思います。

2020/10/17

米小売売上高を好感

ニューヨークダウは、予想を上回った米小売売上高が好感されて買われ、前日比112.84ドル高の28,607.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.008%上げて0.742%で引けました。

原油価格は、欧州でのコロナ感染再拡大で需要低迷を警戒して売られ、前日比0.08ドル安の40.88ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比2.5ドル安の1,906.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、予想より良かった米小売売上高を受けて買われ、一時105.44近辺をつけました。

EUR/USDは、下落し、一時1.1689近辺をつけました。

EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて、一時123.71近辺をつけました。

儲けるのは誰?

相場で儲ける人は、お金持ちか、でなければ相当貧乏な人かどちらかだと、インターバンクディーラーの頃、チーム内で話し合ったことがありました。

確かに、お金持ちは、相場での多少の勝ち負けにも鷹揚で、また、自由に動かせるお金が十分にありますので、ここはという時に、大きくポジションを持つ余裕があり、その結果、さらに儲かるということになります。

一方、相当貧乏な人の中でも、特にハングリーな人は上昇志向が強く、失うものはないと相場に対して果敢に攻めることで、利益を手中に収めることが結構あります。

つまり、お金持ちと貧乏な人という対極的な立場の人達に儲けるチャンスがあるという説です。

ポジションを持つ上で必要なことは、ひとつには心の余裕であり、また一方でハングリーさだと思います。

この二律背反する心の余裕とハングリーさを、うまく配合することで、誰にでも儲けるチャンスはあると、個人的には見ています。

言い換えれば、多少のことには動じず、しかしここ一番に貪欲に相場に立ち向かう姿勢が大事なのではないかと思っています。

いずれにしましても、リスクを取らないことには、チャンスもないということだと思います。

2020/10/16

[10/16]FX経済研究所出演

10/16(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「蟻地獄、レンジ相場YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

売り過ぎたか?

ドル/円が、反発です。

ややドル買い

全般にややドル高です。

戻りが弱い

ドル/円は、戻りが弱く、ジリ安です。

ショートか

ドル/円は、売りが先行しているように思われます。

ブレイクするかどうか

ドル/円の105.50が上に抜けるかは、今のマーケットポジション次第か。

リスク回避のドル買い

ニューヨークダウは、新型コロナウイルスの感染第2波が欧州で深刻化していることから売られたものの、米追加経済対策への期待で下げ渋り、前日比19.08ドル安の28,494.92ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.012%上げて0.734%で引けました。

原油価格は、欧米で新型コロナウイルスの感染が再拡大で売られ、前日比0.08ドル安の40.96ドルで引けました。

金価格は、欧米のコロナ感染拡大で買われたものの、EUR/USDが下落しているため上値も重く、前日比1.6ドル高の1,908.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、リスク回避のドル買いを受けて上げ、一時105.49近辺をつけました。

EUR/USDは売られ、一時1.1689近辺をつけました。

EUR/JPYは、一時123.02近辺まで下落後、123.45近辺まで反発しました。

相場のありのままを受け入れる

相場は、生き物だと思っています。

そのため、ある時点で相場を見通しても、その後、新しいファクターが加わったり、今までの相場を構成していたファクターが欠落したりすることにより、相場は変化していくものです。

したがって、相場の見通しはこれだと決め打ちはできず、変化があれば調整をする必要性は常にあります。

調整をせずに当初の見方に固執することで、実際の相場と見方が乖離していくことの方が、むしろ危険だと思われ、見通しに調整はつきものだと考えています。

このことは、システムトレードでも言えると、システムトレードをしている知人も言っていまして、ある一定期間が過ぎるとやはり、調整をしなくてはシステムと言えども、うまくワークしないということでした。

また、私が知る有名ディーラーの方などは、「これは上げだ」と宣言しても、口の根が乾かぬうちに、売りに転換したりすることは日常茶飯事で、おちおち最初の宣言を真に受けていると取り残されてしまうほどでした。

トレーダーとして必要なことは、今目の前で起きていることを、もともとの自分の考えにこだわらず、素直に見られることだと思います。

つまり、執着せず、常にその時点における相場のありのままを受け入れられるということが大切だと思います。

2020/10/15

EUR/JPY反落

買われていたEUR/JPYが、往って来いになっています。

ポンド安傾向

ポンドが売られています。

残務整理のマーケット

昨日できたポジションの調整をやった相場です

5・10日の影響か

ドル/円が、徐々に買いになってきています。

本日は15日

本日は15日で、5・10日にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買い強まる可能性があります。

ドル安

ニューヨークダウは、米経済対策の早期成立困難との見方が広がって売られ、前日比165.83ドル安の28,513.98ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りはやや下げ、暫定値ながら前日比0.005%下げて0.722%で引けました。

原油価格は、協調減産の継続で需給が引き締まるとの見方から買われ、前日比0.84ドル高の41.04ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日比12.7ドル高の1,907.3ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は売られ、一時105.04をつけました。

EUR/USDは、一時1.1720まで売られましたが、その後一時1.1770まで反発しました。

EUR/JPYは、下落を続け、一時123.47近辺をつけました。

他人(ひと)の良い点は取り入れる

私が、外銀にいた頃、金利関係の部署にアメリカ人のロバート(仮称)というディーラーがいました。

かなり儲けているディーラーでしたが、奇声を上げたり、突然大声で話し始めたりするため、皆、彼を遠巻きにしていました。

英米のディーラーの中では、こうしたエキセントリック(変人)なタイプは決して珍しくはありません。

私が、ニューヨークにいた頃にも、ある米銀でケーブル(GBP/USD)で勇名を馳せた女性米人ディーラーがいましたが、ディール中はずーっと絶叫しっぱなしで、ニューヨークマーケットでは有名でした。

しかし、その代わり、彼らの集中力と粘っこさは凄いものがあり、まさにチーターのように狙いを定めた獲物は決して見逃しませんでした。

何も奇声を上げたり、絶叫したりすることを真似る必要はないですが、彼らの集中力と粘っこさは学ぶべき点が多いと思います。

これに、日本人の美徳とされる潔さ(いさぎよさ)がうまく配合されると、自分の相場観と実際の相場が違っていれば、潔くいったんは撤退し、しかし、ここ一番では、集中力と粘っこさを持って、相場を追い続けるというメリハリの利いたトレードができるのではないかと考えています。

つまり、他人(ひと)の良い点は、どんどん取り入れていくべきではないかと思っています。

2020/10/14

クロス円下落

ポンド安が先行しています。

ドル/円に買い

ドル/円が、反発気味です。

円高傾向

ドル/円、クロス円が売られています。

ショートか

EUR/USD、GBP/USDは、下げてから、弱気になっているように思われます。

動かぬドル/円

大統領選が迫り、ドル/円は動きづらいか

リスク回避のドル買い

ニューヨークダウは、コロナワクチンや治療薬の臨床試験(治験)の中断が相次いだことから売られ、前日比157.19ドル安の28,680.33ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、株安を受けて低下し、暫定値ながら前週末比0.048%下げて0.727%で引けました。

原油価格は、中国の原油輸入が増えたことを好感して買われ、前日比0.77ドル高の40.20ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受けて下げ、前日比34.3ドル安の1,894.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、リスク回避から買われ、一時105.63近辺をつけました。

EUR/USDは、リスク回避のドル買いを受けて売られ、一時1.1731近辺をつけました。

EUR/JPYは、EUR/USDの下落に連れて下げ、一時123.81近辺をつけました。

過去の栄光を忘れろ

トレーダーとして成長していくために、乗り越えていかなくてはならないことがあります。

それは、過去の栄光です。

私自身の経験をお話します。

東京で、ドル/円のチーフディーラーをしていた頃、相当儲けました。

やればやるほど儲かり、かなり鼻息も荒くなっていました。

そして、ニューヨークに転勤となり、東京と同じ勢いで、トレードしてみたところ、これが全然儲かりませんでした。

しかし、東京で儲けたという自負があるため、なかなかやり方が変えられず、苦しい状況が続きました。

そんなある日、東京の大ボスから電話がありました。

そして、大ボスはひとこと、「過去の栄光を忘れろ」と言い残していきました。

自分自身、「過去の栄光」にすがっているつもりはありませんでしたが、大ボスは見抜いていました。

つまり、「過去の栄光」にあぐらをかいていて、やり方を改良したり、新しいことを学んで試していなかったことが原因でした。

そして、それから、心してやり方の改良や新しいことを取り入れてみたことで、どうにか立ち直ることができました。

過去の栄光や現状に満足してしまうと、私のようなことになります。

常に次の成長のためになにをすべきかを考え、そして実行することが大切です。

そのためには、常にハングリーでなくてはならないと思います。

2020/10/13

ポンド安

ポンドが、対ドル対円対ユーロで売られています。

閑散

方向が明白ではありません。

ショートか

EUR/USDは、買いに見えます。

EUR/USD上昇の可能性

押し目買い方針で良いように思います。

ドルの売り場探しか

ドル売りのタイミング待ちか

ドル安

ニューヨークダウは、ハイテクや金融株が買われ、前週末比251.14ドル高の28,838.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、コロンバスデーで休場でした。

原油価格は、リビアやノルウェーなどの供給が増えたことから売られ、前週末比1.17ドル安の39.43ドルで引けました。

金価格は、新型コロナの感染拡大や米大統領選挙などを巡る先行き不透明感から買われ、前週末比2.7ドル高の1,928.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、下落を続け、一時105.24近辺をつけました。

EUR/USDは、一時1.1787近辺まで下げましたが、結局1.1810近辺で落ち着きました。

EUR/JPYは、下落を続け、一時134.34近辺をつけました。

違いを認め合う

リモートであっても、トレーダー同士が集まって、相場談義をするのは、私は好きです。

仲間から、自分には思いつかなかったような考えを聞いたりすると、大変参考になりますし、また刺激にもなります。

ただし、ともすると、自分の考え方の押し付けになることもあります。

そこで、大事なことは、お互いに「違いを認め合う」ということです。

人により、メインのトレーディング通貨も違えば、トレーディングのスタイルやタイムスパンも違いますから、その違いを認め合わないと、話がすれ違いになってしまいます。

お互いの違いを認め合うためには、まず、聞く耳を持つことが大切です。

聞く耳を持たずに、自分の主張ばかりを通そうとすると、話は一方向になり、自分は自分の考えを相手に与えているのに、相手から得るものがないという錯覚を起すことになります。

しかし、実際には、相手から得られるものを、聞く耳を持たないがために、自分から遮断してしまっていることになります。

特に、気をつけなければならないのは、儲かっている時で、儲けているわけですから、どうしても自分の言うことは正しいと思う気持ちが強くなり、聞く耳を持たなくなります。

しかし、今が儲かっていても、ロングスパンで考えれば、自分は知らなかった新しい考え方を常に取り入れる姿勢でいなければ、結局は考え方が凝り固まってしまいます。

長期に儲け続けることは、大変難しいことです。

したがって、これから儲けていくためにも、また儲け続けるためにも、聞く耳を持って、お互いに認め合う姿勢でいることが大切だと思います。

2020/10/12

ややドル買い

ドル/円が買われ、EUR/USDが売られています。

重いドル/円

ドル/円は、安値圏を維持しています。

円高基調

ドル/円、クロス円が重いです。

ニューヨークは休場だが

本日は、ニューヨークはコロンバスデーで休場ですが、ロンドンは通常通りですので、警戒が必要です。

今日は12日

10月10日が土曜であったため、今日が5・10日(ゴトウビ)の振替日となり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

週末は、毎週やってくる

毎週やってくる週末には、週末リスクがあります。

つまり、前週金曜のニューヨーククローズから翌週月曜のオセアニアオープンまでは、グローバルにマーケットはありません。

その週末の間に、なんらかの事件やイベントがあって、それによって、週末前と週末明けの間に、相場にギャップ(窓)が生じることがあります。

それが、自分のポジションにフェ―バー(有利)なギャップであれば、それはラッキーなことですが、多くの場合は、アゲンスト(不利)に働きがちです。

その上、大きなギャップともなれば、自分が置いたストップロスのレベルより大きく懸け離れたオセアニアタイムのオープンレベル付近でしか、ストップロスは執行されず、想定外の損失を被ることになりかねません。

週末は毎週やってくるため、ある意味では、漫然としてしまいがちですが、こうした大きなリスクが存在していることを自覚し、たとえポジションを持って越週するにしても、自分の体力で十分許容できる範囲内にポジションを収めておくことが大切です。

週末リスクによって、損失が発生しても誰にも文句は言えません。

あくまでも、自己責任であることを、くれぐれも忘れてはならないと思います。

2020/10/11

Weekly Report(2020/10/11)

今週の注目点 -

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円は、目先は下攻めか
2.EUR/USD、上げはこれから?
3.GBP/JPY、リスク高く様子見か
4.クロス円、上値を試すか

【2.EUR/USD、上げはこれから?】

・長い高止まりの後の反落を経ての反発だけに力強い
・高値 1.2014 を米大統領選前にも試すか
・大きく上昇する途上か

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リスク感覚の応用

昔、邦銀にいた頃、3年海外勤務すると2週間帰国できる一時帰国という社内制度がありました。

ロンドンから一時帰国して感じたのは、海外では、「自分を守れるのは自分だけ」という気持ちがあって、常に緊張感がありましたが、成田空港についた途端に、自然と安堵感を覚えました。

そして、都内に入ると、さらになんともやさしい空気に包まれているという同質感を感じました。

国内にいると、その同質感は、言葉ではわかっても、体では感じませんでしたが、海外にいて常に緊張感を感じながら日々過ごしてみると、よくわかりました。

しかし、四方を海という自然の要害に囲まれた島国日本にいると、あたり前に思っている安心感は、ともするとリスク感覚を鈍らせることになります。

リスクは、なにもトレーディングにだけあるものではなく、日常的にいろいろな形で常に存在しています。

そうしたリスクに対して、多少なりとも身構えているか、ノーガードでいるかによって、リスク発生時の対応は全く異なってきます。

そういった意味からも、トレーディングを通して、リスク感覚に磨いておくことは、生活一般にも応用が十分利くことだと思っています。

2020/10/10

ドル安

ニューヨークダウは、追加経済対策への期待から買われ、前日比161.46ドル高の28,586.97ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.005%上げて0.772%で引けました。

原油価格は、コロナ再拡大で需要懸念から売られ、前日比0.59ドル安の40.60ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比31.1ドル高の1,926.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は売られ、一時105.58近辺をつけました。

EUR/USDは買われ、一時1.1828近辺をつけました。

EUR/JPYは、一時125.09をつけて、124.90近辺に落ち着きました。

前場、後場

もう随分昔のことになりますが、東京市場には、時間制限がありました。

前場は午前9時から正午、後場は午後1時30分から午後3時30分となっていました。

基本的に、この前場と後場の時間帯にしか為替取引ができませんでした。

しかし、アジアタイムには、香港やシンガポールの市場もあって、彼らは時間制限などなかったため、東京勢が香港、シンガポールと時間外でも、直接取引(ダイレクト ディール)を盛んに行うようになると、東京の前場と後場は有名無実化し、それを追認する形で、時間制限がなくなっていきました。

しかし、未だに、その名残はあって、ひとつには、オフィシャルな東京オープンは午前9時ですし、Xマスなどで海外市場が休場の場合、東京クロージングは、午後3時30分となっている場合もあります。

ただし、海外市場が休場している時の東京クロージングを、午後5時としているところもあります。

つまり、クロージングがふたつあって、午後3時30分と午後5時の手前では、ポジション調整が出やすいと言えます。

ロンドン市場の場合も、オフィシャルには現地時間午前7時がオープンとされていますが、実際には、自然と始まって、自然と終わります。

ニューヨークの場合は、オフィシャルなオープニングは現地時間午前8時、そして世界が注目しているクロージングは午後5時です。

特に、クロージングは午後5時で終わるのが一般的ですが、相場が荒れていると、オフィシャルなクロージングタイムが過ぎても、午後6時ぐらいまで取引が続くことがあります。

いずれにしましても、外国為替市場は、自然と始まり、自然と終わるというのが、基本形です。

2020/10/09

[10/09]FX経済研究所出演

10/09(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「ジリ高相場のメカニズムYouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

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ポンド買い

ポンドが、強くなっています。

ドル/円 反発気味

ドル/円は、やや戻しています。

ロングの投げ

ドル/円は、106.00近辺で高止まりしたことで、マーケットのポジションが、ロングに偏ったもようです。

ショートか

ドル/円は下がりづらくなっています。

動きとれず

ドル/円は、膠着しています。

小動きに終始

ニューヨークダウは、追加経済対策への期待から引き続き買われ、前日比122.25ドル高の28,425.71ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.018%下げて0.767%で引けました。

原油価格は、ハリケーンによる供給減を警戒して買われ、前日比1.24ドル高の41.19ドルで引けました。

金価格は、ポジション調整の買いが優勢となり、前日比4.3ドル高の1,895.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、手掛かり材料難から106.00近辺の小動きで推移しました。

EUR/USDは、一時1.1733近辺まで売られたものの、その後1.1760近辺まで戻しました。

EUR/JPYは、一時124.37近辺まで売られたものの、その後124.65近辺まで 戻しました。

自分に都合の良いように相場を見る 

私自身の経験でも、相場を自分に都合の良いように見てしまう時がありました。

それは、多くの場合、相場が自分にとってアゲンスト(不利)になっている時です。

たとえば、ロングポジションを持っていて、売りが強い時、これは一時的なものでまた買いが強くなるだろうと期待したり、もっと意地を張ると、相場が間違っていると、あくまでも自分の相場観に固執してしまうことがあります。

しかし、これは、自分のポジションに都合が良いように相場を見る、いわゆるポジショントークになっており、非常に危険です。

もっと素直に相場を見て、重い堅いを知ることが大切です。

人間、継続して相場をあてることは、基本的にはかなり難しいことです。

儲けているトレーダーは、自分が間違っていれば、さっさとポジションを閉じて負けを最小限にとどめ、相場に乗れたら、ある意味で貪欲に、そしてある意味で引け際をわきまえることで、損小利大、つまり勝率を上げています。

自分自身の相場観を否定することは、勇気のいることだと思われているかもしれませんが、もっと気軽に、「あ!間違えた」とあっけらかんとポジションを閉じることは、決してしてはならないことではないと思います。

むしろ、それよりも、相場観に固執することのほうが、取り返しのつかなくなることが多いと、個人的には思っています。

2020/10/08

ポンド上昇

ポンドが買われています。

閑散

横ばいです。

依然ショート

ドル/円は、依然としてショートのため、高値圏を維持しているもようです。

一段高の可能性も残す

ドル/円は、現在の高止まりの間に、値ごろ感からの売りが増えれば、一段高になる可能性が残ります。

午前に注目イベント

日本時間午前10時から、米副大統領候補討論会が予定されています。

買戻し

ニューヨークダウは、トランプ米大統領は空運会社や中小企業の支援など経済対策の一部を個別に実施するよう議会に求めたことから、部分的にでも米景気を支える政策が実現するとの期待から買われ、前日比530.70ドル高の28,303.46ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.047%上げて0.787%で引けました。

原油価格は、発表された週間在庫統計によると米国の在庫が増加したことや、米景気懸念懸念から売られ、前日比0.72ドル安の39.95ドルで引けました。

金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比18.0ドル安の1,890.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、買戻しに一時106.11近辺まで上昇し、その後も高止まりしました。

EUR/USDは、1.1750~1.1780近辺で揉み合いでした。

EUR/JPYは、ドル/円に連れて上昇後は、124.60~85近辺での揉み合いでした。

援軍はまだか

相場で、追い詰められることがあります。

ポジションはアゲンスト(不利)となり、かなり苦しい状況になると、何かここで一発逆転になるようなこと、つまり自分にとってフェ―バー(有利)なニュースや要人発言や経済指標の発表などが出てくれないかと、神頼みに近い気持ちになるものです。

しかし、相場は冷徹です。

援軍到着に期待を寄せた時点で、すでに相場に負けていると思ったほうが良いと思います。

むしろ、そこまで追い詰められたら、スッパリと一回ポジションを閉じて、頭を冷やすことが、大事だと思います。

しかし、このスッパリとやめるということは、なかなか出来ないものです。

なぜなら、ここでやめたら、そこから反転するのではないかという恐怖心に近い感覚や折角ここまで頑張ったのだからという未練が働き、なかなかやめられないものです。

しかし、多くの場合、そこでスッパリとやめなかったことが、傷口を広げることになります。

相場はこれ一回限りではありません。

ご自分が、追い詰められ援軍到着を期待しているなと感じた時は、スッパリとやめることだと思います。

さらに、申し上げれば、援軍を期待するところまで追い詰められる前に、「どうも考えていた相場と違うな」と思えば、かろやかにやめることが、結局、体力を温存することになると思います。

2020/10/07

ポンド高

ポンドが、対ドル対円対ユーロで上昇です。

円安

円安が静かに進行しています。

売り買い交錯

東京オープン後、ドル/円は、揉み合っています。

底堅いか

ドル/円は、下げきれません。

リスク回避

米追加経済対策協議中止で、ドル高円高です。

上も重い

ニューヨークダウは、追加経済対策の成立期待の後退で売られ、前日比377.99ドル安の27,770.65ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.018%下げて0.744%で引けました。

原油価格は、原油供給の減少観測で買われ、前日比1.45ドル高の40.67ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受けて下げ、前日比11.3ドル安の1,908.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、105.70近辺から、一時105.47近辺に緩みました。

EUR/USDは、一時1.1808近辺まで上値を試したものの失敗し、一時1.1735近辺まで下げました。

EUR/JPYは、一時124.73近辺まで上値を試したものの失敗し、一時123.85近辺まで下げました。

自分だけが気づいてる  

自分だけが気づいてるとか考えついたと思うことは、よくあることだと思います。

しかし、実際には、自分が気づいているとか考えついたと思うことは、他の人間も気づき考えついていることが多いと言えます。

相場における卑近な例は、マーケットのポジションの偏りです。

自分だけが気づいたとか考えついたと思って持ったポジションですが、気がつけば結構多くのマーケット参加者が同じように考え、同じようなポジションを持つものだと考えるべきかと思います。

そうしたマーケットのポジションが大きく一方向に偏った時は、一も二もなく、早くポジションを手仕舞い、マーケットからゲット・アウト(出る)ことです。

なぜなら、逃げ遅れると、相場の巻戻しに巻き込まれるリスクが高まるからです。

マーケットのポジションが大きく偏っているかを知るには、たとえば、売り方向を狙ってショートポジションを持っている時に、売り方向にフェーバー(有利)なニュースや経済指標が出ても、相場が下げきれなくなっていたら、要注意です。

つまり、それはマーケットのポジションがパンパンにショートになっていることを意味しますので、ここはやめ時と割り切ることが大切です。

実際に、昔、私のいたインターバンクディーラーとポジションテーカー(自己勘定取引専門)のチームで、毎夕、10人のディーラーが、各自のポジションを報告し表にしていましたが、10人中7人ぐらいが、同じ通貨ペアで同じ方向にポジションを張っていることがわかると、それをマーケットの縮図として捉え、これはまずいと、皆手仕舞っていたものでした。

つまり、10人ぐらいでも、十分マーケット全体のポジション状況がわかるものです。

2020/10/06

ポンド安

ポンドが、対ドル対円対ユーロで下げています。

スロースタート

様子を窺っています。

上値も重い

ドル/円、クロス円、EUR/USD、GBP/USD等、高値圏にいますが、頭打ちです。

トランプ大統領帰還

トランプ大統領は、ホワイトハウスに到着です。

ドル売り円売りしたものの

EUR/USDやドル/円は、上値が重い印象です。

トランプ氏早期退院観測

ニューヨークダウは、トランプ米大統領の早期退院が明らかになったことで買われ、前週末比465.37ドル高の28,148.18ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、トランプ大統領の早期退院報道からリスクが回避されたとして売られ(利回り上昇)、暫定値ながら前週末比0.079%上げて0.773%で引けました。

原油価格は、トランプ大統領の早期退院の観測で大幅反発となり、前週末比2.17ドル高の39.22ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが買われたことに連れて上昇し、前週末比12.5ドル高の1,920.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、トランプ大統領の早期退院報道から買われ、一時105.79近辺をつけました。

EUR/USDは、リスクが回避されたとするドル売りから上昇し、一時1.1798近辺をつけました。

EUR/JPYは、リスクが回避されたとする円売りから、一時124.71近辺をつけました。

自分の理解度チェック

昔、先輩か誰かに言われたことですが、「(自分が)何かを本当に理解しているということは、そのことを他人にできるだけわかりやすく説明して理解してもらえるかによる」ということでした。

いつも感心しているのですが、個人投資家の皆さんは、大変良く勉強されています。

問題は、勉強したことが、本当に自分のものになっているかです。

それを確認するのに良い方法は、知り合いとか誰かに、勉強したことをできるだけやさしく簡潔に説明できるか試してみることです。

ポイントは、「できるだけやさしく簡潔に」という点で、これは、自分自身が理解していないとできないことです。

つまり、自分の頭の中で、勉強したことが咀嚼されているかが確認でき、自分自身のためになります。

しかも、その説明を、相手に理解してもらえれば、自分のためだけでなく、相手のためにもなるわけです。

こうして何かを説明し相手に理解してもらうということをお互いに繰り返すことが、切磋琢磨するということの具体的な行動のひとつだと思います。

この他、ひとつのテーマを議論するということも、大事です。

自分が考えてもみなかった切り口を、相手から聞くと大変勉強になりますし、逆に、皆同じ考えであることを知ることで、マーケットのセンチメントの偏りを知ることができます。

尚、注意しておくべきことは、「違いをわかり合う」ということで、いろいろな考え方を否定するのではなく、尊重しあうことが大切です。

2020/10/05

一進一退

EUR/USDは、揉み合いです。

ドル高傾向

ドル/円が買い気、EUR/USDが売り気です。

上も重いか

ドル/円の105.60以上は重いと見ています、

5日にも退院?

トランプ氏の医師団は、早ければ5日にも退院と説明しており、それを受けドル/円が買い気になっています。

本日は5日

本日は5日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

長期のチャートを見る

週足、月足といった長期のチャートを見て、大局を掴むという話を、以前書いたことがありました。

しかし、誤解も生んでいるようですので、改めてお話させて頂きます。

長期のチャートを見るからと言って、長期のポジションを持つことをお勧めしているわけではありません。

短期のトレードであっても、大局的に、相場の進もうとしている方向がわかれば、短期的に売りから入るか買いから入るのかが、自ずと見えてきます。

たとえば、長期のチャートから、下落トレンドの中にいるとわかれば、短期でも局面に応じて戻り売りあるいは追撃売りといった具合に、売り先行で入ることが、利益につながります。

もちろん、下落トレンドと現状水準が乖離すれば、逆張り的な買い先行もありですが、下落トレンドの中にいる以上は、いつまた、下落トレンドを再開するかわかりませんので、逆張りもほどほどにする必要があります。

一方、長期のチャートから、目先レンジ相場であることがわかれば、一定の上限、下限を決めて、逆張り的に入ることが必要となります。

このように、長期のチャートは、相場の方向性を知る上で、一見の価値がありますが、またチャートを読む力も身につけておくことが必要になります。

2020/10/04

Weekly Repot(2020/10/04)

今週の注目点

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、結局レンジか
2.EUR/USD,依然下落リスク
3.GBP/USD,揉み合い続くか
4.クロス円、下方向を再トライか

【1.ドル/円、結局レンジか】から一部

・トランプ大統領のコロナ感染でリスク回避の円買いはわかる
・しかし、フロー(資金の流れ)を作る大口投資家は、大統領選前で動かない
・ マーケットがショートになれば、元の水準に反発か

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土曜にオープンしていたマーケット

30~35年ぐらい前になりますが、土曜にも、インターバンク取引が出来た時期がありました。

タネあかしをしますと、以前は、米銀や邦銀が中東のバーレーンに支店を置き、土曜でも、バーレーンマーケットがオープンしていたためです。

そのため、金曜のニューヨーククローズ後、各種通貨ペアの引け値を見て、強いフィーリングが湧いた時に、なじみが深かった某邦銀バーレーン支店を国際電話で呼んで、売り買いをしたことがありました。

その支店のディーラーにマーケット状況を聞き、それではとツーウェープライスを聞きましたが、スプレッドが50ポイントになるのが普通でした。

しかし、平気でそのプライスを叩いていました。

なぜ、そんなワイドスプレッドになるのかと申しますと、その銀行は、他のマーケットがすべてクローズしている中、在バーレーンの限られた数の銀行との間で打たれた玉を処分しなくてはならず、大変リスクが高かったためです。

また、プライスで聞くのではなく、いくらいくらまででいくらの金額を、売るなり買うなりしてくれというアットベスト(At Best)オーダーを出すこともありましたが、薄いマーケットを壊さないように、ゆっくりと処理するため、大変時間が掛かりました。

1985年9月22日、G5が円高ドル安誘導を週末に決めたプラザ合意の際、合意されるおおまかな内容については、前週金曜遅くにマーケットにリーク(漏れる)されましたが、このバーレーンマーケットがあったからこそ、難を逃れたり、収益チャンスを逃さずに済んだ銀行が結構あったと聞いています。

翌月曜日、ドル/円は、1日で235円近辺から約20円もの急落となりました。

2020/10/03

トランプショック

ニューヨークダウは、トランプ大統領のコロナ感染を嫌気して売られましたが、その後与野党が協議を進めている追加経済対策への期待が広がって急速に下げ渋り、前日比134.09ドル安の27,682.81ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、やや上伸し、暫定値ながら前日比0.015%上げて0.692%で引けました。

原油価格は、トランプ大統領のコロナ感染を受けて売られ、前日比1.67ドル安の37.05ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落局面では売られ、前日比8.7ドル安の1,907.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、トランプ大統領のコロナ感染の報に、リスク回避の円買いから一時104.94近辺まで売られましたが、その後、105.40近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.1700~30近辺を中心に揉み合いました。

EUR/JPYは、123.02近辺まで急落後、123.54近辺まで反発しました。

夏時間と冬時間

外国為替に携わっていると、英米の夏時間、冬時間との付き合いは、避けては通れません。

夏時間の最大のメリットは、米経済指標の発表が冬時間に比べて1時間早まり、指標発表の待ち時間が短くてすみます。

ただし、ニューヨーククローズの時間も早まり、日本時間の午前6時になりますので、ニューヨーククローズを見ようとすると冬時間より1時間早く起きる必要があります。

それでも、個人的には、夏時間の方が好きです。

夏時間から冬時間への切り替わり、冬時間から夏時間への切り替わり時を、ロンドンやニューヨークで経験しました。

思い出深いのは、ロンドンで、冬時間から夏時間に切り替わった初日の通勤時間、いつもより1時間早く起きて出勤しようと家を出ると、いつもすれ違う人が、冬時間から夏時間に変わったことなど少しも素振りに見せず、平然と歩いていたのには、夏時間が本当に社会に定着していることを感じました。

夏時間とは違いますが、時間的なことで印象に残っているのは、シンガポールです。

シンガポールは、ビジネスチャンスを逃すまいと、1時間時差の早い香港に合わせて、1年中1時間早めの時間で生活しています。

そのため、朝7時でも、真っ暗です。

2020/10/02

[10/02]FX経済研究所出演

10/02(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「5・10日の戦術YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

反発気味だが

ドル/円・クロス円、戻りも限られています。

リスク回避の円買い

トランプ大統領とメラニア夫人のコロナ感染の報に、円全面高です。

ロンドン勢に警戒

米雇用統計発表前でも、ポジションを崩そうとする動きをしますので要警戒です。

次の展開は?

日足で見ますと、ドル/円の横ばいも長くなってきています。

米雇用統計を控えて

様子見です。

ポンド乱高下

ニューヨークダウは、米追加経済対策協議の見極めで上値は重く、前日比35.20ドル高の27,816.90ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.004%上げて0.681%で引けました。

原油価格は、OPECなどからの供給増で需給が緩むという懸念から売られ、前日比1.50ドル安の38.72ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが一時強含みだったことを受けて上げ、前日比20.8ドル高の1,916.3ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、GBP/USDの乱高下を受け、105.40~70近辺での揉み合いに終始しました。

EUR/USDは、GBP/USDの乱高下を受け、1.1720~70近辺での揉み合いに終始しました。

EUR/JPYは、ジリ高となり、一時124.20近辺をつけました。

GBP/USDは、英国とEUの自由貿易協定(FTA)締結交渉で懸案となっている企業補助金問題をめぐって情報が二転三転し、1.2820~95近辺で、乱高下となりました。

Ciao!

イタリア語のCiao(チャオ)は、「やあ」とか「じゃあまた」とかいったいろいろな意味が含まれていて、いろいろな場面で使える重宝な言葉です。

ディーラーがこの言葉を使い始めたきっかけはわかりませんが、ディーリングマシンを使ってのディーラー間の会話では、特に会話の終わりに、このCiaoが多用されています。

もちろん、イタリア人ディーラーとの会話に限ったことではなく、どこの国のディーラーとの会話でも使われる、ごく一般的な挨拶言葉です。

つまり、それぐらい、各マーケットセンターを越えて、ディーラー同士は会話を交わしています。

相場は、国・地域を越えて、ディーラーにとっては共通の話題であり、相手が何人であろうと、対等に意見を交換し、ああだこうだとお互いに自分の思うところを、相手に語っています。

そこに、外為マーケットの大きさと魅力を感じます。

米人ディーラーなどは、日本の政治情勢や景気動向などに結構詳しかったりして、これはうかうかしてはいられないと思うこともあります。

スリランカ人ディーラーと、EUR/USDの行方を話すのも、不思議なようでいて、楽しいものです。

こうしたディーラー間のつながりは、かけがえのないものだと、個人的には思っています。

2020/10/01

EUR/JPYやや緩む

しかし、依然買い気です。

EUR/JPYさらに上昇

買いが引きません。

EUR/JPY上昇

上値トライです。

ドル安

クロス円が強めです。

強いポンド

ポンドの強さには、ほとほと驚きます。

リスクオンのドル売り

ニューヨークダウは、追加経済対策で米与野党が近く合意するとの観測から買いが強まり、前日比328.39ドル高の27,781.05ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.037%上げて0.682%で引けました。

原油価格は、発表された週間在庫統計で米国の原油在庫が減ったことから買われ、前日比0.93ドル高の40.22ドルで引けました。

金価格は、追加経済対策の成立が早まるとの思惑が強まって売られ、前日比7.7ドル安の1,895.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ムニューシン米財務長官が景気刺激策をめぐって楽観的な見通しを示すと、リスクが回避されたとしてドルが売られ、一時105.40近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.1685まで売られたものの、その後一時1.1752近辺まで反発し、1.1720近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、軟化し、一時123.53をつけました。

スペインペセタ

こんな思い出があります。

スペイン、バルセローナでオリンピックが開催されることになり、オリンピック開催国の通貨はオリンピック特需もあって、一般的に強くなると言われていたこともありましたし、当時スペイン・ペセタ(ESP)は、高金利の通貨でもあったことから、金利差も狙えそうだということで、主要国で最も低金利のスイスフラン(CHF)を売って、ペセタを買うことにしました。

しかし、それまで扱ったことのない通貨だけに、その考えがあたっているのか、今ひとつ自信がなく、それでは現地の銀行に聞いてみようと、ディーリングマシンを使って、あるスペインの銀行のマドリッドを呼びました。

こちらからのコールを受け取ってくれたスペインのディーラーに、日本の銀行の東京だが、これこれこういう風に考えて、ペセタ買いのスイス売りをしたいのだがどう思うかと、正直に話してみました。

先方からの答えは、その考えで良いと思うということになり、早速、その銀行でペセタ買いスイス売りを実行しました。

相場のほうは、順調に進み、為替でも金利差でも利益がでました。

ところが、ある日、突如ペセタが対スイスフランで急落し、どうしたことかと、親しくなったその銀行に問い合わせたところ、私と同じように、海外からあまりにも大量の資金がスペインに流入してきたため、スペインの金融当局が資金流入に対する規制措置を発表したということでした。

これは、まいったと思いましたが、そのスペインの銀行にどうしたものかと尋ねたところ、こんな規制は一過性のものだから、またペセタは強くなると思うので、ポジションは継続した方が良いとのアドバイスを受けました。

そして、確かに、規制の効果は一過性で、再びペセタは盛り返し、さらに強くなりました。

しかし、オリンピック開催までは、まだ間があるものの、もう潮時と、その銀行で利食い、度重なる有益なアドバイスに礼を言って、2ヶ月に及ぶキャリートレードは終わりました。

この一連のことから、ディーラーは、洋の東西を問わず、仲間と思えば、実にオープンなものだということです。

そして、私も、海外から円について問われれば、知る限りのことは出来るだけ相手に伝えるようにしてきました。

こうして、持ちつ持たれつで、ディーラーはやっています。

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