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2020/11/30

ドル/円下げ

103.70に、サポートがあります。

EUR/USD堅調

EUR/USDが、特に買い気です。

本日は30日

本日は30日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

鋼(はがね)のしなやかさ

いったんポジションを持ってしまうと、自分の相場観に固執してしまいがちです。

それが嵩じて、かわいいポジションという言葉があるのだと思います。

しかし、相場を経験すればするほど、いかに相場というものが千変万化であるかを知ることになると思います。

その千変万化は、ある意味では、相場の世界ではあたり前のことだと個人的には考えています。

なぜなら、相場を構成しているいろいろな材料は、常に変化しており、同じ材料でしかも同じ結果に対する反応ですら、時に応じて反応は変化をしています。

さらに、新しい材料が加わってきたりもしますので、いろいろな材料が、かなり複雑に絡み合っています。

したがって、相場を構成している材料もその内容を受けとめるマーケットのセンチメント(心理)も常にかつ不規則に変化していることは、相場ではごくあたり前のことだと言えます。

ですから、最初に抱いた相場観が陳腐化してしまっても、それはあたり前のことで、ある意味、気にする必要はないと理解して良いと思います。

こうしたいろいろな不確定要素の変化に瞬時に適応し判断していくことが、トレーダーには要求されます。

トレーダーは判断してポジションを持てば話が済むという問題ではありません。

その後も、材料は不規則に変化していきますので、それに応じて、ポジションの続行、終了、反転などの次の行動を先に先に考えていかなくてはなりません。

そうして考えてみますと、自分自身の相場観に固執することも時としては大事ではありますが、同時に変化していくマーケットへの柔軟性も兼ね備えておかなければ、相場に勝つことは難しいと言えます。

そういったことから、私は、トレーダーには、鋼(はがね)のしなやかさが必要だと考えるわけです。

2020/11/29

Weekly Report(2020/11/29)

今週の注目点

1.ドル/円、引き続き下を試すか
2.EUR/USD は続騰か
3.GBP/USD、下落は一時的か
4.クロス円、ドルの方向性次第

【1.ドル/円、引き続き下を試すか】から一部

・一時的な反発はあっても、結局は下がっている
・ドルの全体的なドル安の流れには抗えない
・年末年始に警戒

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•質問回答

呪縛

外銀にいた頃、外為営業を担当していましたが、いろいろな取引先企業とお話してみて、本来円高は不利なはずの輸出企業の為替担当者に限って円高派で、また本来円安が不利なはずの輸入企業の為替担当者に限って円安派の傾向があることに気づきました。

察するところ、やはり、常日頃からそれぞれにとって最悪を想定しておられるために、輸出企業の為替担当者にとっては円高進行の可能性に細心の警戒感を持っていることが嵩じて円高派になっているのだと思います。

それと同様に、輸入企業の為替担当者にとっては円安進行に神経を尖らせているために、円安派になるのではないかと思われます。

個人の投資家の方々とお話してみますと、依然として、円安派の方が多いように思います。

それは、特に相手の通貨が高金利通貨であればあるほど、金利を支払うことに対する抵抗感をお持ちになっている方が多いためのようです。

また、それに加えて、為替という売りでも買いでもどちらからでも入れるとは頭ではわかっていても、持ってもいない通貨を売る(ないものを売る)ということに抵抗感を持っている方もいらっしゃいます。

輸出企業は海外に輸出した製品の代金を外貨で受取り円に交換するため常に円買いになり、輸入企業は海外から輸入した原油や製品の代金を外貨で支払うため常に円売りとなる宿命を持っています。

しかし、個人の投資家の方々には、そうした束縛はありません。

より自由な相場観から相場を張れるというフリーハンドがある以上は、あえて自らを既にお話したような呪縛から解き放って、身につけることが大切ではないかと思われます。

2020/11/28

EUR/GBP上昇

ニューヨークダウは、米政権の移行が円滑に進むとの見方や新型コロナウイルスのワクチン普及の期待から買い優勢となり、前営業日比37.90ドル高の29,910.37ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前営業日比0.036%下がって0.842%で引けました。

原油価格は、利益確定売りで下げ、前営業日比0.18ドル安の45.53ドルで引けました。

金価格は、新型コロナウィルスに対するワクチン開発進展で売られ、前営業日比23.1ドル安の1,788.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時104.21近辺まで上昇しましたが、その後103.97近辺まで反落し、104.05近辺で落ち着きました。

EUR/USDは、EUR/GBPの上昇に後押しされてジリ高となり、一時1.1963近辺をつけました。
EUR/JPYは、ジリ高で、一時124.49近辺をつけました。

GBP/USDは、ブレグジット交渉難航で、EUR/GBPが買われ、一時1.3287近辺まで売られました。

自分に素直になる

相場をやっていて、「自分に素直になる」ということが、いかに大切でそして難しいかを痛感します。

どうも自分のポジションは、実際の相場とは違っていると感じながら、素直になりきれず、返って逆に「いやいや、まだまだ」と意地を張ってしまったことで、損をしないでもいい損をしてしまうことが多いのではないかと思います。

自分に素直になれない一番の理由は、自分を信じきれないあるいは淡い期待を振り切れないところにあると、個人的には思っています。

経験度もまだ浅ければ、確かに自分自身に自信を持てないのもよくわかります。

しかし、ビギナーズラックという言葉があるように、全くの初心者のほうが、儲かることさえあります。

全くの初心者の場合、相場に対する怖さと謙虚さが先立っていて、相場は怖いと自覚しているだけに、たまたま利が乗ったら、迷わず利食う、逆にアゲンスト(不利)になればすぐやめるということが素直にできるからだと思います。

多少、経験を積むと、ある意味、生半可に相場慣れしてしまったことで多少な事に動じなくなる一方で、相場に対する謙虚さを忘れてしまいがちなものです。

こうした中途半端な心持ちではなく、もっと「自分自身に素直」になり、淡い期待にとらわれず、自分自身を信じることが、利益につなげることは大切なことだと思います。

私自身、相場で、特に嫌な感じがすると思うときは、理由は二の次にして、逃げることにしています。

それによって、これまで何度もリスクから逃れてきました。

自分の五感を信じることを大事なことだと思います。

2020/11/27

[11/27]FX経済研究所出演

11/27(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「ドル安相場のリード役は?YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

短期的に売り過ぎか

ドル/円、クロス円が、買い気になっています。

ドル/円小反発

しかし、再下落の可能性はあります。

ドル/円下がるか?

高止まりが長かった分、下げやすいと見ています。

膠着

しかし、基本的にはドル安と見ています。

小動きか

米感謝祭と週末の狭間で、小動きが予想されます。

ドル/円軟化

米感謝祭のため、株式・債券、商品市場は休場でした。

為替相場では、ドル/円は、小動きながら、104.36近辺から一時104.22近辺まで軟化しました。

EUR/USDは、一時1.1940近辺まで上昇後、一時1.1886近辺まで反落し、1.1910近辺に落ちつきました。

EUR/JPYは、一時124.57近辺まで上昇後、一時123.91近辺まで反落し、124.15近辺に落ちつきました。

各種プロダクツを包括的に見る

プロダクツ(投資対象)でも、株式に興味のある人、商品に興味のある人、FXに興味のある人、あるいは投信に興味がある人、そして一プロダクツに限らず複数のプロダクツに関わっている人などいろいろです。

いろいろな嗜好があってあたり前だと思います。

ただ忘れてはならないのは、こうした各種のプロダクツは複合的に連関しており、たとえば、株式に興味がある人でも、商品、FXの動向を把握しておかなければなりませんし、FXに興味がある人でも、株式、商品の動きに関心を持っていなければなりません。

さらに申し上げれば、他のプロダクツの動向がわかっていなければ、主として見ているプロダクツの動きはわからないと実感として思っています。

私がよくコメントなどで、ニューヨークダウや、株式や原油・金など商品相場の動向についてお話しますが、それは単なる酔狂で申し上げているのではなく、FXの見通しを見る上で、他のプロダクツの動きを抜きにしては語れないと思っているからです。

また、それぞれのプロダクツの動向だけでなく、その動向に影響を及ぼしている国際情勢や各国の経済状況に対しても関心を持っておかなければなりません。

このように、マーケットはいろいろな事象が多角的でかつ複合的に絡みあって出来上がっているものですので、主として見ているプロダクツだけでなく包括的に見ていくことが大事だと思っています。

2020/11/26

ドル/円軟化

ジリ安です。

ポンド売り

ポンドが、対ドル対円対ポンドで売られています。

ドル/円も下落気味

ジリ安になるものと見ています。

ドル安は続く

特に、EUR/USD、GBP/USDのジリ高(ドル安)は続くものと見ています。

閑散か?

本日は、ニューヨーク市場は感謝祭で休場です。

ユーロジリ高

ニューヨークダウは、前日に初めて3万ドルの大台に乗せ、短期的な利益確定売りが優勢となり、前日比173.77ドル安の29,872.47ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りはやや低下し、暫定値ながら前日比0.002%下げて0.880%で引けました。

原油価格は、発表された週間在庫統計で米原油在庫が減ったことから買われ、前日比0.80ドル高の45.71ドルで引けました。

金価格は、1,800ドルを下回る場面で押し目買いが優勢となり、前日比0.9ドル高の1,805.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、104.26~55近辺で横這い推移でした。

EUR/USDは、ジリ高となり、一時1.1930近辺をつけました。

EUR/JPYは、ジリ高となり、一時124.51近辺をつけました。

プライスリアクション(値動き)を読む

プライスリアクション(値動き)を読むことは、大変重要だと個人的に思っています。

プライスリアクションとは、簡単言ってしまえば、上がりたがっていないとか下がりたがっていないとか、重たいとか堅いとかいった価格の動き方のことで、これによって、マーケットのポジションの偏りがたいたい読めてきます。

典型的に見られる例としては、たとえば、106.00に売りオーダーがあり、その手前で上がらないけれども下がらないという状況で、これは、売りオーダーが106.00にあることが周知のこととなっているために、106.00の手前でショートを作る者が増え、マーケット全体がショートとなって下がらなくなっているケースです。

プライスの動きからしても、ピーンと高値で張り付いた状態で、わかりやすいと思います。

こうしたポジション状況は、特にロンドンが嗅ぎつけて、ショートのストップロスを誘発するために思いっきり買い上げてきたりします。この動きを、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)と呼んでいます。

また、大きく下げた後に戻りでショートができやすく、この場合もまた、上がらないけれど下がらないとという状況になり、やはりショートスクイズの標的となります。 

逆に、ロングがたまっている時は、下がらないけれども、一時的に多少上がっても上げきれずまた下がるというけだるい動き方をします。これはロングの投げを誘発する動きにつながりがちです。

こうしたプライスリアクションを読むコツとしては、値動きに上げにせよ下げにせよ、極めて感覚的ではありますが、つまったような感じがする時が、次のスカッとした、つまりは、一方向に走るロスカット相場となる前の状態だと言えます。

ある程度、経験が必要なことは確かだと思いますが、プライスリアクションが読めると、マーケットで何が起きようとしているのかが事前にある程度見えてきますので、意識的にプライスの動きを読むクセをつけることをお勧めします。

2020/11/25

ユーロ買い気

ユーロが、全般に強めです。

GBP/USDは引き続き買い気

GBP/USDのジリ高は、EUR/USDのジリ高以上に美しい。

本日は25日

本日は25日で5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

リスクオン

ニューヨークダウは、トランプ米大統領がバイデン次期大統領への政権移行作業の開始を容認したことから政権移行が円滑に進むとの観測が強まり、前日比454.97ドル高の30,046.24ドルと初めて3万ドルを上回って終えました。

米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.023%上げて0.882%で引けました。

原油価格は、新型コロナウイルスワクチンの年内の接種開始の期待から買われ、前日比1.85ドル高の44.91ドルで引けました。

金価格は、新型コロナワクチンの早期実用化の期待から売られ、前日比33.2ドル安の1,804.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、トランプ米大統領がバイデン次期大統領への政権移行作業の開始を容認したことからリスクが回避されたとして買われ、一時104.76近辺をつけましたが、その後104.45近辺に軟化しました。

EUR/USDは、一時1.1841近辺まで下落しまたが、その後反発し、一時1.1894近辺をつけました。

EUR/JPYは、ジリ高を続け、一時124.35近辺をつけました。

相場の上げ方、下げ方

相場の上げ方、下げ方には、それぞれ2種類あります。

たとえば、相場がある重要ポイント(レジスタンス)を抜けて上がる時、突破したとばかりに新規の買いがガバッと入ってラリーする(急騰する)場合、極めて短期間にロングポジションが積み上がるため、逆に反落のリスクが高まります。

しかし、ショート筋(売り持ち)のストップロスで上昇する場合、ショートのポジションを解消するために買っているに過ぎず、ロングのポジションは出来たとしても多少なため、上がっても下がらず高値圏に張り付いてしまいます。

一方、下がる時でも、方向は逆ですが同じことが起きます。ある重要なポイント(サポート)を割って、下抜いたとばかりに、新規の売りが殺到すると、極めて短期間ににショートポジションが積み上がり、逆に反転上昇のリスクが高まります。

これが、ロング筋(買い持ち)のストップロスで下落する場合、ロングのポジションを解消するために売っているのに過ぎず、ショートのポジションはできたとしても大したことがないため、下がっても戻らず安値圏に留まってしまいます。

このように、上がるにしても、下がるにしても、その原因は場合により異なり、今回の上げなり下げなりが、新規の売り買いによるのかストップロスによるのかによって、ポジションの張り方は違ってきますので、その原因が如実に現れる値動きを注意して見ておくことが重要です。

新規の売り買いの場合はゆっくりしていますが、ストップロスの値動きは場合一本調子の上げ下げに、一般的になりますのでわかりやすいと思います。

2020/11/24

ドル売り

全般的に、ドルが売られています。

ドル/円やや買い気

ドル/円は、クロス円の買いに押され気味です。

ドル/円買い気続く

ドル/円は、依然としてショートの可能性があります。

ドル/円買い気

ドル/円は、流れを汲んで買い気ですが、上値は重いと見ています。

ドル安基調変わらずか

大幅な反発はありましたが、ドル安トレンドは変わらないと見ています。

感謝祭控えてドル買戻し?

ニューヨークダウは、アストラゼネカがオックスフォード大学と共同開発する新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験で最大90%の有効性を確認したと発表したことが好感され、前週末比327.79ドル高の29,591.27ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株高を受けて上昇し、暫定値ながら前週末比0.026%上げて0.855%で引けました。

原油価格は、新型コロナウイルスのワクチンの早期普及の観測が強まり買われ、前週末比0.64ドル高の43.06ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが下落したのに連れて売られ、前週末比34.6ドル安の1,837.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、発表された11月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)・速報値が56.7と予想の53.0を大きく上回ったことから、大きく買われ、一時104.64近辺をつけました。

EUR/USDは急落し、一時1.1801近辺をつけました。

EUR/JPYは上昇し、一時123.82近辺をつけました。

自分は多数派?少数派?

「すごい売り、よくよく聞けばロスカット」という川柳は猛烈な相場の様をよく表していますし、その実際はロスカットであるという点を的確に指摘している点で、評価しています。

ポジションメイク(新規にポジションを作ること)は慎重に行われるのに対して、ロスカットはともかくマーケットから逃げたい一心で、プライスがあれば、どれでも叩きますので、マーケットに与える影響は、ポジションメイクの時より、はるかに大きなインパクトになります。

ですから、激しい売りなり買いなりがマーケットで出ている時は、ロスカットが出ていると見て、まず間違いないと思います。

その買いが強い時、あるいは売りが強い時に、涼しい顔をして利食いができるようになれることが理想形です。

涼しい顔をして利食うための秘訣として個人的に心掛けていることは、相場の見方の多数派にならないようにすることです。

これは、新聞などで識者が同じ見方に傾いているときなどは、まず間違いなく、それが多数派だと言えます。

多数派が大きくなればなるほど、持っている同方向のポジションが膨らみ、思惑が外れた時、我先に逃げ出そうとすることから、相場がオーバーリアクションします。

日頃から、自分の見方が、多数派になっていないか、少数派かどうか、自分自身に問い掛けてみる事は、とても大事です。

2020/11/23

ドル/円高止まり

ドル/円は、引き続き買い気です。

ドル買いから

ロンドンは、ドル買いから入ってきています。

ドル安

EUR/USD、GBP/USDに追随して、ドル/円でもドル安です。

円売りに転換

クロス円の買いに押されています。

静かな寄り付き

やや円高気味です。

国境を越えた戦友

私は、ロンドンでの4年間の駐在を終えて、東京のディーリングルームに着任して最初の仕事は、ロンドン時代と同じスワップディーラーでした。

皆さんも、毎日スワップで何ポイント入るとかご関心のあるあのスワップですが、私は、そのスワップでポジションを張っていました。

もちろん、オーバーナイト(O/N)と言われる1日物のスワップではなく、期間はもっと長い6ヶ月物とか1年物で張っていました。

スワップディールは、やり方は、ちょっとややこしいので、ここでは省略しますが、要は2国間の金利差が拡大するか、縮小するかを予測して、ポジションを張るトレーディングです。

スワップは、スポットと言われる、いわゆるFXよりも、値動きが小さい分、張る額が何十倍も大きく、かなり大きなポジションを、スポットよりも長期に張ります。

東京のディーリングルームに戻り、リスク許容度がロンドン支店よりもはるかに大きくなったため、私も相当大きなポジションを張っていました。

そうこうしているうちに、最近、ニューヨークから大玉が出ているという話が耳に入り、たちまち、その相手とマーケットでぶつかり合うことになりました。

たしかに、パワフルで、切れるディールをするやつだと感じました。

そんなある夜、今までキャリーしていたポジションを手仕舞おうとした時、彼とブローカー(仲介業者)を通じてぶつかりました。

こちらも、相当大きなポジションを持っていて、いくらでもやる気でいましたし、対する相手もいくらでも受けるぜという感じがひしひしと伝わり、がぶりよつの状態となりました。

結局、金額の下の下までつけて、全額ポジションを閉め、ディールを終えました。

それから、何日かして、国際電話があり、「オレだよ。今香港にいる。明日東京に行くんだけど、会えないか」、やつからでした。

そして、翌日、初めて会いました。パワーを感じるイタリア系のアメリカ人でした。彼は、当時、バンカーズ・トラスト(後にドイツ銀行と合併)、ニューヨークにいたジョー・メモーニというディーラーです。

旧知のように話は盛り上がり、その後、ニューヨークでも再会しました。

アメリカ人は残業しないと言いますが、彼の場合、確かに彼も午後4時には帰りますが、朝オフィスに入るのが午前4時というハードワーカーです。家族思いのいいやつです。

2020/11/22

Weekly Report(2020/11/22)

今週の注目点

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、戻り売りか
2.EUR/USD、押し目買いか
3.GBP/USD,上昇傾向続く?
4.クロス円、基本レンジか

【1.ドル/円、戻り売りか】から一部

・ワクチンのニュースには反応薄になってきている
・米感謝祭を木曜に控え、ポジション調整優先か
・ただし、トレンドは下か

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外国為替との出会い

高校生の頃から、数字が小さくなるのが円高だとか、数字が大きくなるのが円安だとか、最初のうちはピンときませんでしたが、それでも、なんとなくわかるようになっていました。

しかし、それはあくまでも、自分の知識として知っておきたいということに過ぎませんでした。

大学生の頃は、海外に行きたくて、2度ほど1ヶ月間の海外旅行に出掛け、いずれは海外とつながりを持つ仕事につきたい思いました。

そして、就職の段になり、メーカーを志望したのですが、ひょんなきっかけから銀行に就職することになりました。

就職後は、2つの国内支店で、合計6年間勤務し、もう、海外勤務もないかなあと思っていました。

それがたまたま、独身寮の寮生代表である総務幹事をやった時に、寮対抗の運動会で、万年ビリだった寮を2位まで押し上げたことがどうも評価されたらしく、突然、東京本部での研修もないままに、国内支店からロンドン支店に送りこまれました。

そして、支店長からディーラーを拝命され、それから36年にも及ぶ、外国為替ディーラー人生が始まりました。

最初は、鬼軍曹の下、厳しい教育を受け、また英会話も個人レッスンを受けるなど、大変でしたが、仕事がわかってきて、ディーリングが面白くてたまらなくなると、無我夢中で仕事をしました。

好きなことが仕事にできたことは、本当にラッキーだったと思います。

そして、これからも研鑽に日々努めたいと思っています。

2020/11/21

手掛かり難

ニューヨークダウは、新型コロナウィルス感染拡大で景気が懸念されて売られ、前日比219.75ドル安の29,263.48ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株安から低下し、暫定値ながら前日比0.027%下げて0.828%で引けました。

原油価格は、米国の石油掘削装置(リグ)稼働数が減少したことを受けて買われ、前日比0.41ドル高の42.15ドルで引けました。

金価格は、今週下落基調が続いたことから、週末を控えて持ち高調整の買いが入り、前日比10.9ドル高の1,872.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、手掛かり材料難から、103.70~88近辺の限られた値幅に終始しました。

EUR/USDは、1.1886近辺から1.1850近辺に軟化しました。

EUR/JPYは、123.34近辺から123.01近辺に軟化しました。

インターバンクディーラーの昼食

インターバンクディーラーは、朝7時頃ディーリングデスクについてから夕方6時頃まで、基本的にはデスクを離れられません。

それは、顧客やロンドンやニューヨークなど他のセンターからのオーダーを見ていなければなりませんし、顧客がいつ何時プライスを求めてくるかわからないためです。

そしてまた、唐突なニュースなどにより、相場が昼時に突然動きだすリスクが常にあるからです。

そういう訳で、昼食は楽しみなものですが、ディーリングデスクで食べるのがごくあたり前になっています。

昔、ロンドンにいた頃の昼食の定番は、フィッシュアンドチップスとか一般に食の細いイギリス人らしいペラペラのサンドイッチでしたが、一番楽しみにしていたのが、週に一度韓国人のお弁当屋さんが売りにくるビビンバ弁当で、白いご飯のこともあってとてもおいしかったことを記憶しています。

ニューヨークにいた頃、よく食べていたのはサンドイッチでしたが、これはロンドンのサンドイッチとはボリュームが桁違いでした。

ハムとスイスチーズ(日本のプロセスチーズ)のサンドイッチを好んで食べていましたが、ハムのスライスだけで15~20枚ぐらいと、それにスイスチーズのスライスが10枚ぐらい重ねてパンに挟んであり、厚みはゆうに7~8センチぐらいはあろうかというシロモノでした。

どさんこラーメンの味噌ラーメンのデリバリーもありましたが、半透明なプラスチックのバケツのような容器にたっぷり入ってデリバリーされました。

また、なぜか金曜のランチは、皆でピザを頼むのですが、一切れが1人分で、この一切れが普通のピザの半分以上の大きさぐらいあり、これまたすごいボリュームで、米国人の大食漢ぶりを思い知らされました。

因みに、皆、ピザの表面にティッシュをあててオリーブオイルを吸い取っていましたが、ダイエットには焼け石に水だと思わずにはいられませんでした。

外資系銀行の東京支店にいた頃は、もっぱら弁当でしたが、何年もお定まりの何種類かの弁当を繰り返し食べていると本当に飽きました。

そういう訳で、インターバンクから離れて、昼食を外に食べに出られるようになった時は、本当に幸福感を憶えました。

しかし、ディーラーとして培われた常にリスクに即応するための早飯癖は、未だに直っていません。

2020/11/20

[11/20]FX経済研究所出演

11/20(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「急騰後の力学YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

ドル買い続く

ロンドンは、引き続き、ドル買いです。

EUR/USD売り

ロンドンは、EUR/USDを売ってきています。

EUR/USD買い気

EUR/USDは、売られても売られても買いが戻ってくろ感じです。

やや買い気

ドル/円は、輸入決済のドル買いが既に出ているもようです。

本日は20日

本日は20日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分頃の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

ドル/円反落

ニューヨークダウは、追加経済対策の協議再開見込みで、早期に与野党が合意すれば、米経済の回復が進むとの思惑から買いが優勢になり、前日比44.81ドル高の29,483.23ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.032%下げて0.851%で引けました。

原油価格は、新型コロナウイルスの世界的な感染再拡大を受け売られたものの、米株式相場が上げに転じたため下げ渋り、前日比0.08ドル安の41.74ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落局面では売られ、前日比2.4ドル安の1,861.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの効果が伝えられて、一時104.21近辺まで上昇する場面もありましたが、その後103.74近辺まで反落しました。

EUR/USDは、1.1862近辺の安値をつけた後、1.1882近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、123.21近辺からいったん122.94近辺まで下落しましたが、その後123.32近辺まで反発しました。

失敗した者勝ち 

たとえ相場に飛び込んで失敗しても、失敗から多くのことが学べ、今後のトレーディングに大変に役立ちます。

ある意味、失敗は成功への近道だとも言えます。

その意味から、失敗した者勝ちだと思っています。

大事なことは、なにが原因で失敗したのかということを忘れないことです。

記憶だけに頼らず、記録しておき読み返してみることも大切です。

特に、過去に犯した失敗と同じパターンで再度やられた時は、要注意です。

それは、最初の失敗を忘れてしまっているか、覚えていても、自己改善ができていないことから起きています。

特に、自己改善ができていないでいることは、折角の過去の教訓が生かしていないことを意味しています。

トレーディングをしていると、同じような局面に陥った時、「わかっていても、やめられない」という気持ちが、心中に走ることがあります。

しかし、そこで、自分を甘やかさず自己改善しなくては、トレーダーとしての一段の成長は望めないと思います。

失敗した者勝ちではありますが、それはその失敗を前向きに生かしてこそのことです。

2020/11/19

ドル/円再上昇

いったん緩んだドル/円が、再び買われています。

ポンド高

ポンドが、全般に堅調です。

クロス円軟調

ドル高が影響しています。

ドル/円反発

かなりの買い上げですが、買い一巡後は反落か。

ジリ安

ドル/円、EUR/JPYのジリ安が、顕著です。

リスク回避の円買い

ニューヨークダウは、新型コロナウィルス感染拡大を警戒して利益確定売りに下げ、前日比344.93ドル安の29,438.42ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.001%上げて0.873%で引けました。

原油価格は、コロナワクチンの普及期待から買われ、前日比0.39ドル高の41.82ドルで引けました。

金価格は、コロナワクチンの開発進展を受けて売られ、前日比11.2ドル安の1,873.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に安全資産の円買いが進み、一時103.65近辺をつけ、その後103.85近辺に反発しました。

EUR/USDは、上値トライに一時1.1891近辺をつけましたが、上昇に失敗し一時1.1849近辺まで反落しました。

EUR/JPYは、下落を続け、一時123.02近辺をつけました。

重い、堅い

「重い、堅い」は、相場状況を表す時に使われます。

重いとは、上値が重い時に使います。

売りオーダーが上にかぶさってきていたりして、買っても上がらない時に使います。

たまに、上が堅いと言う方がいますが、上が重いと言うのが一般的です。

堅いとは、下値が堅い時に使います。

買いオーダーがしっかりとあり、売ってもビクともしない時に使います。

余談ですが、売ってもビクともしないことを、「下は岩盤のようだ」と言ったりすることもあります。

トレーディングをする時には、「重い、堅い」という感覚を身につけておくことが大切です。

買いたくても、上値が重ければ、どうも重そうだから、しばらく買うのはやめておこうとか、下値が堅ければ、どうも堅そうだから売るのはやめておこうとか、自然とリスク管理ができるようになります。

大事なことは、ポジションを持っているとどうしても、自分のポジションに都合が良いように相場を見てしまいがちですが、「重い、堅い」という感覚には、あくまでも素直であることです。

2020/11/18

安値圏維持

ドル/円は、安値に張り付いています。

重いドル/円

戻りが限られています。

円買い気

クロス円で、重くなっています。

再トライの可能性

ドル/円は、再度下値トライの可能性があります。

ドル安傾向

ニューヨークダウは、発表された10月の米小売売上高が予想を下回ったことから売られ、前日比167.09ドル安の29,783.35ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.033%下げて0.873%で引けました。

原油価格は、主要産油国の減産縮小の先送り観測を背景に強含み、前日比0.09ドル高の41.43ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りに押され、前日比2.7ドル安の1,885.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に売られ、一時104.07近辺をつけ、104.20近辺に落ち着きました。

EUR/USDは上昇し、一時1.1894近辺までつけた後、1.1857近辺に反落しました。

EUR/JPYは下落し、一時123.52近辺をつけました。

材料出尽し

相場が、一方向に進行していたのが、反転する時があります。

それまでの相場の流れに則した経済指標なりニュースなりが出ても、流れとは逆行した動きをすると、「材料出尽しから」の反転と解説されることがあります。

マスコミなどが好んで使う言葉ですが、言ってみれば、後講釈に過ぎません。

ある意味では、説明がつかない反転を、この言葉を使って説明していると言えます。

ここで言う材料とは、それまでの相場を牽引していたテーマとも言えるもので、その材料を理由にして、上げなり下げなりのトレンドが形成されました。

しかし、一方向に相場が進行すると、そのトレンドに乗ったポジションが段々に増えていき、ポジションが飽和状態となります。

そして、トレンドに則したポジションが増え過ぎたため、大き目のポジション調整が必要となり、今までのトレンドにとってフェーバー(有利)なことでも、またたわいもないことでも良いのですが、何かをきっかけに調整が始まります。

これが、材料出尽しによる反転の実態だと思います。

相場が反転すれば、なんでも材料出尽しで片付けられるのには、少々抵抗感がありますが、局面によっては確かに材料が出尽して、反転になることはあります。

2020/11/17

EUR/USD、堅い?

ロンドンオープン前、EUR/USDは下押しされましたが、下げ渋っています。

ドルはロング?

ドル/円は重く、EUR/USDはジリ高です。

EUR/USD再上昇

ユーロの買い気は強いです。

再びドル安

ワクチン報道は短命で、再びドル安傾向です。

ワクチン期待で乱高下

ニューヨークダウは、米バイオ製薬のモデルナが、コロナワクチンの臨床試験の初期データで「94.5%の有効性が示された」と発表したことを受けて買われ、前週末比470.63ドル高の29,950.44ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株高を受けてやや上昇し、暫定値ながら前週末比0.015%上げて0.908%で引けました。

原油価格は、新型コロナウイルスのワクチン普及で買われ、前週末比1.21ドル高の41.34ドルで引けました。

金価格は、欧米で新型コロナの感染拡大への懸念がある一方、ワクチンへの期待も強く、方向感に乏しい値動きとなり、前週末比1.6ドル高の1,887.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンへの期待から、一時105.13まで上昇しましたが、その後米長期金利が低下したため反落となり、一時104.50近辺をつけました。

EUR/USDは、一時1.1814近辺まで下げた後反発となり、一時1.1853近辺をつけました。

EUR/JPYは、一時124.43近辺まで上昇後、一時123.63近辺まで反落し、結局123.93近辺に落ち着きました。

なにかがおかしい

新聞やネットの記事で、「うん?」と思ったら、無視しないことが大事です。

それまでに頭に入っているいろいろな情報のどれかにひっかかり、無意識にそれに気づいている可能性があるからです。

たとえて言えば、車を運転していて、目の片隅でチラッと動くものを感じてよく見たら、死角から追い越しを掛ける車が現るようなものです。

厳に慎まなければいけないことは、事も無げに無視することです。

相場でも、リスクへの対応は、数値や経済指標の発表、要人発言などに気をつけるだけでなく、自分の五感を信じることが大事です。

なにかがおかしいと感じたら、なにをもって自分がおかしいと感じているかを追求する労を惜しまないことです。

昔、ある中東の銀行が、珍しく繰り返しケーブル(GBP/USD)のプライスを午前中求めてきては、"Nothing."(ナッシング、取引不成立)と言って、帰って行きました。

しかし、何かがおかしいと思いました。

そうしましたら、案の定、午後一番で、またやってきて、20本(2千万ポンド)のケーブルプライスを求め、こちらがプライス出すと買ってきました。

そして、それで終わるのかと思ったら、またプライスを求められて、またダン(Done、取引成立)となりました。

約定した取引を相手と確認すると、その銀行がまたプライスを求めてくるということが延々と繰り返され、結局合計で360本(3億6千万ポンド)買っていったことがありました。

午前中の段階でなにかがおかしいと思い、心の準備ができていたことが幸いしました。

こんな具合に自分の五感を信じることが、自分の身を守るためには大切です。

2020/11/16

ドルを買うと重くなる相場

つまり、マーケットはドルロングだと思われます。

EUR/USDジリ高

マーケットは、ショートの可能性があります。

ドル/円買い気

仲値決めまでの一時的な買いと見ています。

アメリカンドリーム

アメリカが,実力社会だと実感したことがありました。

アンディー(仮称)と知り合ったのは、彼が、米銀東京支店にいた頃でした。

まじめそうでいて、茶目っ気をもあって、ナイスガイでした。

知り合ってから1年ぐらいして、米国に戻るということでしたが、その銀行に戻るというわけではなく、どうも、自宅でトレーディングを始めるようでした。

つまり、専業のトレーダーになるということのようでした。

帰国後、半年ぐらいして、電話がありましたが、いまひとつ元気がなかったようで心配でした。

それからは、こちらからも電話しづらくなり、そのままになっていました。

しかし、ある日、情報が入り、彼は、米銀トップクラスのJPモルガン・チェース銀行における欧州地域のマーケット部門の責任者となってパリに駐在していました。

きっと知己にも恵まれたことでしょうが、個人投資家から、大銀行の責任者に抜擢されるのは、米国らしいものを感じます。

米国では、実力とチャンスがあれば、こうしたアメリカンドリームも、夢ではありません。

本日は16日

15日が日曜であったため、今日16日が5・10日(ゴトウビ)の振替日となり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

2020/11/15

Weekly Report(2020/11/15)

今週の注目点

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、往って来いか
2.EUR/USD は、再び上昇か
3. GBP/USD、堅調か
4.クロス円、下げ余地はあるか

【1.ドル/円、往って来いか】から一部

・11 月 9 日の急騰は一過性のものか
・むしろ、改めて下を試すか
・長期的には下落トレンドでは

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無機質 

FXのプラットフォーム(プライスボード)の中で、プライスが点滅し、チャートが描かれていくと、相場が一見無機質なものに思えるかもしれません。

しかし、プラットフォームに表示されるプライスは、世界中のマーケット参加者のいろいろな思惑が集約されたものだと考えています。

つまり、相場は無機質なものではないと思います。

確かに、AIやシステムトレードのように、そこにはいっさいの私情を挟まず、システムの売買サインにしたがってトレードする手法がありますが、その手法を好まれる方たちに、私はなんら反対するつもりはありません。

それは、分析する切り口がいろいろあって、どの分析手法が絶対だというものではないと考えるからです。

ただ、私自身の好みを申し上げれば、相場はやっぱりもっと人間臭いものだと思いいます。

特に、大相場になればなるほど、人間臭さがリスクからの逃避、つまりロスカットとして相場に出てくるのだと考えています。

そのため、急騰・急落時は、テクニカル的にどうだと言っても、それ以前にマーケットから一刻も早く脱出したいという率直なマーケット参加者の願望が剥き出しになり、相場はさらに大きく動くことになるのだと思っています。

また、平常時においても、ブル(強気)とベア(弱気)というマーケットの参加者のセンチメントが、いずれに偏るかによって、往々にして逆方向に相場は動いています。

2020/11/14

ドルロングの投げ

ニューヨークダウは、ワクチンの早期普及期待が追い風となって上昇し、前日比401.64ドル高の29,481.81ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株高を受けて若干上昇し、暫定値ながら前日比0.009%上げて0.895%で引けました。

原油価格は、欧米を中心に新型コロナウイルスの感染者数が増加したことから売られ、前日比0.99ドル安の40.13ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比12.9ドル高の1,886.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロングの投げが続き、一時104.57近辺をつけました。

EUR/USDは、ジリ高が続き、一時1.1837近辺をつけました。

EUR/JPYは、下落し、一時123.66近辺をつけ、123.75近辺に落ち着きました。

油断は大敵、ドル/円

ドル/円は、いつ動き出すかわかりません。

EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルやそれに派生するクロス円は、動きも活発で、ある意味、油断している暇がないとも言えます。

一方、ドル/円は、非常にねっちりとした動きとなることが多いため、ともすると油断しがちです。

また、上には輸出企業の売りオーダー、下には輸入企業の買いオーダー、また機関投資家の売り買いにも挟まれているため、レンジブレイクでのエントリーには、一般的に向かない通貨ペアでもあります。

そのため、マーケット参加者の関心も、EUR/USDなどやクロス円に向いてしまうことは、ある意味仕方のないことだと思っています。

しかし、ドル/円は、突如として大きく一方向に動き出すことがあり、いったん動き出すと止まらない性格を隠し持っている通貨ペアでもあります。

ドル/円には、マーケットも油断しがちになっているため、ひとたび大きく動き出すと乗り遅くれることとなり、よくあるケースとしては、上げ止まったところで押し目買い、下げ止まったところで戻り売りを、マーケット参加者はしようとします。

しかし、ドル/円の一方向の動きは、短命なことが多く、押し目買い、戻り売りによって、持ち値の悪いロングなり、ショートなりが出来てしまい、その後、相場が反転するきっかけとなることが多いと言えます。

したがい、ドル/円の動きはクロス円はじめ他の通貨ペアへも影響しますので、ドル/円を完全に無視するのではなく、日頃から定期的に見て、変化の有無には注意しておく必要があります。

2020/11/13

[11/13]FX経済研究所出演

11/13(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「アメリカの為替政策に変化?YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

ショートか

ドル/円は、ショート気味のもようです。

ポンド高傾向

ポンドが、対ドル対円対ユーロで買い気です。

ドル/円下落

104.85近辺をしっかり割り込めるかが課題です。

ドル/円重いが

本格的に下がるにはまだ時間が必要か?

ジリ安

ドル/円が重くなってきています。

コロナ感染再拡大

ニューヨークダウは、新型コロナ感染再拡大で米景気に懸念が出て売られ、前日比317.46ドル安の29,080.17ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米株安を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.109%下げて0.880%で引けました。

原油価格は、発表された週間在庫統計で米原油在庫が増加したことや米株安を受け売りが優勢となり、前日比0.33ドル安の41.12ドルで引けました。

金価格は、欧米でのコロナの感染再拡大や米株安を受けて買われ、前日比11.7ドル高の1,873.3ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、欧米でのコロナの感染再拡大や米株安を受けて売られ、一時105.07近辺をつけました。

EUR/USDは、1.1787~1.1823近辺での横這い推移でした。

EUR/JPYは、124.50近辺から下落に転じ、一時123.94近辺をつけました。

ヘルシーな相場

ディーラーの会話でよく使われる言葉です。

ヘルシーな相場とは、相場がトレンド性を持って動いている時に、適度に調整期間があり、それによって、膨らんできたポジションも適度に消化され、またトレンド方向に進む相場です。

つまり、トレンド方向に進む時と調整する時が循環する相場は、持続力があって、ヘルシーだと言うことです。

ヘルシーでない相場とは、調整期間がなく、ただひたすらトレンド方向に向かう相場で、相場が進むにしたがって、どんどんポジションが膨らんで行きますので、ポジションが飽和状態になると、あまり大したことでもないことでもきっかけとなり、一転し逆方向に動き出し、ロスカットを巻き込んで、大きな反転を見ることになります。

したがいまして、トレンド相場を見るにしても、ヘルシーな調整をしながらの相場なのか、あるいはひたすらトレンド相場に向かっているかを見極める必要があります。

ただし、ただひたすらトレンド相場に向かっている相場であっても、例外的にヘルシーになっている場合があります。

それは、投資家の大幅な資本移動の時で、何らかの理由でひとたび投資家が資本を大幅にかつ長期間に移動させることを決意すると、とめどなくある通貨から別の通貨に資本を移動させますので、この場合、調整らしい調整なしにトレンド相場が続くことがあります。

ということで、今のマーケットが、投機筋主導の相場なのか、投資家主導の相場なのか判別がつくようになる必要性があります。

判別をつけるポイントとしては、投資家が資本を移動させるきっかけとなる、金融危機やテロといった世界を震撼とさせる事件・出来事が現状発生しているかを判断すれば、自ずとわかってくるものと思われます。

2020/11/12

ユーロ反発

売られてもしぶとく戻します。

ドル売り円売り気味

アジアタイムの逆の動きです。

重いドル/円

マーケットはロングか。

東京は売りからか

ドル/円の上値が重くなっています。

下値堅いか

ドル/円は、高値からの反落後も、下げは限られています。

上値試すが反落

ニューヨークダウは、短期的な過熱感を警戒した売りに押され、前日比23.29ドル安の29,397.63ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ベテランズデーで休場でした。

原油価格は、原油在庫が大きく減少したものの、OPECが需要見通しを引き下げたことを受け伸び悩み、前日比0.09ドル高の41.45ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比14.8ドル安の1,861.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は上値を試し、一時105.67近辺をつけましたが、その後105.40近辺に軟化しました。

EUR/USDは下落し、一時1.1746近辺をつけましたが、その後1.1780近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、一時123.92近辺まで下げた後、いったん124.29近辺まで反発し、124.18近辺に落ち着きました。

サイドウェイにいる 

結構、ニューヨークやロンドンのディーラーが使う言葉です。

要は、相場が良くわからない時は、サイドウェイ(わき道)にいて様子見するということです。

相場がおもしろくなった頃は、四六時中、相場にエントリーしていないと気が済まなくなるものです。

これはこれで、いろいろ経験してみるという意味では、そういう時があって良いと思います。

しかし、中上級者ともなれば、勝つトレーディングに徹することが必要になります。

相場には、自分が得意とする局面、不得意とする局面、わからない局面があります。

勝率を上げるには、もちろん自分が得意とする局面でトレードし、不得意とする局面、わからない局面では、トレードを差し控えることが大切です。

特に、わからない局面において、わからないのにも関わらず、上がるかもしれない下がるかもしれないと、相場に乗り遅れることに焦りを感じ、やみくもに相場にエントリーすることは、不確実性が高く危険です。

こうした不確実性の高い相場では、自制しサイドウェイにいる(様子見する)ことが、トレーダーとしての成長につながると思います。

相場は、これ一回限りではありません。

より確実性の高い相場が来るのを待つのも、トレーディングです。

2020/11/11

EUR/GBP急落

EUR/USDが下がり、GBP/USDが上がっています。

円売り

円売り一色です。

ドル/円軟調

アジアが売ると、ロンドンが買ってきそうです。

にらみ合い

ドル/円は、強気と弱気のにらみ合いです。

重くなる

ドル/円の上値が重くなっています。

もみ合い

ニューヨークダウは、新型コロナウイルスのワクチンの普及への期待から景気敏感株に買いが入り、前日比262.95ドル高の29,420.92ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.003%上げて0.961%で引けました。

原油価格は、新型コロナウイルスワクチンの早期普及への期待が続いて買われ、前日比1.07ドル高の41.36ドルで引けました。

金価格は、値ごろ感の買いに反発し、前日比22.0ドル高の1,876.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、105.18~105.44近辺でのもみ合いでした。

EUR/USDは、一時1.1780近辺まで下げましたが、その後1.1834近辺まで反発し、1.1808近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、一時124.10まで下げましたが、そこからジリ高となり、一時124.60近辺をつけました。

レジスタンスやサポートを抜けるとは

レジスタンスやサポートを抜けるとは、5~10ポイントぐらい抜けても、抜けたとは言い切れません。

なぜなら、関心度の高いレジスタンスやサポートであればあるほど、レジスタンスやサポートの手前で抵抗線を壁にして逆張りするプレーヤーが増え、そして抵抗線が抜けると、買戻しなり売り戻しが集中するため、一時的に抵抗線を抜けてしまうことがあります。

こうした場合は、買戻しや売戻しが一巡すると、また元に戻ってしまうことが多く、いわゆるフェイク(ダマシ)になることが多いと言えます。

レジスタンスやサポートを抜けるとは、こうしたフェィクではなく、しっかりと抜けていくことで、あまり数値化してあるポイント以上に抜けたら、レジスタンスやサポートが抜けたとは一概には言えませんが、目安としては、20ポイント以上抜けてくるレジスタンスやサポートを抜けた可能性は高くなります。

しかし、より重要なことは、レジスタンスやサポートが抜けた後の値動きです。

たとえば、レジスタンスを抜けても単にストップロス狙いで、瞬間的に強くはなっても、買いが続かないのか、あるいはレジスタンスを抜いても、買いがそのまましっかりとレジスタンスより上にいるのか、つまり抵抗線を超えてから、その場にいる時間が長くなると、レジスタンスを抜けたどうかがある程度判断がつきます。

尚、レジスタンスやサポートを、レジスタンスなら高値と高値を結んだライン、サポートなら安値と安値を結んだラインとして見ていることが多いように思いますが、高値からの水平線、安値からの水平線も、結構ワークしますので、お試しになってみてください。

2020/11/10

ポンド上昇

ロスカット的な急上昇です。

ドル/円やや反発

ドル/円は、ややショート気味か。

円高気味

ドル/円、クロス円は、予想より重い印象です。

当面は

急騰した通貨ペアは高止まり、急落した通貨ペアは安値圏を形成するものと見ています。

本日は10日

本日は10日で、5・10日にあたり、9:54の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

急騰

ニューヨークダウは、新型コロナウイルスワクチンの承認が近いとの見方が広がって買われ、前日比834.57ドル高の29,157.97ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.107%上げて0.927%で引けました。

原油価格は、新型コロナワクチンの早期普及観測が強まって買われ、前日比3.15ドル高の40.29ドルで引けました。

金価格は、ワクチン開発の進展を受けて売られ、前日比97.3ドル安の1,854.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ワクチンの早期普及観測から買われ、105.65近辺まで急騰しました。

EUR/USDは、一時1.1795近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、一時105.65近辺まで急騰しました。

投機筋中心の相場

相場には、一方向に動くトレンド相場と上げたり下げたりを繰り返すレンジ相場があることは、既にご存知かと思います。

トレンド相場になるのは、多くの場合、公的機関や投資家による一方向への資金移動によって生じます。

また、レンジ相場になるのは、多くの場合、投機筋の売り買いによって生じます。

今回は、投機筋中心の相場を取り上げてみたいと思います。

投機筋がマーケットの中心である時の特徴は、ひとつには、ロスカット狙いの相場になりがちです。

マーケットには、ブル(強気)とベア(弱気)の両方がいて、お互いに相手のロスカットをつけることで利益を得ようとします。

そのため、力づくで相場を動かし、相手のロスカットをつけようとしますので、かなり荒っぽい相場となります。

そして、もうひとつの特徴としては、投機筋の宿命として、売れば利食いにしろ損切りにしろ買い戻さなければならない、また、買えば利食いにしろ損切りにしろ売り戻さなければなりません。

この投機筋の宿命から、一方向の相場は長続きせず、往ったり来たりの相場になりやすいと言えます。

こうして、ブルとベアが潰し合いを続けると、両者ともに体力を消耗し、相場自体が動かなくなっていきます。

そのため、レンジ相場の後半になると、値幅が収束しますが、これが実は、次のトレンド相場への移行のタイミングになってきますので、相場が動かないと油断するとチャンスを逃すことになります。

ただし、反面、レンジ相場は、それなりの期間にわたって続きますので、トレンド相場への移行を期待してフライング的にポジションを作るのではなく、トレンド相場が動き出してからでも決して相場に乗り遅れることはないと、相場の動きを追いつつも鷹揚に構えることも必要です。

2020/11/09

ドル安へ転換?

ドル/円もEUR/UDSもドル安気味です。

ドル/円買い優勢

ドル/円、ジリ高です。

膠着

ドル/円もEUR/USDも、小動きです。

ドル/円下値テスト

ドル/円は、静かに下を試しています。

慎重な雰囲気

ドル/円もEUR/USDも、ややドル安気味ながら、ドルを売ることに慎重です。

このチャート、子供に見せたら、なんて言う?

「このチャートを、子供に見せたら、なんて言うだろう」とディーラー同士でよく言ったものでした。

つまり、チャートについてああだこうだ言ったところで、結局素直に見るのが一番ということです。

結構、チャートを見る時、いろいろなバイアスが掛るものです。

それは、マーケットに売りあるいは買いのオーダーが多いとか、自分自身の相場観であったり、またその相場観に基いてポジションを持った時などに、チャートを素直に見れなくなりがちです。

また、人の相場観を聞いたことが耳に残り、どうしてもその相場観が気になってしまうこともあります。

そうした時、「このチャートを、子供に見せたら、なんて言うだろう」と自分に問い掛け、素直に見直してみることが大切です。

素直に見てみると、今まで見えなかった重要なポイントに気づくことも多く、また、極端な場合には、相場観を180度変える必要性に気づくことすらあります。

また、短期から長期まで期間を換えて、チャートを見ることも大切です。

短期では売りでも、長期では買いであったりすることもありますので、チャートを素直に見ることに加えて、期間を替えて多角的にチャートを見ることが大切です。

2020/11/08

Weekly Report(2020/11/08)

今週の注目点

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.レンジ相場からトレンド相場へ
2.当面のドル/円、EUR/USD 相場
3.GBP/USD、連れ高の可能性はあるものの
4.クロス円、レンジ相場か

【1.レンジ相場からトレンド相場へ】から一部

・大口投資家は、ドルから円やユーロに資金移動を既に開始か
・米国の混乱からの資金逃避
・期間が長くて大きな値幅の相場になる可能性がある

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相場のテーマの変化

相場のテーマは、変わっていくものです。

そして、それにしたがって相場展開も変わります。

しかし、テーマの切り替わりによる相場展開の変化は、決してある時点からガラっと変わるものではなく、新旧のテーマが混在する時期を経て変わっていくものです。

それは、個々のマーケット参加者によって、変化が生じているかどうかの事実認識に違いがあり、まだ新しいテーマへのマーケットのコンセンサスが取れていないために起きます。

この新旧のテーマが混在する時期の相場は、旧テーマと新テーマとの綱引きになりますので、相場の上げ下げが荒っぽくなり、場合によっては、相場が脈絡のない動き方をしますので、一歩引いてマーケットを見るという冷静さが必要になります。

また、テーマに変化が出ているかどうかの判断は。、従来のテーマで有効だった、たとえば、ドル高円高あるいはドル安円安という相場の流れに基いたポジションを持っても、連続してうまく行かなくなった時が変化の兆しだと見て良いと思います。

連続してうまく行かないのは、ご自分の実力によるためと思わず、テーマが変わり相場の展開が変わってきたのではないかと捉え、今までのテーマが依然有効なのか、新しいテーマに移行してきているのではないかをチェックすることが大切です。

2020/11/07

安値圏で越週

ニューヨークダウは、週末を控え利益確定売りが優勢となり、前日比66.78ドル安の28,323.40ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バイデン氏優位で上昇し、暫定値ながら前日比0.045%上げて0.824%で引けました。

原油価格は、米国で新型コロナウイルスの感染再拡大が鮮明となって売られ、前日比1.65ドル安の37.14ドルで取引を終えました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比4.9ドル高の1,951.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、良い結果の米雇用統計発表後、一時103.72近辺まで上昇したものの、その後反落し、一時103.22近辺をつけました。

EUR/USDは、一時1.1851近辺まで反落後反発し、一時1.1890近辺をつけました。

EUR/JPYは、一時122.99近辺まで上昇後、一時122.63近辺まで反落しました。

時にはアクターのように

マーケットは、過大な期待と失望を繰り返すものです。

それに、一喜一憂するのではなく、冷静に対応することが必要です。

つまり、マーケットのムードに乗せられて、収益チャンスを狙って相場に乗ることがあっても良いと思います。

しかし、一方で常に自分の演技を冷静な目で見つめられるアクター(役者)のような姿勢も必要です。

よくあるケースは、自分にフェ―バー(有利)な方向に、相場が一方向に進み、この流れがずーっと続くものだと思ってしまうことです。

そうなると、ここで利食ってしまって、さらに相場が今までの方向にさらに進んでしまったら、儲け損なってしまうというある種の強迫観念にかられて、やめるにやめられなくなってしまうものです。

また、相場が反転してしまうと、ピーク時の評価益に未練が残り、またピークの水準に相場が戻すまで、利益確定ができなくなります。

このような場合、ピークに戻らず、そのまま反対方向に相場が進んでしまい、さらに利益を減らすことはよくあることだと認識しておくべきかと思います。

こうした、欲望の亡者となることは結構多く、それだけにアクター(役者)のような冷静さが必要になるわけです。

つまり、熱くなり過ぎないことが、相場で生き残るコツだと思います。

2020/11/06

[11/06]FX経済研究所出演

11/06(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは「政権交代したらドル円は?YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)

ドル/円反発

下の抵抗もしつこいです。

抵抗もあるが

ドル/円は、重くもあります。

様子見か

ドル/円は、下をやって、上をやって、目先揉み合いか。

値ごろ感からの買い?

ドル/円が買い気です。

ドル安

ニューヨークダウは、米政治の不透明感が後退したことやFOMCで現在の金融緩和策の維持を決まったことから買われ、前日比542.52ドル高の28,390.18ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.005%上げて0.773%で引けました。

原油価格は、欧米での新型コロナウイルス感染の再拡大で売られ、前日比0.36ドル安の38.79ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比50.6ドル高の1,946.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、バイデン氏当選の見方強まり、104.00を割り込み、一時103.44近辺まで下げました。

EUR/USDは上昇し、一時1.1860近辺をつけました。

EUR/JPYは、一時123.18近辺まで上げたものの、往って来いとなり、一時122.34近辺まで下げました。

引き続き下落?

ドル/円の下落は続くものと見ています。

即断即決

トレーディングは、即断即決を要求されます。

特に、ポジションがアゲンスト(不利)の時に、ポジションを持ち続けるのが良いのか、手仕舞うのが良いのか、あるいはさらに倍返しにすべきかを、瞬時に決めて行動に移すことが必要な局面があります。

相場が大相場であればあるほど、即断即決は必要です。

そうした即断即決が求められる局面では、まず頭に浮かんだことに従うことが、結局は正解である場合が多いと思います。

ただ、それは、山勘ではなく、トレーディングの場数を踏んで磨かれた感覚があってこそできることですので、そのためには、日頃からできるだけ即断即決を心掛けることが、良いトレーニングになると思います。

また、ポジションが、フェ―バー(有利)な時でも、即断即決は必要です。

ポジションがフェ―バーになると、どうしても欲が出てしまい、利食いが遅れがちになります。

しかし、プライスを見て良いプライスだと感じたら利食うことが、結局、良い水準で手仕舞うことになります。

これもまた、日頃からのトレーディングの場数を踏んで感覚に磨きをかけることが必要です。

即断即決で大切なことは、いったん決定し実行に移したら、後悔しないことです。

自分で決めたことを、信じることが大事です。

2020/11/05

ドル安円安

EUR/USD、GBP/USDの上昇が目立ちますが、ドル/円も重いです。

円売り傾向

積極的に円を売ってきています。

重いドル/円

クロス円を含めて下落か。

ジリ高の可能性

EUR/USD、EUR/JPYは、ジリ高の可能性があります。

横ばい

ニューヨークダウは、米大統領・議会選挙で共和党が予想以上に健闘し、上院での多数派を維持するとの観測が強まったことから買われ、前日比367.63ドル高の27,847.66ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バイデン氏が予想ほど優勢ではなかったことから低下し、暫定値ながら前日比0.111%下げて0.770%で引けました。

原油価格は、原油在庫の減少や米株高を受けて買いが優勢となり、前日比1.49ドル高の39.15ドルで引けました。

金価格は、米議会上院選で、経済対策に前向きな民主党の議席が予想されていたほど増えなかったことを受けて売られ、前日比14.2ドル安の1,896.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時104.15近辺まで下落後は、104.40~60近辺で横這い推移でした。

EUR/USDは、ジリ高となり、一時1.1745近辺をつけました。

EUR/JPYは、122.07近辺からジリ高となりました。

本日は5日

本日は5日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いか強まる可能性があります。

ドル/円が好き

結構、意外なところにドル/円が好きだという人がいるものです。

私が出会ったのは、ニューヨーク州の北西部オンタリオ湖岸にあるロチェスターという町に本拠を置く、多国籍企業の財務担当者でした。

ニューヨーク州と言えば、ニューヨークシティーが有名ですが、あくまでもニューヨーク州のごく一部に過ぎず、州自体は結構広く、州都もニューヨーク・シティーではなくオールバニーというところにあります。

私のいたニューヨーク支店からも、営業担当者が定期的にその財務担当者に会いに行っていましたが、同じ州内とはいえ、距離があるため、飛行機で出かけていました。

私自身は、その財務担当者とはディーリングマシンを使って、よく会話をしていましたが、多国籍企業の財務担当者という立場から、いろいろな通貨との関わり合いがあると思いますが、彼はなぜかドル/円が好きで、会話の内容も、ドル/円のことばかりでした。

彼は、ドル/円のことを良く知っていて、逆に教わることすらありました。

米国と欧州の違いは、日本への関心度の違いだと思います。

米国には、意外なところに知日家がいるものです。

ですから、逆に気をつけておくことも必要です。

余談ですが、あるジョークでこんなものがあります。

米中西部の田舎町のホテルでのことでした。

あまり商談がうまくいかない日本人の商社マン氏が、今日も疲れてホテルに戻り、エレベータに乗ったところ、後から結構体格の良いブロンドヘアの女性が乗ってきたそうです。

腹いせ紛れに、商社マン氏は、その女性にむかって、どうせわかるまいと、「なんだ、このデブ!」と日本語で言ったそうです。

女性は、エレベーターが止まり、ドアが開いたところで、商社マンに向かって、「悪かったわね!」と完璧な日本語で返して、エレベーターを下りていき、商社マン氏は精神的に完全にノックアウトだったそうです。

このように、米国では、日本語を使うのも、周囲に十分な注意を払う必要があります。

2020/11/04

ポンド下げ

ポンドが、対ドル対円対ユーロで下げています。

横ばい

大統領選の結果待ちです。

ドル/円上昇

トランプ氏、フロリダで優位で。

バイデン氏優勢の影響?

全体的にドル安気味です。

やや軟化

ニューヨークダウは、バイデン氏優勢で大規模経済対策を見込んだ買いが強まり、前日比554.98ドル高の27,480.03ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バイデン氏勝利を織り込んで上昇し、暫定値ながら前日比0.036%上げて0.884%で引けました。

原油価格は、OPECとロシアの減産強化の見方が強まり買われ、前日比0.85ドル高の37.66ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比17.9ドル高の1,910.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、104.80近辺から一時104.44近辺まで下落し、104.53近辺に落ち着きました。

EUR/USDは上昇し、一時1.1740近辺をつけ、1.1712近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、122.75近辺から122.33近辺に軟化しました。

収益管理のひとつの考え方

収益管理の参考になればと思い、お話します。

インターバンクディーラーは、月末が近づくと、自己ポジションは取りたがりません。

それは、月間の収益目標があり、それを既に月中で達成していれば、月の残りはそれを極力減らさないように心掛けるためです。

従って、月末近くに顧客や他の銀行からプライスを求められ、取引が成立しポジションを持ったとしても、即マーケットでカバーしてしまいます。

逆に、月末になっても、トレーディングを続けているディーラーは、月間の収益目標を達成していないと見なされます。

これは、なにも銀行ディーラーのように月という括りでなくても、トレーダーそれぞれに、ある期間を一区切りとしてトレーディングをしているのではないかと思います。

要は、その期間の中での儲け方として、インターバンクディーラーにしても、英米勢にしても、言えることは、期間の前半でできるだけ稼ぎ、期間の後半は流すということが、収益獲得のプレッシャーに自分自身を追い込むことを避ける術だと思います。

そうやって考えますと、収益管理も、小学生の夏休みの宿題と同じようなことが言え、8月31日に溜まった宿題を慌ててこなすよりは、早め早めにこなしていくことが、結局自分自身のためになるということだと思います。

2020/11/03

AUD/JPY上昇

ショートのロスカットが出ているもようです。

ドル/円に売り

上値が重くなったところでの売りです。

今度はどうなる?

前回2016年の大統領選でトランプ氏が勝利した時、ドル/円は、12月にかけて17円の上昇を見ました。

閑散

文化の日で東京休場のため、ほとんど動きがありません。

静観

注目の米大統領選の投開票当日となりました。

様子見

ニューヨークダウは、10月の中国の財親製造業購買担当者景気指数(PMI)が9年9カ月ぶりの高水準、またISM製造業景況感指数が2年1カ月ぶりの高さとなるなど、米中の経済指標の改善を受けて買われ、前週末比423.45ドル高の26,925.05ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.007%下げて0.852%で引けました。

原油価格は、米中の経済指標の改善を受けて買われ、前週末比1.02ドル高の36.81ドルで引けました。

金価格は、欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大や3日投開票の米大統領選を前にリスク回避の買いが入り、前週末比12.6ドル高の1,892.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時104.63近辺の安値から104.87近辺まで上昇後、104.75近辺に反落しました。

EUR/USDは、1.1655近辺の高値から1.1623近辺まで下落後、1.1640近辺に反発しました。

EUR/JPYは、121.73~122.01近辺で横這い推移でした。

塩漬け

自分のポジションが大きくアゲンスト(不利)になると、「塩漬け」にしたり、「布団をかぶって」、難を逃れようとすることは往々にてあると思います。

しかし、相場が戻ってきてくれば、それは良かったと思いますが、そうそう相場は甘くはありません。

相場がアゲンスト方向にどんどん行ってしまい、取り返しがつかなくなることも多々あります。

「塩漬け」にしたり、「布団をかぶって」、難を逃れようとするのは、ポジションを手仕舞うことで、損失が確定されることに抵抗感が持っていたり、ここで損切ると相場が戻ってしまうかもしれないという不安からだと思います。

そのために、相場の重圧に耐え忍ばなければなりません。

しかし、相場を、すべてあてることは、まず不可能なことです。

間違うことがあってあたり前で、自分の見方が実際の相場と異なっていると思えば、どんどん手仕舞っていくことが、ケガも少なく、またプレッシャーに絶え続ける必要もありません。

「小さな損にこだわって、大きな損をする」ということは、避けるべきだと思います。

そのためには、自分の相場観が実際の相場と異なっていれば、見切る勇気を持つ必要があります。

勇気というと、覚悟が必要に思われますが、「また次があるさ」ともっと軽やかな気持ちでいることがコツです。

次の戦いのための余力を残すということが、大事なことだと思います。

2020/11/02

ショートか

EUR/USDが、下げ渋っています。

ドル/円軟化

上値も重そうです。

上値の重いEUR/USD

1.17台前半は、かなり重くなっています。

今日から冬時間

月曜のスタートは7時です。

時間で調整、価格で調整

相場に調整局面はつきものです。

売り過ぎれば買戻しの調整が入りますし、買い過ぎれば反落して調整します。

これは、トレンド方向の動きが進むことで、そのトレンドを形成してきたエネルギーを使い果たしてしまい、エネルギーの補給のために調整が必要になるためだと見ています。

調整の仕方にはふたつあり、ひとつは時間による調整、もうひとつは価格による調整です。

時間による調整とは、それまでのトレンド相場からレンジ相場に移行し、レンジ相場の中でエネルギーを補給します。

これは、痛みはそれ程ではありませんが、場合によっては、半年とかといったかなりの時間がかかります。

時間を掛けて、それまでに出来ていた諸々のポジションがこなれるのを待ちます。

一方、価格による調整とは、急騰、急落といった短時間に大きく価格変動することにより、ロスカットが一気に出て、マーケットに残っていたポジションを一掃されます。

そのため、痛みは伴ないますが、短期間で調整が済み、またトレンド相場に戻りやすいと言えます。

時間による調整は、ドル/円で多く、価格による調整は、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルやクロス円で多いと言えます。

個人的には、価格による調整の方が、痛みは伴なっても、調整期間が短くて済み、好みです。

2020/11/01

Weekly Report(2020/11/01)

今週の注目点

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、結局ドル安か
2.EUR/USD、重くないか?
3.GBP/USD、レンジか
4.クロス円、下落か

【1. ドル/円、結局ドル安か】から一部

・選挙結果がでるのに時間がかかりそうなので、じっくりと構える
・トランプ氏勝利なら、いったんドル高後、ドル安か
・バイデン氏勝利なら、ドル安か

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相場の多角経営

人それぞれに、自分の得意通貨ペアがあるものです。

言ってみれば、ホームグラウンドのようなもので、一番関心を持ち、それだけに一番持ち合わせている知識や情報の量も多く、特性も熟知していると言えます。

このホームグラウンドで儲けが出ると、往々にしてやってみたくなるのは、他の通貨ペアでも、相場を張ってみようかという衝動です。

これは、企業の多角経営に似ていて、企業も本業で儲けが出ると、多角経営に乗り出すところが結構あります。

しかし、多角経営で儲けるところは稀で、逆に新規事業に足を引っ張られ、本業が危うくなるケースすらあります。

その原因は、新規事業は本業と違い蓄積された知識やノーハウが劣っていることが上げられます。

また、その新規事業が儲かるという世間の評判があって参入している場合が多く、既にその時点で出遅れています。

それでも、新規事業をやるならば、相当の覚悟が必要だと思います。

相場で、自分がホームと見ている通貨ペア以外でポジションを張るということは、この企業の多角経営と同じことが言えます。

やはり多角化しようとする以上は、新規通貨ペアに関する知識や情報や特性をホームの通貨ペア並に持つ覚悟がなくてはならないと思います。

また、やはり儲かるという評判が立ってから参入することが多く、既に出遅れていると認識しておく必要があります。

生半可に手を出してやけどするぐらいであればご愛嬌で済みますが、ホームの通貨ペア(本業)での儲けを吹っ飛ばしては元も子もありません。

もし、相場で多角化するにしても、あまり手を広げず、目が行き届く多くても3通貨ペアぐらいに絞り、主力通貨ペアと同等の関心を持って臨むことが大切だと思います。

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