相場、川下りの如し
相場は、どんどん変化しています。
それは、川の流れに似て、ある時は緩やかに、しかしある時は急流となります。
自分が船の漕ぎ手であれば、今の流れに気を取られるばかりではなく、少しでも先の流れがどうなっているのかを知ろうとし、また来るべき急流にどう対応しようか考えるものだと思います。
相場もまた同じことが言えます。
今の相場に注意を払うばかりではなく、その次の相場がどうなるのかということも、同時に考えておく必要があります。
つまり、今はこういう局面だが、それが今後どう展開していくのかという相場のストーリーを日頃から考えておくことが大切です。
川下りをするのであれば、地図があって、この先の川の経路を知ることができます。
しかし、相場では、今までの経路がしるされたチャートがありますが、チャートにはこれから先の相場の経路はしるされてはいません
そこで、できるだけ長めのチャートを見るなりして、今後をイメージしていく必要があります。
また、同時に、現在話題となっているいくつかの材料のうち、どれが今後より相場にインパクトを与えるかプライオリティー(優先順位)をつけて考えることも大事です。
ノーガードで相場に直面するのではなく、事前に事前に先を読むことによって、相場という急流を無事に乗り切ることができると、個人的には思っています。