ドル安一服
しかし、円安は続いています。
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しかし、円安は続いています。
ドル全面安で、クロス円が円安です。
ロンドンに駐在していた頃、プライベートな旅行で、英国西部のウェールズ地方を旅したことがありました。
この地方は、ケルト人の地で、この地方に入る境もボーダー(border、国境)と呼ばれています。
公用語もウェールズ語(ケルト語)と英語のふたつが併用されていて、道路標識もふたつの言葉で書かれています。
テレビも、ウェールズ語と英語で放送され、音声がウェールズ語で、字幕が英語という番組を見た覚えがあります。
余談ですが、ウエールズには世界一長い駅名があることでも、有名です。
それは、LLANFAIRPWLLGWYNGYLLGOGERYCHWYRNDROBWLLLLANTYSILIOGOGOGOCHという58文字からなるもので、子音ばかりなので、なんと読んでいいのか戸惑いますが、ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホと読むんだそうです。
意味は、「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会」となります。
これからもおわかり頂けると思いますが、言語的に、ウェールズ語は、英語とは全く異なります。
つまり、イングリッシュ(イングランド人)とは、民族が全く違うということです。
ケルト人は、もともと欧州大陸に住んでいましたが、ゲルマン人の襲来によって、西に追いやられ、フランスのブルターニュ半島、英国のスコットランドやウェールズ、そしてアイルランドなどへと移動しました。
スコットランド・グラスゴーに本拠地をおくサッカークラブチームのセルティック(Celtic)は、まさに、ケルト人、あるいはケルトの、ケルトに属するを意味しています。
それでは、私のウェールズの旅のエピソードになりますが、道に迷ったところ、パトカーが止まっているのに気がつき、道を聞きに行きました。
「エクスキューズ・ミー」と下を向いて書き物をしていたおまわりさんに声を掛けました。
そして、顔を上げたおまわりさんの目を見て仰天しました。
目がまばゆいばかりのエメラルドグリーンだったのです。
道を教えてもらったものの、目の色に見ほれてしまい、まったく頭に入りませんでした。
その時、実感として、民族の違いを感じましたが、やはり現地に行ってみないことにはわからないものは多いものです。
尚、スコットランドは英語ですが、東北弁のように聞こえます。
全体的に、ドル売り気味になっています。
クロス円が買われているためと思われます。
ニューヨークで売り込まれても反発しています。
ニューヨークダウは、利益確定売りが優勢となり、前週末比55.96ドル安の35,399.84ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.034%下げて1.278%で引けました。
原油価格は、週末に米南部に上陸した大型ハリケーン「アイダ」の影響で供給が細るとの見方から買いがやや優勢となり、前週末比0.47ドル高の69.21ドルで引けました。
金価格は、利益確定売りがやや優勢で、前週末比7.3ドル安の1,812.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.96近辺まで上昇後、109.90近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、一時1.1783近辺まで下落したものの反発し、1.1800近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、ジリ高が続き、一時129.71近辺をつけました。
相場には、ビギナーズリーグも、中上級者リーグも、プロリーグも、アマリーグもありません。
すべてが、同じリングの上で闘っています。
ですから、自分は初心者だからと思っていても、マーケットはそんなことを知る由もなく、容赦なく攻めてきます。
つまり、初心者だからは、マーケットでは通用しません。
私が、ロンドンで、ディーリングの世界に入ってしばらくした、まだ駆け出しの頃、スワップディーラーとなりました。
スワップとは、FXで毎日のポジションをキャリーするために行うあのスワップですが、期間は、1営業日ではなく、もっと長く、大体6ヶ月物で、トレードしていました。
このスワップのブローカー(仲介業者)を介して、ふたつの米銀のイギリス人ディーラーと親しくなり、パブで一緒に飲んだりしました。
しかし、彼らは、稼げると思えば、徹底して稼ごうと思っているプロでした。
ある日、ブローカーからマーケットをサポートしてほしいと頼まれました。
マーケットをサポートするとは、マーケットメイクとも言いますが、銀行がブローカーにプライスを出して、マーケットを創出して、それを呼び水にして、マーケットを活発化させることです。
その時、私は、ドル/円の翌日物から1年物まで、各ターム(期間)のオファーとビッド、両サイドのプライスをブローカーに提示し、ブローカーは他の銀行に伝えました。
そうしたところが、日米金利差が縮小するような材料が出て、ブローカーに預けた私のプライスのオファーサイドが、たちどころにすべて他行に叩かれてしまいました。
ネームチェック(相手銀行へのクレジットライン(信用許容枠)のチェック)もありましたので、相手のネーム(名前)を聞いたところ、あのパブで一緒に飲んだふたりでした。
そして、相場はさらにアゲンスト(不利)になり、仕方がないので、手持ちのポジションをすべて投げました。
そして、またネームを聞いたら、またあのふたりで、何のことはない、あのふたりに貢いだようなものでした。
相手も、取引をしてみなければ、私の名前もわかりませんが、ネームを聞いてさぞや笑ったことだろうと思うと癪に障りました。
そして、必ず強くなってやると、心に誓いました。
マーケットは、非情です。
強い者に食べられたくなければ、自らが強くなるしかありません。
ポンドも、動ききれずです。
ロンドンは休場でも、ややポンド買いになっています。
上信越自動車道碓氷橋(うすいばし)は、軽井沢方面に向かう途中、横川のサービスエリアを過ぎたところにあります。
これが、私のお気に入りの橋で、スイス橋と勝手に呼んでいます。
なぜ、スイス橋と呼んでいるのかと申しますと、橋自体の優美なデザインといい、周りの針葉樹林との調和といい、私が昔スイスで見た橋とそっくりだからです。
ですので、毎回、この橋を渡る時には、心の中で小さな海外旅行をしています。
橋は、逆Y字型の主塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つないで支える構造になっています。
これが、優美さを橋に与えています。
こうした大規模な構造物が自然の中に建設されても、周囲の環境との調和が図られると、構造物自体が周りに溶け込み、すんなりと環境になじんでいます。
美観のある風景は、人の心を豊かにしてくれると思います。
今でも残念だと思っていることは、バブル景気の時に、箱モノばかり作るのではなく、なぜ全国のありとあらゆる電線を地中に埋めなかったのかということです。
電線を地中に埋めただけでも、日本の街並みの景観は、いたるところで素晴らしくなったことだろうと思います。
欲にかられて、見えなくなっていたのかもしれません。
全般的にドル安です。
ポンドが、全般に買い気です。
本日は30日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
短期的な相場の転換を確認する上で、5日移動平均線が有効です。
たとえば、相場が上昇を続けている時、この短期の移動平均線は鋭角的に上を向いており、下押しがあっても跳ね返す強いサポートとなっています。
しかし、相場の上げが緩やかになってくると、5日移動平均線の上昇角度も緩くなります。
それでも、5日移動平均線がまだ上を向いているうちは、相場も高値圏を形成するに止まっていますが、5日移動平均線が水平ないし下を向いてくると、相場の転換、この場合で言えば、上昇から下落への転換となる可能性が高まります。
具体的に、相場転換のタイミングを確認するには、上昇から下落への転換であれば、5日移動平均線が水平ないし下向きになっているということを前提に、日足の東京寄り付きあるいはニューヨーククローズが、5日移動平均線を下回った時です。
こうなると、今まで下げづらかったところを、スーッと下げることがあり、要注意です。
今回は、上昇から下落への転換を知る上での5日移動平均線の有効性についてお話しましたが、下落から上昇への転換を知る上でも、5日移動平均線は有効です。
下落から上昇への転換は、ご説明しました上昇から下落への転換への過程とは逆で、5日移動平均線が水平ないし上向きになっているということを前提に、日足の東京寄り付きあるいはニューヨーククローズが、5日移動平均線を上回った時です。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、重要局面か
2.EUR/USD、反発の可能性
3.GBP/USD、下落の可能性後退か
4.クロス円、反発の可能性
【1.ドル/円、重要局面か】
・8 月 31 日の米軍のアフガニスタン撤退期限
・9 月 3 日の米雇用統計
・テクニカル的にも転換点近づく?
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•質問回答
コメントで「売りーオーダーを壁にして売る」という表現をすることがありますが、これはどういう意味かを、お話します。
お客様から大口の売りオーダーを預かると、ディーラーは、それを使って収益チャンスにしようとします。
具体的には、たとえば、.00(丁度)で売りオーダーを預かり、相場が上昇してくると、.00の手前の.90-.99近辺で、大口の売りオーダーの額を上限に、戻り売りをします。
売った後下がれば、ショートを買戻して利食い、また買いが上がってくると売って、下がったら買い戻すことを繰り返すと、結構な利益が上がります。
これができるのも、.00に売りオーダーがあるためで、もしも.00を上に抜けたとしても、.00で損失を確定できますので、リスクを最小限にしてトレーディングができるわけです。
これは、本来、大口の売りオーダーを持っている銀行ができることですが、オーダーを持っていない銀行も、.00に売りオーダーがあると聞きつければ、他の銀行が持つオーダーを壁にして売って、下がれば買い戻すということをします。
こうして売りオーダーを壁にして、売って下がったら買い戻すを繰り返していると、段々と下がらなくなり、結局上に抜けていくことが一般的です。
既に申し上げましたよう、売りオーダーを持っている銀行は、.00のオーダーで損失を確定出来ますが、オーダーを持っていない銀行は、.00が抜ければ必死に買い戻しますので、それによって値が飛ぶことが起きます。
これは、よくドル/円で見られるトレーディング手法で、特に.00や.50の手前では、こうした攻防が行われています。
ニューヨークダウは、パウエルFRB議長の講演を受けて、当面は緩和的な金融環境が続くとの見方が広がり買われ、前日比242.68ドル高の35,455.80ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.040%下げて1.304%で引けました。
原油価格は、メキシコ湾岸にハリケーンが接近していることから米供給減少の見方から買われ、前日比1.32ドル高の68.74ドルで引けました。
金価格は、パウエルFRB議長の講演を受けて米長期金利が低下したことから買われ、前日比24.3ドル高の1,819.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、パウエルFRB議長の講演から金融緩和の早期縮小に慎重と受け止められて売られ、一時109.78近辺をつけました。
EUR/USDは上昇し、一時1.1802近辺をつけました。
EUR/JPYは、129.50-60近辺で横ばいでした。
ポジションを持っていて、このポジションはダメだな(うまくいかない)と感じることがあります。
なぜダメだなと思うのかと言いますと、ポジションを持っていること自体が、安定感がなく、しっくりしたものを感じないからです。
ポジションを持てば、緊張感は必ずありますが、ダメだなと思うポジションには、うまくいったポジションよりはるかに気持ちに余裕がなくなっていることを感じます。
それでも、一回持ってしまうとかわいいポジションになってしまい、ポジションが悪いのではなく、相場が悪いと思うようになると、自分の考え方が間違っていたことを素直に認めることが出来なくなり固執してしまうことで、思わぬ損失を被ることになりがちです。
最初に、このポジションはダメだなと思った時に、早めにやめることで発生する損失と、ギリギリまで追い込まれて損切ったことによって発生する損失の間には、雲泥の差があることは容易にお分かり頂けることと思います。
ご自身の感覚をより信じることが大切です。
このポジションはダメだなと感じれば、固執せずかろやかにいったんやめることです。
怪我は軽いうちに直すことです。
チャンスは、まだまだあります。
ショートスクイズ(ショート筋を買い上げて買い戻させて利食うロンドン勢の得意技)ではないかと思われます。
ドル/円、クロス円が、買いになっています。
パラドールは、スペインが独自に開発した国営のホテル群です。
貴族制度の崩壊と共に荒れ果てていた昔からの歴史的建造物である古城や宮殿、修道院といった文化財を国家が買い受けあるいは借り受けて修復し、ホテルとして蘇らせたものです。
私も、一度、フランスとスペインにまたがった大西洋岸のバスク地方を旅した時に、フランスとの国境に近いスペイン側のオンダリビアにあるパラドールに泊まったことがあります。
オンダリビアのパラドールへ車でアプローチするには、丘の麓の門をくぐり、狭い石畳を上って行きます。
町を見下ろす丘の頂上に、古城を改装したホテルがあります。
このホテルは、宿泊代は通常のホテルに比べれば確かに高いですが、高いことが十分納得できる素晴らしいホテルでした。
泊まった部屋は、元々、砲台が置かれていた広い部屋で、厚い壁に砲門が設けられていて、そこから美しい町と海が見えました。
室内の設備も、十二分に良く、とても満足しました。
パブリックスペースの中でも、眺めの良い屋外にあるソファーから眼下の景色を見渡すのも最高でしたが、広々としたロビーに、何枚も掛けられているタペストリー(室内装飾用の織物の一種)も素晴らしかったです。
夕食は、麓の町のオープンエアーのレストランで頂きましたが、結構美味でした。
困ったのは、フランスとの国境がすぐの町なのに、スペイン語しか通じず、これには困りました。
翌日の朝食は、ホテルで頂きましたが、とても美味しかったです。
パラドールは、現在スペイン国内に91ヶ所あり、是非どれかに泊まってみることをお勧めします。
アフガニスタン情勢を受けて、リスク回避が出ているもようです。
様子見です。
今日のパウエルFRB議長の講演が注目されていますが、アフガニスタン情勢には警戒です。
ニューヨークダウは、カブール国際空港周辺で爆弾テロが起きるなどアフガニスタン情勢の悪化が重荷になり売られ、前日比191.79ドル安の35,213.71ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、やや低下し、暫定値ながら前日比0.003%下げて1.341%で引けました。
原油価格は、新型コロナウィルスの感染拡大懸念が再燃して売られ、前日比0.94ドル安の67.42ドルで引けました。
金価格は、翌日のパウエルFRB議長の講演を前にポジション調整から買われ、前日比4.2ドル高の1,795.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、パウエルFRB議長の講演待ちで、110.00~20近辺で様子見でした。尚、カブールでの爆弾テロでやや伸び悩みました。
EUR/USDは、一時1.1746近辺まで軟化しました。
EUR/JPYは、一時129.24近辺まで軟化しました。
よく、毎日いくら稼いで、1ヶ月の収益がいくらになるという1日あたりの平均収益で月間の収益目標を割り出すことがあるのではないかと思います。
これは、確かにコンビニや一般商店なら、毎日の平均来店客数と平均客単価がわかれば、計算できます。
しかし、トレーディングでは、毎日の予想変動幅すらよくわからない上に、損失という負の収益の時もあり、1日あたりの平均収益の積み上げで月間の収益がいくらになるかという発想は、なじまないと思います。
トレーディングは、儲けられる時は最大限儲け、儲からない時と悟れば、身をすくめて損失を最小限にとどめ、結果として、収益を残すということが大事だと思います。
つまり、狩猟民族的な、獲物がいれば貪欲に追いつめそしてしとめ、獲物がいなければ余分な体力を使わないように休むというメリハリが必要だと思います。
これは、欧米系が得意とする儲け方だと言えます。
いつくるか分からないチャンスに頼れないというご意見もあることと思います。
しかし、私の経験からしますと、チャンスは月に二度はあると見ています。
損失を出す多くのケースが、そのチャンスを待ちきれずにマーケットに飛び込んでしまうことによって起きることが多く、逸る気持ちを抑えて、そのチャンスを待てるようになること大切です。
つまり、焦りは禁物です。
明日のパウエルFRB議長の講演を意識してのことと思われます。
ポンドが、全般的に重くなっています。
米ソ冷戦時代、ヨーロッパ線は、ソビエト上空を飛ぶことは出来ませんでしたので、いったん米州アラスカに飛び、同州のアンカレッジ空港に着陸して給油し、それから北極圏を飛び越えてヨーロッパに向かいました。
アンカレッジ空港には、独特の雰囲気がありました。
窓外は、真っ白で雄大な雪原と山々が見渡せますが、空港ビル内は、うどん屋さんがあったり、免税店でも日本語で買い物ができたり、大きな白熊の剥製があったり、実に不思議な世界でした。
ここで働く日本人女性達の多くは、戦後、米兵と結婚してアラスカに渡ってきた人達で、懐かしい日本と古いアメリカが交じり合ったような印象を持ちました。
これは、アラスカに限らず、米国本土でも、同じことが言えて、一世代ぐらい前の日本人の方が経営するお店などでも、日本とアメリカが混合したような文化を感じます。
それは、米国で生きていく上で、現地に溶けこもうとするとする意識と、無意識のうちにも日本人であるというアイデンティティーを持っていたことが、独特の雰囲気を醸し出しているのではないかと思います。
この点は、日本を向いて仕事をしている駐在員とは違い、永住覚悟でどっぷりとアメリカに浸っている人の迫力を感じます。
米国に限らず、世界のいたるところで永住覚悟で生活する日本人がいます。
特に、現地の人と結婚した日本人女性が多く、すごいなあといつも思っています。
ドル/円、クロス円で、高値圏です。
ドル/円、クロス円で、再び上値を試す可能性があります。
リスクオフのポジション調整ということなのかもしれません。
ニューヨークダウは、利益確定売りが先行しましたが、新型コロナウイルスのワクチンの普及や、米政権の大型の財政支出による景気拡大を期待した買いが次第に優勢になり、前日比39.24ドル高の35,405.50ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.054%上げて1.344%で引けました。
原油価格は、ワクチン普及期待や米在庫減から買われ、前日比0.82ドル高の68.36ドルで引けました。
金価格は、米長期金上昇を受けて売られ、前日比17.5ドル安の1,791.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利上昇を受けて買われ、一時110.12近辺をつけました。
EUR/USDは上昇し、一時1.1774近辺をつけました。
EUR/JPYは上昇し、一時129.53近辺をつけました。
落語の「風が吹けば桶屋(おけや)が儲かる」とは、思わぬ所に思わぬ物事の影響が出ることの例えです。
この噺(はなし)は、こんな具合です。
風が吹くと土ぼこりがたって、目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋が儲かるという寸法です。
為替のマーケットでも、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なことが、良く起こります。
たとえば、FRBのテーパリング(量的緩和の縮小」の可能性が強まると、市場全体にリスク資産からの回避が強まり、ニューヨークダウや原油が売られ、米長期金利は上昇し、為替では日米金利差拡大からドル/円が買われるといったことは、日常茶飯事で起きています。
したがい、何が起きると何にどのような影響が出るのか、ピンとこなくてはなりません。
そのためには、日頃から、新聞やネットなどで情報収集し基本的なマーケット環境を把握しておくことが大切です。
また、反応の仕方は相場の地合によって異なることも、忘れないようにしなければなりません。
具体的に申し上げれば、マーケットは、相場の上昇を期待してロングにポジションになっていた場合、上昇を望み下落を望んでいませんが、一方、マーケットが相場の下落を期待してショートにポジションがなっていた場合は、下落を望み上昇を望んでいません。
そして、上昇を期待しているにしても、下落を期待しているにしても、マーケットの大方のポジションの逆、つまり望んでいない結果に対してのほうが、ロスカットの集中という形で、より反応することに注意が必要です。
ユーロが、全般的に重くなっています。
限定的な動きです。
大勢で中華料理屋さんに行くと真中が回る回転テーブル席に通されるのは、ごくあたり前のことです。
そして、焼肉屋さんのテーブルの真中には、網に乗せられた肉から出る煙をそばから吸い込んでくれる無煙ロースターがあるのもあたり前です。
しかし、これらが日本で発明されたものだということは、意外に知られていないことです。
回転テーブルは、昭和7年(1932年)、東京の目黒雅叙園がはじまりで、それを日本に住んでいた華僑の方が、このテーブルに目をつけ、回転テーブルの存在を中国へ広めたことから中華料理のテーブルというイメージがついたとされています。
また、無煙ロースターは、1970年代の後半に発明され、煙を嫌う人、特に女性には大きな支持を受けることになり、1980年代以降、焼肉店に女性やファミリー層が訪れるようになった大きなきっかけを作りました。
これに限らず、回転寿司、カラオケ、漫画、アニメ、電動自転車、ロボット、ハイブリット車など、ジャパン・オリジナルと言われるものには、共通点があります。
それは、平和的なものばかりであり、またそれぞれのことをもっと楽しんだり、夢を実現させるために発案されたものだと私は思います。
創意工夫は、日本人のお家芸です。
今、世界は大変な時代です。
そこを、日本が、お金を出して貢献するのは、確かに直接的ではありますが、一時的で日本の存在を記憶してもらうことは難しいものがあると思います。
それよりは、日本人が得意とする知恵と工夫を伝えることで、世界各国が難局を乗り越えるお手伝いをすることが、結局は日本の地位向上につながる、さらに言えば国益になるのではないかと思っています。
言葉少なだけれど、頼りになる国日本であってほしいと思います。
閑散ではあります。
方向感がはっきりしていない感じです。
本日は25日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、FRBによる金融政策を見極めたいとのムードが強く動きは限られ、前日比32.19ドル高の35,367.90ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.038%上げて1.293%で引けました。
原油価格は、新型コロナウイルスワクチンの普及期待や中国での感染者数の減少を受けて買われ、前日比1.90ドル高の67.54ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比2.2ドル高の1,808.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時109.42近辺まで売られたものの、109.65-70近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、ジリ高を続け、一時1.1761近辺をつけました。
EUR/JPYは、ジリ高となり、一時129.00近辺をつけました。
「実需取引よりもファンドなどの投機的な取引が何倍も大きくなり、投機がマーケットを席巻しているので、ファンドの動きに注意が必要だ」
これは、良く耳にする言葉で、確かに一理あります。
ファンドは、レバレッジを効かせて実需の取引の何倍も大きな金額を振り回し、相場を動かそうします。
しかし、ファンドが常に成功しているわけではありません。
特にドル/円で言えることですが、実需の取引とは、輸出企業であればドルを売りっ放し、輸入企業ならドルを買いっ放しで済みますが、投機筋は必ず売ったら買い戻さなければならないとか、買ったら必ず売らなければならないという縛りはあります。
したがって、投機筋が派手に売り買いして、実需の玉を飲み込んでポジションを傾けると、ボディーブローのように抱え込んでしまったポジションがジワリと後から効いてきて、投機筋のロスカット的な手仕舞いの動きにつながることが結構あります。
投機の取引は、例えて言えば、抗生物質のような即効性はあるが副作用もある薬のようなものなのに対して、実需の取引は、漢方薬のようなジワリと効く薬のようなものです。
したがって、投機の取引、実需の取引の特性を知った上で、状況に応じたトレーディングをする必要があります。
8/20(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「金魚鉢の中の嵐」
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ドル/円、クロス円は、買いが引きません。
ポンドが、全般に買われています。
海外勤務を終えて帰国して思ったことは、あれ?日本ってこんなに冷たかったっけ?ということでした。
たとえば、横断歩道を渡ろうとしても、車は歩行者に気を止めず、スピードを落とすことなく通過していきます。
また、ビルの通路で手動のドアを開けても、後から来る人のことをまったく気にせず、ドアから手を離します。
狭い道で向かいから人がきても、お互いに「こんにちは」でもなく、無言ですれ違います。
満員電車に慣れてしまっているのか、体がぶつかっても、「すいません」の一言もありません。
日本は同質社会ではなくなってきていると言われますが、今お話したような場面では、お互いにそういうものだという無言の了解ができているように思います。
しかし、他人に自分は敵ではないと具体的に意思表示をすることで自分の身を守ることが徹底している社会では、それぞれの場面での対応が違います。
横断歩道で歩行者がいれば、車は必ず止まり、歩行者が横断するのを優先します。
ビルの通路のドアでは、後ろの人がドアに手を掛けるまで、待っています。
狭い道ですれ違う時には、お互いに笑顔で「こんにちは」を言い、気候がどうだといった言葉も添えられることもあります。
電車で、体がぶつかったら、「すいません」の一言が必ずあります。
もともと、自己防衛のために自分は敵ではないことを明らかにする行為だったのが定着し、真に相手を思いやるマナーとなっていると思います。
こうした面は、自分たちの生活にも取り入れていって、良いように思います。
そうすれば、少しでも心豊かな社会になるのではないかと考えます。
全般的に、小動きです。
ドル/円は、買い気です。
昨日のロンドンはドル/円でドル買い一辺倒でしたが、ニューヨークでは一転してドル売り一辺倒になっています。
ニューヨークダウは、前週までデルタ株感染拡大懸念で売られた景気敏感株が買いなおされ、前週末比215.76ドル高の35,335.84ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ変わらず、暫定値ながら前週末比0.005%下げて1.255%で引けました。
原油価格は、値ごろ感や株高を受け大幅上昇し、前週末比3.50ドル高の65.64ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、前週末比22.3ドル高の1,806.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は反落し、一時109.66近辺をつけました。
EUR/USDはジリ高を続け、一時1.1750をつけました。
EUR/JPYは上昇し、一時129.14近辺をつけた後、128.80近辺に落ち着きました。
ミニマム・プロフィット・テークとは、ポジションはフェーバー(有利)だけれども、最低限の利益は確保したい時におく、ストップロスのようなオーダーです。
個人のFX取引におけるトレール注文の原型とも言えます。
最低限の利益を確保するためですから、厳密にはストップロス(損失)ではありません。
ミニマム・プロフィット・テークのオーダーを入れる時は、ある意味、欲が出ている時です。
つまり、もっと儲けたい、しかし、相場が急変して、儲け幅が縮小しても、最低限の利益を得たいという気持ちからオーダーを入れるものです。
しかし、相場とは、意地悪なもので、もっと儲けたいと思ったところが反転するポイントとなることが多く、結局、最低限の利益にしかならなかったということは、結構あるように思います。
それよりは、欲望が高まってきたら、自分の欲望が自分の相場の潮時を教えてくれていると受け止め、さらりと利食うことが、結果的には良いのではないかと思います。
そして、いったん利食ってしまったら、もっとフェーバーな方向へ行ったとしても、それは割り切って、むしろすがすがしい気持ちでいられるようになることが大切です。
儲けたい欲望にかられて、ポジションが閉じられなくなることだけは、厳に慎まなければなりません。
ユーロが、対ドル対円対ポンドで、重くなっています。
ドル/円、クロス円が、買い気です。
私の好きなもののひとつです。
地図を見ていると、全く飽きません。
なにが、そんなに好きなのかと言えば、地図を見ることで、実際の風景を思い描き、地図の先がどうなるかワクワクしながら、見ているからだと思います。
そういう意味からは、相場のチャートも、私にとっては、地図の一種のようなものです。
昔、ロンドンに駐在したばかりの時、車を購入しました。
しかし、ロンドンの道は、非常に複雑で、たとえば、南に行くためには、まず北に行かなければならないといった具合に、ぶっつけ本番では迷いに迷ってしまいます。
この時、大変お世話になったのが、「A to Z」というロードマップで、ロンドンのありとあらゆる道が、一方通行かどうかも含めすべて掲載されていました。
ロンドンの道は、いくら狭くても短くても、必ず名前がついていて、それもすべて網羅されていました。
いつも、車で新しいところに出かける時は、事前に地図でコースを確認し出かけました。
そうして、ジグソーパズルのピースがひとつひとつくっついていくごとに、だんだんにロンドンの全容がつかめて行きました。
ある道と、以前に走ったことのある道がつながるとパッと景色が広がったようで実に快感でした。
この感動は、カーナビでは味わえないと思います。
しかし、カーナビに現在助けられていることも事実です。
新しい場所に行くばかりでなく、すでに行ったところに行くにしても、到着時間がだいたいわかるのは、大変便利です。
また、走っている道の沿線に何があるのかもわかり、その点でも役に立つことがあります。
今は、スマホでも、地図が見られ、暇さえあれば眺めています。
お気に入りは、Mapionです。
仲値が決まって、ドル/円、クロス円の買いはやや落ち着きました。
ドル/円、クロス円が、買い気です。
様子見気分が強いマーケットです。
私が、まだ車の運転が初心者だった頃、父が同乗して教えてくれた中で、一番心に残っている言葉は、「対向車とすれ違えるかどうかが分からなければ、停まって対向車を先に行かせれば良い」というものでした。
つまり、分からなければ動くなということで、これはいろいろなことに応用できる考え方だと思います。
もちろん、トレーディングも例外ではないと思います。
ともすれば、相場の行方が見えないのに、儲け損なうのではないかという恐怖から、衝動的に相場にエントリーしてしまうことがあると思います。
しかし、相場がどうなるか見通しがつかなければ、無理に相場にエントリーせず、トレーディングを休んで様子をうかがって良いと思います。
トレーディングは、売るか、買うか、休むかの3つの行為によってできています。
売るか、買うかは、トレーディングとしてウェイトの高いものと思われるかもしれませんが、休むがあってこそ、バランスが取れます。
もしも、頭が煮詰まっているのなら、尚更休むべきです。
決して、相場はこれ一回限りではありませんので、休んで頭をリセットしてから、トレーディングを再開してもなんら問題はありません。
休んで、リフレッシュすれば、新しい発想も生まれてくるものです。
私は、運転するのが好きです。
実際に運転するのは、交通の便利な東京に住んでいるだけにあまりありませんが、小旅行をする時に運転すると、実にいい気分転換になります。
いろいろな国で運転しましたが、やはり一番スリリングだったのは、イタリアでした。
とても2台が並走できないような狭い道でも、果敢に追越を掛けてきて冷や汗ものでした。
パリの凱旋門の巨大なランナバウト(サークル)も、ランナバウトの中に外からブレーキも掛けずに車が飛び込んできて、命がけでした。
ドイツのアウトバーン(制限速度無しの高速道路)では、追い越し車線を300キロぐらいで走るポルシェとかベンツとかBMWがいて、170~180キロで追い越し車線を走っていてバックミラーで遠く地平線にパッシングが見えたなと思うと、あっという間にグワーッと近づいてくる時は、かなり焦りました。
英国も、結構飛ばしますが、それとは別に、田舎道に「Ford(浅瀬)」という標識があり、橋がなく車で小川を突っ切れというまたなんとも英国的で好きでした。
米国は、意外にスピード制限が厳しく、都市部および近郊のハイウェイでは、55マイルですから90キロぐらいにスピードは制限されています。
広い国だけに、のんびり走ろうということかもしれません。
車に対して求めるものも国により違い、米国は日本と同じでオートマ車が主流なのに対して、欧州は現在でもマニュアル車が主流です。
欧州の人達の車へのこだわりを感じます。
また、日本、英国、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなどのように左側通行もあれば、米国、欧州大陸をはじめその他多くの国が右側通行というような具合で、オートマ慣れした米国人が英国でマニュアル車を左側通行で走ると、たぶんパニックに陥るのではないかと思います。
日常的なことでも、ことほど左様に、いろいろな習慣、ルールがある世界では、やはりお互いを認め合うというところから始めることが必要だと思います。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、ジャクソンホール会議に期待高まる
2.EUR/USD、本格的に下を試すか
3.GBP/USD、続落の可能性
4.クロス円、円買い続くか
【1.ドル/円、ジャクソンホール会議に期待高まる】
・26 日~28 日のジャクソンホール会議に世界の関心が集中
・中でも 27 日のパウエル FRB 議長の講演が注目
・催促相場だけに、事実が判明すると手仕舞い集中も
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相場が反転するきっかけのひとつです。
それまでのトレンド相場を肯定する内容でありながら、材料としては出尽くしたとして、手じまいのきっかけになります。
殊に、長くそれまでのトレンド相場が続いた後に起きやすいと言えます。
また、材料出尽しによる反転には、時期的な要素も大きく働いています。
具体的には、米英の金融機関・ファンドの6月末の中間決済を前にした6月前半から中旬、12月の本決算前の12月前半から中旬に、それまでの利益を確定するため、材料出尽しを理由に、キャリー(保有)してきたポジションを大きく手仕舞います。
この手仕舞う金額は相当大きく、反転した相場はワンウェイ(一方向)に進みやすいことから、流れに逆らって逆張りするのは、危険です。
また、もっと日々の相場のような短い期間でも材料出尽しを理由に反転することがありますが、この場合の反転は、余程トレンドと合ったものでなければ、また元に戻ることが多いと言えます。
材料出尽しを理由にしていることを知るコツとしては、きっかけとなる経済指標などの発表内容が今までのトレンド相場と合致していても、反対方向に動いていないかを見てみることです。
今までのトレンド相場と則していなければ、材料出尽しを理由にしていると、判断して良いと思います。
この二人は、私の世界観、人生観に大きな影響を与えた恩人です。ヘレンは、私のロンドンでの英語のプライベートレッスンの先生。ナディアは、ニューヨークでの家の大家さんです。
ヘレンとの出会いは、ロンドンで初めて海外勤務になった直後、たどたどしい英語を使っていたところ、スーパーのレジの女の子に、"I don't understand you."(あんたが、言ってること、わからないわ。)と言われた屈辱感から、一念発起して、英語のプライベートレッスンをうけようと決心して、出会った先生でした。
何度かレッスンを受けるうちに、お互いのバックグラウンドを話すようになってわかったことは、彼女はイギリス人ではないことでした。もちろん、彼女は、普通のイギリス人以上にきれいな英語を話しますが、彼女は、ユダヤ系のオーストラリア人でした。さらに、聞いていくと、彼女のご両親は、あの悪名高きアウシュビッツ強制収容所の生存者で、第2次世界大戦後、オーストラリアに移住して、そこで彼女が生まれたということでした。
ご両親は、ゼロからオーストラリアで事業を始め、一財を成した後、二人ともほとんど間をおかずに亡くなったそうです。彼女は、実にざっくばらんで気丈な人ですが、この話になると、涙が止まりませんでした。
彼女のマザーラングエッジ(もともと、生まれたときの初めての言語)は、イーディッシュという、中部ヨーロッパのユダヤ人が使っている言語で、原始ドイツ語に近い言語だそうです。たまたま私が聴いた限りでは、全くドイツ語にしか聞こえませんでしたが、文字は、右から左に書くヘブライ文字でした。
彼女は、オーストラリアの大学を出たあと、インドでの長期滞在を経て、イギリスに渡り、今の旦那さんである、ウェールズ人の仏教画家と出会ったそうです。彼女は、今、オックスフォード大学で、イーディッシュを教えています。
ナディアは、私がニューヨーク勤務の時に借りたコネチカット州グリニッジの家の大家さんです。
この人がまた、すごい人生で、彼女は、ウクライナ人(彼女に言わせると、ロシアとウクライナは隣り合せの国とはいえ、ロシア人とウクライナ人は、全く違うと、強く主張していました。)で、娘時代のある日、ドイツ兵が現れて、家族一同、収容され、何日も貨車に揺られて、護送されたところが、オーストリアの強制収容所。そこで何年かを過ごしたそうです。
そして、ある日、その収容所のどの監視所にも、ドイツ兵がいなくなっていることに気づき(つまり、戦争の終結)、これ幸いと、皆で山を越え山を越え逃げたそうです。そして、やっと駅を見つけたそうです。しかし、その駅のそばに止まっていた戦車に赤旗が立っていることに気づき、回れ右して、また山を越え山を越え、ようやく米軍のキャンプに収容されました。そして、そこでしばらく休養後、米軍から身の振り方を相談され、家族一同、南米のチリに移住することにしたそうです。
彼女は、チリで大学まで出たあと、ニューヨークに渡り、そこで、ロシア系スウェーデン人の旦那さんと知り合い、スウェーデンの首都、ストックホルムに移住。あの川端康成のノーベル賞受賞を会場でじかに見たことを自慢していました。
この二人の地球レベルの生き方を見ていると、自分の人生なんて、小回りだなあと実に思います。世界中が参加しているFXのマーケットの世界でも、相手にしているのは、こういった数奇な人生を送っているタフな連中、 たとえば著名投資家ジョージ・ソロス氏(ユダヤ系ハンガリー人)が好例ですが、こうした人達が実際に含まれているわけです。
そうした人々も入り混じって構成されるマーケット心理を読む参考図書には、ジェフリー・アーチャーの小説などを読むほうが良いのかも知れません。
ニューヨークダウは、ハイテク株が相場を押し上げ、前日比225.96ドル高の35,120.08ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはやや上昇し、暫定値ながら前日比0.013%上げて1.255%で引けました。
原油価格は、デルタ型の感染拡大による景気懸念から売られ、前日比1.37ドル安の62.32ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが反発したのを受けて買われ、前日比0.9ドル高の1,784.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は反発し、109.87近辺をつけて高値圏で横ばいとなりました。
EUR/USDは反発し、1.1704近辺をつけました。
EUR/JPYは反発し、128.52近辺をつけました。
相場に確固たるテーマがある時、ない時、いずれもあります。
相場に確固たるテーマがあれば、トレンド相場になりやすいですが、相場に確固たるテーマがなければレンジ相場になりやすいのが一般的です。
なぜなら、相場に確固たるテーマがあって、そのテーマによって生じるリスクを回避するために、投資家などの長期のプレーヤーがマーケットに参加してきますので、継続的に一方向へのフロー(資金の流れ)が出来、トレンド相場となります。
一方、相場に確固たるテーマがないと、投資家の動きは後退し、主なマーケット参加者は、短期の投機筋となるため、相場は長続きしなくなり、上げたり下げたりを繰り返すレンジ相場となります。
このように、トレンドが形成されるかされないかの元となるテーマが確固たるものとは、そのテーマが信じるに足る説得力があるかによります。
元来、お金は臆病なものですから、特に新たなテーマから危険が迫っていると感じれば、さっさとより安全なところに逃げていきます。
また、もちろん、投資に有利と判断される場合にも、そこに資金が向かうこともありますが、やはりリスク回避からのフローの方が、圧倒的に多いと言えます。
静かに進行しています。
やや重くなっています。
昔、よく政治家が外遊する時に使った言葉です。
しかし、海外では通用しません。
とことん主張し合って、妥協点を見出すというというのが、見知らぬ同士の交渉のやり方ですから、腹を割って、いくら自分はこう思っているということが本音だと語っても、そうですかで終わってしまいます。
相手には、相手の求める利益があり、少しでも多く利益を得ようとします。
もっと極論すれば、ダメもとでも主張して、自分の主張が通れば儲けものだと考えています。
また、主張してこそ自分の存在感を誇示できるということで、なにしろよくしゃべり、アピールします。
こうしたことは公式な場だけではなく、私的な生活の中でもあります。
日本に帰国が決まった日本人家庭が、家の家具類を職場の同僚や友人に誠意を込めた値段で売ろうとすると、いろいろと売り物の痛み方などについて指摘されて値下げを求められ、とまどったという話があります。
こういった点にも、はじめに主張ありきの社会であるかないかの違いがあります。
しかし、日本は日本だけでは生きてはいけません。
妥協(compromise、コンプロマイズ)も受け入れられる柔軟性が必要だと思います。
今日は20日で、5・10日(ゴトウビ)で、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いがでましたが、仲値が決まって上げも一服です。
しかし、油断はできないと見ています。
しかし、ポンドのことですから、調整ともなれば、また激しい巻き戻しが予想されます。
ニューヨークダウは、テーパリング(量的緩和の縮小)開始の前倒しを警戒して売られ、前日比66.57ドル安の34,894.12ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.031%下げて1.242%で引けました。
原油価格は、GBP/USDやEUR/USDが売られたのに連れて下げ、前日比1.77ドル安の63.69ドルで引けました。
金価格は、GBP/USDやEUR/USDが売られたのに連れて下げ、前日比1.3ドル安の1,783.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、109.49近辺まで下げた後、109.83近辺まで反発しました。
EUR/USDは、1.1704近辺まで反発後、1.1673近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、128.20~40近辺で揉み合いでした。
GBP/USDは、一本調子に下落し、一時1.3633近辺をつけました。
ひと相場が終わると、次の相場の方向性をマーケットは模索します。
しかし、次の相場の方向性は、なかなか決まらないことも多く、その時々で話題となっているようなことを、場つなぎ的に材料にして動こうとします。
しかし、マーケット全体のコンセンサスを得ていないような材料では、動いたとしても一時的で、上げても戻し、下げても戻すことになります。
こうして、レンジ相場が形成されていきます。
特に、レンジ相場に入ったばかりの時点では、今までのテーマが依然として継続していると見るマーケット参加者や、ひと相場が終わったと見て手仕舞いを先行させるマーケット参加者、そして新しいテーマはこれだと見て動き出すマーケット参加者などが混在する、つまり、いろいろな見方が現れます。
そのため、攻防が激しくなり、相場が乱高下することになりますので、非常に損失を出しやすい危険なマーケットになります。
それまでの素直なトレンド相場から乱高下の相場に移るため、折角トレンド相場で儲けた利益を簡単に飛ばすこともありえますので、乱高下を始めたら、トレンド相場から引っ張ってきたポジションは、即刻手仕舞うことが大切です。
次の相場の方向性が決まるのに、3ヶ月も4ヶ月もかかる時すらありますので、ひと相場終わった後は、焦らずじっくりと形勢をうかがう姿勢でいるべきかと思います。
ポンドが、全般に下げています。
ロンドンは、ドル/円、クロス円を、売ってきています。
地下鉄に乗ると、寝ているのかあるいは単に目をつぶっているだけなのかはわかりませんが、席で目をつぶっている人をよく目にします。
この光景を見るたびに思うのは、日本は物騒な事件がたまには起きるけれども、まだまだ安全だということです。
なかなか、海外では、そんなことは出来ないことを、私は身をもって経験しました。
それは、ニューヨークのマンハッタンから自宅のあるコネチカット州に電車で帰ったある日のことでした。
いつもはアタッシェケースは足元に置き、寝てしまわないように気をつけていましたが、帰国も間近で、送別会でしこたま飲んだこともあって、気が抜けてしまったようで、アタッシェケースを上の棚に載せて、いつの間にか寝入ってしまいました。
そして、ハッと目を覚まして、上の棚にあるはずのアタッシェケースを反射的に目で追いました。
やっぱりでしたが、アタッシェケースは消えていました。
中に特にとられて困るものは、取り立ててなかったのですが、アタッシェケース自体がドイツ製で気に入っていただけに悔しい思いでした。
ただ、アタッシェケースを自分の頭上で盗られるほどに熟睡していたわけで、命があっただけでも儲けものだったと思いました。
海外にいると、基本的に常に緊張していますが、今お話したような、フッと気が抜けた時が危険です。
FOMC議事要旨が出て、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言への期待感が再び強まったようです。
ユーロ、ポンド共に、対ドル対円で、引き続き上値は重いと見ています。
1カ月前のFOMCと現在では、経済状況にギャップがあることは意識する必要があります。
ニューヨークダウは、公表されたFOMC議事要旨で年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始が示されたことから売られ、前日比382.59ドル安の34,960.69ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.014%上げて1.272%で引けました。
原油価格は、新型コロナウイルスのデルタ型の感染拡大が止まらないため売られ、前日比1.13ドル安の65.46ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが売られた局面では売られたもののデルタ株やアフガニスタン情勢を巡るリスクが懸念され下値は堅く、前日比3.4ドル安の1,784.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、FOMC議事要旨発表直後、一時110.06近辺まで買われたものの、その後109.77近辺まで反落しました。
EUR/USDは、FOMC議事要旨発表直後、一時1.1742近辺まで急上昇しましたが、一時的で1.1708近辺まで反落しました。
EUR/JPYは、FOMC議事要旨発表直後、一時128.94近辺まで上昇しましたが、その後128.53近辺まで反落しました。
相場に対するマーケットの反応は、最初は疑い深く、だんだんに信じ込み、そして大きな期待へと膨らんでいきます。
しかし、その後、同じ方向に期待するマーケット参加者が増え過ぎて、買い過ぎ売り過ぎの状態になると、その相場にとっていくらフェーバーな(有利な)経済指標や要人発言が出ても、素直に反応しなくなり、むしろ反転してしまうようになります。
これが、一般的な相場のサイクルです。
日頃から注意しておくべきことは、今の相場は、相場のサイクルのどの段階にいるかを確認することです。
たとえば、今の相場の段階が、だんだんにマーケットが信じ込んきているぐらいでは、その相場にアゲンストな(不利な)経済指標や要人発言が出て反転しても、それは一時的で、またもとのトレンドに戻るのが一般的です。
こうした復元力のある相場を、「相場が若い」と呼んでいます。
一方、多くのマーケット参加者が信じて疑わなくなり、ポジション的にもロングかショートに大きく偏ると、相場は素直には動かなくなります。
これは、ひと相場の終わりが近づいている証です。
このように、今の相場がサイクルのどの段階にいるかによって、ポジションの取り方も踏ん張るべき時か、さっさと手仕舞うべき時かが、異なってくるわけです。
今がどの段階にあるかは、相場のテーマのスケールや、マーケットのセンチメント、その相場が始まってからの期間、年間のどの時期か、シカゴIMMなどのポジション状況、経済指標や要人発言に対する感応度、テクニカル、値動きなど総合的に見て判断する必要があります。
それが、「相場は相場に聞いてみる」ということだと思います。
8/13(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「催促相場」
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
若干です。
ポンドが、全般に売られています。
私は、学生時代、フランス語を独学していました。
なぜフランス語だったかと言いますと、戦後のフランスに興味を持っていたからです。
フランスは第2次大戦で、ドイツに占領され、多くのレジスタンスが命を落としました。
その反省から、戦後、自国は自国で守るという意識が高まり、軍事的には抑止力としての原爆を保有し、また原子力発電所を多数建設して電力をまかない、食料自給率も100%を上回るなど、次々と方針を実行に移しました。
フランスは、おしゃれな国、芸術の国というステレオタイプ(既成概念)とは全く異なったハリネズミのような国家でもあります。
フランス語というよりも会話の勉強に、NHKラジオのフランス語講座を、丸1年ほぼ毎日聞きましたが、これは効果てきめんでした。
中・高6年間、英語を勉強してもしゃべれないのに、フランス語はそれなりにはしゃべれるようになりました。
そして、大学3年の時、欧州を一人旅し、フランスで自分のフランス語がどれぐらい使えるか試してみましたが、ほとんど問題ありませんでした。
しかし、就職し、フランス語を使うことなど全くなくなり、見事にフランス語は退化していきました。
10年ほど前に、フランスに行き、さびついたフランス語をおもむろに使おうとすると、向こうから「英語はしゃべれるか」と英語で尋ねられる始末でした。
いつか、またフランス語を勉強したいものです。
ラテン系の言語ですので、フランス語がわかると、ポルトガル語がわかるオマケつきです。
マーケットは、先週末からの上下動にやや疲れた感があります。
しかし、上値も重いものと見ています。
ドル/円は反発したものの、クロス円は円高が進行しています。
ニューヨークダウは、低調な米小売売上高が嫌気されて売られ、前日比282.12ドル安の35,343.28ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、やや上昇し、暫定値ながら前日比0.008%上げて1.265%で引けました。
原油価格は、予想より悪い米小売売上高を受けて売られ、前日比0.70ドル安の66.59ドルで引けました。
金価格は、過去2営業日で大きく上昇していたためポジション調整から売られ、前日比2.0ドル安の1,787.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、EUR/USDなどの下落(ドル高)を受けて上昇し、一時109.65近辺をつけました。
EUR/USDは、大きく売り込まれ、一時1.1709近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの下げに連れて下落し、一時128.26近辺をつけました。
マーケットのポジションがどうなっていると、相場の動きがどうなるかは、ポジションの偏りよって分かってきます。
まず、最初に理解しておかなければならないことは、相場が大きく動く原動力は、ロスカットだということです。
新規にポジションを持つ時は、慎重にポジションメイク(ポジションの造成)しますので、マーケットへのインパクトはあまりありません。
それが、ロスカットとなりますと、損失を最小限に抑えようと、売りなり買いなりが我先に集中的にマーケットに出ますので、非常に大きな破壊力となり、値を飛ばす原因となります。
たとえば、ショートポジションのロスカットが集中しますと、相場は急上昇します。
そして、買戻しが一巡すると、マーケットにショートもロングもない、ほぼスクエア(ポジションなし)の状態になります。
ショートの買戻しが一巡しほぼスクエアな状態になると相場は高止まりし、ロングの投げが一巡しほぼスクエアな状態になると底値圏で相場は停滞します。
つまり、ロスカットが一巡すると、マーケットにショートあるいはロングといったポジションの偏りがほとんどなくなるため、動かなくなります。
しかし、時間の経過とともに、新たな思惑からポジションができ、再びできたポジションの偏りの逆に相場は動きやすくなります。
その意味で、ポジションスクエアの状態から、ショートかロングかどちらにマーケットのポジションが偏ってきているかを知る必要があります。
高値圏や安値圏で、ロングが新たにできると買っても上げづらく、ショートが新たにできると下げづらくなることで、ある程度ポジションの偏りはわかります。
そうして、新たに出来たポジションの偏りが大きくなると、またマーケットの大勢の思惑とは逆に相場が動き出し、ロスカットによって相場が大きく動きやすくなります。
こうしたことは、特にレンジ相場で起こりやすく、相場のテーマがはっきりしているトレンド相場ではある程度のポジションの偏りであれば、そのまま目先のテーマで相場を押し切ってしまうことがありますが、それでも、いずれは大きなポジション調整が入ることになります。
安全通貨として買われているもようです。
ただ、まだロンドンは始まったばかりですので、続くかはなんとも言えません。
私が、ニューヨークに駐在したのは、1990年代の前半でした。1980年代半ばにロンドンに駐在した時と、一番違いを感じたのは、やはりニューヨークらしく、Melting Pot(人種のるつぼ)でした。
私達のチームは、WASP(※ワスプ)、アイルランド系、ドイツ系、ルーマニア系、ユダヤ系、ベネズエラ系、中国本土系、香港系、台湾系、韓国系(順不同)のアメリカ人達と日本人で構成されていました。
そんな連中ですから、いろいろなバックグランドがありました。
台湾系のディーラーは、小学生時代を神戸で過ごしたため、日本語が上手でした。
しかし、彼の家族がアメリカに渡ったのには、訳がありました。
それは、1972年の日中国交正常化によって、中華民国(台湾)籍の人たちのビザの継続を日本政府が認めなくなったことでした。
国際政治に翻弄された家族のひとりから、笑みを持ってこの話をされ実に心が痛みました。
また、WASPのやつは、海軍一家の出で、親戚から、「おまえ、(為替ディーラーなんてわけの分からないものやってて)大丈夫か?」とよく聞かれると言っていました。
彼の曾お爺さんは、ペリー提督とともに日本に来航したそうで、実家には江戸幕府から曾お爺さんに贈られた品が家宝としてあるそうでした。
ここに挙げたお話はごく一部ですが、マーケットが静かなときのディーリングデスクでのおしゃべりで、とんだところで日本と世界のいろいろなつながりに触れたもんだと思ったものでした。
(※)WASP(ワスプ):ホワイト(W)、アングロ(A)・サクソン(S)、プロテスタント(P)の略で、英国系白人で宗教はプロテスタントという米国の保守本流エリート層を呼びます。
ドル/円、クロス円が、重くなっています。
EUR/USDは、動きづらそうです。
ドル/円が小反発しそうですが、まだ円買い需要はありそうです。
ニューヨークダウは、中国の景気減速懸念やアフガニスタンの地政学リスクの高まりから売りが先行しましたが値ごろ感から買いが入り、前週末比110.02ドル高の35,625.40ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.035%下げて1.262%で引けました。
原油価格は、中国の景気減速懸念で売られ、前週末比1.15ドル安の67.29ドルで引けました。
金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、前週末比11.6ドル高の1,789.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、中国の景気減速懸念やアフガニスタンの地政学リスクの高まりから円買いが強まり、一時109.12近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1770~90近辺で横ばいでした。
EUR/JPYは、円買いが強まり、一時128.50近辺まで下落しました。
出合い値、あるいは略して出合いとも言いますが、要は、売りと買いが出合った値のことを言います。
昔のボイスブローカー(人間のブローカー)が主流だった時代から、現在の電子ブローキング主流の時代に至るまで、インターバンクではこの出合い値を重要視しています。
現在では時系列的に出合い値がコンピュータに記憶されていて、簡単に何時何分何秒にいくらで出合ったということがわかりますが、昔は録音したものをひっくり返して探す必要がありました。
しかし、昔のディーラーの中には、東京オープンからクローズまでの出合い値をすべて時系列的に記憶しているディーラーもいて、その値動きから相場を読んでいました。
まるで人気ラーメン店で注文をどんどん受けていく職人同様の職人芸だと言えます。
このことから言えることは、昔はなにもかもが未整備だったため、自ら儲かる工夫をしていかざるを得ませんでした。
しかし、その不便さがディーラーの技量を上げていったところがあります。
なんでもそろう今の時代でも、自分なりの創意工夫が、実は儲かるチャンスを作ってくれるのではないかと思います。
つまり、人と同じことをやっていても、飛び抜けた成績を上げることは出来ないと思います。
知恵と工夫は、いつの時代も、必要だと思います。
ドル/円、クロス円が、売られています。
ロンドンは、マーケットのポジションの偏り具合を探っています。
私が、コラムやコメントといったレポートを書くようになったきっかけは、ニューヨーク時代のことでした。
東京へ出張した折に、お訪ねしたある機関投資家のお客様から、ニューヨークからのレポートが欲しいというご希望を頂いたためでした。
まだ、メールもない時代でしたので、手書きのレポートをいったんファックスで、ニューヨークから東京のディーリングルームに送り、そこから国内のお客様に再ファックスしましたので、それはそれは見づらいものだったと思います。
こうして、マーケット動向と相場見通しを中心にしたディーリーレポートが始まりました。
相場見通しには、コラム的な内容も加味しました。
書き始めて気づいたことは、意外に自分は、書くことがきらいではないんだということでした。
とは言うものの、毎日書いても書いても、日本からの反応はなく、こちらから東京のディーリングルームへお客様の反応を聞いても、反応は良いよというぐらいなものでした。
書き始めて、1年半ほど経った頃、日本へ出張しました。
そして、京都のあるお客様をお訪ねしたところ、前回はけんもほろろだった財務担当常務さんから、大変な歓迎を受け、ああこれはレポートのお陰だなと気づきました。
その時、レポートを書き続けていて良かったと思うのと同時に、継続がいかに大事かと痛感しました。
その後、中断した時期もありましたが、概ねここ30年ぐらい、コメント・コラムを書いてきました。
コメントのようにリアルタイムの局面局面の見方をお伝えすることも、もちろん大事ですが、それ以上に、相場の基本的な考え方をお伝えするコラムは、相場に対する基礎体力をつけるお手伝いが出来るのではないかと思っています。
これからも頑張って書いていきますので、よろしくお願い致します。
気がつけば、為替と出会って、もう38年の年月が経ちました。
しかし、為替の奥は深く、まだまだこれからだと思っています。
やりすぎると、ロンドンに狙われますので警戒です。
お盆明けで、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
タリバンによるアフガニスタンの首都カブール制圧には、今のところドル/円は無反応です。
トレンド相場が加速し、達成感を感じる時があります。
私が今でもはっきりと覚えているのは、ドル/円で、1989年の5月の132.54近辺から翌月6月には150.33近辺までの約18円80銭の急騰相場です。
この年の頃は、日本の機関投資家、生保がかなりアクティブに動いており、大量の外債購入に走り、それに伴って、大量のドル買い円売りが起こりました。
彼らは、午後3時ごろに出てくることが多く、その買いによる上昇が海外市場にも引き継がれました。
そして、翌朝になると、前日より高くなって戻ってくる相場を見て、香港・シンガポール勢がコレクション(crrection、調整)を狙って、売り込んできましたが、東京勢は、機関投資家がまだ買いたいのがわかっていましたので、香港・シンガポール勢の好きなように売らせていました。
そして、午後3時になると、再び機関投資家がマーケットに表れ、大量にドルを買っていきましたので、香港・シンガポール勢は、たまらず損切り的に買い戻していました。
そうした繰り返しが続く中、相場がさらに上昇していくと、上がるという買い方の確信は強まり、だんだんと加熱感を帯びていきました。
最終局面ともなると、1日で10円の上昇を見るに至りました。
この時、ずっとドル/円ロングで来た私も、さすがに過熱感とともに達成感を感じ、もっていたロングをすべて売り払い、さらに相場がピークアウトしてきたところを売ってショートポジションにしました。
このショートポジションは、ほんとに1円も抜ければいいなといった気楽なポジションでした。
そして、実際、1円下がったところで利食いましたが、そこからの急落にはびっくり出した。
150.33近辺の高値をつけた後、大手の証券会社が大きく売ったこともあり、マーケットはオーバーボート(買い過ぎ)となり、なんと136円台まで急落し、多くの犠牲者が出ました。
つまり、相場に未来永劫上がることもなければ、下がることもありません。
ある程度、儲かれば、着実に利食うことを忘れてはなりません。
トレーダーは、相場に生かされているのだと思います。
ハムステッドヒースは、ロンドン北部にある丘陵地帯で、森と芝生の公園がロンドン市内に向かって下るようにしてあります。
この公園で、毎年春から秋にかけて、夕暮時に開かれる野外コンサートが、安いのにとてもリッチな気分に浸れ、私の大のお気に入りでした。
入場料は、円で1,000~3,000円ぐらいだったと思います。
席は、デッキチェア席と芝生席がありましたが、安いだけでなく伸び伸びするので、いつも芝生席にしていました。
日本人ならピクニックシートを敷くところですが、地元の人は薄手の毛布を敷いて土足のまま平気で足を毛布に乗せているのには、最初は少々カルチャーショックを受けました。
しかし、ワインやスパークリングワインが抜かれ、思い思いに持ち寄ったお弁当を開演前に食べると、くつろいだ雰囲気が広がりました。
客席のある傾斜した芝生の先に池があり、その池の奥に半ドームの舞台がありました。
演奏は、ロンドン・フィルハーモニックオーケストラのこともありました。
ロンドンの春から秋にかけては、たそがれ時が長く、この薄暗さの中で、舞台だけがライトアップされると、確かに巨大なコンサート場という感じで、芝生席に寝転び、ワインを傾けていると、なんともリッチな気分です。
夏の最盛期の頃には、コンサート終了後、花火も打ち上げられ、いやが上にも盛り上がりました。
なんといっても、お金をかけずに、本物の景色に囲まれ、本物を聴いてリッチな気分に浸れたことが、私の嗜好に合いました。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.下がるか?ドル/円
2.EUR/USD、さらに反発も
3.GBP/USD、まだレンジか
4.重いクロス円
【1.下がるか?ドル/円】
・米雇用統計のフィーバーははげた
・迫りつつある地政学的リスク
・レンジが下にブレイクの可能性
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•質問回答
昔、友人のディーラーが、地下鉄が地上に出る時に、ポケットロイターを見るのが怖いと話していたのがズーっと記憶に残っています。
確かに、インターバンク用のポケットロイターというレートやチャートが小さな携帯用端末で見られるサービスは、少なくとも私が持っていた時期は、地下に入るとレートが見られませんでした。
因みに、このポケットロイターを紛失すると、5万円のペナルティーを払わなければなりませんでした。
しかし、今や、FX業者さんのサービスで、ポケットロイターとほとんど変わらないサービスを受けられ、しかも地下鉄走行中でも、地下駅、地下街でも使用できるのですから、便利になったものです。
話を戻しまして、その友人が恐れていたのは、地下に入り、地下鉄に乗り、そして地下鉄が地上に出てくるまでの間、レートが見れない空白の時間帯に、なにか起きはしないかとリスクを感じていたわけです。
確かに、私にも、同じような経験があります。
それは、往々にして、アゲンストの(不利な)ポジションを持っている時でした。
言えることは、そうした移動時にポジションをキャリー(維持)するのも、あくまでも自己責任ですので、ご自分の体力に見合った大きさのポジションにしておくことが大切です。
「趣味はなにかあるの?」とある人から聞かれたことがありました。
全く無意識に「旅行です」と答えましたが、あとになって、「そうだ。趣味は旅なんだ」と、自分で自分自身に納得してしまいました。
中学の頃から旅行が好きで、高校の時には同級生と関西をヒッチハイクして周り、大学1年の時、念願の海外旅行をしました。
私の初めての海外旅行は、ギリシャでした。
きっかけは、クラブの先輩で史学部に在籍していた人から、ゼミの旅行で行くけど行かないかと誘われたためで、高校時代「世界史の水上」と呼ばれていましたので、一も二もなくジョインしました。
ギリシャへは南回りで、確か途中パキスタンのカラチで給油し(機外には出られませんでした)、15~16時間掛かったと思います。
アテネに到着し、外気を吸ってみて、ああ外国も同じ空気なんだと、実に素朴な感動を覚えました。
それから1ヶ月間、ギリシャ本土そしてエーゲ海を旅し、古代ギリシャの遺跡を巡り、素朴でおいしいギリシャ料理を食べ、松脂入りの白ワイン・レチーナやウーゾという強い蒸留酒を飲んだくれ、心から旅を満喫しました(よく考えたら飲んではいけない歳でした)。
大学3年の時は、バックパックを背負って一人で西ヨーロッパ(当時は、まだ冷戦中で東欧は簡単には行けませんでした)を、やはり1ヶ月間旅行し、各地の人情に触れました。
就職してからは、一人で白馬にスキーに行き、仕事のように1週間滑ったり、職場の若手で一泊旅行に行ったりしていましたが、就職して5年目突然のロンドン転勤で、また旅行癖に火がつき、プライベートの旅行・出張を合わせると随分いろいろ行きました。
東京に戻っても、出張で、ロンドンに1ヶ月行ったり、ニューヨークに1ヶ月行ったり、アジア・オセアニア・ヨーロッパ大陸などに行ったりしていました。
そして、ニューヨークへ転勤。
そこでわかったことは、アメリカはあまりに巨大で旅行をするより家の近所で楽しむのに向いていて、ヨーロッパは2時間ぐらいのフライトで、全く違う言語・文化に出会えるため旅行に向いているということでした。
そして、外銀時代も、会議で香港・シンガポール・カリフォルニアなどに行っていました。
個人的には、食いしん坊のためヨーロッパが好きで、しばらく前にはイギリス(ここはあまりおいしくありませんが)やフランス・スペイン・イタリア・ドイツなどに出掛けました。
コロナ禍になる前の、最後の海外旅行は、中国で、その発展ぶりに隔世の感を禁じえませんでした。
そして、中国本土の人は、意外と親切で愛想が良いのにも驚きました。
というわけで、こうした旅好きが、FXにはまっている大きな理由ではないかと思う今日この頃です。
ニューヨークダウは、ワクチン期待や米長期金利低下から買われ、前日比15.53ドル高の35,515.38ドルと連日で過去最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.079%下げて1.288%で引けました。
原油価格は、需要伸び悩みや供給増観測から売られ、前日比0.65ドル安の68.44ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比26.4ドル高の1,778.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利低下に加え、発表された8月のミシガン大学消費者景況感指数が70.2と予想の81.2を大きく下回ったことから売られ、一時109.55近辺をつけました。
EUR/USDは上昇し、一時1.1805近辺をつけました。
EUR/JPYは下落し、一時129.24近辺をつけました。
これは、往年の大相場師、故是川銀蔵氏も、語ったと言われる言葉です。
要は、相場を張るにあたっては、心技体が良好でなくてはなりません。
気力が充実し(心)、経験・知識が身についていて(技)、しかも健康であること(体)が、トレーダーには必要です。
中でも、体に十分な活力がなくては、勝つに勝てません。
そのためには、「よく寝ること」が、大事です。
特に、為替相場は24時間のマーケットですので、ともすれば、相場を追いかけて、ついつい寝不足になりがちです。
しかし、相場を追っているといっても、その実態は、ポジションがアゲンスト(不利)になってしまって、寝るに寝れないということが、多いのではないかと思います。
相場に勝つチャンスはいくらでもあります。
目先のアゲンストのポジションのために、寝不足になることを避け、ポジションを閉じて寝て、翌日以降、また新たにチャレンジするほうが、ズーッと建設的であり健康的だと思います。
相場で、生き抜くためには、健康であることがなによりも大切であり、そのためにはよく寝ることが必要です。
戻りなく重いのが気がかりです。
しかし、今日、東京オープン以降まだ値幅は10銭ありません。
ロンドンに駐在し始めたばかりの頃、英国人のアシスタントに「ホッチキスある?」と尋ねたところ、怪訝な顔をされました。
きっと、私の発音が悪いためだろうと思い、いろいろアクセントを変えて、ホッチキスを繰り返し言ってみたものの、やっぱりわからないというのです。
そこで、ジェスチャーを交えて説明したところ、”Oh、Stapler!(ステープラー)”とやっとわかってもらえました。
日本では、ホッチキスと一般に呼ばれていますが、英米では、ステープラーと呼ばれていることから、通じなかったことがわかりました。
ホッチキスという言葉は、明治中期に伊藤喜商店(現在のイトーキ)が米国より初めて輸入したステープラーが、E.H.ホッチキス社(E.H.Hotchkiss)の製品であったことから、これを「ホッチキス自動紙綴器」と名づけて販売したことに由来しているというのは、随分後になって知りました。
海外に駐在すると、ごく日常的な言葉を知らないと困ることが多く、たとえば、定規のことをルーラ(ruler)ということも、私は知りませんでした。
また、家関係の言葉も知っておく必要があります。
たとえば、水道の蛇口を修理してもらいたくても、プラマ―(plumber、配管工)という単語を知らなければ、電話番号を調べることすらできません。
それでも、まだ、私の駐在は英語圏ですからまだ良いほうで、他言語の地域に駐在された方々のご苦労はいかばかりかと思います。
確かに、世界各地で、日本人に出会わないことは、まずありません。
反面、それは世界と関わり合いを持たなければ、生きていけないのが日本の実情だとも言えます。
米国の衰退を語る見方は多いですが、米国は落ちぶれても自国の食料は自国で調達出来ますが、算出方法(カロリーベース)によっては38%の食料自給率しかない日本は、ひとたび事が起きた時、いったいどうなるのでしょうか。(生産額ベースの自給率は66%)
これは、決して不安を煽る意図はありませんが、私が日頃から気に掛けていることでしたので、申し上げさせていただきました。
ポンドが、対ドル対円対ユーロで重くなっています。
閑散な中、EUR/USDがやや買い気です。
日本はお盆休みのピークで動きづらそうです。
ニューヨークダウは、ハイテク株に見直し買いが入った一方、新型コロナウイルスの感染拡大で上値も重かったものの、それでも前日比14.74ドル高の35,499.71ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.003%上げて1.362%で引けました。
原油価格は、国際エネルギー機関(IEA)が年後半の原油需要見通しを下方修正したことから売られ、前日比0.16ドル安の69.09ドルで引けました。
金価格は、米長期金利の上昇局面では売られ、前日比1.5ドル安の1,751.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、110.33~55近辺で横ばい推移でした。
EUR/USDは、1.1724~44近辺で、もみ合いでした。
EUR/JPYは、一時129.39近辺の安値をつけた後、129.65近辺まで反発しました。
相場がアヤで戻しているのか、根本的にトレンドが変わったのかを見極めるのは、結構難しいものです。
たとえば、上昇を続けてきた相場が、一転して下落に転ずるという相場があります。
これは、マーケットが過熱感を帯び、短期間にロングポジションが積み上がり、かなりポジションが重たくなったところに、期待に反する要人発言や経済指標が出るとロングの総投げ状態となって起きます。
しかし、大方の場合、たとえ方向転換をするにしても、ある一定期間のレンジ相場が続いてからでなければ、本当の相場の転換はやってこないものです。
この本当の相場の転換の期間は結構長く、トレンド相場が続いた後に起きやすいとも言えます。
トレンド相場の後のレンジ相場では、相場の見方が、マーケットで統一しておらず、ブル(強気)もいれば、ベア(弱気)もいるという相場で、結構長い期間の押し問答の末に、方向性が決まってきます。
この結構長い期間の押し問答の相場とは、最初のうちは、荒っぽい上げ下げとなり、その後相場は収斂し、そして新たな方向性がはっきりしてきます。
ただ、新たな方向性がはっきりするまでには、繰り返しになりますが、時間が要しますので、焦らずに待つことが必要です。
クロス円で、円高です。
動いていません。
自分など、平凡な人生を送るのだろうと思っていました。
しかし、意外や意外、結構波乱の人生となりました。
細かいことは、プライベートなことですのでご容赦頂くとして、これまでの人生で、いくつもの人生の分岐点がありました。
真剣にどちらに行こうかを考えて決めたことも、もちろんありました。
しかし、実は気づかずに分かれ道のどちらかを選んでいたことも、結構あったように思います。
確かチャップリンの映画で、工事中の高層ビルのてっぺんで、何も気づかずにビルのへりを歩いたり、そこはなにもない!というところを、鉄材がたまたまクレーンで上がってきて、それを橋代わりに、ビルの向こう側に辿りつけたりする話があります。
この映画のシーンを思い出すと、人の人生とは、本人は知らないけれど、そんなある意味危なっかしい偶然の積み重ねによって出来ているようにも思います。
「人生万事塞翁(さいおう)が馬 」という言葉があります。
「結局が何が幸いし何が不幸へ導くかはわからないもの」といった意味ですが、実際、自分の人生を振り返ってみると本当にそうだと思います。
決して、スムーズな人生ではありませんが、やはり生まれて良かった思います。
そして、やり残したことも一杯あって、人生まだまだこれからだと思っていますし、思いっきり楽しんでやろうと思っています。
ドル/円、クロス円が重くなっています。
先週末の米雇用統計以来の熱気は、昨日の米消費者物価指数で結構冷めたもようです。
昨日の流れからすると、ドル売りが先行しそうです。
ニューヨークダウは、発表された7月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、早期のテーパリング(量的緩和の縮小)の見方が後退し、前日比220.30ドル高の35,484.97ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、やや低下し、暫定値ながら前日比0.010%下げて1.332%で引けました。
原油価格は、米国の原油在庫の減少を受けて買われ、前日比0.96ドル高の69.25ドルで引けました。
金価格は、米長期金利が低下した局面では買われ、前日比21.6ドル高の1,753.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、予想を下回った米消費者物価指数を受けて、110.31近辺まで下げ、110.40近辺に落ち着きました。
EUR/USDは上昇し、一時1.1754近辺をつけました。
EUR/JPYは、129.60~80近辺でのもみ合いに終始しました。
私は、以前、ポジションを持っていて感じる、嫌な感じがしても、素直には受け止めませんでした。
しかし、嫌な感じがしたままで、ポジションをキープしていると、やられるケースが多いことに気づき、自分自身が体感する感覚を合理的ではないと決めつけず、信じることが大切だと現在考えています。
私の感じる嫌な感じとは、自分の思惑に反し、相場が上げきれない、あるい買いが引かない、相場が下げきれない、また売りが引かないといった時に感じます。
たとえば、マーケットがロングになっていて、直近の1時間足チャートを見たり、プライスを見たりすると、相場が上げきれない時には、頭部の右側面が突っ張った感じがします。
また、マーケットがショートになっていて買いが引かない場合には、頭部の左側面が突っ張った感じがします。
こうした、実際に体でも感じるようになったのは、それだけ多くの相場を経験してきたからだと思いますが、この感覚を大事にしていきたいと思っています。
しかし、経験が浅くても、実はそうした感覚を既に皆さんお持ちになっているのではないかと考えています。
要は、そうした感覚を気のせいとして、事も無げに否定していることが多いと思います。
そこを否定せずに、信じてみることが大事です。
ドル高気味が続いています。
ドル高です。
アラブ首長国連邦(U.A.E)のドバイから、エジプトのカイロへ到着。
飛行機を降りても、360度砂漠で、なんの変哲もありませんでしたが、この砂漠の向こうにはピラミッドがあるかと思うと、遠くまで来たもんだと思いました。
そして、西ドイツのフランクフルトへ向けて離陸。
耳もツンツンせず、順調なフライトでした。
結構長い距離を飛んで、フランクフルトに到着し、西欧入りとなりました。
ここから、フランス人がたくさん乗ってきました。
これは、当時の話で、セキュリティーの厳しい現在ではありえないことですが、中には、スキーセットを剥き出しで機内に持ち込んできて、通路に放り出す者もいました。
そして、とうとう終点のパリは、間近となりました。
このフライトで同乗した日本人客のうち、それぞれ一人旅の3人と親しくなりました。
その中のひとりが、スキーをしにスイスに良く行くというコックさんがいました。
パリ到着が夜になるので、知っている安ホテルに、皆で泊まろうと提案してくれました。
確かに、その提案がなければ、どこにも予約を取っているわけではありませんでしたので、途方に暮れるところでした。
パリは、当時、シャルルドゴール空港がまだできていなかったので、オルリー空港に着陸しました。
東京、パリ間の所要時間は、なんと36時間、つまり1日半にもなりました。
現在、直行便なら12~13時間ですから、確かにパキスタンに入国したとは言え、長旅でした。
と言うよりも、実は、これはヨーロッパ一人旅が始まる前の出来事だったのです。
空港で荷物を受け取った時には、もう午後9時頃だったと思います。
空港から、電車でパリの中心部にあるシテ駅に向かいました。
沿線は、ヨーロッパらしく街頭の明かりは暗く、全体に夜が更けたという感じでした。
そして、地下にあるシテ駅に到着しました。
長旅だったこともあり、皆無言で階段を上りました。
地上に近づくと夜なのに明るさを感じました。
さらに階段が上がると、その明るさの正体がわかりました。
それは、ライトアップされたノートルダム寺院でした!
そして、寺院の手前には、セーヌ川がゆったりと流れていました。
やっと来たぞ、パリ!感激の瞬間でした。
周囲は、多くの若者で賑やかでした。
それから、近くのサンジェルマン・デ・プレにある安ホテルへ、向かいました。
既に、木戸も閉められていましたが、呼び鈴を何度も鳴らすと、ガウン姿のマダムが現れ、どうにか泊めてくれることになりました。
さすがに疲れていたようで、揺れないベッドに安心して、すぐに眠りにつきました。
こうして、空の各駅停車の旅は終わり、そして1ヶ月間のヨーロッパ一人旅が始まりました。
またいつか、ヨーロッパ一人旅についても、お話ししたいと思っています。
ドル買いが引きません。
天底ブレイクを狙う方が、自然のように思います。
今日21時30分に7月の米消費者物価指数の発表があり、気になるところです。
ニューヨークダウは、1兆ドル規模の超党派のインフラ投資法案が米議会上院で可決し、これを好感して買われ、前日比162.82ドル高の35,264.67ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.029%上げて1.346%で引けました。
原油価格は、米国の底堅い需要は続くとの見方から買われ、前日比1.81ドル高の68.29ドルで引けました。
金価格は、値ごろ感からの買われ、前日比5.2ドル高の1,731.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利上昇を受けて買われ、一時110.60近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1710近辺まで売られ、1.1720近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、129.40近辺の安値から、129.62近辺に上昇しました。
ニューヨークダウは、1兆ドル規模の超党派のインフラ投資法案が米議会上院で可決し、これを好感して買われ、前日比162.82ドル高の35,264.67ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.029%上げて1.346%で引けました。
原油価格は、米国の底堅い需要は続くとの見方から買われ、前日比1.81ドル高の68.29ドルで引けました。
金価格は、値ごろ感からの買われ、前日比5.2ドル高の1,731.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利上昇を受けて買われ、一時110.60近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1710近辺まで売られ、1.1720近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、129.40近辺の安値から、129.62近辺に上昇しました。
流動性とは、交換のたやすさを言います。
流動性が高いとは、交換がたやすく、流動性が低いとは、交換が容易ではないということです。
為替の世界で言えば、EUR/USDやドル/円のようなメジャーカレンシー(主要通貨)は流動性が高く、AUD/USD、NZD/USDなどのようなマイナーカレンシー(非主要通貨)は流動性が低いのが一般的です。
また、クロス円の中でも、EUR/JPYは流動性が高いほうですが、それでも、2008年のリーマンショックに端を発した金融危機の際は大急落を演じました。
そして、EUR/JPYですら、当時そんな調子でしたので、GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPYなどは輪を掛けて前代未聞の急落となりました。
クロス円は、クロス円自体のマーケットがあるのは、EUR/JPYぐらいなもので、他のクロス円はあくまでも、理論値でしかなくマーケットが存在していないためです。
たとえば、AUD/JPYで申し上げれば、ドル/円とAUD/USDの合成によってできています。
そのため、市場でのカバー(手当て)は、直接AUD/JPYでは出来ず、ドル/円とAUD/USDに分解して別々にカバーします。
リーマンショックの折は、AUD/JPYの投げがすさまじく、ドル/円、AUD/USDともに大急落するという事態に陥りました。
このように、流動性の低さは、突発的な事態が発生すると、それまでは一見安定しているかのように見えたマーケットが、突然に豹変しますので、極めて危険です。
出来れば、メジャーカレンシーでの取引に重点を置くことが、賢明かと思います。
全般的に、円が売られています。
買いが引きません。
カラチを発って、アラブ首長国連邦(U.A.E)のドバイに向かいました。
機内食に、本場のチキンカレーライスが出ました。
これが、結構美味くて、未だにまた食べたいと思うほどです。
おなかが一杯になったところで、ふと気づいたのですが、耳がツンツンしました。
最初は気のせいかとも思いましたが、ドバイに着くまでこの耳のツンツンは続きました。
そして、ドバイに着陸となりました。
出稼ぎと思われる多くのパキスタン人が降りていきましたが、さらに先に向かう人は機内にいるようアナウンスされました。
機外を窓越しに見ていると、機長と思われる制服姿の男性が、主翼に上ってきました。
なんだろうと見ていると、突然、非常口を足でガンガンガンと蹴りこんできました。
やっと、なにをしているのかが、わかりました。
そう、非常口がほんのわずかとは言え半開きになっていたのを、閉めているのです。
そして、これが耳がツンツンした原因だったのです。
半開きがわずかだったから良いようなものの、もっと開いていたら、飛行機は爆発してしまったかもしれないと思うと、ゾッとしました。
そして、飛行機は、何事もなかったようにエジプトのカイロに向けて、離陸しました。
ドバイからカイロまで、サウジアラビア半島を突っ切っていきました。
下界は、延々と砂漠が続きました。
買いと売りが拮抗しているようです。
全般に、ドル高気味です。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、本来、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる傾向がありますが、お盆休暇にも重なっており、いつもとは少し違う5・10日になる可能性があります。
ニューヨークダウは、新型コロナの感染拡大を警戒して売られ、前週末比107.91ドル安の35,100.60ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.036%上げて1.324%で引けました。
原油価格は、中国などアジアを中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから売られ、前週末比1.80ドル安の66.48ドルで引けました。
金価格は、米国での早期の金融引き締め観測が浮上し売られ、前週末比36.6ドル安の1,726.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時110.03近辺まで下げたものの、米長期金利上昇を受けて、110.34近辺まで反発しました。
EUR/USDは、1.1769近辺を高値に1.1736近辺まで下げました。
EUR/JPYは、129.40~57近辺で横ばいでした。
私は、コメント・コラムを書くときに、できるだけ平易な文章で書くように心がけています。
また、文中で、わかりにくい専門用語が出てきたら、その解説はその場でしたり、コラムで改めてするようにしています。
しかし、コメント・コラムとして書かれている内容自体は、プロ向けと変わらないもの書いています。
それは、なぜかと申しますと、個人投資家と言えども、マーケットに参加すれば、否が応でも、プロと互角に戦わざるを得ないわけですから、得る情報もまたプロと変わらないものでなくてはならないと思うからです。
つまり、アマ向けの情報だけを身につけても、プロの餌食になるばかりだと考えています。
ですから、プロとアマが同じマーケットという土俵で戦う以上は、提供する情報内容には、アマだからと手加減するつもりはありません。
今の相場にすぐには影響しないものでも、今後注目される可能性のあるものや相場の動く遠因となることにも、触れていきます。
そうした情報を、どう咀嚼し戦略を練っていくかは、読者の皆さん次第です。
何にでも言えることですが、現在のご自身の知識・経験からすると、少し高いところにあるものを、つま先立って取るぐらい(学ぶ)が、グレードアップにはちょうど良いように思います。
夏休み相場らしく、動きが鈍くなっています。
ポンドが、全般に買われています。
パキスタン随一の商業都市カラチに降り立ったのは、もう夜でした。
ここでパリ行きの便に乗換です。
待合室で搭乗案内を待っていましたが、待てど暮らせど、アナウンスはありません。
チェックインカウンターにどうなっているのか聞きに行くと、乗換の便がまだアフリカから到着していないということでした。
しかし、アフリカから着いたとして、それからすぐパリに向けて飛ぶのか、いやそんな危険なことやめてほしいと思いました。
それから、随分経って、スタッフが事情説明に現れ、乗換の便はアフリカからは到着したが、整備の関係で今日は飛べないので、皆さんには、こちらで用意したホテルに泊まってもらうことになった。
手荷物を持って、いったん入国手続きして、バスでホテルに移動してほしいとのことでした。
こうして、パキスタンに入国することになりました。
パスポートコントロール(出入国審査)を過ぎ、空港ビルを過ぎると、大勢の男達が何をするわけでもなくたたずんでいました。
後年、気づいたことですが、発展途上国では、同じような光景を特に空港でよく目にしました。
ゆったりとした服に、アラビアンナイトに出てきそうなサンダルを皆履いて、これが同じ現代なのかと思う光景でした。
そして、バスでホテルに移動しましたが、埃っぽい街の雰囲気も全く異質でカルチャーショックを受けました。
ホテルに着き、その日は、シャワーを浴びて寝ました。
翌朝、朝食がついていて、目玉焼きにパンでした。
目玉焼きが、どうもいつも日本で食べる目玉焼きと見た目が違うと思ったのですが、どうもオイルをかけているようでした。
でも、美味しかったです。
そして、バスで空港へ向かいました。
チェックインカウンターで、荷物を預けボーディングカード(搭乗券)をもらい、超短期滞在のパキスタンから出国しました。
そして、搭乗案内のアナウンスがあり、さて乗るかと歩き始めたところ、周りのパキスタン人と思われる人達が飛行機に向かって全力疾走するではないですか、わけがわかりませんでしたが、これは走らなきゃと負けずに走りました。
座席に着いてわかりました。席は、先着順の自由席だったのです。
これには、驚きました。
さらに、地元の人たちは、肘掛を力任せにもぎ取って、床に放り投げたりして、居住性を高めようとしていました。
これも、新鮮な驚きでした。
そして、ドバイに向け離陸となりましたが、さらにトラブルが発生しました。
全体的に、ドルが重くなっています。
全般的に、ドル高方向を試そうとしています。
世界的にも夏休みのピークで小動きの可能性があります。
自分のトレードを記憶することは、大事だと思います。
記憶を補助するために、記録をとることも確かに大切ですが、自分の頭の中で、過去のトレードをイメージできることは、さらにトレーディングのグレードアップには、必要なことだと思います。
たとえば、なにかのスポーツで名選手と言われる人は、過去の試合のことを克明に記憶しているものです。
つまり、その場面場面での動作を記憶として頭に刷り込むことで、これから先、なにかが起きたとしても、反射的に起きたことに対する最適な対応が行えるものと思います。
また、記憶として、同じような場面を、繰り返し繰り返し体験し覚えると、自然とそれに対する対応が出来るものだとも思います。
中でも、相場の大変動という緊急事態になったとしても、それに対しての対応は、無意識に出るものだと思いますので、やはり日ごろのトレーディングでも記憶することを繰り返すことが大切です。
また、記憶を反芻することで、インスピレーション(ひらめき)も湧いてくるものだと思います。
インスピレーションとは、氷山の一角に過ぎず、蓄積された多くの記憶あるいは知識がない限り、湧いてはこないと思います。
そうした意味からも、トレードを記憶するということは大切なことだと思います。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.反発続くのか?ドル/円
2.EUR/USD、売り込まれたが
3.気になる GBP/USD
4.重いクロス円
【1.反発続くのか?ドル/円】
・予想を上回る米雇用統計に買い強まる
・ただし、まだ夏休み真っ盛りで方向感は出ないか
・早くともジャクソンホール会議までは様子見か
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パキスタンの首都イスラマバードへ着陸となりました。
ここも、トランジットですので、空港内の一部に限って機外に出られました。
空港の周囲は、木が一本も生えていない険しい山々に囲まれ、空は真っ青で、思わず山の写真を撮ろうとカメラを向けた途端、何人もの警備員がものすごい剣幕で何かを叫び、銃を向ける者さえいました。
山ぐらいと思いましたが、彼らにとっては軍事上の重要地点のようでした。
早々に機内に戻り、カラチへと出発しました。
水平飛行になった頃、学生と思われる日本人がなにやらスチュワーデスと話し込んでいました。
耳をそばだてて聞いてみると、ロンドン行きに乗り換えるためにイスラマバードで、彼は降りなければならなかったのを、そのまま乗ってきてしまったようでした。
これで、カラチまで行って、イスラマバードに折り返しても、ロンドン行きに連絡できるのか、さぞや心細かったことだろうと思いますが、こればかりは自己責任ですから、なんともしようがありません。
ただただ、彼の旅の無事を祈るばかりでした。
カラチへの着陸は、夜になり、地上に近づくと、いくつも立ち並ぶ小さなバラックの明かりが一面に広がっていました。
カラチは、パキスタン随一の商業都市で、首都イスラマバードが乾燥した北部にあるのに対して、南部の海辺にあり、モンスーン気候でムーンとした高温多湿の空気に包まれていました。
そして、ここカラチで、また新たなトラブルが発生することになりました。
私がいた都市銀行は、非常にスペキュラティブ(投機的、speculatiive)で有名でした。
それは、為替のみならず、円債でもそうでしたし、円円スワップと呼ばれるインタレストレート・スワップの一種でもそうで、要は各マーケットで、大口で活発に売買し、他のマーケット参加者から一目置かれる存在でした。
なぜそこまで、投機的だったかと言いますと、当時都銀が13行あり、その上位5行が上位行と呼ばれていました。
私がいた銀行も、上位5行には入っていましたが、収益力では、財閥系などに押され、万年5位でした。
この万年5位から脱するためには、他行と同じことをしていても仕方がないということで、積極的に市場部門でリスクをとり、収益の拡大を追及しました。
市場部門各部署では、若手が配置され、彼らは大きなリスクをとることが任されていました。
営業など市場部門以外の部門も大健闘し、その甲斐あって、その後収益都銀ナンバー1となりました。
しかし、世の中には上には上があるもので、バンカーズトラストという米銀は、それはそれは、スペキュラティブでした。
一度、ニューヨークで、バンカーズのディーラー達と飲んだことがありましたが、バンカーズのインド人ディーラーは、こともなげに、バンカーズ/ニューヨークが持っている、ポンドのポジションが大きすぎるため、毎日BOE(英中銀)が、ポジションを国際電話で聞きにくると笑っていました。
一国の資金繰りにまで、影響するポジションとはいったいいくらぐらいなのだろうと思いましたが、その後、お互いそれぞれに合併し、今となれば懐かしい思い出です。
あのフライトは、今も忘れられません。
それは、学生時代、ヨーロッパ一人旅をした時のことでした。
お金がありませんでしたので、南回りのパリ行き格安チケットを買いました。
乗ったのは、パキスタン・インターナショナル・エアライン(PIA)という航空会社でした。
パイロットが、パキスタン空軍の精鋭だという言葉だけを信じて決めました。
東京から、上海、北京、イスラマバード、カラチ(乗換)、ドバイ、カイロ、フランクフルト、パリというまるで各駅停車のようなフライトで、金はなくても時間のある学生向きではありました。
また、こんなことでもないと行かないだろうと思う地を巡るので、結構好奇心もありました。
当時、成田空港ができる前で旧羽田空港からの出発でした。
そして、最初のトランジット(一時立ち寄り)が、中国の上海と北京でした。
今や、GDP世界2位の国、中国ですが、その頃は、文化大革命で横暴の限りを尽くした四人組が追放されたばかりで、まだそこに行くことには緊張感がありました。
上海は、給油だけで外には降りず、北京に向かいました。
北京では、機内に人民服を着た税関吏が乗り込んできて、全員のパスポートを没収しましたが、離陸前には返してくれるのだろうかと、一抹の不安を感じました。
空港ビルは、古めかしい巨大な建物でしたが、中はガランとしていました。
出口から、少し外に出てみましたが、タクシーが1台止まっているぐらいで、人の気配は全くありませんでした。
機内に戻り、離陸を待っていると、例の税官吏が心配していたパスポートを持って現れ、ひとりひとりにパスポートを返してくれました。
どうも、パスポートを持って勝手に出入国させないために、パスポートを預かっていたようでした。
そして、パキスタンの首都イスラマバードへ向け出発しました。
途中、その昔インドに向かった三蔵法師も通ったという茫漠たるゴビ砂漠や険しい天山(テンシャン)山脈の上空を飛び、感動を覚えました。
イスラマバード到着を前に機内放送で、「次のイスラマバードではロンドン行きに連絡、その後のカラチではパリ行きに連絡となりますので、ご注意ください」と、繰り返されました。
これが後でトラブルになるとは、その時は思いませんでした。
ニューヨークダウは、発表された7月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が94.3万人と予想の84.5万人を上回ったことから、これを好感して買われ、前日比144.26ドル高の35,208.51ドルと過去最高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.087%上げて1.304%で引けました。
原油価格は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受けて売られ、前日比0.81ドル安の68.28ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比45.8ドル安の1,763.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、予想を上回る強い米雇用統計の結果を受けて、一時110.35近辺まで上昇しました。
EUR/USDは下落し、一時1.1755近辺をつけました。
EUR/JPYは、一時129.90近辺まで上昇後。129.59近辺まで反落しました。
誰しも、損切りはしたくないものです。
ロスカット点が近づくと、水準を変えてみたりして、どうにか損切りを免れようとしてしまうことがあります。
ロスカット点の水準変更がうまく行くことも確かにありますが、多くの場合、変更後の水準までも相場水準がさらにきてしまいあえなくロスカットとなりがちです。
ひとつの考え方として、うまく行ったポジションは、それほどアゲンスト(不利)にはならないと思っています。
ですので、もともとのアゲンストなポジションのロスカットの水準に相場が接近すること自体、自分の相場の見方になんらかの見誤りがあるわけですので、ロスカット点の水準変更をすべきではないと思います。
さらに、申し上げますと、ロスカットオーダーに頼らないということも大事なことです。
つまり、自分の見方とマーケットの実勢に違い出ている以上は、ロスカットオーダーにまかせきりにせず、まずいと思えば、さっさと自分の手で損切る勇気を持つことが必要です。
ただし、お仕事や用事があって、相場を追えない状況や、すでに相場水準がロスカット点に接近していて自らの手で損切るには遅過ぎる場合などでは、ロスカットオーダーに頼ることも仕方がありません。
大切なことは、相場に向かう姿勢として、受身でなく前向きであることだと思います。
8/6(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「8月の円買い需要」
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ドル/円でポジションを持っているのは、本邦勢だけのような気がします。
小動きです。
ニューヨークに駐在したばかりの頃、マンハッタンの高層アパートに住んでいましたが、いろいろ物色した結果、ニューヨークから電車で1時間ほどのコネチカット州グリニッジに一戸建てのうちを借りることにして、引越しと相成りました。
私と入れ替わるように日本に帰る上司がいて、これも使えばいい、あれも使えばいいと電気スタンドや扇風機のような軽量の電化製品いろいろと、マンハッタンのオフィスに持ってきてくださいました。
そして、週末引っ越す段になり、オフィスから頂いた電化製品を持って出ようとした時に、事件は起きました。
電化製品を持って、ロビーに下りたところ、黒人のガードマンに取り囲まれ、お前の持っているものは、どこから持ち出したんだと問い詰められました。
いや、これは、知り合いからもらったもので、自分のものだと言っても聞く耳を持たず、そのうちに、ドラマでおなじみの「キュピキュピ」とサイレンを鳴らしたニューヨーク市警のパトカーが到着し、警官二名が大きな銃を腰にぶら下げて現れ、もうその頃には、「ああ、映画でも見てるみたいだな」と達観していました。
警官は、身分証明書をまず私に提示させ、それからガードマンと同じような質問をし、こちらも同じように答え、どうもどうってことのないようなことだとわかったらしく、帰って行きました。
しかし、ガードマンはそれだけでは終わらず、会社の所有物でないものを持ち出すことを宣誓する書類にサインさせられ、やっと無罪放免となりました。
基本的に、性悪説の社会では、こういうことはあたり前なのかも知れませんが、やさしい空気に包まれた日本に比べると、いかにもハードな世界です。
しかし、マンハッタンでは、業種によって、人種、民族の棲み分けが出来ていて、オフィスのガードマンは黒人、アパートのガードマンは中南米人、デリと呼ばれるコンビニ的なお店や八百屋は韓国人、金融関係はもともとはユダヤ人、外為の仲介業者はイタリア人といった具合で、人種のるつぼのハードな社会の中で、何がしかのよすがに頼って、実は大方の人は生きているのだと感じました。
しかし、東京タイムでの買い気ですので、追随はしたくはありません。
焦らないことです。
しかし、出てみないことには誰もわかりません。
ニューヨークダウは、前日に下げが目立った景気敏感株を中心に買い直しが優勢となり、前日比271.58ドル高の35,064.25ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.038%上げて1.222%で引けました。
原油価格は、中東情勢の緊迫化を警戒した買いが入り、前日比0.94ドル高の69.09ドルで引けました。
金価格は、米長期金利が上昇したことを受けて売られ、前日比5.6ドル安の1,808.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、一時が109.40近辺まで下げたものの、買いがぶり返し109.78近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、一時1.1857近辺まで上昇しましたが、その後軟化し、一時1.1832近辺をつけました。
EUR/JPYは、129.63近辺から130.01近辺まで上昇し、129.90近辺に落ち着きました。
あく抜けとは、悪材料が出尽くして、相場の下落が一段落することを言います。
良くあるケースとしては、ある経済指標で悪い結果が予想されていて、その結果が予想通り悪くても、あまり下がらず反発してしまう場合です。
この時に、あく抜けからの買戻しと後講釈的に言われます。
しかし、実態としては、マーケットのポジションが大きくショートに偏っていることから発生します。
つまり、大きくショートに偏っているために、経済指標が悪くても思うように下がらなくなり、これはまずいと買戻しが集中してこそはじめて、あく抜けからの買いが出たということがわかります。
あく抜けからの買いが出るのは、ひとつには、単に短期的にポジションがショートに偏っている場合で、これは買い戻し一巡後、再び下値を試す可能性があります。
もうひとつは、それまでマーケットが関心を寄せていたテーマ自体が、根本的にステール(鮮度が落ちる)になってきていて、悪いニュースが出ても、思うようには下がらなくなってきている場合があります。
これは、大きな相場転換につながる可能性がありますので、テーマの変化をマーケットコメント等から読みとる必要があります。
尚、短期的にポジションがショート偏っていて、買い戻される場合でも、その後も売りで繰り返し攻めても、反発を繰り返すようになれば、相場転換の可能性がありますので、注意が必要です。
仕掛ける場面もありましたが、静かです。
ポンドが、全般的に売られています。
ニューヨーク勤務の頃、ドル/円ディーラーの台湾系アメリカ人から、サバイバルゲームをやりましょうと誘われました。
サバイバルゲームとは、要は戦争ごっこで、インクの入ったペイントボールを、炭酸ガスを使ったペイントガンで飛ばし、敵にに当たってペイントボールが破裂し、ペイントが衣服などにつけば審判が命中と判定します。
使われるフィールドは広く、端と端に敵味方の陣地があって旗があり、この旗ををどちらが先に奪取するかで勝敗が決まります。
その時は、15名対15名ぐらいの対戦でした。
対戦相手は、日系金融機関でしたが、相手には米軍の予備役(平常は市民生活を送り、有事に際して現役招集される要員)がふたり入っていました。
予備役は、明らかに違い、本当の戦闘服にペイントガンもマシンガン、そして手榴弾すら持っていました。
フェースカバーをして、いざ試合開始となると、こちらは、単に走り抜けようという作戦でしたが、敵は待ち構えていて狙い撃ち状態になりました。
よく、映画とかで地面に伏せて、打ち込まれる弾を免れようとしますが、実際やってみると、マシンガンから連射されるペイントボールは確かに破裂はしませんが、実戦では、まず死ぬということがよくわかりました。
なんとか、敵の銃撃を逃れて、敵陣地に近づきましたが、敵のディフェンス陣がしっかりしていて、攻め込むことができなかったところ、遠くで歓声が上がり、負けたことがわかりました。
終わってみてわかったことは、やはり作戦は十分練っておかなけらばならないこと、そして日頃から訓練を積んでおかなければ、勝ち目はないということでした。
しかし、他のチームで集まってくる人達もそうでしたが、皆、本格的な戦闘服で、やはり米国人は好戦的だと思いました。
偏ったポジションが解消されると動かなくなっているようです。
マーケットは、昨日の乱高下で傷んでいるようです。
今日は5日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、発表された7月のADP雇用者数が33.0万人と予想の68.3万人を大きく下回って売られ、前日比323.73ドル安の34,792.67ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.003%上げて1.177%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で原油在庫が増加し売られ、前日比2.41ドル安の68.15ドルで引けました。
金価格は、米長期金利が低下した局面では買われ、前日比0.4ドル高の1,814.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、予想より悪いADP雇用者数に108.73近辺まで急落したものの、ISM非製造業景気指数が予想を上回り109.67近辺まで急反発し、109.45近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.1900近辺まで上昇後、1.1833近辺まで急落しました。
EUR/JPYは、129.29.近辺の安値から129.82近辺まで急反発し、129.55近辺に落ち着きました。
「重い、堅い」は、相場状況を表す時に使われます。
重いとは、上値が重い時に使います。
売りオーダーが上にかぶさってきていたりして、買っても上がらない時に使います。
たまに、上が堅いと言う方がいますが、上が重いと言うのが一般的です。
堅いとは、下値が堅い時に使います。
買いオーダーがしっかりとあり、売ってもビクともしない時に使います。
余談ですが、売ってもビクともしないことを、「下は岩盤のようだ」と言ったりすることもあります。
トレーディングをする時には、「重い、堅い」という感覚を身につけておくことが大切です。
買いたくても、上値が重ければ、どうも重そうだから、しばらく買うのはやめておこうとか、下値が堅ければ、どうも堅そうだから売るのはやめておこうとか、自然とリスク管理ができるようになります。
大事なことは、ポジションを持っているとどうしても、自分のポジションに都合が良いように相場を見てしまいがちですが、「重い、堅い」という感覚には、あくまでも素直であることです。
円安です。
小動きです。
ニューヨークにいた頃、寿司屋の板さんに聞いた話です。
刺身に添えられたり、お寿司にも使われる大葉(紫蘇の葉)は、米国の日本人農家で栽培されているそうです。
種をまいた最初の年は、日本の大葉となんら変わりません。
しかし、そのまま2年目も収穫しようとすると、米国のたくましい土壌の影響で全く日本の大葉とは似ても似つかぬたくましい葉になってしまうそうです。
そのため、お寿司屋さんを含め日本人向けには、毎年種をまきなおしているということでした。
つまり、日本にあるものは、人間のみならず草木もやわらかくやさしい風土に包まれているということだと思います。
しかし、日本は、海外との貿易取引をはじめいろいろなつきあいなしでは生きてはいけません。
そうである以上、異文化の人々と対等につきあえることが求められますが、根がやさしい日本人だけに、ヘタをすると良いように扱われてしまいます。
それだけに、余程性根を据えて、かからねばならないとと思います。
やはり、まずは、「ノー」がはっきり相手に言えることが、大事だと思います。
ドル/円で、投機的な売りが集中するようなら、反動もありそうです。
ドル/円は、買いの抵抗も強いですが、さらに下方向を試すものと見ています。
ニューヨークダウは、米長期金利の低下で売りが先行しましたが、下げが一服すると買い優勢となり、前日比278.24ドル高の35,116.40ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはほぼ横ばいとなり、、暫定値ながら前日比0.003%上げて1.176%で引けました。
原油価格は、世界の景気減速懸念から売られ、前日比0.70ドル安の70.56ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落を受けて売られ、前日比8.1ドル安の1,814.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利の下落を受けて108.88近辺まで売られ、その後米長期金利が戻したことから、109.15近辺まで戻しました。
EUR/USDは、EUR/JPYの売りに押され、一時1.1854近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、一時129.17近辺まで急落した後、129.50近辺まで反発しました。
相場を主導する通貨のことを、リーディングカレンシーと呼びます。
その時々の相場によって、リーディングカレンシーは変わりますが、相場を見ていく上で、今どの通貨がリーディングカレンシーかを認識することは、大変重要です。
たとえば、レジスタンスなりサポートなりをブレイクする時でも、リーディングカレンシーが切り込み隊長のように先頭を切ってブレイクし、その後をその他の通貨も追随してなだれ込んで、全体的にも抵抗線を突破することがよくあるからです。
リーディングカレンシーがどれかを見つけるのは、そんなに難しいものではなく、メジャーカレンシー(主要通貨)の最近の動きの中で、どの通貨が一方向にいち早く動いているかを、日足のチャートで見ると一目瞭然です。
メジャーカレンシー(主要通貨)と限定したのは、マイナーカレンシー(非主要通貨)の場合は、他の通貨への影響力が低く、単独で勝手に動くことが多いからです。
その意味では、ポンドはメジャーカレンシーと言えども、勝手に動くことが多く、リーディングカレンシーにはなりにくいと言えます。
リーディングカレンシーを見つけたら、その通貨自体に乗ることが、合理的です。
ただし、先頭を切って動くため、その先どういう展開になるのかは見えませんので、そのリスクは承知の上でポジションを取る必要があります。
しかし、他に先行する分、うまく行けば利益も大きい、つまりは、ハイリスクハイリターンだと言えます。
重い状況が続いています。
全般に、ドル売り傾向です。
ロンドン時代、ドル/円の為替スワップ取引でよく取引の相手になった銀行に、Monte dei Paschi di Siena(モンテ デイ パスキ ディ シエナ)というイタリアの銀行がありました。
ロンドンから東京のディーリングルームに異動してからしばらくして、イタリアを含めた欧州出張の機会があり、ロンドン時代の取引相手であったこともあり、ミラノにあるこの銀行のディーリングルームを訪ねたことがありました。
実は、このMonte dei Paschi di Siena(モンテ デイ パスキ ディ シエナ)は、1472年に前身が設立され、その後営業を中断することなく続けている世界最古の銀行です。本店は、イタリア中部トスカーナ地方の都市シエナにあります。
ここのディーラーの話には、はめられました。
それが、今回のタイトルの「コロンブスの借金」です。
ディーラー氏が語ります。
「コロンブスは、1492年に現在のバハマ諸島の一角に到達し、新大陸を発見した。
その時の事業資金を、Monte dei Paschi di Siena(モンテ デイ パスキ ディ シエナ)はコロンブスに融資した。
しかし、未だに返済が滞っていて、500年分の利息は天文学的な数字になっている。」
これまた、世界最古の銀行らしい話をまじめくさって話すので、最初は、そうなんだと真に受けてしまいましたが、そのうち、ディーラー氏がニヤニヤし出したので、なーんだはめられたのかと、お互い笑ってしまいました。
ディーラーは、どこへ行っても、こんなふうに茶目っ気があります。
閑散としています。
EUR/USDは、買いが強まる可能性があります。
米国債の利金の円転が出てきているものと見ています。
ニューヨークダウは、米長期金利低下を受けて下落し、前週末比97.31ドル安の34,838.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.065%下げて1.174%で引けました。
原油価格は、米中の景況感指数が予想を下回ったことから売られ、前週末比2.69ドル安の71.26ドルで引けました。
金価格は、米長期金利低下を受け買われ、前週末比5.0ドル高の1,822.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表されたISM製造業景況指数が59.5と予想の60.8を下回ったことから売られ、109.19近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1897近辺の高値から、一時1.1866近辺まで下げました。
EUR/JPYは、130.49近辺の高値から、一時129.61近辺まで下げました。
新聞やネットの記事で、「うん?」と思ったら、無視しないことが大事です。
それまでに頭に入っているいろいろな情報のどれかにひっかかり、無意識にそれに気づいている可能性があるからです。
たとえて言えば、車を運転していて、目の片隅でチラッと動くものを感じてよく見たら、死角から追い越しを掛ける車が現るようなものです。
厳に慎まなければいけないことは、事も無げに無視することです。
相場でも、リスクへの対応は、数値や経済指標の発表、要人発言などに気をつけるだけでなく、自分の五感を信じることが大事です。
なにかがおかしいと感じたら、なにをもって自分がおかしいと感じているかを追求する労を惜しまないことです。
昔、ある中東の銀行が、珍しく繰り返しケーブル(GBP/USD)のプライスを午前中求めてきては、"Nothing."(ナッシング、取引不成立)と言って、帰って行きました。
しかし、何かがおかしいと思いました。
そうしましたら、案の定、午後一番で、またやってきて、20本(2千万ポンド)のケーブルプライスを求め、こちらがプライス出すと買ってきました。
そして、それで終わるのかと思ったら、またプライスを求められて、またダン(Done、取引成立)となりました。
約定した取引を相手と確認すると、その銀行がまたプライスを求めてくるということが延々と繰り返され、結局合計で360本(3億6千万ポンド)買っていったことがありました。
午前中の段階でなにかがおかしいと思い、心の準備ができていたことが幸いしました。
こんな具合に自分の五感を信じることが、自分の身を守るためには大切です。
全般に、ユーロが売られています。
全般にドルが売り気です。
私がディーラーになる以前ですから随分昔に読んだ雑誌で、F1レーサーが一般道を運転するのが怖いと語っていて、プロというのはそういうものなのかと思ったことがありました。
そして、曲がりなりにも37年間のディーラー人生を経るにつれ、ああこれがあの時のレーサーが言いたかったことなのかとわかってきました。
それは、車の運転にたとえて言えば、四つ角で車をしっかり停止して道の左右を十分確認しているかとか、突然走行中に道に何かが飛び込んできたら現在の速度でそれより手前で停止できるかあるいはそれを避けられるかとか、走行車線を走っている車を追い越し車線で十分追い越して走行車線に入っているかといった運転の基本が、一般道を走ってみると基本どおりに行われていない場合があって怖いと感じるのだろうということです。
どの分野でも、経験度が増すに連れ、こうした基本に対して忠実になっていくものだと、私は思います。
トレーディングにおける基本とは、相場につきもののリスクをいかにうまく回避するかということだと思います。
私なりに思うリスク回避の基本を以下箇条書きにしてみました。
1.ポジションは、自分の体力相応の大きさにとどめる
2.ストップロスは、遠くても構わないので必ず入れる
3.上げか下げか判断がつかないときはやらない
4.逸る気持ちや儲け損なう恐怖から相場に飛び込まない
5.見方が実際の相場と違っていたら、潔く現実を認めて手仕舞う
6.利食いでも損切りでもひとたび実行したら、相場に未練を残さず休む
7.おかしいと気になったら、気のせいにしない
8.不測の事態発生時には、可及的速やかにその場で取れる最善の策を、まどわず実行に移す
こんなところでしょうか。
要は、相場に対する自分自身の欲望や恐怖といった感情をいかにセルフコントロールできるかが、リスク回避の基本だと言えるのではないかと思います。
ドル/円は、8月は需給的にはドル売りが強まります。
上も重そうです。
静観か。
特に、ドル/円で見られることです。
「売りが下りる」とは、売りオーダーの水準が下がることを言います。
一般的には、輸出企業で見られますが、まれに機関投資家でも行われます。
要は、相場が戻りきらなくなると、仕方なく、オーダーのレベルを下げてくることです。
輸出企業や機関投資家は、安値を叩いてくることは、まずありません。
少しでも良いレベルで売ろうと戻り売りするのが普通ですが、これが結局上値をキャップ(蓋)することになってしまい、返って戻りが限られてしまうことがあります。
一方、「買いが上がる」とは、買いオーダーの水準が上がることを言います。
一般的には、輸入企業で見られますが、機関投資家でも行われます。
相場が下がりきらなくなると、仕方なく、オーダーのレベルを上げてきます。
高値を叩いてくることはまずなく、少しでも安いレベルで買おうと押し目買いをするのが普通ですが、これが結局下値を固くさせてしまい、返って下がりづらくなります。
このように、ドル/円は、上が重くなりやすく、下が下がりづらくなりやすく、結果として値幅が収斂しやすい傾向があります。
しかし、値幅の収斂が進むと、どちらかに動き出す可能性が高まりますので、油断の出来ないところです。
もう、37年前になります。
私がロンドンで新米ディーラーだった頃、スイスのチューリッヒで行われたジュニアディーラーのセミナーに参加したことがありました。
世界中の中央銀行や民間銀行のジュニアディーラーが参加し、確か1週間ぐらいのセミナーだったと思います。そのセミナーの最後を飾ったのは、チーム対抗のバーチャル・ディーリングでした。
やり方は、各自が売買の記録を書き留めるディーリングシートを持って、別のチームのディーラーに、売買したい金額を言って、相手が出すツーウェイプライスを聞き、そのプライスで良ければ売り買いをするというものでした。
もちろん、相手にプライスを聞くだけではなく、相手からプライスを聞かれることもあります。
そして、先生から、大きなボードに書かれた経済指標や政治・事件などいろいろなニュースのヘッドラインが次々と示され、その内容によって売りが強くなったり買いが強くなったりしました。
まだ、ロンドンに転勤して間もない私は英語がままならず、ニュースのヘッドラインに何が書いてあるかも良くわからず、他のチームのディーラーからプライスを求められては、プライスを出すがままになっていました。
そんなところに突然、ドル売りにつながる大ニュースが示され、他のチームのディーラーから売りが殺到し、私のポジションはロング(買い)で膨れ上がってしまい、アゲンスト(不利)のポジションを抱え込んだまま、試合は終了となりました。
そして、チーム別の結果が公表され、私のチームは私の膨らんだアゲンストのポジションのおかげで最下位でした。
この後、順位別に記念品をもらいましたが、私が先生からもらった時は、先生から「これで、ハラキリ(切腹)はしないようにね。」との一言が添えられ、満場の笑いを誘いました。
私がもらった記念品は、そのスイスの銀行の紋章が入った特製のスイス・アーミーナイフで、今でも手元にあり、見るたびにそのハラキリの一件を思い出します。
今週の注目点
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、8 月が平穏かどうかはその年次第
2.上値試すか、EUR/USD
3.さらに、上値トライか、GBP/USD
4.方向感バラバラのクロス円
【1.ドル/円、8 月が平穏かどうかはその年次第】から一部
・8 月第1週、第2週が夏休みのピーク
・薄いマーケットで、なにか起きればパニックも
・需給的には、円買い圧力が強まる
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略してレベル買いとも言います。
いったんあるレベルで相場がサポートされると、下げもこのあたりまでかというレベル感を持つようになり、買いで入ることです。
そのレベル感が当たることも、もちろんあります。
特に、往ったり来たりのレンジ相場の時には、当たることが多いと言えます。
しかし、一方向に動くトレンド相場では、レベル買いは危険です。
なぜなら、トレンドという流れに逆行してポジションを持つわけですので、そのまま持っていかれる、つまりどんどんアゲンスト(不利)になる可能性が高いためです。
それでも、相場は戻るものと考えるトレーダーが多く、レベル買いは絶えないとも聞きます。
大事なことは、今の相場がレンジ相場かトレンド相場かを認識して、レベル買いして良いときか悪いときかを判断することだと思います。
私が、座右の銘にしている「相場の天底は人智では推し量れないもの」という言葉があります。
つまり、相場の高値、安値は、だれにもわからないものと捉えることが、特にトレンド相場では大事だと思います。
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