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2021/08/25

抗生物質と漢方薬(投機と実需の違い)

「実需取引よりもファンドなどの投機的な取引が何倍も大きくなり、投機がマーケットを席巻しているので、ファンドの動きに注意が必要だ」

これは、良く耳にする言葉で、確かに一理あります。

ファンドは、レバレッジを効かせて実需の取引の何倍も大きな金額を振り回し、相場を動かそうします。

しかし、ファンドが常に成功しているわけではありません。

特にドル/円で言えることですが、実需の取引とは、輸出企業であればドルを売りっ放し、輸入企業ならドルを買いっ放しで済みますが、投機筋は必ず売ったら買い戻さなければならないとか、買ったら必ず売らなければならないという縛りはあります。

したがって、投機筋が派手に売り買いして、実需の玉を飲み込んでポジションを傾けると、ボディーブローのように抱え込んでしまったポジションがジワリと後から効いてきて、投機筋のロスカット的な手仕舞いの動きにつながることが結構あります。

投機の取引は、例えて言えば、抗生物質のような即効性はあるが副作用もある薬のようなものなのに対して、実需の取引は、漢方薬のようなジワリと効く薬のようなものです。

したがって、投機の取引、実需の取引の特性を知った上で、状況に応じたトレーディングをする必要があります。

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