空の各駅停車(3 of 5)
パキスタン随一の商業都市カラチに降り立ったのは、もう夜でした。
ここでパリ行きの便に乗換です。
待合室で搭乗案内を待っていましたが、待てど暮らせど、アナウンスはありません。
チェックインカウンターにどうなっているのか聞きに行くと、乗換の便がまだアフリカから到着していないということでした。
しかし、アフリカから着いたとして、それからすぐパリに向けて飛ぶのか、いやそんな危険なことやめてほしいと思いました。
それから、随分経って、スタッフが事情説明に現れ、乗換の便はアフリカからは到着したが、整備の関係で今日は飛べないので、皆さんには、こちらで用意したホテルに泊まってもらうことになった。
手荷物を持って、いったん入国手続きして、バスでホテルに移動してほしいとのことでした。
こうして、パキスタンに入国することになりました。
パスポートコントロール(出入国審査)を過ぎ、空港ビルを過ぎると、大勢の男達が何をするわけでもなくたたずんでいました。
後年、気づいたことですが、発展途上国では、同じような光景を特に空港でよく目にしました。
ゆったりとした服に、アラビアンナイトに出てきそうなサンダルを皆履いて、これが同じ現代なのかと思う光景でした。
そして、バスでホテルに移動しましたが、埃っぽい街の雰囲気も全く異質でカルチャーショックを受けました。
ホテルに着き、その日は、シャワーを浴びて寝ました。
翌朝、朝食がついていて、目玉焼きにパンでした。
目玉焼きが、どうもいつも日本で食べる目玉焼きと見た目が違うと思ったのですが、どうもオイルをかけているようでした。
でも、美味しかったです。
そして、バスで空港へ向かいました。
チェックインカウンターで、荷物を預けボーディングカード(搭乗券)をもらい、超短期滞在のパキスタンから出国しました。
そして、搭乗案内のアナウンスがあり、さて乗るかと歩き始めたところ、周りのパキスタン人と思われる人達が飛行機に向かって全力疾走するではないですか、わけがわかりませんでしたが、これは走らなきゃと負けずに走りました。
座席に着いてわかりました。席は、先着順の自由席だったのです。
これには、驚きました。
さらに、地元の人たちは、肘掛を力任せにもぎ取って、床に放り投げたりして、居住性を高めようとしていました。
これも、新鮮な驚きでした。
そして、ドバイに向け離陸となりましたが、さらにトラブルが発生しました。
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