揉み合い続く
ロシアとウクライナの協議待ちです。
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ロシアとウクライナの協議待ちです。
ロシアとウクライナの停戦協議が、日本時間夕方頃から始まるもようですので、警戒が必要です。
ドル/円は、短期的にはショートになっているように思われます。
7時になった途端に反発しました。
ドル/円は、6時7分現在115.09(先週末NYクローズ115.53)です。
天災と人災があります。
天災は、自然災害のような不可抗力によってもたらされる災害です。
それに対して、人災は、人為的な原因に基づいて発生した災害です。
トレーディングにおける損失の発生にも、たとえて言えば、天災と人災があると思っています。
つまり、たとえば、事件や事故が突発的に発生し、相場が大きく動いたことによってもたらされる損失は、天災のようなものだと思っています。
それに対して、自分の判断ミスや経済指標の発表の失念、要人発言や事件発生の未把握などによる損失は、自分自身が引き起こした人災だと考えています。
それでは、トレーディングにおける損失発生は、天災と人災のどちらに起因することが多いかと言えば、圧倒的に人災である場合が多いと見ています。
しかも、まず天災が発生した場合でも、それに対する自らの対応が適切でなかった(人災)ことにより被害を拡大させてしまうことも、決して少なくないことだと思います。
つまり、損失の発生・拡大には、天災を理由にしたくはなりますが、結局のところは自分自身が大きく絡んでいることが多いと言えるのではないかと考えます。
したがって、当たり前のことではありますが、非常時においていかに対応するかによって、損失を膨らますことも減らすこともできるということです。
損失を減らすためには、月並みではありますが、冷静な対応が必要とされます。
□□ 今週の注目点 ---------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、円安基調は続く?
2.EUR/USD,上値は重いか
3.GBP/USD、良く引きつけて売りか
4.クロス円、まちまち
---------------------------------------------
【1.ドル/円、円安基調は続く?】から一部
・ ドル不足からジワリと円安が進行
・ 円高円安要因があるので、上げ下げはあるが基調はゆっくりとした円安
・ テクニカル的にもドル/円はサポートされている
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トレーディングをやるのに、視野を広げることは大切です。
つまり、あまり近視眼的になると、多少の値動きでも結構動いたと感じてしまいがちです。
しかし、それをチャートで見ると、動いたと言ってもこんなものだったのかと我に返るものです。
視野を広げておいた方が、良い例は、いくつもあります。
たとえば、自転車に初めて乗る時とかスキーを初めてやる時などがそれです。
初心者は、どうしても目先にとらわれて、遠くを見ることがおろそかになります。
そのため、目先のデコボコに神経過敏になってしまいます。
しかし、自転車に乗り慣れている人やスキーで滑り慣れている人は、もっと遠くに目をやってこれからの道のりをどうこなしていこうかと考えています。
そのため、目先のデコボコは、それほど大きな問題ではなく、難なくこなしてしまいます。
トレーディングも、まさに同じことが言えて、長めのチャートや、同じ足のチャートでもより長い期間を見ることによって相場を遠望してみると、その時点での相場全体の流れが、上げなのか、下げなのか、横ばいなのかがわかってきます。
それによって、目先の多少のフレに振り回されることが、かなり減ります。
このように、視野を広げるということは、トレーディングを行う上で大変大事なことですので、是非実践されることをお勧めします。
ニューヨークダウは、ロシアがウクライナとの停戦交渉に応じる構えを見せたことからリスクオン(リスクが回避された)となって買われ、前日比834.92ドル高の34,058.78ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.009%下げて1.936%で引けました。
原油価格は、ロシアがウクライナとの停戦交渉に臨む考えを表明したことから売られ、前日比1.22ドル安の91.59ドルで引けました。
金価格は、リスクオンから売られ、前日比38.7ドル安の1,887.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン前後に、ロシアがウクライナに対して協議の用意があるとの報道が出て、リスクオンから買いがさらに強まり、一時115.76近辺をつけ、その後は、ポジション調整に115.50台に緩みました。
EUR/USDは、リスクオンから買い戻され、一時1.1270近辺をつけました。
EUR/JPYは、リスクオンから買い戻され、一時130.29近辺をつけました。
あたかも自然に形成されていくのがチャートのように思われますが、結構チャートを人為的に作ろうとする動きがあります。
私が良く目にするのは、1時間足チャートでの動きです。
各時間帯の残り10分、つまり50分頃から、1時間足の引け値を作ろうとする思惑から、相場は動きます。
低く決めたいマーケット参加者と高く決めたい参加者の両方がいて、両者の間で、攻防戦が繰り広げられます。
時として、この残り10分で、暴力的な売りあるいは買いが出て相場が大きく動き、その時間に出来たチャートのイメージが一変することも、実際にあります。
また、残り10分間で単にチャートを作るだけではなく、この時間帯をマーケットが意識していることを利用して、たとえば、かなり大口のショートポジションで捕まっているビッグプレーヤーが、あえて売り下げておいて、相場が下げたところを大きく買って、元々のショートポジションを買い戻すのに利用する場合もあります。
この残りの10分間だけではなく、気になる時間帯は、冬時間で言えば、日本時間の午後4時台で、この時間帯にロンドン勢が、前のマーケットセンターである東京市場やその他アジア市場でできたポジションを崩そうとする動きが目立ちます。
このように、いろいろな手口で、攻め立ててきますので、警戒が必要であるとともに、こちらもそうした攻撃を乗り越えていくタフさが必要です。
あまり確たる方向感はないようです。
ロンドンは、全般的にユーロ売りからです。
2/25(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「リスクオフ相場は投機の相場」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
10時にロシア軍がキエフに侵攻するという観測があります。
EUR/USDとGBP/USDは、再度下値を試す可能性があります。
本日は25日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、ロシアのウクライナ侵攻から一時800ドル超下げた後、ハイテク株の買い戻しが強まり反発しましたが、前日比92.07ドル高の33,223.83ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはやや低下し、暫定値ながら前日比0.017%下げて1.960%で引けました。
原油価格は、ロシアのウクライナ侵攻で買われ、前日比0.71ドル高の92.81ドルで引けました。
金価格は、ロシアのウクライナ侵攻でリスク回避から買われ、前日比15.9ドル高の1,926.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、リスク回避の円買いとして、これまで売り込まれていたドル/円・クロス円が下がらなくなり、むしろ買い気になっていたため、買い戻しが本格化し、ドル/円は一時115.69近辺まで急騰しました。
EUR/USDは、ウクライナ情勢の影響でECBの利上げ先送り観測が強まり、一時1.1106近辺まで急落しましたが、EUR/JPYの買戻しに一時1.1221近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、127.92近辺まで急落後、一時129.71近辺まで買い戻されました。
トレーダーの間で、よく使われる言葉です。
つまり、長期に保有し続けるポジションのことを言い、そんなに簡単には手仕舞うことはありません。
根っこのポジションを持っているのは、シニアクラスのトレーダーやファンドマネージャーの場合が一般的です。
こうした根っこのポジションを手仕舞う時は、それまでの前提となる長期の相場のストーリーが否定され、新たなストーリーに移行する時であると言えます。
したがって、手仕舞だけにとどまらず、ポジションをひっくり返して新たな方向に長期ポジションを傾けることも十分ありえます。
こうしたことは、欧米間、つまり、EUR/USDでは良く起こることでです。
私がニューヨークにいた頃は、まだ統一通貨ユーロは誕生しておらず、今のEUR/USDにあたるものが、USD/DEM(ドル/独マルク)でした。
ある時、実際にこの根っこのポジションのひっくり返しに遭遇したことがありました。
欧州の銀行が、一斉にニューヨークの銀行を呼んできて、大口のUSD/DEMのプライスを求めてきました。
私もプライスを求められて出し、他の銀行でも同時に買ったらしく、買われた瞬間にプライスは100ポイント飛びました。
これは、もうポジションをひっくり返すしかないと腹を決め、買われたレベルの150~200ポイント上で、倍返ししました。
その後、相場は、幸いにも、さらに200ポイント上昇し、やや利益となって逃げることができました。
こうした大きな動きになる時には、必ず根っこのポジションを手仕舞うなりひっくり返すなりする、なんらかの理由がありますので、それがなにかをマーケットコメントやニュースなどから把握することが大切です。
このタイミングでの上昇は、売りトライに失敗したための買い戻しと思われます。
ロンドンが改めて円買いで攻めてきています。
リスクオフのドル売り円買いが出ていますが、実需買いに遮られています。
クロス円は下げ止まっていますが、反発力が弱いです。
ドル高円高になってきています。
ニューヨークダウは、ウクライナ情勢を懸念した売りが続き、前日比464.65ドル安の33,131.96ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.028%上げて1.975%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢の緊張で買われ、前日比0.19ドル高の92.10ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢を受けてリスク回避の買いが入り、前日比3.0ドル高の1,910.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロシアが戦勝記念日で祝日だったこともあり、ウクライナ情勢も休戦状態で、アジアタイムからロンドンタイムに掛けて、114.99~115.17近辺の狭いレンジ内での取引が続きました。ニューヨークオープン後、一時115.20近辺まで上げましたが、その後、ウクライナが非常事態宣言を発令したことから、114.93近辺まで下げ、115.00近辺に落ち着きました。
EUR/USDは下落し、一時1.1301近辺をつけました。
EUR/JPYは下落し、一時129.95近辺をつけました。
この言葉は、昔トレーダーの先輩から教わりました。
たとえば、相場上昇行きという路線バスがあるとします。
このバスに、路線途中の各バス停で、上げを期待したマーケット参加者を乗せて(ロングポジションを持つ)いきます。
もちろん始発から乗ったマーケット参加者は、一番儲かるチャンスがあります。
乗るバス停が終点に近づくにしたがい、利幅は狭くなり、また、車内ではロングポジションが積み上がっていきます。
そして、終点手前のバス停で、これはもう買いと確信した最後のマーケット参加者を乗せます。
しかし、すぐに終点に到着して、終点手前のバス停で乗ったマーケット参加者は、多少でも利食えれば良い方で、ロングポジション満杯による自律的な反落に巻き込まれる可能性の方が高いと言えます。
つまり、マーケット全体がもうこれは上がるしかないと確信を持った時は、もう終点手前まで来ていることが多いということです。
やはり、バスに乗る(ポジションを持つ)には、ある程度のリスクを覚悟の上でなければ、儲かるチャンスもないと言えます。
ただ早く持てばいいというわけでもありませんが、リスクを抑え過ぎることも禁物で、この辺のさじ加減が難しいところです。
ユーロとポンドと豪ドルが、対ドル対円で買われいます。
ロンドン次第です。
ドル/円は東京休場で仲値決めでの実需買いはなく、下落しています。
今日は、東京休場ですので、実需買いも休みとなるものと見ています。
ドル/円は、日足ベースで下値を切り上げてきており、上昇傾向は変わりません。
ニューヨークダウは、バイデン大統領がロシアに対し大規模な金融・経済制裁に踏み切ると表明したことから、ロシアと米欧の関係が一段と悪化するとの警戒感から売られ、前週末比で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ変わらず、暫定値ながら前週末比0.004%上げて1.934%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢の緊迫を受け、前週末比1.28ドル高の92.35ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢を巡る不透明感からリスク回避の買いが入り、前週末比7.6ドル高の1,907.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、買い戻しは続き、115.24近辺をつけました。その後、バイデン大統領が、「ロシアはウクライナ侵略を始めており、追加制裁を開始する」と述べたことから、114.88近辺まで反落したものの、同大統領が「最悪のケースを回避する時間はあり、外交にオープン」とも述べたため、115.11近辺まで反発しました。
EUR/USDは、ジリ安で、1.1322近辺まで下げました。
EUR/JPYは、130.76近辺まで上昇後、130.17近辺まで下げました。
1992年の夏に、スペインのバルセロナでオリンピックが開催されました。
一般的に、オリンピック開催国の通貨は、オリンピック会場やホテルの建設などの特需が発生するため、強くなる傾向があります。
ご多分に漏れず、当時のスペインの通貨であるスペイン・ペセタ(以下ペセタ)も、金利が高いこともあって強くなりました。
このチャンスを逃すまいと、低金利のスイスフランを調達し、高金利のペセタで運用しました。
これは、いわゆるキャリートレードです。
為替のポジションとしては、調達したスイスフランを売り、ペセタを買うという、つまりペセタ買いスイスフラン売りになります。
これを、スワップ取引によって、1ヶ月先に期日を延ばして、金利収入を得ました。
期日が到来する1ヶ月後、まだ相場がペセタ高に行きそうであれば、期間を1ヶ月先に延ばし、新たに金利収入を得ました。
ただ、東京にいてはペセタの情報など、ほとんど入ってこない中でポジションが持てたのは、飛び込みで知り合いになった、スペインの首都マドリッドにあるスペインの銀行から情報を得ることができたからでした。
最初は、ディーリングマシンで相手を呼び、これこれこういう見方から、ペセタがスイスフランに対して強くなると考えているがどうかと、率直に聞いてみました。
先方は、実に快く質問に答えてくれ、まだまだペセタ高は続くとのことでした。
そこで、では早速ペセタを対スイスフランで買いたい、期日は1ヶ月先のアウトライト(先日付の受け渡し)でと聞くと、すぐにプライスが出て、早速取引は成立しました。
それからも、定期的にペセタの相場動向を聞きました。
ところが、海外からスペインへの資金流入が激しくなり、ある日、突然、スペイン中銀が流入規制を発表したからたまりません。
一気にペセタ売りが強まり、折角評価上大きく儲かっていた利益はほとんどなくなりました。
青くなって、そのスペインの銀行に、もうペセタ高は終わったのかと問い合わせたところ、いやいやまだ続くから心配はいらないという返事が返ってきました。
ここは、彼の言を信じることにして、ポジションを継続したところ、流入規制が出る前より、さらにフェーバー(有利)になりました。
しかし、もうオリンピックの開幕が近づいてきており、開催国通貨のピークは開幕日前後にくるというジンクスもありましたので、そのスペインの銀行を呼んで、手仕舞にしたいのでプライスをくださいと頼みました。
彼は、実にフェアなプライスを出してくれて取引は成立し、2ヶ月に及ぶキャリートレードは終了しました。
彼に、心からお礼を言って、お別れしました。
これが、インターバンクのつきあいです。
ドルが、全般に買われています。
ポンドが、全般に売られています。
今日も、9時15分から9時55分に掛けて出ていました。
プーチン大統領がウクライナ東部の独立を承認したことから、限定的ですが、リスク回避の動きになっています。
クロス円の重い状態が続いています。
ニューヨークがプレジデンツデーの祝日だったため、ニューヨークダウ、米国債券、原油、金は休場でした。
為替相場では、ドル/円は、通常のニューヨークオープンの時間である22時が近づくと、いったんロンドン勢の買い戻しが入り、一時114.95近辺まで強含みましたが、上値は重く、その後、ジリ安を再開し、114.75近辺をつけました。
EUR/USDは、上値は重く、一時1.1307近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円とEUR/USDの下落に連れて下げ、129.76近辺をつけました。
相場をやっていく中で、勝負に出る時、休む時のメリハリをつけることが大切です。
よくあるケースは、勝負に出て大きく儲けても、その後の調整相場で儲けを減らしたり、悪くするとすべて飛ばしてしまうことです。
儲けると、さらに儲けたいと思い、相場にのめりこんでいきますが、それは決して自分だけではなく、多くのマーケット参加者が同じように、もっと儲けたいと思い、さらにポジションを膨らませることによって、マーケット全体のポジションがさらに一方に偏ってしまい、相場を難しくさせていることも原因だと思います。
ですので、勝負どころを逃さないことも大切ですが、それと同様に、大事なことは、その後の調整局面では高まる気持ちを抑えて、いったん利食ってあえて相場を流すということができるようになることです。
つまり、自分自身で、儲けどころと利益を減らさないように守りに入る地合のメリハリをつけ、稼いだ収益が目減りしないようにトレードをコントロールができるようになることです。
それは言い換えれば、欲望のコントロールであり、これをうまくやれるようになれば、利益が残るようになるものです。
人間、儲かれば儲かるほど、もっと儲けたいと思いがちですが、儲かれば儲かるほど、冷静になって利益を蓄えることに考えることが大切だと思います。
これは、欲望に燃えるトレーダーには、なかなか難しいことではありますが、そのメリハリが出来るかどうかで結果が違ってきます。
どうも、ロングになっているようには思えません。
要はドル安の相場だということです。
ドル/円は、仲値に掛けて、実需のドル買いが出ました。
ドル/円、クロス円が下げていますが、仲値に向けては、実需の円売りは今日も出ると見ています。
本日は21日で、20日の5・10日(ゴトウビ)が日曜だったため、その振替日として、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
正しい方向にポジションを張ることはもちろん大事なことですが、それ以上にポジションを張るタイミングが合っているかが大変重要になります。
正しいタイミングで張らずに早くエントリーしてしまうと、折角方向が合っていても、相場のアヤでロスカットになったり、どうにかアゲンストの局面を乗り切ったとしても、コスト(持ち値)付近まで戻してくると、やれやれと手仕舞ってしまうことになりがちです。
私の経験から申し上げますと、相場の方向性を見出すのは、実際にポジションを持つべきタイミングよりかなり前だということです。
言い換えれば、相場観がひらめいてから、それが実際の相場に反映されるのには、自分自身が考えているよりも結構後になることが多いと言えます。
したがって、ポジションを張るのに急ぐことはなく、じっくり引きつけてで良いと思います。
ポジションを張るのに急ぐ原因は、「このタイミングを逃したら、後がない」といった儲け損なう恐怖からの焦燥感にかられてのことが多いと言えます。
この焦燥感を抑えるために、私が自分自身に言い聞かせているのは、「相場は、これ一回限りではない」ということです。
自分を追い詰めるのではなく、解放させることで良い結果を生むことができると考えています。
□□ 今週の注目点 ---------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、当面レンジは続くが
2.EUR/USD、レンジは続く?
3.GBP/USD、ジリ高か
4.クロス円、基本的には横ばいか
---------------------------------------------
【1.ドル/円、当面レンジは続くが】から一部
・ ウクライナ情勢もあくまでも投機的な円買い材料である以上、いずれ円は売り戻される
・ 米金利先高感もあくまでも投機的なドル買い円売りで、いずれはドルは売り戻される
・ 輸入価格高騰によるドル不足からのドル買い円売りは一方向のフロー
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•質問回答
損をするにしても、納得いく損をしたいものです、
そのためには、米雇用統計などの経済指標の発表や、FRBの政策金利決定やパウエルFRB議長の記者会見といったイベントが、いつ予定されているかということは、知っておかなければなりません。
こうしたスケジュールを確認せずに、予想外の指標結果などが発表されて、気づいた時には損失を被っていたというのでは、あまりにももったいないことです。
また、指標発表やイベントの予定がなくても突発的に相場が動く時があります。
そんな時に、たとえば、ああ下がってきたとイージーに押し目買いをすることは危険です。
なぜなら、突発的に動くにはそれなりの理由があるわけで、その理由が何で、その理由が相場に与える影響度を確認せずに、値頃感から売り買いすることは、大変リスキーです。
こうした情報は、なかなかリアルタイムでは、個人が入手できないと思われるかもしれませんが、最近では、FX会社などのニュースヘッドラインによって、リアルタイムの情報が提供されてきていますので、そうしたサービスの良し悪しも、どのFX会社を選ぶかの判断材料になるのではないかと思います。
さらに、損を納得するには、自分自身が後悔しないまで、とことん相場を突き詰めてポジションを張っているかどうかということだと思います。
考えた末のポジションであれば、負けても悔いはないはずです。
ニューヨークダウは、ウクライナ情勢への警戒が重しとなり、前日比232.85ドル安の34,079.18ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.049%下げて1.925%で引けました。
原油価格は、イラン核合意の復活の見方から売られ、前日比0.69ドル安の91.07ドルで引けました。
金価格は、足元大きく上げたため、利益確定売りが優勢となり、前日比2.2ドル安の1,899.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン直後は114.97近辺まで下げましたが、それ以上には下がらず115.17近辺まで戻し、その後は、翌週月曜が、プレジデンツデーでニューヨーク休場となることもあり、急速に値動きは縮小し、115.00台での横ばいになりました。
EUR/USDは、ポジション調整から下げ、一時1.1315近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて下げ、一時130.21近辺をつけました。
下落相場が、一転して上昇相場になる時、にわかに(急に)ブル(強気)になって、ロングポジションを作ること、あるいはそのロングにしたマーケット参加者自身を、「にわかロング」と呼びます。
今までの下げ相場が否定され、一転して活路を上げに求めた積極さは、評価すべき点があると思います。
しかし、今までベア(弱気)でいたのが、急にブルに転向しているため、ロングのコスト(持ち値)が悪いことが多く、相場が上げこじれると、不安になってロングを投げてしまいがちです。
つまり、まだ買いで行くと性根が据わっていません。
そのため、ウィーク・ロング(Weak Long、弱い買い筋)とも呼ばれています。、
逆に、ベア(弱気)に変わったばかりの弱い売り筋を、ウィーク・ショート(Weak Short)と呼んでいます。
相場の変わり目は、まだマーケットが新しいトレンドに確信を持ち切れていません。
しかし、振り落とし幅が狭くなるに連れて、半信半疑の相場は徐々に腰の据わった確信の相場に変わっていくものです。
早く新しい相場に確信を持つためには、常に現時点での相場のテーマが何かを把握することが必要で、マーケットコメントや新聞などでチェックするよう心掛けることが大切です。
原油高で北海油田で儲け、ウクライナへの武器輸出で儲けているためでしょうか。
政治もタフなら、トレーディングもタフです。
2/18(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「玉虫色のドル円相場」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
実需のドル買い円売りは、仲値に向けて今日も出て、相場は反発しました。
実需のドル買い円売りは、仲値に向けて、今日も出ると見ています。
ウクライナ情勢が緊迫化しているわりには、昨日のリスク回避の円高も1円足らずです。
ニューヨークダウは、ウクライナ情勢を警戒して売られ、前日比622.24ドル安の34,312.03ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、リスク回避から債券が買われ利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.070%下げて1.975%で引けました。
原油価格は、イランの核合意の復活見込む売りが出て下げ、前日比1.90ドル安の91.76ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢の緊迫化からリスク回避の買いが強まり、前日比30.5ドル高の1,902.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロシアが駐ロシア米代理大使を追放したため売りが強まり,114.85近辺まで下げましたが、それ以上には下げきれず、115.14まで反発した後は115.00を挟んで揉み合いとなりました。引け間際、再び売りが強まり、一時114.88近辺まで下げました。
EUR/USDは、1.1350~80近辺でのもみ合いが続きました。
EUR/JPYは、130.40~90近辺で上値の重い展開でした。
「コツコツ儲けて、一気に飛ばす」ということは、よくあります。
日々、丹念に積み上げてきた利益を、ワン・トレードのやられで吹き飛ばしてしまう、とてもつらいことです。
それを避けるには、まずは、ワン・トレードでのやられを抑えることが肝心です。
ワン・トレードで大きくやられる原因は、それまでに積み上げてきた利益が大きくなってきて、多少の損失でも大丈夫という油断が原因になっていることが多く、利益が増えれば増えるほど、慎重になることが大切です。
つまり、利益をキャリーするということは、トレーディングの一部と考え、折角儲けた利益を、指の間から漏らさぬように心掛けることが大切です。
また、利益がある程度たまってきたら、もっと儲けたいという欲望が湧いてきます。
しかし、欲望の塊になることは、決して良い結果を生みません。
むしろ儲かっているからこそ休んで欲望を静め、平常心を取り戻すことが大事です。
さらに申し上げれば、コツコツと積み上げるのではなく、前倒しで利益を獲得するスタイルもあります。
英米系のトレーダーは、前倒しで利益を出すことを心掛けており、いわゆる勝ち逃げスタイルです。
利益を積み上げるスタイルだけでなく、この早く儲けて後は流すというスタイルも、相性が合うか検討してみてはいかがでしょうか。
ウクライナ軍によりますと、ロシア軍がルハンスク地方の村で発砲
全体的にドル安のため、ドル/円の上値も押さえられています。
ロンドンの関心事は、アジア勢のポジションの偏りだけだと思います。
ウクライナ絡みの投機の円買いは、仲値前後の実需の円売りに押し戻されています。
ドル/円は、仲値に向けて、実需の買いが今日もでる可能性があります。
依然として、マーケットはショートと思われます。
ニューヨークダウは、ウクライナ情勢への警戒が続き売りが先行しましたが、公表されたFOMC議事録では金融引き締めの加速を示唆する新たな情報はなく買い戻され、前日比54.57ドル安の34,934.27ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.017%下げて2.028%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢への警戒続き、前日比1.59ドル高の93.66ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢をにらんでリスク回避的に買われ、前日比15.3ドル高の1,871.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された1月の米小売売上高は3.8%と予想の2.0%を上回りましたが、インフレ懸念から米株が売られたことから115.38近辺まで売られました。FOMC議事録発表前にいったん115.56近辺まで買い戻されましたが、発表された内容はほとんど新鮮な材料はなく、115.36近辺まで売られました。
EUR/USDは、ジリ高が続き、一時1.1396近辺をつけました。
EUR/JPYは、131.10~60近辺で方向感なく横ばいでした。
早めに相場にエントリーしてしまったことに気づくことがあります。
ポジションはアゲンスト(不利)になっているものの、それでもポジションをキープし続けてしまうこともあると思います。
こういう時は、結構しんどい目に合うことが多いと思います。
それなら、エントリーのタイミングを間違えたと、早々に手仕舞うに越したことはありません。
さて、それでは、いかにロスを抑えてうまくゲットアウト(脱出)するかが重要になります。
私自身の経験からしますと、1回はコスト(持ち値)付近まで相場が戻してくることがあって、往々にして、それがゲットアウトするチャンスになると考えています。
こうしたコス付近まで相場が戻すと、これから自分にとってフェーバー(有利)な方向に進むと期待しがちですが、期待通りになる場合もあれば、ゲットアウトの最後のチャンスになる場合もあります。
その見極めは、その相場が、自分が狙っている方向に進むだけの勢いがあるかにもよりますが、それ以上に、感覚的ではありますが、自分自身が今持っているポジションを持ち続けることが、コンフォタブル(心地が良い)かどうかで決めて良いように思います。
つまり、コンフォタブルに感じるならポジションは続行、コンフォタブルに感じないのならいったんゲットアウトということです。
そして、いったんどうするかを決めて実行したら、後悔しないことです。
マーケットのセンチメントが弱気になったり、強気になったりくるくると変わっています。
ユーロが、全般に買い気です。
仲値に向けた実需のドル/円の買いは恒常化してきていますので、相場への影響は無視できません。
下げ止まって反発するようであれば、強い上昇になる可能性があります。
買い材料、売り材料に振り回されるということは、今の相場がレンジ相場である証ではないでしょうか。
ニューヨークダウは、ロシアが軍隊の一部を撤収させると発表したことを受けて買われ、前日比422.67ドル高の34,988.84ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.051%上げて2.047%で引けました。
原油価格は、ロシアが軍隊の一部を撤収させると発表したことを受けて売られ、前日比3.39ドル安の92.07ドルで引けました。
金価格は、ロシアが軍隊の一部撤収の報を受け売られ、前日比3.2ドル安の1,856.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロシア軍の一部がウクライナ国境付近から撤収を始めたことに加え、プーチン大統領も外交による解決を望むと表明したことから、115.87近辺まで上昇し、その後115.60近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、一部ロシア軍のウクライナ国境からの撤収を受けて上昇したもの、その後、1.1320~68近辺で乱高下の末、1.1360近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、131.10~53近辺でもみ合いでした。
思惑があたり、トレーディングがうまくいった時、どれどれ儲けはいくらぐらいと計算し出したら、そのトレードはおしまいにするのが良いと思います。
計算するまでは、相場に勝つということに専念していますが、ひとたび計算を始めてしまうと、急に数字として現実が突きつけられることによって、トレーディングが守りに入ってしまいがちです。
そして、ヘタをすると折角儲けた利益を減らすことにもなりかねません。
したがって、トレードが済むまでは、計算はせずあくまでも攻めの姿勢でいることが大事だと思います。
また、トレードを終えて計算してみたところ、たとえば、利益が95,000円とキリの良い100,000円に少し足りなかったとします。
こういう時が、実は危険です。
あと5,000円で100,000円になるからと、再びマーケットに参入したことがアダとなり、利益を減らしたり、悪くするとすべて飛ばしてしまうことすらあります。
したがって、利益の端数調整目的のトレーディングは避けるのが賢明かと思われます。
トレーディングは、儲けることが目的ではありますが、トレーディング中は、あくまでも勝負するということに専念することが大切だと思います。
EUR/GBPが、下げきれずに上げてきています。
ドル/円は、リスク回避の円買いで、売り過ぎているように思います。
ウクライナというリスクオフの材料がある一方、米金融引き締め前倒し論が出ていたり、ドル不足であったりとドル高要因もあり、ドル安要因に一辺倒でいられないのが今のドル/円相場です。
ニューヨークダウは、ウクライナ情勢の緊張と米金融引き締め懸念で売られ、前週末比171.89ドル安の34,566.17ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.047%上げて1.998%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢の緊張で買われ、前週末比2.36ドル高の95.46ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢の緊張で買われ、前週末比27.3ドル高の1,869.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、リスク回避の円買いから、一時115.01近辺まで売り込まれていましたが、ロシアのラブロフ外相が対話継続でプーチン大統領が了承したと述べたことから買い戻しが集中し、一時115.74近辺をつけ、その後は115.60近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、ロングのポジション調整が続き、一時1.1280近辺をつけました。(リターンエース完了)
EUR/JPYは、リスク回避の円買いに130.05近辺まで下げた後、調整に130.92近辺まで戻しましたが、EUR/USDの売りに押されて130.21近辺まで下げた後、130.55近辺に落ち着きました。
本日は15日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
不思議ですが、相場が動き出した後に、動いた理由が後からついてくるということは、相場にはよくあることです。
実際に起きることですので、そういうこともあると受け入れることが大切だと思います。
私なりになぜなのか考えてみました。
特に、理由が後からついてくるケースは、相場がそれなりの理由があってある一定期間一方向に既に動いてきた時や、相場の膠着状態が長く続いてきた時に起こりやすいと言えます。
一定期間一方向に既に動いてきた場合は、すでにポジションは順張り方向にかなり積み上がっていることが一般的で、ある意味自律的な反転によってポジションを調整しようとする力が働くのではないかと見ています。
そして、相場が動いてしまった後に、まことしやかな理由がついてくるものと思われます。
また、相場の膠着状態が長く続いた場合は、トレーディングは逆張りとなり、ポジションは上がればショートになり、下がればロングになります。
しかも、値幅が狭いため、ポジションを大きくして利益を出そうとしますので、膠着した相場の中で、両サイドのポジションが膨らんでいきます。
しかし、実はこうした膠着して値幅が収斂している相場は、レンジ相場からトレンド相場への変わり目である場合が多く、トレンド相場に移行すると、それまでに逆張りしてできたショートかロングのいずれかのポジションが、大きくアゲンスト(不利)となり、ストップロスをせざるをえなくなります。
こうしてストップロスが出た後に、またしてもまことしやかな理由がついてくるのではないかと思われます。
つまり、ポジションが大きくなり、そしてアゲンストになると、マーケット参加者は損失をできるだけ少なく抑えようと短期間に集中してポジションの手仕舞を行うことで、理由より早く相場が動くことになるのではないかと思われます。
ユーロが、全般に売りになってきています。
マーケットがロングになっていると、ロンドンは見ているように思われます。
買い過ぎた感があります。
様子見です。
リスクオフ的な動きになっています。
ある大型魚船で漁をしている百戦錬磨の船長のドキュメンタリーを見て、大変感銘を受けたことがありました。
一番感銘を受けたのは、その人の利益の出し方です。
普通に考えれば、魚が獲れる時に獲れるだけ獲って、やらない時はやらないという狩猟民族的なやり方が良いように、私自身も思っていました。
しかし、彼のやり方は、海に出なくては水揚げもない、毎日海が荒れても荒れなくても海に出て、1匹でも2匹でも多くの魚を獲る姿勢を崩さないということです。
その結果、彼が仲間内で一番利益を上げているそうです。
これを、為替のトレーディングで言えば、前者は稼げる時は稼げるだけ稼いで、後は休むという狩猟民族的な稼ぎ方なのに対して、後者は、相場がある限りは、毎日少しの時間でもトレーディングをして利益を積み上げるという、いわゆる農耕民族的なやり方だと言えます。
この二つのやり方のどちらが選ぶかは、もちろんその人その人の好みです。
しかし、この船長が仲間内で一番利益が上げているという実績から言えば、船長に軍配が上がります。
たぶん、派手さもなくコツコツと利益を積み上げていくやり方には、リスクをできるだけ抑えた堅実さがあります。
投機であっても投資であるとお考えであれば、こうした安定感がトレーディングに必要だと思います。
□□ 今週の注目点 ------------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、レンジ相場は続くか
2.EUR/USD、レンジ内で反落は続くか
3.方向感のない GBP/USD
4.クロス円、まちまちか
-------------------------------------------------
【1.ドル/円、レンジ相場は続くか】
・ 強気、弱気の材料が混在
・ 少なくとも米金利先高感だけの相場ではない
・ 依然としてレンジ相場の第 2 段階の安定期にいると見る
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•質問回答
踏み上げとは、もともと証券用語ですが、為替でもよく使います。
要は、マーケットが下げを見て売り込んできたものの、下げきれないとロスカット的に買戻し、そのために相場が段を踏み上げるように急反発することを言います。
よくあるケースとしては、ショート筋の買戻しが大きく入って相場が急騰した後、ポジションの偏りがあまりなくなると、いったん高止まりします。
しかし、しばらくすると、それ以上はあまり上がらなくなっていることや、レベル感からも売りたい水準でもあることから、売り先行で相場に入ってくるマーケット参加者が増えます。
それは、つまり、ポジションがロングにもショートにもなっていないほぼスクエアの状態から、ショートができたことを意味しています。
そのため、再びマーケットはショートに傾いたことになり、下がらなければ、必然的に買戻しになります。
もちろん、マーケット参加者の中には、マーケットが新規でショートから入ってきたことに気付く参加者もいますので、そのショートをスクイズ(ショートポジションを崩す)して利益を得ようと、買い上げ、その結果相場が踏み上げることもよくあります。
こうした踏み上げは、よく相場で見受けられるものですが、マーケット参加者がマーケットのポジション状況を把握しきれていなかったり、レベル感という勘に頼って売ってしまったことによって生じると言っても過言ではないと思います。
したがい、なによりも大事なことは、今のマーケットポジションがどうなっているかということを常に推測できるようになることが必要です。
そのためには、上記でよくあるケースとしてご紹介したような、相場の流れからその時点その時点のポジション状況を把握できるようになることが大切です。
ニューヨークダウは、ウクライナ侵攻への警戒が強まって売られ、前日比503.53ドル安の34,738.06ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、リスク回避から債権が買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.116%下げて1.913%で引けました。
原油価格は、ロシアによるウクライナ侵攻が警戒されて買われ、前日比3.22ドル高の93.10ドルで引けました。
金価格は、ロシアによるウクライナ侵攻が警戒されて買われ、前日比4.7ドル高の1,842.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ジリ安で推移していましたが、ホワイトハウスのサリバン国家安全保障顧問が、ロシアは早ければオリンピック期間中にもウクライナ国内で軍事行動を起こしたり、紛争を引き起こそうとしたりする可能性があると述べたことから、リスク回避の円買いが急激に強まり、115.02近辺まで急落し、その後、115.33近辺まで戻しました。
EUR/USDは、ウクライナ情勢の緊迫化から、1.1330近辺まで急落しました。
EUR/JPYは、リスク回避の円買いから、130.39近辺まで急落しました。
相場では、あともう少しの我慢と見切る勇気が必要です。
我慢するということと、見切るということは、相反することですが、場合によって使い分けることが必要です。
あともう少しの我慢が必要だと感じる時は、相場はそれほどアゲンスト(不利)になっていないのに、相場が動き出す前の揉み合い状態の時にしびれを切らしてやめてしまったり、利食いが早過ぎたりすることで、つまり相場が自分にとってニュートラル(中立)あるいはフェーバー(有利)に動いている時に起きやすいと言えます。
一方、見切る勇気が必要とされる時は、損切りの時です。
不測の事態に備えて、ストップロスオーダーを常に置いておくことは必須です。
しかし、ストップロスのレベルまで至らなくても、実際の相場が自分が考えたストーリー(筋書き)とは違って動いているとしたら、それは自分の見方に誤りがあったと見るべきで、誤りを認め、ストップロスオーダーに頼らず、つまり相場が自分にとってアゲンスト(不利)に動いている時に、自らの手で見切る勇気が必要です。
ポジションを持っていると、フェーバーな時に神経質で、アゲンストの時に鈍感になりがちです。
そんな時に、フェーバーならあともう少しの我慢を、アゲンストなら見切る勇気があえて必要です。
マーケットは、ロングのようです。
EUR/GBPが、低位にいます。
それは、今日は東京市場休場で、実需の買いは出ないという点です。
昨日のEURやGBPの対ドル対円の買いトライは、無理があったように思います。
ドル/円は、まだまだ上値トライは終わっていないと見ています。
ニューヨークダウは、強い米消費者物価指数(CPI)を受けてFRBが金融引き締めを急ぐとの見方から売りが強まり、前日比526.47ドル高の35,241.59ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、強い米消費者物価指数(CPI)を受けて上昇し、暫定値ながら前日比0.120%上げて2.047%で引けました。
原油価格は、原油在庫の減少を手掛かりに買いが続き、前日比0.22ドル高の89.88ドルで引けました。
金価格は、強い米消費者物価指数(CPI)を受けて買われ、前日比0.8ドル高の1,837.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比で7.5%と予想の7.3%を上回ったことから116.33近辺まで急騰し、その後一時115.73まで反落の上、116.00近辺に落ちつきました。
EUR/USDは、CPI発表後、一時1.1375近辺まで下げたものの、そこから1.1495近辺まで反発の上、1.1430近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、ロンドンタイムから上昇を続け、一時133.15近辺をつけました。
トレーダーの間で、マーケットの状況を話す時に、「マーケットはOffer(オファー)に見える」あるいは「マーケットはBid(ビッド)に見える」という言葉をよく使います。
まず、「マーケットは、Offerに見える」とは、「マーケットでは売り気が強いようだ」ということです。
そして、「マーケットは、Bidに見える」とは、「マーケットでは買い気が強いようだ」という意味です。
つまり、マーケットの気配をトレーダー間で確認しあう時に使われる言葉です。
トレーダーは、いろんな情報を見たり聞いたりしますが、結局一番大事なのは、相場そのものがどういう状況にあるかを確認し、それに適応したトレードをすることです。
そのためには、自分自身が相場から受ける印象に素直であることが大切です。
ともすると、相場の動きを自分に都合の良いように解釈しようとしますが、相場は冷徹です。
相場観が合っていなければ、容赦なく思惑とは逆の方向に相場は動き、ポジションはアゲンスト(不利)になります。
そうならないためには、自分の相場観や固定観念にとらわれず、「Offerに見える」のか、「Bidに見える」のかを、相場そのものを純粋に見て判断することが重要です。
また、中には、ダマシ的に、Offerが強かったり、Bidが強かったりする時があります。
これは大体の場合、現状水準の近くにストップロスがあって、買い上げたり、売り込んだりしていることが多く、相場の流れから見破る必要があります。
そのためには、いろいろな相場を経験することが、どうしても必要になります。
ポンドが、全般に買われています。
ユーロが、全般的に重くなっています。
ユーロが、全般に重くなっています。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、米長期金利の上昇一服を眺めてハイテク株や消費関連に買いが入り、前日比305.28ドル高の35,768.06ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.011%下げて1.945%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で原油在庫が減ったことから買われ、前日比0.30ドル高の89.66ドルで引けました。
金価格は、翌日発表される米消費者物価指数を控えてインフレヘッジから買われ、前日比8.7ドル高の1,836.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、翌日に米消費者物価指数(CPI)発表を控え様子見気分強く、115.40台での横ばいが続きましたが、引けが近づくと115.56近辺まで買いが強まりました。
EUR/USDは、1.1430~40近辺でのもみ合いが続きましたが、引け際1.1420近辺まで緩みました。
EUR/JPYは、131.90~10近辺での横ばいに終始しました。
相場には、後悔がつきものです。
どうして、あのレベルで利食えなかったのか、どうしてあそこで損切らなかったのか、どうしてあの一拍が待てずに大きくフェーバー(有利)になる前に手仕舞ってしまったのか、後悔を上げればいくらでもあります。
しかし、利食うにしても損切るにしても、完璧を期すことはかなり難しく、むしろ後悔することは当たり前にあると割り切ることが大切だと思っています。
もしクヨクヨすることがあれば、それはなににクヨクヨしているのか、ノートなどに記録してある程度たまったら、、読み返してみることをお勧めします。
記録の中で、同じようなするべきではないことを繰り返しやっていることがわかれば、それは自分自身の改善すべき弱点だと捉えて良いと思います。
たとえば、利食った後気が大きくなって次のトレードで負け折角の利益を減らすとか、儲け損なう恐怖からポジションを持ってしまったもののタイミングが早過ぎて損切らされるとか、相場がうまくいくとその相場がずーっと続くと思いポジションを再度持ち直して返り討ちに遭うとか、いろいろな傾向が見えてきます。
その傾向を自分の弱点として捉え、意識して自分自身を改善をすることが大切です。
弱点を治すと考えるよりも、発想を変えて、弱点の逆をやってみると考えることが良いように思います。
ドル/円は、上下しながらも下値は切り上げています。
ドル/円、クロス円が、ジリ高です。
まだ高いところは買えません。
EUR/USDは、依然下落の可能性があります。
米長期金利が上昇を強めています。
ニューヨークダウは、米長期金利上昇を受けて、利ざや拡大期待から金融株が買われ相場上昇を支え、前日比371.65ドル高の35,462.78ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.040%上げて1.956%で引けました。
原油価格は、イラン核合意復活に向けて協議の再開を受けて売られ、前日比1.96ドル安の89.36ドルで引けました。
金価格は、10日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)が上振れするとの観測からインフレヘッジとして買われ、前日比6.1ドル高の1,827.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米長期金利上昇を受け115.62近辺まで上昇後、115.50近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.1400~20近辺でのもみ合いに終始しました。
EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れ、一時132.03近辺まで上昇しました。
この言葉は、良く耳にする言葉です。
特に、トレンド相場の時は、確かにこの言葉の通り、相場が一方向に進んでいますので、いったんポジションを利食ってしまうと、相場はさらにトレンド方向に進んでしまい、相場に入り直そうとすると、かなりの勇気がいります。
したがって、ポジションを持ち続けることになります。
ただし、これは、相場がトレンド相場であることからできることで、一定の値幅で上下するレンジ相場では、上げたら売り、下げたら買いを繰り返すことが必要になります。
つまり、その時の相場が、トレンドなのかレンジなのかを判断し、それぞれの相場のパターンに見合ったトレーディングスタイルに適切に切替えられることが大切だということになります。
また、トレンド相場でポジションを持ち続ける上で、注意しなければならないことは、相場には必ず終わりがくるということです。
長くポジションを持っていて、またそのポジションが利益を出していると、往々にして、その相場が永遠に続くという錯覚に陥ることになります。
そうすると、漫然としてポジションを持ち続けるという油断が生じ、相場の変わり目に対応しきれず、折角の儲けを減らす、あるは失くすことになりかねません。
したがい、儲かっていても、相場の変化には常に注意を払うきめ細かさが必要になります。
ECBの引き締めに期待しすぎて、ユーロは相当ロングだと思われます。
EUR/GBPが重い状況です。
最近のドル/円は、仲値後も上昇を続ける傾向があります。
114.90近辺がサポートと見ています。
EUR/USDは、高止まりするほど下落リスクが高まるものと見ています。
ニューヨークダウは、一時旅行・レジャー株に買いが入ったものの引け際緩み、前週末比1.39ドル高の35,091.13ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.018%下げて1.914%で引けました。
原油価格は、イラン核合意の復活に向けた協議が進展したことから売られ、前週末比0.99ドル安の91.32ドルで引けました。
金価格は、インフレヘッジ目的の買いが優勢となり、前週末比14.0ドル高の1,821.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドン勢のロング・リクイデーション(ロング筋を売り下げて投げさせて利食うロンドン勢の得意技)で、114.92近辺まで下げたものの、ニューヨークオープン後、新規の買いに115.18近辺まで一時戻した後、115.10近辺で落ち着きました。
EUR/USDは、ニューヨークオープン前、いったん1.1458近辺まで反発したものの、ニューヨークオープン後反落し1.1418近辺をつけましたが、結局1.1440近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、131.40~70近辺で横ばいでした。
OFFER(オファー)とBID(ビッド)は、相場用語として、知っていると便利な言葉です。
まず、OFFERですが、これは、自分から見ると「売る」という意味です。
指値注文でOFFERするということは、売りをマーケットに提示することを意味します。
しかし、もしも、取引画面に第三者が提示しているOFFERを成行で叩くと、相手の売りを叩いたことになりますので、自分の側からすると買いとなり、自分がロングのポジションを持ったことになります。
一方、BIDはASKとも呼ばれますが、これは、自分から見ると「買い」という意味です。
指値注文で、BIDするということは、買いをマーケットに提示することを意味します。
しかし、もしも、取引画面に第三者が提示しているBIDを成行で叩くと、相手の買いを叩いたことになりますので、自分の側からすると売りとなり、自分がショートのポジションを持ったことになります。
このOFFERとBIDを使用してマーケット状況を端的に説明することが出来ます。
たとえば、"OFFER Only,No BID"は、「マーケットには売りばかりで買いがない」となり、マーケットから買いが引いて売るに売れないことを示しています。
また、"BID Up"は、買いが上がってきていることを示し、"OFFER Down"は、売りが下がってくることを示します。
使い慣れるまではややこしく感じるかと思いますが、結構便利な言葉です。
EUR/GBPの売りのようです。
ドル/円は、仲値決めで上昇しましたが、この後高値圏を維持できるかです。
月曜の東京オープン前ということもあって、スロースタートです。
5日が土曜日であったため、本日7日が5・10日(ゴトウビ)の振替日となり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
マーケット全体のポジションの偏りをすべて把握することは、不可能です。
しかし、ある程度、傾向は掴むことは出来ます。
そういう意味で、シカゴIMMのポジションが結構有用だと思っています。
具体的に、過去に有用だったケースを上げてみますと、2005年の9月から12月にかけての相場でした。
この年、内外金利差が注目され、個人投資家層によるキャリートレードが盛んに行なわれ、”個人がプロに勝った”と言われた相場でした。
つまり、個人投資家層は、ドル/円とクロス円を押し目買いをしてキャリーしたのに対して、プロはマーケットは買い過ぎているので、どこかで調整的に下落に転じると見て、売り上がりました。
しかし、個人層の買いは引かず、プロは締め上げられて、あえなくロスカット的な買戻しを余儀なくされました。
この間の、IMMポジションは、円ショートがかなり高水準を維持しており、気になっていましたが、それでも相場は上がり続けました。
ところが、12月に入り、発表された米貿易赤字が予想以上の大きさとなりました。
このタイミングをIMMのプレーヤーは見逃さず、9月からキャリーしてきた円ショートの利食い場として、ドル/円を叩き売ってきました。
この売りはすさまじく、相場は総崩れとなりました。
そして、後日IMMポジションをチェックしてみると、円ショートのポジションは大きく減っていました。
IMMポジションは、確かにマーケット全体のポジションは示しません。
しかし、ポジションの偏りが高水準を保っている場合は、上記の例で申し上げるなら、12月決算のタイミングのように、やはりどこかのタイミングで大きく手仕舞いが起こる可能性があります。
したがい、やはりIMMのポジション状況が大きく売りか買いかに偏っていないかをチェックすることは有用だと思われます。
□□ 今週の注目点 --------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、レンジ相場は続く?
2.EUR/USD、今週の寄り付きが大事
3.GBP/USD、利上げはしたが
4.クロス円はレンジか
--------------------------------------------
【1.ドル/円、レンジ相場は続く?】から一部
・レンジ相場の第 2 段階の安定期にいる
・レンジのコアは 114.50~116.50 近辺か
・レンジ相場から抜け出すのは 5 月になってから?
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本邦輸出企業が、月間の輸出実績を上げようと、追加の輸出を月内に押し込むことから、押し込み輸出と呼ばれています。
このため、月末の週になると、輸出企業からのドル売りが強まり、相場を押し下げる要因となります。
特に、この傾向は、業種的には自動車で良く見受けられます。
他に、こうした実需の事情から、相場に動きが出るのは、既によく耳にされていることと思いますが、5・10日(ことうび)の本邦輸入企業の輸入決済によるドル買いが上げられます。
輸入決済とは、輸入した原材料や製品の代金を海外の輸入先にドルで支払うことを言います。
日本が海外から最も輸入しているものが石油ですので、石油の輸入決済に基づくドル買いは、特に仲値前に目立ちます。
このように、ドル/円相場は、日本が、燃料や原材料を輸入し、製品に加工して輸出するという輸出入企業の需給、つまり実需筋の動きを無視して、相場を見ることはできません。
さらに、最近では、所得収支という海外への投資から受取る利息や配当金を円に交換するためのドル売りが大きくなっています。
ドル/円は、このように基本的に需給の相場ですから、月間でも需給にタイムラグがあって売りが強まったり、買いが強まったりしていていることに、注意が必要です。
ニューヨークダウは、一時買いが強まったものの結局は緩み、前日比21.42ドル安の35,089.74ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、強い米雇用統計を受け上昇し、暫定値ながら前日比0.096%上げて1.923%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢に加え米国の寒波の影響から買われ、前日比2.04ドル高の92.31ドルで引けました。
金価格は、米雇用統計での賃金の上昇基調や原油高を受け上昇し、前日比3.7ドル高の1,807.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された1月の米雇用統計では、失業率は4.0%(予想3.9%)、非農業部門雇用者数46.7万人(予想12.5万人)となり、特に非農業部門雇用者数が予想を大きく上回ったことから、買い強まり、一時115.43近辺をつけましたが、上値も重く、115.20近辺に緩みました。
EUR/USDは、米雇用統計の強い結果に、一時1.1412近辺まで緩みましたが、その後1.1455近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、やや買い気で、一時132.09近辺をつけました。
高止まりするとは、上昇後高値圏を維持することを言います。
こうなるには、ふたつの原因があります。
ひとつは、ショート筋が相場が下げきらないため、ロスカット的に買い戻し、短期間にマーケットのポジションがショートからほぼスクエア(ポジションなし)になる場合です。
買い戻すと、ポジションがほぼスクエアとなるため、新たな相場観からのロングなりショートなりのポジションが積み上がるまでは、上がりも下がりもしなくなります。
そして、もうひとつの原因は、よくドル/円で見受けられますが、上に実需の売りオーダーが見えるため、その売りオーダーの手前で売って、下がれば利食うし、上がれば売りオーダーを損切りに使うというトレーディング手法によるものです。
この場合は、上に売りオーダーがあることは周知の事実となりやすく、そのため、皆が同じように、売りオーダーの手前で戻り売りをするため、マーケット全体がショートになり、下がらなくなってしまいます。
そして、上には売りオーダーがあるため、買戻しも進まず、高値圏に張り付いてしまいます。
しかし、マーケットがショートであることは、ロンドン勢あたりに嗅ぎつけられることはよくあることで、いったん気づかれると、執拗に買い上げられて、頼みにしていた売りオーダーも飲み込まれ、ショート筋は炙り出されることが多く、この炙り出しをショートスクイズと呼んでいます。
そして、ショート筋が買い戻されると、マーケットはほぼスクエアとなり、動かなくなります。
買いがしつこく出ます。
気になるところです。
2/4(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは「日米金利差拡大からのドル高円安」です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official(ヒロセ通商公式サイト)
ドル/円は、1時間足で長い上ヒゲが出たことで、上げに打ち止め感が出た可能性があります。
ドル/円は、115.00を試さずには収まらない感じです。
日本時間22時30分に発表です。
ニューヨークダウは、業績見通しが予想を下回った銘柄が大きく売られ、前日比518.17ドル安の35,111.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.059%上げて1.825%で引けました。
原油価格は、主要産油国の生産が増えにくい上にウクライナ情勢が警戒されて買われ、前日比2.01ドル高の90.27ドルと引けました。90ドルを上回るのは2014年10月以来、7年4カ月ぶりとなりました。
金価格は、米長期金利の上昇を受けて下げ、前日比6.2ドル安の1,804.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドン勢のショートスクイズ(ショート筋を買上げて買い戻させて利食うロンドン勢の得意技)に一時114.97近辺をつけました。
EUR/USDは、ECB理事会やBOE(英中銀)の金融政策委員会(MPC)を通過して、欧州通貨全般に買い戻された影響から買い戻され、一時1.1451近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円もEUR/USDも上昇したことから、一時131.53近辺まで急騰しました。
相場がわからなくなる時はあります。
しかし、相場に乗り遅れるのではないかという焦りや、儲け損なうのではないかという恐怖から、相場がわからないのにポジションを持ってしまうことがありませんか。
自らの感情が抑えられずに、やみくもに相場に飛び込むことは、大変危険です。
相場がわからない時は、あえてポジションを持たないことです。
相場がわからなくなっているということは、相場のテーマ自体が今までと異なってきていることが多く、トレーディングを休んでいるうちに、テーマが今までのテーマから新しいテーマに変わっていないか、マーケットコメントを読むなりして、じっくり調べてみることが必要です。
そして、テーマが変わっていれば、新しいテーマの骨格がどのようなものかを把握することに時間を費やすべきかと思います。
また、休んでいる間、スポーツなど全くトレーディングと違うことをやって、頭をリフレッシュさせることも大切です。
決して、自ら自分自身にポジションを持たせようと強制しないことです。
そのうちに、自然とポジションを持ちたいという願望が湧いてきますので、そうなったら、トレーディングを再開すれば良いと思います。
よくわからない相場で損失を出すよりも、自分にとってわかりやすい相場のみに関わって利益を積み上げるぐらいの気持ちでいれば、良いように思います。
ドル/円、クロス円が、買い気です。
しかし、日足の形状は決して弱くありません。
ドル/円は、ブル(強気)とベア(弱気)のせめぎ合いです。
値ごろ感からの買いが出ているように思います。
本日は、21時に発表されるBOE(英中銀)の金融政策決定(0.25%の利上げ予想)に注目です。
ニューヨークダウは、ハイテクとディフェンシブ株に買いが入り上昇し、前日比224.09ドル高の35,629.33ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、冴えないADP雇用者数を受けて低下し、暫定値ながら前日比0.023%下げて1.777%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢から買われ、暫定値ながら前日比0.05ドル高の88.25ドルで引けました。
金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、暫定値ながら前日比5.7ドル高の1,807.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された1月のADP雇用者数は、-30.1万人と予想の18.4万人をはるかに下回ったことから、一時114.16近辺まで売り込まれましたが、それ以上には下がれず、急速に方向感を失い。114.20~40近辺での揉み合いとなりました。
EUR/USDは、冴えないADP雇用者数を受け、1.1330近辺をつけましたが、その後は方向感を失い、1.1280~1.1315近辺でのもみ合いとなりました。
EUR/JPYは、ジリ高となり、一時129.47近辺をつけました。
ロンドンに駐在して間もなく、昔からの友人が、私の休暇に合わせてロンドンに来て、一緒にスペインの地中海沿岸に面したコスタ・デル・ソル(太陽海岸)へ旅行に出掛けたことがありました。
さすがに、コスタ・デル・ソルは、太陽が一杯で、太陽を求めて北ヨーロッパからの観光客で海辺は一杯でした。
ここで、目のやり場に困るのは、年配女性だけでなく、十代のお嬢さん達も、水着の上をつけず、太陽をふんだんに浴び、また気にする風もなく、そのままボール遊びなどに高じていることでした。
それだけ、北ヨーロッパの冬場は、どんよりとした鉛色の空が来る日も来る日も続き、北の人々はそれだけ太陽に飢えているということです。
こうした人たちが冬の東京を訪れると、カラッとした晴天が続くことに、大変驚き感激します。
さて、話はスペインに戻りまして、二人でレンタカーを借りて、エキゾチックでしかも素晴らしい建築美のアルハンブラ宮殿や、地中海と大西洋が接するジブラルタル海峡を巡り、そして一番感激したのが、ロンダ(Ronda)という町でした。
木が1本も生えていない灰色の険しい山をいくつも越え、緑豊かな日本とは全く異なった過酷な景色に、自分も遠くまで来たものだと思いました。
そして、山の頂上にある町ロンダに着きました。
垂直の崖の上に町があり、崖っぷちに家々が建ち並び、また崖自体を彫り抜いて造った立派な橋があって、なかなかの見ものでした。
なんで、こんな険しい山の頂上に町があるかと言えば、イスラム軍の侵攻から逃れるためで、他の地中海北岸の山間部にも、山の頂に集落がよく見受けられます。
イスラム教とキリスト教という異なる宗教が、町の立地にまで大きく影響していることは、宗教に鷹揚な日本人には、なかなかわからないところではあります。
しかし、そうしたバックグラウンドを知った上で旅することが大切だと思います。
それは、また為替取引を行なう上でも、取り扱う通貨のバックグラウンドを知ることが大事であることに、相通じます。
こんな、笑えないジョークがあります。
国際会議で、大臣クラスのパーティーがあり、日本の大臣がカナダの大臣と会話する機会がありました。
日本の大臣曰く、「貴国(カナダ)は、いつ米国の州になるのでしょうかな」
カナダの大臣は笑みを浮かべて、「それは、貴国(日本)の次ですな」
このような相手国の事情を、前もって知ろうともしていないことは、為替をトレードをする者にとっては、あってはならないことだと思います。
ポンドが、全般に買いになっています。
ドル/円、クロス円が、売りになっています。
上値が切り下がってきています。
EUR/USD、GBP/USDは、さらに上値を試す可能性があります。
ドルは、全般的に引き続き重くなっています。
ニューヨークダウは、景気敏感株に買いが入り上昇し、前日比273.38ドル高の35,405.24ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、やや上げ、暫定値ながら前日比0.022%上げて1.804%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢への警戒が続き、前日比0.05ドル高の88.20ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前日比5.1ドル高の1,801.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイム、ロングの解消売りに114.57近辺まで下げた後は安値圏で横ばいとなり、114.70近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、上値を試しましたが、攻めきれずいったん1.1235近辺まで緩みましたが、引け際、再び1.1270近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、EUR/USDの動きをなぞるように、128.87近辺まで下げた後、129.30まで反発しました。
昔、ドイツに出張した時のことでした。
ある大手の銀行のディーリングルームを訪問したところ、「彼の後ろには立つな」と何人もの人から、事前に注意されました。
そして、実際に、皆が気を使っている人物と会いました。
彼は、ぎょろ目で小太りの紳士でしたが、周囲の人たちは、彼がとんでもなく大きなポジションを張っていて、どういうポジションを今持っているのかがわかる彼の席のディスプレーを他の者に見られることを、大変嫌っているとのことでした。
そのため、「自分の後ろには立つな」と厳命していたようです。
しかし、大なり小なり、トレーダーにはこうしたクセがあり、こだわりを持っているものです。
感情をあらわにするトレーダーも、結構います。
まだスクリーンがブラウン管でボックスだった頃、ある在ニューヨークの英系銀行の有名チーフーディーラーは、負けると感情をあらわにして、わめきながらスクリーンを蹴ってディーリングルームを一周していたのは、業界でも有名な話です。
また、同じく在ニューヨークの米銀の有名女性ディーラーは、ディール中、絶叫を上げ続けることで有名でした。
今は、すべて電子取引になり、ディーリングルームは静寂が支配しています
しかし、以前の喧騒に満ちたディーリングルームは活気があって、また感情を高ぶらせる効果もあり、懐かしいものを感じます。
総じて、ポンド買いになっています。
踏み上げる可能性があります。
EUR/USD、GBP/USDは、値ごろ感から売っているように見ています。
ドル/円は、2番底を試す可能性はあると見ています。
FOMCメンバーの発言で、ドル買いの熱気が冷めてきているように思います。
ニューヨークダウは、下落が目立っていたハイテク株を中心に買いが入り、相場全体を押し上げ、前日比406.39ドル高の35,131.86ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、やや上昇し、暫定値ながら前日比0.006%上げて1.786%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢を警戒して買われ、前日比1.33ドル高の88.15ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて上げ、前日比9.8ドル高の1,796.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米FOMCメンバーの発言から、少なくとも、3月の0.5%の大幅利上げの期待は後退しているもようで、これを受けて、ドル/円は下落し、114.92近辺まで下げた後、115.10近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、やはり大幅なFRBの利上げ期待後退から買われ、一時1.1247近辺をつけました。
EUR/JPYは、EUR/USDの上昇に連れて上げ、一時129.37をつけました。
今まで、いろいろなトレーダーと知り合いになりましたが、中でも、堅実に儲ける人だなあと感心した人がいますので、その人の手口をご紹介しましょう。
その人の凄いなあと感心したところは、ふたつあります。
ひとつは、これはと思った相場へのエントリーが早いこと。
そして、もうひとつは、その動きだした相場にマーケットが気づいたときには、さっさと利食ってしまうことでした。
つまり、先手必勝を心掛けている点です。
さらに、感心したのは、一般的にトレーダー同士では儲かったことは言わないものですが、彼は全く嫌味なく儲かった時の話が出来ることでした。
それが可能なのも、彼の姿勢が常に謙虚だからだと思います。
儲かれば有頂天になり、損をすればしょげるといった感情をあらわにする姿勢は、簡単に出来ることです。
しかし、一貫して喜怒哀楽を表に出さずに淡々としていることは、トレーダーとして必要な資質だと思います。
「投機をなす者は、樂悲を戒む」という言葉があります。
簡単に言えば、ポーカーフェイスでいるということですが、彼は、まさにそれを実践しています。
こうしたブレない姿勢が、トレーダーには、必要だと思います。
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